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うにぶさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 2251-2300
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JUDAS PRIEST-Rocka Rolla ★★ (2003-04-20 23:03:00)
メタルの神と呼ばれるジューダス・プリーストの、記念すべき1stアルバムです。音楽性はと言えば'74年発表ということを考えに入れてもいささか古臭いくらいのブリティッシュ・ハード・ロックです。メタル・バンドとしてのプリーストを求めて聴くと違和感が大きいことでしょう。
湿った陰鬱な雰囲気はまさしく英国風味。しかしかなり泥臭く、あまり洗練されていません。一番若い時の作品なのに、一番渋くて若さがないような気が……。ロブ・ハルフォードも深みのある声で人生に疲れたような歌詞を歌ってたり。なんかドアーズでも聴いてる気分になってきちゃいます。
しかし曲自体は全然悪くありません。なかなかドラマティックで、リフやソロも味があり、完成度は高いです。捨て曲も特に思いつかないですね。「RUN OF THE MILL」「DYING TO MEET YOU」といった曲は貫禄すら感じさせる荘厳な曲です。味わい
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ANTHRAX-Spreading the Disease-Gung-Ho ★★★ (2003-04-20 18:42:25)
この曲がなかったら、ANTHRAXというバンドにあんまり魅力を覚えなかったかもしれないってくらい、個人的に重要な曲です。
いかれた爆走っぷりが素晴らしいです。SLAYERをも凌ぐような、とんでもない疾走感。スラッシュ・メタルの理想形のひとつだと思います。
バカっぽい明るい雰囲気が、他のスラッシュ四天王とは違ってて良いんですよね~。
ANNIHILATOR-Alice in Hell-Human Insecticide ★ (2003-04-20 18:32:21)
笑っちゃうくらい凄まじいです。こんな速いリフを刻んで、腕は無事なんでしょうか。
リフのとんでもなさだけでもスラッシュ・メタル史上に残る曲です。
ANGRA-Holy Land-Carolina IV ★★★ (2003-04-20 18:25:53)
かなり独特で、それまで聴いたことのないような曲。メロディも美しいし、リズム、曲展開が面白く、何度聴いても新鮮です。個人的にANGRAで一番好きな曲です。
Walk This Way ★★★ (2003-04-19 17:38:57)
聴いててむちゃくちゃ楽しくなります。このノリは最高ですね♪
超名曲です。
FRETBLANKET-Junkfuel ★★ (2003-04-16 01:41:00)
'94年発表の1stアルバム。イギリスのバンドみたいです。メンバー写真は長髪ですが、あんまりメタラーって感じでもないです。
音楽的にはグランジのノイジーさのあるサウンドで、パンク風味がちょっとある元気でキャッチーな、しかし哀愁たっぷりのロックです。パワーポップとかギターポップとかも言われるかな。スケーターズ・ロックとしても扱われていたかも。
なんか全曲クオリティ高くて、捨て曲がまったくないです。1回聴いただけで好きになっちゃうくらいにメロディが良いのに、1曲ごとにちゃんと個性があり、アレンジもしっかりしてて、繰り返し聴いても飽きません。
ザ・ワイルドハーツとソウル・アサイラムを足して2で割ったような感じと言えば良いでしょうか。なんかオアシスやニルヴァーナとも比較されてたみたいです。
ザラついた声質のヴォーカルも、哀愁度の高い歌い方で、個人的にツボ。
B!誌だ
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FUNERIS NOCTURNUM-Pure Satanic Blasphemy ★★ (2003-04-16 01:09:00)
フィンランドの真性ブラック・メタル・バンドの1stアルバムです。アルバム・タイトルを見てわかる通り、完全にサタニック・バンドです。メンバーは白塗りメイク。ジャケもいかにもって感じ。
1曲目からサビで「Hail! Hail! Hail! SATAN!!!」とか絶叫してます。狂ったように叫んでます。おおい、大丈夫か?と心配になります。怖いです。歌詞は読む気が失せますね。
ヴォーカルもいっちゃってますが、ドラムのバスドラの速度がまたやばいです。解説でもドラム・マシンかと思ったとか書かれてますが、恐ろしい速度で2バスが叩かれています。それがまた、ブラックだと普通はドラムの音が引っ込んでるのに、このアルバムではクリアに前に出ていて迫力があります。このサウンド・プロダクションはどっちかというとデスっぽいです。
ギター・リフとかもメロはブラックなんですが、かなり音づくりがブラックっぽ
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FREAK KITCHEN-Dead Soul Men ★★ (2003-04-16 00:41:00)
相変わらずポップでキャッチーかつ変態的で複雑怪奇な摩訶不思議音楽です。この4thは前作以上にヘヴィで勢いがあり、とっつきやすいと思います。
