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うにぶさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 1901-2000

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うにぶさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 1901-2000

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SHAMAN - Ritual - For Tomorrow ★★ (2005-11-06 20:50:44)

ワールド・メタルの名曲です。
ペルーのミュージシャンを起用するなどして生まれたスピリチュアルな感触が、バンド名にとても合っています。
フルート、パーカッション、アコギ、エレクトリック・ヴァイオリンなどの暖かいサウンド、独特のコーラスが面白いです。ギター・ソロもエモーショナルで良いなぁ。
アンドレの個性的な声、変わったメロディ・センスも、重要な武器になってますね。


陰陽座 - 煌神羅刹 ★★ (2005-11-06 20:42:00)

けっこう慣れるまで時間がかかりましたが、最近、やっと純粋に楽しめるようになりました。
最初、かっこいいところと、ちょっとダサいと言うか・・・掛け声とか「おらびなはい」とかで雰囲気が変わっちゃうところのギャップが苦手で、あまり聴けなかったんですが、それもまた味かと思えるようになりました。
今も正直、黒猫さんの声がキャピキャピした感じになるところや、瞬火さんの微妙な声(JUDAS PRIESTのトリビュートじゃ別人のような歌が聴けるのに)はちょっと苦手ですが・・・。
けっこうギター・ソロやリフ、楽曲自体はかっこいいんですよね。歌詞も面白いし。
次作よりは、このアルバムの方が好きです。


陰陽座 - 鳳翼麟瞳 - 焔之鳥~鳳翼天翔 (2005-11-06 20:21:53)

とりあえずJUDAS PRIESTファンとして、似てる曲があるなんて言われると、ついつい手が伸びてしまいます。
実際は全然パクリじゃないし、しっかりオリジナリティも感じられる佳曲ですね。
でも陰陽座の曲の中では、それほど印象に残らない曲かも。ちょっとあっさりした感じ。いや、他の曲が濃すぎるのか。


DIO - Sacred Heart - Rock 'n' Roll Children ★★ (2005-11-06 20:16:29)

ロックへの愛情とか、キッズへの共感がストレートに伝わってきます。
ディオにとっても特別な思い入れのある曲のようですが、感情のこもった歌が胸に響きます。
こういう激しくも哀愁漂う曲っていうのは、ハード・ロックだからこその魅力ですね。


BLIND GUARDIAN - Imaginations From the Other Side - Bright Eyes ★★ (2005-11-06 20:10:43)

彼らの疾走曲も好きですが、他のバンドと違うオリジナリティを感じさせてくれるのは、こういう独特のメロディが聴ける曲です。
まさしくBLIND GUARDIANのみがつくりだせる名曲。
緩急、静と動のコントラストを味わえる展開も面白いです。


BLIND GUARDIAN - Imaginations From the Other Side - Imaginations From the Other Side ★★★ (2005-11-06 20:07:18)

BLIND GUARDIANで一番好きな曲です。
メタル初心者の頃に聴いたんですが、まったく難解とか退屈には感じませんでした。
ドラマティックな展開と良いメロディに聴き入っているうちに、あっという間に終わってしまう。


HELLOWEEN - Master of the Rings - The Game Is On ★★ (2005-11-04 21:00:01)

HELLOWEENって、こういうユーモアのある曲を上手く聴かせるセンスが良いですね。
この曲もある意味メタルの幅を広げる、冒険的な曲と言えるかも。
肩の力の抜け具合が、絶妙です。


220VOLT - 220 Volt ★★ (2005-11-04 20:50:00)

'83年のスウェーデンのバンドとしては、相当に頑張った部類に入るアルバムではないでしょうか。
私も感想はm.c.A.K.さんと大体一緒です。どこかで聴いたようなリフ、チープなサウンド、イモ臭いヴォーカル、「NIGHTWINDS」の唐突で素っ頓狂な女性Voはまさしく爆笑もの。本当に好きモノにはたまらない音ですね。
でも発表当時の感覚で言えば、名盤扱いだったのも分かるような気がします。ツイン・ギターの奏でる哀愁のメロディは、古き良きヘヴィ・メタルの空気を伝えてくれます。
(4)「GYPSY QUEEN」なんかは、いま聴いても普通に良い曲です。(9)「WOMAN IN WHITE」のギター・フレーズには、なんとなく初期RIOTを思い出しました。


220VOLT - 220 Volt - Gypsy Queen (2005-11-04 20:45:36)

ツイン・ギターの紡ぎ出す印象的なメロディがたまりません。北欧と言うより、イギリスのバンドが書きそうな曲ですね。
ヴォーカルがもう少し上手ければ、名曲として語り継がれていても不思議じゃない。


KAMELOT - Karma - Don't You Cry ★★★ (2005-11-04 20:42:52)

こんなバラード歌われたら、もう降参です。反則。
感情移入して歌うことを恥ずかしいと思うような歌手じゃ、感動はさせられません。
全身全霊、魂をこめて歌える歌い手ですね、カーンは。


ANIMETAL - Animetal Marathon V - めぐりあい (2005-11-04 20:32:52)

小学生のとき、ガンダム3部作のラスト、あのタイミングで入るこのエンディング・テーマに、胸を熱くしたものでした。
当時は英語の部分、全然意味が分からなかったんですよね~。
アニメタルでやってくれて、嬉しかったです。


PANTERA - Far Beyond Driven - Strength Beyond Strength ★★★ (2005-11-04 20:24:24)

とんでもなくヘヴィな曲。
大音量で聴きたいです。
個人的に、ストレスの解消、思春期の様々な衝動の昇華に、この曲にはお世話になりました。
癒し系・・・。


KRISIUN - Conquerors of Armageddon ★★ (2005-11-03 19:01:00)

1曲目の「INTRO / RAVAGER」の途中で聴けるリズムが三三七拍子みたいに聴こえて仕方ありません。
ギター・ソロ、速過ぎてちゃんと聴き取れないくらい。ドラムはノリが良くて好きです。ヴォーカルの乾いたデス声、普通だけど曲にバッチリ合ってます。
爆走しまくりの突撃デス・メタル、スカッと爽快です。テクニカルでも勢いは全く殺さないところが良いですね。


MYSTERY - MYSTERY ★★ (2005-11-03 18:36:00)

私も中古で安く見かけたので買いました。いかにも'80年代的なジャケに騙されかけてましたが、'91年の作品なんですね。
↑のお2人が触れていらっしゃるように、キラキラしたキーボードが印象的です。ギター・ソロも泣きの要素が強くて、メロディアス。これは掘り出し物ですね。
ヴォーカルが微妙な評価みたいですが、けっこう多彩だしパワフルさもあって、十分歌えてるヴォーカルだと思います。
メロディアス・ハード・ロックの隠れた逸品・・・まで言うと言い過ぎ?
うーん、でも良い曲そろってます。


MEGADETH - Risk ★★ (2005-11-03 18:12:00)

過激なスラッシュ・メタルじゃなくなっちゃってますが、挑戦の姿勢は良いと思います。
まあ、散漫、歌の表現力がもうひとつ、ヘヴィさもポップさも中途半端・・・っていうのは確かに批判に値するけれど、なんか憎めない、味のある作品。
ところどころ入る変な楽器の音、唐突にエモーショナルなギター・ソロ、変にさわやかなヴォーカル・・・メガデスで聴いてて楽しくなる唯一のアルバムです。


PAIN OF SALVATION - The Perfect Element, Part I ★★ (2005-11-03 17:45:00)

