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うにぶさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 1801-1900

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うにぶさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 1801-1900

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PRAXIS - Sacrifist ★★ (2005-12-20 21:01:00)

ビル・ラズウェルの前衛プロジェクトの'93年発表の2ndアルバムです。1st、3rdと比べると、激しさは一番でしょうか。とっつきやすさは1stの方が上ですが、メンバーが豪華なのでこっちの方がおすすめです。
ミック・ハリスの激速ドラムだの山塚アイのえぐいシャウト、ジョン・ゾーンの生み出すノイズが鼓膜に痛いです。
プログレにファンクやダブ、メタルにハードコアにフリー・ジャズ、何でもありの世界です。バケットヘッドやボアダムスやペインキラーとかが好きな人には楽しい作品のはず。


JACULA - Tardo Pede in Magiam Versus ★★ (2005-12-20 00:45:00)

イタリアの暗黒プログレ(?)バンドの'75年発表のアルバムです。邦題『サバトの宴』。
B級デス・メタル・バンドにしか見えない屍肉喰らいジャケがインパクト強すぎです。ブラック・サバスの1stに匹敵する不気味さ。
中身はまるでホラー映画のサントラです。夜に1人で聴いていると怖いです。パイプ・オルガンによる荘厳かつ威圧的な演奏と、女性ヴォーカルのイタリア語の呪文のような詠唱や呟きが、おどろおどろしいです。
初めて聴いたのは友人の当時高校生の弟くんのコレクションからだったんですが、一発でインパクトにやられました。なんで彼はこんなもの持ってるんだ?とびっくり。「こりゃ買わなきゃ」と思ったあたり、当時の私も相当キワモノ好きだったのかなぁ。
あまり一般にはすすめられませんが、ブラック・メタルとかゴシックが好きな人は気に入るかもしれません。


MAGMA - Live ★★ (2005-12-19 23:43:00)

フランスのプログレ怪獣マグマの、1975年6月1日~5日のライヴを収録したアルバムらしいです。
プログレと言っても中身はジャズ・ロックで、なんと言うかまあ、色々な意味で強烈な音楽です。
宗教的熱狂にも似た異様なテンションが漲る演奏は、けっこうヘヴィで、メタル耳にも心地良いかも(メロディは全然メタル的ではないです。念のため)。
1曲目の「KOHNTAHK」の後半と、ラストの「MEKANIK ZAIN」だけでもお腹一杯になれます。
リーダーのクリスチャン・ヴァンデのドラムや、ベルナール・パガノッティの轟音ベースも凄まじいですが、当時17歳とは信じ難いディディエ・ロックウッドのヴァイオリンには言葉もありません。なんじゃこりゃ。ロックウッドはフランスのジャズ界じゃ大御所になってるみたいですね。早熟すぎだよ。
基本はインストで、歌と言っても不気味なコーラスがコバイア語なる創作言語で神秘的な詠唱を聴かせる感じなので、とっつきにくいかもしれません。
インパクトは大きいですが、好き嫌いは大きく分かれそうな音楽です。まあキング・クリムゾンあたりが好きな人なら、手を出してみても面白いと思います。


PRETTY MAIDS - Sin-Decade ★★ (2005-12-15 23:21:00)

ラジオで聴いた「PLEASE DON'T LEAVE ME」があまりに素晴らしくて、翌日すぐに買いに行きました。
そしたらもう、1曲目から最後まで、どこもかしこも良い曲ばっかりで、バンド名の先入観から買わずにいたことを反省しました。「こんなすごいメタル・バンドがいたのか!」って思いました。
いつの間にか彼らのアルバムは10枚くらい買ってましたが、何枚か聴くと、どれも高品質ではあるけれど、ちょっとワン・パターンで物足りなく感じちゃうんですよね…。でもこのアルバムはいつ聴いても興奮させられます。
硬軟取り混ぜ、ミドル・テンポの曲も疾走曲も、メタルもハード・ロックも良いとこ取りの、メロディアスな良い曲が詰まった名盤です。


OVERKILL - W.F.O. ★★ (2005-12-15 22:45:00)

このアルバムで惚れました。
頭が痛くなりそうなくらいにゴリゴリブリブリベキベキなD.D.ヴァーニのベース音がちょーかっこいーです。クリス・スクワイアがスラッシュ・メタルをやったらこんな風になるかなとか思っちゃいました。
あー、また耳が痛くなってきた。強烈。


KILLING JOKE - What's THIS For...! ★★ (2005-12-15 22:25:00)

'81年の作品ですが、いま聴いても過激です。
ダンサブルなリズムでも、ダウナーな雰囲気が怖いです。
不思議なセンスのアートワークも謎で良いです。
意外にちゃんとギターが目立ってて、ロックしてます。ポスト・パンク/ニュー・ウェーヴ系のバンドだったんでしたっけ?
インダストリアル系が好きな人にはおすすめできますが、メタル耳にはあまり馴染まないかも。
執拗な反復リズムの呪縛と、醒めたようで脅迫的なテンションが、夜中に聴いてると妙にホラーな感じ。


NOCTURNUS - Thresholds ★★ (2005-12-14 22:51:00)

宇宙戦艦とか軌道要塞みたいなのが描かれたSFジャケにつられて買ってしまいました。
↑で言われてる通り、宇宙っぽいキーボード/シンセの味付けがいい味出してます。銃撃戦のSEなんかも、なんかビーム出てる?っていう変な音で楽しいデス。
けっこうキラキラ・キーボードな部分は、今のメロスピ・メロデス系好きにも受けるかも。
歌詞も凝っててグー。しかしアシモフやセーガンはまだしも、アレイスター・クロウリーの影響もって……どんなストーリーなんだか。


NEUROSIS - Pain of Mind ★★ (2005-12-14 22:38:00)

'87年発表の1stアルバムです。
後の彼らの作品からは想像できないほど、まっとうにハードコアしてます。
速い曲が多いですが、ドゥーミーなリフも、精神にくる重さもあるのが、やっぱりNEUROSISです。
爆走曲でさえ、スカッとするよりも、何かドロドロしたものを強く感じます。アルバム・タイトルからして、重いし。
音も悪く、キャッチーさには欠けますが、それでも強く心に訴えかけるもののある、ヘヴィな作品です。


THE MARS VOLTA - De‐Loused in the Comatorium ★★ (2005-12-14 22:23:00)

AT THE DRIVE-INには、ずいぶん衝撃を受けていたので、このアルバムもワクワクしながら聴きました。
楽曲の複雑さやテクニカルさ、変態的な味つけ、ユニークなジャケもインパクトありますが、実は叙情性こそが最大の魅力かも。美しいメロディが多く、切なくなります。
セドリック・ビクスラーの歌から感じられる切迫感は、相変わらず感情を揺さぶって、冷静には聴かせてくれません。
歌詞も読んでみたいな~。付いてないのが残念。
SYSTEM OF A DOWNとか好きな人は、このバンドも気に入るんじゃないかと思います。別に似てるわけではないですが、ヴォーカルの奔放さや、演奏のテンションの高さ、強烈な個性を発揮しているところなどは共通するものが感じられます。


ROADRUNNER UNITED - The All-Star Sessions ★★ (2005-12-13 20:26:00)

いやもう、鼻血もののメンバーがズラリとそろって、「このメンバーでそのままバンドやってよ」って組み合わせが次々と…ロードランナー、ありがとございまーす。
みんなバラバラな面子だけに、当然のように様々なタイプの曲が続いてかかるんですが、意外にアルバムとしての統一感も損なわれていなかったり。
欲を言えばもうちょっとメタルの新しい可能性を発掘するような先鋭性も期待してましたが、良い曲が多く、しっかり楽しめました。
けっこうデス・メタル調の曲が多かったのは嬉しい誤算です。
ロバート・フリンはMACHINE HEADよりも、もっとエクストリームなバンドをやった方が良いんじゃないかと思えました。断然こっちの方が興奮できる。
あとTRIVIUMは聴いたことありませんでしたが、マシュー・ヒーフィーのギター・ソロがずいぶん良かったので、聴いてみたくなりました。
おまけDVDは何と言ってもSUFFOCATIONのマイク・スミスのドラミングが拝めたのが感激でした。眼福眼福。
4人のキャプテンが関わってない唯一の曲がOPETHとTYPE O NEGATIVEの組み合わせっていうのも濃いなー。
あとティム・ウィリアムスのヴォーカルはやっぱり別格に感じました。彼の声は涙腺を刺激します。
とにかくロードランナーには良いバンドがそろっている(いた)というのを再認識させられました。しばらくはロードランナー関係のカタログが増えそうです。
こういう企画、もっと増えると嬉しいな。


