同じ路線での3枚目ということで、あまり目新しさもなく焼き直し風なところもありますが、出来は最初の2枚に遜色ありません。ジャケが大人しめだから地味な扱いなんでしょうか? (1)「KING OF ROCK AND ROLL」はいつものようにアルバム頭の勢いのある曲。(2)「SACRED HEART」、(3)「ANOTHER LIE」、(4)「ROCK'N'ROLL CHILDREN」はいずれもガッツのある歌唱と哀愁が絶妙の融合具合で、感動的。(5)「HUNGRY FOR HEAVEN」はポップなサビが印象的です。 後半は多少弱い気もしますが、それでもDIOらしさはしっかり保たれています。
1stよりも楽曲がかっこよくなっていて、またアメリカ的でポップなのは相変わらずですが、なかなかハードにロックしています。 哀愁曲(4)「BRINGIN' ON THE HEARTBREAK」が際立って素晴らしいですが、(5)「SWITCH 625」も3分程度のインストながら秀逸な出来。その他の曲もそれぞれキャッチーで、なかなかの作品です。 ただジャケが好みじゃないので、そこだけ気に入らない。
日本盤デビューとなる4thアルバムです。帯に「デス・メタル、ニュースクール・ハード・コアとグラインド・コアの究極のブレンド」なんて書いてありますが、たしかにハード・コアっぽさもあるブルータル・デス・メタルです。 テクニカルで、色々楽しいことやってます。展開も多く、複雑。おどろおどろしい雰囲気より、冷徹に攻撃性を追求したような音づくりです。でもヴォーカルは激重デス・ヴォイス。 このバンドは歌詞がシリアスです。社会に満ちた欺瞞、偽善、腐敗に対する怒りが爆発しています。視点の持って行き方が相当に知的です。(1)「PRAISE THE LORD (OPIUM OF THE MASSES)」の「イスラム教徒を殺すユダヤ教徒、ユダヤ教徒を殺すキリスト教徒/終らない循環、そして全てが敗者」なんて歌詞は、今まさに世界的に問われている問題。 ただ単に過激な言葉を並べ立てたり、闇雲に権威に反抗するような子供っぽさはありません。目的がはっきりしている感があり、対訳の載った日本盤の購入をお薦めします。私自身、全てに共感を覚えているわけではありませんが、語るに足りることを歌っていると思います。なぜブルータルな音楽をやるのかという必然性もそこに浮かび上がっていて、非常にリアル。
彼らのアルバムの中では迷うことなく1番好きなアルバムです。演奏技術とかを抜きにしても、メロディの良さだけでもう充分に魅力的。 複雑であるのに複雑さを感じさせない、1曲が長いのに長さを感じさせないという作曲/アレンジ能力の素晴らしさ。超絶的演奏力と表現力豊かなヴォーカル、幻想的で言葉の響き(もちろん原詞の方)も良い歌詞(曲調からイメージするよりかなり暗い内容ですが…)、アルバム構成、曲順のバランスの良さ…どこを褒めて良いかわからないくらいの名作です。超名盤。 捨て曲どころか1フレーズ、1音も悪いところがない(あえて言えば1曲目のぶつ切れの終わり方が少し気になるけど、あれも緊張感の演出や、2曲目とのつなぎ方として有効)驚異の完成度。 アートワークもちょっと安っぽさはありますが、幻想的な感じでなかなか。 全曲良いのですが、特に(7)「WAIT FOR SLEEP」の美しさには、いつ聴いても涙があふれそうになります。この曲をつくったケヴィン・ムーアの感性の素晴らしさ、そしてこの時のラブリエの声、感情表現の魅力的なこと……。 (8)「LEARNING TO LIVE」も大好きなんですが、「WAIT FOR SLEEP」の余韻にいつまでも浸っていたいのに、最後の音をかきけして始まってしまうのが憎たらしいです。あ、そこがこのアルバムの唯一の欠点か(笑)。 キーボードがケヴィン・ムーア以外になってからは、あんまり音づくりとかメロディが好きじゃないんですよねー。このメンバーでこの作品をつくってくれた奇跡に感謝したいです。 ああ、それにしてもなんて美しい音楽なんでしょう……。