初めに聴いた時は、前2作に比べるとあまり好きになれなかったアルバムでした。今では『BE』までのアルバムの中で最も好きな作品。メロディの美しさが半端じゃないです。
最初、どうしても「IDIOGLOSSIA」冒頭がドリーム・シアターっぽく聴こえて、それが嫌でした。せっかく独自の音を出しているバンドなのに、この曲でフォロワーっぽく見なされてしまうかもしれないのがもったいなくて。でもコンセプト的にこの場所にこの曲調が必要、というのは納得できたし、繰り返し聴いていたら気にならなくなりました。
このアルバムもコンセプトは重く、暴力的虐待を受けて育ち、自らも暴力の中で生きるようになった青年と、性的虐待を受けて育った女性の物語。相変わらず複雑かつ難解で、内容をつかむのが大変です。
虐待などを題材に選ぶと、誰かを断罪するような方向性になりがちですが、そう単純にいかないところが余計に考えさせます。
確かパート1の本作では2人が出合い結ばれるけれど、青年は今まで犯した罪の重さから自己崩壊し、つづく、みたいな感じ。ここまではひたすら暗いですが、パート2には救いが待っていてほしいです。彼らのバンド名からして、苦痛を伴いながらも必ず救済があるはず・・・。
音楽的な幅の広さ、個性的で叙情的なメロディも素晴らしいですが、演奏も歌唱もひっくるめて全パートの感情表現の豊かさが何より魅力的。このバンドは繊細な表現が本当に上手い。哀しみ、苦痛、絶望、怒り、優しさ、温もり、寂しさ・・・ここまで感情が伝わる音楽も稀有ですね。
プログレ・メタルでは一番好き。でもプログレ・メタルなどという小さな枠に収まらない、本当の名盤


PAIN OF SALVATION - One Hour by the Concrete Lake ★★ (2005-11-01 21:33:00)

前作が素晴らしかったので、すごく楽しみにしていたのですが、今作も期待以上の傑作だったので、心底惚れ込んだ思い入れの強いアルバムです。こんなに真剣に聴き込んだアルバムも滅多にないですね。
主に環境汚染をテーマにしたコンセプト・アルバムで、放射能による水資源の汚染、戦争、先住民の問題なんかが取り上げられています。リーダーのダニエルが大学で専攻した内容が元になっているらしいです。
彼らの作品は個と社会の関わりがテーマになるものが多いですが、このアルバムも軍事産業の歯車であることをやめようと決意する、ある男の視点で描かれています。
↑でも嵐盾さんが触れていますが、かつては1時間も曝されれば死亡するほどの放射能で汚染され、コンクリートで埋められた湖(ちなみに現在はそこまでひどくはないみたいです)が、このアルバムのタイトルになってます。
絶望的に暗いんですが、メッセージはポジティヴで、人間は誰でも社会の歯車のひとつに過ぎないが、それでも一人ひとりが良い方に社会を変えようと決意し、自分にできる範囲で行動することが、全体を変えることにつながる、というようなテーマだった気がします。
当時就職活動中だった私には、このアルバムのメッセージがとても力強く感じられて、勇気づけられたのを覚えています。
楽曲的には、前作のごった煮状態が少し整理され、よりプログレ・メタル的な統一感のある雰囲気になっています。
ボーナス・トラック含めて全曲良いんですが、特に悲哀に満ちた(9)「PILGRIM」が好きです。


PAIN OF SALVATION - Entropia ★★ (2005-11-01 21:04:00)

発売当時、B!誌ではけっこう地味な評価だったんですが、兄弟誌の炎誌の方では高い評価だったので興味を持ちました。
買って聴いてみたら最高のプログレ・メタルで、あやうく買い逃すところだったと、ゾッとしました。炎、いい雑誌だったなぁ。
究極のミクスチャー・ロックなんて言われるくらい、多様な音楽要素が入り混じり、絶望的に暗かったりもしますが、メロディはとても美しく、特にヴォーカルの表現力は飛び抜けています。
彼らのアルバムはみんなコンセプト・アルバムになっていますが、このアルバムも西と東に分裂した架空の国「エントロピア」を舞台にしたストーリーもの。
戦争、国家の分裂、家族の別離・・・かなり重い歌詞です。東西ドイツや南北朝鮮あたりを嫌でも連想しちゃいます。
確か歌ごとに視点が変わって、父親の立場と息子の立場から歌う曲に分かれてたと思うんですが、インタビューが載ったB!誌は捨てちゃったので、どの曲がどっちだか忘れちゃいました。時間も行ったり来たりで、かなり複雑で分かりにくかったはず。
絶望的な状況で、家族を救い出させてくださいと祈る、哀切なバラード(5)「OBLIVION OCEAN」は、聴くたびに涙が出そうになります。POSの曲で一番好き。
ところで私の持ってるCDだと、ボーナス・トラックの「NEVER LEARN TO FLY」は10曲目なんですが、ケインさんの書き込みを見ると、14曲目になってますね。再発盤は曲順が変わってたりするんでしょうか?
当時、コンセプト・アルバムなのに途中に余計な曲が入っちゃうのが残念だったので、改善されてるなら買い直そうかな。


NOCTURNAL RITES - The Sacred Talisman ★★ (2005-11-01 20:48:00)

クサいメロディが聴きたくなった時に手が伸びる1枚です。
特に(1)「DESTINY CALLS」や(5)「HOLD ON TO THE FLAME」は、始まった瞬間に頬が緩むのを抑えきれないくらいにクサクサ、メロメロで、身悶えてしまいます。
ヴォーカルも迫力には欠けるかもしれませんが、曲には合ってるので問題なし。
最近の硬派な作品も良いですが、馬鹿にされることも多いこの頃の彼らも魅力的です。


FRAMESHIFT - An Absence of Empathy ★★ (2005-11-01 20:40:00)

ドイツのマルチ・ミュージシャン、ヘニング・ポーリーのテクニカル・ロック・プロジェクトの2ndアルバムです。
私もセバスチャン・バック目当てで買いましたが、今までに聴いたバズの歌の数々とはずいぶんイメージが違い、その器用さに驚きました。
けっこうニュー・メタルとかエモとか言われるモダンなバンドの歌い方を吸収している感じで、歌メロも声のカラーも、ぱっと聴きバズらしくないような、新たな一面が表れています。
スキッド・ロウとは全然音楽性が違うし、プログレ・メタルのファンにとっても、モダン・ヘヴィ・ロック的なところが好き嫌い分かれるかも。
しかしこれはなかなか面白いです。ありそうでない音ですね。
明快な魅力は見出しにくい音楽ですが、テクニカルで複雑な演奏はたっぷりだし、何だかんだ言っても歌メロはキャッチーだし、叙情性も色濃いから、十分楽しめました。


SLAYER - Show No Mercy ★★ (2005-11-01 20:22:00)

一番好きなアルバムはやっぱり超名盤の3rdなんですが、破天荒な勢いが感じられるクレイジーなこの1stも捨て難いです。
馬のいななく音のような高音のギターや、若い声のハイトーン・シャウトがいい感じ。
最近の重い音も良いけど、軽くて高音が突き刺さる感じのスラッシュ・メタルも好き。音が悪いと言われますが、このくらいで丁度いいです。
まだメタルの型みたいなのが出揃わず、細かいジャンル分けが無用だった時代ならではの、スリリングな空気がたまりません。NWOBHMにも通じるものがあります。B級な安っぽささえも、大いに魅力。
好きな曲は・・・全曲かな。ジャケ以外は素晴らしい。


MORGOTH - Cursed ★★ (2005-11-01 20:09:00)