DARK MOOR - The Hall of the Olden Dreams ★★ (2005-11-25 21:32:00)

ものすごいクッサクサなメタルを期待して買ったら、思ったよりはあっさりした感じで、少し拍子抜けしました。
でも十分にメロディアスで、何より聴きやすいのが魅力的。HAMMERFALLやSINERGYを聴いた時に近いような印象を受けました。
女性ヴォーカルならではの味とかスペインならではの味というのがもう少しあると、もっと嬉しかったかも。


LOVE/HATE - Wasted in America ★★ (2005-11-25 21:14:00)

あまり一回聴いて大好きになるって感じではないんですが、繰り返し聴いているうちに熱気に引き込まれる、エネルギッシュなアメリカン・ハード・ロックです。
グルーヴィな曲がいっぱいで、ライヴはさぞかっこよかったんだろうと思わせる作品です。
さすが下積みが長かっただけに、バンドの一体感、演奏力は申し分ありません。
訳の分からないハイテンションぶりの感じられる(6)「HAPPY HOUR」がお気に入りです。


OLD MAN'S CHILD - Ill-Natured Spiritual Invasion ★★ (2005-11-23 21:14:00)

日本デビュー作となる3rdフルです。
メタルでしか有り得ない、トゲトゲ甲冑戦士のアートワークで、ジャケ買いしたくなってしまいます。
ブラック・メタルとしては、あまり邪悪さを感じさせず、気軽に聴ける感じです。メロデス、メロスピが好きな人にアピールできそう。その辺はDIMMU BORGIRと近い雰囲気でしょうか。
メンバーはグルダーことトーマス・ルーネ・アンダーセンがヴォーカル、ギター、ベース、シンセを操り、ドラムだけはジーン・ホグラン(DARK ANGEL、DEATH、S.Y.L.等)が担当しています。バンドって言うよりグルダーのプロジェクトですね。
クサクサのシンフォ・アレンジや、ヨーロッパの舞踏曲っぽいキーボードのフレーズとかが、耳を惹きます。もうちょっと迫力あっても良いかなとも思いますが。
ジーン・ホグランのドラム目当てで買うのもありでしょう。


STEVE VAI - Alien Love Secrets ★★ (2005-11-23 20:58:00)

このアルバムは、ギター・テクニックにそれほど興味がない人でも楽しめる、一般にアピールできる魅力を持った作品だと思います。
長男のジュリアン君のかわいい声を大胆に使った「YA-YO-GAKK(ヤー・ヨー・ガー 愛しのばぶ・ばぶ・ファイヤー)」は、洋楽ロックなんか好きじゃなくても楽しめます。
日本盤ボーナス・トラックの「SAN-SAN-NANA-BYOSHI(三・三・七拍子)」も、聴いてて楽しいです。
聴く人を退屈させないユーモアのセンスが、スティーヴ・ヴァイというアーティストの強みですね。


DISCHARGE - Hear Nothing See Nothing Say Nothing ★★ (2005-11-23 20:33:00)

イギリスのハードコア・バンドの'82年発表のフル・アルバムとしては1stです。
ANTHRAXが「PROTEST AND SURVIVE」を、METALLICAが「FREE SPEECH FOR THE DUMB」をカヴァーしてたりするので、メタラーの間でも知名度が高いはず。私もカヴァーを最初に聴きました。
無駄を削ぎ落としたような、装飾のないストレートなハードコア・サウンドは、いま聴いても強烈です。
アルバム・タイトルとジャケのモノクロ・アートワークから漂う緊張感も、イメージを増幅させますね。
反戦・反暴力のメッセージを乗せた歌詞を、シンプルで暴力的な演奏と共に送り出す。
精神的に、かなりヘヴィな作品です。


POISON - Open Up and Say... Ahh! ★★ (2005-11-22 21:27:00)

妄想をかきたてる邦題に一票。ジャケはちょっと…。
明るく楽しくエッチい曲が多く入ってるのが良いですね。たまにこういう健全なロックを聴きたくなります。
(4)「GOOD LOVE」とか(6)「LOOK BUT YOU CAN'T TOUCH」のおバカな雰囲気が好きです。


DANNY DANZI - Somewhere Lost in Time ★★ (2005-11-22 21:05:00)

アメリカのマルチ・プレイヤー、ダニー・ダンジーの'99年発表の1stアルバムです。
ヴォーカル、ギター、ベース、ドラム、キーボードを自分自身でこなしているというから、とんでもない。歌も演奏も上手いです。
音楽性の方は、爽やかで哀愁もたっぷりのメロディアス・ハード・ロックで、楽曲のクオリティもかなり高いです。
'80年代にバンドとして出てきていたら、バカ売れしててもおかしくないですね。
ジャケのアートワーク以外は文句のつけようがない出来。


TANK - Honour & Blood ★★ (2005-11-22 20:51:00)

ずっとMOTORHEADとの比較とか、男の哀愁あふれる名盤という評価を目にして期待していたので、初めて聴いた時は、「あれ、こんなもの?」と、ちょっと拍子抜けしてしまいました。
なんかヴォーカルが気合不足に感じたり、勢いが足りなく感じられて、あまり好きになれませんでした。
それが何回も繰り返し聴いていたら、いきなりかっこよく感じられてきて、今では高評価の理由が分かってきました。
なるほど、男の哀愁って、渋いんですね。


SILVERTIDE - Show and Tell ★★ (2005-11-22 20:40:00)

全然新人の作品っていう感じがしない、完成度の高い作品です。
勢いで突っ走るばかりの衝動ロックではなくて、かっこいいけど渋い魅力を持った作品。でも十分にエネルギッシュ。
リズム隊の心地よいグルーヴといい、ヴォーカルの歌いまわしといい、ギターのさりげないセンスの良さといい、余裕さえ感じさせる巧みさに痺れます。
昨年のうちは「良いな」くらいの印象だったんですが、聴いてるうちにどんどんはまってきて、「最高!」に変わってきました。
(5)「BLUE JEANS」の早口ヴォーカルとか、大好きです。


MESHUGGAH - Destroy Erase Improve ★★ (2005-11-21 21:55:00)

2ndフル・アルバムです。
初めて聴いた時は、それまで聴いたことのない特異な曲の数々に驚かされました。
リズムやメロディの異様さは、ちょっと類似のバンドを思いつけないオリジナリティがあります。
ヘヴィで硬質な音づくりに、ちょっとインダストリアルっぽい音も加わり、曲は不思議にキャッチーだったりもして、飽きずに聴けます。
いつ聴いても新鮮なアルバム。


MEAT LOAF - Bat Out of Hell ★★ (2005-11-21 21:06:00)

Ⅱの方から先に聴きましたが、やはり甲乙つけがたい出来です。
「ロック・オペラ」という言葉で真っ先にイメージするのは、QUEENでもTHE WHOでもSAVATAGEでもプログレ連中でもなく、まずMEAT LOAFです。
大仰で劇的で下世話で、ロックしてます。クラシックのオペラだって高尚かと思いきや低俗で大衆的な内容でもあったりするわけで、これぞロック・オペラ。
いま聴いても音も十分良いし、かったるさもなく、まさしく普遍的な魅力を持った作品です。


PEARL JAM - Vitalogy ★★ (2005-11-21 20:39:00)

ドロドロした情念に纏わりつかれる、色々な意味でヘヴィな作品です。聴いていて、とても苦しくなる。
ブックレットの凝りに凝ったつくりといい、プログレのコンセプト・アルバムを髣髴とさせる、アーティスティックなこだわりが濃厚に出ています。
ロックを聴いてスカッとしたいとか、美しいメロディに感動したいと思って手を出すと、あまり楽しめないかもしれません。でもグランジだから聴かないとか言って敬遠するのはもったいない、ロックの傑作。
スカッと暴れられるような曲もあるにはあるんですが、実験的でとっつきにくい曲も多いです。
諷刺も効いていて、でも激しい感情も隠れているような、鬱屈して複雑な作品。
(13)「IMMORTALITY」を聴くと、胸が締めつけられます。


