1999年10月26日、WEAよりリリースされた6thアルバム。
今作がHarem Scarem名義でリリースされたのは日本だけで、海外ではRubberとして翌年2000年にリリースされた。
同年、バンドは地域によりバンド名を変えて活動を行うという前代未聞の決定を下した。日本ではHarem Scaremで成功しているが、それ以外の国、特に北米では名前だけで時代遅れのヘアメタル・バンドだと思われていて音楽を聴いてもらえない事が、改名の最大の理由となった。
Harry Hessのハードロック・ヴォーカリストでは一般的な喉から押し出すような太めの声を封印し、Pete Lesperanceもギターをシングルコイル・ピックアップ搭載のものに持ち替え、曲調もさわやかではあるが穏やかな、軽めのカントリーミュージックのようなサウンドとなり、声に聞き覚えがなければブリットポップと間違うようなサウンドであった。同年11、12月には公演数・箇所とも過去最大規模の来日公演が行われたが、前半Rubber・後半Harem Scaremというような構成をとった。
ツアー後、ドラムのDarren Smithはバンドを離れ、Creighton Doaneが加入した。そして日本においてもRubberを名乗るという発表がなされた。
Recorded:Vespa Studios, North York, Ontario, Canada, 1999
Producer:Pete Lesperance, Harry Hess, Arnold Lanni