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夕方 HOLD ON ME / 人気者で行こう / SOUTHERN ALL STARS / SOUTHERN ALL STARS (MK-OVERDRIVE)
Kanto 宣戦布告 Kansai / V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS (失恋船長)
I Feel Fine / TZIMANI (失恋船長)
Blind Side / Virtual Empire / CRYSTAL BALL (cri0841)
Dance With the Devil / Virtual Empire / CRYSTAL BALL (cri0841)
Virtual Empire / Virtual Empire / CRYSTAL BALL (cri0841)
/ 人気者で行こう / SOUTHERN ALL STARS / SOUTHERN ALL STARS (MK-OVERDRIVE)
シャボン / 人気者で行こう / SOUTHERN ALL STARS / SOUTHERN ALL STARS (MK-OVERDRIVE)


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夕方 HOLD ON ME / 人気者で行こう / SOUTHERN ALL STARS / SOUTHERN ALL STARS
MIRACLES→BEATLESの"You've Really Got A Hold On Me"を転用したようですが結果は全然違う曲です。You've gottaの言葉遊びはもう定番の感がありますね。今思えば僅か4年後TUBEの"夕方チャンス到来"にヒントを与えたことは明白です。曲調はと言うとブラス、ホーンを多用し桑田が高めのキーでナチュラルに歌う、日本語/英語半々のめっちゃポップソング。サザン初心者にも取っ付き易いでしょう。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-11-18 02:02:31)



Kanto 宣戦布告 Kansai / V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS

関東のバンドと関西のバンドが対峙する構図のオムニバスアルバムだと思っている。ちなみにアナログ盤しか存在しない1985年リリースの企画モノだ。

収録曲とバンドは下記に
1.Slayer - Shoot Down Tokyo
2.Slayer - Hurt Angel
3.麗's - Requiem
4.麗's - Resurrection
5.Storm Bringer - ラブ ファイヤー
Side B
6.Virgin Killer - Midnight Lady
7.Virgin Killer - Break Down
8.Pandora - Kiss and Kiss
9.Pandora - Romance Messenger
10.Storm Bringer - ダークスカイ


関西勢がSlayer (OCTAVE-4,若干17歳新生登場) Storm Bringer(ダークなHEARTに熱い想い) Pandora(KOBE LAST HERO)
関東勢が麗's(AGE16' HARD ROCK ROMANCER debut) Virgin Killer (女学生よ覚悟しな) 
ちなみに()の文章はジャケットに載せられた各バンド紹介文である。

若い本当の新人と、ある程度キャリアのある若手バンドによるオムニバス。全員17歳と思わないし、16才のハードロックロマンサーは誰なんだ言う気になる点が多すぎるのだが、出している音は日本じんらしい叙情派ハードサウンドである。○○風が満載なので、まるで○○みたいだと、天下統一した気分で大口を叩くメディア論者は空気を読んで自ら出禁してくれ。

まずSLAYERであるがツインギター編成の5人組、これぞジャパニーズメタルなShoot Down Tokyoで幕開け、小気味よく刻まれるリズムと甘めの歌声、さざ波ヴィヴラードは気になるが、上手いことやり切ってくれる、歌詞も80年代的だ。何もかもが懐かしい、これを楽しめるオールドスクール大好きマニアならば、なんか嬉しくなるだろう。もうこういうの新譜ではきけんもね。Hurt Angelは日本らしい叙情派ハードポップソング。こういうのは欧米では目に掛らない。

麗's はキーボードを効果的に使いスケールの大きさを見せつけた、構成もちょいクドめだが聴かせてくれるRequiem。そして甘い歌声を活かしたドラマティックなハードナンバー、北欧風味を上手く乗せジャパニーズメタル万歳な叙情派様式美スタイルを確立。若さよりも渋みと完成度に驚きますね。ハードロックロマンサーに偽り無しです。

RAINBOWスタイルのラブファイヤーを披露してくれたのはStorm Bringer。バンド名からも漂う音楽性、ここまで聴いて男性シンガーは皆、似たようなアプローチの歌とメロを披露することに驚く。これが80年代中期のジャパニーズメタル問題なんだなぁと感じる。個性不足は否めないが各バンド、楽曲で色を付けている。このバンドもキーボード入の5人組だ。