RED HOT CHILI PEPPERS - Mother's Milk ★★ (2005-11-19 20:17:00)

後の哀愁を含んだ、普遍的ロックに近づいた作品も良いけれど、お馬鹿さ、ノリの良さ、ほど良い攻撃性の、三拍子そろったミクスチャー・ロックである本作が、最も楽しめます。
ちょうどジェームス・ブラウンでファンクが好きになった頃に購入して、こりゃ楽しい!って聴いてました。


HAREM SCAREM - Rubber ★★ (2005-11-19 19:44:00)

ひよこちゃんジャケが可愛いです。
良質のポップ・ロックがいっぱいで、2ndに思い入れの薄い身としては、こういう作品も抵抗なく楽しめます。
ただし、メロディや雰囲気が良いのに、歌詞が惨めで暗いのはマイナス。こんなジャケだったら、歌詞の内容もハッピーでないと。


THE DARKNESS - Permission to Land ★★ (2005-11-19 19:19:00)

うーん、ジャケやキャラが気持ち悪くて、しばらく敬遠していたんですが、やっぱり聴かず嫌いはいけませんね。楽しい。
ヴォーカルに関しては、ヴィジュアル系やプログレなんかで変態ヴォーカルを聴き慣れていたので、意外にまともだなって印象でした。
ロックってやっぱり訳の分からないテンションや勢いが感じ取れて、身体がついつい反応しちゃうようなのが良いなーと思える作品。
キャラが立ってるだけじゃなくて、ちゃんと楽曲で勝負できるところも好印象。アルバム通してご機嫌です。


PAUL GILBERT - King of Clubs ★★ (2005-11-18 22:12:00)

MR.BIG脱退後、'97年発表の1stソロ・アルバムです。MR.BIGの時はバンドとして好きだったし、RACER Xは大好きってわけでもなかったので、このアルバムからポール・ギルバートが好きになりました。
基本的にはギター・ポップとかパワー・ポップと言われる感じの、キャッチーで明快なロック・ソング中心にやってます。
そこにクラシックの曲や、速弾きギター延々20分なんていう無茶な曲が混ぜてあるので、まあアルバムとしちゃ散漫なんですが、とにかくギターを弾くのが大好きでたまらないという雰囲気が全編にあふれていて、楽しいです。
このポップ・センスはやっぱりMR.BIGでは活かし切れないので、脱退は悲しかったけど納得でした。
次作以降のアルバムに比べると、曲がまだ甘いかなとも思うけど、(2)「VINYL」、(7)「BUMBLEBEE」あたりはお気に入り。


IMPELLITTERI - Eye of the Hurricane ★★ (2005-11-18 22:02:00)

コンパクトな佳曲がけっこうバランス良く収録されている、完成度の高いアルバムです。
いつもいつもワン・パターンと批判される彼らですが、このくらいのヴァラエティがあると、飽きなくて良いですね。
ロブ・ロックの歌メロとクリス・インペリテリのギターの組み合わせは、いつもながら相性抜群です。
速弾きばかり注目されることが多いですが、リフや歌メロの良さこそがこのバンドの魅力だと思います。グラハムよりはロブの方が歌メロが好き。


TYTAN - Rough Justice ★★ (2005-11-15 21:24:00)

ずっと幻の名盤としての評価ばかり聞いていて、かなり期待が膨れ上がっていたので、ついにCD化されたのが嬉しかったです。
英国の湿り気を感じさせるカル・スワンの歌声は、やはり良い味出してますね。
NWOBHMとしてはずいぶんと貫禄を感じさせる整った楽曲が多くて、高品質。これなら名盤評価もわかります。
ヴァラエティ豊かで佳曲ぞろいですが、特に(1)「BLIND MEN & FOOLS」や(10)「FOREVER GONE」は一撃必殺って感じで、一発で虜にされてしまいます。


MCAULEY SCHENKER GROUP - Save Yourself ★★ (2005-11-14 21:15:00)

アメリカ的なさわやかさを持った、メロディアスなハード・ロック・アルバムです。ポップな良い曲がそろってます。
私は後追いのため、マイケル・シェンカー個人に対する思い入れがそれほどないので、この作品が最も好き。もちろん初期作も良いんですが。
マッコーリー期って、あまり人気ないみたいですが、メロディは良いし、哀愁もちゃんとあるし、歌は十分上手いし、文句なしの出来です。


NUCLEAR ASSAULT - Survive ★★ (2005-11-14 20:49:00)

このアルバムは帯の煽り文句に惹かれて買いました。
「ウルトラ・ファースト・リズムにハイ・ピッチ・ヴォーカルとスピット・ファイヤ・ツインギター!」なんて書かれてたら、手を出しちゃいますよ。
まるでショート・カット・グラインドみたいに数秒で終わる曲もあり、楽しい連中だな~と思って聴いてました。歌詞は反戦や人種差別について歌ってたり、けっこうシリアスなんですが。
「F#」は特にかっこいいハイテンション疾走スラッシュ。


KANSAS - Two for the Show ★★ (2005-11-14 20:14:00)

素晴らしいプログレ・ハードが聴けるライヴ盤です。本当にベスト盤としても聴けますね。
アメリカのバンドであるためか、優雅で叙情性も強いのに明るい雰囲気なのも良いです。
ヴァイオリンの美しい音色にはもうメロメロ。
「CARRY ON WAYWARD SON」だけは、スタジオ版のきれいなコーラスの方が良いかなと思いますが、全体的には大満足の出来。
特にアルバム後半の盛り上がりは感動的です。


HIGH ON FIRE - Blessed Black Wings ★★ (2005-11-13 20:28:00)

SLEEPの強烈なドゥームも素晴らしかったですが、こっちの轟音ロックも凄いですね。
骨太で野蛮で重量級な音が、全てをなぎ倒して暴走するような感じ。
JUDAS PRIESTの「RAPID FIRE」のカヴァー目当てで買ったんですが、親父臭い濃厚なサウンドに当てられてしまいました。
洗練された音に飽きて、ちょっと獰猛な音が聴きたくなった時に手を伸ばしたくなる作品です。


SENTENCED - Shadows of the Past ★★ (2005-11-12 21:05:00)

『DOWN』以降のメランコリック路線や、メロディック・デスの超名盤『AMOK』なんかと比べると、普通にデス・メタルなこの1stは、あまり人気がないみたいですね。
まあ、影が薄いのも当然だとは思いますが、2ndよりは好きです。
今となっては暴虐性もさほどではないですが、北欧らしい冷たい空気や、いかにもデス・メタル的な邪悪な雰囲気は、けっこう楽しめます。


HELLCHILD - Wish ★★ (2005-11-12 20:44:00)

元はデス・メタルだったようですが、このアルバムでは、もはや単純にデス・メタルとは言い難い音楽になっています。
ミドル~スロー・テンポのヘヴィな曲が中心になり、決してメロディアスではないですが、悲哀が強く感じられる音で、個性的です。
ヴォーカルは強烈なデス声ですが、エモーショナルで、感情の伝わる歌です。ギターの音もヘヴィだけど湿り気を帯びた艶のある音。リズム・パターンもけっこう凝っています。
日本のバンドですが、クオリティは十分世界レヴェルで独自性もあるので、感情のこもった激烈音楽が好きな人にはおすすめできます。


THE DILLINGER ESCAPE PLAN - Calculating Infinity ★★ (2005-11-12 20:19:00)

これ1枚でしばらくお腹一杯になれる、カオティック・ハードコアの名盤です。
テクニカルで複雑かつ激烈な演奏と、絶叫ヴォーカルの組み合わせ。張り詰めたテンションが全編に漲っています。歌詞以外は本当に素晴らしい。
テクニカル・デスとかプログレ・メタルが好きな人にはおすすめできます。
あと人力ドラムンベースやアンビエントみたいなのも聴かせてくれるので、インダストリアル/テクノやデジタル・ハードコアあたりが好きな人も楽しめると思います。


ARCH ENEMY - Doomsday Machine ★★ (2005-11-12 20:09:00)

