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うにぶさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 2101-2200
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うにぶさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 2101-2200

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DIO - Sacred Heart ★★ (2003-04-01 00:02:00)

同じ路線での3枚目ということで、あまり目新しさもなく焼き直し風なところもありますが、出来は最初の2枚に遜色ありません。ジャケが大人しめだから地味な扱いなんでしょうか?
(1)「KING OF ROCK AND ROLL」はいつものようにアルバム頭の勢いのある曲。(2)「SACRED HEART」、(3)「ANOTHER LIE」、(4)「ROCK'N'ROLL CHILDREN」はいずれもガッツのある歌唱と哀愁が絶妙の融合具合で、感動的。(5)「HUNGRY FOR HEAVEN」はポップなサビが印象的です。
後半は多少弱い気もしますが、それでもDIOらしさはしっかり保たれています。


DEF LEPPARD - High 'n' Dry ★★ (2003-03-31 01:09:00)

1stよりも楽曲がかっこよくなっていて、またアメリカ的でポップなのは相変わらずですが、なかなかハードにロックしています。
哀愁曲(4)「BRINGIN' ON THE HEARTBREAK」が際立って素晴らしいですが、(5)「SWITCH 625」も3分程度のインストながら秀逸な出来。その他の曲もそれぞれキャッチーで、なかなかの作品です。
ただジャケが好みじゃないので、そこだけ気に入らない。


DYING FETUS - Destroy the Opposition ★★ (2003-03-31 00:44:00)

日本盤デビューとなる4thアルバムです。帯に「デス・メタル、ニュースクール・ハード・コアとグラインド・コアの究極のブレンド」なんて書いてありますが、たしかにハード・コアっぽさもあるブルータル・デス・メタルです。
テクニカルで、色々楽しいことやってます。展開も多く、複雑。おどろおどろしい雰囲気より、冷徹に攻撃性を追求したような音づくりです。でもヴォーカルは激重デス・ヴォイス。
このバンドは歌詞がシリアスです。社会に満ちた欺瞞、偽善、腐敗に対する怒りが爆発しています。視点の持って行き方が相当に知的です。(1)「PRAISE THE LORD (OPIUM OF THE MASSES)」の「イスラム教徒を殺すユダヤ教徒、ユダヤ教徒を殺すキリスト教徒/終らない循環、そして全てが敗者」なんて歌詞は、今まさに世界的に問われている問題。
ただ単に過激な言葉を並べ立てたり、闇雲に権威に反抗するような子供っぽさはありません。目的がはっきりしている感があり、対訳の載った日本盤の購入をお薦めします。私自身、全てに共感を覚えているわけではありませんが、語るに足りることを歌っていると思います。なぜブルータルな音楽をやるのかという必然性もそこに浮かび上がっていて、非常にリアル。


DREAM THEATER - Metropolis Pt.2: Scenes from a Memory ★★ (2003-03-30 23:55:00)

あのDREAM THEATERがついにコンセプト・アルバムを!…というので、多くの人が多大な期待を寄せていたと思いますが、実際それに応えるだけの力作。
CD収録時間の限界近い大作で、緻密に構築された濃密なストーリー・アルバム。私も初めて聴いた時はあまりの緊張感に打ちのめされ、吐き気すら感じたほどでした。「やっぱりこいつらはすげぇ! これは間違いなく歴史的名作だ!」と。
でまあ、今聴いてもやっぱり傑作には違いないんですが、個人的に完璧な作品とは評価していません。
勿論そう思うのにはいくつか理由があります。
まず最初聴いた時にはストーリーに引き込んでくれたSEが、繰り返し聴くとうざったく感じられるんですよね~。音楽を楽しむ邪魔になってしまう。
それから緊張感あふれる演奏は楽しめますが、コンセプト・アルバムとしての側面から考えると必然性の感じられないところがいくつかあります。彼らの演奏力はもうわかっているから、技術のひけらかしみたいな部分はこのアルバムにはいらなかった(効果的に緊張感を引き出しているところも多くありますが)。
あとゲストの女性ヴォーカルのスキャット/ゴスペル・コーラスの導入があざとく感じられるのと、正直メタル的音楽には違和感があるということ。ジャンルのクロスオーヴァーは否定しませんが、うまく合うかどうかはまた別の話。
最後に肝心のストーリー自体がちゃちなのは…まあ『OPERATION:MINDCRIME』とかだってそうなんですけど……。さすがにライヴの映像で明らかになった例の真相というやつは、「おいおい、なんだよその御都合主義は(笑)」って思っちゃいました。でも彼らは別に小説家でもないし、ハリウッド映画にだってひどい脚本多いから許容範囲かな。
とまあなんだかんだ不満ばかり言っちゃってますが、充分に感動的だし、この作品が凄まじいまでの完成度を誇っていることは否定のしようもありません。凄いアルバムだと思います。


DREAM THEATER - Images and Words ★★ (2003-03-29 00:55:00)

彼らのアルバムの中では迷うことなく1番好きなアルバムです。演奏技術とかを抜きにしても、メロディの良さだけでもう充分に魅力的。
複雑であるのに複雑さを感じさせない、1曲が長いのに長さを感じさせないという作曲/アレンジ能力の素晴らしさ。超絶的演奏力と表現力豊かなヴォーカル、幻想的で言葉の響き(もちろん原詞の方)も良い歌詞(曲調からイメージするよりかなり暗い内容ですが…)、アルバム構成、曲順のバランスの良さ…どこを褒めて良いかわからないくらいの名作です。超名盤。
捨て曲どころか1フレーズ、1音も悪いところがない(あえて言えば1曲目のぶつ切れの終わり方が少し気になるけど、あれも緊張感の演出や、2曲目とのつなぎ方として有効)驚異の完成度。
アートワークもちょっと安っぽさはありますが、幻想的な感じでなかなか。
全曲良いのですが、特に(7)「WAIT FOR SLEEP」の美しさには、いつ聴いても涙があふれそうになります。この曲をつくったケヴィン・ムーアの感性の素晴らしさ、そしてこの時のラブリエの声、感情表現の魅力的なこと……。
(8)「LEARNING TO LIVE」も大好きなんですが、「WAIT FOR SLEEP」の余韻にいつまでも浸っていたいのに、最後の音をかきけして始まってしまうのが憎たらしいです。あ、そこがこのアルバムの唯一の欠点か(笑)。
キーボードがケヴィン・ムーア以外になってからは、あんまり音づくりとかメロディが好きじゃないんですよねー。このメンバーでこの作品をつくってくれた奇跡に感謝したいです。
ああ、それにしてもなんて美しい音楽なんでしょう……。


DOUBLE-DEALER - Deride at the Top ★★ (2003-03-29 00:39:00)

音がこもっているせいで、損をしていると思います。かなりエネルギーが削がれてます。
音楽性はまあヨーロッパの様式メタルに少しアメリカっぽいのも混ぜた感じの正統派なメタル。暑苦しい声(歌い方もねっとりしてる)は好き嫌いが別れるところでしょうか。個人的にはさほど抵抗はありません。
音質を抜きにして聴けば、なかなかの出来です。
ただ、B!誌の編集長が常軌を逸したくらいのベタぼめで、1stは100点だのこの2ndは98点だの言ってますけど、そこまでかと言えば、全然そんなことはないです。もちろんそこは個人の好みの問題もありますけどね。
ごくごく普通のメタル作品。ヴォーカルもギターも良いですが言われるほど凄いとも天才だとも思いません。日本人じゃなかったらこんなに持ち上げて評価されないのでは?
曲だけなら私も80点以上つけますが、正直そんなに個性的でもないし、名盤とまでは思いません。音も悪いし。
思うんですが、このアルバムの出来でB!誌みたいにあれだけ褒めちぎってたら、彼らが本当に傑作をつくった時に困っちゃうんじゃないでしょうか。それともCONCERT MOONみたいに、「あの時はあれだけ褒めたけど、今だから言うが実はあの時はまだまだ不満があった」みたいに言うんでしょうか? 今じゃCONCERT MOONの前任ヴォーカルはひどい言われようですよね。
誠実にそのバンドを応援するなら、むやみやたらに賞賛するんじゃなくて、問題点も隠さずその時に追求すべきだと思うのですが…。それを知って聴くのと、高い評価に期待ばかり大きくして聴くのでは、印象がかなり違いますから。どんなにすごいアルバムなんだろう!ってワクワクして聴いて拍子抜けした人も多いんじゃないでしょうか。
ポテンシャルはあるし、DOUBLE DEALERはまだまだこれからのバンドだと思います。


DOMINION - Interface ★★ (2003-03-26 23:58:00)

'96年発表の1stアルバムです。
骨太のヘヴィ・リフに、モロにIRON MAIDEN風のメロディック・リフとツイン・リード・ギター。デス声一歩手前のディープ・ヴォイスと哀愁の女性ヴォーカルがからみ合うという、個性派ブリティッシュ・メタルです。英国ならではの、昼なお暗い、分厚い雲に覆われた翳りの世界。
今でこそゴシック/メロデス系のバンドで女声+デス声は常套手段と化して、珍しくもなんともないですが、この時点ではまだ斬新な手法でした。この手にありがちなソプラノじゃないところがいいんですよね。この憂いを帯びた歌声はかなりツボ。そえものじゃなくて、しっかり女声が目立ってるのが嬉しい。
B!誌のブライテスト・ホープ部門でも健闘してたし、けっこういいとこいくかな~と思ってたら、いつの間にか話題にものぼらなくなりました。
全曲良いとは言いませんが、ゴシックともメロデスとも一線を画した音楽性は今でも新鮮で、特にIRON MAIDENが好きならツボにはまると思います。(ちょっとヤバいくらい似てるフレーズとか出てきますが)


DIZZY MIZZ LIZZY - Rotator ★★ (2003-03-26 01:11:00)

ハードな音で、つっかかりながら転がっていく楽曲がまさにロックンロール。でもなんて個性的。素敵なバンドです。
勢いは前作以上、楽曲の質も粒ぞろいで前作を凌いでいます。良い曲をピックアップしようとしたら、みんな良くて選べないくらい。このバンドがなぜ「GLORY」ばかりで評価されているのかがわかりません。
全曲にフックがあって、演奏もかっこいい。リフにしろリズムにしろ多彩で耳を引く要素たっぷり。歌メロもoasisあたりにだって負けてないです。
2ndで解散なんてもったいない。あんまり個性的すぎたのかな~。
ひねくれポップロック好きなら是非。でもけっこうヘヴィで激しいので、メタル耳にも心地良いはず。


DIMMU BORGIR - Spiritual Black Dimensions ★★ (2003-03-26 00:35:00)

4thアルバムです。前作『ENTHRONE DARKNESS TRIUMPHANT』をよりダイナミックにした感じで、勢いが良くていいです。
アレンジ能力も進歩してより楽曲が印象的になっています。まあ私はデス/ブラックに関しては曲単位であまり区別しないので、やっぱり1曲ごとの判別はつかなかったりするんですが。
対訳も前回と同じ人ですが、普通の日本語になってて、こっちの方がいいな。
ところで音楽と関係ないですが、この時点でキンバリー・ゴスは名が知れていなかったようで、解説で「彼」と言われているのが妙に笑えました。


DOKKEN - Beast From the East ★★ (2003-03-24 02:10:00)

DOKKENのベスト盤代わりという感じで聴いてました。スタジオ盤はもっと歌がうまいかなと思ってベスト盤も買ったら、そんなことも特になかったです。そして結局まだ普通のアルバムを買っていなかったり…。
なかなか良いメロディの曲が多いバンドだなとは思います。


DIZZY MIZZ LIZZY - Dizzy Mizz Lizzy ★★ (2003-03-24 01:48:00)

