2ndの荒々しさには面食らいましたが、1st路線に戻ってしっとり落ち着いた哀愁曲を聴かせてくれるこのアルバムを聴くと、やはりDAREって良いなぁと、しみじみ思います。 私の中では、BAD HABITに匹敵する位置付けのバンドです。 ダーレンのハスキーで艶っぽい歌声で囁くように歌われると、そこはもう別世界で、蒸し暑い夏でも、まるで霧に覆われた肌寒い高原にいるかのような気分になります。 全くの新人だったというアンディ・ムーアのギター・プレイは、感情移入の強さといい、メロディの構築力といい、ヴィニー・バーンズをも凌駕するくらいに、このバンドにはまっていて素晴らしい。 THIN LIZZYの「STILL IN LOVE WITH YOU」のカヴァーも秀逸。 湿度90%超の、泣きの哀愁メロディアス・ハード。傑作です。 ジャケも良いですね。