前作『ANTHEMS OF REBELLION』が、ありきたりきたりのメロデスからの脱却を目指した意欲作だったので、今回は更に進んだモダン・メロデスを……と期待していたのですが、多少の変化はあれど、またいつものメロデスに戻った感じですね。
どっちが好みかと言えば、今作の方が前作より好きなフレーズが多いのですが、せっかく前進したのだから、新たな方向性を目指してほしかったです。ちょっとANGRAの『REBIRTH』を聴いた時と似た失望感を感じました。
何だかんだ言っても、ARCH ENEMYならではの高品質なアルバムではあります。でも次回はそろそろ、あっと言わせるチャレンジがほしい。


FRANK MARINO & MAHOGANY RUSH - Ⅳ ★★ (2005-11-12 12:08:00)

当時ジミ・ヘンドリックスⅡ世なんて言われていただけあって、それっぽいスケールの大きなギター・プレイが楽しめます。
確かフランク・マリノもマイケル・アモットが影響を受けたギタリストに挙げてた気がします。
サイケデリックで壮大な広がりを感じさせるサウンドは、メタル耳には少し辛いかもしれませんが、ジミヘンや'70年代ハード・ロックが好きな人にはたまらないかも。
歌詞も曲も奇妙奇天烈な「MOONWALK」は特に面白いです。


MOTORHEAD - Bastards ★★ (2005-11-12 11:26:00)

皆さん言われてますが、アルバム前半の勢いは尋常じゃないですね。
けっこうヴァラエティ豊かなアルバムで「10曲30分疾走曲のみ」みたいな感じではなく、爆走ロケンローに彼らにしてはメタリックな疾走曲、ミドル・テンポのヘヴィ・ロックにけっこうメロディアスなナンバー、哀愁漂うバラードと幅広くそろっているので、確かに初めて買うのにも良いかも。
肉親による性的虐待を扱った(6)「DON'T LET DADDY KISS ME」は、レミーの怒りと悲しみが伝わるバラードで、衝撃的です。


IRON MAIDEN - Somewhere in Time ★★ (2005-11-10 20:32:00)

アイアン・メイデンは(ブレイズ時代も含めて)どのアルバムから聴いてもこれぞアイアン・メイデンって感じで出来が良いですが、メロディの充実度合いはこのアルバムが一番だと思います。
最近はもうメイデン節には慣れきってしまい、新作を聴いても新鮮な感動やスリルはほとんど感じませんが、このアルバムで聴けるメロディの数々は、初めて聴いた時からずっと好き。
特に(5)「長距離ランナーの孤独」と(7)「デジャ=ヴ」はベタベタなギター・メロディだけど、そこがたまりません。絶品。


ORIGIN - Informis Infinitas Inhumanitas ★★ (2005-11-10 20:13:00)

私がデス/グラインドに求めていたものを、理想的な形で届けてくれた1枚です。
「世界最速のドラム」の謳い文句につられて買った1stは、確かにブラストは速いけど、楽曲のヴァリエーションが少なく、みんな同じに聴こえてつまらなかったので、もう買うまいと思っていたのですが、各所で評判が良かったので本作を購入。想像以上でした。
楽曲自体もヴォーカルもギターもドラムも、前作よりずっと良いと思います。
スピード、勢い、それに特化したエクストリーム・ミュージック。それでいて重低音の迫力もちゃんとある。ある種、音楽の究極的な姿のひとつです。
たとえこれ以上ドラムが速くなっても、これだけのスピード感が感じられるかというと、そういうわけではないし、ここまでが私の欲求に応えるちょうどいいレヴェル。
3rdも良いけど、聴いた時の衝撃の強さで、やっぱりこの2ndが一番好きです。


RHAPSODY OF FIRE - Power of the Dragonflame ★★ (2005-11-10 19:57:00)

個人的にはドラマティック・メタルの最終形。これで完全にお腹いっぱい、満足してしまいました。
これ以上濃密なのも、大仰なのもいらない、というところまで、劇的にやってもらったので、あとはこの手の音楽聴かなくてもいいやとさえ思ってしまいます。
子供っぽいと馬鹿にされようとも、これこそがメタルの魅力、醍醐味のひとつなんだと言い切れる、最強の1枚です。


RAINBOW - Ritchie Blackmore's Rainbow ★★ (2005-11-10 19:41:00)

最初に聴いた時は、まったりして地味な曲が多いし、これが名盤なのか?って印象だったんですが、今ではレインボウで一番よく聴くアルバムです。
噛めば噛むほど味が出るような作品です。雰囲気が良いんですよね。心地良い。
(6)「THE TEMPLE OF THE KING」は、いつもしみじみ聴き入ってしまいます。


TEN - Ten ★★ (2005-11-09 20:57:00)

以前はヴォーカルの歌い方や歌メロの煮え切らなさがどうも消化不良で、聴いててイライラしてしまうことがありました。もっと気合入れろ!って。
聴いていてあんまりストレスがたまって、途中でCDを取り出し、MOTORHEADの音質極悪なライヴ盤に替えてしまったことまで……。
でも最近は、味があって良いアルバムだよな~と、けっこう頻繁に聴いています。
血気盛んなメタル・キッズには厳しいけど、落ち着いて美しいメロディに浸りたい時にはおすすめのアルバム。


HARDCORE SUPERSTAR - Thank You (for Letting Us Be Ourselves) ★★ (2005-11-09 20:47:00)

勢いのある前作『BAD SNEAKERS~』も良いですが、ファンキーな曲、メランコリックな曲が増えて、様々な曲調が楽しめるこのアルバムも、高品質のロック・アルバムです。
好きな音楽を楽しんでやってますっていう雰囲気が良いなぁ。
どの曲もキャッチーだし、幅広いファン層にアピールできるアルバムだと思います。


MORBID ANGEL - Altars of Madness ★★ (2005-11-09 20:36:00)

ノリがとっても気持ちいいです。
荘厳さもあるけれど、軽快な疾走感の方が強くて、爽快。威厳に満ちたデスメタルも良いけど、こういう勢いあるのも好きです。
ドラムのメリハリの効いたプレイも、掻き毟るようなギターソロも、かなりツボです。
デビュー作でこの完成度というのは、確かにすごい。'80年代には、衝撃的だったんでしょうね。


SEPULTURA - Chaos A.D. ★★ (2005-11-09 20:27:00)

このアルバムはジャケ買いでした。まだスラッシュ・メタルとかをほとんど聴いたことがない頃だったので、特に違和感もなく聴いてました。
いま聴き返すと、スラッシュの名盤とされる『ARISE』と、トライバル・リズムを用いたモダン・ヘヴィ・ミュージックの超名盤『ROOTS』の中間的作品ということで、ありそうで他にない面白い作風。
速い曲は少ないですが、ミドル・テンポのヘヴィな曲でイゴールの叩き出す奇妙なノリのリズムが、やたらに心地良いです。
社会的でシリアスな歌詞も強烈。どっちかというとハードコアっぽいヒリヒリした雰囲気。
地味な位置づけの作品かもしれないけど、これも良いアルバムです。


ICED EARTH - Burnt Offerings ★★ (2005-11-07 21:16:00)

私も29さんと同じで、アイスド・アースで最も好きなアルバムです。
彼らはどのアルバムも完成度が高いし、ティム・オーウェンズ加入後の作品ももちろん素晴らしいんですが、ダークでメランコリックな部分が最も強く表れたこのアルバムの魅力は、やっぱり頭ひとつ抜けています。
まあ、ちょっと暗すぎるというので雑誌なんかでも評価は低いアルバムみたいですが、そこら辺は好みの問題。叙情性を求めれば、最高の名盤です。
前作までのスラッシュ的な攻撃性は保ちつつも、マシュー・バーロウ加入によって、ヴォーカルの歌唱力がアップしたため、多彩な表現を可能にしています。
よくメロデスやゴシックの曲に「慟哭のメロディ」という言葉が使われますが、まさにそれ。それを上手いヴォーカルが、憂いに満ちた声で情感たっぷりに歌ってくれます。
絶望的に哀しい(7)「THE PIERCED SPIRIT」からドラマティックな大曲(8)「DANTE'S INFERNO」の流れには圧倒されます。