アメリカのごった煮ハードコア系バンドの2ndフルです。これもカオティック・ハードコアって言うのかな? 色々ごっちゃになってます。グラインドコア/デスメタルの要素が強く、ヴォーカルは濁声で、ブラストビートも多用されています。後はインダストリアル/ノイズ/テクノ的な音も。(15)「blood in my eyes pt.2」なんてブレイクビーツ/ドラムンベースにデス声という変態ぶり…。 ただサウンド・プロダクションのせいか迫力が足りないのが残念。色々混ぜたって言っても、ブルータル・トゥルースやディリンジャー・エスケイプ・プランみたいにぶち切れたテンションじゃないし。 まあそれなりに面白いです。日本盤は本編15曲にボーナスで本編より曲数の多いライヴが収録されててお得です。
前作の後で聴くと、あの泣き叫び、すがりついてくるような濃いエモーションの爆発はほとんど感じられず、意外に落ち着いた印象を受けます。 しかし良質のメロディアス・ハードロック(もちろんブルーズがベースの)ではありますし、前作より洗練された感じで、こっちの方がとっつきやすいかもしれません。 そしてじっくり聴いてみると…うん、やっぱりこれも濃いです。そして相変わらず情熱的。 歌詞の違いに顕著ですが、『ON THE BLUE SIDE』がそれこそブルーな気持ちを絞り出すように吐き出していたのに対し、今作には暖かいポジティヴな気持ちがこもった曲が多いので、あの哭泣するような表現方法をとらなかっただけなのでしょう。 まあ、普通にこれだけ聴けば、このアルバムは泣きまくりの楽曲ばかりなんですけどね。(そして一般的には前作の方が地味?…私の感性がずれてるのかな?) とにかくデイヴ・メニケッティ、素晴らしい歌い手であり、ギタリストです。いつかライヴでも聴いてみたい。(風邪ひいてない時に!)
Y&Tのデイヴ・メニケッティの1stソロ・アルバムです…と言っても、2ndは「MENIKETTI」名義でよりバンドとしての色合いを強めているわけですが。 ラジオで1曲(確かアルバム1曲目の「MAN'S WORLD」だった)聴いた時、あまりの感動に一気に体温が上昇するような気分を味わい、すぐさま購入を決意しました。 熱い! なんだこの情熱的なギターと気合いの入った歌は!? こんな熱い漢がいたなんて!!! 買ってみると、いやもうこれは素晴らしい。泣きのブルーズ・ロックと言えばゲイリー・ムーアですが、彼に匹敵する、いや下手するとゲイリーすら凌駕しそうな勢いじゃないですか。一部では人間国宝指定が、移動してたりしますもんね(笑)。 まあ明るめの曲や、ゆったりしたグルーヴの心地よさに浸るようなタイプの曲は、ちょっと退屈に感じられるかもしれないので、全曲お薦めとは言い難いですが、むせび泣くバラードだけでも、1曲につきアルバム1枚分くらいの価値はある気がします。 (1)「MAN'S WORLD」はジェームス・ブラウンの「IT'S A MAN'S,MAN'S,MAN'S WORLD」のカヴァーですが、元曲も悶絶のバラードですけど、このメニケッティ・ヴァージョンを聴いてしまったら、さすがに霞んでしまいます。熱い熱い熱いソウル、パッション……ただただ感動です。 「TAKE IT LIKE A MAN」「LONE ME A DIME」も凄絶なまでに心揺さぶるバラードですし、ギター・インスト「SAY GOODBYE」「UNTIL THE NEXT TIME」の美しさときたら……。 ブルーズとはいえ、なぜか明るい曲調の歌まで歌詞がブルーなのはちょっと厳しいけれど、他の曲もそれぞれパワフルだったり味わい深かったり、実に素晴らしいアルバムです。 次作『MENIKETTI』の方がHM/HRファンにはとっつきやすいと思いますが、ブルーズはちょっと苦手という人も、バラードがお好きならこれは聴いて損はないと思います。ゲイリー・ムーアの『BALLADS & BLUES』なんかが気に入った人なら、是非これも!
