この曲を聴け!
うにぶさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 101-200

MyPage

うにぶさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23
モバイル向きページ 
うにぶさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 101-200

0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23


IRON MAIDEN - No Prayer for the Dying - Public Enema Number One (2023-06-11 21:22:29)

どこのアニソンですかみたいなイントロのクサクサツインギター、大好きです。
全体的に見ると、けっこう色んな要素があって一筋縄ではいかない曲。でも、かなり好みの部類です。


IRON MAIDEN - Killers - Purgatory ★★ (2023-06-11 21:03:13)

リフが変奏も含めて全て魅力的、粗削りながら勢いと疾走感が抜群、最後まで脚韻を踏み倒す歌詞も歯切れ良く、吐き捨て型歌唱とベストマッチ。
これぞメタル。名曲です。


SCORPIONS - Love at First Sting - Rock You Like a Hurricane ★★★ (2023-06-10 20:56:23)

私も昔は平凡だと思っていました。
〇十年後にも普通に口ずさめる曲(歌メロのみならずギターまで)の価値がわかったのはここ10年くらいです。


VAN HALEN - A Different Kind of Truth - As Is ★★ (2023-06-10 20:48:05)

買ったばかりのときは、結構批判的な聴き方で、耳に残らないなと思っていたのですが、聴き返せばガツンとくる名曲じゃないですか。
凄いバンドの曲に関しては、評価基準が高くなりすぎているんだなと反省。こんなの他のバンドならキラーチューンです。


DEF LEPPARD - Hysteria - Love Bites ★★★ (2023-06-10 20:32:29)

よく聴いていた当時は、まあまあの曲かなと思っていたんですよ。
ところが今になって聴き直すと、アレンジの一つひとつに感じ入り、昔を思い出してはしみじみと聴き入ってしまいます。
素直に、これは素晴らしいと思えるようになりました。たぶん年のせいもあるんだろうなぁ・・・。


APHEX TWIN - Computer Controlled Acoustic Instruments Pt2 ★★ (2023-06-04 17:44:25)

'15年のEPです。中身はタイトルの通り、プログラミングされた生楽器演奏による音楽です。
音像としてはエレクトロニカっていうよりは現代音楽ですね。NHKのラジオでよく流れるようなやつ。マイクを振り子にして拾った音やメトロノームを同時稼働させたものを「音楽」とかいうのと、似た感覚で聴けます。
まあ、面白ければいーのだ。アバンギャルドなプログレやフリージャズが好きな人にはおすすめです。
それにしても'14年の『SYRO』はグラミー賞をとったのに、続けて出したのがこれって・・・尖ってるなー。一応'01年の『Drukqs』の続編的位置づけで「PT2」らしいですが、音楽性は大きく違うのでご注意を。ピアノが多いところは共通してます。


SQUAREPUSHER - Music for Robots ★★ (2023-06-04 17:32:04)

'14年のEPです。「Z-MACHINES」という日本製音楽ロボットとのコラボ企画。
SQUAREPUSHERは元から大好きだったし、「78本の指を持つギタリストと22個のドラムを叩くドラマー」の演奏だなんて言われたら、聴くしかないじゃないですか。日本限定CD化とのことだったので、なくならないうちに速攻ゲットした次第です。
でも・・・ロボットだからエレキを期待してたら、アコギ作品だったんですよねー。あとSQUAREPUSHERなのにあの超絶ベースが入っていないってどーなのよ!
人力演奏不能な超高速ドラムンベースを期待してたら曲は案外地味で、ジャズ/フュージョンもしくは現代音楽的な感触なのでした。はっきり言って一人多重録音ジャズを作ってた時の彼の方がよっぽど派手。
とはいえ、そういうアコースティック音楽だとわかって聴けば、やはり人間には演奏不能なんだろうなという部分が面白く、繰り返して聴いてしまうのでした。
Z-MACHINESはその後、エレキも演奏したり、歌?っぽいものも追加したような曲を演ったりしてるみたいでした。そのうちまとめて聴いてみたい。
ちなみに、本当にロボットがメタルを演奏するドイツのバンドCOMPRESSORHEADは、曲はちゃんとメタルで心地よいんだけど、曲が普通過ぎてあんまり意義を感じないんですよね。演るならBPM1000超えのインダストリアルデスグラインドでしょ。


AUTECHRE - Untilted ★★ (2023-06-03 17:58:16)

8thアルバムです。
メタル耳にはやっぱこれかなー。(激しさという点では。メロディはほぼありません・・・)
耳が痛くなるくらいヘヴィでメタリック。リズムも高速化複雑化してきょーれつ。快感デス。


AUTECHRE - Chiastic Slide ★★ (2023-06-03 17:48:57)

イギリスの電子音楽デュオの、フル・アルバムとしては4作目です。
'97年当時はオウテカのことを全然知らなくて聴いていませんでしたが、この作品なんか昔の自分の趣味ど真ん中で、聴いてたらさぞかしハマってただろうなーと思います。
ノイジーでヘヴィなのにアンビエント的で美しい。変な音もいっぱい使ってて楽しいです。この頃はリズムがそれほど複雑じゃなく落ち着いて聴けます。
3、4、8曲目が特にお気に入り。


PERIPHERY - Periphery V: Djent Is Not a Genre ★★ (2023-05-28 20:51:07)

「ジェントはジャンル名じゃないんだからね」というツンデレなタイトルをつけておいて初っ端からDJENTYな曲で始まるさまにニヤニヤが止まらない、'23年の「Ⅴ」なくせに7thアルバムです。
これまでもそうですが単純に一言でなど表現不能なハイブリット音楽であることに変わりはなく、プログメタル/メタルコア/スクリーモ/カオティックハードコア/ニューメタル等のいずれとも言える音楽にジャズ/クラシック/映画音楽/ゲーム音楽/エレクトロニカ的要素をぶち込みながらもキャッチーかつヘヴィに仕上げています。
どの曲も複雑で多様な要素を含んでいるため、反芻して消化するまでに時間を要するのですが、5~6回聴いたあたりから、かなり没入できるようになってきました。
まだ彼らの他のアルバムに勝るほどの出来か否かは評価できませんが、いずれ今後何年にもわたって楽しめるであろう良質の激烈テクニカルメタルです。
9曲目の「Thanks Nobuo」はFFシリーズの曲等で有名な植松伸夫への感謝を表す曲で、FFⅦのテーマを用いているらしいです(私はⅥまでしかやっていないのでわかりません)。「Atropos」「Zagreus」もゲームにインスパイアされているようですが、どちらも良い曲。あと3~5曲目のギャップありすぎな流れも好きです。