SHAMAN - Reason ★★ (2005-11-07 20:36:00)

1stアルバムとはガラッと色合いを変え、ダークな質感が支配するようになった2ndアルバムです。ここからバンド名がSHAAMANに。
拡散ではなく収縮へと向かう方向性。南米の開放的なスピリットではなく、北欧の凍てついた魂が忍び込んできたようなサウンドです。
いきなり1曲目の「TURN AWAY」がヘヴィなので面食らいますが、全体的にはピアノや弦楽隊によるクラシカルなアレンジなどを取り入れた、美しくも翳りを帯びたメタル・アルバムです。パーカッシヴな要素も残ってはいますが、あまり目立ちません。
3曲目に入っているゴシックの帝王THE SISTERS OF MERCYのカヴァー「MORE」も、特に違和感は感じられません。THE SISTERS OF MERCYの曲はよくメタル・バンドにカヴァーされますね。
こういう音楽性だと、(4)「INNOCENCE」みたいな静かな曲をもうちょっと増やしてもらった方が好みなんですが、それじゃメタルと言えなくなるかな。
期待してた方向性とは違いますが、毎回目先を変えて挑戦する姿勢は良いと思います。これが彼らにしかできない音楽かというと、ちょっと疑問ですが。
スピード・メタルを期待すると痛い目にあいますが、ゴシック・メタルや哀愁曲が好きな人にはおすすめできます。
ちょっと色っぽいブックレットの中の写真も良いです。


SHAMAN - Ritual ★★ (2005-11-06 21:00:00)

アンドレ・マトスに求めるメタル作品として、ほぼ理想的な出来の傑作です。『HOLY LAND』に並び、ヘヴィ・メタルというジャンルにとって意義深い作品。
クラシカルなシンフォ・メタルとしての要素は自然に融合し、あまり派手ではありませんが、もちろんしっかり入ってます。ブラジリアン・メタルとしての民族色も『HOLY LAND』とはまたちょっと違った感じですが色濃くて、彼らならではの色がしっかり出ています。
ヒューゴ・マリウッティのギターも、曲に合わせ、メロディを大事にしていて、好感が持てます。
映像が浮かんできそうなインストゥルメンタル「ANCIENT WINDS」からアンディ節炸裂の「HERE I AM」への流れは、最高のオープニング。
(4)「FOR TOMORROW」、(7)「FAIRY TALE」のような美しくスピリチュアルな曲、(5)「TIME WILL COME」、(6)「OVER YOUR HEAD」のようなエモーショナルな曲が与えてくれる感動は、このアルバムでないと味わえない種類のものですね。
ラストのスピード・メタル「PRIDE」だけは正直浮いちゃってますが、まあ楽しいプレゼントということで。


SHAMAN - Ritual - For Tomorrow ★★ (2005-11-06 20:50:44)

ワールド・メタルの名曲です。
ペルーのミュージシャンを起用するなどして生まれたスピリチュアルな感触が、バンド名にとても合っています。
フルート、パーカッション、アコギ、エレクトリック・ヴァイオリンなどの暖かいサウンド、独特のコーラスが面白いです。ギター・ソロもエモーショナルで良いなぁ。
アンドレの個性的な声、変わったメロディ・センスも、重要な武器になってますね。


陰陽座 - 煌神羅刹 ★★ (2005-11-06 20:42:00)

けっこう慣れるまで時間がかかりましたが、最近、やっと純粋に楽しめるようになりました。
最初、かっこいいところと、ちょっとダサいと言うか・・・掛け声とか「おらびなはい」とかで雰囲気が変わっちゃうところのギャップが苦手で、あまり聴けなかったんですが、それもまた味かと思えるようになりました。
今も正直、黒猫さんの声がキャピキャピした感じになるところや、瞬火さんの微妙な声(JUDAS PRIESTのトリビュートじゃ別人のような歌が聴けるのに)はちょっと苦手ですが・・・。
けっこうギター・ソロやリフ、楽曲自体はかっこいいんですよね。歌詞も面白いし。
次作よりは、このアルバムの方が好きです。


DIO - Sacred Heart - Rock 'n' Roll Children ★★ (2005-11-06 20:16:29)

ロックへの愛情とか、キッズへの共感がストレートに伝わってきます。
ディオにとっても特別な思い入れのある曲のようですが、感情のこもった歌が胸に響きます。
こういう激しくも哀愁漂う曲っていうのは、ハード・ロックだからこその魅力ですね。


BLIND GUARDIAN - Imaginations From the Other Side - Bright Eyes ★★ (2005-11-06 20:10:43)

彼らの疾走曲も好きですが、他のバンドと違うオリジナリティを感じさせてくれるのは、こういう独特のメロディが聴ける曲です。
まさしくBLIND GUARDIANのみがつくりだせる名曲。
緩急、静と動のコントラストを味わえる展開も面白いです。


BLIND GUARDIAN - Imaginations From the Other Side - Imaginations From the Other Side ★★★ (2005-11-06 20:07:18)

BLIND GUARDIANで一番好きな曲です。
メタル初心者の頃に聴いたんですが、まったく難解とか退屈には感じませんでした。
ドラマティックな展開と良いメロディに聴き入っているうちに、あっという間に終わってしまう。


HELLOWEEN - Master of the Rings - The Game Is On ★★ (2005-11-04 21:00:01)

HELLOWEENって、こういうユーモアのある曲を上手く聴かせるセンスが良いですね。
この曲もある意味メタルの幅を広げる、冒険的な曲と言えるかも。
肩の力の抜け具合が、絶妙です。


220VOLT - 220 Volt ★★ (2005-11-04 20:50:00)

'83年のスウェーデンのバンドとしては、相当に頑張った部類に入るアルバムではないでしょうか。
私も感想はm.c.A.K.さんと大体一緒です。どこかで聴いたようなリフ、チープなサウンド、イモ臭いヴォーカル、「NIGHTWINDS」の唐突で素っ頓狂な女性Voはまさしく爆笑もの。本当に好きモノにはたまらない音ですね。
でも発表当時の感覚で言えば、名盤扱いだったのも分かるような気がします。ツイン・ギターの奏でる哀愁のメロディは、古き良きヘヴィ・メタルの空気を伝えてくれます。
(4)「GYPSY QUEEN」なんかは、いま聴いても普通に良い曲です。(9)「WOMAN IN WHITE」のギター・フレーズには、なんとなく初期RIOTを思い出しました。


220VOLT - 220 Volt - Gypsy Queen (2005-11-04 20:45:36)

ツイン・ギターの紡ぎ出す印象的なメロディがたまりません。北欧と言うより、イギリスのバンドが書きそうな曲ですね。
ヴォーカルがもう少し上手ければ、名曲として語り継がれていても不思議じゃない。


KAMELOT - Karma - Don't You Cry ★★★ (2005-11-04 20:42:52)

こんなバラード歌われたら、もう降参です。反則。
感情移入して歌うことを恥ずかしいと思うような歌手じゃ、感動はさせられません。
全身全霊、魂をこめて歌える歌い手ですね、カーンは。


ANIMETAL - Animetal Marathon V - めぐりあい (2005-11-04 20:32:52)

小学生のとき、ガンダム3部作のラスト、あのタイミングで入るこのエンディング・テーマに、胸を熱くしたものでした。
当時は英語の部分、全然意味が分からなかったんですよね~。
アニメタルでやってくれて、嬉しかったです。


PANTERA - Far Beyond Driven - Strength Beyond Strength ★★★ (2005-11-04 20:24:24)

とんでもなくヘヴィな曲。
大音量で聴きたいです。
個人的に、ストレスの解消、思春期の様々な衝動の昇華に、この曲にはお世話になりました。
癒し系・・・。


KRISIUN - Conquerors of Armageddon ★★ (2005-11-03 19:01:00)

1曲目の「INTRO / RAVAGER」の途中で聴けるリズムが三三七拍子みたいに聴こえて仕方ありません。
ギター・ソロ、速過ぎてちゃんと聴き取れないくらい。ドラムはノリが良くて好きです。ヴォーカルの乾いたデス声、普通だけど曲にバッチリ合ってます。
爆走しまくりの突撃デス・メタル、スカッと爽快です。テクニカルでも勢いは全く殺さないところが良いですね。


