この曲を聴け!
うにぶさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 2001-2100
B'Z

MyPage

うにぶさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22
モバイル向きページ 
うにぶさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 2001-2100

0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22


GOLDBRICK - Goldbrick ★★ (2005-10-08 18:48:00)

メロディアスでキャッチーなハード・ロックが詰まった、普通に良いアルバムですね。
森川さんの発音も、最初は気になったけど、聴いてるうちにあまり違和感を感じなくなりました。
ギターもしっかり曲に溶け込んでて、邪魔にならないのが良い。
お気に入りは哀愁の歌メロが秀逸な(9)「SWEET PAIN」ですが、どの曲も佳曲と言っていいレベルで、気持ち良く何度もリピートして聴いてしまいます。
日本でこの手のハード・ロックをやるバンドって、かなり貴重なんじゃないでしょうか。


SKID ROW (UK) - 34 Hours ★★ (2005-10-08 18:30:00)

以前、アメリカのスキッド・ロウの作品と間違えて買いそうになりました。そういう人がたぶん他にも何人かいるはず。結局その後で、ゲイリー・ムーア目当てで買ったわけですが。
曲が組曲風になってたりして、最初の印象は「プログレっぽいな」でした。
ジャズやブルーズの影響が強くて、音も時代を感じさせるので、メタル耳には辛いかもしれません。
1曲目の「魔女の夜/あくる朝」の雰囲気が好きです。


LOCUST - PLAGUE SOUNDSCAPES ★★ (2005-10-07 23:24:00)

帯のジャンル分けが「虫コア」になってる(笑)。「23曲21分の狂喜」
基本はハードコア/グラインドコアで、ビヨ~ンモヨモヨチュルルルーンキィーンピヨヨヨヨみたいなエレクトロニクス効果音が入ります。
ある意味プログレでまさしくパンク。遊びなのか本気なのか、微妙な線です。
ヴォーカルもなんか変態的に叫ぶことを楽しんでる感じです。
変な音が聴きたい人におすすめです。


SCARS - SCARS ★★ (2005-10-07 21:15:00)

ゲイリー・ムーアが、SKUNK ANANSIEのキャス・ルイス(b)とPRIMAL SCREAMのダリン・ムーニー(ds)の2人と組んで、'02年に出したアルバムです。
メンバー的に、けっこうモダンになりそうなものですが、意外に渋いブルーズ・ロックが大半です。
まあ、「WASN'T BORN IN CHICAGO」なんかはリズム・トラックが現代風ですが。
しっかりエネルギッシュだし、ザラついた太い音が気持ち良いです。プロデュースのクリス・タンガリーデスって、やっぱりハードなギターの音を録るの上手いんだなぁ。
あまりメロディアスではないですが、最近はまって繰り返し聴いてます。
雰囲気が良いんですよね。秋に合うのかな。


VALENSIA - K.o.s.m.o.s ★★ (2005-10-01 18:13:00)

オランダの貴公子の2ndアルバムです。
ヴァレンシアと言えば、1st『ガイア』ばかりが評価され、このアルバムは今やほとんど話題にもなりません。
しかし、私が聴いた限りでは、ヴァレンシアの作品の中で、本作がぶっちぎりで哀愁と美しいメロディに溢れた傑作だと思っています。
様々な音楽要素を取り込みつつ、繊細な声の質感を活かし、一本筋の通ったメロディアス・ロックを聴かせてくれます。
とかくクイーンのパクリ、フォロワー扱いされる彼ですが、クイーンの影響はあっても、しっかり独自のヴァレンシア・ミュージックを演っています。
少なくともこのアルバムに関しては、クイーンの傑作群以上に好きで、よく聴いてます。
ヴァレンシアの他のアルバム、ヴァレンタインとのコラボを聴いてピンと来なかった人(私みたいに)は、このアルバムならもしかすると気に入るかもしれません。


TERRA NOVA - MAKE MY DAY ★★ (2005-10-01 17:26:00)

前2作と比べると、明るい曲が増えて、かなりポップなアルバムです。
毎回同じ感じだと飽きるので、ちょっと雰囲気が違うこの3rdも好きです。
頭からもう、ごきげんな(1)「LOVESICK」、(2)「MAKE MY DAY」の2曲でノックアウトされます。
インストゥルメンタルの(5)「ANOMALY」や、歌詞がファンタジックでアコーディオンが入ったワルツ調の(10)「I WILL BE THERE」なんかには驚かされますが、良いアクセントになってます。
ラストにちょこっとおまけでかかるゴースト・トラック「GIVE IT ALL WE GOT」も楽しげで良いです。
なんか他のアルバムに比べると評価が低いようですが、毛色が多少違えど、これもまたテラ・ノヴァらしい高品質の作品です。


FEAR FACTORY - Transgression - Moment of Impact (2005-09-30 23:11:39)

アルバム本編ラストに、最も強烈な曲を持ってきました。
最初から最後まで激しさが持続します。
曲の幅は広げても、決して軟弱にはならないという意志の表れのよう。


FEAR FACTORY - Transgression - New Promise (2005-09-30 23:03:11)

わわわ、FEAR FACTORYが愛を歌ってる?
しんみりしたバラードから、いきなりテンション上がります。
かなり異色な曲。
この「苦痛からの解放」って、「永遠に何も感じない状態」にすることだったら嫌だな・・・。


FEAR FACTORY - Transgression - Supernova (2005-09-30 22:53:14)

恐らくFEAR FACTORY史上、最もポップな曲。
いきなり爽やか~な感じでずっこけました。
でもこんな曲でもやっぱりFF印は健在で、面白いです。


FEAR FACTORY - Transgression - Echo of My Scream ★★ (2005-09-30 22:48:48)

静かで美しいバラードです。
モノクロの世界。冷たい廃墟で孤独に最期を待つようなイメージ。


FEAR FACTORY - Transgression - Contagion ★★ (2005-09-30 22:33:11)

バートンの歌への感情移入が激しいのか、哀しみが強く伝わってくるような気がします。
でも最初の「ハァッ!」はいらなかったかも。
この曲もヘヴィです。


FEAR FACTORY - Transgression - Spinal Compression ★★ (2005-09-30 22:17:13)

重苦しいまでにヘヴィな曲です。
初期に通じる攻撃性が漲ってます。


FEAR FACTORY - Transgression - Transgression (2005-09-30 22:09:58)

無慈悲な激重リフで突進します。
振り絞るような憎しみの叫びが強烈。


FEAR FACTORY - Transgression - 540,000° Fahrenheit (2005-09-30 22:00:34)

アルバム冒頭、まずクリーン・ヴォイスで歌い出します。
歌メロもけっこうキャッチーで、とっつきやすい感じです。
しかし徐々にテンションが高まっていき、終盤はやはり怒涛のエクストリーム・メタル。
歌詞を見ながら聴くと、ぞっとします。


FEAR FACTORY - Demanufacture - TRANSGENIC (2005-09-29 21:18:04)

DJテクノヘッドによる「NEW BREED」のストレートなガバ・ミックスです。
ボーナス・トラックなんですが、高速テクノ好きには嬉しい曲です。


FEAR FACTORY - Demanufacture - MACHINES OF HATE ★★ (2005-09-29 21:02:56)

ライズ・フルバーによる「SELF BIAS RESISTER」のリミックスです。
リフがとんでもないことになってます。MINISTRYの「THIEVES」を思い出しました。
これは強烈。


FEAR FACTORY - Demanufacture - T-1000 (2005-09-29 20:59:23)

なんかタイトルで『ターミネーター』を思い出しました。
DJダノによる「H-K(HUNTER-KILLER)」のガバ(高速テクノ)風ミックス。
素直に暴れるにはもってこいです。


FEAR FACTORY - Demanufacture - Burn (2005-09-29 20:23:16)

ジャンキーXLによる「FLASHPOINT」のリミックスです。
シングルになっただけあって、楽しい曲です。この人のミックスは明るくていいな。
初期のPRODIGYっぽい雰囲気があって好き。


FEAR FACTORY - Demanufacture - GENETIC BLUEPRINT (2005-09-29 20:18:00)