しかし相変わらず歌詞は毒があるなぁ…。ポール・ギルバートはネガティヴなこと歌っててもどことなくユーモアで包んでくれるけど、マティアスってユーモラスなんだろうけど陰湿な感じがする…。
プレイ面だけでなく曲づくりのセンス含めてもっと評価されてしかるべきバンドだし、独自性があって面白くて、貴重なバンドです。
FREAK KITCHEN-Freak Kitchen ★★ (2003-04-16 00:27:00)
超絶ギタリスト、マティアス・“イア"・エクルンド率いる3ピース・バンドの3rdアルバムです。
マティアス・エクルンドはフランク・ザッパに影響を受けたらしく、スティーヴ・ヴァイみたいな変態的なテクニカル・プレイやイングヴェイばりの速弾きまでなんでもオッケーなギタリストです。歌もなかなかのもの。
フリーク・キッチンでは、ポール・ギルバートなみのポップ・センス発揮した、ひねくれハード・ポップ・ロックをやっています。歌メロはむちゃくちゃキャッチーだけど、リズムやソロはかなり変わってます。3人組ということで、ディジー・ミズ・リジーなんかも思い出されます。面白いですよ~。
しかし歌詞がブラックで……これさえなきゃなぁ……。
FIREHOUSE-Firehouse 3 ★★ (2003-04-16 00:08:00)
良質のアメリカン・ハード・ロックの詰まった好盤です。心地良いグルーヴとキャッチーなメロディがたっぷり。
優しさの感じられる音楽で、あまり激しさはありませんが、味があって良いです。
FIGHT-A Small Deadly Space ★★ (2003-04-15 23:53:00)
グランジ/オルタナっぽくドヨ~ンとした曲が増えてかったるくなった、みたいな言われ方をして、どうも不評な2ndアルバムです。結局ラスト・アルバムになっちゃいました。
個人的には1stより好きです。1stではどうも型にはまった感じで、面白味に欠けた楽器陣の演奏が、このアルバムでは有機的に絡んで、よりバンドらしく説得力を持ってきている気がします。
楽曲も幅の広さと深みを増し、演奏、歌、ともに感情がこめられて、胸に響いてきます。
疾走感やハイトーン・ヴォーカルを求めると物足りないかもしれませんが、重さ、破壊力は1stにも劣っていないと思います。ロブの魅力はヒステリックなシャウトだけでなく、中低音域の深みのある声にもあるのです。このアルバムでの歌唱の表現力の豊かさは、PRIESTで歌っていた時以上ではないでしょうか。
かなりダークな質感で、内省的な雰囲気の強い作品であり、と
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FIGHT-War of Words ★★ (2003-04-15 23:24:00)
JUDAS PRIESTを脱退したロブ・ハルフォード率いるバンドの、'93年発表の1stアルバムです。
若い! ロブの声はJUDAS PRIESTのデビュー当時よりも若くなってる気さえします。うーん、やっぱりメタル・モンスターですね、この人。よくまあこの年齢でこんな激しく歌えるなぁと、感心してしまいます。(そしてHALFORDのライヴ盤でさらにぶっ飛ぶと…化け物かあんた!)
当時のモダンな要素を取り入れ、無駄な部分を削ぎ落とした、まさしく鋼の音楽。単調なようでいて、けっこうバラエティ豊かな内容なのもさすが。
何より重要なのは、JUDAS PRIESTとはタイプの違う音楽だということ(ちょっと似たフレーズは出てくるけど)。脱退してまで似たようなことやってたら意味ありませんからね。この挑戦の姿勢が良いです。その点HALFORDの1stにはガックリしちゃいましたから…。
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FEAR FACTORY-Digimortal ★★ (2003-04-14 00:04:00)
4thアルバム(通算6作目?)にしてラスト・アルバム。解散しちゃいました。
前作で人間味がある曲、親しみやすいグルーヴの曲が受けたらしく、そういう曲ばっかりになってるんですが…なんかみんな同じに聴こえてしまいます。注意して聴けばそりゃ違うんですが、色が同じというか、ことさらに耳を捕らえる曲がなくて、流してぼんやり聴いてしまうんですよね。突き抜けた曲も見当たらないですねー。あともうちょっと新鮮味も欲しかった。
このアルバムのコンセプトも彼ららしくて、機械と人類の進化や死を扱った興味深い内容なんですが、もうちょっと曲が頭に残ってくれないとな~。
悪くはないし、彼らならではの作品ですが、ちょっと好みじゃないですね、このアルバム。
FEAR FACTORY-Obsolete ★★ (2003-04-13 23:46:00)
進化型メタル・バンドの3rdアルバムです。(バンド自身はリミックス盤も数えて5作目と考えてるかも)
ストーリー・アルバムになっていますが、これまでの作品は全部統一したコンセプトの下につくられてるらしいですね。科学の進歩がもたらす危機とか、人間の進化、未来の姿とかそんな感じでしょうか。
このアルバムのストーリーは『ブレード・ランナー』『ターミネイター』的な退廃的未来観と言いますか、機械に支配された文明と、それに抵抗する人間との戦いみたいな、SF映画によくあるタイプの話になっています。体制側に追われる主人公《エッジクラッシャー》の絶望的な戦い…とか書くと陳腐ですが、音楽性には合っているし、なかなか凝っていて完成度は高いです。歌詞の他に場面説明なんかも記載されていて、映画の脚本っぽくつくりこまれています。『マトリックス』みたいな映画が好きな人にはたまんないと思いますね。
作曲