MYSTERY - MYSTERY ★★ (2005-11-03 18:36:00)

私も中古で安く見かけたので買いました。いかにも'80年代的なジャケに騙されかけてましたが、'91年の作品なんですね。
↑のお2人が触れていらっしゃるように、キラキラしたキーボードが印象的です。ギター・ソロも泣きの要素が強くて、メロディアス。これは掘り出し物ですね。
ヴォーカルが微妙な評価みたいですが、けっこう多彩だしパワフルさもあって、十分歌えてるヴォーカルだと思います。
メロディアス・ハード・ロックの隠れた逸品・・・まで言うと言い過ぎ?
うーん、でも良い曲そろってます。


MEGADETH - Risk ★★ (2005-11-03 18:12:00)

過激なスラッシュ・メタルじゃなくなっちゃってますが、挑戦の姿勢は良いと思います。
まあ、散漫、歌の表現力がもうひとつ、ヘヴィさもポップさも中途半端・・・っていうのは確かに批判に値するけれど、なんか憎めない、味のある作品。
ところどころ入る変な楽器の音、唐突にエモーショナルなギター・ソロ、変にさわやかなヴォーカル・・・メガデスで聴いてて楽しくなる唯一のアルバムです。


PAIN OF SALVATION - The Perfect Element, Part I ★★ (2005-11-03 17:45:00)

初めに聴いた時は、前2作に比べるとあまり好きになれなかったアルバムでした。今では『BE』までのアルバムの中で最も好きな作品。メロディの美しさが半端じゃないです。
最初、どうしても「IDIOGLOSSIA」冒頭がドリーム・シアターっぽく聴こえて、それが嫌でした。せっかく独自の音を出しているバンドなのに、この曲でフォロワーっぽく見なされてしまうかもしれないのがもったいなくて。でもコンセプト的にこの場所にこの曲調が必要、というのは納得できたし、繰り返し聴いていたら気にならなくなりました。
このアルバムもコンセプトは重く、暴力的虐待を受けて育ち、自らも暴力の中で生きるようになった青年と、性的虐待を受けて育った女性の物語。相変わらず複雑かつ難解で、内容をつかむのが大変です。
虐待などを題材に選ぶと、誰かを断罪するような方向性になりがちですが、そう単純にいかないところが余計に考えさせます。
確かパート1の本作では2人が出合い結ばれるけれど、青年は今まで犯した罪の重さから自己崩壊し、つづく、みたいな感じ。ここまではひたすら暗いですが、パート2には救いが待っていてほしいです。彼らのバンド名からして、苦痛を伴いながらも必ず救済があるはず・・・。
音楽的な幅の広さ、個性的で叙情的なメロディも素晴らしいですが、演奏も歌唱もひっくるめて全パートの感情表現の豊かさが何より魅力的。このバンドは繊細な表現が本当に上手い。哀しみ、苦痛、絶望、怒り、優しさ、温もり、寂しさ・・・ここまで感情が伝わる音楽も稀有ですね。
プログレ・メタルでは一番好き。でもプログレ・メタルなどという小さな枠に収まらない、本当の名盤


PAIN OF SALVATION - One Hour by the Concrete Lake ★★ (2005-11-01 21:33:00)

前作が素晴らしかったので、すごく楽しみにしていたのですが、今作も期待以上の傑作だったので、心底惚れ込んだ思い入れの強いアルバムです。こんなに真剣に聴き込んだアルバムも滅多にないですね。
主に環境汚染をテーマにしたコンセプト・アルバムで、放射能による水資源の汚染、戦争、先住民の問題なんかが取り上げられています。リーダーのダニエルが大学で専攻した内容が元になっているらしいです。
彼らの作品は個と社会の関わりがテーマになるものが多いですが、このアルバムも軍事産業の歯車であることをやめようと決意する、ある男の視点で描かれています。
↑でも嵐盾さんが触れていますが、かつては1時間も曝されれば死亡するほどの放射能で汚染され、コンクリートで埋められた湖(ちなみに現在はそこまでひどくはないみたいです)が、このアルバムのタイトルになってます。
絶望的に暗いんですが、メッセージはポジティヴで、人間は誰でも社会の歯車のひとつに過ぎないが、それでも一人ひとりが良い方に社会を変えようと決意し、自分にできる範囲で行動することが、全体を変えることにつながる、というようなテーマだった気がします。
当時就職活動中だった私には、このアルバムのメッセージがとても力強く感じられて、勇気づけられたのを覚えています。
楽曲的には、前作のごった煮状態が少し整理され、よりプログレ・メタル的な統一感のある雰囲気になっています。
ボーナス・トラック含めて全曲良いんですが、特に悲哀に満ちた(9)「PILGRIM」が好きです。


PAIN OF SALVATION - Entropia ★★ (2005-11-01 21:04:00)

発売当時、B!誌ではけっこう地味な評価だったんですが、兄弟誌の炎誌の方では高い評価だったので興味を持ちました。
買って聴いてみたら最高のプログレ・メタルで、あやうく買い逃すところだったと、ゾッとしました。炎、いい雑誌だったなぁ。
究極のミクスチャー・ロックなんて言われるくらい、多様な音楽要素が入り混じり、絶望的に暗かったりもしますが、メロディはとても美しく、特にヴォーカルの表現力は飛び抜けています。
彼らのアルバムはみんなコンセプト・アルバムになっていますが、このアルバムも西と東に分裂した架空の国「エントロピア」を舞台にしたストーリーもの。
戦争、国家の分裂、家族の別離・・・かなり重い歌詞です。東西ドイツや南北朝鮮あたりを嫌でも連想しちゃいます。
確か歌ごとに視点が変わって、父親の立場と息子の立場から歌う曲に分かれてたと思うんですが、インタビューが載ったB!誌は捨てちゃったので、どの曲がどっちだか忘れちゃいました。時間も行ったり来たりで、かなり複雑で分かりにくかったはず。
絶望的な状況で、家族を救い出させてくださいと祈る、哀切なバラード(5)「OBLIVION OCEAN」は、聴くたびに涙が出そうになります。POSの曲で一番好き。
ところで私の持ってるCDだと、ボーナス・トラックの「NEVER LEARN TO FLY」は10曲目なんですが、ケインさんの書き込みを見ると、14曲目になってますね。再発盤は曲順が変わってたりするんでしょうか?
当時、コンセプト・アルバムなのに途中に余計な曲が入っちゃうのが残念だったので、改善されてるなら買い直そうかな。


NOCTURNAL RITES - The Sacred Talisman ★★ (2005-11-01 20:48:00)

クサいメロディが聴きたくなった時に手が伸びる1枚です。
特に(1)「DESTINY CALLS」や(5)「HOLD ON TO THE FLAME」は、始まった瞬間に頬が緩むのを抑えきれないくらいにクサクサ、メロメロで、身悶えてしまいます。
ヴォーカルも迫力には欠けるかもしれませんが、曲には合ってるので問題なし。
最近の硬派な作品も良いですが、馬鹿にされることも多いこの頃の彼らも魅力的です。


FRAMESHIFT - An Absence of Empathy ★★ (2005-11-01 20:40:00)

ドイツのマルチ・ミュージシャン、ヘニング・ポーリーのテクニカル・ロック・プロジェクトの2ndアルバムです。
私もセバスチャン・バック目当てで買いましたが、今までに聴いたバズの歌の数々とはずいぶんイメージが違い、その器用さに驚きました。
けっこうニュー・メタルとかエモとか言われるモダンなバンドの歌い方を吸収している感じで、歌メロも声のカラーも、ぱっと聴きバズらしくないような、新たな一面が表れています。
スキッド・ロウとは全然音楽性が違うし、プログレ・メタルのファンにとっても、モダン・ヘヴィ・ロック的なところが好き嫌い分かれるかも。
しかしこれはなかなか面白いです。ありそうでない音ですね。
明快な魅力は見出しにくい音楽ですが、テクニカルで複雑な演奏はたっぷりだし、何だかんだ言っても歌メロはキャッチーだし、叙情性も色濃いから、十分楽しめました。


SLAYER - Show No Mercy ★★ (2005-11-01 20:22:00)