名曲「NEW BREED」の、ジャンキーXLによる《ブレイク・ビーツplusメタル・ミックス》とのことです。
あの印象的なリフがピコピコ・デジタル音になってて、楽しいです。
これは踊れるなぁ。


FEAR FACTORY - Demanufacture - Demanufacture (2005-09-29 19:26:03)

ライズ・フルバーによる、名曲「DEMANUFACTURE」の《インダストリアル・ジャングル・ミックス》とのことです。
原曲の暴力性をうまい具合に活かしたミックスで、あまりもろにジャングルって感じでもなく多彩に仕上げてます。
高速ガバ・ビートなんかも取り混ぜて、メタラーでも楽しめる曲になってます。


FEAR FACTORY - Concrete - Big God / Raped Souls (2005-09-27 22:30:41)

『SOUL OF A NEW MACHINE』にも収録されてますが、こっちのアルバムの方が冒頭に入ってることもあり、インパクトが大きいです。
「これがアメリカだ!」・・・怖すぎ。


FEAR FACTORY - Concrete - Concrete (2005-09-27 22:23:23)

圧殺デス・メタル。
怒涛のドラミングも強烈だけど、バートンのデス声が素敵すぎます。


FEAR FACTORY - Soul of a New Machine - Manipulation (2005-09-27 22:18:00)

17曲も入ってるアルバムなので、さすがに途中でぐったりしてきたりもするんですが、最後に激烈極まりないこの曲が追い撃ちをかけて、打ちのめされるのです。


HELMET - Aftertaste ★★ (2005-09-27 21:13:00)

hate?さんがおっしゃるように、これまでのいいとこ取りのような、'97年発表の4thアルバムです。
インパクトの強さで言えば、他のアルバムに半歩ゆずるような感じですが、かなり洗練され、完成度の高いアルバムです。
ヘルメットらしさは保ちながらも、聴きやすいので、初めてヘルメットを聴く際には良いかも。
残念なのはプロデューサーのデイヴ・サーディ(BARKMARKET)が、超ヘヴィで生々しい音で録音したのに、「アグレッシヴすぎる」ということで、後でテリー・デイトがリミックスし直して滑らかな仕上がりになったという話。元のヴァージョンで聴きたかった。


HELMET - Betty ★★ (2005-09-27 20:52:00)

芝生で花を持って微笑むブロンドの清楚なおねぇさんが意味不明なジャケの、'94年発表の3rdアルバムです。慣れるとそのうちこのアートワークがぴったりに思えてくるのが、ヘルメットの怪しいところじゃないかと思わなくもないです。
基本的にはヘルメットらしいヘヴィ・ロックなんですが、過去最高に幅が広いです。
歌メロがポップだったり、ジャズや埃っぽいブルーズが顔を覗かせたり・・・。
硬派なファンには散々な評価みたいですが、面白くて私は大好き。名盤の誉れ高い前作より好きです。
卒論を書いてるとき、これとミニストリーの『トゥイッチ』にはお世話になりました。妙に聴いてて頭が冴えてきます。


HELMET - Meantime ★★ (2005-09-27 20:37:00)

'92年発表のメジャーデビュー作となる2ndアルバムで、90'sヘヴィネスの流れを決定づけた重要盤のひとつです。
ノイジーな音作り、徹頭徹尾タイトなリズムで攻め立てる独自のヘヴィ・ロックは、ほんと強烈。
タメの効いたドラムのプレイが実に渋くて、シンプルなようでけっこう変幻自在なリズム展開を聴かせてくれます。グルーヴ感がたまらなく気持ち良いです。
リーダーのペイジ・ハミルトンが理想とするアルバムは、AC/DCの『BACK IN BLACK』らしいけど、同じような音楽を演るのではなくて、時代に相応しい新しい音楽表現で頂点を目指す姿勢が実にクール。
PANTERA、MACHINE HEAD、PRONG、METALLICA(ブラック・アルバムの頃)、KORNあたりが好きな人にはおすすめできます。もちろん、そのいずれとも違う個性があります。


COCCO - ブーゲンビリア - カウントダウン ★★ (2005-09-27 17:51:43)

学生時代、後輩の女の子が1stシングルだったこの曲を買ってきたのを聴きました。
一発で虜になり、1stアルバムも出てすぐ買いましたが、「男の人がCOCCOが良いって言うのは変」と言われましたね。
まさしく女の情念の歌。
関係ないけど、あるカラオケで「力なく/しなだれて」が「力なくし/なだれて」と間違って書かれてたのには脱力しました。


KEMURI - 77 Days - P.m.a (2005-09-27 16:11:41)

以前はパンクにしてはきれいすぎる音がどうも好きになれなかったけど、彼らのアティテュードは素晴らしいと思います。
今はポップなパンクも好きなのでもちろんオッケー。
分かりやすいポップさというのも、主張を広く伝えるためには必要ですね。


GUITAR WOLF - Jet Generation - 冷蔵庫ゼロ (2005-09-27 16:04:55)

哀愁は歌詞から・・・。
アホさ加減がダサさにつながらない、彼らのロック魂は最高です。
こんな激音で、冷蔵庫に食料がないんだと絶叫するセンスが好き。


B'Z - IN THE LIFE - Wonderful Opportunity ★★ (2005-09-27 15:55:27)

皆さん言われてる通り、ポジティヴな歌詞が最高です。言葉の乗せ方も上手い。
この明るい曲調がまた良いです。
こういう曲をつくってくれるから、B'zは馬鹿にできない。


FEAR FACTORY - Obsolete - Timelessness ★★ (2005-09-26 20:52:16)

アルバム本編のラストを飾る曲。
ギターもドラムも入らない、静かな曲で、バートンが感情を込めて歌い上げます。
アルバムのストーリーをずっと追って、最後にこの曲にたどりつくと、何とも言えない感動が押し寄せます。
でもこの後、エッジクラッシャー君がどうなのかが気になる(笑)。


FEAR FACTORY - Digimortal - Back the Fuck Up (2005-09-26 20:34:17)

けっこう様々な音楽要素が混在するFEAR FACTORYだけど、ヒップホップ的な要素は実はほとんど感じられなかったりします。
この曲はサイプレス・ヒルのB・リアルがゲスト参加して、彼らにしては異色の、ヒップホップ・ミクスチャーを聴かせてくれます。
でもしっかりFEAR FACTORY色の曲にしてるのが面白い。


THE CLASH - London Calling - Lost in the Supermarket (2005-09-26 18:25:55)

歌詞が印象的でした。
何故かモノクロの映像で、スーパーマーケットで迷子になっている子どもが浮かびます。
そして何故か缶詰の山に隠れて泣きそううになっているんです(謎)。
泣ける。


HELMET - Strap It On ★★ (2005-09-25 21:29:00)

2nd『MEANTIME』でブレイクし、パンテラを初めとする90'sへヴィネスのバンド群の中でも代表的な地位にいたヘルメットの、'90年発表の1stアルバムです。
リーダーのペイジ・ハミルトン(vo,g)が学校でクラシックとジャズを学び、学士と修士号まで取得してるという経歴を持っているため、テクニックひけらかし系バンドになりそうなものですが、音楽性はかなりシンプルに聴こえます(実際はけっこうテクが必要そうな、ひねくれた曲ですが)。
ハードコア、メタル、グランジ・・・どうとでも言えそうで、どこにも属さない、まさにオルタナティヴなヘヴィ・ロック。
ミドル・テンポ主体の、タイトなリズム隊、ための効いたへヴィなリフ、メロディではなくノイズを迸らせるギター・ソロ、激情のままに言葉を吐き捨てるヴォーカル。
こういう表現だとそこらのヘヴィ・ロック勢と何も区別がつかないか・・・。
なんと言えばいいのか、まずノリが独特なんです。それとただヘヴィな音を出すだけでなく、冷めた知性を感じさせる抑制された感覚があって、でもしっかり荒々しさや感情は突き刺さってくる。聴かないとわかんない独特の空気です。
似たバンドを思い浮かべるのは難しいですが、強いて言えばPRONGが似たような空気を発散していたかも。
ヘルメット独自の音楽はこの時点でもう完成に近づいていて、以降のアルバムも音楽性は似ているんですが、このアルバムが一番荒々しく攻撃的で、危険な感じがします。
あと低予算のインディ作品なので、音は思いっきり生々しくて、次作以降に比べれば軽くてペラペラ、スカスカに聴こえますが、そこがまた曲の雰囲気にぴったり。ジャケのアートワークもわけわかんないけど合ってます。
とっつきやすさは『MEANTIME』ですが、音が悪くてももっとヤバイのが聴きたいという人はこちらをどうぞ。


FEAR FACTORY - Obsolete - Descent ★★ (2005-09-25 19:13:47)

1stから、荘厳な曲や静かな曲も書いてはいたけれど、彼らが「泣けるメロディ」も書けると初めて知った曲。
嬉しい驚きでした。


FEAR FACTORY - Archetype - Cyberwaste ★★ (2005-09-25 18:57:27)

バートンの咆哮と、それを煽り立てるかのようなレイモンドのドラムが凄まじいです。
決してメロディアスではないけれど、覚えやすいキャッチーさがあるのもさすが。
冒頭の罵りの叫びを観客と掛け合うライヴ・ヴァージョンも強烈です。ライヴで叫びたい!