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FAITH NO MORE-Album of the Year ★★ (2003-04-13 22:52:00)
'97年発表、たぶん5thアルバムです。人を食ったようなアルバム・タイトルと、和やかそうなジャケの表の写真がお茶目。
これで中身がハチャメチャにぶっ飛んでいれば最高ですが、けっこう大人しいかな。もちろん今作も幅広く一筋縄ではいかない雑食ロックなんですが。
しかし相変わらずマイク・パットンのヴォーカルは変幻自在。ジョナサン・デイヴィスやチノ・モレノ、サージ・タンキアンみたいな色々な表情を持ったヴォーカルが、今は評価高いですが、マイク・パットンの表現の幅っていうのはやっぱり桁違いなんでしょうね。みんな飲み込んでる。彼の前衛的なソロやプロジェクトは未聴ですが、これ聴いただけでも伝わってきます。
FEAR FACTORY-Demanufacture ★★ (2003-04-13 22:46:00)
インダストリアル・メタルの最高峰、フィア・ファクトリーの2ndアルバムにして、エクストリーム・ミュージック史上に残る大傑作です。
激重ギター・リフにドラムがシンクロして、とんでもない破壊力を生み出しています。この攻撃性を限界まで研ぎ澄ましたような硬質の音づくりは素晴らしすぎ!
彼らの登場前から存在していた「ヘヴィ・メタル」「ハンマー・ビート」という言葉は、実は本来この音楽のために使われるべき言葉だったんじゃないかって気がするくらい。この音聴くと、他のバンドのビートが物足りなくなります。
スラッシュやデス/グラインドを吸収し、PANTERA以降のモダンなヘヴィネスを取り入れた激烈さには痺れます。
テクニック的にも、レイモンド・ヘレーラのドラミングって、信じられないくらい凄いらしいですね。ほんと正確無比で切れ味抜群。ギター・リフも最高にかっこいいし、バートン・C・ベル
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FEAR FACTORY-Soul of a New Machine ★★ (2003-04-12 01:34:00)
もう解散してしまいましたが、独自のインダストリアル・メタルを創造し、孤高の存在として前人未到の領域へと進み続けた彼らの1stアルバムです。
2nd以降に比べて、デス/グラインド的な要素が多い内容です。2nd以降の曲のようなグルーヴ感はほとんどありません。容赦のない残虐性と機械の冷徹さを持った演奏に、デス声と荘厳な詠唱が乗ります。
攻撃性のみを求めて聴くと、朗々と歌う部分がかったるく感じられますが、そこが独自性になっているわけですから。しかしこの演奏も真似しようったって出来るもんじゃないでしょうね。このドラム、本当に生身?
正直2ndからの方が好きで、これ聴くなら普通にデスメタル聴いちゃいますけど、1stアルバムからしてこんなにユニークな音を出していたフィア・ファクトリーというバンドは驚異的ですね。
FAITH NO MORE-The Real Thing ★★ (2003-04-12 01:02:00)
FAITH NO MOREの出世作(?)となった2ndアルバムです。'89年発表ですが、今聴いて色褪せてないどころか、2000年代に「新しい音」として人気を得ている音楽が既にここでプレイされています。これぞプログレッシヴなロックと言うべきでしょう。当時も衝撃的だったでしょうけど、10数年経った現在こそ、早すぎた彼らの凄みがわかって衝撃です。
ファンク/ヒップホップのエッセンスとHR/HMやパンクが融合したミクスチャー・ロック。
ラップっぽいヴォーカルと叙情的でメロディアスな歌唱とが同居した音楽性や、爆発と静寂を行き来する様はそれこそリンキン・パークやらなにやらの原型じゃないでしょうか。しかも幅の広さはそれだけに留まらず、1曲1曲の面白いこと…。
すごいバンドだったんだなぁ。
FAIR WARNING-Go! ★★ (2003-04-12 00:34:00)
解散して早くも伝説と化した彼らの、名盤と名高い3rdアルバムです。特に1~4曲目は名曲ということになっています。
しかし悪くはないんですが、最初聴いた時、個人的には1~4曲目まで特にどうということもない曲が続き、5曲目のイントロでちょっと「おっ?」と思ったけど後はまた普通で、ラストの曲はけっこう良いかなってぐらいの印象でした。演奏や歌唱のクオリティは認めるし、メロディアスだとは思いますが。
当時B!誌のレヴューにおいて「これ聴いて駄目ならメロディに対する感受性がないんだからラップやデスメタルでも聴いてなさい」みたいなことが言われてまして、純真な読者だった(いや今でも愛読者ですが)私は、ここまで言われるんだから良い作品に違いない、いつか素晴らしいと思えるんじゃないかと、30回以上は聴いたんですが、結局第一印象から感想は変わらず。
デスメタルやラップも好きだけど、メロディア
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EUROPE-Best Of Europe(1990) ★★ (2003-04-12 00:06:00)
私が持ってるのは古い方のベスト盤です。有名曲はきっちり入ってるし、お得です。
印象的で良いメロディの曲いっぱいありますね~。
EXTREME-Extreme II: Pornograffitti ★★ (2003-04-12 00:01:00)
前作の1stはほとんど心に残る曲がなかったんですが、これは素晴らしいですね。
このグルーヴ、躍動感、ノリノリで最高!