CORONER - Grin ★★★ (2023-05-28 20:23:00)

スラッシュじゃない。ミドル主体で無愛想。歌も淡白でメロディは僅少。わかりにくい楽曲ばかりでパっと聴けば単調。きっとボロクソな評価なんだろーなと思って発言を見てみれば、まさかの全員絶賛!?
筋金入りのCORONERファンの皆さんに感服です。私は初め、駄作と切り捨てていたことを白状します。褒めるとこないじゃんって思いました。
聴き直したら、あれれーおかしいなー? めたくそおもしれーアルバムじゃないですか。時代を20年以上先取りしちゃっていませんか。
上でRUSH、DOORS、TOOL、MESHUGGAH、VOIVODと比較されていますが、どれも納得しちゃいました。でもどのバンドとも異なる個性を主張しています。
独自の味があり類型から外れていて暗いけどどこかユーモラスで聴くたび発見があるヘヴィな音楽。テクニカルで実験的で斬新。CORONERってヤバいな。
どの曲をピックアップしようかと思って聴き直したら、削れないまま最後までいっちゃいました。だってリフとリズムがどこまでいっても楽しすぎるんです。歌は・・・えーと、歌もリフに含めちゃえばサイコーデス。
たぶん老後の楽しみにもってこいな、スルメ名盤。


CORONER - R.I.P. - When Angels Die ★★ (2023-05-28 20:05:51)

いかにもスラッシュな感じで素直に頭を振れます。
それでもクールな印象なのが彼ららしい。


COCOBAT - Cocobat Crunch - Can't Wake Up ★★ (2023-05-28 19:55:42)

朝起きられないってゆーだけの歌詞なのになんだかかっこよさげ。
バカらしい曲なのに強烈で暴れたくなるところがとても魅力的です。


CORROSION OF CONFORMITY - Wiseblood ★★★ (2023-05-27 21:19:49)

最近のお気に入り筆頭格ですが、発売当時は何度も購入を検討しつつ結局見送っていた1枚です。尤もあのころはわかりやすい極端音楽を求めていたので、買っても真価はわからなかったに違いありません。適度にグルーヴィーでノイジーなミドル・テンポ主体のHM/HR。
いま聴いたら、旨味しかない筍や椎茸やせんじ肉の如く、噛めば噛むほど至福の時が訪れて虜ですよ。酒が止まらん音楽。もう、ここしばらく通勤時はこればっかり再生していました。
なんだろーなー、『WHO WE ARE』~『CAUSE FOR PAUSE』までのOUTRAGEが好きな人はツボだと思うんですよ。
泥臭いロケンローとグルーヴメタルとハードコアとストーナーとブルーズのぐちゃまぜヘヴィネス。捨て曲皆無にして多彩なひねくれヘヴィ・ロックの傑作です。正統派メタラーには薦めませんが、雑食リスナーには激お薦めの名盤です。


CONCEPTION - State of Deception - By the Blues (2023-05-27 21:10:03)

あ、肩の力が抜けてきたな、が第一印象です。
なんか、カーンもバンドも真面目になりすぎじゃないかと思っていて、曲名も「Blues」が入っていたため暗ーい感じの曲を想定していたので、予想を裏切られました。(まあ歌詞は暗いんですが)
歯切れがよく、アルバムの良いアクセントになる曲です。


CONVERGE - Jane Doe - Heaven in Her Arms ★★ (2023-05-27 20:59:42)

前半のハードコアすぎる全力投球で、ぐったり疲れる曲。ベースが強烈。
で、なんか違う曲流れてきたかと思う後半も胃にくる重さ。ヘヴィです。


CONTROL HUMAN DELETE - The Prime Mover - New Replicators ★★ (2023-05-27 20:50:51)

冒頭から1分半もSEが続いて、いつ始まるんだろうなーと思っていると変なリフとガラガラ声にもっていかれます。
打ち込みのドラムも色々なパターンで良い感じ。飽きる前に新規要素が顔を出して、8分超、惹きつけられ続けちゃう曲です。


CONTROL DENIED - The Fragile Art of Existence - Expect the Unexpected ★★ (2023-05-27 20:36:42)

アルバム中、特に印象に残っている曲です。
おいしいフレーズがふんだんに使われ、ジェットコースターみたいに山あり谷あり、スリリングに聴き手を運んで行ってくれます。
メタルって快感だなあ。


MESHUGGAH - Contradictions Collapse / None - Internal Evidence ★★ (2023-05-27 20:27:57)

熱い!
細かいことはどうでもよくなります。
なんか2分くらいで満腹して大興奮してるのに、その後5分ほど追い打ちされてもう降参ですっていう。
ベースとコーラスがテンション高すぎ。


SUNN 0))) - 00 Void ★★ (2023-05-21 22:00:55)

首尾一貫して余計なものを省いたドローンで、心地よくボーっとできます。
リズムも歌も展開もなし。そのため安心して長時間身をゆだねられます。振幅が少ないため、大半のクラシック音楽よりよっぽど落ち着く優しい音楽とも感じられるくらい。
前衛的な轟音音楽なのでしょうが、非常に癒し系。


DEATHSPELL OMEGA - Kénôse ★★★ (2023-05-21 21:52:44)

余計な何もかもを吹き飛ばしてくれる快作。自分の中の負の感情、溜まったストレスを解消するのに重宝する作品です。個人的には今まで聴いたブラック・メタルでも5本の指に入ります。
聴いている最中は笑顔になどなりようもなく、眉間にしわを寄せて歯を食いしばって聴くのですが、最後には何か悟りを開いたような気分になってスッキリ。
浄化音楽の最高峰です。愛おしい。


WIG WAM - Out of the Dark - High n Dry ★★ (2023-05-21 21:42:41)

こういうノリが好きなんですよ。心地よくもかったるくないグルーヴ。
最近なんだか彼らの曲がしっくりくるんです。
曲作りが実に巧み。


CORROSION OF CONFORMITY - Wiseblood - Born Again for the Last Time ★★ (2023-05-21 21:34:35)

いま聴くとめっちゃ面白い曲です。予測をことごとく裏切り、自由自在に展開する個性派ヘヴィ・ロック。
ベース・ラインを聴くだけで恍惚です。なんて発想力。ドラムも巧すぎる(ハードコア時代と本当に同一人物?)。
ジェント系のバンドにも通じる変則リズムの工夫、気だるささえも魅力に変える多彩なアイディア。私の位置づけではこれもプログレ。
これはSOUNDGARDENやHELMETにも肉薄する、BLACK SABBATH系実験ロックの最良の果実の一つでしょう。


LOVEBITES - Judgement Day - Wicked Witch ★★★ (2023-05-21 21:20:11)

このリフと歌メロは非常にJ-POP的で、日本人ならではのユニークなメロディ展開だと思います。
この曲でファンになりました。
他の人がこの曲をどんな風に捉えるのか、気になります。


GALNERYUS - Between Dread and Valor - Time Will Tell ★★★ (2023-04-25 21:51:34)

ヤバいヤバい、こんなにガルネリウスの曲が胸を射抜いたことはありませんでした。
もう私の好み、ド真ん中。この哀愁、メロディ、疾走感、切ない歌詞。降参です。大大大好き!
この次の「Let Us Shine」の哀メロもたまんないけど、とにかくこの曲が好きすぎる!