FEAR FACTORY - Demanufacture - New Breed ★★★ (2005-09-25 18:25:27)

「WE ARE THE NEW BREED / WE ARE THE FUTURE」
まさしく彼らは未来に向かったバンドだった。
10年経った今なお近未来的音像で迫る、インダストリアル・スラッシュの名曲です。
機械的なようでいて、火傷しそうに熱い。聴く度に気分が昂ぶります。


FEAR FACTORY - Transgression ★★ (2005-09-23 14:03:00)

再結成第二弾のアルバムです。前作『ARCHETYPE』から少し幅を広げた、順当な進歩が見られます。初期のような、アルバム出す毎に変化の凄まじさにぶっ飛ばされるようなインパクトは、さすがにないですが、それでもかなり攻めの姿勢が感じられます。
1曲の中でも、またアルバムを通しても振幅の幅が大きく、良く言えばバラエティ豊か、一歩間違うと散漫に感じられる危険のある、ギリギリのところで冒険してます。
(1)~(6)までの流れは文句なし。緊張感あふれる楽曲がそろってます。
バートンの、ともすれば一本調子に聴こえかねなかった使い分けヴォーカルも、より感情が込められた感じで、表現力が増しています。ただ怒号とクリーン・ヴォーカルを使い分けるだけでは、それ系のバンドが大増殖した現在では通じません。そこら辺、やっぱり分かってますね、彼らは。リズム隊も(ってこのバンドじゃギターもリズム楽器か)バリエーション豊かなアレンジで、フックを生んでます。
後半はずいぶんと空気が変わり、(7)「SUPERNOVA」はいきなりポップで、最初聴いた時はかなり違和感がありましたし、(8)「NEW PROMIS」は消え入りそうな寂しいバラードから突如激しくなる曲(なんとギターソロあり!)、そして続くはU2のカヴァー曲(9)「I WILL FOLLOW」、更にKILLING JOKEのカヴァー(10)「MILLENIUM」というとんでもないつながり方で、感情がかき回されます。
最初は特に(6)(7)(8)(9)のつながりがスムーズではなく感じられて、どうも気に入らなかったのですが、聴いてるうちに気にならなくなってきました。逆に飽きなくていいかも。
ボーナス・トラックも充実していて、昔のデスメタルの空気が感じられる曲に変てこなコーラスを加えたような「EMPIRE」という曲と、前作収録の「SLAVE LABOR」「CYBERWASTE」「DRONES」のライヴが収録されてます。どれも聴いて損はないので、日本盤がおすすめ。
関係ないですが、前作と新作のアートワーク、基本的にFとFを使った同じようなデザインだけど、あれは新生FEAR FACTORYのシンボルになるロゴマークなんでしょうか。永野護の描く絵みたいでかっこいいな。


FEAR FACTORY - Archetype ★★ (2005-09-23 12:04:00)

解散の悲しみが癒える間もなく・・・というか、解散後も次々遺作(?)のように作品出してたし、解散の実感もないうちに再結成されて出た5th(と数えて良いはず)アルバム。
ギターのディーノが抜け、ベースのクリスチャンがギターを担当、SYLのバイロン・ストラウドがベースとして加入という、変則的なメンバーチェンジの影響は特に感じられず、これぞFEAR FACTORYという王道的な仕上がり。(レイモンドのドラムとバートンの声がサウンドの要なのだと奇しくも証明された形)
再結成第一弾としては十分な出来です。でもこれまでアルバム毎に驚異的な進歩・成長ぶりを見せつけてくれた彼らにしては、過去のまっとうな総決算みたいな内容が逆に不満に思えました。
ちょっとお行儀が良すぎるんじゃなかろうか、と。
でも何回も聴きこんでいくうちに、今回の彼らは楽曲の良さに徹底的にこだわって作り込んだのかなと、肯定的に捉えられるようになりました。
ベースだったクリストファーが、ディーノと比べても全く聴き劣りのしない曲を作ったっていうのは驚嘆に値するし、バートンの歌メロも今まで以上に印象的です。
『TRANSGRESSION』日本盤に収録されたライヴ音源を聴いた感じでは、「Slave Labor」「Cyberwaste」といった曲は実にライヴ映えするので、これからも重要なライヴ・レパートリーになるはず。アルバム全体のバランスもかなり良いと思います。
『DEMANUFACTURE』と並び、FEAR FACTORYを初めて聴くという人がまず購入するのに相応しい、好アルバムと言えるでしょう。


FEAR FACTORY - Fear is the Mind Killer ★★ (2005-09-23 10:49:00)

1st『SOUL OF A NEW MACHINE』の曲を、カナダのインダストリアル/ボディ・ミュージック・ユニットFRONT LINE ASSEMBLYのライズ・フルバーとビル・リーブがリミックスしたEPです。
ミドル~アップ・テンポの反復リズムを主体とした感じのリミックスなので、ちょっとメタラー的には退屈に感じられるかもしれません。
GODFLESH、WHITE ZOMBIE、KMFDM、初期PITCHSHIFTER、初期MINISTRYあたりが好きな人なら普通に聴けるかも。
いま聴くと、まあ普通だよな~と思えちゃうんですが、発表当時はデス/グラインド・シーンに属するバンドが、こういうテクノ的リミックスアルバムを出すなんて、かなり冒険的な試みであったはずで、彼らにとってはかなり重要なステップになったはずです。
尖鋭的なバンドによる試行錯誤の、貴重な記録。


FEAR FACTORY - Concrete ★★ (2005-09-23 10:07:00)

1st『SOUL OF A NEW MACHINE』の解説でも触れられていた、お蔵入りになっていたデビュー・アルバムです。
FEAR FACTORYが一旦解散したタイミングで日の目を見ました。プロデュースは無名時代のロス・ロビンソン。
曲は一部『SOUL~』とかぶってます(「Big God / Raped Souls」「Arise Above Oppression」「Crisis」「Escape Confusion」「Desecrate」「Suffer Age」「Self Immolation」)。
乾いた殺伐とした音像のデス/グラインド。『SOUL~』の方が音に深みがありますが、『CONCRETE』の方が生々しさがあり、こっちの方がグラインド・コア好きに好まれそう。
どこかで聴いたような音の質感だなと思ったら、なんとなくDISASSOCIATEの『SYMBOLS,SIGNALS AND NOISE』に似てる印象でした。
こういうむき出しの生々しい音(まさにコンクリート)でもFEAR FACTORYらしい個性が既に色濃くて、やっぱり最初から独自の音楽性を持ったバンドだったんだなぁと感慨深いです。
ブラスト・ビート満載なので、デス/グラインド好きの人が最初に聴くFEAR FACTORYのアルバムとしても良いかもしれません。


AREA - Crac! ★★ (2005-09-22 22:23:00)

イタリアのプログレ・バンド、アレアの3rdアルバムです。
イタリアの音楽批評家賞を受賞し、ファンの間でも最高傑作と評判の高い作品らしいです。
複雑でスピーディーなジャズ・ロックに、東欧や地中海の音楽、現代音楽等の影響を散りばめて、珍妙なヴォーカル(ヨーデルとかホーミーとかカッワーリーとかを彷彿とさせる・・・)が何とも言えない個性を加えています。
一聴して強烈な印象を植えつけられること間違いなしで、どんどん引き込まれて病みつきになりそうな感じです。