ヌーノのギターも良いですけど、総合的にみんな良いです。
楽曲もバラエティ豊かだけど散漫になってなくて、ダレずに聴けます。コンセプト・アルバムだっていうのは知りませんでした。歌詞読んでもわかりませんね~。でも↑という内容のコンセプトなら、なるほどと思えます。
EXODUS-Impact Is Imminent ★★ (2003-04-09 00:25:00)
ベイエリア・スラッシュの代表的バンドの4thアルバム(たぶん)。
ザクザクしたリフが突き刺さるノリのいいスラッシュ曲が目白押しです。硬派だけど、明るい雰囲気があるのが良いですね。もう少し歌メロが印象に残るともっと良いんですが。弾むようなノリが楽しいです。
EUROPE-Wings of Tomorrow ★★ (2003-04-08 23:11:00)
いかにもメタルなジャケに、ついニンマリしてしまいます。曲のタイトルもそれっぽいですがJUDAS PRIESTが好きだったんでしょうか。
この2ndアルバムはコンパクトな佳曲、名曲が満載で、流れも良いし、気持ち良く聴けます。歌メロは哀愁もキャッチーさもあり、ギターはかっこいいし、言うことなしです。
アーク・エネミーがカヴァーした疾走曲「SCREAM OF ANGER」も入ってるし、感動的なバラード「DREAMER」なんかも入ってて、ポップさとヘヴィ・メタルとしての切れ味のバランスが良いですね。
悪いところの見当たらない傑作です。
EMERSON, LAKE & PALMER-Brain Salad Surgery ★★ (2003-04-08 22:44:00)
まずH・R・ギーガーの手によるアートワークのインパクト!
そのジャケのアートワークとも関わるギリシア神話や、ウィリアム・ブレイクの神話、「タルカス」等の過去の曲と関連した歌詞。トレード・マークのマンティコアの復活。当時最先端のモーグ・シンセサイザーの大幅な導入(正直これだけは古臭く安っぽく聴こえてしまう部分もあり)。
…といった仕掛け、小道具だけでもう、クラッときちゃいますね。この大袈裟さ、総合的アートとしての作品のつくりこみ具合がたまらなくプログレです。
純粋に楽曲だけ見るともう5作目ということもあり、先に一通り初期の作品群を聴いた後では免疫ができてしまって、あまり新鮮味がなかったりもしますが…そこは聴く順番によりますからね。たぶん最初に聴いてたらこれを一番好きになってたかもしれません。んー、でもやっぱり「悪の教典#9」よりは「タルカス」が好みか。
ともかくこれ
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EMERSON, LAKE & PALMER-Trilogy ★★ (2003-04-06 00:18:00)
この4thアルバムはジャケのアートワークがどうも見てて恥ずかしくて好きになれませんでした(笑)。
でも曲は粒がそろっています。前3作が大作曲を含む派手さがあったのに、このアルバムは小粒という印象はあるかもしれませんが、1~3曲目、つまり「永遠の謎」パート1、2とその間に挟まれたインスト「フーガ」を組曲と見れば、冒頭から10分を越える大作です。まあ前作までの組曲は20分以上あるからそれでも小粒かもしれませんが…。
あと(7)「トリロジー」と(9)「奈落のボレロ」の8分以上だって、普通のバンドにしたら大作ですよね、充分。
20分もある曲なんてとても聴く気力がないっていう人は、このアルバムから聴くのがいいかもしれません。EL&Pの魅力はしっかり詰まっています。
叙情性豊かなのも良いですね。
ERIC JOHNSON-Venus Isle ★★ (2003-04-05 23:48:00)
ジョー・サトリアーニ、スティーヴ・ヴァイという超絶ギタリストたちと共にG3としてツアーを行ったことでHM/HRファンにも名が知れているであろうエリック・ジョンソンの3rdアルバムです。
「ポスト・ジミ・ヘンドリックス」の異名をとってたりするらしいですが、ジミヘンとは全然違いますので、御注意を。ギターによる表現の力をもってそう言われてるらしいです。
この人の特徴はギターの音色や響きの作り方でしょうか。透明感があり、光を感じさせる美しさです。夢見るような音楽。メタルとは全然違いますね。
これ見よがしなテクニカルさよりメロディを大切にしていて、都会的な洗練されたセンスが目立っています。特に歌入りの曲はAORって感じで、ソフトで落ち着いた雰囲気があります。声も綺麗で、(5)「LONELY IN THE NIGHT」なんかは素晴らしいポップ・ソングのバラード。
(8)「SO
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ELEGY-Supremacy ★★ (2003-04-05 01:02:00)
