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うにぶさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 1901-1950
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HAMMERFALL-Crimson Thunder ★★ (2006-02-21 23:30:00)
頭3曲で、雄々しいコーラスはともかく、相変わらずの可愛らしいハイトーン・ヴォーカルが入るとずっこけるなぁと思っていたら、4曲目の表題曲は素直にかっこいい。
メロディづくりは上手いんだし、このバンドはヨアヒムの中音域の声を活かしたミドル・テンポのヘヴィな曲の方が魅力的です。バラードにはハイトーンも合うんですけど…。
どうしてもヴォーカルにもう少し迫力があればなぁと思ってしまうバンドですが、下手でもないし、それもまた個性かな。
曲はもう、文句なしにヨーロッパ産ピュア・メタルで、メタラーの血が騒ぎます。
ELEGY-Manifestation of Fear ★★ (2006-02-21 23:14:00)
正直とっつきにくいアルバムで、メロディが頭に入ってくるまで、5、6回は聴かないといけませんでした。
しかし良さが分かり始めると、この作品は実に味わい深いです。
サウンド的にはヘヴィなプログレ・メタルという感じで、テクニカルなギター・プレイや、圧倒的な歌唱力を持ったヴォーカルが堪能できます。
駆け落ちした夫婦の間に子どもが出来るが父親は自殺し、貧困の中で子どもは犯罪者になるが……というような暗いストーリーのコンセプト・アルバムなので、かなり雰囲気がヘヴィですが、それだけにエモーショナルで、感動的です。
ストーリーが一応ハッピー・エンドなので、うんざりせずに聴けるのも良いですね。
MINISTRY-Twitch ★★ (2006-02-08 01:01:00)
まだインダストリアル・メタルになる前の、'86年発表の2ndアルバムです。
激しいギターとかは入りません。ジャンル的にはエレクトロニック・ボディ・ミュージックということになるでしょうか。
執拗に繰り返されるハンマー・ビートやシンセの上音は、メタル耳には退屈かもしれません。「なんだこれテクノじゃん」で終わりそう。
でもこれ、慣れるとかなり気持ち良いんですよ。もちろん、大迫力のインダストリアル・スラッシュを聴かせてくれる後の作品も良いんですが、ミニストリーで一番好きなアルバムはと言えば、これです。
妙に頭が覚醒していく、クールな一品です。けっこーキャッチーでかっこいいです。
テクノとかドゥームの単調な繰り返しでトリップを楽しめる人にはおすすめ。
TESLA-The Great Radio Controversy ★★ (2006-02-08 00:37:00)
ヴォーカルのジェフ・キースのハスキーな歌声がエリック・マーティンに似ていたので、買った当時はMR.BIGと似たような感覚で聴いていました。
メロディアスでブルージーなアメリカン・ハード・ロックという点では同じような音楽性だし。
地味といえば地味かもしれませんが、しみじみと良いなぁと思えるバンドであり、アルバムです。
かっこいい疾走ナンバー(7)「YESTERDAZE GONE」、ミドル・テンポの名曲(8)「MAKIN'MAGIC」、美しいバラード(11)「LOVE SONG」が特にお気に入りです。
GALNERYUS-The Flag of Punishment ★★ (2006-02-08 00:24:00)
アニメタル経由で興味を持って買いました。
天野喜孝によるジャケからも想像できましたが、清々しいまでのメロスピぶりで嬉しくなっちゃいました。
クサクサのメロディ展開と滑らかな早弾きフレーズが、実に気持ち良いです。日本のバンドだということはほとんど気になりません。
ヴォーカルは賛否両論みたいですが、私は全然気になりませんでした。良いヴォーカルだと思います。
MANIGANCE-Ange ou démon ★★ (2006-02-08 00:14:00)
フランス語で歌われるメタルは初めて聴いた(一部歌詞だけフランス語っていうのはあったけど)のですが、あまり違和感ないんですね。
でもバラードの(6)「FLEURS DU MAL」なんかはフランス語ならではの味もちょこっと感じられて、面白いです。
(5)「ANGE OU DEMON」というキラー・チューンもあるし、全体的に高品質のメタル作品で、これは素晴らしい。
TALAS-Talas ★★ (2006-02-06 21:26:00)
2ndとライヴ盤を先に聴いていたので、言われなきゃ同じバンドと気づかないくらいのギャップに驚きました。
なんとも爽やかでポップ!