AREA - Are(a)zione ★★ (2005-09-22 22:03:00)

アレアが'75年に行ったイタリア国内ツアーからのライヴ盤です。
いつも共産党主催のイヴェントで出演してたらしいですが、こんなとんでもなく変態的な演奏を政治集会でぶちかますとは・・・お国柄なのか時代性なのか、面白いなぁ。
演奏力も歌唱力もとんでもないレベルですが、「オデッサのリンゴ」という曲では実際にリンゴをかじってたりして、ユーモアも感じられます。
基本的にはジャズ・ロックで、表題曲は15分の即興演奏(?)だったりするので、そういうのが好きな人におすすめです。


GEEZER( G//Z/R) - Plastic Planet ★★ (2004-12-19 12:30:00)

ギーザーの年齢を考えると信じられないくらい激烈な音楽。でもそういうことを頭に入れなくても、普通に現代的なへヴィ・ミュージックの中でかなりの傑作です。
2ndも悪くはないんですが、この1stの方が強烈で好きです。昔からのギーザー(サバス)ファンより、90's以降のへヴィネスを普段から愛好するリスナーにこそ、おすすめしたいです。
音づくりはもう完全にPANTERA以降の重低音。ザック・ワイルドのBLSをもうちょっと機械的にしたような感じでしょうか。<GEEZER(G//Z/R)について語れ!>で0フレットさんが指摘されてるように、宇宙的な感じのする音の質感が独特で素晴らしいです。
このアルバムではヴォーカルがFEAR FACTORYのバートン・C・ベルなんですが、濁声で叫ぶ時の迫力はもちろんFEAR FACTORYと同等、しかし普通声で歌うところは、ギーザーの方が魅力をうまく引き出しています。実際、バートンも後でギーザーとの活動がヴォーカルの幅を広げてくれたと、インタビューで語ってました。
ミドル・テンポの激重曲、スラッシュ的な疾走曲、果ては「CYCLE OF SIXTY」という神秘的で静謐なバラード(KING CRIMSONが頭に浮かんだ)まで収録した、凶暴さと深みの備わった上質のアルバムです。


ADAGIO - Underworld ★★ (2004-08-15 17:06:00)

いかにもなネオクラ系プログレ・メタルで、特に新鮮な驚きというものはなかったですが、この大仰さは気持ち良いですね。
曲単位でどうこうというより、全体の雰囲気と、テクニカルな演奏の応酬に浸って聴いちゃいます。荘厳なコーラスが良い味付けになっていて、確かにこれで本物のオーケストラまで使えたら強烈だろうなぁ。


ARC ANGELS - Arc Angels ★★ (2004-08-15 16:08:00)

渋いアメリカン・ロックが聴きたい時に手が伸びる1枚。
スティーヴィー・レイ・ヴォーンのダブル・トラブルの元メンバーたちと若手ギターヒーロー、チャーリー・セクストンが手を組んだとか言われても、それって凄いのかどうかよくわからない私の第一印象は、「地味だな」でした。
ミドル~スロー・テンポ主体で、ギターが終始ド派手に泣きまくったりもしないし、ブルージーで落ち着いた普通のロックなんですが、たまになんとなく聴きたくなるような音楽です。
料理する時とかに良いです。


ARCANGEL - ARCANGEL ★★ (2004-08-15 15:05:00)

良質の哀メロが堪能できるアルバムです。プログレ・ハード好きには嬉しい作品。全体的にコンパクトにまとまっていながらも、けっこうアレンジが凝っていて、こだわりの職人芸という感じ。
温もりと哀愁のブレンド具合が絶妙な(4)「USED TO THINK I'D NEVER FALL IN LOVE」1曲だけでも、買って良かったと思えます。
(7)「SIDELINES」、(10)「KING OF THE MOUNTAIN」も印象的な佳曲で、アルバム全体を見てもキャッチーな曲が多く、聴いてて心地よいです。


DEMONS & WIZARDS - Demons & Wizards ★★ (2004-02-15 22:27:00)

アイスド・アースもブラインド・ガーディアンも好きなバンドなので、気に入らないはずはないだろうなと買う前から思っていましたが、期待通り、いや期待以上でした。
最初はまあアイスド・アースのリフにブラガ節(ハンズィ節?)の歌メロが乗った感じの、予測の域を一歩もはみ出さない内容という印象で、「うんうん、やっぱりこの2人が組めばこうなるよな」くらいに軽く聴いていました。それが繰り返し聴くうちに、この組み合わせで生まれる音楽にマジックとも言うべき魅力が感じられてきて……。
ジョンもハンズィもアクが強いアーティストですが、実は相性抜群かも。そしてけっこう「やりすぎる」タイプの2人だけに、自分のバンドと違って、ちょっと遠慮もあるであろうプロジェクトだと、程よくそれぞれの魅力的な部分だけが引き出される
のかもしれませんね。
続編も希望したいです。


PAIN OF SALVATION ★★ (2004-02-02 00:28:00)

アコースティックのライヴ盤が出るんですか!?
いやー、こりゃ楽しみです。しかしいったいどんなアレンジになるんだろう。メンバー全員生楽器で演奏? まさか全編ダニエル・ギルデンロウのアコギ弾き語り風ライヴとか?
何にしてもしっかり予約しておかなくては。地元の店には注文しない限り入荷しないんですよね(^^;
プログレ・メタルと言われるバンドでは個人的にDREAM THEATERやQUEENSRYCHEよりも高く評価してるバンドなのですが、なかなか売れないようで……まあそこらのゴシック・バンドが裸足で逃げ出すくらい暗い音楽だからしょうがないかな。


ANIMETAL - Animetal Marathon V ★★ (2004-02-02 00:04:00)

「ペガサス幻想」のために購入を決意しました。ええもう相変わらず涙ちょちょ切れそうになるほど熱いです。ギター替わってたんですね。凄まじいテクニシャンじゃないですか? この人23歳? 恐ろしい……。
「タッチ」が超極悪です。運転中に爆笑しちゃってヤバかった。
それにしてもまだまだ聴きたい曲がたくさんあります。
今回も出来に不満がないわけじゃないけど、楽しめました。
次も買います!


ACCEPT - Staying a Life ★★ (2004-02-01 23:35:00)

ライヴの呼吸が上手くつかめていると言うか、いきなり興奮がぐわ~っと上昇するあの感覚を味わわせてくれるライヴ盤です。これぞメタルのライヴ!
結局彼らのライヴは一度も観たことがなく、解散してしまったからもう無理なんですが、この空気を実際に体験したい気持ちにさせられます。「BALLS TO THE WALL!!」


ACCEPT - Eat the Heat ★★ (2004-02-01 23:15:00)

このアルバムはやっぱり、「ウドの歌わないアクセプトなんてアクセプトじゃない!」っていう理由で不評なんでしょうか。私はウドが歌っていないことを知らずに中古でゲットしました。
良いアルバムです。ヴァン・ヘイレンにサミーが加入したり、アイアン・メイデンにブルースが加入した時のように、歌えるヴォーカルが入ったことで楽曲の幅が広がっていて新鮮な魅力を感じられます。ウドも好きだけど、デイヴィッド・リースの歌でもう何枚か聴いてみたかった。


CENTAUR - Power World ★★ (2004-01-04 12:05:00)

クラシックの影響が強い、ドラマティックなヘヴィ・メタルです。曲は良いんですが、けんしょーさんも指摘されてるように、ヴォーカルがちょっと弱いのが惜しいです。
これ2ndなんですが、1stの曲が最後に2曲追加されてて、そっちの方がヴォーカルがパワフルでかっこいいんですよね……。
オーケストラ・パート(?)をもうちょっと重厚な音にして、ヴォーカルが実力十分なら、名盤と言ってもいい出来です。


BLUE MURDER - Blue Murder ★★ (2004-01-04 11:54:00)

2ndのところで「聴いててさっぱりでした」なんて以前書き込みましたが、最近聴き直したら、けっこう楽しめました。嗜好の変化ってやっぱりありますね(^^;
メタル一直線な時より、'70年代ブリティッシュ・ハード・ロックを何作か好きになった後で聴くと分かると言うか…ちょっと大人向け?