GALNERYUS - Between Dread and Valor ★★★ (2023-04-25 21:43:53)

遂にMAKE UPを凌駕するレヴェルまで激熱クサメロ日本語HM/HRを引き上げたんだなーというのが一聴目の感想です。(けなしてないですよ、MAKE UPは個人的に神階級、最上級です!)
これはもう、別次元ですよ。日本語をのせたHM/HRをここまでポップに、しかし哀メロたっぷりの疾走感ありありでドラマティックに仕上げてくるなんて・・・。
もちろん英語中心の、テクニックやスピードをもっと前面に押し出した曲を収めた他のアルバムも好きですよ。少なくとも小野正利加入後のはみんな聴いてます。そしてこの作品はスペシャルアルバムということで、本筋とは外れているのかもしれません。でも心が震えてしまうんだから仕方がない。
人生の〇枚アルバムに入れて後悔なしです。
今年のベストはIFのアレかHのアレだと思っていたのに、もう2回も変節して、今はコレです。いやほんと、想定を軽々超えてくれました。
他の誰がけなそうと、断固私はこの作品を愛で続けます。


IBARAKI - Rashomon ★★ (2023-04-23 22:29:25)

TRIVIUMのMatthew Kiichi "Matt" Heafyのブラック・メタル・ソロ・プロジェクトの'22年の1stです。プロデュースはIhsahn。期待するなっていうのが無理な、ヤバい組み合わせですよね。こういうバンド、このサイトの常連さんが盛り上がってた当時なら、皆であーだこーだ取り上げて、楽しかっただろうなー。
日本語表記では、バンド名:茨鬼、アルバム名:『羅生門』、曲名:儚き必然/迦具土/茨木童子/地獄太夫/魂の崩壊/悪夢/木漏れ日/浪人/須佐之男命/海賊、のようです。
日本というルーツにアイデンティティを求めたブラックという感じなんでしょうが、中身は想像の斜め上でした。SIGHとも全然違うし、比較対象があまり思い浮かばない、暗黒メタルの異端児。
なんか、ブラック・メタルっていうよりはプログレ。バンドサウンドのくびきから解き放たれて自由奔放にアレンジしています。
題材は日本ですが、サウンドは思ったほど日本風なわけでもなく歌詞も英語です。曲タイトルになった題材のストーリー的歌詞もあれば、かけ離れた抽象的な歌詞もあり。
初聴時は全然付いて行けず、何度も聴いて評価を更新し続けている感性の鈍い私ですが、とにかく好奇心は刺激されるので幾度か再挑戦しているところです。妙にはまる。
大好きな作品というわけではないのですが、やたらと郷愁が刺激され、なんだか繰り返し再生しちゃうんです。10年後には名盤と言っているかも。
(4)「Jigoku Dayū」と(8)「Rōnin」がもの悲しくも美しく、お気に入りです。(9)「Susanoo no Mikoto」の日本語詞も微笑ましい。


ARCH ENEMY - Doomsday Machine - Nemesis ★★ (2023-04-16 23:46:31)

さっき山下達郎のラジオ番組サンデー・ソングブックでかかってびっくりしました。
以前IMPELLITTERIがかかった時も驚きでしたが、更にここまで許容しちゃいますか。レコードも買っちゃったとか。
改めて、アンジェラって世の中の色々な壁をぶち壊してたんだよなーと、しみじみ思いました。
『DOOMSDAY MACHINE』久しく聴いていなかったのでほとんど忘れてましたが、良い曲ですね。


AMORPHIS - The Beginning of Times - Mermaid ★★★ (2023-04-09 21:35:12)

キーボードとギターのからみがたまりません。
歌メロも、ちょっと音程下げるところとか、好きだなー。
最初から最後まで魅力的。彼らの中でも屈指の名曲でしょう。泣けます。


TEN - Something Wicked This Way Comes - Something Wicked This Way Comes ★★ (2023-04-09 21:25:11)

イントロとアウトロがお気に入りです。
ついつい口笛を吹きたくなります。


DECAPITATED - Nihility - Spheres of Madness ★★ (2023-04-09 21:16:01)

この曲のメカニカルなリフがたまりません。
何種類かの奇々怪々なリフが組み合わされていて、全く飽きさせない名曲です。


SEPTICFLESH (SEPTIC FLESH) - The Great Mass - Mad Architect ★★ (2023-04-09 21:04:06)

デス・メタルというよりも現代音楽風ですが、焦燥感をあおる寒々しいオケの不気味さが印象的で、繰り返し聴きたくなります。
歌詞は自ら設計した迷路に閉じ込められた建築家の曲って感じでしょうか。


MACHINE HEAD - The More Things Change... - Spine ★★ (2023-04-09 20:55:49)

まあ地味な曲扱いなんでしょーが、やっぱり曲作りが巧いんですよねー。
展開が案外多彩で、今聴いても古臭さやダサさを感じず、ひたすら快感。けっこう叙情的なところも良いなあ。
ヘヴィ・メタルに疾走やメロディアスさではなくヘヴィネスを求める人にはおすすめデス。


MACHINE HEAD - The More Things Change... - Ten Ton Hammer ★★★ (2023-04-09 20:46:46)

買った当時は「なかなか良いな」などと思って聴いていたわけですが、あれから二十数年経てば思い入れ込みで、「歴史的名盤の神曲」に思えてしまうから不思議。
「重く、激しい曲」を求めて生み出された、'90年代ヘヴィ・グルーヴを体現した名曲です。青春の一曲。


MACHINE HEAD - Øf Kingdøm and Crøwn - Slaughter the Martyr ★★★ (2023-04-09 20:41:48)