確かにミニアルバムの方のひどいイラストに比べると、このアルバムのジャケは印象良いですよね。
本作は一応、純粋なフル・アルバムとしては1stになる3作目かな。
ヴォーカルのデス声が好みなので、けっこう気に入ってます。
正統派デス・メタルで、速さは控えめですが、おどろおどろしくも荘厳な雰囲気がよく出ているのが良いです。
お堅い感じのリズムがドイツらしくて微笑ましいです。後にテクノ系に走ったのもなんとなく分かるカッチリしたドラムが、いかにも。
(8)「OPPORTUNITY IS GONE」のギター・ソロなんかはかっこいいし、(9)「DARKNESS」のゴシックに近いようなダークさもいい味出てます。


PANTERA - Far Beyond Driven ★★ (2005-10-31 20:38:00)

重さ、激しさがあまりに気持ち良い、PANTERAのアルバムで最も強烈な1枚です。
曲のキャッチーさ、スピード感では前2作が上だし、精神的な重さは次作の方が上かもしれませんが、問答無用のパワーならこのアルバムが一番。
「STRENGTH BEYOND STRENGTH」には、私もお世話になりました。
邦題のセンスも微笑ましいです。
似たような遅いテンポの曲が多くても、リフが良いので退屈しません。ヘヴィ・グルーヴをお腹いっぱい味わえる激烈音楽の名盤です。


GENOCIDE SUPERSTARS - III - Superstar Destroyer ★★ (2005-10-31 20:24:00)

爆走ロックンロール、疾走型パンク/ハードコアが好きな人は、かなりの確率で気に入るんじゃないでしょうか。
程よくキャッチーでノリノリな、荒々しいロックです。
勢いのあるロックをサラッと聴きたいときに手が伸びます。ポップ過ぎずシリアス過ぎず丁度いいところが、けっこう貴重かも。
NASUMのグラインド・コアも良いけど、タイプの違うこっちのバンドも楽しいなぁ。


THE STORM - Eye of the Storm ★★ (2005-10-30 20:42:00)

このジャケット(輸入盤の方)、けっこう好きです。異星の海を航行する豪華客船って感じのSFっぽさが良い味出してます。でも'90年代にこれはないかな~。
最初に聴いたときは、少し地味かなと思いましたが、何回か聴くうちに染みてきました。
高品質なメロディアス・ハードで、コンパクトで良い曲がたくさん詰まっています。
'80年代産業ロックが好きな人なら、たぶん気に入ると思います。


HEARTLAND - Heartland ★★ (2005-10-30 20:21:00)

ここでの高評価につられて買ったアルバムでしたが、本当に胸を熱くさせる名曲揃いの高品質メロディアス・ハードでした。
一聴目にして、聴き進むうちにあまりにどの曲も素晴らしいので驚きを禁じえませんでした。
次から次へと紡ぎ出される美しい哀愁のメロディにすっかり酔わされてしまいます。
これを廃盤にしておくなんて、非常にもったいない。


NEW ENGLAND - Explorer Suite ★★ (2005-10-30 20:10:00)

私もF木記者の大プッシュに乗せられて買ったクチです。そうやって買うと、半分くらいは外しちゃうんですが、これは当たりでしたね。1stも同じように購入。
キラキラしたキーボードが入ったメロディアス・ハード。一応プログレ・ハードにも入るのかな。
ビートルズやクイーンの影響とかも言われてるようですが、E.L.O.に近い印象を持ちました。
メロディアスでポップなロックが好きなら気に入るんじゃないでしょうか。それこそ日本人好みのという形容が似合う、クサいメロディのオンパレードです。


DOMINION - Interface - Impulse ★★ (2005-10-30 19:55:49)

ドゥーミーな感じの始まり方や、印象的なリフのメロディが面白い。
テンポは遅いけど、なんとなく踊れそうなノリの良さがあります。暗いけど。
どことなくCATHEDRALをも思わせる曲調です。


DOMINION - Interface - The Voyage (2005-10-30 19:54:11)

無骨なブリティッシュ・ヘヴィ・ロックって感じがいいです。
終盤の荘厳なツイン・ギターが思い切りIRON MAIDENなのはご愛嬌?


DOMINION - Interface - Alive? ★★ (2005-10-30 19:52:32)

前半はMY DYING BRIDEを思い起こさせる耽美的なディープ・ヴォイスに陰鬱で重々しいリフの、ちょっとゴシックな感じ。
中盤以降に主導権を握るミッシェルの切なげな歌声も、雰囲気出てます。
しかしこのバンドの曲は本当に展開が多い。


DOMINION - Interface - Silhouettes (2005-10-30 19:50:29)

JUDAS PRIESTやIRON MAIDENの伝統を受け継ぐ、英国ならではのリフが素晴らしい。
特に後半はもろIRON MAIDENなツインギターが美しいです。
こういう音楽に女性ヴォーカルっていいなぁ。


DOMINION - Interface - Millennium (2005-10-30 19:47:17)

凝った展開をみせる佳曲です。
デス声と愁いを帯びた女声の使い分けが上手い。
力を入れたときの、ちょっとハスキーなミッシェル嬢のヴォーカルはツボです。
ギター・ソロもいい感じ。


DOMINION - Interface - Tears From the Stars (2005-10-30 19:45:37)

ゴツゴツしたヘヴィ・リフと濁声ヴォーカルが硬派エクストリーム・メタルを思わせますが、途中で女声ヴォーカルとメロディアスなリフが入り、イメージが変わります。
北欧メロデスとは一味違う、ブリティッシュ・メタルの重みと哀愁が独特です。


SWEET SAVAGE - NEW WAVE OF BRITISH HEAVY METAL / '79 REVISITED - EYE OF THE STORM ★★ (2005-10-30 19:37:38)

オリジナルはBBCのコンピレーション収録らしいですが、ラーズ・ウルリッヒのNWOBHM編集盤で聴きました。
スピード感あふれる疾走曲です。若々しくて勢いまかせな感じが良いです。
リフにしてもソロにしても、やけにギターがかっこいいと思ったら、ヴィヴィアン・キャンベルがギターだったんですね。
ぶっきらぼうな吐き捨て型ヴォーカルも、曲に合ってます。
こんなバンドがアルバムも出せずに解散したなんて、もったいない。
あ、アルバム名間違った。綴りはREVISITEDでした。


MOTLEY CRUE - Dr. Feelgood - Dr. Feelgood ★★★ (2005-10-30 19:33:14)

最初はあまり印象に残ってなかったんですが、ライヴ映像でみんながノリノリになっているのを観て、聴き直したらはまりました。
この強靭なグルーヴ、たまりません。サウンドの重さも、猥雑な雰囲気も良いです。


DEEP PURPLE - Deep Purple in Rock - Speed King ★★★ (2005-10-30 19:30:06)

曲名が曲名だけに当然だけど、速いです。
実際の音符の多さがどうとかよりも、体感速度というか、疾走感が凄い。
昔は「BURN」とか「HIGHWAY STAR」の方がかっこいいと思っていましたが、今はこの曲が好き。


NEW TROLLS - Ut ★★ (2005-10-30 13:11:00)

ニュー・トロルスと言うと、『コンチェルト・グロッソ』か『アトミック・システム』あるいは本作が有名ですね。ジャケやタイトルが地味なので、いまひとつ手の出にくいアルバムかもしれません。
中身はイタリアならではの叙情性が強いプログレッシヴ・ロックで、あまり派手さはありませんが、しみじみ聴ける作品です。
(1)~(5)は組曲になってますが、ところどころポップなメロディがあり、あまり難解さを気にせず聴けます。(5)「NATO ADESSO(誕生)」の美しい歌メロが良いです。
(7)「PAOLO E FRANCESCA(パオロとフランチェスカ)」冒頭のメロメロな泣きのギターには腰が砕けます。途中でギターが恋人たちの会話を表現して喋りますが、スティーヴ・ヴァイよりずっと早くそういうプレイをしているのが、まさしくプログレッシヴ。