ビートルズが大好きで、'70年代ハード・ロックも聴いて育った人たちが、グランジ/オルタナ通過後のロックをやってるという印象です。
ティム・クリスティンセンのメロディ・センスは極上で、メロディだけ評価してもかなり良いバンドですが、このバンドの独自性を際立たせてるのは弾むリズムとうねるグルーヴです。つっかかり感が絶妙のアクセントになってるんですよね~。
ストーン・ローゼスなんかもグルーヴとビートルズ的メロディが売りですが、タイプが違います。こっちの方がストレートな躍動感があってエネルギッシュ。
ジャズの影響を受けたハードロック/プログレが好きだったんじゃないでしょうか、このリズム隊。バイオグラフィーにツェッペリンやジミヘンの名前もあがってるけど、そっちの影響も言われてみれば…。
この1st、「GLORY」ばかりとりあげられますが、実はあの曲、そんなに名曲と思えたことがないです。他に良い曲いっぱいあるし。1曲選ぶならバラード「SILVERFLAME」が頭ひとつ抜けて名曲かなと思いますが、捨て曲も特に浮かびません。
普通のHR/HMとはだいぶタイプが違う本当に個性的なバンドなので、好き嫌いは分かれるでしょうが、面白いバンドなのでおすすめしたいですね。アルバム2枚で解散しちゃったのが残念。


DISTURBED - The Sickness ★★ (2003-03-24 01:14:00)

今どきのニュー・メタルなんぞと呼ばれる(本人達は嫌ってる呼び方?)一派の中でも特にメタル寄りということで評価の高いバンドの1stです。
うーん、最近よくあるタイプのど真ん中って感じで、あまり興奮するものがないです。ミドルテンポの硬質なリフにリズミカルなヴォーカル、粘りのある強靱なグルーヴ。悪くはないですが、正直なかなか各曲の区別がつきません。
KORNやリンキン・パークは好き(まあ音楽スタイルそのものが違いますが)なんですけどね。なんでだろう。たぶん押しと引きというか、いきなり爆発するような弾けた部分がなく、テンションの振幅が狭いせいかな。
でもクオリティは確かに高いし、こういう音楽って繰り返し聴いてるとはまるんですよね。


DISASSOCIATE - Symbols Signals and Noise ★★ (2003-03-24 00:56:00)

アメリカのごった煮ハードコア系バンドの2ndフルです。これもカオティック・ハードコアって言うのかな?
色々ごっちゃになってます。グラインドコア/デスメタルの要素が強く、ヴォーカルは濁声で、ブラストビートも多用されています。後はインダストリアル/ノイズ/テクノ的な音も。(15)「blood in my eyes pt.2」なんてブレイクビーツ/ドラムンベースにデス声という変態ぶり…。
ただサウンド・プロダクションのせいか迫力が足りないのが残念。色々混ぜたって言っても、ブルータル・トゥルースやディリンジャー・エスケイプ・プランみたいにぶち切れたテンションじゃないし。
まあそれなりに面白いです。日本盤は本編15曲にボーナスで本編より曲数の多いライヴが収録されててお得です。


DIO - Holy Diver ★★ (2003-03-24 00:49:00)

DIOの1stであるこのアルバム、ライナーノーツの影響や、ギタリストの格から今ひとつに思われがちかもしれませんが、決してRAINBOWやBLACK SABBATHでのディオ参加作品に負けていないと思います。個人的に捨て曲もなし。
最初から最後まで素晴らしいハード・ロック・アルバムです。熱いなー、この歌。
強いて言えば欠点はアートワークかな(笑)


DEFLESHED - Royal Straight Flesh ★★ (2003-03-24 00:33:00)

スウェーデンの爆走デスラッシュ・バンドの4thアルバムです。前作「FAST FORWARD」も凄まじかったけど、今作の方がなんとなく好み。ブラストビートが今回は目立ってる気がします。
今回は一本調子でなく、飽きそうになったところでちょっと耳をひいてくれる展開があるのがいい。相変わらず疾走命な音楽です。


DIMMU BORGIR - Enthrone Darkness Triumphant ★★ (2003-03-24 00:29:00)

ノルウェーのシンフォニック・ブラックメタル・バンドの3rdアルバムです。邦題は『暗黒の帝王』
エンペラーの邦題といい勝負ですが、こういうのってどれがどのアルバムだったかわかんなくなります。
けっこうリフなんかにメロデスっぽさもあり、とっつきやすいブラックメタルです。あんまり怖くないし。これならブラック苦手な人もすんなり聴けそう。
ところで対訳の人…たしかヴェイダーもこの人だったけど、古文っぽく重々しい言葉で訳すのいいんだけど、かなり助動詞の使い方とか怪しい気が…。


DEVIN TOWNSEND (STRAPPING YOUNG LAD) - City ★★ (2003-03-23 00:34:00)

まさしく音の洪水。メタル/インダストリアル/デス/グラインドにデヴィン・タウンゼントならではの色をつけ、凄まじくノイジーで美しいサウンドをつくり出しています。
こりゃー天才と言われるのも当然。情報量がケタ違いです。
(3)「OH MY FUCKING GOD」中盤の加速感はもう体感レベルを超えて、ニュートリノのように身体を突き抜けて、宇宙の果てへ飛び去っていくかのよう。呆然。
歌メロの最初がちょっとFEAR FACTORYっぽい(2)「ALL HAIL NEW FLESH」や、クレイジーな(5)「HOME NUCLEONICS」もぶっ飛んでます。
ただ、音の隙間を全部埋め尽した結果、うるさいけどかえって暴虐性は薄れてる気も。デヴィンの声も凄い喉してるなーとは思うけど、あまり耳には突き刺さらないまろやかさがあるし。終始爆走ってわけでもないし、けっこうメロディアスで、激しさのみを求めるとさほどでもないですね。とてつもなくやかましいけど。
リフがもうちょっとかっこよければなーとも思うし、完全に満足はしていませんが、唯一無二の作品であることは確かです。


DEVIN TOWNSEND (STRAPPING YOUNG LAD) - Biomech ★★ (2003-03-22 23:28:00)

鬼才デヴィン・タウンゼントによる《OCEAN MACHINE》名義でのアルバム。S.Y.L.の激烈サウンドと比較すると、いきなりメロディアスでびっくりします。まあ、『infinity』以降の作品を聴いた後では普通なんですが。
しかしデヴィンのアルバムはいつも何曲かは良いのが入ってるんですが、大半は単に雰囲気ものだなって思っちゃうんですよね。メロディ・メイカーとしてはいまいち。
このアルバムでは(2)「LIFE」は好きです。
まあ、彼の場合はサウンドづくりの面白さが聴きどころなわけで、それでもいいんですが。ファンタジックな音世界は興味深いです。


DEPARTURE - DEPARTURE ★★ (2003-03-22 23:22:00)

アメリカのハード・ポップ・バンドの1stアルバムです。
適度にハードエッジなギター、きらびやかなキーボード、爽やかなコーラス、ほんのり哀愁を帯びたキャッチーなメロディという、いかにもなタイプ。
アメリカ的な、晴れ渡った空に吸い込まれていくような爽快感もあり。
全曲いい出来で、かなりの高品質。特に(8)「ALL SO EASY」の歌メロは印象的で気に入ってます。
ヴォーカルが伸びやかなハイトーンで、線が細いということもなく、暑苦しくもないので気持ち良く聴けます。
ちょっとストラトヴァリウスっぽいジャケもなかなか綺麗でいいです。


DEFTONES - Around the Fur ★★ (2003-03-22 01:32:00)

このバンドをHM/HRに入れるかどうかは難しいところですが、KORNやTOOLがHM/HRのとこに入ってるから同系統なのでいいかなと。ヘヴィでハードなのは確かだし。
上記2バンドと同じように、90年代(後半)に流行った、ジャンル分けの難しい一連のヘヴィ・バンドのひとつです。
様々な音楽性が混ざり合い、渾然一体となって放たれています。重くうねり、時に弾み、深く沈みこむようでいて、いきなり弾ける。
ヴォーカルもメロディアスに歌い、妖しく囁き、激昂したように叫び、苦悩をさらけだすかのような声で訴えかけます。
全体的にダークで、聴いてて痛々しいほどに、哀しい歌です。でも美しい。


DEFLESHED - Fast Forward ★★ (2003-03-22 01:04:00)

うーん、爽快!
最初から最後まで疾走しまくりのデスラッシュです。速い曲が好きな人で、メロディアスでなく、ギターソロもない音楽でもおっけーな人は聴いて損はないです。
日本盤ボーナスにライヴが7曲収録されてますので、日本盤を買うのがお得です。


DEF LEPPARD - Hysteria ★★ (2003-03-22 00:45:00)

恐ろしいほどの完成度。ポップでメロディアスなハード・ロックがぎっしりつまっています。初めて聴いた時から気持ち良く聴けます(速さや激しさを求めると外れかも)が、何度聴いても楽しめるだけの深みもあります。
名盤です。


DEEP PURPLE - Made in Japan ★★ (2003-03-22 00:07:00)

エネルギッシュで、素直にかっこいいです。
スタジオ盤に収めてある曲が、単にその曲の一形態をきれいな形で披露したものに過ぎず、絶対的な型ではないのだということが良くわかります。彼らにとってライヴでは曲は器にすぎず、奏者はそこに新たな盛り付けを次々加えていきます。ジャズほど自由ではないにしろ、こういうのがこのころのハードロック・ライヴの面白さ♪
多少曲が長かろうと、楽しく聴けます。


DEF LEPPARD - Adrenalize ★★ (2003-03-21 02:42:00)

以前、ヘヴィでハードなもの、怒りに燃えているか、絶望にうちひしがれているような音楽以外が偽物のように感じられた一時期、このアルバムは毒にも薬にもならないくだらないものに思えました。
ポップでメロディアスで、ソフトすぎて、こんなのロックじゃない、と。
しかし本気の音楽、リアルな感情表現というものが、ソフトな音楽や暖かい雰囲気の曲にも確かに存在するのだということを実感した後、このアルバムは素晴らしく輝いて感じられました。
ポジティヴで、とても優しくて、美しい音楽。聴いてて楽しくて、嬉しくて泣きたくなるような、宝物のようなアルバムです。
歌詞もドラッグの恐ろしさを歌った(5)「WHITE LIGHTNING」(スティーヴの死はアルコールのせいでしたよね。酒は最強のドラッグとも言われるし…)以外は「さあ、ロックしようぜ!」「君を今夜、抱きたいんだBABY」みたいなありふれた内容ですが、それも素晴らしいことだと思います。
楽しくロックする曲や、穏やかなバラードで、惨めな生活のことなんか歌って欲しくない。そんな歌詞が聴きたくない気分の時もあるんです。まあ、私は英語よくわかんないから関係ないっちゃそうなんですが、やはりそこらへんも気になるので。
とにかくこのアルバムにあふれるポジティヴな空気には、感動させられます。
私にとってはデフ・レパードで一番の名盤です。


DEEPRED - Prophetic Luster ★★ (2003-03-21 01:41:00)

実に爽快な(?)デスメタルです。どこのバンドだろう。なんかレーベルの連絡先みたいなのにスロヴァキアって書いてあるなぁ。
SUFFOCATIONタイプのブルータル・デスメタルと聞き、中古の輸入盤でゲットしたんですが…。
私はSUFFOCATIONが好きなので、たぶん好みに合うだろうなと思っていましたが、まさしく。
疾走感も抜群で、テクニカルで、クオリティ高いです。ポンポンポンポン展開していく楽曲が聴いてて飽きがこなくて嬉しいです。ギターリフ、ドラムがバリエーション豊富でいいなぁ。
なんとなく乾いてあっさりした印象もありますが、余計なこと考えずに気持ち良く聴けます。
あ、フィンランドのバンドなんですか。ハゲさん、ありがとうございます。


DEEP PURPLE - Deep Purple in Rock ★★ (2003-03-21 00:51:00)

'70年代のDEEP PURPLEとかLED ZEPPELINみたいなハード・ロック・バンドの曲って、メロディがいいとか構築された曲の形全体がいいとか、そういう聴き方をした時に名曲と言えるかどうかが疑問な時があります。
曲の構成もぶち壊しそうなギリギリのバランスで噴き出すエネルギー、メンバーたちの激しい激突の緊張感を楽しむのが醍醐味っていう面が大きいのではないかと。って、これは別にオリジナルな意見でもなんでもなくて、よく言われてることだと思いますが。
そういう観点から言うと、このアルバムは名曲揃い。超ド迫力な演奏(歌唱も)が目白押しです。ライヴ盤聴いてるみたい。
1曲目の「SPEED KING」なんて、曲のビートはそんなでもないだろうに、スラッシュ/デスメタル以上に疾走感とエネルギーを感じる時があります。まさに曲名の通り。