始まりはバラードかと思うような悲痛な曲調なのですが、途中で激発して展開していく慟哭の1曲目。
Erosが恋人のAmethystを殺されて復讐に走るさまを表した曲でしょうか。
ロブの歌、表現力が段違いに増しているなー。


MACHINE HEAD - Øf Kingdøm and Crøwn ★★★ (2023-04-09 20:27:31)

'22年発表の10thアルバムです。今まで彼らの1番好きなアルバムはずっと2ndだったのですが、これほどの傑作を叩きつけられると、これが最高傑作だろうなと素直に納得しちゃいました。
コンセプト・アルバムで、荒廃した未来世界でAresとErosという人物の織り成す物語。勧善懲悪ものではなく対立する二人がそれぞれ正義を信じて残虐な行いをするという点に、『進撃の巨人』の影響があるとか。
メロディはたっぷりで歌もギターも泣きまくりで悲壮感に満ちていますが、激しさも妥協なし。最初から最後まで陰鬱でヒリヒリしていて、緊張感が保たれています。重くて速い曲も十分で、バランスが非常に良いヘヴィ・メタル。
ギターはなんとDECAPITATEDのヴォッグが新加入。今後さらにデス・メタル風味が増量されると面白そう。
繰り返し聴いていますが、長い曲がちっとも退屈ではなく、溜めて溜めて爆発させるところに毎回興奮してしまいます。ヘヴィ・メタル史に残る傑作じゃなかろーかと思っています。


B'Z - IN THE LIFE - Crazy Rendezvous (2023-04-01 23:45:03)

女性に本音を打ち明けられないへたれ男が勇気を出したら犯罪的やり口になっちゃったっていう曲。
先日、不意にこの曲が頭の中でリピート再生されてて、久々に聴き直しました。
姉も普通に聴いてた曲だし、私もかわいい曲の部類だと好んで聴いていた、けっこうお気に入りの曲。明るくて微笑ましいハッピー・ソング。
女性側が好意を持っていなければ完全に犯罪ですが、危険性の少ない性格のハンサムな男性が女性にアタックする分には、女性もまんざらじゃないから許される・・・?。
でもちょうどネットの記事で、女性はドライバーにセクハラまがいのことを言われても何をされるかわからない恐怖で愛想笑いをしてやりすごすしかない立場であり、男性はそれに気づきもしないというというような話を目にし、色々考えさせられました。
曲に罪はないんですが、30年以上も経過すると歌詞が社会的にアウトになるんだなーと、時の流れを感じてしまいました。あと自分の鈍感さに呆れてしまいました。


MEGADETH - Endgame - Endgame ★★ (2023-04-01 23:16:51)

米国愛国者法(USA PATRIOT Act)への警鐘といった感じの曲。
「This is the...」で区切って印象付ける手法とか、いかにもムステインらしくて、聴き応えがあります。
後半の展開も工夫があっていいですね。


MEGADETH - Endgame - Bite the Hand ★★ (2023-04-01 23:08:01)

彼らの個性が刻まれている曲。聴き直したらやたらにはまって、リピートしまくりました。


MEGADETH - Risk - Ecstasy (2023-04-01 23:01:10)

メタルじゃないし、名曲ではないんですが、なんだか耳に残っちゃいます。エロくていい。
リスクを承知でこんな曲を入れちゃう心意気は買います。


MEGADETH - The Sick, the Dying… and the Dead! - We’ll Be Back ★★★ (2023-04-01 22:50:28)

今日、改めて聴き直したら途轍もなくかっこよかった。緊迫っぷりがヤバい。
日によって感性が変動する自分のいい加減さに呆れますが、なんだかこのアルバムの曲って、後からじわじわきます。


MEGADETH - Super Collider - The Blackest Crow (2023-04-01 22:39:00)

バンジョー?っぽい音が入った面白い曲。カントリーとかブルーグラスっぽさのあるメタル?
ここに来てなお冒険するかと、創作意欲に脱帽です。


MEGADETH - Dystopia - The Emperor (2023-04-01 22:21:53)

皮肉めいて、でもキャッチーで。癖になる曲です。


MEGADETH - Rust in Peace ★★★ (2023-04-01 21:54:06)

昨年は彼らのアルバムをひたすら聴き直していたのですが、特にこのアルバムの良さには心服いたしました。何て完成度。
奇跡的組み合わせによる魅力を存分に発揮したテクニカル・メタルの逸品です。ひねくれリフに個性的ソロ、唯一無二の歌声と歌メロ。
初めて聴いた当時はどこまでもスピードを求めていたがため、過小評価していたのでした。
その後ン十年、様々な音楽を聴き続けた挙句、そこそこ良いアルバムと思っていたこれが超名盤であることに今更気づいて汗顔の至り。
でも、気づけて幸せです。


SEVENTH KEY - The Raging Fire - You Cross the Line ★★ (2023-03-26 21:45:47)

歌、うっまいなぁ!
抑え気味にじっくり聴かせるこのタイプの曲を、まったく弛ませずに感動的に歌いあげています。


OZZY OSBOURNE - Patient Number 9 - Evil Shuffle (2023-03-26 21:36:43)

元気があってうれしい。
豪快さととっつきやすさのバランスがさすがです。
この、ザックとオジーならではの味わいが好き。


FLOTSAM AND JETSAM - Drift - Destructive Signs ★★ (2023-03-26 21:26:01)

主役はジェイソン・ワードのベースと言っても過言ではない気がする曲。
でもメンバー全員、良い味が出ています。こういう絡みがバンドの「マジック」なんだろうなー。
こうした歌心のある沁みる曲を演れる懐の深さが魅力です。


THE HAUNTED - The Haunted - Choke Hold ★★★ (2023-03-26 21:14:30)

おいしい必殺リフがこれでもかと連続する贅沢曲。
歌のリズミカルな乗せ方もかっこいい。


THE DEAD DAISIES - Revolución - Evil ★★ (2023-03-26 21:04:24)

ハウリン・ウルフ(ウィリー・ディクソン作)のカヴァーですが、素晴らしい出来。
ギターのトーンが実に好みで、何度もおかわりして聴きたくなります。


THE DEAD DAISIES - Revolución ★★ (2023-03-26 20:58:45)