IGGY AND THE STOOGES - Raw Power ★★ (2005-10-29 21:04:00)

歪んだ荒々しいサウンドがとっても気持ち良いです。
30年以上前のアルバムだけど、いま聴いても色褪せてないし、現在の基準でも十分ヘヴィで迫力があります。本人監修によるリマスタリングが功を奏してる部分もあるんでしょうか。
ワイルドで激しいロックが好きなら、気に入ると思います。


RENAISSANCE - Ashes Are Burning ★★ (2005-10-29 20:44:00)

女性ヴォーカルのプログレ、トッラド/フォーク要素のあるロックの特集なんかにいつも名前が挙がるバンドなので、興味を持ちました。
このアルバムでは(5)「AT THE HARBOUR」と(6)「ASHES ARE BURNING」の2曲が気に入っています。特に後者は11分を越す長さが短く感じるほど圧倒的な魅力を持った名曲ですね。


VALENSIA - K.o.s.m.o.s - Kosmos ★★★ (2005-10-28 22:10:28)

2ndは名曲ぞろいのアルバムだと思いますが、特にこの曲は光ってますね。
よくヴァレンシアは声が細いって言われてた気がしますが、ファルセットでの繊細な表現力は、哀愁あふれる楽曲にぴったり。
凝ったアレンジもさすがです。


LANA LANE - Ballad Collection - Avalon ★★ (2005-10-28 22:05:43)

ヴィオラの艶のある音色がたまりません。
ラナ・レーンはハードな曲よりも、やっぱりバラードが素晴らしい。


SKID ROW - Skid Row - 18 and Life ★★★ (2005-10-28 22:02:34)

正直、歌詞はちょっと好きじゃないんですが、この歌には泣かされます。
バズの感情移入の度合いが半端じゃない。聴く度に涙が出そうになります。
HM/HRのバラード的な曲は、こういう激しい表現ができるのが魅力だと思います。


JOURNEY - Escape - Don't Stop Believin' ★★★ (2005-10-28 21:57:35)

イントロでもうドキドキしちゃいます。
メロディアスなロックって本当に良いなぁとしみじみ思う名曲。
サビがもう、胸キュンものですね。


FORTUNE - Making Gold ★★ (2005-10-28 21:43:00)

ジャケやタイトルからちょっと神秘的な音を想像していたんですが、けっこう明快なメロディアス・ハードでした。でもいい作品です。
(5)「LIFE GOES ON」の哀メロはたまりませんね。
今のところ、CLOCKWISEよりも、このアルバムの方が好きです。


SOUNDGARDEN - Superunknown ★★ (2005-10-28 21:32:00)

前作まではあった、切迫した衝動性が薄らぎ、歌をじっくり聴かせるタイプのバンドになった感じがします。バンドの成長がうかがえ、これはこれで高品質。
洗練はされましたが、相変わらずヘヴィな曲も多いです。クールになったようで、まだまだドロドロしている。
ゆったりしたテンポの曲が多く、曲数も多いのに聴かせてしまうところはさすがです。一般的にはこれが最高傑作とされるのも分かりますね。
皆さん挙げてらっしゃいますが、特に「MY WAVE」は印象的です。


SOUNDGARDEN - Badmotorfinger ★★ (2005-10-28 21:19:00)

前作までの攻撃性も保ちつつ、楽曲の質が大幅にアップ。サウンドガーデンのアルバムの中で一番好きです。
↑でも指摘されてますが、特にアルバム前半、(1)~(5)までは名曲ぞろい。音楽性は全然違うけど、ジューダス・プリーストの『背徳の掟』の前半並に隙がありません。
ただ、けっこうメタル耳には辛いかも。私も典型的なメタルばかり聴いている時に初めてこのアルバムを買った時、良さが全然分からなくて、退屈だと思ってました。'70年代のロックやグルーヴィなロックの魅力に目覚めてから聴き返したら、あまりのかっこよさに痺れました。
本作は「グランジ/オルタナは嫌いだ」って敬遠するには勿体無い、ハードなロックの名盤です。
なぜか私の中ではサウンドガーデンの音はある特定の匂いと結びついていて、特にこのアルバムは聴く度にその匂いが蘇ってきます。


SOUNDGARDEN - Louder Than Love ★★ (2005-10-27 21:45:00)

粘っこいグルーヴが気持ちいい、火傷しそうに熱いロック・アルバムです。てゆーか暑苦しい。
衝動が、熱情が、楽曲構成を突き破って叩きつけられるかのようです。
前作『ULTRAMEGA OK』と比べると、メジャー作品なだけにまとまりが出てきてはいるのですが、気合もすごいです。
次作以降のちょっとクールな雰囲気とかは少なく、ひたすら押しまくります。
(8)「I AWAKE」みたいに「I LOVE YOU」って叫ばれたら、引くこと間違いなしです。ちょっと手加減しようよ。
こってり濃厚なのが聴きたい時はこのアルバムですね。


ANTHEM - Overload - Demon's Ride ★★ (2005-10-27 21:08:29)

最初はアルバムの中で特に好きな曲ということもなかったのですが、繰り返し聴くうちにはまりました。
歌詞とか、初めはくっさいなぁとか思ってたのが、次第に熱く感じられてきました。
ノリノリで気持ちいいし、最近一番はまっているアンセムの曲です。


FRETBLANKET - Junkfuel - Curtainsville ★★ (2005-10-27 21:02:18)

儚げな歌とアコギで泣かせておいて、一気に弾けるあたりのコントラストが良いです。
メロディの寂しそうな感じが好き。


DARK FUNERAL - Attera Orbis Terrarum - Part I ★★ (2005-10-27 21:00:01)

あまりバラードという感じではないけど、強い哀愁を感じる曲です。
ヴォーカルとギターの切ない響きが泣けます。
歌詞がついてないので分からないけど、物語性を感じます。


FRETBLANKET - Junkfuel - I'm Going to Buy a Hang Glider (2005-10-27 20:57:38)

ベース・ラインが印象的で、弾むノリが気持ちいいです。
最後グチャグチャになっていくノイジーなギター・ソロといい、単純にはいかないのも面白い。


FRETBLANKET - Junkfuel - Direct Approach ★★ (2005-10-27 20:54:31)

アップ・テンポのキャッチーなロック・ナンバー。グランジとUKロックとメロコアが混ざった感じ?
しわがれたヴォーカルが歌う、哀愁を含んだメロディーが気持ちいいです。


FRETBLANKET - Junkfuel - Transmission (2005-10-27 20:52:58)

リフのメロディの、そこはかとない哀感がたまりません。
リヴァーヴのかかったギターの音色が好きです。


FEAR FACTORY - Demanufacture - Replica ★★★ (2005-10-27 20:46:39)

始まり方がまずかっこいいです。
どっしり攻め立てるヘヴィな曲。
弾む感じのリフが強烈なグルーヴを生んでて最高。


FEAR FACTORY - Demanufacture - Zero Signal ★★★ (2005-10-27 20:45:02)

未来的な雰囲気がFEAR FACTORYならではです。
ひとつ間違えば安っぽくなるキーボード/シンセが、上手く荘厳さを演出してます。


FEAR FACTORY - Demanufacture - Self Bias Resistor ★★★ (2005-10-27 20:42:45)

凄まじい圧殺サウンドながら、押し引きもあってかっこいいです。
サイバーな雰囲気もたまらない。


SYSTEM OF A DOWN - System of a Down - P.L.U.C.K. ★★ (2005-10-26 21:49:36)