邦題は『ハーバー・オブ・ティアーズ——港町コーヴの物語——』 キャメルの中心人物(というより最近はキャメル自体が彼のプロジェクトになってます)アンドリュー・ラティマーの祖母の悲しい実話を基にしたコンセプト・アルバムになっています。 アイルランド人の悲劇的な歴史をたどるストーリーは、あまりにも重く、悲痛なもので、切々と胸に迫ります。前作『DUST AND DREAMS』なんかもそうだったけど、彼らは暗い話をコンセプトに選ぶことが多いみたいですね~。 曲の方は、反則だ~っ!ってくらいに泣きまた泣き。あまりにも哀切なアイリッシュのメロディに、もう金縛り状態。次から次へと泣かせにかかる展開に、涙があふれそうになります。 アンドリュー・ラティマーのギターは神懸かっています。歌メロも素晴らしいです。(3)「Harbour Of Tears」なんてラティマーとベースのコリン・バースがそれぞれ息子と父の役で、別々の歌メロでハモるなんて反則技をかましています。声の質、歌詞、メロディ、全部が哀愁に満ちています。降参。 アルバム後半はインストゥルメンタルだけになるので、ちょっと構成のバランスが悪くも感じますし、メタル的アグレッションは皆無ですが、哀愁や慟哭といった言葉に反応するメロディアス派の方にはお薦めです。
かなりクオリティの高いドラマティックな正統派へヴィ・メタルです。 ジェフ・テイトをさらにヒステリックにさせたようなミッドナイトのハイトーン・ヴォーカルは時々笑っちゃいそうになりますが、上手いのは確か。もうちょっと歌メロが良かったらと思う曲もありますが。 しかしギターの奏でるメロディが素晴らしく、それだけのために買ってもいいくらい。もちろん曲全体が良いんですが。 (3)「HEART OF STEEL」と(4)「AZRAEL」が特に気に入っています。 LOST HORIZONみたいなのが好きな人は気に入ると思います。ただ、曲はミドルテンポ主体で、(5)「MAYDAY」ぐらいしか速くないので、疾走曲が好きな人には微妙かもしれません。でもテンションは高いのでかったるくはないと思います。 歌詞もいかにもメタル。ジャケ裏のメンバー写真はみんな仮面かぶってるし…コテコテですな。しかしこの1stアルバム、表のアートワークもかなりダサいですね~。もうちょっとセンス良くないとさすがに売れないでしょうに。
『ミディアン』発表後に出た企画盤EPです。とはいえ全10曲入りで、そのうち新曲が6曲とくれば、立派にフル・アルバムとして聴けます。あとはリメイク3曲と、ゴシック界の大物(?)SISTERS OF MERCYのカヴァー(5)「NO TIME TO CRY」です。これも違和感はそれほどなく、流れの中でいいアクセントになっています。 『ミディアン』で見られたストレートなメタル的プロダクションが聴きやすく、『鬼女と野獣』のように緊張を強いられることもないので、かなり聴きやすいです。曲も総じて良いと思います。 実はこの作品が一番好き。
以前に『PUNISHMENT FOR DECADENCE』と『NO MORE COLOR』のカップリングCDを持っていたんですが、なんか曲が印象に残らなくて、手放してしまいました。その時は速くてフックのある曲を求めてたんですよね~。 でもここの書き込みを見ていたら、また聴いてみたくなりました。売ってるの見つけたら買い直して再チャレンジしてみたいです。