BLIND GUARDIAN - Tales From the Twilight World ★★ (2004-01-02 13:47:00)

いやー、これはほんとメロスピ/メロパワ系ジャーマンの醍醐味を味わわせてくれる作品ですね。今聴いてもこの疾走感は強烈。さりげなく「LORD OF THE RINGS」みたいな叙情的な曲が入ってるのも良いなぁ。
やっぱり1番好きなのは5thだけど、かなりの快感を与えてくれる、ストレス解消にもってこいのアルバムです。たまにこういうのが猛烈に聴きたくなります。


AL DIMEOLA - Elegant Gypsy ★★ (2004-01-02 12:23:00)

チック・コリアのリターン・トゥ・フォーエヴァーや、パコ・デ・ルシアとジョン・マクラフリンとのスーパー・ギター・トリオの方は元から好きだったので、とりあえず1番有名なこのアルバムを買ってみました。
パコとのアコギ共演「MEDITERRANEAN SUNDANCE」、ハードに疾走する「RACE WITH DEVIL ON SPANISH HIGHWAY」がやっぱりかっこいいですね。熱い!


ALLAN HOLDSWORTH - Hard Hat Area ★★ (2004-01-02 12:04:00)

有名早弾きギタリストということで買ってみましたが、いやー、確かに滑らかで速い速い。でもギターの音づくりがロックしてないから、メタル耳にはちょっと刺激が足りないかも。U.K.聴いててもそうなんですが、ちと眠気を誘われます。


FINNTROLL - Jaktens tid ★★ (2004-01-02 00:42:00)

笑える踊れる楽しいブラック・メタルもあってもいい。いやもー面白いから断然おっけー。
ポルカ・メタル、何て衝撃的なんでしょう。AMORPHISやIN FLAMESにも肩を並べる(言い過ぎ?)北欧発の強烈な個性。でもこんなバンド、彼らだけでもう充分ですね。異端の歴史的名(迷)盤になりそう。
(3)「SLAGET VID BLODSALV」と(5)「JAKTENS TID」にはぶっ飛びました。


BAD RELIGION - Against the Grain ★★ (2004-01-02 00:25:00)

雑誌に最高傑作はこれだと書いてあったので、買ってみました。前に買った他のアルバムは好きになれなかったけど、これはなかなか。
彼らの音って、パンクにしてはなんかがむしゃらな勢いが薄く、寂しいような哀感が強いですね。そこがメタラーの間で人気な理由?


AXCX - 40 MORE REASONS TO HATE US ★★ (2004-01-02 00:21:00)

シンプルなアートワークだけど趣味の悪いロゴがアップになったジャケはやはり買いにくいような彼らにしてはマシと言うべきかまあどうでもいいか。
フィリップ・アンセルモがゲスト参加してMANOWARの「GLOVES OF METAL」でセス・プットナムとデュエットしてるのです。そう彼らはメタル好き。中身はもちろんはちゃめちゃグラインドコア。


JUDAS PRIEST ★★ (2004-01-02 00:09:00)

>柴が2匹さん
なるほど、かっこよかったんですね。
フィルってことはTHIN LIZZYもレザー姿だったんですか。なんか私の持っていたイメージと違ってて面白いです。THIN LIZZYって詳しくなくて、ゲイリー・ムーア絡みでしか思い起こさない程度なので(^^;
>YOSIさん
「長髪美形ツインギターコンビ」ですか。言われてみればそう…だった…のかも。「雰囲気の良い素敵なおじさまたち」ぐらいに見てましたが、若かりし頃は美形と言ってもさしつかえないレベルの顔ですね。BON JOVIの甘いマスクもけっこう私は好きです。
ロブが毎回違う作品をつくろうとする姿勢は気に入っていますが、私もあのいきなりのメタル復帰には不信感を覚えまくりでした。「今までしてきたことは何だったの?」という感じです。
JUDAS PRIESTは何を出しても問題作になる、ということはもう分かりきっているので、世間の反応はあまり気にならなくなってきました。個人的に望むのは更なる進化と変貌ですが…。


AQUILA - SAY YEAH ★★ (2004-01-01 23:07:00)

解散したオランダの良質ハード・ポップ・バンドTERRA NOVAのリーダー、フレッド・ヘンドリックスが結成したバンドの1stアルバム。TERRA NOVAのアルバムは3枚とも好きなので、どんな風になったかな~と思っていましたが、基本的にはただ名前が変わっただけって感じですね。
当初はフレッドのソロ・プロジェクトとしてスタートした関係もあってか、若干パーソナルな感じの内省的な曲が多く、またそれがアルバム冒頭に入ってたりするので、パッと聴き大人しく地味な感じにも聴こえますが、曲は以前と変わらず良いです。歌詞がより重みを増した感じで、ストリングス・アレンジ(生音? シンセかな?)なんかも美しくて、けっこう新味もあります。
(5)「Nothing's Impossible Now」がお気に入り。


DESTRUCTION - Eternal Devastation ★★ (2003-12-31 21:13:00)

やっぱり演奏ヤバめですよね(^^;
素人耳にもけっこう危なっかしく聴こえます。でもそこがまたがむしゃらな勢いを感じられて良いかも。ノイジーな音もこういう音楽には合ってます。
何となくこのアルバムにこそ『狂気のスラッシュ感染』(ANTHRAXの2ndの邦題ですが…)みたいな題がぴったり合うように感じます。


A PERFECT CIRCLE - Mer de noms ★★ (2003-12-31 12:36:00)

↑で皆さんが言われてる通り、TOOLよりずっと聴きやすいです。TOOLも一応全アルバム買いましたが、個性的で良いけれど、聴くのに体力が要るというか、聴く時の気分を思いっきり選ぶ音楽なので、あまり聴く機会がなかったりします。しかしAPCは同じように妖しい音楽だけど、かなりさらっと聴けます。
(5)「Orestes」がお気に入り。デモ・ヴァージョンの方は特にボニー“プリンス"ビリーっぽい不気味さがあって良い感じ。


FAIR WARNING ★★ (2003-12-31 11:47:00)

>陽さん
FAIR WARNINGが日本で評価が低いということはないと思います。というか、日本でばかり高く評価されて、他国では無名の、典型的BIG IN JAPANなバンドだったと思います。本国ドイツのファンも、国内リリースがなくて輸入盤で値段の高い日本盤を買っていたなんて時期もあったはず。
中古屋で安いのは、中古在庫が大量にあるためと思われます。どこ行っても見かけますから。


SCORPIONS ★★ (2003-11-26 23:37:00)

>渡り烏さん
私もマティアス在籍時のファンです(ウリ時代も好きですが)。今も彼らは素晴らしい曲をつくり続けているし、もはやHR/HMとも言い難い『EYE II EYE』ですらも最上級の哀愁ハード・ポップで、感動的です。
「甘く切ない」という言葉はクラウスの歌声を言い表わすのにぴったりですね。あの声で歌われるだけで、大半の曲は3~8割増しに魅力的に聴こえます(当社比)。もちろんメロディ自体も良いのですが。
それにしても、あれだけのキャリアで、未だに曲づくりの才能が衰えないだけでなく、新しいサウンドにも挑戦していく姿勢には脱帽です。これからもSCORPIONSからは目が離せません。


SOUNDGARDEN ★★ (2003-11-26 23:22:00)

>Kamikoさんへ
こんばんわ。そういえばはじめてだったような気がします。遅まきながら、はじめまして。
廃盤かどうかはわかりませんが、インディー時代の作品だから、メジャー流通には乗ってないかもしれませんね。でもキングレコードで帯と解説つき輸入盤仕様で出してたから、輸入盤も扱う都会の大型店でなら手に入りそうな気もします。私はデン○ードーの中古ワゴンセールの叩き売りで手に入れました。
そう、彼らはかっこいいヘヴィ・ロックっていう感じですね。
メンバーのうち、ヴォーカルはRAGE AGAINST THE MACHINEの演奏陣と組んで、AUDIOSLAVEというバンドをやっています。詳しくは↑の「関連アーティスト」リンクから、AUDIOSLAVEのページを参照してください。