この2ndは、1stよりも幅が広がって、さらに完成度が高くなっていると思います。1曲の中での表情の変化が多彩で、楽しめます。
より叙情性が増し、特にギター(ソロは大体ヘンクが弾いてる?)はテクニックだけでなく感情表現力も磨いてきたって感じですね。
エドワード・ホヴィンガのヴォーカルもすごいハイトーンなんですが、たまにひっくりかえるところは好き嫌い別れるかも。でも音楽性には合ってて良いと思います。
テクニカルなギターとハイトーン・ヴォーカルが入ったメロディアス・メタルが好きな人なら気に入ると思います。疾走曲は少ないですが。
EMPEROR-Prometheus: The Discipline of Fire & Demise ★★ (2003-04-05 00:30:00)
ブラック・メタルの帝王の、ラストとなる4thアルバムですが……なんですか、この素晴らしい完成度は。
いやもう、美しい。邪悪とかなんとか関係ない、芸術的な作品です。
歌詞の題材も人類に火と文化をもたらしたプロメテウスとかで(それに限定されてはいないし、色々な意味にとれますが)、少なくとも「サタン万歳!」とか「キリストを殺せ!」とかじゃないので、ブラック・メタルのそういうイメージを敬遠している人でも大丈夫です。
シンフォニックでドラマティックなメタル(少し激烈度が高いですが…)を求めている人にはおすすめです。
EMPEROR-Emperial Live Ceremony ★★ (2003-04-05 00:16:00)
音が良いし、演奏も凄くて、迫力満点のライヴ盤です。
ただひとつの不満は、なぜか曲がいきなりフェイド・アウトで終ってしまうこと。
EMERSON, LAKE & PALMER-Pictures at an Exhibition ★★ (2003-04-05 00:08:00)
3rdアルバムです。普通はライヴ盤は数えませんが、このアルバムは他のアルバムに入ってる曲の再演ではなく、当時の完全な新作として扱われるので数えます。
最初は廉価ライヴ盤として、あまり正式なニュー・アルバムという意味合いなしでの発売ということだったらしいですが、大ヒットしたこのアルバムこそが彼らを、そしてプログレッシヴ・ロックを芸術性の高い音楽として世間一般に認知させた超重要作となりました。
ムソルグスキーのクラシック曲「展覧会の絵」を大幅にアレンジ、新しいパート、そして歌をつけ加えた、アグレッシヴなロック・ヴァージョンでプレイしています。
もともとの曲がクラシックとしてはけっこう特異なためか、元のピアノ曲、ラヴェルが編曲したオーケストラ・ヴァージョンも、クラシックをあまり聴かない私でも大好きなんですが…いやいや、これは本当に、クラシック好きな人も馴染めない人も一聴の価値
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EMPEROR-IX Equilibrium ★★ (2003-04-04 22:41:00)
邦題は『闇の黙示録』。彼らの人気を決定づけたと言っていい3rdアルバムです。
かなりドラマティックで美しい楽曲がそろっていて、「ブラック・メタルの帝王」の名に尻込みして聴かずにいる人でも、CRADLE OF FILTHあたりが大丈夫なら充分聴けると思います。
楽曲には邪悪さよりも荘厳さが強く出ていて、シンセサイザーでシンフォニックなアレンジがされています。ヴォーカルもただわめいているだけでなく、ところどころ歌っています。2バス踏みっぱなしでブラストビートも激速とはいえ、ドラムがそんなに前面に出ないサウンド・プロダクションなので、あまり圧迫感はありません。
元メンバーが殺人で逮捕されてたり、メンバーが教会への放火や破壊活動での前科を持っているという点は、もちろん憂慮すべきことであり、肯定などとてもできません。
ただこのアルバム発表時にはメンバーも罪をつぐない、犯罪行
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ELEGY-Labyrinth of Dreams ★★ (2003-04-04 01:09:00)
オランダのメタル・バンドの1stアルバムです。このころはヴォーカルがハイ・トーンなこともあってQUEENSRYCHEと比較されたりしますが、ネオ・クラシカル的なテクニカル・ギターと複雑な曲展開、ジャーマン・パワー・メタルっぽい曲調も組み合わさった音楽性は、やはり独自のものです。
今じゃネオクラ+プログレ・メタル+パワー・メタルみたいなバンドはごろごろいますが、レコーディングした'92年当時はけっこう斬新だったんじゃないでしょうか。
ところで元のアートワークが幻想的で美しいのに、なんで日本盤オリジナル・ジャケットはわざわざあんなつまらないものに???