でもこういう雰囲気は好きです。
ベースとか無理に目立たせなくても、歌メロやギター・リフが非常にキャッチーなハード・ロックとして十分楽しめます。
ずっとこの路線でいった方が実は人気が出たんじゃないかなぁとも思ったり。
SATYRICON-Rebel Extravaganza ★★ (2006-02-06 21:17:00)
正直、ジャケには購入を躊躇わせるものがありました。メイク怖いです。しかし音楽の方も気合十分。
やっぱりブラック・メタルって、普段聴くと気持ち悪くなってくるくらいエグいな~。
昔コンピレーションもので聴いた時はペラペラの音質で、迫力も何もあったもんじゃなかったため、ずっと彼らの作品には手を出してなかったんですが、このアルバムではしっかり重低音も効いて迫力あります。
噂に聞いていたフロストのドラムは本当にとんでもないブラストですね。
ZYKLON-World ov Worms ★★ (2006-02-06 21:08:00)
タリムのドラム目当てで買ったんですが、やはり期待通りのブラスト全開で楽しめました。
ブラック・メタル的な部分以上に、たまに顔を出すサイバーな音が面白いです。
(5)「ZYCLONED」中盤なんか、完全にインダストリアル・メタルしてますね。
どうせならこういうブルータル・ブラックとインダストリアル系の音との融合を更に進めたら、滅茶苦茶ユニークな存在になったろうな~とも思います。リミックス・アルバムとか出さないかな。
NEVERMORE-This Godless Endeavor ★★ (2006-02-05 00:42:00)
彼らの作品はこのアルバムで初めて聴いたんですが、最初の印象は現代メロデスの演奏に、シアトリカルなヴォーカルが乗ったヘヴィ・メタルという感じでした。
思ったよりブルータルで、SANCTUARYの延長線上を予想していたため、驚かされました。
それにしてもこれは強烈ですね。演奏陣はともかく、ウォーレルのヴォーカルはもう衰えてるんじゃないかと思っていたら、パワーも表現力も更にアップしているし。
勢い任せに爆走という曲ばかりなわけではないし個性的なので、とっつきにくさはあると思いますが、聴けば聴くほどにジワジワとはまってしまいます。
とりあえず(5)「SENTIENT 6」と(8)「SELL MY HEART FOR STONES」がお気に入りです。(11)「THIS GODLESS ENDEAVOR」の怒涛の展開も凄い。
NIGHT RANGER-Midnight Madness ★★ (2006-02-05 00:18:00)
最初は刺激の足りないサウンドにあまり興奮できず、特に「SISTER CHRISTIAN」なんかは邪魔だな~とまで思ってしまいました。
しかし何回か聴いているうちに、佳曲ぞろいで隙のない、素晴らしいアルバムだと思えるようになりました。
この爽やかなメロディの数々って、やっぱり今の時代じゃ有り得ない、'80年代ならではの味ですね。貴重です。
NASUM-Inhale/Exhale ★★ (2006-02-05 00:09:00)
ノリがすごく良くて、気持ちよく聴けるアルバムです。
当然激速ですが、速くないパートもリフやリズムがかっこよくて、退屈せずに聴けるグラインド・コア。
1stからしてもう曲の完成度が高いです。
音づくりも、ほどほどにクリアで硬質で、荒々しさも保っていて丁度いいです。
本当に良いバンドだったなぁ。
ジャケもインパクト強くて、味もあって好きです。
JOSHUA-The Hand Is Quicker Than the Eye ★★ (2006-01-26 00:22:00)
このダサジャケには、笑わずにいられません。B級臭さがプンプンして、思わずジャケ買いしてしまいます。
中身はメロディアスで良い曲が多くて、ジャケから想像していた(半分諦めていた)中身に比べ、お得感がありました。
お気に入りは(4)「A SONG FOR LISA」ですが、この曲は日本盤ボーナスなのでしょうか? 何となく線の細い声のミートローフって感じがしました。ポップな歌メロが良いです。
JOHN SYKES-Loveland ★★ (2006-01-26 00:15:00)
穏やかなバラードを集めた作品なので、HM/HR的なものを期待すると失望するかもしれません。ポップスのアルバムとして聴いても良いくらいです。
一聴した印象は、「地味」でした。しかしこれが何度か聴いているとジワジワ染みて来まして、しみじみと良いアルバムだなぁと、繰り返し聴いてしまいます。