BAD HABIT - After Hours ★★ (2003-11-14 23:05:00)

ロックをプレイする歓びが伝わってくる、元気いっぱいの1stアルバムです。「あー、ほんとにこの人たちはこういうメロディアスなロックが大好きなんだなぁ」と、聴いてるこっちも嬉しくなるような作品。
HR/HMを聴きだして間もなくの、新しく出会うバンドがみんな新鮮に感じられた頃を思い出したりも。
うーん、若さが輝いてます。眩しいな~。好きだなー。
彼らのアルバムはどれも5曲目に哀愁キラー・チューンが収められているような気がしますが、何かこだわりがあるんでしょうか。私がたまたまそう感じただけ?
BOSTONの「MORE THAN A FEELING」のカヴァーはもうちょっとだけど、まああれはオリジナルがすごすぎるからしょうがないですね。
BAD HABITは私的「胸キュンHRバンド」です。


BAD HABIT - Revolution ★★ (2003-11-14 23:00:00)

これまた実に素晴らしいメロディアス・ハードの逸品ですね。良いバンドだなぁ。
1曲目の「SAD BAD TRUE」、普通のロック・ナンバーだな~と油断していたら、サビの「DO YOU WANT MY LOVE~♪」のところで一瞬、歌声がSCORPIONSのクラウス・マイネっぽく聴こえて、ゾクッとしました。クラウス・マイネの声が大好きなので、それだけでなんかもうこのアルバムはお気に入り決定。そこだけなんですけどね、声が似てるの(^^;
(2)「HUNGER」からアウトロ(?)の(3)「WATERFLOW」への流れも美しいです。
この手の音楽はみんな似たような感じになりがちなんですが、アレンジを色々工夫して、飽きずに最後まで聴かせてくれます。
いつまでも色褪せないごく普通の良い曲が詰まったアルバム。


ANTHRAX - Persistence of Time ★★ (2003-11-14 22:53:00)

なんとなくアンスラックスは2ndと3rdが名盤というイメージがあり、買わずにいたのですが、これは強烈ですね。『AMONG THE LIVING』よりインパクト強いかも。これぞスラッシュ。かっこいーから曲の長さも気にならないです。
最初はヴォーカルが単調に聴こえて、そこだけもったいないなと思っていたのですが、繰り返し聴くうちに気にならなくなりました。ちょっと惚れ直した。


BAD HABIT - Adult Orientation ★★ (2003-11-08 22:59:00)

全然知らなかったバンドですが、↑のいざわっちさんのBOSTONを引き合いに出した発言で興味をひかれて買ってみました。
BOSTONとは微妙にタイプが違うと思いますが、極上のハード・ポップで、これは大満足。
北欧色よりアメリカっぽさを感じました。
どの曲も良いメロディがいっぱいですが、哀愁に満ちた(5)「IF I COULD DO IT ALL AGAIN」に降参。
メロディアスなロックが好きな人には宝物のようなアルバムじゃないでしょうか。


B'Z ★★ (2003-11-08 22:34:00)

>せーらさん
「イン・ザ・ライフ」は私も大好きです。たぶん一番好き。「トゥナイト」はメロメロな感じにエッチくて良いですね。
「快楽の部屋」もケダモノな感じで良いです。けっこう日本語でここまでの歌詞って、青少年には衝撃でした(サザンだとオヤジ臭いからちょと違う)。カラオケではテンション高い時じゃないと歌えません(^^;
個人的に思い入れが強いのは「ワンダフル・オポチュニティー」です。歌詞にやられました。元気が出るし、個人的に「アンパンマンのマーチ」と同じくらい切なくて泣けます。大学の後輩たちと話してたら、みんなこの曲が大好きだと言っていたのでなんか嬉しかったです。
たぶんこのアルバムあたりから、稲葉さんは日本語の歌詞を書くのが楽しくなってきたんじゃないかな~となんとなく思ったり。
ランディ・ローズは私も良いと思えるようになるまで5年くらいかかりました(^^;
修学旅行で夜中に友達となぜか「アローン」歌ってたら、うるさいと怒られた・・・。


B'Z - BIG MACHINE ★★ (2003-11-05 22:49:00)

やっぱりB'zの音楽は楽しいですねー。頭4曲の軽快なロック・ソングだけでもう、嬉しくなっちゃいます。昔とはずいぶん曲の感じが変わっていて、今風になっているんだけれど、相変わらず一発で分かるB'z印の音楽。長年やってて、いつも楽曲が高品質で安定していて、それでいて新鮮さを失わないバンドって滅多にいないですね。
絶品のバラード「Nightbird」1曲のためだけでも買う価値のあるアルバムだけど、その他の曲もみんな気に入って、最近このアルバムばっかり繰り返し聴いてます。
洋楽ロックを何百枚聴いても、結局自分のルーツはB'zなんだよなぁとしみじみ。


AMORPHIS - Am Universum ★★ (2003-11-03 21:50:00)

前作『TUONELA』の延長線上の作風みたいに聞いていたので、買わずに済ますつもりだったのですが、安く見かけたので購入……びっくりしました。これはバッチリ気に入りました。『TUONELA』のところで舐めた発言してごめんなさいって感じです。
「うっわー、ポップになったなぁ!」というのが第一印象でした。「もうこれメタルじゃないんじゃない?」ってくらい、変化しているように感じます。ってゆーか前作からそうだったんですよね。
今作ではメロディ、特に歌メロが大幅に印象度アップっていう感じです。前作では「RUSTY MOON」くらいしか強く訴えかけて来なかったんですが、今回は頭3曲で「お、これはなかなか…」となり、続く(4)「SHATTERS WITHIN」、(5)「CRIMSON WAVE」、(6)「DRIFTING MEMORIES」の3曲でノックアウトされました。個人的に、この3曲だけのために買っても損はなしです。
あと、どことなくギターの音づくりやリフがSAVIOUR MACHINE(マイナーなクリスチャン・バンド…)を連想させるのが面白い。
ゴシック・メタルの重鎮たちがデジタル・ポップ化と言うか、メタル外のゴシック・バンドの影響を丸出しにしたサウンドに音楽性を変化させていますが、AMORPHISも少し似たような方向に進んでいる感じです。リズムもダンサブルでノリが良いんですよね~。でも独特のAMORPHIS節や、ワールド・ミュージック方向への拡散も同時に保たれているので、個性的サウンドになっています。今回、サックスの使い方が実にセンス良いし。
ところでこのアルバムに書き込んでいる人たちの意見がまた、(私も含めて)みんなバラバラなのも興味深いですね~。それってけっこう凄いことかも?


AMORPHIS - Elegy ★★ (2003-11-03 21:14:00)

正直、10回くらい聴いてからやっと魅力を感じられるようになりました。ヴァラエティ豊かなんだけど、なかなか1曲1曲が印象に残らなくて。慣れてきたらけっこう面白味が感じられるようになりました。やっぱり彼らのメロディは独特なだけにとっつきにくさはありますね。
RAINBOWっぽい中近東風メロディに耳を捕われる1曲目「BETTER UNBORN」の吐き捨てVoのところがなんかMETALLICAのジェイムスの声に近い感触で、グルーヴ感も含め、ちょこっとブラック・アルバムを連想しちゃいました。
(3)「THE ORPHAN」のギターのメロディは哀愁漂ってて好きです。
(9)「ELEGY」は曲が良いだけに、もっとヴォーカルにはがんばって欲しかったな~。
このアルバム、普通声、吐き捨てヴォーカル、デス声の3種類が使われているのはコントラストがあって良いんですが、歌の表現力はちょっと物足りません。
なんか文句も多くなりましたが、実験的な野心作だし、独自性も強いので、高く評価されている作品であることも納得です。


ALIEN ANT FARM - ANThology ★★ (2003-11-03 21:01:00)