一番好きなアルバムはやっぱり超名盤の3rdなんですが、破天荒な勢いが感じられるクレイジーなこの1stも捨て難いです。
馬のいななく音のような高音のギターや、若い声のハイトーン・シャウトがいい感じ。
最近の重い音も良いけど、軽くて高音が突き刺さる感じのスラッシュ・メタルも好き。音が悪いと言われますが、このくらいで丁度いいです。
まだメタルの型みたいなのが出揃わず、細かいジャンル分けが無用だった時代ならではの、スリリングな空気がたまりません。NWOBHMにも通じるものがあります。B級な安っぽささえも、大いに魅力。
好きな曲は・・・全曲かな。ジャケ以外は素晴らしい。


MORGOTH - Cursed ★★ (2005-11-01 20:09:00)

確かにミニアルバムの方のひどいイラストに比べると、このアルバムのジャケは印象良いですよね。
本作は一応、純粋なフル・アルバムとしては1stになる3作目かな。
ヴォーカルのデス声が好みなので、けっこう気に入ってます。
正統派デス・メタルで、速さは控えめですが、おどろおどろしくも荘厳な雰囲気がよく出ているのが良いです。
お堅い感じのリズムがドイツらしくて微笑ましいです。後にテクノ系に走ったのもなんとなく分かるカッチリしたドラムが、いかにも。
(8)「OPPORTUNITY IS GONE」のギター・ソロなんかはかっこいいし、(9)「DARKNESS」のゴシックに近いようなダークさもいい味出てます。


QUEENSRYCHE - Empire ★★ (2005-10-31 21:02:00)

先に『PROMISED LAND』を聴いていて、内省的で難解な曲を書くバンドというイメージを持っていたので、コマーシャルなメロディにびっくりしました。
このバンドは、アルバム毎に雰囲気がガラッと変わるところも大きな魅力ですね。
特に好きなのは、「BEST I CAN」「JET CITY WOMAN」「ANOTHER RAINY NIGHT (WITHOUT YOU)」あたりです。
あまりメタル臭さがなくて、独特の雰囲気を持った作品なので、前作までと比べると、メタル耳には少し違和感があったりするんでしょうか?
あまりメタルが好きじゃないっていう人に初めにすすめてみるのも良いかも。
昔の典型的メタル・ファッションの頃の彼らの写真を見ると、まさかこんなに洗練された音楽を演るようになるとは思えませんね。面白い。
実験性と大衆性が高い次元で融合した、高品質の逸品です。


PANTERA - Far Beyond Driven ★★ (2005-10-31 20:38:00)

重さ、激しさがあまりに気持ち良い、PANTERAのアルバムで最も強烈な1枚です。
曲のキャッチーさ、スピード感では前2作が上だし、精神的な重さは次作の方が上かもしれませんが、問答無用のパワーならこのアルバムが一番。
「STRENGTH BEYOND STRENGTH」には、私もお世話になりました。
邦題のセンスも微笑ましいです。
似たような遅いテンポの曲が多くても、リフが良いので退屈しません。ヘヴィ・グルーヴをお腹いっぱい味わえる激烈音楽の名盤です。


GENOCIDE SUPERSTARS - III - Superstar Destroyer ★★ (2005-10-31 20:24:00)

爆走ロックンロール、疾走型パンク/ハードコアが好きな人は、かなりの確率で気に入るんじゃないでしょうか。
程よくキャッチーでノリノリな、荒々しいロックです。
勢いのあるロックをサラッと聴きたいときに手が伸びます。ポップ過ぎずシリアス過ぎず丁度いいところが、けっこう貴重かも。
NASUMのグラインド・コアも良いけど、タイプの違うこっちのバンドも楽しいなぁ。


THE STORM - Eye of the Storm ★★ (2005-10-30 20:42:00)

このジャケット(輸入盤の方)、けっこう好きです。異星の海を航行する豪華客船って感じのSFっぽさが良い味出してます。でも'90年代にこれはないかな~。
最初に聴いたときは、少し地味かなと思いましたが、何回か聴くうちに染みてきました。
高品質なメロディアス・ハードで、コンパクトで良い曲がたくさん詰まっています。
'80年代産業ロックが好きな人なら、たぶん気に入ると思います。


HEARTLAND - Heartland ★★ (2005-10-30 20:21:00)

ここでの高評価につられて買ったアルバムでしたが、本当に胸を熱くさせる名曲揃いの高品質メロディアス・ハードでした。
一聴目にして、聴き進むうちにあまりにどの曲も素晴らしいので驚きを禁じえませんでした。
次から次へと紡ぎ出される美しい哀愁のメロディにすっかり酔わされてしまいます。
これを廃盤にしておくなんて、非常にもったいない。


NEW ENGLAND - Explorer Suite ★★ (2005-10-30 20:10:00)

私もF木記者の大プッシュに乗せられて買ったクチです。そうやって買うと、半分くらいは外しちゃうんですが、これは当たりでしたね。1stも同じように購入。
キラキラしたキーボードが入ったメロディアス・ハード。一応プログレ・ハードにも入るのかな。
ビートルズやクイーンの影響とかも言われてるようですが、E.L.O.に近い印象を持ちました。
メロディアスでポップなロックが好きなら気に入るんじゃないでしょうか。それこそ日本人好みのという形容が似合う、クサいメロディのオンパレードです。


DOMINION - Interface - Impulse ★★ (2005-10-30 19:55:49)

ドゥーミーな感じの始まり方や、印象的なリフのメロディが面白い。
テンポは遅いけど、なんとなく踊れそうなノリの良さがあります。暗いけど。
どことなくCATHEDRALをも思わせる曲調です。


DOMINION - Interface - The Voyage (2005-10-30 19:54:11)

無骨なブリティッシュ・ヘヴィ・ロックって感じがいいです。
終盤の荘厳なツイン・ギターが思い切りIRON MAIDENなのはご愛嬌?


DOMINION - Interface - Alive? ★★ (2005-10-30 19:52:32)

前半はMY DYING BRIDEを思い起こさせる耽美的なディープ・ヴォイスに陰鬱で重々しいリフの、ちょっとゴシックな感じ。
中盤以降に主導権を握るミッシェルの切なげな歌声も、雰囲気出てます。
しかしこのバンドの曲は本当に展開が多い。


DOMINION - Interface - Silhouettes (2005-10-30 19:50:29)

JUDAS PRIESTやIRON MAIDENの伝統を受け継ぐ、英国ならではのリフが素晴らしい。
特に後半はもろIRON MAIDENなツインギターが美しいです。
こういう音楽に女性ヴォーカルっていいなぁ。


DOMINION - Interface - Millennium (2005-10-30 19:47:17)

凝った展開をみせる佳曲です。
デス声と愁いを帯びた女声の使い分けが上手い。
力を入れたときの、ちょっとハスキーなミッシェル嬢のヴォーカルはツボです。
ギター・ソロもいい感じ。


DOMINION - Interface - Tears From the Stars (2005-10-30 19:45:37)

ゴツゴツしたヘヴィ・リフと濁声ヴォーカルが硬派エクストリーム・メタルを思わせますが、途中で女声ヴォーカルとメロディアスなリフが入り、イメージが変わります。
北欧メロデスとは一味違う、ブリティッシュ・メタルの重みと哀愁が独特です。


SWEET SAVAGE - NEW WAVE OF BRITISH HEAVY METAL / '79 REVISITED - EYE OF THE STORM ★★ (2005-10-30 19:37:38)

オリジナルはBBCのコンピレーション収録らしいですが、ラーズ・ウルリッヒのNWOBHM編集盤で聴きました。
スピード感あふれる疾走曲です。若々しくて勢いまかせな感じが良いです。
リフにしてもソロにしても、やけにギターがかっこいいと思ったら、ヴィヴィアン・キャンベルがギターだったんですね。
ぶっきらぼうな吐き捨て型ヴォーカルも、曲に合ってます。
こんなバンドがアルバムも出せずに解散したなんて、もったいない。
あ、アルバム名間違った。綴りはREVISITEDでした。


MOTLEY CRUE - Dr. Feelgood - Dr. Feelgood ★★★ (2005-10-30 19:33:14)

最初はあまり印象に残ってなかったんですが、ライヴ映像でみんながノリノリになっているのを観て、聴き直したらはまりました。
この強靭なグルーヴ、たまりません。サウンドの重さも、猥雑な雰囲気も良いです。