'15年の2ndアルバムです。
心地よいグルーヴとドッシリ太めのサウンドが否応なしに身体を反応させる、時代に左右されないブルージーでヘヴィなロックンロール。
楽器陣のアナログ感を残した音作りも、少しざらついた歌声も、渋いけど熱い。
変動的なプロジェクト・バンドで、このアルバムはジョン・コラビ(Vo)、マルコ・メンドーサ(Ba)、ブライアン・ティッシー(Ds)、ディジー・リード(Key)、リチャード・フォータス(Gt)、ジャッキー・バーンズ(Ds)というメンバーらしいです。
派手でもなく新しさもないのですが、ひたすら気持ちいいハード・ロック作品です。気だるい休日の午前中にぴったりでした。


MESHUGGAH - Immutable - They Move Below (2023-03-26 00:03:16)

Wizardheadが手掛けたミュージック・ヴィデオの、AIによって変化し続けるグロテスクな映像が興味深いです。
曲としてはまあ雰囲気もののインストという感じなのですが、試みは革新的です。
こういうAI作品が、今後主流になっていくんだろうなあ。映像に限らず、音楽や様々なアート、デザインでも。


METALLICA - Hardwired… to Self‐Destruct - Confusion (2023-03-25 23:42:39)

ドラムに導かれて重々しくスタートする始まり方が好きです。
名曲ってわけじゃないけど、聴いてるとほどよくリラックスできて重宝する曲です。


MR. BIG - Get Over It - Hole in the Sun ★★ (2023-03-25 23:19:47)

なんか今日久々に聴いたらすごく心地よくて、リピートしまくっちゃいました。
これぞエリック・マーティンって感じ。色褪せない。


MOTLEY CRUE - Too Fast for Love - Public Enemy #1 (2023-03-25 23:00:57)

軽いノリがいま聴くとやたらに気持ちよくてお気に入りです。
学園祭っぽい。


HAKEN ★★★ (2023-03-06 21:08:07)

新譜の『Fauna』ヤバすぎです。
真正の変態プログレ。
アレアやマグマやキャプテン・ビーフハートやカンやピッキオ・ダル・ポッツォをドキドキしながら聴いた興奮が蘇ります。
でもメロディアスって、凄すぎ。


SEVENTH WONDER - The Testament - The Light ★★ (2023-02-04 19:24:44)

非常に歯切れよく、軽快でありながらもほどよく凝っていて、難しいはずなのにスムーズで、切々と訴えかけてくるのに晴れやか。
自由自在な表現に驚かされつつも、実に心地よい曲です。


SEVENTH WONDER - The Testament ★★★ (2023-02-04 19:08:15)

'22年の6thフル・アルバムです。前作が充実したコンセプト・アルバムで、かなりずっしりくる内容だっただけに、今作はより自由で清々しく爽やかな印象。
プログレッシヴなメタルというと、重い・暗い・面倒くさいバンドばかりが好きな私ですが、好みと多少ずれていても、これだけ曲が良いと文句のつけようがありません。
確かなテクニックと卓越した表現力で、難しい曲もストレスフリーに、さらっと聴かせてくれる、メロディアスな快作です。
ここまでくると比較対象はDREAM THEATERの『IMAGES AND WORDS』と言っちゃって良いんじゃないでしょうか。
(2)「The Light」、(9)「 Elegy」が特にお気に入り。


MACHINE HEAD - Øf Kingdøm and Crøwn - Bloodshot ★★ (2022-12-29 22:07:43)

「WHITE-KNUCKLE BLACKOUT!」のキュイーンも好きでしたが、この曲のキュイーンも好きです。
押しと引きのバランスが絶妙。色んな要素が入っていますが、どれもこれも効果的です。かっこいい。


THOUSAND EYES - Betrayer ★★★ (2022-12-29 21:49:10)

'22年発表の日本のメロデス・バンドの4thアルバムです。
今年はメロデスの大御所たちがハイ・クオリティのアルバムを次々発表した当たり年だったと思います。
ただ、それらを聴いてもいまひとつ熱くなれないんだよなーと残念に思っていたら、年末近くなってから聴いたこのアルバムがストンと胸に入り込んできました。
いやいや、まだメロデスも熱いじゃん!
こういう音楽が好きなんだよっていう真っすぐな思いがそのまま形になったような、純粋なメロデスです。新鮮味はないのですが、「これがかっこいい」っていう気持ちがそのまま具現化している分、どこを切っても緩むことがありません。疾走、絶叫、そして乱舞するメロディ。これぞメタル。
結局、もともと音楽性が制限されるこのジャンルにおいて、下手に洗練されすぎると刺激が減少してしまうというのは、宿痾のようなものなのでしょう。それが嫌なら、熱量を保ち続けるか、新味を取り入れ続けるしかありません。彼らは前者を選んだようです。
甲冑ジャケにやられて予備知識なしで聴いたので過去作は全然知らないのですが、これは遡って聴かなきゃなー。


LAMB OF GOD - Omens ★★★ (2022-12-29 20:46:01)

怒りに満ちた作品であるという事前情報を見ても、いやいや、さすがに『NEW AMERICAN GOSPEL』の頃よりはずっとまろやかでしょって、なめた考えで聴きました。
いやー、……(絶句)
人間って、こんなに長い間、怒りを抱えていられるんですね。
『WRATH』なんかと比べても遜色ない、マジでヤバいアルバムです。
こんなヘヴィな作品、PANTERA以外でも作れるんだなぁ。改めて感嘆しました。ヘヴィ・グルーヴに圧殺される、真にヘヴィなメタルです。


SOILWORK - Övergivenheten - Electric Again ★★ (2022-12-29 20:32:52)

もはやいったいどんなジャンル分けをすべきなのかわからないけれど、疾走も暴虐性も抒情性もポップさもみんな含んだメタル曲。
間奏の楽器チョイスも含め、最後までどこに着地するかわからないごちゃ混ぜ感がありつつ、あくまで曲としてはよく出来ていて、気持ちよく聴けます。


DISMEMBER - Massive Killing Capacity - Collection by Blood ★★ (2022-12-29 20:15:13)

JUDAS PRIESTの「The Hellion / Electric Eye」の系譜につながる、荘厳イントロ(序曲)~メロディアス・リフの流れにある伝統的メタル曲。
デスメタル云々を取っ払って聴けば、紛れもない名曲デス。違うバンドが演っていれば世界的に騒がれていたんじゃないでしょーか。
実力派Voのいる正統派バンドがカヴァーすれば、みんな悶絶しますよ。


THE HALO EFFECT - Days of the Lost - In Broken Trust (2022-12-29 20:13:11)

ただの回顧メロデスではなく、モダン要素も取り入れていることを主張するような曲です。
リフはちゃんと現代風で、歌メロもしっかりしています。


THE HALO EFFECT - Days of the Lost ★★ (2022-12-29 19:37:50)