E.L.O.-Discovery ★★ (2003-04-04 00:00:00)
ELECTRIC LIGHT ORCHESTRAの大ヒット・アルバムです。
プログレ的要素を持った産業ロック・バンドで、BOSTONやASIA、KANSAS、TOTO、QUEENなんかが好きな人なら気に入ると思います。
シンセやストリングスを使った華やかでシンフォニックなアレンジが良い味を出しています。
ソフトなサウンドなので激しさという面では物足りないかもしれませんが、メロディアスで洗練されていて、美しい楽曲がそろっています。
EMERSON, LAKE & PALMER-Tarkus ★★ (2003-04-03 22:59:00)
2ndアルバムです。
とにかく1曲目の組曲「タルカス」が最高! この曲があるだけでもう名盤です。
20分以上の長さなのに、1音余さず好きです、この曲。メロディにしてもリズムにしても独特で、初めて聴いてすぐさま気に入る人はそうそういないのではないかと思われますが、それだけに1回ツボにはまるともう逃れられない、強力な磁力を持った曲です。EL&Pのオリジナル曲としては、これが1番好き。
その「タルカス」のインパクトがあまりにも強烈なため、その他の曲(長くても4分程度)はどうしても霞んでしまいますし、それぞれタイプが違ってアルバム全体での散漫さは否めませんが、1曲1曲は悪くないです。A面とB面ということで分けて考えれば、別々に楽しめてお得かも。
EMERSON, LAKE & PALMER-Emerson, Lake & Palmer ★★ (2003-04-03 00:50:00)
プログレの大御所バンド、“エマーソン、レイク&パーマー"の1stアルバムです。
私はもう、彼らの2ndと3rdが好きで好きでたまらないんですが、この1枚目も素晴らしい出来です。
(1)「未開人」の緊張感あふれる演奏、続く(2)「石をとれ」でグレッグ・レイクの哀愁の英国ヴォイスが歌い出した瞬間の、鳥肌の立つような感動ときたら…。でまた、キース・エマーソンのピアノが美しいんですよね。12分を越える曲ですが、もっともっと聴いていたくなります。
a)クローソー、b)ラキシス、c)アトロポスの3パートに分かれた荘厳な組曲(4)「運命の3人の女神」はもう、タイトルだけで幻惑されます。FSSの影響で気になったってのもありますが…。キース・エマーソンの独壇場となるこの組曲の中では、ラキシス、アトロポス、クローソーの順で好きです。
(5)「タンク」はエネルギッシュなジャズ・ロックと
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ELECTRIC WIZARD-Come My Fanatics... ★★ (2003-04-03 00:03:00)
イギリスの激重ドゥーム・バンド、エレクトリック・ウィザードの2ndアルバムです。タイトルからしていかにもですね。
「やらなくてもトリップできるドラッグ…、それが俺たちさ」なんて帯に書かれていますが、たしかにトリップできます。スローな反復リフを聴いていると次第に恍惚となってきて……
どこからどう聴いてもドゥーム・メタルという、遅い、重い、妖しい音楽です。ここまでやってくれると、嬉しくなりますね。
EDGUY-Vain Glory Opera ★★ (2003-04-02 23:30:00)
若手ジャーマン・メタルの中では高い評価を受けているバンドの2nd(リメイクされた元祖1stを入れれば3rd)アルバムです。
ライナーでも指摘されているんですが、トビアス・サメットの歌声が、ヴィブラートが効いていて、震え具合がAXXISのヴォーカルみたいなんですよね~。あそこまで線が細くはないんですが。最初その歌い方が「パワー・メタルにはどうかな?」と思って、あまり好きになれませんでした。でも慣れると悪くないです。いや、上手いです、歌。
で、曲もあまりに典型的でそれほど気に入らなかったんですが、聴いてるうちにじわじわとはまってきました。冒頭3曲の流れなんて強力ですね。ありがちな曲が多いのは確かですが、それでも熱く燃えさせてくれます。
EBONY LAKE-On the Eve of the Grimly Inventive ★★ (2003-04-02 23:01:00)
いやー、変態です、こいつら。無理矢理すぎ(笑)。
基本的にはシンフォニック・ブラックなんですが…その他の要素が大量に含まれていて、これはジャンル分けとかが無意味ですね。あえて言うなら、前衛音楽ということになります。
ゴシック、プログレ、ジャズ(アバンギャルドな方)、ロック・オペラ、クラシックなんかが複雑に入り混じっています。
変拍子、不協和音、叫び、悲鳴、朗読、ブラスト・ビートに不穏なピアノ、シンフォニックなシンセ、常軌を逸した曲展開…狂気が吹き荒れる混沌とした世界です。
クラシカルではあるんですが、美旋律とかそういうのは期待しないで下さい。アバンギャルドなエクストリーム・ミュージックを求めている人、やりすぎな音楽を笑って受け入れられる人にはおすすめです。THE 3RD AND THE MORTALなんか好きな人は気に入るかも。
歌詞も耽美的で古色蒼然として
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DEVIN TOWNSEND (STRAPPING YOUNG LAD)-Heavy as a Really Heavy Thing ★★ (2003-04-02 01:02:00)