'01年発表のAAFのデビュー・アルバムです。ジャンル分けの難しい今どきのラウド・ロックのひとつ。色々ごちゃまぜで、個性的です。個人的にAT THE DRIVE-INと同じくらい驚かされました。癖になりそう♪
何て表現したら良いんでしょうね、この奇妙な音楽性は。まあザクザクしたヘヴィ・リフにエモーショナルなヴォーカルが乗るミドル・テンポ主体の音楽ってことで、ここ数年よく出てくるタイプではあるんですが、リフとかメロディの組み合わせがずいぶん面白いです。
売れる切っ掛けになったマイケル・ジャクソンの「スムース・クリミナル」のカヴァーも、完全に自分達の色に染めちゃってて違和感はありません。
今後に大いに期待したいバンドです。


A - Hi-Fi Serious ★★ (2003-10-26 23:09:00)

聴く前に勝手なイメージで、たぶん元気の良いシンプルでパンキッシュなロックンロール・バンドなんだろうなーなどと思っていました。実際聴いてみたら、そういう部分も確かにあるけれど、かなり色々混じった音楽性で、良い意味で期待を裏切られました。
気怠くもなく、ヒップホップ・ミクスチャーでもないモダン・ロックって感じです。00年代的?
普通にキャッチーな曲のそろったハード・ポップとしても聴けます。面白いバンドだなぁ。


ANDI DERIS - Done by Mirrors ★★ (2003-09-22 00:34:00)

DERIS名義で出た、アンディ・デリスの2ndアルバムです。哀愁のメロディを生み出すことに定評のある彼のこと、ソロ作品にファンが求めるのもメロディアス路線でしょうが……。
エフェクトのかかった声、どんより暗いサウンド、実験的な数々の試み…いやー、モダン化しちゃってます。まあ、よく聴けば彼らしいメロディもそれなりに聴けるし、アーティストとして新しいことにチャレンジしたいというのもわかります。ただなんか生真面目というか、どうせならもっと遊んじゃえば良かったのにな。面白いリズム・パターンなんかを使っても、それがおまけ程度になっちゃってる感じで、もったいない。


ARCH ENEMY - Anthems of Rebellion ★★ (2003-09-22 00:17:00)

今回はまたサウンドやリズム・パターンが従来のメロデスから外れていって、より新しい面が出てきてますね。イン・フレイムスやソイルワークとはまた別の方向でモダン化を狙ってる感じ。
大抵の場合(メロデスは特に)、2~3枚同じ路線でアルバムをつくられるともう新鮮な感動を得られなくなるので、アルバム毎に変化していこうとする姿勢は大いに魅力的。ただ正直、あまり好みではない曲が多かったりもしますが…。無理に好きになる気はないけれど、じっくり聴き込んでいきたい作品です。でもジャケのアートワークは好きになれそうもないな~。
なんとなくこのアルバムは過渡期と言うか、進むべき方向を模索してる段階という印象です。ちょっと中途半端かも。でも次作では驚かせてくれそうだなと、今から期待しています。


CAIRO - Conflict and Dreams ★★ (2003-09-22 00:04:00)

'97年発表の2ndアルバムです。HR/HM寄りのプログレッシヴ・ロックをやっています。一応プログレ・メタルと言っちゃっていいでしょうか。
6曲入りで大半が10分以上の大作…というか短い曲も組曲の一部みたいな感じなので、結局全部10分以上と思っていいです。テクニカルで壮大で複雑という、かつてのプログレのイメージそのまんま。
一部でモロにキース・エマーソンっぽい音とフレーズを出しちゃうKeyなんかが微笑ましいです。
けっこうありがちな感じで、アクも少なく爽やか(なんかフュージョン聴いてるみたい)なので、強烈なインパクトはないですが、気持ち良いです。


DREAM THEATER - Live at the Marquee ★★ (2003-09-21 23:38:00)

以前『ONCE IN A LIVETIME』を聴いて、かなり不安定なラブリエのヴォーカルに耐えられず(こういう音楽性でなければ充分許容範囲の歌ではありましたが)、すぐに手放してしまい、それから彼らのライヴ盤は買うまいと思っていました。しかし皆さんの高評価につられて買ってみたら、これは良いですね♪
ライヴならではの荒々しさもプラスに作用して、よりロックしててかっこいいです。
他に聴きたい曲もありますが、長さ的にもこのくらいだと集中力が保てて良いです。3枚組とかで彼らの演奏を聴くのはきつい…。


CINDERELLA - Night Songs ★★ (2003-09-21 23:30:00)

ボン・ジョヴィとの関連やバンド名から勝手に想像してた音楽性と実際の内容が違い、火傷しちゃいました(^^;
ナイト・レンジャーみたいな爽やかさを求めて聴いたら、いきなりかなりヘヴィなロッケンロール。熱いです。
真っ先にAC/DCを、次いで昔のエアロスミスを連想しましたが、やっぱり↑でも指摘されてますね。
たまに聴きたくなります。


CREED - My Own Prison ★★ (2003-09-21 22:36:00)

1stアルバムです。インディー盤として出たものを、メジャー・レーベルと契約後、リミックスした作品とのことです。グランジ通過後のアメリカン・ロックど真ん中。サウンドガーデンから妖しさを抜いたような印象です。
苦悩する若者の真摯な歌。思春期に聴きたかったかも。
適度にキャッチーで適度にハードエッジ。メタル耳には元気が足りないかもしれないけど、なかなか良いです。


DIAMOND HEAD - Canterbury ★★ (2003-08-18 23:28:00)

メタリカのイメージがあったので、最初は違うバンドと間違えたかと思いました。「え? メタルじゃないじゃん!?」って感じ。
でもそういう作品なんだと思って聴き直すと、なかなかメロディが良くて、これはこれで楽しめます。
バラエティ豊かで、なんか爽やか。


DIAMOND HEAD - Borrowed Time ★★ (2003-08-18 23:21:00)

メタリカのカヴァーから興味を持って聴いたんですが…いやははは、メタリカ・ヴァージョンを念頭において聴いちゃいけませんね。NWOBHMの時代のB級バンドだよな~というのが正直なところ。第一印象はかなりチープ。
でも、何回か聴くと癖になっていく感じ。リフが良いですね。最初はかったるく感じたけど、味があっていいかも。


DREAMTIDE - Here Comes the Flood ★★ (2003-08-18 23:08:00)

メロディアスな音楽が好きなくせに、なぜかフェア・ウォーニングを聴いてもピンとこなかったのですが、どうやらそれは哀愁のメロディアス・ハードとトミー・ハートの歌唱の組み合わせが好みに合わなかったせいであるようで、ドリームタイドは一聴して気に入りました。
オラフ・ゼンクバイルの湿った歌声は、ヘルゲの曲にしっくりはまってます。歌唱力は圧倒的にトミー・ハートが勝っているとは思いますが、哀愁度はオラフの方が上に感じます。
ちなみにソウル・ドクターの方もけっこう気に入ってまして、こっちでのトミーの歌は好きだったりします。


DAMN YANKEES - Don't Tread ★★ (2003-08-17 23:12:00)

バンド名とジャケから、泥臭いロックンロール・タイプのバンドだろうと思って買ったら、だまされました(笑)。
かなり洗練されたメロディアスなハード・ロックですね。しかも多彩な内容。バラードは特に素晴らしいです。買って良かった!


AMORPHIS - Tuonela ★★ (2003-08-17 23:04:00)

>ヴィレさん
気にかけていただいて、ありがとうございます。いや~、転職したら、勤務時間が倍以上に増えちゃいまして、時間がなかなかとれなくなったんです。(今までが楽すぎたんですが)
AMORPHIS、なかなか個人的に馴染めないんですが、気になるバンドなので、じっくり付き合っていこうと思っています。しっかり聴き込んだらまた評価を変えるかもしれません(^^;


DRAGONFORCE - Valley of the Damned ★★ (2003-08-17 22:56:00)

デスラッシュ並のスピードの演奏の上で、ヴォーカルが普通に歌うという発想が良いですね。メロスピ/クサメタルの美味しいところを拡大して味わわせてくれます。
色々と文句をつけられる部分はあるけれど、爽快で楽しいからオーケー!


