自然への賛美、賛歌が、愛に満ちた美しい旋律と歌声に贈られてきた、そんな感じです。東洋的な感触を持たせた曲もあって、他のメロディックなGroupとは全く違った感触があります。リリース当時は、僕はよく聴いていました。クリスチャンメタル以外に、自然や神への愛に満ちた、こんなCDって、今後果たして出会うことがあるだろうか?この1枚は、後にも先にも、貴重な1枚だと言えると思います。 ただ、全編Zenoのプレイはかなり抑えられてる印象が強い気がします。アルバムの印象を「賛美」に絞った結果かも知れません。でもゆったり聴かせる曲の中に、後に出てくるMeet Me At The Rainbowみたいな、ドライブしてエッジのある曲が有っても、アクセントになって良かったかな、と思ったこともあります。
Micheal Flexigの、独特の癖はありますが、非常に素晴らしいヴォーカルが炸裂しています。 そして、それが乗っかる曲も、"俗世間から一線を隠した"と形容されるような美しさがあります。 しかし、決して宗教的になってたりカルト的になってたりするわけではなく、 あくまでヒューマニズムに溢れたつくりになっています。 「Eastern Sun」「Sign On The Sky」など名曲多数。 「Love Will Live」の壮大さには思わず涙です。 Roth兄弟は、ほんとに天空から地上に音を届けるかのような曲を作ってますよね。
↑でH・Wさんや、じあんびーさんが指摘されているように、『LISTEN TO THE LIGHT』と比べると、マイケル・フレクシグのヴォーカルが全然違います。向こうを先に聴いて、「ちょっとなぁ・・・」と思っていた私も、このアルバムを後から聴いて、やっと好きになりました。 ヴォーカルの印象が良くなると、不思議に曲やギターの印象まで良くなったり。暖かさを感じるジーノのギターは、実に人間的で魅力的。 (8)「HEART ON THE WING」と(10)「SENT BY HEAVEN」がお気に入りです。