DEEP PURPLE - Burn ★★ (2003-03-21 00:26:00)

超名曲「BURN」が入ってるし、当然これも名盤です。ただ良い曲はそろってますが、「BURN」みたいな曲は他にないんですけどね。なんか1曲だけ浮いてるんじゃ…。この1曲だけ、あまりに完璧に構築されているんですよね~。
でもDEEP PURPLEの本来の魅力って、他の楽曲のわりかし自由な、遊びのある構成の方にあるような気がします。でも、どっちもおいしいので問題なし。


DEEP PURPLE - Machine Head ★★ (2003-03-18 23:56:00)

HR/HMファンにとっては、とりあえず基本ですね、このアルバム。まあ「ハイウェイ・スター」と「スモーク・オン・ザ・ウォーター」は聴いておくべきでしょう。
なかなか和めて楽しいアルバムかも。


DEEDS OF FLESH - Mark of the Legion ★★ (2003-03-18 23:46:00)

ブルータル・デスメタルです。本当にブルータル。
ブルデスはけっこう好きな方なのに、普段は聴いてて吐き気してきたりします。これはやばいです。
負の方向に感情が向かっている時にはいいです。ドス黒い攻撃衝動を解消するために聴きます。
鬼のようなブラスト・ビート、圧縮重低音が凄まじいリフ、地を這うような(いや既に潜ってる)デス声。
超速激重轟音圧殺音楽デス。
けっこうテクニカル・ブルータル・デスって、ある種さわやかなスポーツ的印象もあって、真直ぐに人間の限界へ挑むような清々しさ(?)を感じるんですが…こいつらにはそれより邪悪な雰囲気が強い気が…。
でもこんな音楽が必要な日もあるんです。
平和のためにデスメタルを。


DEATH FILE - HANG MYSELF ★★ (2003-03-18 23:22:00)

日本のデスメタル・バンドの1stフルです。って、アルバムはこれ1枚だけで解散しちゃったんですよね、たしか。
ヴォーカルの湯浅氏が現在UNITEDに加入してるってことで、今はそっち方面で名前が出ることが多いですね。あとは千葉の柏市出身ってことでヌンチャクとの関係がよく話題になってたような。
デスメタルと書きましたが、なかなか独特な感じなので、単純にデスメタルとか○○っぽいとか言えないような音楽性でもあります。
でもデス/グラインド好きは聴いて損はないと思います。めちゃくちゃクオリティ高いと思います。
速くて重くてブルータルで、単純にかっこいい!
外国のどの一流バンドと比べても全然聴き劣りしません。これを日本の20歳前後のバンドがやってたなんて…すごい。
音づくりも独特で、好きだなあ、こういう音。尖ってるけど、深みがある。ちょっと湿った感じがあって、情感が感じられます。でもヘヴィさは全く損なわれていない。ヴォーカルもちょっとHELLCHILDのヴォーカルに近いような、感情のこもったデス声。こういうデス声、なかなかいません。


DEATH - Human ★★ (2003-03-18 23:16:00)

このアルバムでも独特のDEATHワールドが構築されています。何か不思議なバンド。
リフ、リズム、メロディ、声、サウンドの質感、雰囲気、どれをとっても魅力的。なんて素晴らしいアルバム。
ドラムめちゃくちゃかっこいいです。ドラムだけ聴いててもうっとり。
とても美しい音楽だと思います。傑作。
実に個性的なので、言葉でどんなに説明しても、実際聴いてみないとわからない音楽だと思います。
いちおー表現すると、テクニカル・スラッシュ的デスメタルの叙情的なやつ、ということになりますか。


DEATH - Symbolic ★★ (2003-03-17 01:34:00)

テクニカルで複雑で、激しいのに、ギターにしろヴォーカルにしろ、何故かとても哀しい感じがします。メロディアスな曲ではもちろんですが、メロディアスとはとても言えないようなパートでも、音自体に悲哀がこもっているかのよう。本当に独特の音を出していたバンドだと思います。
デスメタルの非人間的なところが嫌という人にも、生身の苦悩に満ちたようなこの音楽は響くんじゃないでしょうか。
チャックのヴォーカルって、普通のデス声よりちょっとハードコアっぽいかも。
DEATHはこのアルバムで初めて聴きましたが、いやー独特でかっこいいです。どの曲も印象的で、完成度が高いです。
ところでDEATHって、デスメタルの入り口には最適かもしれませんね。メロディアスなところはメロデス好きな人に、テクニカルなところはメシュガーやシニックが好きな人に、そしてスラッシュ好きにはもちろんスラッシュメタルの延長線上にあるデスメタルということで、自然にアピールできそう。
でも個性的だから、これがデスメタルって思うと何かが違うのかな?
でもデスメタルという言葉自体がDEATHのやってる音楽を表すためにつくられたなんて説もあったような…?


DAVE MENIKETTI - Meniketti ★★ (2003-03-17 01:03:00)

前作の後で聴くと、あの泣き叫び、すがりついてくるような濃いエモーションの爆発はほとんど感じられず、意外に落ち着いた印象を受けます。
しかし良質のメロディアス・ハードロック(もちろんブルーズがベースの)ではありますし、前作より洗練された感じで、こっちの方がとっつきやすいかもしれません。
そしてじっくり聴いてみると…うん、やっぱりこれも濃いです。そして相変わらず情熱的。
歌詞の違いに顕著ですが、『ON THE BLUE SIDE』がそれこそブルーな気持ちを絞り出すように吐き出していたのに対し、今作には暖かいポジティヴな気持ちがこもった曲が多いので、あの哭泣するような表現方法をとらなかっただけなのでしょう。
まあ、普通にこれだけ聴けば、このアルバムは泣きまくりの楽曲ばかりなんですけどね。(そして一般的には前作の方が地味?…私の感性がずれてるのかな?)
とにかくデイヴ・メニケッティ、素晴らしい歌い手であり、ギタリストです。いつかライヴでも聴いてみたい。(風邪ひいてない時に!)


DAVID LEE ROTH - Eat 'Em and Smile ★★ (2003-03-16 00:33:00)

デイヴィッド・リー・ロスという希代のロック・スターが、バックにスティーヴ・ヴァイ、ビリー・シーン、グレッグ・ビソネットという凄腕ミュージシャンを従えてつくりあげた大傑作です。
ジャケットの馬鹿らしさからして最高♪
デイヴのエネルギッシュな歌唱と緊張感あふれる(しかし遊び心もある)楽器陣の絡みだけでも魅力的ですが、何より曲が良いです。2~3分の明るくきらびやかな曲ばかりですが、それぞれ個性的で、曲中に各メンバーの見せ場がしっかりあって、聴いてて飽きません。
スピード・ナンバー「SHY BOY」と「ELEPHANT GUN」はもう、かっこよすぎます。「SHY BOY」はTALASよりMR.BIGより、このヴァージョンが最高だと思います。こりゃVAN HALENにも負けていませんね。
たまに顔を出す哀愁は邪魔に感じるし、あんまり好きじゃない曲もありますが、このアルバムにはロックを聴く楽しみがぎっしり。聴いてて嬉しくなる好盤です。


DAVE MENIKETTI - On the Blue Side ★★ (2003-03-15 23:51:00)

Y&Tのデイヴ・メニケッティの1stソロ・アルバムです…と言っても、2ndは「MENIKETTI」名義でよりバンドとしての色合いを強めているわけですが。
ラジオで1曲(確かアルバム1曲目の「MAN'S WORLD」だった)聴いた時、あまりの感動に一気に体温が上昇するような気分を味わい、すぐさま購入を決意しました。
熱い! なんだこの情熱的なギターと気合いの入った歌は!? こんな熱い漢がいたなんて!!!
買ってみると、いやもうこれは素晴らしい。泣きのブルーズ・ロックと言えばゲイリー・ムーアですが、彼に匹敵する、いや下手するとゲイリーすら凌駕しそうな勢いじゃないですか。一部では人間国宝指定が、移動してたりしますもんね(笑)。
まあ明るめの曲や、ゆったりしたグルーヴの心地よさに浸るようなタイプの曲は、ちょっと退屈に感じられるかもしれないので、全曲お薦めとは言い難いですが、むせび泣くバラードだけでも、1曲につきアルバム1枚分くらいの価値はある気がします。
(1)「MAN'S WORLD」はジェームス・ブラウンの「IT'S A MAN'S,MAN'S,MAN'S WORLD」のカヴァーですが、元曲も悶絶のバラードですけど、このメニケッティ・ヴァージョンを聴いてしまったら、さすがに霞んでしまいます。熱い熱い熱いソウル、パッション……ただただ感動です。
「TAKE IT LIKE A MAN」「LONE ME A DIME」も凄絶なまでに心揺さぶるバラードですし、ギター・インスト「SAY GOODBYE」「UNTIL THE NEXT TIME」の美しさときたら……。
ブルーズとはいえ、なぜか明るい曲調の歌まで歌詞がブルーなのはちょっと厳しいけれど、他の曲もそれぞれパワフルだったり味わい深かったり、実に素晴らしいアルバムです。
次作『MENIKETTI』の方がHM/HRファンにはとっつきやすいと思いますが、ブルーズはちょっと苦手という人も、バラードがお好きならこれは聴いて損はないと思います。ゲイリー・ムーアの『BALLADS & BLUES』なんかが気に入った人なら、是非これも!


DARK TRANQUILLITY - The Mind's I ★★ (2003-03-15 23:07:00)

前作『THE GALLERY』に勝るとも劣らない素晴らしい作品…なのに何故か地味な扱いを受けている3rdアルバムです。この差は「PUNISH MY HEAVEN」の有無なんでしょうね。でもクオリティは全然負けていないです。
相変わらず慟哭のメロディが乱舞するメロデスで、基本路線は前作の延長線上。うーん、素晴らしい。
でもこの2枚でもうこの路線は充分。この次も同じだったら飽きちゃうので、次作『PROJECTOR』がメランコリックなメロディを活かしたゴシック・メタル路線になったのも、個人的には正解だったと思います。あれも高品質だったし。
ところで日本盤ボーナス・トラックに1曲、無茶苦茶浮いてる曲があります。ラストの(15)「ARCHETYPE」なんですが、何とハードなテクノ曲。これがホントのデステクノ!!(笑/いや、あるんですよ、デステクノっていうのが…)
最高にかっこいいです、これ。私はこれ1曲のためにアルバム買っても後悔しないかも。
誰のアイディアなのかな~。サイド・プロジェクトでメンバーにアルバム1枚丸ごとこの路線でつくってほしい。密かに出してたりしないんでしょうか?