一部でビートルズ風のメロディが聴けるのも意外だったし、全体的に温かさが感じられる、雰囲気の良いラヴ・ソングが多くて感動的です。
JOHN NORUM-Another Destination ★★ (2006-01-26 00:04:00)
時代性もあってか、けっこう暗くてドンヨリした印象があります。'95年発表ということで、グランジ/オルタナティヴ・ブームの影響もあるのでしょうか。サウンドガーデンっぽい曲もあったりします(それはそれでかっこいい…けど彼がやる必然性には欠けるかな)。
せめて1曲目がもう少し勢いのある曲なら印象も違っていたのでしょうが、前2作と比べてしまうと、さすがに厳しい出来かも。
しかしヴォーカルは渋くて巧いし、ギターは泣きまくり、弾きまくりの曲もあり、全体を駄目と言ってしまうのはやはりもったいないです。
ギター・インストの(5)「SHIMMERING HIGHS」、(8)「CATARINA SUNSET」、(11)「JILLANNA」や、疾走感のあるハード・ロック・ナンバー(9)「HALF WAY HOME」あたりは、普通に良いです。
STEVE LUKATHER-Candyman ★★ (2006-01-22 18:03:00)
'94年発表の、2枚目のソロ・アルバムです。
溶けたキャンディを表しているのかもしれませんが、ちょっとジャケが目玉っぽくて気持ち悪いのが損かも。
TOTOっぽさも残しつつ、バンドの制約から離れて気持ちよくギターを弾きまくっている感じが、楽しいです。
ポップなメロディもしっかりあって、楽しめるんですが、曲が長く11曲で70分以上あるので、集中力が続かなくなりそうになるのが、少し残念かも。
RACER X-Superheroes ★★ (2006-01-22 17:56:00)
安っぽいスーパーヒーロー・コスプレがさいこーです。このくらいアホに徹してくれると、嬉しくなります。メタルってそういう面も楽しまなくちゃ。
妙にハイテンションで、ヘヴィだけどポップな雰囲気が良いです。楽曲も充実してますね。
何より、RACER Xのスタジオ盤では最もジェフの歌がまともな印象で、ヴォーカルでがっかりせずに済むのが嬉しいです。
楽曲もヴァラエティ豊かで、飽きずに聴けます。
2ndのような早弾きツイン・リードのインパクトには負けますが、アルバムとしては一番好きです。
ULI JON ROTH-Prologue to the Symphonic Legends ★★ (2006-01-22 17:46:00)
すみません、100円で買ってしまいました…。よく中古で見かけるアルバムです。しかし中身は絶品。荘厳で劇的な素晴らしい作品です。
本編三部作の予告編的作品なのに、本編が10年経ってなお、お目見え出来ません。
ウリのギターはまだ衰えないでしょうが、ヴォーカリストにとって時は残酷です。トミーはともかく、マイケルには今となってはもう無理がありすぎて…(涙)。
とりあえず良いヴォーカルを入れて、早めに本編を出して欲しいものです。
(5)「WINDS OF WAR」、(11)「STARLIGHT」のメロディはクサクサでたまらないものがあります。
RICHIE KOTZEN-Mother Head's Family Reunion ★★ (2006-01-22 17:37:00)
リッチー・コッツェンのプレイは、グレッグ・ハウとの『TILT』や、スタンリー・クラークたちとの『VERTU』の方を先に聴いていたので、フュージョン系のバカテク・ギタリストというイメージを持っていました。
しかしここで聴けるグルーヴィでブルージーな、いかにもアメリカらしいロックも、実に心地よいですね~。これならPOISONやMR.BIGに参加したのも頷けます。
ドラムのアトマ・アナーも、気持ちいい叩き方をする人だなぁ。
ついつい身体を動かして聴きたくなる、素敵なアルバムです。
VINNIE MOORE-Mind's Eye ★★ (2006-01-22 17:23:00)
トニー・マカパインと少し同じような系統にも感じるアルバムですが、甲乙つけがたく良い作品です。
全体的にちょっと似たようなフレーズの繰り返しが多いかなとも思いますが、それでもやっぱりかっこいい。
お気に入りの曲は、泣きのメロディが美しい(8)「SHADOWS OF YESTERDAY」です。フェイド・アウトで終わっていくのが惜しくなります。
TONY MACALPINE-Edge of Insanity ★★ (2006-01-22 17:15:00)
ネオ・クラシカル系のギター・インストでは、個人的に最もとっつきやすかったアルバムです。