IN FLAMES関連5人組(ミカエル・スタンネは1stで歌ってたけどDARK TRANQUILLITYって言った方が良いかな)によるオールスターズ・バンドによるイエテボリ産メロディック・デス・メタル。
まあ、今年の最大級話題アルバムですよね。
一応、年が変わる前には登録、発言しておくべきかなと。
曲の出来は、もちろん良いです。素晴らしいメロデス。20年前に聴いていたら絶対絶賛してます。いま聴いて新鮮な感動があるかと言えば、予想範囲内の音楽という印象なのが正直なところですが、クオリティの高さには感激しています。さすがオリジネイター。
今のIN FLAMESの方がずっと好きですが、これも好きですよ。


NEEDLESS - The Cosmic Cauldron - Planet Oblivion ★★ (2022-12-29 19:19:37)

ついにデスメタルですらない曲まで。
たぶん彼らにとっては[ジャンル < コンセプト]なんでしょう。
女性ヴォーカルと男性普通声(ちょっとデス声絶叫)による神秘的な曲。でもアルバムの中で違和感特になし。
ユニークだな~。


NEEDLESS - The Cosmic Cauldron - The Predation ★★ (2022-12-29 19:05:39)

紛れもなくデスメタルでブラスト疾走もしているというのに、一番印象に残るのが頑張っている爽やかコーラス。
その時点で独自性の強さや個性的こだわりが分かろうというもの。
EDGE OF SANITYがデスメタルの枠を広げる実験を繰り返していた頃を思い出させる、革新的野心にあふれたデスメタル。
単純にキャッチーで、そこらのスラッシュよりも聴きやすいところが、軟弱ではなく実は過激。


NEEDLESS - The Cosmic Cauldron ★★★ (2022-12-29 18:51:12)

ハンガリーのプログレ・デスメタル・バンドの、'22年発売の2ndアルバムです。今年屈指のお気に入り作。
なんといってもこのSFジャケですよ!
BOLT THROWERやDISMEMBER、NOCTURNUSらの系譜に連なる、由緒正しき(?)SFダサジャケデス!
流行の写真風CGじゃない、半世紀前のSF雑誌の表紙みたいな異星イラスト(けっこう美麗?)と禍々しいロゴ。わかってるな~。
魔界/邪神ジャケばかりがデスメタルじゃないんだぞー。
音楽的にはNOCTURNUSとかPESTILENCEあたりがイメージ近いかな~。適度にテクニカルで複雑かつ適度にキャッチーでスラッシー。
オールドスクールな感じのテクニカル・デスでだいぶメロディアスなので、EDGE OF SANITYにも通じる印象。
デス声だけでなく女声メインの美しい曲もあったりして、ストーリーを大事にした感じのアルバムです。


TALAS - 1985 ★★ (2022-12-23 21:11:09)

ジャケの車がデロリアンだって気づくのに時間がかかりました。そっかー、あの映画'85年かー。
こういう仕掛けはたまりませんね。今年のアートワーク大賞は、これかな。
タラスは元から名曲ぞろいなバンドってわけじゃないし、ごく普通の曲を、熱く演奏してくれればそれで良し。
色褪せないシンプルなアメリカンHRを届けてくれています。歌声もエネルギッシュで気持ちいい。
ジャケ見てこれ聴いて泣いた人、世界中にたくさんいるんじゃないかな。


STEVE VAI - Inviolate - Avalancha (2022-12-23 20:47:31)

珍しく素直に気持ちよく突っ走る曲。
色んな番組でBGMに使えそう。
所どころでおしゃべり変態ギターが顔を出しますが、全体的にはスッキリ爽快です。アルバム中の清涼剤的楽曲。


TOXIK - Dis Morta - Feeding Frenzy ★★ (2022-12-23 20:38:00)

ギターがぶっ飛びすぎてて、開いた口がふさがりません。笑うしかないようなクレイジー具合。
スティーヴ・ヴァイやマティアス・エクルンドがスラッシュやってる感じ?
WATCHTOWERのロン・ジャーゾンベクですらこんなには弾きまくってないんじゃないでしょーか。


HATRIOT - The Vale of Shadows - The Twenty Fifth Hour (2022-12-23 20:26:06)

他の曲よりおどろおどろしい感じのリフが印象的。
間奏部の展開も雰囲気があって良いです。


MEGADETH - The Sick, the Dying… and the Dead! - Night Stalkers ★★ (2022-12-23 20:09:17)

初期のころの殺気、剣呑さが戻ってきた感じで強烈。新作で一番好き。
ICE-TはBODY COUNTの「Civil War」(『Bloodlust』収録)でもデイヴと共演していましたが、仲良しなんですね。どっちも過激な皮肉屋だもんなー。
無機質なリフ(ちょっとVEKTORの「Pteropticon」に似てる。あと「LCD (Liquid Crystal Disease)」も)が彼らの中では珍しい部類で、癖になります。


MEGADETH - The Sick, the Dying… and the Dead! ★★★ (2022-12-23 20:02:17)

今年はかなりメガデスにはまり直して、夏ごろは毎日のようにとっかえひっかえ旧譜を聴いていました。(昔は四天王で四番目くらいだったのが一番になるくらいドはまり)
このアルバムは先行3曲を聴いた時点でかなり期待していたのですが、全体を聴いてもやはり私好みで、愛聴盤です。
デイヴの声はさらに音域が限られ、歌メロは多彩になりようがなく、迫力にも欠けてくるわけですが、それすらも逆手にとって曲の演出に取り込んでいるような気がします。語り・SEが多いのも特徴。(そこ気にすると退屈な作に)
1曲目のタイトルトラックなんて「yeah, yeah」「Die, die, die」とか普通絶叫するところを、力を抜いて嘲笑することで邪悪さをアップさせている感が。(絶叫系スラッシュの方が普段は好みなんですけどね)
演奏陣は無論、キレっきれなので、緊張感が削がれないから良いんだろうなぁ。
なんだろう、『DYSTOPIA』は複雑ながらも曲自体がかっちりよく出来ていてスムーズな感じでしたが、今作はチグハグ感やこじらせ感、不愛想さが逆にフックを生んでいて耳に残るスラッシュ・アルバムになった印象。


KREATOR - Hate Über Alles ★★★ (2022-12-23 19:48:22)