最近あんまり再結成待望論と現在のバンドへのバッシングが多いので、もうロブが引退間近でも、たとえ最後のツアーだけでも、戻って欲しくなくなっちゃいました。 B!誌だけでも、まあ前田氏や広瀬編集長はもとからJPの変化が嫌いな人たちだったから、予想通りであんまり気になりませんが(しかしレヴュー者の恣意的とも思える振り分けは気になる)、新編成も応援してたはずの伊藤政則氏の豹変具合は哀しくなりますね~。まあロブの喉の寿命を考えて焦ってるんでしょうし、ロブのいるJPに対する思い入れの深さも理解できますが…。 喜び勇んで買った『LIVE IN LONDON』(CD)のライナー、読んでてがっくりしちゃいました。B!誌の「断言」と合わせて読めば一目瞭然。表面上前向きに今のバンドを応援するようでいて、実は露骨に来年ロブを戻して欲しいって希望がありありと…何とも寂しいです。
ヘヴィ・メタルを聴き始めたころに買ったアルバムなので、個人的に思い入れがあります。メタルでは本当に1枚目か2枚目くらいでした。 『エデンの秘密』というタイトルがかっこよく思えたんですよね~。今だったら2~3回聴いたら中古CD屋行きかもしれませんが、当時はJUDAS PRIESTの『STAINED CLASS』と同等に聴いてました。 (1)「HEROES OF THE MORDEN WORLD」や(3)「INTEGRATION」といったキャッチーなスピード・ナンバー、荘厳な(5)「BABYRON」、大作曲(6)「GARDEN OF EDEN」、温かいバラード(7)「MUSIC IS THE GATE」等がお気に入りですが、結局全部好きです。バースデイ・ソングをちゃかしたおふざけソング(10)「HEAVY BIRTHDAY」ですらも(笑)。 前作『ルイ14世』で見られた鼓笛隊(?)の導入もなく、けっこうストレートな楽曲が多いです。まあ、ぶっちゃけて言うとB級ジャーマン・メタルなんですが、それなりに多彩で個性もあり、なかなかの作品だと思います。
同名のポップス・グループがいたために、今はGUILD OF AGESと改名しているメロディアス・ハードロック・バンドの2ndアルバムです。 ゼロ・コーポレーションから出ていたので、現在は廃盤でしょうか? でも発売当時B!誌でかなりの高得点だったこともあり、けっこう売れて中古に多く出回ってますから入手はしやすいと思います。GUILD OF AGESと一まとめにしてベスト盤みたいなのも出てたような気もしますが…。 かなり哀愁度の高い楽曲が多く、哀メロ好きの人は買って損はないと思います。作曲、アレンジ能力は一流バンドにも決して劣っていません。80年代なら世界的に売れる可能性も…。 ただ楽曲は文句なしに良いんですが、個人的にヴォーカルにもう少しパワーが欲しかったです。愁いを帯びた良い声なんですが、もうちょっと伸びやかに歌えてるとずっと印象が違うはず。それで10点マイナスくらいかな。
8年に1枚ペースが定着したボストンの4thアルバムです。 発売当時テレビで(1)「I NEED YOUR LOVE」を聴いて、イントロのギターのフレーズがかっこいいなぁと思い、買おうと思った記憶があります。なんかUFOのジャケもかっこいいっても思いました(笑)。 洋楽聴き始めのころで、ハード・ロックに手を出し始めたあたりでした。再結成イエスと似たような感覚で聴いてたなぁ(遠い目)。 このアルバム、ど真ん中の《WALK ON MEDLEY》がどうも好きになれなくて…。そこでダレてしまいます。 それ以外の6曲は爽やかで良い曲なんですけどね~。
このアルバムはアップテンポのロック曲が多くてバラードが少なめになるという話だったのに、聴いてみるとそんなでもなくてちょっとがっくり。 でもまあ80~90年代のボン・ジョヴィとは違いますが、これはこれで良いです。 9.11のテロ事件に題材をとったダークでヘヴィな感触の(1)「UNDIVIDED」から、ポジティブで前向きな先行シングル(2)「EVERYDAY」の流れでもう引き込まれました。名曲とされる前作の「IT'S MY LIFE」よりもこの曲の方がずっと好きです。 