アルメニア人大虐殺について歌った曲です。
怒り、悲しみ、痛み・・・全てがない交ぜになって混乱したような歌声がやるせない。
それでもリフがけっこうキャッチーだったりするのが、彼ららしいです。
最後に余韻を残すような、哀しげな声が耳に残ります。


BARKMARKET - L. Ron - Visible Cow ★★ (2005-10-26 21:05:59)

あまりに土臭く、埃っぽい音。こういうのが南部っぽい音と言うのでしょうか?
ブルージーで荒々くて超ヘヴィです。
オヤジ臭い・・・。


BARKMARKET - L. Ron - Drain (2005-10-26 20:52:59)

どことなく狂気を感じる、暗い歌です。
歪んでるなあ。


BARKMARKET - L. Ron - Is It Nice? (2005-10-26 20:46:07)

耳に突き刺さるノイズと、ダルそ~な歌のギャップが変です。


BARKMARKET - L. Ron - Let It Soak ★★ (2005-10-26 20:42:47)

ギターの弦が切れるんじゃないかってくらい激しいです。
生々しすぎるし、ヘヴィにも程がある。


VISION OF DISORDER - Imprint ★★ (2005-10-26 20:16:00)

ハードコア系のバンド、作品の中では一番好きです。
純粋にハードコアだけというよりもメタルの影響も入ってますね。PANTERAの影響もあるようだし。
このアルバムは何と言ってもヴォーカルのティム・ウィリアムスの凄絶な叫びが衝撃的です。身を削るような、燃え尽きることを恐れない叫び。
安定した声で伸ばすような歌声と違い、余裕がないためにある意味かえって声量不足にすら聴こえかねないんですが、そこが非常に生々しい。
その絶叫に、悲哀に満ちた歌も混ざって、感情の揺れ動きが強く伝わります。1つだけ少し残念なのは、あまりにも声の使い分けを用いすぎているところでしょうか。1曲丸ごと叫び続けたり、あるいはその逆の曲もあった方が、より自然だと思えたので。
それでまた楽器陣も、歌をかき消すくらいの激しいプレイで圧倒してくれるのが凄まじいです。デイヴ・サーディのミキシングって本当に生々しい音です。
バンド自身の考え方はかなりポジティヴみたいなんですが、音の方は異常に凶暴。
脅威のテンションによる一時の輝きを封じ込めた、奇跡の名盤です。


LIVING COLOUR - Vivid ★★ (2005-10-26 19:40:00)

ファンキーなグルーヴがやたらと気持ちよく、ゆったりした曲でも身体が動いちゃいます。
多彩な楽曲とジャケのカラフルなアートワークがマッチしてますね。
歌詞はシリアスな曲が多いけれど、同時にポジティヴな暖かさも感じさせてくれます。人種も音楽も価値観も、幅広く受け入れる懐の深さが感じられます。
軽やかだけど軽薄ではなく、深いけれど難解ではない、こういうバンドは大好きです。


BAD BRAINS - Quickness ★★ (2005-10-26 19:21:00)

ハードコア系のバンドらしいですが、ずいぶんと個性的な音で、比較対象を探すのが難しいです。4thアルバムみたいです。
ヴォーカルのHRが、KORNのジョナサン・デイヴィスに影響を与えたっていう話を聞いて買ってみたんですが、全然タイプ違いますね。でも独特の歌い方が面白い。
ジャマイカ人4人で結成したバンドらしく、レゲエとのミクスチャーについてよく言われますが、このアルバムはレゲエ色は少ないです。
激しさばかりを追求した感じでもなく、不思議なグルーヴとサウンド、歌が、気持ちいいような気持ち悪いような・・・面白いです。
宗教的なバンドでもあるようなので、そこが独自性を生み出しているんでしょうか。
1曲目の「SOUL CRAFT」はVISION OF DISORDERがカヴァーしたのを先に聴いてたんですが、当然だけどすっかり別物ですね。


LED ZEPPELIN - Led Zeppelin Ⅲ - Immigrant Song ★★★ (2005-10-25 20:59:52)

この前、映画の「スクール・オブ・ロック」を観てて、この曲の使われ方に笑いました。
いやー、クレイジーな曲だなぁ。
最近、ライヴ・ヴァージョンを聴きながら、腹筋してました。テンション上がります。


BLIND GUARDIAN - Follow the Blind ★★ (2005-10-25 20:40:00)

このアルバムに関しては、概ねメタル・ハンターさんと同意見です。
楽曲の要求するレベルに歌唱力が追いついてないのがちょっと辛い。疾走曲などでは、歌の荒さがプラスに働いているところもあるんですが。
でもとりあえず人気曲(8)「VALHALLA」が入っているので、聴いておいて損はないです。
まだ未熟とはいえ魅力はあるし、熱くて楽しめるヘヴィ・メタル・アルバムです。


JUDAS PRIEST - Jugulator - Blood Stained ★★★ (2005-10-25 20:31:33)

JUDAS PRIESTの全楽曲の中で、1,2を争うくらいに大好きな曲です。最近では「PAINKILLER」でさえ追い抜いて、最も興奮させられる曲かも。
ミドル・テンポのヘヴィな曲なので、あまり人気がないのかもしれませんが、これこそリッパー時代の彼らの真骨頂だと思います。ティム・オーウェンズの声の魅力が引き出された楽曲。
非常にライヴ映えするナンバーです。


TRIBE OF GYPSIES - Tribe of Gypsies ★★ (2005-10-25 19:51:00)

'96年発表の1stアルバムです。
ラテン・フレイヴァーとか泣きのギターとかいう言葉から、気軽に手を出すと火傷してしまうかもしれません。かなり様々な音楽要素が渾然一体となり、一筋縄ではいきません。
メタル的な攻撃性とは違うんですが、非常に熱いです。また、暑いです。
アートワークの色彩が、ちょうど中身の音楽性のイメージにぴったりかも。
祝祭的熱狂を呼び起こすような超ノリノリ曲(6)「MERO MERO MAMBO」、(7)「PARTY」の2曲のためだけに買ってもおつりが来ます。


IRON MAIDEN - Fear of the Dark - Fear of the Dark ★★★ (2005-10-25 19:09:33)

アイアン・メイデンの曲の中で最も好きな曲です。
メロディの美しさ、曲の持つ雰囲気には完全に降参です。まさに超名曲。
特にライヴ・ヴァージョンには肌が粟立つほどの感動を覚えました。


OZZY OSBOURNE - Ozzmosis - Perry Mason ★★★ (2005-10-25 19:01:07)

↑でも言われてますが、オジーとザックならではの曲です。何回聴いたか分かりません。
無茶苦茶ヘヴィなのに、超キャッチー。かっこいいリフと面白い歌メロ。癖になります。
ついついカラオケで歌ってしまった。


GARY MOORE - Dark Days in Paradise - Business as Usual ★★★ (2005-10-25 18:47:53)

全く長さを感じさせないバラード。
歌詞が歌詞だけに、感情移入の度合いがすごいです。
アルバムは人気がないけれど、この曲は聴かないと損です。
埋もれさせるにはもったいない名曲。


GOATSNAKE - Flower of Disease ★★ (2005-10-24 22:02:00)

初めて聴いた時、ひたすらヘヴィで極端なドゥームを求めていたので、けっこうポップな印象のこのアルバムには、思い切り違和感を覚えました。
しかし繰り返し聴いてみると、ユニークで楽しい音楽で、こういうのもありだなぁと。個性的なドゥームです。
(7)「LIVE TO DIE」なんて、ヴォーカルがまるでイアン・ギランみたいで、変です。犬のように吠えるし、しかもなんか声かわいいし。
いい味だしてるなぁ。


GARY MOORE - Back on the Streets ★★ (2005-10-24 21:34:00)