DARK TRANQUILLITY - The Gallery ★★ (2003-03-14 03:01:00)

メロデスの名曲と言えば、このアルバム1曲目、「PUNISH MY HEAVEN」と、IN FLAMESの「STAND ABRAZE」がよく並び称されますが、私は(IN FLAMESは好きだけど)後者がそんなに名曲とは思えなくて…でも「PUNISH MY HEAVEN」は素晴らしい曲だと思います。
ただし、このアルバムは他に良い曲がいっぱいなので、この1曲だけ突き抜けて良いということもないと思っています。
彼らのメロディ・メイカーとしての能力、アレンジのセンスの良さは驚きです。しかも作曲クレジットを見ると、ヴォーカルのミカエル・スタンネ以外のメンバーが、みんなそれぞれ曲づくりに貢献しているという…。ミカエルにしても、彼の美しい濁声(?)抜きには楽曲の魅力も半減ですから。よくぞこのメンバーで集まってくれた!と言いたいです。
高品質のメロデスがあふれる現在においても輝きつづける名盤。


DARK FUNERAL - Diabolis Interium ★★ (2003-03-14 02:29:00)

スウェーデンの有名ブラック・メタル・バンドの3rdフルです。
直球勝負のブラック・メタルで飛ばしまくってくれます。
キーボードなしということですが、ギターの音づくりのせいか、けっこうシンフォニックな感じに聴こえます。やっぱりデス・メタルみたいに重低音の圧迫感いっぱいのサウンド・プロダクションと違って、雰囲気重視って感じなんですよね。リフは邪悪にして荘厳な、いかにもブラック・メタルな感じです。
大御所だけあってハイ・クオリティなんですが、正直、曲が似たり寄ったりに聴こえるところもあります。しかし日本盤を買うとボーナス・トラックにKING DIAMOND、SLAYER、SODOM、MAYHEMのカヴァーが収録されてて、最後にいい気分転換になってくれます。
ブラック・メタルというと悪魔崇拝とか反キリスト教などと、悪いイメージがつきまといますが、実は悪魔と言うのがキリスト教の弾圧によって悪魔に貶められた古代の神々であり、祖先が信仰していた神々を敬っているだけという側面もあるらしいですね。愛と寛容を説くキリスト教の信者が、いかに残虐に異教徒を迫害したかを思えば、一概に反キリスト教が悪と決めつけるのも考えものです。……などと考えて歌詞を読むと………やっぱり邪悪じゃん(爆)


CAMEL - Harbour of Tears ★★ (2003-03-11 00:10:00)

邦題は『ハーバー・オブ・ティアーズ——港町コーヴの物語——』
キャメルの中心人物(というより最近はキャメル自体が彼のプロジェクトになってます)アンドリュー・ラティマーの祖母の悲しい実話を基にしたコンセプト・アルバムになっています。
アイルランド人の悲劇的な歴史をたどるストーリーは、あまりにも重く、悲痛なもので、切々と胸に迫ります。前作『DUST AND DREAMS』なんかもそうだったけど、彼らは暗い話をコンセプトに選ぶことが多いみたいですね~。
曲の方は、反則だ~っ!ってくらいに泣きまた泣き。あまりにも哀切なアイリッシュのメロディに、もう金縛り状態。次から次へと泣かせにかかる展開に、涙があふれそうになります。
アンドリュー・ラティマーのギターは神懸かっています。歌メロも素晴らしいです。(3)「Harbour Of Tears」なんてラティマーとベースのコリン・バースがそれぞれ息子と父の役で、別々の歌メロでハモるなんて反則技をかましています。声の質、歌詞、メロディ、全部が哀愁に満ちています。降参。
アルバム後半はインストゥルメンタルだけになるので、ちょっと構成のバランスが悪くも感じますし、メタル的アグレッションは皆無ですが、哀愁や慟哭といった言葉に反応するメロディアス派の方にはお薦めです。


CRIMSON GLORY - Crimson Glory ★★ (2003-03-10 23:38:00)

かなりクオリティの高いドラマティックな正統派へヴィ・メタルです。
ジェフ・テイトをさらにヒステリックにさせたようなミッドナイトのハイトーン・ヴォーカルは時々笑っちゃいそうになりますが、上手いのは確か。もうちょっと歌メロが良かったらと思う曲もありますが。
しかしギターの奏でるメロディが素晴らしく、それだけのために買ってもいいくらい。もちろん曲全体が良いんですが。
(3)「HEART OF STEEL」と(4)「AZRAEL」が特に気に入っています。
LOST HORIZONみたいなのが好きな人は気に入ると思います。ただ、曲はミドルテンポ主体で、(5)「MAYDAY」ぐらいしか速くないので、疾走曲が好きな人には微妙かもしれません。でもテンションは高いのでかったるくはないと思います。
歌詞もいかにもメタル。ジャケ裏のメンバー写真はみんな仮面かぶってるし…コテコテですな。しかしこの1stアルバム、表のアートワークもかなりダサいですね~。もうちょっとセンス良くないとさすがに売れないでしょうに。


CYNIC - Focus ★★ (2003-03-10 23:29:00)

テクニカル・デスとかプログレ・デスとか言われた時もありましたが、声が一部濁声なだけで全然デスメタルではないので、テクニカルでメロディアスで個性的な音楽として普通に楽しめると思います。
それにしてもこの音楽性、何と言い表わしたらいいのか…比較の対象を探すのが難しい。本当にユニークなバンドです。
浮遊感のあるメロディと複雑なリズム、現実の感情から遊離したかのようなコーラス…やっぱり変だ。
奇跡的な1枚ですね~。これだけで解散しちゃったし。
万人向けではないですが、再発されて幻の名盤じゃなくなったし、買うなら今のうち。プログレ・メタルが好きな人はもちろん、他にない先鋭的(激烈度は低いですが…)な音を求めてる人は是非。


CRADLE OF FILTH - V Empire or Dark Faerytales in Phallustein ★★ (2003-03-10 23:13:00)

1stのあと、所属レーベルとの契約解消のために発売されたミニ・アルバムらしいです。とはいえ、紛れもなくCRADLE OF FILTH印のドラマティックな高品質シンフォ・ブラックが楽しめます。
収録してるのは6曲だけですが、アルバム1枚分くらいのヴォリューム感なので、安い分お得な印象。買って損はありません。
でもまあ、正直この時期のいつもの曲とあんまり区別つかないので、アルバム持ってればいらないかな、とも思います。
エロティックなアートワークのために買うのもありですが(笑)。いや、マジな話、エロティシズムも彼らの魅力のひとつですから。あえぎ声が入った曲やアートワークには不快感を覚える女性の方もいらっしゃるかもしれませんが…。


METALLICA ★★ (2003-03-10 01:46:00)

私は対訳と解説が欲しくて日本盤を買います。だってそんなに英語力があるわけでもない(もちろん中国語、イタリア語、ポルトガル語etcも)し、バンドの情報やなんかに詳しいわけでもないですので。
歌詞は重視しないという人もいるでしょうが、私は歌われてる内容もできれば知りたい派です。だって好きな曲には感情移入したいですから。歌詞の内容を知って失望したり、知っても特に何とも思わない場合も多いですが、歌詞こみで好きになった曲には、本当に思い入れができます。
だからこそ、多少高くても、いつも日本盤を買い求めるわけです。
まあ、確かに素人目に見てもこの訳はおかしいというのはままありますが、それでもないよりはマシです。一応の助けにはなりますから。
でももちろん、対訳の内容が正確で、かつ分かりにくい部分に補足が入ってたり、解説で歌詞の説明なんかもされてると、より嬉しいです。
そんなわけで、toyoo50さんのレコード会社に誠実な仕事を求める主張には心から賛同します。


CRYPTOPSY - Whisper Supremacy ★★ (2003-03-10 01:22:00)

クリプトプシーで初めて聴いたのがこのアルバムでした。音の暴虐性に関してはそれほど衝撃は受けませんでしたが、やはりこの複雑怪奇な楽曲と凄まじいドラムは凄いと思いました。
しかし聴いて慣れてくれば慣れるほどに、かえって凄みが増してきます。
最初はやってることがなんだかよく解らなくて、ただ笑って聴いてるしかないような感じですが、細切れで勢いが途切れるように感じた曲の展開が徐々に飲み込めてくると、あまりの緊張感に圧倒されます。
ヴォーカルが前作までのロード・ウォームとは替わり、より人間的な(笑)デス声になっているので、とっつきやすいかも。(2)「COLD HATE, WARM BLOOD」といったメロディアス(?)な人気曲も入ってるし、クリプトプシーを最初に聴くのには最適かもしれません。アートワークも相変わらず美しくも邪悪でよろしいかと。ブックレット裏面の眼が光るメンバー写真は笑っちゃいますが。


COVENANT - NEXUS POLARIS ★★ (2003-03-10 00:57:00)

メロディアスで、クオリティの高いメタルではありますが、ブラック・メタルの有名バンドのメンバーたちがつくったというところで期待すると、邪悪さや攻撃性があんまり感じられないのでがっくりかも。
ある意味SINERGYみたいな存在でしょうか。
けっこう絶賛されてましたが、個人的にはまあまあかなってくらいの印象でした。悪くはないですけど。


CROWBAR - Crowbar ★★ (2003-03-10 00:45:00)

アメリカの激重メタル/ロック・バンドの2ndです。メンバーがPANTERA、CORROSION OF CONFORMITY、EYEHATEGODのメンバーたちと組んでDOWNをやってたりもするので、そっち方面でも有名ですね。
主に影響を受けたバンドとしてBLACK SABBATHとLED ZEPPELINの名前が挙がっていますが、そのLED ZEPPELINの「NO QUARTER」をカヴァーしています。これがまた素晴らしい出来で、苦悩と悲哀に満ちた歌が胸を締めつけます。
サウンドの方はBLACK SABBATHの影響下にあるヘヴィ・リフを中心としたミドル~スローのヘヴィ・ロック。本当に重いし、粘りのある音です。ドゥームとも言えますが、モダン・ヘヴィネスの連中に近い感じですね。ギター・ソロはなしです。
憤怒と絶望、苦悩が滲み出す暴虐音楽は、凄まじい圧迫感をもって空気を震わせます。ヘヴィな音楽が好きで、曲が遅くてもいいという人なら、気に入ると思います。


CRADLE OF FILTH - Bitter Suites to Succubi ★★ (2003-03-10 00:34:00)

『ミディアン』発表後に出た企画盤EPです。とはいえ全10曲入りで、そのうち新曲が6曲とくれば、立派にフル・アルバムとして聴けます。あとはリメイク3曲と、ゴシック界の大物(?)SISTERS OF MERCYのカヴァー(5)「NO TIME TO CRY」です。これも違和感はそれほどなく、流れの中でいいアクセントになっています。
『ミディアン』で見られたストレートなメタル的プロダクションが聴きやすく、『鬼女と野獣』のように緊張を強いられることもないので、かなり聴きやすいです。曲も総じて良いと思います。
実はこの作品が一番好き。


CORONER ★★ (2003-03-10 00:15:00)

以前に『PUNISHMENT FOR DECADENCE』と『NO MORE COLOR』のカップリングCDを持っていたんですが、なんか曲が印象に残らなくて、手放してしまいました。その時は速くてフックのある曲を求めてたんですよね~。
でもここの書き込みを見ていたら、また聴いてみたくなりました。売ってるの見つけたら買い直して再チャレンジしてみたいです。


COLOSSEUM II - Wardance ★★ (2003-03-09 01:53:00)

ゲイリー・ムーアの『SPANISH GUITAR-BEST』を聴いていたら、いきなり凄まじくテクニカルで激しいインストが入っていてびっくりしました。ゲイリーってこんなテクニシャンだったのか!って。
それがこのコラシアムIIの曲でした。
まあ中身は普通のジャズ・ロックです。非HM/HRですね、これ。なぜかHM/HRのとこにありますが(^^;
プログレみたいなものだからいいのかな?
リターン・トゥ・フォーエヴァーやマハヴィシュヌ・オーケストラ、リッチー・コッツェンのいたVERTUなんかに通じるものがあります。
このアルバムはそんなに激しくなく、洗練されている印象です。それでも白熱した演奏に圧倒されますが。
プログレ/ジャズ好きな人やゲイリー・ムーアのファンにはお薦めです。


COCOBAT - Return of Grasshopper ★★ (2003-03-09 01:30:00)

日本のヘヴィ・バンド、ココバットの4thアルバム。この音楽性はなんて言ったらいいんでしょうか。メタルとハードコアのミクスチャー?
激しくて疾走感もあって、ベースがベンベンうなってます。チョッパー・ベースって言うんでしょうか。弾けてます。音だけ聴いてたらかなりかっこいいです。個性的。
歌詞はもうちょっとなんとかして欲しいけど。


CONCEPTION - Parallel Minds ★★ (2003-03-09 01:06:00)