DEEP PURPLE - Deep Purple in Rock - Speed King ★★★ (2005-10-30 19:30:06)

曲名が曲名だけに当然だけど、速いです。
実際の音符の多さがどうとかよりも、体感速度というか、疾走感が凄い。
昔は「BURN」とか「HIGHWAY STAR」の方がかっこいいと思っていましたが、今はこの曲が好き。


NEW TROLLS - Ut ★★ (2005-10-30 13:11:00)

ニュー・トロルスと言うと、『コンチェルト・グロッソ』か『アトミック・システム』あるいは本作が有名ですね。ジャケやタイトルが地味なので、いまひとつ手の出にくいアルバムかもしれません。
中身はイタリアならではの叙情性が強いプログレッシヴ・ロックで、あまり派手さはありませんが、しみじみ聴ける作品です。
(1)~(5)は組曲になってますが、ところどころポップなメロディがあり、あまり難解さを気にせず聴けます。(5)「NATO ADESSO(誕生)」の美しい歌メロが良いです。
(7)「PAOLO E FRANCESCA(パオロとフランチェスカ)」冒頭のメロメロな泣きのギターには腰が砕けます。途中でギターが恋人たちの会話を表現して喋りますが、スティーヴ・ヴァイよりずっと早くそういうプレイをしているのが、まさしくプログレッシヴ。


IGGY AND THE STOOGES - Raw Power ★★ (2005-10-29 21:04:00)

歪んだ荒々しいサウンドがとっても気持ち良いです。
30年以上前のアルバムだけど、いま聴いても色褪せてないし、現在の基準でも十分ヘヴィで迫力があります。本人監修によるリマスタリングが功を奏してる部分もあるんでしょうか。
ワイルドで激しいロックが好きなら、気に入ると思います。


RENAISSANCE - Ashes Are Burning ★★ (2005-10-29 20:44:00)

女性ヴォーカルのプログレ、トッラド/フォーク要素のあるロックの特集なんかにいつも名前が挙がるバンドなので、興味を持ちました。
このアルバムでは(5)「AT THE HARBOUR」と(6)「ASHES ARE BURNING」の2曲が気に入っています。特に後者は11分を越す長さが短く感じるほど圧倒的な魅力を持った名曲ですね。


GENESIS - Selling England by the Pound ★★ (2005-10-29 20:30:00)

たしか『炎』誌のフルート特集みたいなので取り上げられていて、「FIRTH OF FIFTH」のフルート・ソロ目当てで買いました。
よく牧歌的と表現されるソフトな感触の音楽は、期待してたイメージとは違って、けっこうメタル耳には厳しかったんですが、最近楽しんで聴けるようになりました。
ジャケのちょっとメルヘンチックな英国的情景もいいですね。
(1)「DANCING WITH THE MOONLIT KNIGHT」、(7)「THE CINEMA SHOW」は長尺ながらも美しいメロディが楽しめて、いい曲です。


VALENSIA - K.o.s.m.o.s - Kosmos ★★★ (2005-10-28 22:10:28)

2ndは名曲ぞろいのアルバムだと思いますが、特にこの曲は光ってますね。
よくヴァレンシアは声が細いって言われてた気がしますが、ファルセットでの繊細な表現力は、哀愁あふれる楽曲にぴったり。
凝ったアレンジもさすがです。


LANA LANE - Ballad Collection - Avalon ★★ (2005-10-28 22:05:43)

ヴィオラの艶のある音色がたまりません。
ラナ・レーンはハードな曲よりも、やっぱりバラードが素晴らしい。


SKID ROW - Skid Row - 18 and Life ★★★ (2005-10-28 22:02:34)

正直、歌詞はちょっと好きじゃないんですが、この歌には泣かされます。
バズの感情移入の度合いが半端じゃない。聴く度に涙が出そうになります。
HM/HRのバラード的な曲は、こういう激しい表現ができるのが魅力だと思います。


JOURNEY - Escape - Don't Stop Believin' ★★★ (2005-10-28 21:57:35)

イントロでもうドキドキしちゃいます。
メロディアスなロックって本当に良いなぁとしみじみ思う名曲。
サビがもう、胸キュンものですね。


FORTUNE - Making Gold ★★ (2005-10-28 21:43:00)

ジャケやタイトルからちょっと神秘的な音を想像していたんですが、けっこう明快なメロディアス・ハードでした。でもいい作品です。
(5)「LIFE GOES ON」の哀メロはたまりませんね。
今のところ、CLOCKWISEよりも、このアルバムの方が好きです。


SOUNDGARDEN - Superunknown ★★ (2005-10-28 21:32:00)

前作まではあった、切迫した衝動性が薄らぎ、歌をじっくり聴かせるタイプのバンドになった感じがします。バンドの成長がうかがえ、これはこれで高品質。
洗練はされましたが、相変わらずヘヴィな曲も多いです。クールになったようで、まだまだドロドロしている。
ゆったりしたテンポの曲が多く、曲数も多いのに聴かせてしまうところはさすがです。一般的にはこれが最高傑作とされるのも分かりますね。
皆さん挙げてらっしゃいますが、特に「MY WAVE」は印象的です。


SOUNDGARDEN - Louder Than Love ★★ (2005-10-27 21:45:00)

粘っこいグルーヴが気持ちいい、火傷しそうに熱いロック・アルバムです。てゆーか暑苦しい。
衝動が、熱情が、楽曲構成を突き破って叩きつけられるかのようです。
前作『ULTRAMEGA OK』と比べると、メジャー作品なだけにまとまりが出てきてはいるのですが、気合もすごいです。
次作以降のちょっとクールな雰囲気とかは少なく、ひたすら押しまくります。
(8)「I AWAKE」みたいに「I LOVE YOU」って叫ばれたら、引くこと間違いなしです。ちょっと手加減しようよ。
こってり濃厚なのが聴きたい時はこのアルバムですね。


SOUNDGARDEN - Ultramega OK ★★ (2005-10-27 21:24:00)

私も好きです
SOUNDGARDENがインディーズ時代に出した'88年発表の1stアルバムです。
とにかく一筋縄ではいかない、ヴァリエーション豊かで強靭なリズム隊。奇妙でかっこいいリフとノイズを次から次へと生み出すギター。歌唱力抜群ながら、怨念を感じるような鬼気迫るヴォーカル。
もうやりたい放題、意地でも全曲違うタイプの曲にしてやるぞみたいな、屈折した偏執狂的こだわりを感じます。この多彩さ、何となく他のアルバムだとTHE BOOMの『FACELESS MAN』が思い浮かびました。全然別物ですが。
何て言えばいいのか、この音楽性。ただ単にロックと言うか、これぞオルタナティヴと言うのがしっくり来るか。ある意味プログレかも。
665、667という小曲に挟まれた、666であるところの暗黒ドゥーム・ナンバー(4)「BEYOND THE WHEEL」には妖気すら漲っています。
まあ、散漫で完成度の低いアルバムと捉える人も多そうですが、LED ZEPPELINやBLACK SABBATHにパンク、ハードコア、サイケデリック、ほんのりNWOBHM風味まで漂うようなこの地獄のごった煮アルバム、強烈ですよ。
リズムの面白さは、このアルバムが一番です。


ANTHEM - Overload - Demon's Ride ★★ (2005-10-27 21:08:29)

最初はアルバムの中で特に好きな曲ということもなかったのですが、繰り返し聴くうちにはまりました。
歌詞とか、初めはくっさいなぁとか思ってたのが、次第に熱く感じられてきました。
ノリノリで気持ちいいし、最近一番はまっているアンセムの曲です。


FRETBLANKET - Junkfuel - Curtainsville ★★ (2005-10-27 21:02:18)

儚げな歌とアコギで泣かせておいて、一気に弾けるあたりのコントラストが良いです。
メロディの寂しそうな感じが好き。


DARK FUNERAL - Attera Orbis Terrarum - Part I ★★ (2005-10-27 21:00:01)

あまりバラードという感じではないけど、強い哀愁を感じる曲です。
ヴォーカルとギターの切ない響きが泣けます。
歌詞がついてないので分からないけど、物語性を感じます。