今作も曲がめっちゃ良い。もはや彼らは曲作りの極意をつかんだのかもしれません。ここ数作の外れのなさっぷりは驚異的。
とにかくメロディが充実していて、スラッシュ云々よりもメタル曲として非常にかっこいい。
反面、疾走感や激烈さは抑え目で、もうひと盛り上げ、ここで絶叫を入れてほしいなぁなどという不満も無きにしも非ず。
でも全体的には大満足。
初期の狂気を求めれば外れ盤でしょうが、楽曲の充実度という点では名盤レベルの出来だと思います。


KREATOR - Hate Über Alles - Hate Über Alles ★★★ (2022-12-23 19:39:28)

どキャッチーな快感スラッシュ。サビは大合唱間違いなし。新たな代表曲じゃないですか?
一聴惚れしました。
最初から最後までかっちょえー。前後の曲とのつなげ方もグッド。完璧なオープニングです。


KREATOR - Pleasure to Kill - Death Is Your Saviour ★★ (2022-12-23 19:33:59)

早口プラス爆走は正義であると断言します。
首もげるってば。


RAZOR - Evil Invaders - Nowhere Fast (2022-12-21 21:15:00)

歌がいつ始まるのかと思って聴いていたらそのまま終わってしまった。粗すぎるこの演奏でインストかよ、と思わずつっこみたくなります。
でもこの破れかぶれな勢いと、整合感なんて知ったこっちゃねーといった潔さが爽快。
聴いてるとなんか元気が出てきます。トテツモナクヤカマシイ曲。


Evil Invaders - Shattering Reflection - In Deepest Black ★★ (2022-12-21 21:07:29)

ミドル・テンポの荘厳なメタル曲に、激しいハイトーン・スクリーム。曲に溶け込んだギター・ソロ。
正しくJUDAS PRIEST直系の「これぞメタル!」な曲ですが、なかなかこのタイプのどっしりした曲をうまくやれるバンドはいないんですよね。お見事。
全編に漂う「雄々しい泣き」感がたまりません。


SCORPIONS - Rock Believer - Rock Believer (2022-12-21 21:00:22)

そんなに派手に盛り上がるわけではない、ちょっと「Wind of Change」にも通じる素朴な、そこそこ哀愁曲です。
でもこの曲調で、穏やかにロック信者仲間に向けて「叫ぼう」と呼びかけられると、拳を振り上げて合唱しないわけにはいきません。
妙に泣ける。


RONNIE ATKINS - Make It Count - I’ve Hurt Myself (By Hurting You) ★★ (2022-12-21 20:55:09)

アルバムの中でも突き抜けてキャッチーですね。1曲目に入れたのも納得。(中身は男から女への懺悔ソングですが……)
こういう曲が歌える懐の深さ、やっぱり好きだなー。
まだまだ元気に、良い曲を歌い続けてほしい。


ETERNITY'S END - Unyielding - Into Timeless Realms ★★ (2022-12-21 20:42:42)

限界へ向けて盛り上がる疾走曲です。めっちゃ熱い!
ネオクラ系のバンドって音数は多いけれど熱さが足りない曲が多いのですが、ギリギリを攻めるユーリ・サンソンの叫びがこの曲を感動的にしています。
ネオクラ・スピード・メタルでは近年イチ押しです。


SKID ROW - The Gang’s All Here - Not Dead Yet (2022-12-21 20:31:43)

往時の勢いがちょっと戻ってきた感があるアップテンポの曲です。
このエネルギーがアルバム全体に漲るようになれば、大絶賛しちゃいますよ。
他の曲、サビをさわやかコーラスで和やかにし過ぎなんだもんなー。せっかくパワフルなシンガーなのに。


CRISIX - Full HD - Shōnen Fist (2022-12-21 20:22:38)

アニメの必殺技、決め台詞の数々が怪しい日本語と直訳英語で乱舞する珍曲です。
「Bankai」「Pegasus Ryūsei Ken」「Gomu gomu no jet bazooka」等に混じって「Shishi Hōkōdan」なんて取り上げてるとこが微笑ましい。
「Fuzaken janee yo Kisama」が「ふざけんじゃによ きさま」になっているのが惜しいですが、大体聞き取れます。
アルバムの中では曲としてちょっと完成度が落ちますが、ネタ度は抜群です。


CYNIC - Ascension Codes ★★★ (2022-09-24 21:59:49)

2021年発表の、フル・アルバムとしては4枚目です。
デス・メタルとかロックとかいう枠組にはもはや入らないかもしれませんので、ご注意を。
ジャンル分けに不向きな、わかりやすさを期待しようもない音楽です。
しかしジャンルなどには拘泥せず、美しく独自性の強い音楽を求める人には、得難い宝物でしょう。
ショーン・レイナートもショーン・マローンも亡くなり、残されたポール・マスダヴィルが中心となりつくりあげました。
楽曲の狭間に”魂を昇天させるコード”が盛り込まれたアルバム。言ってみれば「念仏」が混ぜ込まれたような音楽ということですから、反発も生じるでしょう。
当然、「今までのCYNIC」とは異なります。
それでいて「やはりCYNIC」であると頷きたくなるような音楽性です。
好き嫌いは、別れると思います。
個人的には、聴いていると心が安らぎ、泣きたい気持ちになりながらも、新たな刺激に興奮を禁じえません。
独創性、それまでになかった革新性を持つ音楽こそが「プログレ」であるなら、本作には普遍性はないかもしれませんが、「プログレ」の一つの形であるとは言えそうです。
結局、こういうのって感性次第かも。良いと思えば名盤。ピンとこなければ駄作。お好きに判断を。


TREAT - The Endgame ★★★ (2022-09-22 21:00:12)

まずアートワークとタイトルが好きです。クスリとさせられます。
再結成後の『COUP DE GRACE』からこのアルバムまでの4枚は、どれもこれも傑作、名盤と言って差し支えない、ハイ・クオリティなメロディアス・ハード作品だと思います。まさに今がバンドの黄金期でしょう。
で、このアルバムの位置づけですが、最初はけっこう聴いていて悩みました。捨て曲なしの好アルバムであるのは間違いない。でも前3作と比較してどうなのか。
前3作には必ず1曲、最高のお気に入り曲があって、次点曲も含め、固定のキラーチューンがハイライトになっていました。
ところがこのアルバム、お気に入り曲が選べない。
いや、正確に言えば、日替わりで1番が代わっちゃうんです。今日はこの曲推し、今日聴いたらこれも良いなぁと・・・。
ここしばらく、4作をとっかえひっかえ聴いていましたが、このアルバムだけ決着がつかず。聴けば聴くほど、どの曲も旨味が増していき、捨てられない。いや、新たに感動してしまう。
しばらく抵抗していたんですが、負けました。全曲がキラーチューンなんだと認めざるを得ません。
一聴目から耳あたりが良いけど、実はスルメ曲だらけ。多彩な曲をそろえているのに、全部胸に響きます。
3分少々のポップ・ソングがメインで、本来私の好みはもっとドラマティックに長々と盛り上げてくれる曲で、あっさりしすぎだよと思うのに、それでも魅了されてしまいます。
結論。
これ世紀の超名盤です。
少なくとも私は一生聴き続けます。今のところ、今年のナンバー1アルバム。