STRAPPING YOUNG LAD名義での1stアルバムです。邦題は『超怒級怒濤重低爆音』(努級は誤字ではないです)という良いんだか悪いんだか微妙なセンス。
2nd『CITY』ばかり評価されてますが、このアルバムもなかなか。ピコピコした音まで入ってて、面白いです。よりインダストリアル・メタル的な印象。
当然、轟音、爆音の嵐。2ndよりこっちが好きかも。爆走曲が少ないので、ちょっと退屈に感じる人はいるかもしれませんが、『CITY』だってそんなに速い曲は多くないですから。
(5)「HAPPY CAMBER (CARPE B.U.M)」は凄まじい爆走曲で、恐ろしく早口なヴォーカルが気持ち良いです。
日本盤ボーナスにJUDAS PRIESTの「EXCITER」のカヴァーが収録されていて、これがめちゃくちゃかっこいいです。『IN THE EAST』ヴァージョンでカヴァー
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DREAM THEATER-Six Degrees of Inner Turbulence ★★ (2003-04-01 23:54:00)
まず圧倒的なヴォリュームにびっくりします。2枚組で、2枚目は1曲でアルバム1枚分の大作曲。
ただこれ長さにうんざりした人も多いでしょうねー。雰囲気にひたってるといつの間にか終るDISC2よりも、DISK1の方が1曲の長さが気になるかも。でも『FALLING INTO INFINITY』あたりよりは曲が好みなので、それほど退屈ではないです。
このアルバム、インパクトはすごいですけど、本当に素晴らしい作品かというと、曲はやっぱりまあまあの出来じゃないかと思います。
DISK1は『AWAKE』以降のいつもの感じ。名曲ってほどの曲は見当たりません。
DISK2は「これがDREAM THEATERなのか!?」ってびっくりするようなシンフォ・プログレで、DREAM THEATERの曲としては新鮮で面白いです。ちょっと安っぽいというか、ちゃちな感じ(特にイントロ)もしますけどね
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DREAM THEATER-Falling Into Infinity ★★ (2003-04-01 23:34:00)
うーん、この4thアルバムは大半の曲が好きじゃないです。メロディも好みじゃないですが、このアルバムでのジェイムス・ラブリエの声のカラーと、デレク・シェリニアンのキーボードの音づくりが私には合いませんでした。
演奏もテクニック的には凄いのでしょうけど、あんまりかっちりしててスリルを感じないんですよねー。そのせいか長い曲がそのまま長く感じられてしまって飽きちゃいます。
30回くらいは聴いたんですが、どうもピンときません。
でもバラードの(4)「HOLLOW YEARS」は大好き。
DREAM THEATER-Awake ★★ (2003-04-01 23:21:00)
ダークでヘヴィ、荒々しく、前作「IMAGES AND WORDS」のような甘いメロディもほとんどないということで、けっこう不評な3rdアルバムです。
でもまあこの暗い雰囲気もこれはこれで悪くはないです。荒々しく歌ってもジェイムス・ラブリエの声じゃ迫力に欠けるなぁっても思いますが、演奏の方は重々しくてかなりの音圧。
安易に前作の路線を繰り返さなかったのはいいことです。
個人的にこのアルバムで特に印象に残る曲はケヴィン・ムーアの曲で、やはりケヴィンのいるDREAM THEATERが好きだな~。
それにしてもDREAM THEATERの曲って、歌詞が暗いのばっかりですね。
DREAM THEATER-A Change of Seasons ★★ (2003-04-01 23:05:00)
20分を越える組曲「A CHANGE OF SEASONS」はなかなかの出来。
以前からあった曲のようなので、どこまで当時新加入のデレク・シェリニアンが曲づくりに関わっているかはわかりませんが、この曲でのキーボードのメロディはけっこう好み。
残りは全部カヴァー曲なので、正直何度も繰り返して聴こうとは思いません。どうもお遊び的なことをやってても彼らの演奏は堅くて、いまひとつ楽しく感じないんですよねー。
DREAM THEATER-When Dream and Day Unite ★★ (2003-04-01 23:03:00)
この1stの時点で既に貫禄さえ感じさせるような、高品質テクニカル・メタルをやっています。
チャーリー・ドミニシのヴォーカルがジェイムズ・ラブリエに比べるとやはり聴き劣りしてしまいますが、まあそれほど悪くはないです。線が細かったり不安定だったりはラブリエにも共通することですし。
正直このアルバムの曲は今いるフォロワーたちとそう変わらない出来だとも思いますが、当時は彼らのようなバンドがほとんどいなかったであろうことを考えると、やはりすごい作品。
内容には関係ないけど、この腋毛ジャケのアートワークは嫌い。
DEF LEPPARD-On Through the Night ★★ (2003-04-01 21:55:00)
平均年齢17歳、NWOBHMの新星として華々しく登場した彼らの1stアルバム。まあ彼らはこの1stの時からHMというよりはHRですね。
いま聴くとアメリカのHRとかLAメタルっぽいごく普通のキャッチーなHRなんですけど、発表当時は個性的で新しい音だったりしたんでしょうか?