メロディがよく練られていて、退屈せずに聴けます。まぁ、クサさに苦笑しちゃうようなところもありますが、それもまた魅力。
早弾きだけでなく、(9)「EDGE OF INSANITY」みたいな叙情的メロディの聴ける曲があるのが良いです。
MICHAEL LEE FIRKINS-Michael Lee Firkins ★★ (2006-01-21 21:38:00)
ギター・インストって、ある種の退屈感は多少なりとも付き物だと思っていましたが、このアルバムは本当に最初から最後まで楽しめました。
まず何と言っても楽曲が魅力的で、流れるように紡がれるメロディを聴いているだけで嬉しくなってきます。
あとは躍動感があって、リズミカルなところも良いですね。ノレて楽しめるっていうのは大切です。
ジェイソン・ベッカーのアルバムでも代わりに弾いていたりしましたが、ギター・プレイに感情を込める表現の力がある人だと思います。
あまりメタルという感じではないのですが、ハードロックが好きなら、十分楽しめるのではないでしょうか。
JASON BECKER-Perspective ★★ (2006-01-21 21:28:00)
1stと比べて、ずいぶんとメタル色は薄れましたが、その分、自由な音楽的広がりを得たような作品です。これは幅広い人におすすめできる作品ですね。
ALSという病にかかりながら、これだけ温もりを感じさせる音楽をつくった心の在り方には感動を覚えます。悲壮感より、音を楽しむポジティヴな気持ちが伝わります。
皆さん挙げてますが、(4)「END OF THE BEGINNING」は本当に美しい。私はちょっと前作収録の「AIR」にはそれほど感動できなかったのですが、この曲は好きです。
なんとなく、この人が病に冒されずにいて、YOSHIKIあたりと組んで作曲したら、面白いものが聴けたかもな~なんて思いました。
1曲1曲、楽器やメロディの使い方がガラッと変わるので、ジェイソンの引き出しの多さに驚かされます。クラシカルなのはもちろん、エスニックだったり和風だったり、ブルージーだったりと
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MARTY FRIEDMAN-Scenes ★★ (2006-01-21 21:14:00)
しっかりメタル調だった1stと比べると、同じ人がつくったとは思えないほどに落ち着いた作風の、'92年発表の2ndです。CACOPHONYやMEGADETHの人だなんて、言われなきゃ絶対気づきません。
でもこれは面白いな~。ギンギンのロック・ギタリストの作品としてはかなり異色。
ニュー・エイジ・ミュージックとか、イージー・リスニングとか癒し系なんて言葉が浮かんできますが、しっかりエレキ・ギターが目立っているのが新鮮です。
お気に入りは(3)「VALLEY OF ETERNITY」です。壮大で美しいメロディが聴けるし、ギターも泣きまくり、暖かな雰囲気も素晴らしい。
JOE SATRIANI-Not of This Earth ★★ (2006-01-21 20:56:00)
'85年発表の1stアルバムです。「ギター弾きまくりのアルバム」であるのは確かなんですが、メタル耳には少し厳しいかもしれません。
あまりド派手なプレイという感じではないですが、色々なタイプの曲、フレーズを繰り出す多彩さは、さすがと言うべきでしょうか。まー、ギター弾けるわけじゃないので、どれだけ凄いのかはよく分かりませんが。
ドラムが思い切り打ち込みっぽいんですが、一応ドラムのメンバーはいるようですね。以前は無機質で魅力半減に感じていたリズムが、最近はかえってテクノっぽくて面白く聴こえてきました。
楽曲的には後の作品の方がやっぱり魅力的なので、よほどのファン以外にはおすすめという感じではないですが、何回も聴いていると、妙にはまります。
TWISTED SISTER-Stay Hungry ★★ (2006-01-17 00:18:00)
『ウォーターボーイズ2』の最終回を観ていて、この曲、妙に気合入っててかっちょえーなーと思っていたら、「WE'RE NOT GONNA TAKE IT」でした。持ってるアルバムの曲じゃん…まだ一回しか聴いていない時だったから、気がつかなかった。
ジャケが生肉にかぶりつこうとするムサいケバいおっさんなので、買うのをためらってしまいますが、曲は粒ぞろいで素晴らしい作品です。
(6)「THE PRICE」や(7)「DON'T LET ME DOWN」の哀愁のメロディなんて、キャラクターには合わないけど、良いなぁ。