おもわず笑ってしまうくらいにとりとめのないアルバムです。激しいハード・ロックにブルージーな渋いロック、テクニカルなジャズ・ロック、泣きまくるバラード、みんな1枚に詰め込んでます。
予備知識なしで、初めて聴いた人は困惑してしまうことでしょう。私も耳を疑いました。
アルバムとしての構成は変ですが、それぞれの曲の出来は良いので、結局楽しんで聴いちゃいます。
「パリの散歩道」のためだけに買っても良いでしょう。
AREAっぽいフレーズが楽しい「スノー・ムースの飛行」がけっこうお気に入りです。


SOUL ASYLUM - Let Your Dim Light Shine ★★ (2005-10-24 20:45:00)

どんなバンドなのか知らずに、神秘的なジャケにつられて購入した本作が、ソウル・アサイラムとの出会いでした。
しわがれ声で歌われる、哀愁たっぷりのメロディ。ジャケの緑がかった色にぴったりで、すっかり虜になりました。
けっこう激しい曲もあり、ボン・ジョヴィの『THESE DAYS』と同じような雰囲気を感じていたので、ずっと普通にハード・ロックだと思って聴いていました。
だから何でBURRN!誌で取り上げられないんだろう?って不思議に思ってましたね。次作がちょこっと載った時も「乾いた音のアメリカン・ロック」みたいな紹介で、「こんなに湿ってるのに何で?」とか思いました。うーん、やっぱり人それぞれ音楽の感じ方って違うんですね。
ハードコア系の出身で、オルタナティヴ扱いみたいな感じだったんでしたっけ。ジャンル分けはよく分かりません。「ロック」でいいです。
素朴に良い曲が詰まったアルバムです。酒とバラの日々さんがおっしゃるように、特に「MISERY」は名曲ですね。


SUFFOCATION - Pierced From Within ★★ (2005-10-23 20:50:00)

初めて好きになったデスメタルのアルバムなので、強い思い入れがあります。
「ああ、これがデスメタルなんだ」と心の底から納得できるアルバムです。最初に聴くデスメタルとしても良いし、何十枚とその手の音楽を聴いた後でも楽しめる、高品質の1枚です。
しっかりとブルータリティを保ちながら、とにかくリフ、リズムのヴァリエーションが豊富なために、メロディアスでなくても全く飽きずに聴けます。重さ、疾走感も抜群。各楽器の音がちゃんと聴こえるのも良いですね。
高校時代、近くの小さなCD屋にこのアルバムが置いてあったことに感謝。


BLIND GUARDIAN - Battalions of Fear ★★ (2005-10-23 17:19:00)

デビュー・アルバムの1曲目に7分半もの曲を持ってくるなんて、お茶目なバンドです。
若さと勢い溢れる楽曲の数々にヘヴィ・メタルへの愛情があふれていて、聴いていて嬉しくなります。
カイ・ハンセンがヴォーカルだった時代のHELLOWEENをレベル・アップさせた感じかな。でもブラガならではの味も既にありますね。
吐き捨て型ヴォーカル、刻みの激しいリフ、つんのめるようなギター・ソロ、アタックの強い疾走ドラム・・・ほとんどスラッシュ・メタルです。(2)「GUARDIAN OF THE BLIND」なんて、もろにスラッシュしてます。
荒削りだけど、これはこれで好きだなー。


THE WILDHEARTS - P.H.U.Q. ★★ (2005-10-21 20:57:00)

1曲目の「I WANNA GO WHERE THE PEOPLE GO」は耳に残ってしょうがない、強烈キャッチーな名曲です。この曲が入ってる分、他のアルバムより聴く頻度が高いかも。
その他の曲もそれぞれポップなメロディで、音は適度にノイジーでハードにロックしてて、気持ちいいです。
メタル好きよりも、パンキッシュなロックを好んで聴く人に受けるバンドでしょうね。この手の音楽はもうちょっと疾走感があって、曲数がもっと少ない方が好みなんですが、それは贅沢というものでしょうか。
ボーナストラックの2曲もしっかりポップで楽しめるのは、好感度高いです。


PRONG - Rude Awakening ★★ (2005-10-21 20:31:00)

'96年発表の5枚目のフル・アルバムです。1作毎に進化し続ける彼らのこと、今作でも更なる変化を遂げています。
前作と比べ、メタル色が後退し、インダストリアル色が濃い曲調。エレクトロニック・ボディ・ミュージックにも近いような、ダンサブルな反復リズムが目立ちます。
その辺はKILLING JOKEからの影響だったりするんでしょうか。まあ、彼らは元からテクノ/インダストリアル方面にも手を伸ばしていたようですが。
更には(3)「RUDE AWAKENING」ではトミー・ヴィクターが吐き捨てるだけでなく、しっかり歌っていたり。
メタル耳にはちょっと辛いかもしれないけど、このアルバムもPRONGらしい傑作です。


PRONG - Cleansing ★★ (2005-10-21 20:13:00)

'94年('93年?)発表の、フル・アルバムとしては4枚目です。
フォークと目玉(これは魚?)なジャケが妙に怖いです。そう言えば彼らのバンド名は、フォークの刃を意味してるんでしたっけ?
前作『PROVE YOU WRONG』で加入したベースのトロイが脱退し、KILLING JOKEのポール・レイヴンがヘルプで参加。
前作と比べ、サウンド(特にギターの音)が劇的に変化し、しかも曲毎にけっこうカラーが違います。超高密度な重低音、まさにモダンなヘヴィネスっていう音。こういうのを「ヘヴィ・メタル」という言葉に当てはめたい。
歪み切っている音なのに不思議に整合感も感じたりします。クーカイさんの「頭蓋骨内壁をゴシゴシこすられるような」という表現が何だかしっくりくるような、奇妙な感触です。
どんなにヘヴィにしても、実験的で幅広い曲を演っても、相変わらずのPRONG節的キャッチーさは健在なのもすごい。
今なお尖鋭的な、ヘヴィ・ミュージックの名盤でしょう。PRONGを最初に聴くならこのアルバムがおすすめ。


PRONG - Prove You Wrong ★★ (2005-10-21 19:39:00)

'91年発表の3rdフル・アルバムです(4作目)。
ベースのマイク・カークランドが脱退し、元FLOTSAM & JETSAMのトロイ・グレゴリーが加入しています。
メンバー・チェンジの影響か、いきなりベースがベキベキガキガキな音に変化し、前作『BEG TO DIFFER』に比べ、躍動感が増しています。
やっぱりPRONGってリズム、グルーヴ感が面白いバンドだ。
3週間でつくった前作に比べて、音も迫力を増し、重低音がより効いているのも嬉しい(とはいえ前作の音もあれはあれで好き)。トリオ編成とは思えないくらい。
インダストリアル的要素も前作より増し、(1)「IRRELEVANT THOUGHTS」はキュイーンって音がかっこいーインダストリアル・メタル。
このアルバムで聴けるヘヴィ・グルーヴって、PANTERAより先いってたかも。今聴いても刺激的。曲もヴァラエティ豊かで素晴らしい。
アートワークの安っぽいけど不思議にクールなセンスもおっけー。中の日本の城の写真には笑っちいました。


PRONG - Beg to Differ ★★ (2005-10-21 19:15:00)