そして開放感あふれるストリングス・アレンジがたまらない(3)「THE DISTANCE」から(4)「JOEY」のピアノ・イントロへのつながり…今回は曲順が練りに練られてる印象で、つい聴き入ってしまいます。 (5)「MISUNDERSTOOD」のサビの「ア~アア~アア~ィ♪」はいかにもボン・ジョヴィらしくて微笑ましいし、ストレートなラヴ・バラード(6)「ALL ABOUT LOVIN' YOU」、(1)のようにヘヴィに始まってサビでいきなり弾ける(7)「HOOk ME UP」と、なかなかにバラエティ豊か。 (8)「RIGHT SIDE OF WRONG」は…いかにもジョンの好きそうな曲で、歌詞含めてけっこう評価が高いみたいですが、個人的に「強盗やってメキシコに逃げようとしたら、警察に踏み込まれて…」みたいな歌詞に欠片も魅力を感じないので。(4)(8)が昔からのボン・ジョヴィのファンに人気みたいなのに、何故かこの2曲がなかったらなぁ、なんて思ってしまうんですよね~。曲自体は別に嫌いじゃないんだけど。 (9)「LOVE ME BACK TO LIFE」は大盛り上がりのサビを一緒に大声で絶叫したら気持ち良さそう。 スティングの「FIELDS OF GOLD」みたいな感触の温かく穏やかなラヴ・バラード「YOU HAD ME FROM HELLO」は、全然ロックじゃないけど、このアルバムで一番好きです。こういう曲は年齢を重ねたからこそつくれた感じですね。かと思うと(11)「BOUNCE」は気恥ずかしくなるくらい若々しいロック・ナンバー! で、最後は「OPEN ALL NIGHT」でしっとり優しく締めると。しかしボーナス・トラックは収録方法が煩わしい。せめて頭出し可能にして欲しかったなぁ。 しかしまあ、アルバムとしての出来はなかなか。長く楽しめそうないいアルバムです。
マグナムのヴォーカリスト、ボブ・カトレイがTENのゲイリー・ヒューズと組んだソロ作の2枚目。なーんて言ってまだマグナム聴いたことないです。そのうち買おう。 TENを聴いてていつも思うのが、メロディアスでいいけど、ゲイリーの歌い方がもうちょっと熱かったらな~ってことでした。歌い方も歌メロも煮え切らなくて、もどかしいままに終わってしまうことが多い。 それが、彼の曲をボブ・カトレイが歌ったらあなた、素晴らしく胸を打つじゃありませんか。ゲイリーには他人にたくさん曲を提供してもらいたいものです。 このアルバムの内容は、シンフォニックでクサクサなメロディアス・ロックです。さすがに気恥ずかしくなるような曲や、やっぱり煮え切らない曲もありますが、全体的に感動的な美しい作品。情感のこもった湿り気を帯びた歌声がたまりません。 『嵐が丘』に題材をとった感動的なバラード(7)「A BEAUTIFUL NIGHT FOR LOVE」と、胸の奥に熱いものが広がる(10)「WHERE THE HEART IS」がお気に入り。
3rdまではまだ聴いていないので、これが最高傑作かどうかは断言できませんが、4thから後のアルバムでは一番好きです。 メロディ、曲構成、バラエティ、サウンド、どれも好みで飽きずに聴けます。この前はストレート過ぎて飽きが来るし、この後は詰め込み過ぎてバランスが悪いように感じます。 上のKOZYさんの書き込みを見てなるほどなと思ったのが、ドラムでメロディーを奏でる為に叩いているという指摘です。確かにドラムが違う気がします。普通のジャーマン・メタルの域を超えた表現力ですよね。でもこの後のアルバムだと今度は音を重ね過ぎてドラムは目立たない(泣)。 (1)「IMAGINATIONS FROM THE OTHER SIDE」と(7)「BRIGHT EYES」が特に気に入ってますが、全曲素晴らしいと思います。複雑な構成だけどメロディが充実しているし、激しさもしっかり保たれています。 たぶん、ずっと聴き続けられるアルバム。