曲の幅も広く、メロディは総じてキャッチーで、メタルとハードロック両方の魅力を兼ね備えた、笑えて泣けて燃えられる名盤です。
TWILIGHTNING-Delirium Veil ★★ (2006-01-17 00:01:00)
ジャケを見て、キラキラピロピロ系メロスピかな~と思っていたら、意外に正統的な感じのメタルで、良い意味で期待を裏切られました。
正統的と言っても、漢臭いとかブリティッシュっぽい威厳とかそういうのではないんですが、ギターやヴォーカルのメロディを大切にして、昔ながらのHM/HRの伝統を活かした、現代型メタルっていう感じです。
この爽やかさは気持ち良いなー。全体的にポップなメロディなんだけど、ぎりぎり軟弱にならない辺りがほど良いです。
バラードの(6)「UNDER SOMBER SKIES」がお気に入りです。
THERION-Theli ★★ (2006-01-16 23:51:00)
初めて聴いた時はあまり耳に残らなかったんですが、最近聴き返したら、素晴らしい曲がいっぱいでした。
デスメタル出身と言っても、これはもはやメロデスですらない、シンフォニック・メタルです。ただしメロスピやネオクラではなく、どちらかと言えばゴシックに近い感じ。
劇的でメロディアスな哀愁曲が好きな人で、疾走してなくてもOKな人にはおすすめできます。
(9)「THE SIREN OF THE WOODS」は10分近い大曲ですが、泣きのギター・ソロたっぷりで、何回も聴きたくなります。
日本盤ボーナスにSCORPIONSの「FLY TO THE RAINBOW」がカヴァーされていますが、これもまたオリジナリティを加えつつ、良い具合にメロメロで素晴らしいです。
CACOPHONY-Speed Metal Symphony ★★ (2006-01-16 23:39:00)
もうタイトルそのまんまな世界ですね。
早弾きツイン・ギターの競演がこれでもかと堪能できます。でも単なる垂れ流しフレーズじゃなくて、しっかりメロディや曲構成が考えられている感じなのが良いです。
ヴォーカルは評判悪いみたいですが、私は嫌いじゃないです、こういうのも。
シュラプネル系の作品の中ではかなり好きなアルバムです。マーティーとジェイソンって、相性が良かったんでしょうね。
STRATOVARIUS-Fourth Dimension ★★ (2006-01-16 23:26:00)
バンド名とジャケに惹かれて、メタルを聴き始めた頃に買ったアルバムです。
けっこう他にない魅力を持ったアルバムかも。「DISTANT SKIES」は彼らの楽曲の中では一番好き。
疾走曲は少ないですが、メロディは魅力的なものが多く、曲調も幅広く、飽きさせません。単なるメロスピは苦手という人にもおすすめできます。
(7)「030366」は無機質なリフやリズムなんかがインダストリアルっぽくて、実験的で面白いです。
線の細いハイトーンと揶揄されるコティペルトのヴォーカルも、独特の哀愁や透明感を感じられて好きです。
バンド名がヴァイオリンの名器から来ていることもあるのか、けっこうヴァイオリンっぽさのあるトルキのギターが、良い味出してます。
バラードのタイトルが「WINTER」「NIGHTFALL」「TWILIGHT SYMPHONY」と、いかにも北欧の雰囲気をかも
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SPEEDEALER-Here Comes Death ★★ (2006-01-16 23:11:00)
アメリカの猛烈ロケンロー・バンドの'99年発表の2ndアルバムです。
日本盤を買うとREO SPEEDEALER名義の時に出した1st『REO SPEEDEALER』が、丸々ボーナス・トラックで収録されていて、非常にお得です。
1分前後の問答無用の爆走ロック・ナンバー満載ですが、意外に疾走曲ばかりという訳でもなく、ミドル・テンポのヘヴィな曲や、何故かドゥーミーな曲も入っていたりします。
激しくて勢いのあるロックが好きで、メロディはあんまりなくても大丈夫という人にはおすすめです。
追記。
2ndと思ったら、3rdだったみたいです。1st、2ndが共に『REO SPEEDEALER』という題で、ボーナス・トラックに入っているのが2ndだと、『SECOND SIGHT』の解説にありました。
HELLOWEEN-Master of the Rings ★★ (2005-12-23 13:34:00)