コンセプションのアルバムの中では一番有名だと思います。ノルウェー産様式テクニカル・メタルって感じでしょうか。次作はどうも好きになれませんでした。複雑でヘヴィだけどメロディの質があんまり…。このアルバムはバランスが良いと思います。
ロイ・S・カーンの哀愁ヴォイスが美しいですね。
バラード「SILENT CRYING」が気に入ってます。こういうメロディアスな曲をもっと聴きたいと思ってたら、カーンがKAMELOTに入ってそういう曲を歌ってくれたのが嬉しかったです。
日本盤の解説が、トゥーレ・オストビーはイングヴェイの後継者だとか何とか、そういうことばかり書いてあってつまんなかったなぁ。ギター・ソロだけのバンドじゃないのに。


CROWN OF THORNS - Lost Cathedral ★★ (2003-03-09 00:14:00)

クラウン・オヴ・ソーンズというバンドは複数いて、このメロディアス・ハードロック・バンドと、彼らに訴えられてバンド名を変えて、今はTHE CROWNと名乗っているデス系(CROWN OF THORNS当時はメロデス?)のバンド、それからハードコアやってるバンドにもいたりします。
私は間抜けにもTHE CROWNの前身バンドを買おうとして間違えて、このアルバムとハードコアの方のやつを買いました。後で気づいたけど、持っていた『炎』誌のアルバムレヴューにこのアルバム載ってたというのに…。
でもまあ、このバンドもなかなかクオリティの高いメロディアス・ロックをやっています。アメリカのバンドでKISSのメンバーと付き合いがあるなんていうと、明るく乾いたロックをやっていそうですが、実は哀愁を帯びた湿ったメロディが主だったりします。ヨーロッパ諸国で支持が厚いというのにも納得。
しかし名曲!ってほどの曲が入ってるわけでもなく、まあまあの作品かなというのが正直なところ。全然悪くはないんですけどね。


JUDAS PRIEST ★★ (2003-03-08 23:46:00)

最近あんまり再結成待望論と現在のバンドへのバッシングが多いので、もうロブが引退間近でも、たとえ最後のツアーだけでも、戻って欲しくなくなっちゃいました。
B!誌だけでも、まあ前田氏や広瀬編集長はもとからJPの変化が嫌いな人たちだったから、予想通りであんまり気になりませんが(しかしレヴュー者の恣意的とも思える振り分けは気になる)、新編成も応援してたはずの伊藤政則氏の豹変具合は哀しくなりますね~。まあロブの喉の寿命を考えて焦ってるんでしょうし、ロブのいるJPに対する思い入れの深さも理解できますが…。
喜び勇んで買った『LIVE IN LONDON』(CD)のライナー、読んでてがっくりしちゃいました。B!誌の「断言」と合わせて読めば一目瞭然。表面上前向きに今のバンドを応援するようでいて、実は露骨に来年ロブを戻して欲しいって希望がありありと…何とも寂しいです。


CRADLE OF FILTH - Cruelty and the Beast ★★ (2003-03-08 01:51:00)

うう…怖すぎです。
クレイドル・オヴ・フィルスと言えば、ブラック・メタルとはいえ悪魔崇拝などの真性の奴らとは違い、エンターテイメント性の高い売れ線バンド…などと思っている人にはこのアルバムを。
メンバーが犯罪に走るようなプリミティヴ・ブラックの奴らのアルバムよりもこっちの方が恐怖を感じます。つくりものの恐怖と言えばそうですが、ホラー映画や小説だってつくりものだけど怖いですからね。
題材が若い娘の生き血を浴びて若さを保とうとしたエリザベス・バソリー(バートリとも言いましたっけか)伯爵夫人ってだけでも震えがきます。しかもアルバム1枚丸ごとそれ。(ボーナス・トラックのカヴァーも拷問器具アイアン・メイデンに引っ掛けた?)
血の浴槽につかってるジャケからしてヤバすぎ。『鬼女と野獣』って題は少し笑えますが…。
美しくも邪悪な雰囲気に満ちた演奏、常軌を逸したダニの多彩で独特なヴォーカル・パフォーマンス。妖気を漂わせるまでの美と残虐性の対比……極上の暗黒芸術です。
しかし気軽には聴けないなぁ、このアルバム。凄いけど聴く頻度は低いです。夜にホラー小説を読みながらなんて聴けない~。


CATHEDRAL - Endtyme ★★ (2003-03-08 00:51:00)

ELECTRIC WIZARDやSLEEPなんかを聴いた後では、1st以外はやっぱりドゥームとして過激さに欠けるなぁ…なんて考えてたら、やってくれました。
1曲目「CATHEDRAL FLAMES」の激重ドゥームぶりに思わず笑みがこぼれました。これじゃなきゃ!
しかし(1)は2分だけで終わり、(2)「MELANCHOLY EMPEROR」がいきなりスピーディなので、「え、まさかこれだけ?」と思うと、途中で一気にスロー・ダウン。単調なだけじゃないんだぜ、とさりげなく主張するところも粋ですね。
真性ドゥーム曲(3)「REQUIEM FOR THE SUN」のかっこいいことといったら…名曲です。
(4)「WHORES TO OBLIVION」はアッパーな感じで、馬鹿っぽいコーラスが笑えますが、油断してるといきなりラストにグチョグチョからみついてくるような気持ち悪いノイズが入っててびっくりします。
もうこの段階で名盤決定。
しかしこの後も攻撃は止まず、キャッチーな(5)「ALCHEMIST OF SORROWS」に続いて最高なウルトラ・スロー・ナンバー(6)「ULTRA EARTH」に押しつぶされます。
(7)「ASTRAL QUEEN」のダル~い雰囲気も60~70年代的で面白いです。そこで弛緩した空気を(8)「SEA SERPENT」で引っ張り上げて気合いの入れ直し。ラストは深淵へ沈みこむような(9)「TEMPLAR'S ARIZE!(THE RETURN)」がヘヴィかつダウナーに締めくくってくれてます。ある種の美と狂気に満ちた13分を越えるこの曲には圧倒されるしかありません。
いや~、素晴らしいアルバムです。
ボーナス・トラックも悪くないですが、(9)の余韻を壊さないよう、少し間を置きたいですね。
このアルバムのアートワーク、予算の都合で使えなかったデイヴ・パチェット氏の絵を、日本盤のみが何とか使用を実現させたとか。トイズファクトリーさんの努力に拍手したいですね。あの妖美な絵がなくては、このアートは完成しませんから。


CRADLE OF FILTH - Dusk and Her Embrace ★★ (2003-03-07 02:52:00)

発売当時ラジオで聴いて一発で気に入って買いに走りました。シンフォニックでドラマティックな楽曲に高速ドラムとクレイジーなわめき声、ちょこっと入る女性Voとの対比…。同時期にDOMINIONも聴いて衝撃を受けていたので、濁声プラス女声ってパターンを求めていたのもありました。
しかし買って冷静に聴くと、メロディや雰囲気は良いんですが、低音が迫力不足で、ダニのわめきは線が細く聴こえたし、あんまり好きになれませんでした。ウオークマンで人に聴かせたら、かっこいいけど歌はいつ始まるの?と言われたが歌は既に始まっていたということも…(^^;
しかし慣れるとしっかり曲の魅力が伝わってきて、今では気に入ってます。


CHROMING ROSE - Garden of Eden ★★ (2003-03-07 02:23:00)

ヘヴィ・メタルを聴き始めたころに買ったアルバムなので、個人的に思い入れがあります。メタルでは本当に1枚目か2枚目くらいでした。
『エデンの秘密』というタイトルがかっこよく思えたんですよね~。今だったら2~3回聴いたら中古CD屋行きかもしれませんが、当時はJUDAS PRIESTの『STAINED CLASS』と同等に聴いてました。
(1)「HEROES OF THE MORDEN WORLD」や(3)「INTEGRATION」といったキャッチーなスピード・ナンバー、荘厳な(5)「BABYRON」、大作曲(6)「GARDEN OF EDEN」、温かいバラード(7)「MUSIC IS THE GATE」等がお気に入りですが、結局全部好きです。バースデイ・ソングをちゃかしたおふざけソング(10)「HEAVY BIRTHDAY」ですらも(笑)。
前作『ルイ14世』で見られた鼓笛隊(?)の導入もなく、けっこうストレートな楽曲が多いです。まあ、ぶっちゃけて言うとB級ジャーマン・メタルなんですが、それなりに多彩で個性もあり、なかなかの作品だと思います。


CHROMING ROSE - Louis XIV ★★ (2003-03-07 01:33:00)

いかにもジャーマンで、イモ臭さも否めませんが、実はけっこうメロディラインやアレンジが個性的でなんかハマるんですよね~。
このバンド、シリアスにやってても、なんか楽しいです。威厳とかには欠けますが、憎めない雰囲気があっていいなぁ。
ハロウィーンの楽しい系の曲が好きな人は気に入ると思います。


CATHEDRAL - The Carnival Bizarre ★★ (2003-03-07 00:15:00)

このアルバムはグルーヴィでついつい身体が揺れちゃうような曲が多くて、これはこれで好きです。ロックしてます。


CHILDREN OF BODOM - Hatebreeder ★★ (2003-03-06 01:50:00)

メタルファンのツボにはまりまくる高品質クラシカル・スピード・メタルにちょっと歪ませたわめき声が乗っているという印象です。
あんまりデスだのブラックを意識する必要はないと思います。アーク・エネミー、イン・フレイムスと並んで、デス声入門には最適じゃないでしょうか。スピード・メタルが好きな人で、デス系に手を伸ばしてみたい人はまずチルボドから!
疾走感にあふれてて、スカッとしますよ。
それにしても音楽性がここまでメロスピしてると、普通声で聴いてみたくもなります。だってそれ系のバンドに、これだけの曲がつくれるのがどれくらいいますか?
間違いなくこのバンドの楽曲はトップレベル。マイケル・キスクあたりに歌わせてみたらきっと凄いことになるんじゃ…。でもこの声だから良いのかな。


AC/DC - Back in Black - Back in Black ★★★ (2003-03-06 01:00:44)

とにかくリフのパワー!
隙間から噴出するエネルギーが最高です。
単純明快な曲だけに、かえって凄みを感じます。


CATHEDRAL - The Ethereal Mirror ★★ (2003-03-06 00:40:00)

カテドラルで初めて買ったのがこのアルバムでした。
ジャケットのアートワークに興味をひかれ、どれを聴いてみようかと思った時に、ジャケ絵を描いているデイヴ・パチェット氏のインタヴューを読んで、これを買おうと決めたのでした。
たしか「MIDNIGHT MOUNTAIN」を褒めてたんだったかな。しかし最初聴いた時から今まで、どこが名曲なのかさっぱり解りませんね~。
まあ彼らの場合、曲単位よりもアルバム全体の妖しい音楽世界を楽しむって感じなので、名曲とかはあんまり関係ないんですが。
でもこのアルバムはけっこう印象的な曲が多くて、とっつきやすいと思います。


CENTINEX - Hellbrigade ★★ (2003-03-05 01:13:00)

スウェーデンのデスメタル・バンドの5thフルです。
帯叩きにデスラッシュなんて言葉が出てきますが、小気味よく突進してくれる曲が多いので、とっつきやすいと思います。
お国柄か、メロデスというわけではないですが、かなりメロディアスに聴こえます。少しブラックっぽい、寒々しいメロディがジャケ絵の暗~い雰囲気とぴったり。
ドラムがちょっとスネア(だっけ?)の音が軽くて、ブラストビートの時とかスココココココココココっていう感じなのが、ちと迫力不足で気になります。しかしけっこうクレイジーなギター・ソロなんかもあり、全体的にはクオリティの高い、疾走感たっぷりのデスメタルです。


CATHEDRAL - Supernatural Birth Machine ★★ (2003-03-05 00:09:00)