V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS - Tribute to Aerosmith/let the Tribute Do the Talkin' ★★ (2003-08-17 22:46:00)

>C3さん
私はリッパー目当てで、間違って別のエアロスミス・トリビュート(ディオとイングヴェイが「DREAM ON」で共演してるやつ)を買ってしまいました(泣)
中古で、貼られてるシールのせいで参加者が隠れてしまってたのです。
リッパー、弾けてますか?
今度、見つけたら買ってみます。


EDGE OF SANITY - The Spectral Sorrows ★★ (2003-08-17 22:35:00)

以前6thの『INFERNAL』を買って、その時は良さが分からず、「なんか散漫でメロデスとしちゃつまらないな」なんて思ってすぐ手放してしまいました。で、腐るほどメロデスがあふれた今頃になって、中古でこの3rdアルバムを購入。ごめんなさい、舐めてました。
上でロージーさんが指摘されてるように、彼らは最近多い「声だけ濁声で演奏は全然デスじゃないメロデス・バンドたち」(←嫌いじゃないけど)とは一線を画しています。デス・メタル本来の危険な空気がプンプンしていて、これぞメロディック・デス・メタル。ギターとかドラムの音づくりはちょっと迫力に欠けるように感じますが、強烈な音楽です。
ところで6曲目のMANOWAR「BLOOD OF MY ENEMIES」のカヴァーは、B!誌のM田氏が解説で「まるでオリジナルであるかのようにハマっている」なんて言ってますが、個人的に違和感ありまくりでしたが。いきなりデスメタルの間にMANOWAR節が出現したら変だって!(笑)。
しかしこの作品、ほんと多彩ですね。特に終盤。SISTERS OF MERCYっぽいゴシック/ニュー・ウェイヴ曲(10)「SACRIFICED」から、腕がつりそうな高速リフで始まる(11)へ。で、(12)「FEEDIN' THE CHARLATAN」が凄い。ハードコアの影響が強い感じなんですが、ハードコアとメタルが融合したモダン・ヘヴィネス的に聴こえます。MACHINE HEADを思い出しました。ちなみにMACHINE HEADの1stが出たのは確か翌年の'94年。先鋭的です。(13)は美しいインスト。
(14)「BLEED」も(12)と同系統ですが、こっちはさらに爆走R&R的なノリもあって、メンバーのMOTORHEAD好きが出てるのかも。
'93年時点で、もうデス・メタルにメロディを導入するだけでは飽き足らなくなっていたこのバンド、進みまくってたんだなぁと今頃気づかされました。
>こうじさん
そのサイド・プロジェクト、ちょっと興味あります。アルバムなんかも出してるんでしょうか?
>ヴィレさん
なんか日本盤ボーナス曲は14曲目の「BLEED」だけみたいですが、輸入盤は12曲でしたか?


AGENT STEEL - Order of the Illuminati ★★ (2003-08-17 21:25:00)

ヴォーカルをジョン・サイリースからブルース・ホールに変えて復活した、新生エージェント・スティールの第2弾アルバムです。と言っても、私は昔の作品を聴いたことがないので比較できませんが。
スラッシュ/疾走パワーメタルに、ロブ・ハルフォードを思わせるハイトーン・ヴォイスという組み合わせで、話題になったらしいですね。
このアルバムでもまさしくそんな感じ。初期アンスラックスとか、2ndのころのアイスド・アース、キング・ダイアモンド、ウィンターズ・ベイン(若々しいティム・オーウェンズの声…)なんかを思い出しました。
いや~、すごいヴォーカルです。突き抜けるハイトーン・シャウトがたまりません。さらに中音域も迫力あります。歌メロがもうちょっと良ければとも思うけれど、かっこいい。こんな歌い手が無名で埋もれているんだから、アメリカは広いな~。
ツイン・ギターもザクザクとリフを刻み、宙を切り裂くようなソロを聴かせてくれます。
スラッシュ/パワーメタルの正統派ど真ん中!
ただ疾走一辺倒ではなく、けっこう複雑に楽曲が構成され、展開が多くてドラマティック。今どきこんな曲を演ってくれるバンドがいるなんて感激です。
その手が好きな人は是非。


BUCKCHERRY - Buckcherry ★★ (2003-08-16 00:13:00)

なぜか2ndはあまり好きになれなかったんですが、後からこの1stを買ったら、こっちの方は気に入りました。基本的には2枚とも音楽性は変わらないし、2ndの方が評価高いようですが…不思議だ。
良い意味で粗い感じがして、熱いです。


CONCERTO MOON - Gate of Triumph ★★ (2003-08-15 23:44:00)

高品質なネオクラ様式美メタル。しっかり世界レベルです。島紀史、ほんとギター上手いなぁ。
しかし上でも言われてますが、ソロ・プロジェクトとしての作品のためか、ヴォーカルはただのおまけって感じの扱い(曲数、サウンドづくりからして)なのがちょっとバランス悪いですね。せっかくパワフルな声なのに。
でもダブル・ディーラーよりはコンチェルト・ムーンの方が活き活きした感じでプレイしてて、良い感じ。ジャケもきれい。
あとは速弾きのところでもうちょっと強烈に耳をひく泣きメロが入れば言うことなしです。


E.L.O. - Out of the Blue ★★ (2003-08-14 23:28:00)

全17曲、2枚組4面(CDは1枚)という大作になった、たぶん6作目のアルバムです。
前半は軽快でキャッチーな曲が続きます。後半はコンセプトで何曲かまとめられて、けっこう壮大な感じの作品だったり。
多彩で、ストリングス・アレンジも躍動感あふれて、気持ち良いです。
正直、前半ばっかり聴いちゃいますが。


40 BELOW SUMMER - Invitation to the Dance ★★ (2003-08-14 23:08:00)

'01年発表の1stアルバムです。簡単に言ってしまえばNU METAL一派のバンドでしょうか。スリップノットの弟分だとか。(あんなに激しくないです)
ミドルテンポ主体で、リズミカルなヴォーカルや怒号、メロディアスな歌唱の組み合わせ。もうその手は聞き飽きたという人も多いでしょう。
けっこうメロディが妖しげで、哀愁漂ってるところが長所かな?
ディスターブドほど硬派でなく、リンキン・パークほどポップでもなく、なかなか微妙に独特で、味があります。


BEN FOLDS FIVE - Ben Folds Five ★★ (2003-08-13 00:29:00)

1stアルバムです。彼らの3枚のアルバム中、最も弾けてエネルギッシュ。
ピアノの力強い響きが気持ち良い。ロックしてます。哀愁もたっぷり。
DIZZY MIZZ LIZZYが好きな人なんかは気に入りそう。ギターなしだけど。


GARY MOORE - Corridors of Power ★★ (2003-07-21 21:34:00)

熱くてかっこよくて、ハードにロックしてます。ギターも弾きまくり、泣きまくり。ちょっとヴォーカルが荒いですが、逆に若さと勢いを感じられていいかも。
普通にHR/HMというジャンルでのゲイリー・ムーアを聴きたい時はまずこのアルバムからでしょうか。


GARY MOORE - A Different Beat ★★ (2003-07-21 21:12:00)

前作『DARK DAYS IN PARADISE』よりかなり元気になって、聴いてて楽しいアルバム。ダンス・ポップにハードなギターって組み合わせは元から嫌いではないので、けっこう気に入りました。
どうせならスクエアプッシャーみたいなジャズ・ロック風のクレイジーなドラムンベース作品にしちゃっても面白かっただろうな~。
最近またバンド組んでロック方面に戻ったようだけど、ゲイリーにはいつまでも新しいことに挑戦する若さを忘れないでいてほしい。


GARY MOORE - Dark Days in Paradise ★★ (2003-07-21 21:00:00)

ハード・ロックでもなくブルーズでもなく、テクノロジーを導入してトレンディな(?)ポップスに手を出したというのでボロクソ言われたアルバムです。しかし名盤『WILD FRONTIER』だって全編サンプリング・ドラムだったんだし、そんなに違和感は感じません。どうせならもうちょっと大胆にやっても良かった。
でもメロディはいつものゲイリーだし、「LIKE ANGELS」「BUSINESS AS USUAL」という珠玉のバラード2曲のために買っても損はないかと。
ただ全体的にまったりしてるし、特にアルバム序盤がかったるいのがちょっと。せめて1曲目は変えて欲しかった。