メタル好きじゃない人にすすめるなら、『守護神伝』シリーズよりこっちの方が良いかも。実際に「これなら聴ける」と言われたりもしました。
キャッチーなメロディ、哀愁とコミカルさのバランスの良さ、本当に良いアルバムです。
ハロウィンって、妙にヘヴィだったりシリアスにやるよりも、楽しいメタルをやってる時が魅力的に思えます。
佳曲がそろってますが、お気に入りは「THE GAME IS ON」です。アイデアが面白い。
TEETH OF LIONS RULE THE DIVINE-Rampton ★★ (2005-12-23 13:16:00)
イントロのどっしりしたドラムが8分以上続いた段階で、多くの人が「屑」と判断するであろう、コマーシャル性を無視しまくった作品です。
プログレやドゥームが好きでも、これを許せるかどうかは疑問ですが、リー・ドリアンらしいと言えばらしいかも。ほんと極悪です。
こんなアルバムを買おうという人が期待するものには、しっかりと応えてくれる作品でしょう。
遅重エクストリーム・サウンド好きにはたまらない、ドゥーム史上に残る名盤です。
SLEEP-Jerusalem ★★ (2005-12-23 13:08:00)
ひたすらにヘヴィです。
ビリビリ空間を震わせるギターの音が快感。
キャッチーさに欠けるので、買った当時はまさか日本盤が出るとは思いませんでした。もうちょっと買うの待てば良かった。
延々とヘヴィ・リフが繰り返される究極的ドゥーム・サウンドは無茶苦茶強烈ですが、けっこうノリの良さもあったりします。
52分という長さの曲だからこそ味わえる気持ちよさというものもあり、トリップできます。
NILE-Black Seeds of Vengeance ★★ (2005-12-23 13:01:00)
ブルータル・デス・メタルにエジプト色って、聴くまではどんなものか今ひとつ想像し切れなかったんですが、聴いてみて納得しました。
その頃はちょうど映画『ハムナプトラ』を観たり、瀬名秀明の『八月の博物館』を読んだりした後だったので、けっこうヴィジュアル・イメージが浮かんできて楽しかったデス。内容的にはあんまり合わないんだけど。
本編ラストの「KHETTI SATHA SHEMSU」が良い味出してて、雰囲気あります。
SYMPHONY X-The Divine Wings of Tragedy ★★ (2005-12-23 12:54:00)
初めて聴いた時、ネオ・クラシカル系のテクニカル・メタルとしてはずいぶんと骨太なのにびっくりしました。でもメロディはちゃんとしてて、ヘヴィな曲でもちゃんと聴かせるのが素晴らしいですね。
彼らのアルバムの中では、一番聴く頻度の高いアルバムです。
20分以上の大作曲まで入っているのに、他のアルバムより飽きずに聴けるのは、やはり楽曲が良いせいでしょう。
雰囲気たっぷりの神秘的なイントロからぐっと引き込まれ、展開も凝った(4)「THE ACOLADE」は名曲です。
PAIN OF SALVATION-12:5 ★★ (2005-12-23 12:45:00)
アコースティック・ライヴということで事前に抱いていたイメージを、ほとんど全て吹き飛ばされました。やはり常に想像の斜め上を行くバンドです。
しかし、演奏力やアレンジ能力もさすがの一言ですが、このコーラス・ワークのとんでもなさは何なんでしょう。いやいやいや、有り得ないですからこんなの。実際のライヴそのままなんだとしたら、この人たちはおかしいです。
メインのダニエル・ギルデンロウの歌声も、色っぽ過ぎるくらいの艶を帯びていて、惚れ直しました。
アコースティックなので、改めて美しいメロディの曲ばかりだなというのも再確認でき、またキーボードのフレドリック・ハーマンソンの重要性がよく分かります。どこまで作曲に関わっているかは分かりませんが、感性はやっぱり素晴らしいものがある人だと思います。
しかし(9)「OBLIVION OCEAN」、(10)「UNDERTOW」という超絶哀愁
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PAIN OF SALVATION-Remedy Lane ★★ (2005-12-21 23:44:00)
雑誌とかでこのアルバムが、ポップになったとか明るくなったという風に評されているのを読むと、「どこが?」と思ってしまいます。
私にとっては、あまりにも痛々しく辛いアルバムなので、気軽には聴けません。特に子供が無事に生まれるまでの1年近くは、1度も聴けませんでした。