カテドラルにドゥームのみを求めた場合、このアルバムは全然ダメということになります。
なんたっていきなり疾走曲とすらいいたくなるようなアップテンポの曲で幕開けですからねぇ。全体的に健全な(笑)速さの曲が多くなっています。
そのため、真性ドゥームはきついと思ってる人や、やっぱり速い曲が好きという人にはとっつきやすいと思います。一番キャッチーなアルバムかも。
これ、70年代の薫りが濃厚なブリティッシュ・ハード・ロックと思っても聴けるんじゃないでしょうか。もちろん思いっきり妖しくヘヴィですが。
分厚く粗い感触の音と、ぶっといグルーヴが病みつきになりそう。
リー・ドリアンの歌は上手くないというか、はっきり言えば変なので、そこらへんは好き嫌いが分かれることでしょう。でもこの独特の味がたまらないんですよね~。
しかし彼らにSFな歌詞はあんまり似合わないな~。やっぱり中世的暗黒世界の住人でしょう。
このアルバム、中古で買ったら初回限定特別仕様で(?)アートワークが表の分だけで切れてました(泣)。買い直そうかな~。このバンドはアートワークこみで楽しまなきゃ、魅力半減だもんなー。
あ、このアルバムは日本盤を買うことをお薦めします。ボーナス・トラックのファンキーなインスト曲「TUCKERS RUCK」が、彼らの音楽性からは外れてて面白いので。


CAUGHT IN THE ACT - Heat of Emotion ★★ (2003-03-04 23:36:00)

同名のポップス・グループがいたために、今はGUILD OF AGESと改名しているメロディアス・ハードロック・バンドの2ndアルバムです。
ゼロ・コーポレーションから出ていたので、現在は廃盤でしょうか?
でも発売当時B!誌でかなりの高得点だったこともあり、けっこう売れて中古に多く出回ってますから入手はしやすいと思います。GUILD OF AGESと一まとめにしてベスト盤みたいなのも出てたような気もしますが…。
かなり哀愁度の高い楽曲が多く、哀メロ好きの人は買って損はないと思います。作曲、アレンジ能力は一流バンドにも決して劣っていません。80年代なら世界的に売れる可能性も…。
ただ楽曲は文句なしに良いんですが、個人的にヴォーカルにもう少しパワーが欲しかったです。愁いを帯びた良い声なんですが、もうちょっと伸びやかに歌えてるとずっと印象が違うはず。それで10点マイナスくらいかな。


CAMEL - Moonmadness ★★ (2003-03-04 00:48:00)

名作『THE SNOW GOOSE(白雁)』に続く4thアルバムです。幻想的なアートワークだけでもうプログレファンは買いでしょう(笑)。このアルバムも非常に人気の高い作品です。
このアルバムは歌入りの曲がとにかく素晴らしくて、「永遠のしらべ」「水の精」「ゆるやかな飛行」といった曲の幻想的なまでの美しさは涙もの。湿った歌声も良いですが、アンドリュー・ラティマーのギターとフルートが泣きまくってます。
比較的ハードな「月夜の幻想曲」(原題「ANOTHER NIGHT」だし、ちょっと邦題はイメージ違うなぁ…)も仄かに哀愁が感じられて、雰囲気は損なっていません。
インスト3曲もそれぞれ違ったタイプで、悪くないです。「アリスティラスへの誘い」だけはなんかRPGゲームみたいで違和感ありましたが。


CAMEL - The Snow Goose ★★ (2003-03-04 00:12:00)

よく「映像のないサウンドトラック」みたいな言い方をされる(サウンドトラックには映像ついてないでしょって突っ込みはなしで)3rdアルバムです。
ポール・ギャリコの小説『白雁』(まだ読んでない…)を元につくられたトータル・コンセプト・アルバムです。
一部歌声は入るけど歌詞はなしで、全曲インストゥルメンタルと言えます。曲間はつながっていて、組曲風なので、全部で1曲と考えてもいいと思います。全16曲で長さは40分ちょっと。
そう言うと長くて難解で退屈な作品のように思われるかもしれませんが、楽曲が素晴らしく、最後まで飽きずに聴けます。
特に「醜い画家ラヤダー」のフルートやキーボードで奏でられる主題は印象的。「友情」の微笑ましい感じと、何となくいじらしいような雰囲気も想像力を刺激されます。「プレパレーション」でいきなり雰囲気が変わるのには少しハッとされられたりも。「ひとりぼっちのフリーザ」の演奏の、今にも消え入りそうな儚さも、続く「迷子の王女さま」のいよいよクライマックスという感動的な盛り上がりも素晴らしい。
曲のタイトルからの連想もあるんですが、どことなく臆病さや戸惑い、哀しさと、それを優しく柔らかく包み込むような、温かく繊細な空気が演奏から感じられて、聴いててほんわかします。ほんと映画を観たり物語を読んだ後のように。癒し系アルバム?(笑)
こりゃやっぱり小説も読むべきかな。イメージ壊したくないから読まずにいたけど…。
白熱の演奏バトルがメインとかいうのではない(「ダンケルク」の後半はけっこう白熱)のでHR/HMファンには退屈かもしれませんが、楽曲のストーリー性を大事にした表現力豊かな演奏は、歌よりも雄弁に物語っています。
キャメルファンにも人気で、名盤と名高い作品ですので、激しくロックしてなくて歌もなくても聴けるという人は是非。


CATHEDRAL - Forest of Equilibrium - Picture of Beauty & Innocence (intro) / Commiserating the Celebration ★★ (2003-03-03 01:25:06)

アコギとフルートの素朴な音色が美しいイントロから、何が始まるのかドキドキわくわく待っていると、ゆっくりとディストーションの効いたギターの音が……そしてうなり声のようなディープな濁声が加わり、ヘヴィなリフが始まります。
いや~、素晴らしい♪
しかもこの曲、11分も続くんですよね~。これが1stアルバムの1曲目。リー・ドリアンはおちゃめさんです。


CATHEDRAL - Forest of Equilibrium ★★ (2003-03-03 01:03:00)

世界最速から世界最遅へ…リー・ドリアンって最高ですね、まったく。その極端さだけでも素晴らしい。ましてや最初にそれをやって、なおかつクオリティも高いときてるから脱帽です。(でも一般には初期ナパーム・デスもカテドラルもクズ?)
さてこのアルバム、ひたすらおそ~く、おも~く、陰鬱で不気味という素晴らしい内容です。
ドゥーム・メタルのアルバムに何を求めるってそんな…遅い、重い、暗い。これしかありません。
故に私はこの1st『この森の静寂の中で』(いいタイトルだ!)と6th『ENDTYME』が彼らの作品の中でワンツーフィニッシュな名盤だと思っています。
他の作品も嫌いじゃないんですが、やっぱり基本はこれです。
一応フォローしておくと、この作品は別にスローなヘヴィ・リフが延々入ってるだけじゃなく、ブリティッシュ・ハード・ロックの薫りが色濃いし、プログレ/フォーク/トラッド系の要素も多少あり、多様で味わい深い内容になってますので、単調なだけじゃ嫌っていう人も安心して(?)手を出してください。
慣れると気持ち良いですよ。
もちろんドゥーム・メタル/スラッジ・コアが好きな人には必聴盤でしょう。


CAPTAIN BEYOND - Captain Beyond ★★ (2003-03-03 00:24:00)

'72年の英米混合ハード・ロック・バンドの1枚目。正直このメンバーでスーパーグループと言われても、当時のロック・シーンに疎い身にはピンとこないのですが…。まだ生まれてなかったし(^^;
元DPのロッド・エヴァンスくらいしかわかりません。ボビー・コールドウェルって、同じ名前の有名なアーティストいますよね。
これはたしかマイケル・アモットが影響を受けたアルバムとしてあげていたので興味を持ちました。
で、聴いてみると……うわ、かっこいいい!
(1)「DANCING MADLY BACKWARDS(ON A SEA OF AIR)」(「過去への乱舞(大気の海で)」って邦題も素敵)から、変拍子バリバリの緊張感あふれる曲で、ロッド・エヴァンスの英国声がまた染みます。
メドレー形式で何曲かが同じコンセプトでまとまった構成もプログレしてて嬉しくなりますね。
テクニカルでヘヴィで複雑でちょっとサイケっぽくもありスペーシーで、うん、味わい深い。
メンバー全員しっかり目立ってますね~。特にドラムのボビー・コールドウェルは凄い。音を聴くとたしかにスーパー・グループです。


B'Z - Green ★★ (2003-03-02 23:09:00)

12thフルです。ここ数作はかなりヘヴィ・サイドに寄ったアルバムでしたが、今作はけっこうポップになってます。と言っても相変わらずテンションの高いハード・ロックですが。
ただ今回は前作『ELEVEN』のような刺々しさ、重苦しさが抑えられ、ポジティブで優しい雰囲気が増しています。そして青空に向かって広がっていくような爽快感が感じられます。
こういうハード・ロックをやれるバンドって、ちょっと日本では他に思いつかないな~。
ヘヴィなB'zも好きだけど、こういうのも大歓迎。
女性向け恋愛シミュレーション・ゲームの主題歌(歌詞がなんか違和感あるけどな~。そういうゲームじゃないんじゃ…)もあったりするので、「女性ファン向けの軟弱なアルバム」と捉える人もいるかもしれませんが、私はかなり気に入りました。
このフットワークの軽さ、何でもありの姿勢が、B'zの魅力だと思います。
ただ最近…曲数が増えたけど、アルバムのバランスを崩すような余計な曲が入ってる気がするなぁ……。10曲目で終わってたらちょうどいいのに。


BUDGIE - Never Turn Your Back on a Friend - Breadfan ★★ (2003-03-02 02:15:46)

メタリカのカヴァーがあんまりかっこよかったので、ベスト盤買って聴いてみました。
オリジナルもテンション高くていいですね~。こんなスピーディーで激しい曲が'73年発表とは。この疾走感抜群のリフ、吐き捨てヴォーカル。既にヘヴィ・メタルじゃないですか。凄い!


BOSTON - Walk On ★★ (2003-03-02 01:55:00)

8年に1枚ペースが定着したボストンの4thアルバムです。
発売当時テレビで(1)「I NEED YOUR LOVE」を聴いて、イントロのギターのフレーズがかっこいいなぁと思い、買おうと思った記憶があります。なんかUFOのジャケもかっこいいっても思いました(笑)。
洋楽聴き始めのころで、ハード・ロックに手を出し始めたあたりでした。再結成イエスと似たような感覚で聴いてたなぁ(遠い目)。
このアルバム、ど真ん中の《WALK ON MEDLEY》がどうも好きになれなくて…。そこでダレてしまいます。
それ以外の6曲は爽やかで良い曲なんですけどね~。


BON JOVI - Bon Jovi ★★ (2003-03-02 01:40:00)

デビュー作でこの楽曲のクオリティは素晴らしい!
まあ多少イモ臭いところがなきにしもあらずですが、全曲メロディが良いし、けっこう都会的で洗練されてますね。キーボードがずいぶん目立ってるせいもあるかも。
ボン・ジョヴィを聴こうと思ったのも、(1)「RUNAWAY」のキーボード・リフに耳をひかれたせいでした。
ところで伊藤政則氏がライナーで、ニュー・イングランドを引き合いに出してますが、(3)「SHE DON'T KNOW ME」のサビは、そのニュー・イングランドのメンバーが参加したアルカトラスの1stに入ってる「ISLAND IN THE SUN」のコーラス部分と似てますね。
似てると言えば、アクセプトの『PREDATOR』の1曲目「HARD ATTACK」のリフが(6)「BREAKOUT」の「オ~オ~オオオ~オ~オオ」ってとこのメロディにそっくりって思うのは私だけでしょうか(笑)。
このアルバム、クサいメロディの哀愁漂うメロディアスなロックがいっぱいで、土臭さが少なめなので、ヨーロッパのメロディアス・ハードは好きだけどボン・ジョヴィはちょっと…みたいな人も気に入ると思います。


BEN FOLDS FIVE - The Unauthorized Biography of Reinhold Messner ★★ (2003-03-02 00:09:00)

邦題は『ラインホルト・メスナーの肖像』
ベン・フォールズ・ファイヴの3rdアルバムです。これで解散しちゃった?
弾けた感じがほとんど消えて、メランコリックでオーケストレイションが目立った内容になっています。
シンフォニック・ロックやゴシック系が好きな人も気に入るかも。エルトン・ジョンとか好きな人もいけるかな?
かなり暗いし、シニカルでもあるので、聴く人は選びそうです。
でも物悲しく美しいこのメロディはなかなかそそります。