FLOTSAM AND JETSAM - Blood in the Water - The Walls (2022-06-04 22:08:22)

哀愁を帯びながら雄々しく歌いあげられるピュア・メタル曲。
このバンドのファンがこういう曲を求めているのかどうかは別として、好きなタイプの曲です。


FLOTSAM AND JETSAM - Blood in the Water ★★ (2022-06-04 21:49:46)

'21年発表の14thアルバムです(2ndの再録盤も入れれば通算15作目)。
突撃スラッシュというわけではなく、バランスよく正統派のパワーメタルと混ざったような音楽性。
彼らはけっこう色々な音楽性を取り入れて変化を繰り返してきて、どの時代もそこそこ好きなのですが、ここ数作は普遍的メタル作品をつくっているという印象があります。
適度にスピーディー、適度にヘヴィでメロディアス。安定した高品質メタルです。


OVERKILL - The Wings of War - Believe in the Fight ★★ (2022-06-04 21:35:21)

1曲目が良いのは当たり前、問題は2曲目へのつなぎですよ。
そんなスレたことを考えるひねくれたメタラーを、問答無用でノックアウトする2曲目。ドラムスの入り方が実に良い。
強烈なんですが、リフにフックがあり、歌メロもキャッチー。こりゃ文句なしです。


SADUS - Chemical Exposure - Certain Death ★★ (2022-06-04 21:18:38)

どーなってんのこれ、わけわからん。というのが率直な印象。
でも妙に愛嬌があり、癖になり、そのうち無心で首を振り始めてしまうのでした。
リズミカルで個性的で、それでいて疾走感は十分な爽快スラッシュ。


POSSESSED - Seven Churches - Pentagram ★★ (2022-06-04 20:53:58)

初っ端からやりすぎな雰囲気づくり、決して予測できないイっちゃった曲展開、危なっかしすぎる演奏。
なんというスリルと邪悪さ! これぞロックだ!


BATHORY - Under the Sign of the Black Mark - Equimanthorn ★★ (2022-06-04 20:44:27)

いと凄まじ。
当時のエクストリーム・ミュージックの極北でしょう。ノイズ/狂気/攻撃性の塊。
この頃私は小学生でした。。。(遠い目)
今聴くからこそ高く評価しますが、これは十代で聴いても拒否しただろうなと思う、本物の極端音楽です。


BATHORY - Bathory - Reaper (2022-06-04 20:33:59)

ブラックもスラッシュも、NWOBHMあたりの、あの混沌としたドロドロの衝動の発散みたいな高速鋼鉄ロックが原型なんだろうなと納得させられる、ノイジーな突進メタル。
最近、妙にこういう音楽が心地いーのデス。


FORBIDDEN - Omega Wave - Forsaken at the Gates ★★ (2022-05-29 21:05:37)

数多あるメタル・アルバム冒頭の序曲の中でも屈指の出来を誇る「Alpha Century」から続けて始まることで、曲としての格が1段階上がって感じられます。
単体として聴いても良い曲ですが、セットだと「名曲!」と拳を振り上げたくなります。
ヘヴィでかっこいい。初期の彼らっぽさは希薄ですが、これは素晴らしい。


FORBIDDEN - Forbidden Evil - Chalice of Blood ★★★ (2022-05-29 20:19:19)

冒頭のギターのインパクト、そしてハイトーン・シャウトの衝撃でつかみはおっけー。
息もつかせぬ展開で、緊張感を保ち、最後まで耳を引き続けます。
完璧な1曲目。


EXODUS - Persona Non Grata - The Beatings Will Continue (Until Morale Improves) ★★ (2022-05-29 19:54:17)

出だしの「1,2,3,4」カウントが徐々に加速し、始まった楽曲が潔く全速で駆け抜けるときてはもう、首がもげるほど頭を振りまくるしかありません。
このカタルシスこそがスラッシュ・メタルの醍醐味でしょう。


EXODUS - Persona Non Grata ★★ (2022-05-28 21:30:53)

確かにキュンとしてしまうくらいの徹底っぷりです。
(「君に、胸キュン。」や「胸キュン刑事」を思い浮かべるか「ポケットからキュンです!」を思い浮かべるかで世代がわかりそう)
どう考えても重く速く邪悪で過激な音楽なのに、トキメキを抑えきれません。
百戦錬磨のベテランが、誰が聴いてもスラッシュ・メタルという尖りまくった音楽だと納得する作品に力を注いでいる様は実に刺激的です。
この切れ味と爆走っぷりで平均年齢55.4歳だとか。否応なしに自分も頑張ろうという気になります。


ANNIHILATOR - Ballistic, Sadistic - The Attitude ★★ (2022-05-28 21:07:58)

ストレートに鬱憤をぶちまける歌詞、食い気味に言葉を重ねて吐き出す歌唱、キレっキレの高速リフ。
気持ちいー!


ACCUSED - Grinning Like an Undertaker - Dropping Like Flies ★★ (2022-05-28 20:59:18)

ハードコアのやぶれかぶれなエネルギーをそのままぶちこんだ突撃スラッシュです。
加速感がヤバすぎ。


AGENT STEEL - Skeptics Apocalypse - Agents of Steel ★★ (2022-05-28 20:55:09)

突き抜けた突進力、イカれたシャウト。
衝動を完全燃焼させてくれる、スカッとする名曲です。
HM/HRのみが与えてくれるカタルシスを存分に味わうことのできる逸品と断言します。
まさにメタルの達人、鋼鉄の代理人であると、心から共感します。


ANVIL - Legal at Last - Plastic in Paradise (2022-05-28 20:48:49)

正面からプラスティックゴミ問題を扱った曲。
大人のオモチャをライヴで弄ぶ彼らでさえもSDGsと無縁ではないのです。
曲としてはまあ、ごく普通ですが、普遍的なメッセージ性・同時代性を考えれば、注目したい曲です。