若々しいコンパクトなロック・ナンバーばかりで(ラストの「OVERTURE」なんかはブリティッシュHRの重みがある長尺曲ですが)、楽しく聴けます。
DIZZY MIZZ LIZZY-One Guitar, One Bass and a Drummer That's Really All It Takes: Live in Japan ★★ (2003-04-01 21:41:00)
1st発表後の、大阪でのショウケース・ライヴを収めたミニ・ライヴ盤です。本編が6曲約30分、ボーナス・トラックに2nd収録の「BACK-BONE-BEAT」(これもライヴ)が入ってます。
ライヴならではの要素をちょこちょこ入れた3人の演奏はかっこいーです。
それにしてもリズム隊のセンスの良さは実に光ってます。グルーヴが気持ち良い。ほんっとライヴ向きのバンドだな~。
DIO-Sacred Heart ★★ (2003-04-01 00:02:00)
同じ路線での3枚目ということで、あまり目新しさもなく焼き直し風なところもありますが、出来は最初の2枚に遜色ありません。ジャケが大人しめだから地味な扱いなんでしょうか?
(1)「KING OF ROCK AND ROLL」はいつものようにアルバム頭の勢いのある曲。(2)「SACRED HEART」、(3)「ANOTHER LIE」、(4)「ROCK'N'ROLL CHILDREN」はいずれもガッツのある歌唱と哀愁が絶妙の融合具合で、感動的。(5)「HUNGRY FOR HEAVEN」はポップなサビが印象的です。
後半は多少弱い気もしますが、それでもDIOらしさはしっかり保たれています。
DEF LEPPARD-High 'n' Dry ★★ (2003-03-31 01:09:00)
1stよりも楽曲がかっこよくなっていて、またアメリカ的でポップなのは相変わらずですが、なかなかハードにロックしています。
哀愁曲(4)「BRINGIN' ON THE HEARTBREAK」が際立って素晴らしいですが、(5)「SWITCH 625」も3分程度のインストながら秀逸な出来。その他の曲もそれぞれキャッチーで、なかなかの作品です。
ただジャケが好みじゃないので、そこだけ気に入らない。
DYING FETUS-Destroy the Opposition ★★ (2003-03-31 00:44:00)
日本盤デビューとなる4thアルバムです。帯に「デス・メタル、ニュースクール・ハード・コアとグラインド・コアの究極のブレンド」なんて書いてありますが、たしかにハード・コアっぽさもあるブルータル・デス・メタルです。
テクニカルで、色々楽しいことやってます。展開も多く、複雑。おどろおどろしい雰囲気より、冷徹に攻撃性を追求したような音づくりです。でもヴォーカルは激重デス・ヴォイス。
このバンドは歌詞がシリアスです。社会に満ちた欺瞞、偽善、腐敗に対する怒りが爆発しています。視点の持って行き方が相当に知的です。(1)「PRAISE THE LORD (OPIUM OF THE MASSES)」の「イスラム教徒を殺すユダヤ教徒、ユダヤ教徒を殺すキリスト教徒/終らない循環、そして全てが敗者」なんて歌詞は、今まさに世界的に問われている問題。
ただ単に過激な言葉を並べ立てたり、闇雲に権威に
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DREAM THEATER-Metropolis Pt.2: Scenes from a Memory ★★ (2003-03-30 23:55:00)
あのDREAM THEATERがついにコンセプト・アルバムを!…というので、多くの人が多大な期待を寄せていたと思いますが、実際それに応えるだけの力作。
CD収録時間の限界近い大作で、緻密に構築された濃密なストーリー・アルバム。私も初めて聴いた時はあまりの緊張感に打ちのめされ、吐き気すら感じたほどでした。「やっぱりこいつらはすげぇ! これは間違いなく歴史的名作だ!」と。
でまあ、今聴いてもやっぱり傑作には違いないんですが、個人的に完璧な作品とは評価していません。
勿論そう思うのにはいくつか理由があります。
まず最初聴いた時にはストーリーに引き込んでくれたSEが、繰り返し聴くとうざったく感じられるんですよね~。音楽を楽しむ邪魔になってしまう。
それから緊張感あふれる演奏は楽しめますが、コンセプト・アルバムとしての側面から考えると必然性の感じられないところがいくつ
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