BEN FOLDS FIVE - Whatever and Ever Amen ★★ (2003-03-01 23:31:00)

今どき珍しいピアノ・トリオ編成のロック・バンドの2ndアルバムです。
何と言っても(1)「ONE ANGRY DWARF AND 200 SOLEMN FACES」の鮮烈な躍動感!
かっこいい!!と素直に踊り出したくなります。
さらに(2)「FAIR」のユーモラスなハーモニーの爽やかさ、軽やかなピアノの気持ちよさ。
かと思えば(3)「BRIC」はあまりに切ないバラード。(7)「SMOKE」もため息が出るほど美しく胸に突き刺さるバラードで、いいなぁ…。
でもアルバム全体を歌詞見ながら聴くと、最後に残るのは惨めな喪失感や倦怠感だったりして……。
数曲は大好きなんですけどね~。
クラムボンとか好きな人は気に入るんじゃないでしょうか。ちょっとジャズ風だし。


AC/DC - Blow Up Your Video ★★ (2003-03-01 23:28:00)

(1)「HEATSEEKER」と(2)「THAT'S THE WAY I WNNA ROCK N ROLL」でもうノックアウト。うーん、AC/DCだ。アルバム全部ではちょっと緩い曲も入ってますが、相変わらずの熱いロックを楽しめます。


BON JOVI - Slippery When Wet ★★ (2003-02-28 01:52:00)

反則だってくらいの超名曲が入ってますから、文句なしに買いです。
しかしあまりにも名盤すぎて、かえってそんなに聴かないかも。曲が強烈に印象に残ってるから、何回も聴かなくてもいいやと思ってしまいます。
購入前から散々聴き覚えのある曲ばかり入ってるせいもありますが。
なんにしても、名作中の名作。


B'Z ★★ (2003-02-28 01:32:00)

まあ多少パクリがあっても、しっかり自分達の音があれば問題なしかと。B'zは聴けば「ああ、B'zだ」ってわかりますからね。個性のないありがちな音楽を演ってるバンドに比べたらずっと良いです。
彼らのはオマージュって感じで、微笑ましいし。
それにパクリは絶対ダメって言ってたらLED ZEPPELINやDEEP PURPLEも聴けなくなりますからね~。彼らのパクリは有名で、リッチー・ブラックモアだって大っぴらに認めてますからね。パクリ魔DPとか言われたり(笑)
「BAD COMMUNICATION」の元ネタ曲も、ZEPPがスティービー・ワンダーの曲パクったものだし……。


BRUTAL TRUTH - Kill Trend Suicide ★★ (2003-02-28 00:50:00)

2ndと3rdの間に出たミニ・アルバム(正式にはEP?)です。ミニと言っても10曲入り。日本盤ボーナス入れれば15曲。聴き応えはアルバムに劣りません。
3rdの混沌具合へと近づいていて、カオティック・ハードコアみたいな感触も。THE DILLINGER ESCAPE PLANなんかが好きな人も気に入るんじゃないでしょうか。
相変わらずの凄まじさです。息が詰まりそうな密度。決して場繋ぎ的作品に留まりません。アルバム同様、エクストリーム・ミュージック好きは聴いておくべきかと。


BRUTAL TRUTH - Extreme Conditions Demand Extreme Responses ★★ (2003-02-28 00:36:00)

邦題『激昂たれ!』
ジャケからして悲惨で欺瞞に満ちた現実に対する怒りに満ちみちています。
メンバーが「MORBID ANGELのような、速いデスメタルをやりたかった」みたいなことをインタビューで語ってたような記憶がありますが、まさしくこの整合感はデスメタル的な印象。だけどやっぱりこのがむしゃらな突進具合はグラインドコア。
とっつきやすさは一番かも。
ドラムが尋常じゃなく速いです。ブラストビート、2ビートのこの速さ、ブルータル・デスメタルの凄腕ドラマーが次々注目を集めている現在でもなおトップレベル?
10年以上前の作品なんですよね。
ところでこのドラムのスコット・ルイス、脱退後KKK(人種差別団体の過激派)に入ったという噂が……それを否定する記事も見た気がしますが、本当だったら印税入るのが嫌なので、中古を待って購入しちゃいました。嘘だったらごめんなさい。
他のメンバーはもちろん人種差別も否定しているようですが。
歌詞は超シリアスなこのバンド、デスメタルやブラックメタルの醜い歌詞が嫌という人もいけるんじゃないでしょうか。まあ、シリアスなのと賛同できるかは別問題で、個人的には極端すぎてついていけなかったりしますが。


BUCKETHEAD - Giant Robot ★★ (2003-02-27 00:54:00)

チキン・バスケット用のバケツを頭にかぶり、白いフェイスマスクをつけた長髪パーマの変な奴……無敵のバケットスーツに身を包み、ギターを武器に【悪の旋律】と戦い、最大で80メートルまで巨大化する……
今やガンズ・アンド・ローゼスのギタリストとして有名な、バケットヘッドのソロ作品です。'94年発表の、たぶん2ndだと思います。
馬鹿馬鹿しいキャラクター設定が微笑ましいですね。
スティーヴ・ヴァイやマティアス・エクルンドあたりと並ぶ凄腕変態ギタリストな彼、ガンズに入ると知った時はびっくりしました。アクセルにはこの人を活かしきれるんでしょうか…いや、こいつに好きなようにやらせたら、バンド名変えなきゃやっていけないだろうなぁ。
元々がPRAXISってプロジェクトでビル・ラズウェルやジョン・ゾーン等の前衛音楽のビック・ネームたちと一緒に演ってような人で、このアルバムもビル・ラズウェルのプロデュース。
そう聞いただけで内容も想像できようというもの。PRAXISよりは少しとっつきやすいかな。とりとめもなく色々な音楽要素をぶち込んで、まとまりのないごった煮状態のアルバムです。もちろんHR/HMの要素はあります。
楽器演奏する人には色々興味深いでしょうが、私は楽器やらないので、興味はいかに変態的かという点に絞られます。
で、聴いてみた感想は、キャラクター設定の奇抜さにしては、音楽がけっこう生真面目だな~と。ふざけてるけど、音があまり可愛くない。もうちょっと弾けてくれた方が面白いなー。
ちなみにこのアルバムの日本タイトルは『ジャイアント・ロボット~日本上陸G作戦』
彼はファンらしいですね、ジャイアント・ロボの。いいセンスだぜ。


BUCKCHERRY - Time Bomb ★★ (2003-02-25 00:54:00)

熱くて強靱で猥雑なロックンロール。喧しくてエネルギッシュで、楽曲もフックがあって、演奏も躍動感たっぷりで、好きだな~、こういうの。
でもどうしてか、ジョシュア・トッドの声が微妙に個人的なツボを外れてるんですよね~。こういうの好きなのに。本当に微妙にちょっとだけ好みと違う。やっぱりヴォーカルってのは大事ですね。
いつか好きになるかなー。けっこう好みは変わるもんだし。


BRUCE DICKINSON - The Chemical Wedding ★★ (2003-02-24 23:45:00)

ロイ・Zがプロデュースした作品ってあんまり好きじゃないんですが、このアルバムは極上の逸品。
ヘヴィにしてダークな音像、錬金術とウィリアム・ブレイクに題材をとった歌詞、ブレイクの絵を使ったアートワーク、たまりません。
荘厳で陰鬱で叙情的な雰囲気だけでも買いですが、メロディもフックがあって、とっつきやすいです。ブルースの声がまた音楽性にぴったりなんですよね~。
脱退したメンバーが元いたバンドと似たような曲をやるのって好きじゃないんですが、これはちゃんとアイアン・メイデンではできないだろう音楽をやってて良いです。もちろんメイデン色も多少ありますけどね。
ブルースはメイデンに戻っちゃいましたが、あっちでも新しいことにバンバン挑戦して欲しいものです。『BRAVE NEW WORLD』は復活第1弾ということもあって、手堅い内容になっちゃってましたが…。
このアルバム、ゴシック好きの人も楽しめると思います。


BOSTON - Boston ★★ (2003-02-24 23:39:00)

ボストンと言えば、エイジアやジャーニー、TOTOなんかと並んで、プログレ通過後の高品質メロディアス・ロックの大御所、とりあえず聴いておかなきゃいけないだろってグループですが、最初に聴いたのが4thで、「ふ~ん、なかなかいいかも」程度に思っていました。
そして何年か後、中古で見かけたこの1stアルバムを「そういやこれ馬鹿売れしたんだったな~、どれどれ買ってみるか」くらいの軽い気持ちで購入。
CDをラジカセに入れ…………涙。
うぎゃー、なんて素晴らしい音楽なんだー!!
超名曲「MORE THAN A FEELING」いつ聴いても涙があふれそうになります。
ただきれいなメロディとか、緻密なアレンジとかそういうのじゃない。胸を熱くしてくれる珠玉の音楽が、このアルバムには詰まっています。
普通のロックンロール・ソングも入ってるし、アメリカ的な軽いノリも目立つけれど、それが欠点になっていない。最初から最後まで、音楽の与えてくれる楽しさ、感動を味わわせてくれます。
売れて当然。産業ロックと馬鹿にして聴かないでいるなんて、恐ろしくもったいないことです。


BON JOVI - Bounce ★★ (2003-02-24 23:30:00)

このアルバムはアップテンポのロック曲が多くてバラードが少なめになるという話だったのに、聴いてみるとそんなでもなくてちょっとがっくり。
でもまあ80~90年代のボン・ジョヴィとは違いますが、これはこれで良いです。
9.11のテロ事件に題材をとったダークでヘヴィな感触の(1)「UNDIVIDED」から、ポジティブで前向きな先行シングル(2)「EVERYDAY」の流れでもう引き込まれました。名曲とされる前作の「IT'S MY LIFE」よりもこの曲の方がずっと好きです。
そして開放感あふれるストリングス・アレンジがたまらない(3)「THE DISTANCE」から(4)「JOEY」のピアノ・イントロへのつながり…今回は曲順が練りに練られてる印象で、つい聴き入ってしまいます。
(5)「MISUNDERSTOOD」のサビの「ア~アア~アア~ィ♪」はいかにもボン・ジョヴィらしくて微笑ましいし、ストレートなラヴ・バラード(6)「ALL ABOUT LOVIN' YOU」、(1)のようにヘヴィに始まってサビでいきなり弾ける(7)「HOOk ME UP」と、なかなかにバラエティ豊か。
(8)「RIGHT SIDE OF WRONG」は…いかにもジョンの好きそうな曲で、歌詞含めてけっこう評価が高いみたいですが、個人的に「強盗やってメキシコに逃げようとしたら、警察に踏み込まれて…」みたいな歌詞に欠片も魅力を感じないので。(4)(8)が昔からのボン・ジョヴィのファンに人気みたいなのに、何故かこの2曲がなかったらなぁ、なんて思ってしまうんですよね~。曲自体は別に嫌いじゃないんだけど。
(9)「LOVE ME BACK TO LIFE」は大盛り上がりのサビを一緒に大声で絶叫したら気持ち良さそう。
スティングの「FIELDS OF GOLD」みたいな感触の温かく穏やかなラヴ・バラード「YOU HAD ME FROM HELLO」は、全然ロックじゃないけど、このアルバムで一番好きです。こういう曲は年齢を重ねたからこそつくれた感じですね。かと思うと(11)「BOUNCE」は気恥ずかしくなるくらい若々しいロック・ナンバー!
で、最後は「OPEN ALL NIGHT」でしっとり優しく締めると。しかしボーナス・トラックは収録方法が煩わしい。せめて頭出し可能にして欲しかったなぁ。
しかしまあ、アルバムとしての出来はなかなか。長く楽しめそうないいアルバムです。


BON JOVI - These Days ★★ (2003-02-19 00:09:00)