↑で美雪さんもおっしゃってますが、絶望的に暗いとはいえ多少なりとも客観的だった過去作に比べて、主観的な問題を取り上げているために、悲痛度合いが尋常じゃありません。
まあ、実際に流産などの場合、辛いのは男より女性の方だと思うので、歌詞を読んでいると、「あんたもうちょっとしっかりしろよ」と思っちゃったりしますが。
「A TRACE OF BLOOD」「THIS HEART OF MINE(I PLEDGE)」「UNDERTOW」あたりは涙なしには聴けません。
それだけに日本盤ボーナスの「THORN CL
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MATTIAS IA EKLUNDH-Freak Guitar ★★ (2005-12-21 23:09:00)
曲数が多くて、色々なタイプの曲が楽しめるのがお得です。リモコンだのバイブだのまでも使って、新たなギターの可能性を探り続ける人だから、テクニックばかりのギタリストとは違う魅力があります。
久々に聴き返したら、以前思っていたほど変態的ではなく、意外にちゃんとした曲が多いように感じました。でもやっぱり楽しい。
変態って、ミュージシャンには褒め言葉ですよね。うーん、変態。
UFO-Lights Out ★★ (2005-12-21 22:50:00)
このアルバムは、ラジオで聴いた「LOVE TO LOVE」にノックアウトされて買い求めました。この曲のキーボード・リフがたまりません。
アルバム全体としては色々なタイプの曲があって、「泣き」だけ期待すると肩透かしかもしれないけれど、それでもこのアルバムを聴いていると、「泣き」のメロディに染め上げられてしまいます。
NAPALM DEATH-Enemy of the Music Business ★★ (2005-12-20 22:29:00)
初期のグラインド・コアも、デス・メタル化した時も、モダン化した時も、いつだって良い作品をつくってたとは思いますが、この作品にはもう、やられました。最高に気持ち良い。
どっちの方がヘヴィだとか速いとかテクニカルだとか野蛮だとかそういうことはまあさておき、単純にスカッとさせてくれる快感度合いが桁違いに素晴らしかったです。
日本盤ボーナスもカヴァー・ミニが丸々収録と嬉しいことをしてくれて、正直「過去のバンド」と思っていたナパーム・デスに、心底惚れ直した作品です。
NASHVILLE PUSSY-Say Something Nasty ★★ (2005-12-20 22:13:00)
えー、1stのジャケはちょっと買うのに勇気がいるので、チキンなわたくしめはとりあえずこのアルバムから。
セクシーなおねぇさま方の色っぽさが感じ取れるのをかすかに期待して買ったら、むくつけきおじさま方の汗臭い空気しか感じられませんでした(泣)。
しかし、十分に魅力的なロケンロー作品であり、特に個性とかはないけれど最初から最後まで楽しめます。
暑いロックが聴きたい時に手が伸びる作品です。
SPIRAL ARCHITECT-A Sceptic's Universe ★★ (2005-12-20 22:02:00)
ノルウェー出身のテクニカル・メタル・バンドの、2000年発表のデビュー・アルバムです。
CDの帯なんかでCYNICと比較されていたので、ヴォーカルは濁声だと思い込んでいたら、普通の声でちょっとがっかりしちゃいました。-27℃さんも指摘されてますが、確かにもうちょっと変態なヴォーカルの方が似合うバンドです。いや、けっこう器用で悪くはないんですが。
でもこの浮遊感のある歌メロ、何かに似てるなと思ってたら、ちょっとPSYCHOTIC WALTZに雰囲気が近いかも。
展開が激しく、各楽器に集中して聴くと、目眩がしてきます。複雑でテクニカルな曲が好きな人なら気に入るんじゃないでしょうか。
PAINKILLER-Buried Secrets ★★ (2005-12-20 21:18:00)
1stは、ジャケがあまりにも…だったので、買う気になれませんでした。これもよく見ると怖いですが。
kamikoさんの「高貴なセレブSM」という表現が不思議に合っていておかしいですね。最初は苦痛なんだけど、徐々に快楽に変わっていくわけです。
ただのノイズのようでいて、実はけっこう洗練されているのかも。サックスって、けっこう暴力的な楽器なんですね、と思わず感心してしまいます。
理解はしていませんが、楽しんで聴けます。
PRAXIS-Sacrifist ★★ (2005-12-20 21:01:00)