いわゆる90'sヘヴィネスの旗手のひとつに数えられるであろう個性派バンド、プロングの'90年発表の2ndフル・アルバム(通算3作目)にして、メジャー・デビュー作です。
後のアルバムで聴けるインダストリアルっぽさはほとんどなく、ハードコアとスラッシュ・メタルの要素が融合した感じの音楽になってます。
疾走曲は少なく、ミドル~アップ・テンポの楽曲が主です。余分な贅肉を削ぎ落としたような、ストイックな音づくりが気持ち良い。
吐き捨て型のどこか醒めたようなヴォーカル、かっちりした重いギター・リフ(たまにソロも入ります)、タイトなリズム隊。このアルバムの音、一番近さを感じるのは、ヘルメットのサウンドですね。
メロディアスではないし、スカッと爆走するわけでもないのに、全くダレずに聴けるのは、ドラムのタメの効いた演奏があまりに気持ち良いのと、リフが不思議にキャッチーなせいでしょうか。
癖になる音です。


BLACK LABEL SOCIETY - Sonic Brew ★★ (2005-10-20 21:34:00)

初っ端「BORED TO TEARS」冒頭の、ボボボボボ、ギチギチって感じの歪んだ重低音だけでもう、ヤラれました。
気持ち良いくらいにワイルドでヘヴィです。
でも豪快一辺倒なアルバムって訳でもなく、けっこう哀愁や渋みもあります。
欲を言えば(8)「LOW DOWN」みたいなノリの曲をもうちょっと増やして欲しかったけど、十分かっこいーです。


FREEDOM CALL - Crystal Empire ★★ (2005-10-20 21:02:00)

初めて聴いた時に感じたのは、爽快感でした。
北欧メロスピの持つクラシカルな哀愁よりも、初期のGAMMA RAYやHELLOWEENで聴けた、明るく爽やかなジャーマン・メタル(メンバーがメンバーだけに当然か)。しかもこれ21世紀になってからの発売・・・逆に新鮮でした。
ヴォーカルの細いハイトーンとか、いかにもな楽曲とか、それこそ「お子様メタル」って馬鹿にされちゃうのかもしれないけど、メタルが好きなんだっていう気持ちがストレートに伝わって来るようで、感動しました。
たまに無性にこういうヘヴィ・メタルが恋しくなります。


NINE INCH NAILS - The Downward Spiral ★★ (2005-10-20 20:23:00)

よく『BROKEN』が一番激しいって言われますが、このアルバムの方がずっと過激に聴こえます。
単純に激音の部分も強烈ですが、静かなパート、曲も、緊張感が漲っていて、気が抜けない。
精神的にもかなり重く、ダークなので、気分を選ぶアルバムです。これが売れるっていうんだから、みんなストレス溜まってるんですね。
あんまり関係ないけど、トレントって「自閉症の王子様」って呼ばれてるんでしょうか?
自閉症って先天的な障害で、単に自分の殻に閉じこもるとか、人と付き合うのが苦手な人ということじゃないから、あまり適切な例えじゃないかも。


MUSEO ROSENBACH - Zarathustra ★★ (2005-10-20 19:30:00)

ニーチェの哲学叙事詩「ツァラトゥストラはかく語りき」にインスパイアされた、コンセプト・アルバムです(対訳がついてないのが惜しい)。
ムゼオ・ローゼンバッハの残した唯一のアルバムらしいですが、こんな傑作をつくって解散とは、もったいない。
エモーショナルなイタリア的メロディ、神秘的なメロトロンの音色、攻撃的な曲調と叙情性のコントラスト。プログレ好きにはたまらないアルバムでしょう。
イタリア語で歌われるロック/ポップスの持つ独特の響きって、大好きです。


TIM CHRISTENSEN - Honeyburst ★★ (2005-10-20 19:15:00)

重苦しく、張り詰めた感じのした前作に比べると、少し余裕が出てきたような感じがします。決して明るくはならないけれど、ちょっとポジティヴになった印象。
ティム・クリステンセン独自のメロディ・センスは、相変わらず魅力的です。
内ジャケのティムの写真が、すっかりおじさん化しててちょっとショック。
メロトロンなんかをさりげなく使い、ちょっと懐古的な音使いをしているのが味わい深いです。
「RIGHT NEXT TO THE RIGHT ONE」は結婚式の定番曲になってるみたいですが、個人的にこの歌詞じゃ結婚式では使いたくないなぁ・・・。でも良い曲です。
今作はティムが大半の楽器を自分で演奏してたりする影響か、ずいぶん落ち着いた雰囲気ですが、次作はもうちょっと開放的でハッピーな曲も聴きたいです。ティムの新しい面を引き出してくれるようなメンバーが加わらないかな。


GARY MOORE - Dirty Fingers ★★ (2005-10-19 22:26:00)

「HIROSHIMA」のチャーリー・ハーンの熱い(暑苦しい)シャウトがたまりません。歌詞はどシリアスで、曲調とちょっと違和感を感じますが。
アニマルズのカヴァー「Don't Let Me Be Misunderstood」が流れると、「だーれのせいでもありゃしないー♪」という歌詞が浮かんできて笑ってしまいます。
ラストの「REST IN PEACE」は、歌詞もメロディも悲しすぎます。
ゲイリー・ムーアのギターは、攻撃性も繊細な表現も持ち合わせて、やっぱり素晴らしい。


THE SINS OF THY BELOVED - Lake of Sorrow ★★ (2005-10-19 22:10:00)

ここまでヴァイオリンを使ったゴシック・メタルは他に聴いたことがないです。
暗い音楽とヴァイオリンの絡みが聴きたいときに手が伸びます。
ゴシック・メタルは、暗鬱で美しいものが好きなので、安っぽいキーボードのピロピロした音なんかが目立つと興醒めなんですが、この作品はバッチリ。
あくまで荘厳で悲しみに満ち、重々しい暗黒メタルです。
鬱々とした濁声と、美しい女声との絡みも、雰囲気出してます。(でも歌詞カードの歌詞は短過ぎて、本当はなんと歌っているのか気になる)
ヴァイオリンの美しい調べを聴くためだけに買っても損はないです。


TIM CHRISTENSEN - Secrets On Parade ★★ (2005-10-19 21:10:00)

DIZZY MIZZ LIZZY解散後の、'00年発表の1stソロ・アルバムです。
当たり前だけど、メロディや歌声はまさしくあのDMLそのままで、癖の強さは健在です。
バンドの解散や自身の失恋の影響からか、内省的で陰鬱な感じで、DMLにあった躍動感は希薄なので、そこら辺は聴き手を選びそうです。まあ、何曲かは弾むリズムのロック・ナンバーもあるんですが。
ティム・クリステンセンのつくる哀愁のメロディが大好きという人にはおすすめ。
儚いまでの優しさを感じさせる(4)「LOVE IS MATTER OF...」、(12)「KINGS GARDEN」の切なさには降参です。失恋した時にこんな曲を聴いたら泣いちゃいますね


TRIBE OF GYPSIES - Revolucion 13 ★★ (2005-10-18 00:12:00)

ロイ・Z率いるラテン系ロック・バンドの、'98年発表の2ndフル・アルバムです(通算3作目)。
今や大物メタル・バンドのプロデューサーとしてばかり有名ですが、彼のプロデュースしたメタル・アルバムが、(例外もあるけど)なぜか小さくまとまって面白味に欠けるように聴こえてしまう私には、メタルとかけ離れたこのTRIBE OF GYPSIESの作品の方が、よっぽど奔放で魅力的。
音楽性は、ラテン・ミュージックを軸に、様々な音楽要素を取り入れた、ミクスチャー・ロックです。サンタナとか好きな人にはツボだと思います。
普通のHM/HRとはかなり趣が異なるので、ちょっととっつきにくいかもしれません。しかしソウルフル、スピリチュアルという言葉がよく似合う感情移入の激しい音楽は、聴けば聴くほどに胸に染みてきます。
1stの方が勢いがあって熱いですが、このアルバムの方が叙情性が増し、よりじっくり聴ける作品だと思います。
個人的には前のヴォーカルが少し苦手で、新加入のグレゴリー・アナーラの歌声は好きなタイプなので、このアルバムからTRIBE OF GYPSIESが好きになりました。
(6)「SPANISH BLUE」、(7)「COLLAPSE」には涙腺を刺激されまくりです。