最初に聴いた時、あんまり完成度の高い曲ばかりだったのでびっくりしました。そしてその思いは今も変わっていません。
たしかに暗い、渋いアルバムで、歌詞もブルーになるようなのばかりなんですが、それを差し引いても、この哀愁のメロディの素晴らしさは恐ろしいまでにハイレベル。
ただし聴く時の気分は選びますね。
メロディの良さだけなら彼らの中でも最高の作品なのでは?
まあエアロスミスが今でもあんなに若々しいのに、いきなりここまで渋くなっちゃってどうするよっては思いますし、今の彼らにはもっと元気にロックしてて欲しいです。でも90年代半ばには、これは個人的にストライクゾーンど真ん中でした。
華やかではないけど、名盤です。


BOB CATLEY - Legends ★★ (2003-02-18 23:50:00)

マグナムのヴォーカリスト、ボブ・カトレイがTENのゲイリー・ヒューズと組んだソロ作の2枚目。なーんて言ってまだマグナム聴いたことないです。そのうち買おう。
TENを聴いてていつも思うのが、メロディアスでいいけど、ゲイリーの歌い方がもうちょっと熱かったらな~ってことでした。歌い方も歌メロも煮え切らなくて、もどかしいままに終わってしまうことが多い。
それが、彼の曲をボブ・カトレイが歌ったらあなた、素晴らしく胸を打つじゃありませんか。ゲイリーには他人にたくさん曲を提供してもらいたいものです。
このアルバムの内容は、シンフォニックでクサクサなメロディアス・ロックです。さすがに気恥ずかしくなるような曲や、やっぱり煮え切らない曲もありますが、全体的に感動的な美しい作品。情感のこもった湿り気を帯びた歌声がたまりません。
『嵐が丘』に題材をとった感動的なバラード(7)「A BEAUTIFUL NIGHT FOR LOVE」と、胸の奥に熱いものが広がる(10)「WHERE THE HEART IS」がお気に入り。


BLUE OYSTER CULT - Agents of Fortune ★★ (2003-02-18 23:35:00)

ブラック・サバスと並ぶヘヴィ・メタルのゴッド・ファーザー、ブルー・オイスター・カルト。と言ってもこの作品で聴けるのはけっこう明るくポップなロック。(2)「TRUE CONFESSIONS」なんてローリング・ストーンズみたい。
彼らの代表曲(3)「(DON'T FEAR) THE REAPER」が聴きたくて買ったんですが、この曲はメロディアスでけっこうロマンティックな感じ。なんたって歌詞の題材がロミオとジュリエット。サビメロが耳に残りますね~。
けっこうオカルトっぽい歌詞もありますが、今の時代にはかわいらしいもの。多少のおどろおどろしさはあっても、かなりとっつきやすいと思います。初期はもうちょっと怖かったのかな。
ジャケットのイラストのおっさんがとぼけた味を出していますね~。そして絵からきた邦題が『タロットの呪い』……ベタベタっす。本当は「東方の三博士」を意味する題らしいのに。


BLUE MURDER - Nothin' But Trouble ★★ (2003-02-18 23:27:00)

個人的にジョン・サイクスの良さってあんまりピンとこないので、ブルー・マーダーの1stも聴いててさっぱりでした。
ホワイトスネイクのサーペンス・アルバムは好きだし、殿のバラード・アルバムもけっこう良いなっては思うんですが、それは楽曲の主に歌メロの良さであって、ギターはあんまり印象に残っていなかったりも。
その上「PLEASE DO'NT LEAVE ME」はプリティ・メイズのカヴァー・ヴァージョンの方が好きだったり…。
そんな(ギタリストの)サイクス・ファンとはとても言えない私ですが、このアルバムは印象に残るメロディが多くて、悪くないなと思います。特に(4)「RUNAWAY」は泣けます。歌詞は痛々しいけど、中間のギター・ソロが少し優しい雰囲気っていうのがまた涙腺を刺激するんですよね。歌声も哀感を伴って、胸に迫ります。


BLUE CHEER - Live & Unreleased '68/74 ★★ (2003-02-18 23:19:00)

轟音ロック・バンド、ブルー・チアーの未発表音源やら何やらを収録した企画盤シリーズの1枚目です。68年のライヴ3曲と74年のデモ6曲が入っています。
ライヴ3曲聴くためだけに買っても損はないです。
当時彼らが演奏した後は客の耳がいかれてしまって、他のバンドが聴けなくなるからと、フェスティバルなんかでは知名度に関係なくトリで出ていたという、最高なエピソードを持つバンドだけあって、凄まじい轟音。3人しかいないのに、この音の厚みは何?
ビリビリと空気を揺るがすベースの重低音がたまりません。音はこもってるし、音質は良いとは言えませんが、それがこの音楽にぴったり合ってます。モーターヘッドのブート・ライヴ音源やスリープみたいな激重ドゥーム、日本のギターウルフなんかと同じ感覚で聴けます。グランジ好きな人も気に入るんじゃないかなー。
あとこの次のvol.2はもっとライヴ音源が多くて、「サマータイム・ブルース」が3ヴァージョンも入ってるらしいから、そっちの方が楽しそう。(まだ買ってない~)
デモ音源もライヴに比べれば迫力は落ちますが、荒々しくもキャッチーなロックで、なかなか曲調も幅広く、楽しめます。


BLIND GUARDIAN - A Night at the Opera ★★ (2003-02-18 23:12:00)

全曲これぞブラインド・ガーディアンという気合いのこもったアルバムです。ラプソディーのように、彼らの方法論を受け継ぎつつ、更に大仰なことをやるバンドが出てきても、これをやったら自分達が一番なんだという意地があふれてるかのよう。
しかし濃い……過剰なまでに味付けが濃すぎて、全部聴く前におなかいっぱいになっちゃいそう。上で言われてるように、特にクワイアのボリュームが…。
あんまり本編がみんな凄いので、かえってボーナストラックの「HAVEST OF SORROW」アコースティック・ヴァージョンが一番印象に残っちゃったり。
でも1曲1曲みんなすごい。参りました、さすがブラインド・ガーディアン。このアレンジ能力は半端じゃない。
でもなかなか全曲覚えられないな~。何十回も聴かないと全容を理解できないアルバムかも。コンセプト・アルバムだった前作よりも、全曲聴くのに体力がいります。
何百回も聴くか、あんまり聴かなくなるかどっちかっていう、好き嫌いの別れるアルバムかもしれませんね。私は……どっちになるかな。まだ保留。


BLIND GUARDIAN - Somewhere Far Beyond ★★ (2003-02-18 01:15:00)

ジャーマン・メタルの王道を貫きながらも、ブラインド・ガーディアン独自の音楽をやっているという印象です。
ブラガが好きなら最初から最後まで楽しめるでしょうし、とっつきやすいので初めての人もこれから聴くのがいいかもしれません。
けっこう長い曲が多いのに、あんまり気にならないです。
しかしこのバンドのセンスって、ほんと独特ですね。ハンズィのヴォーカルが特徴的なせいもありますが、いかにもジャーマンって曲でも、すっかりブラガ色に染まっています。こういうのを聴くと、無個性なメロスピでは物足りなくなっちゃいます。


BLIND GUARDIAN - Tokyo Tales ★★ (2003-02-18 00:56:00)

けっこうスタジオでいじくってはいるのかもしれませんが、音質も良いし、ライヴに行って一緒に大合唱したい!!と思わせてくれる点では、魅力的なライヴ盤だと思います。
楽曲もこのころのはけっこうストレートで、素直にノリノリで聴けます。
最近の異様なまでにトラック数の多い、つくりこんだスタジオ作の後で聴くと、このシンプルさが気持ち良いです。そしてこっちのさわやかなクワイヤの声の方が好き(笑)


BLIND GUARDIAN - Nightfall in Middle-Earth ★★ (2003-02-18 00:44:00)

コンセプトものなので、ある程度は小曲やSEでつないだ構成も納得できるんですが、最初のインパクトはともかく、繰り返し聴くとそれらが邪魔になってきます。これは評価の高いDREAM THEATERの『METROPOLIS PT.2』でも同じように感じることですが……。
もうちょっと楽曲自体に語らせてくれると嬉しかったです。ただし、楽曲の質自体は良いですね。
欲を言えばもう少し「THE ELDAR」みたいな静かな曲を増やした方が、「MIRROR MIRROR」みたいな爆走チューンも引き立ち、メリハリが生まれると思うんですが…そうするとパワーメタル・ファンが納得しないでしょうからね。
そして一番納得できないのが、盛り上げておきながら、なんか尻切れとんぼな終わり方。確かにこの後も続いていくような余韻を残したストーリーではあるのですが、別にこのアルバムがパート1で続きがあるわけでもないのだから、しっかりドラマティックに締めて欲しかった。
とまあ文句ばかり言ってしまいましたが、このアルバムだってもちろん好きなんです。でも彼らにはこれ以上のものがつくれるはずだと思うので……。


BLIND GUARDIAN - Imaginations From the Other Side ★★ (2003-02-18 00:15:00)

3rdまではまだ聴いていないので、これが最高傑作かどうかは断言できませんが、4thから後のアルバムでは一番好きです。
メロディ、曲構成、バラエティ、サウンド、どれも好みで飽きずに聴けます。この前はストレート過ぎて飽きが来るし、この後は詰め込み過ぎてバランスが悪いように感じます。
上のKOZYさんの書き込みを見てなるほどなと思ったのが、ドラムでメロディーを奏でる為に叩いているという指摘です。確かにドラムが違う気がします。普通のジャーマン・メタルの域を超えた表現力ですよね。でもこの後のアルバムだと今度は音を重ね過ぎてドラムは目立たない(泣)。
(1)「IMAGINATIONS FROM THE OTHER SIDE」と(7)「BRIGHT EYES」が特に気に入ってますが、全曲素晴らしいと思います。複雑な構成だけどメロディが充実しているし、激しさもしっかり保たれています。
たぶん、ずっと聴き続けられるアルバム。


BEAUTIFUL CREATURES - Beautiful Creatures ★★ (2003-02-17 23:32:00)

マジじゃありませんでした(^^;
アメンボさん、すいません、まだ解散してませんね。
どっかで解散を目にした気がしてたんですが違ったみたいで。
誤解させて申し訳ないですm(_ _)m
バンドへのお詫びに次のアルバムが出たら原価で買おう(笑)


BLINK-182 - Enema of the State ★★ (2003-02-17 00:28:00)

ひたすらキャッチーでちょびっとメロウ、軽快に飛ばすポップ・パンクです。ロックのスリルとか社会的メッセージとか、そんなものは期待するだけ無駄でしょう。メロコアってほど激しくないし、普段ポップスしか聴かない人たちでも楽しめるはず。
この3rdアルバムで大ブレイク、売れまくってます。
全曲ポップで楽しく聴けます。どうせなら歌詞ももっと明るい方がいいのにな~。どうも惨めな感じのばかりで。なんでこういうポップなやつらの歌詞は半端に暗い(か下品)のが多いんでしょうか。どうせおバカならアンドリューW.K.みたいにひたすらパーティー!ってのでいいのに。シリアスな歌詞はシリアスな音楽で聴きたいです。
次作は捨て曲もあってあんまり好きじゃないんですが、このアルバムは気に入りました。


BLACK SABBATH - Black Sabbath - Black Sabbath ★★★ (2003-02-17 00:03:55)

これは衝撃的でした。初めて聴いた印象は、「なんじゃこりゃ?」でしたが…恐ろしいことに徐々にこれが素晴らしい曲に思えてきて…嗚呼、最高。しびれます。
ホラー映画のような不気味なSEから、ひたすら重く遅く暗いリフ、オジーの変な声……超名曲!!


BLACK SABBATH - Heaven and Hell ★★ (2003-02-16 23:56:00)

上で散々言われている通り、「ブラック・サバスのヘヴィ・メタル」ではないけれど、最高の様式美ハード・ロックですね。
もちろんディオが持ち込んだ要素ではあるんですが、それにしっかり対応して、それまでとタイプの違う、こんな名曲の数々を生み出せるメンバーたちの、引き出しの多さが凄い。トニー・アイオミってやっぱり天才!
(4)「DIE YOUNG」は名曲中の名曲ですが、それにしてもサビの歌詞はもうちょっとなんとかして欲しかったですね。あれみんなで合唱するのって……ねえ…?
ともかく、名盤です。