ビル・ラズウェルの前衛プロジェクトの'93年発表の2ndアルバムです。1st、3rdと比べると、激しさは一番でしょうか。とっつきやすさは1stの方が上ですが、メンバーが豪華なのでこっちの方がおすすめです。
ミック・ハリスの激速ドラムだの山塚アイのえぐいシャウト、ジョン・ゾーンの生み出すノイズが鼓膜に痛いです。
プログレにファンクやダブ、メタルにハードコアにフリー・ジャズ、何でもありの世界です。バケットヘッドやボアダムスやペインキラーとかが好きな人には楽しい作品のはず。
JACULA-Tardo Pede in Magiam Versus ★★ (2005-12-20 00:45:00)
イタリアの暗黒プログレ(?)バンドの'75年発表のアルバムです。邦題『サバトの宴』。
B級デス・メタル・バンドにしか見えない屍肉喰らいジャケがインパクト強すぎです。ブラック・サバスの1stに匹敵する不気味さ。
中身はまるでホラー映画のサントラです。夜に1人で聴いていると怖いです。パイプ・オルガンによる荘厳かつ威圧的な演奏と、女性ヴォーカルのイタリア語の呪文のような詠唱や呟きが、おどろおどろしいです。
初めて聴いたのは友人の当時高校生の弟くんのコレクションからだったんですが、一発でインパクトにやられました。なんで彼はこんなもの持ってるんだ?とびっくり。「こりゃ買わなきゃ」と思ったあたり、当時の私も相当キワモノ好きだったのかなぁ。
あまり一般にはすすめられませんが、ブラック・メタルとかゴシックが好きな人は気に入るかもしれません。
MAGMA-Live ★★ (2005-12-19 23:43:00)
フランスのプログレ怪獣マグマの、1975年6月1日~5日のライヴを収録したアルバムらしいです。
プログレと言っても中身はジャズ・ロックで、なんと言うかまあ、色々な意味で強烈な音楽です。
宗教的熱狂にも似た異様なテンションが漲る演奏は、けっこうヘヴィで、メタル耳にも心地良いかも(メロディは全然メタル的ではないです。念のため)。
1曲目の「KOHNTAHK」の後半と、ラストの「MEKANIK ZAIN」だけでもお腹一杯になれます。
リーダーのクリスチャン・ヴァンデのドラムや、ベルナール・パガノッティの轟音ベースも凄まじいですが、当時17歳とは信じ難いディディエ・ロックウッドのヴァイオリンには言葉もありません。なんじゃこりゃ。ロックウッドはフランスのジャズ界じゃ大御所になってるみたいですね。早熟すぎだよ。
基本はインストで、歌と言っても不気味なコーラスがコバイア語
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PRETTY MAIDS-Sin-Decade ★★ (2005-12-15 23:21:00)
ラジオで聴いた「PLEASE DON'T LEAVE ME」があまりに素晴らしくて、翌日すぐに買いに行きました。
そしたらもう、1曲目から最後まで、どこもかしこも良い曲ばっかりで、バンド名の先入観から買わずにいたことを反省しました。「こんなすごいメタル・バンドがいたのか!」って思いました。
いつの間にか彼らのアルバムは10枚くらい買ってましたが、何枚か聴くと、どれも高品質ではあるけれど、ちょっとワン・パターンで物足りなく感じちゃうんですよね…。でもこのアルバムはいつ聴いても興奮させられます。
硬軟取り混ぜ、ミドル・テンポの曲も疾走曲も、メタルもハード・ロックも良いとこ取りの、メロディアスな良い曲が詰まった名盤です。
OVERKILL-W.F.O. ★★ (2005-12-15 22:45:00)
このアルバムで惚れました。
頭が痛くなりそうなくらいにゴリゴリブリブリベキベキなD.D.ヴァーニのベース音がちょーかっこいーです。クリス・スクワイアがスラッシュ・メタルをやったらこんな風になるかなとか思っちゃいました。
あー、また耳が痛くなってきた。強烈。
KILLING JOKE-What's THIS For...! ★★ (2005-12-15 22:25:00)
'81年の作品ですが、いま聴いても過激です。
ダンサブルなリズムでも、ダウナーな雰囲気が怖いです。
不思議なセンスのアートワークも謎で良いです。
意外にちゃんとギターが目立ってて、ロックしてます。ポスト・パンク/ニュー・ウェーヴ系のバンドだったんでしたっけ?
インダストリアル系が好きな人にはおすすめできますが、メタル耳にはあまり馴染まないかも。
執拗な反復リズムの呪縛と、醒めたようで脅迫的なテンションが、夜中に聴いてると妙にホラーな感じ。
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