人間椅子 - 怪人二十面相 ★★ (2005-10-17 22:12:00)

怪人二十面相と言うと、なぜか夏休みの図書室が思い浮かびます。
タイトルに惹かれて、手にとってしまいました。
ちょびっとエッチなジャケにドキドキしますが、小林少年が怖すぎる・・・。中のコスプレも無理ありすぎです・・・。
人間椅子はこれで初めて聴いたんですが、おどろおどろしいドゥームっぽさ、そこはかとないプログレ風味、文学的歌詞、微妙なポップさ加減、とぼけたようなヴォーカルと、ほんと個性的な和風ハード・ロックって感じですね。粘着質のリフが癖になりそう。
笑えるんだけど、怖い。筋肉少女帯を聴いた時にも似た、びみょーな気持ちになりました。
「亜麻色のスカーフ」の「シャーナーナーヘイヘヘーイ♪」が妙に頭にこびりつきます。


WISHBONE ASH - Argus ★★ (2005-10-17 21:27:00)

夢想家・I さんのシチュエーション、良いですね~。ああ、なんか切ない。いま夜に聴いてたら、ちょっと寂しくなりすぎてしまいました・・・。
そう言えば、アートワークの舞台は夕方だったかなと思って確かめたら、裏ジャケにUFOが・・・・・・初めて気づきました。イメージが壊れるなぁ。
この作品、泣きまた泣きの美しいツインギターと儚い歌声が絶品で、いつ聴いても部屋の空気が哀愁に染め抜かれてしまいます。
アルバム一番好きな曲は「WARRIOR」ですが、ライヴ・ヴァージョンを先に聴いてしまったので、少し物足りなく感じてしまうのが、ちょっと残念。
英国風味満点の、叙情的名盤ですね。


坂本英三 - メタル一直線 ★★ (2005-10-16 21:28:00)

シャウトで始まるジャーマン風メタル(サビはドイツ語で自己紹介)「GUTEN TAG」で、爽やかにスタート。
2曲目はなんとMANOWARの「METAL DAZE」が!
英三さんによる和訳も素敵ですが、エリックへの敬意あふれるシャウトが超かっこいーです。
このアルバム、他にRIOTの「HEAVY METAL MACHINE」、JOHN SYKES(と言うより PRETTY MAIDSヴァージョン)の「PLEASE DON'T LEAVE ME」もカヴァーしています。
演歌並みに情念を撒き散らすバラードや、「大衆酒場」という疾走メタルも入り、もう完全にごった煮状態の作品。
でもあのキャラクターだから、不思議に違和感なく聴けたりして。楽しいです。


ZENO - Zeno ★★ (2005-10-15 23:16:00)

↑でH・Wさんや、じあんびーさんが指摘されているように、『LISTEN TO THE LIGHT』と比べると、マイケル・フレクシグのヴォーカルが全然違います。向こうを先に聴いて、「ちょっとなぁ・・・」と思っていた私も、このアルバムを後から聴いて、やっと好きになりました。
ヴォーカルの印象が良くなると、不思議に曲やギターの印象まで良くなったり。暖かさを感じるジーノのギターは、実に人間的で魅力的。
(8)「HEART ON THE WING」と(10)「SENT BY HEAVEN」がお気に入りです。


LED ZEPPELIN - Bbc Sessions ★★ (2005-10-15 22:29:00)

最初、有名バンドだからとりあえず聴いておくか、と、ベスト盤『リマスターズ』を購入。良さが分からず、なんかレッド・ツェッペリンって退屈だなぁなどと、舐めた事を考えてました。
その後、たまたま中古で安かったのでこのライヴ盤を購入・・・ぶっ飛ばされました。
迫力がスタジオ録音と、全然違う。音の隙間から噴出するエネルギーに圧倒され、本当にすごいバンドだったんだなぁと、初めて実感できました。
'70年代のハード・ロックを見直すきっかけになった、印象深いアルバムです。


WARRANT - Cherry Pie ★★ (2005-10-15 21:47:00)

ジャケのいかにもなおねぇさん、いけないアルバム・タイトルから100人中99人が想像するのは、能天気なパーティー・ロックのはず。
陽気に弾けた1曲目の「CHERRY PIE」を聴いて、「おお、まさしく!!」と、ガッツ・ポーズしたのも束の間・・・・・・・・・続いて流れてきた曲の大半は、美しい哀愁のメロディに彩られた、意外に硬派なハード・ロックでした。
これはこれで高品質なんですが、ジャケのイメージから期待したものとは、あまりにかけ離れていて、ちょっとがっかりした記憶があります。


RAGE - The Missing Link ★★ (2005-10-15 21:00:00)

RAGEって、本当に独特の味があって、面白いバンドです。
典型的なジャーマン/メロスピに飽きた頃、このバンドに手を出すと、新鮮な驚きが得られるんじゃないでしょうか。
メロディ/パワー/スピードというHMの分かりやすい魅力はしっかり持ち合わせながら、リフや歌メロが非常に個性的。
まだ5枚しか聴いていませんが、RAGEらしいアクの強さがしっかり感じられて、名曲「REFUGE」が収録されたこのアルバムが、一番印象的で、好きです。


GARY MOORE - Still Got the Blues ★★ (2005-10-15 20:37:00)

タイトル通り、ブルース色の濃い作品です。いやー、渋い。
確か、アメリカでヒットして、一番売れたアルバムでしたっけ?
普通に部屋でCDをかけていたら、4曲目の表題曲が流れ出したとたん、嫁さんが「何これ?」と反応しました。いきなり哀愁に染まった曲が始まったので、びっくりしたみたいです。にわかに雲が厚くなり、周囲が暗くなったので、2人で笑ってしまった。でも天候をも変えそうなくらい、雰囲気をまとったギターですね。
(8)「AS THE YEARS GO PASSING BY」なんか「与作みたい」って言われました。言われてみれば、こういう音楽と演歌とは、共通するものがあるかも。


MR. BIG - Bump Ahead ★★ (2005-10-14 22:49:00)

MR.BIGのアルバムの中で、一番好きな作品です。
1st、2ndと比べて評価が低いみたいなんですが、私にとってはこの3rdが、良い曲が最も多く入った、穴のないアルバムです。
緊張感あふれる(でも遊び心のある)スピード・ナンバー「COLORADO BULLDOG」で始まり、リズミカルで楽しい「THE PRICE YOU GOTTA PAY」に続き、美しいバラード「PROMISE HER THE MOON」へ・・・。曲の流れにも隙がないです。
哀愁漂うかっこいいハード・ロック・ナンバー(7)「THE WHOLE WORLD'S GONNA KNOW」なんかは、彼らにしては異色かもしれないけど、名曲。
暖かいバラード(8)「NOTHING BUT LOVE」は、MR.BIGで1,2を争うくらいに好きな曲。
アルバム全体に流れる音楽を楽しむ雰囲気が、とてもやさしいです。


GARY MOORE - Run for Cover ★★ (2005-10-14 22:20:00)

買う前に、「散漫な凡作」という評価を先に聞いていたために、あまり聴かなくなってしまったアルバムでした。
最初に聴いた時、名曲と評判の「OUT IN THE FIELDS」も、サビが煮え切らないと言うか、気合が足りなく感じられたせいもあります。
しばらく時間を置いて聴き直したら、それはもう名曲ぞろいで、素晴らしい作品でした。散漫と言うより、多彩で懐の広いアルバムと捉えたいです。