⑥⑦を担当するのは関東の女性シンガー大沢恵子を要する正統派メタルバンド。スコーピオンズ風味とジャパニーズメタルを上手く掛け合わせたスタイルは、バンド名に恥じない。NWOBHM風味も取り込みキレのあるリフワークとハードなリズムで安定感を見せつけた。歌い手も一番安定感がある。

神戸のラストヒーローは⑧⑨を担当。参加バンドの中で一番迫力が足りない。歌い手も一番弱い。丁寧に積み上げた楽曲は日本人らしい情緒があるのだが、薄っぺらい音のせいでアマチュア臭が漂ったのはマイナスだ。この手のオムニバスあるあるの、各自の音を寄せ集めたが故の問題だが、もう少し工夫して欲しい。このまま発売した方に責任を感じる。

ラストは再びStorm Bringer。その前2曲が弱かったので、ラストはガツーンと決めて欲しかったが、そういうタイプの曲ではなく甘いメロウな曲であったが、彼らが悪いわけではない。ジャパニーズ様式美メタルとしては上々の出来映え、フルートのような音色がアクセントになっている。


この作品。未CD化だ。レーベルもよく分からない。それだけに再発なんて考えられないし、そもそも当時でも売れたのか?という疑問が強いが、とにかくマニアしか手は出ないだろう。

似たような曲調と歌唱スタイル。個性は薄めだが、それが日本の様式美メタル系ということなのだろう。資料としては実に貴重な一枚である。そして年に1回は通して聴きたくなる一枚だ。

くれぐれも類似性と稚拙な面を攻撃する輩は出入り禁止でお願いしたい。こういう音は好きモノ以外には受け入れられないものがある、その小さい共感性を大切にするマニアと楽しみたい作品だ。でもこれ、オークションサイトでは結構な値段が付いていたんだよね。いるんだよなぁ。好きモノがさぁ。まぁメディアに踊らされないヤツがホンモノですからね。

失恋船長 ★★★ (2024-11-17 18:01:22)



I Feel Fine / TZIMANI

エディとセバスチャンのバスケス兄弟によるメタルプロジェクト。ドラムを担当するセバスチャン以外のパートはエディが担う方式ですね。ありがちなメタルプロジェクト。もはやテクノロジーの発達は目まぐるしい進化を遂げており、以前よりもズッと楽に録音することが可能。そういうテクノロジーの恩恵があるからこそ、お金も掛けずに簡単にレコーディングができて、才能さえあれば容易に作品をリリースすることが可能。現在は配信のみというのも現代らしい。

アイアンメイデンを初めにメタルの聖典に則ったマナーはまさにNWOTHMというスタイルそのもの、先人達の足跡を見定め古典サウンドを思いっきり踏み鳴らしている。なので、○○に似ているや、まるで○○だなどと、類似性をあげつらい、得意げになる自意識過剰な、いかにもライナーノーツ読み込んでいますなメディア論者は出入り禁止。

こういう古典を楽しみ作法を知らないと言うのはある意味可哀想ですが、相手には出来ません。正統派メタルとは似て非なるものを、どの角度と切り口によって構成するのか、押えるところは押え、自分たちの目指す方向性を明確にすることで指示が得られます。このバンドのご多分に漏れず、その王道路線を堂々と闊歩することで自らのアイデンティティを誇示、正統派メタルファンを大いに喜ばせるでしょう。

アメリカのバンドですから湿り気はありませんが、叙情味のあるメロディを奏でリリードギター、ザラついた歌声は専任シンガーではないので強弱という点では一歩劣るが、けしてクオリティを下げるモノではありません。ドラムはシンプルだが、ツボを押えたプレイで堅実なサウンドをより、強固な枠組みに仕上げており、硬軟交えたサウンドを支えている。

有名無名国籍問わず世界中に有数なバンドは数多います。問題は自分がなんに興味をもって音に触れているのかに尽きるでしょう。毎月発売されるメディア情報に踊らされる老害にはなりたくない。

失恋船長 ★★★ (2024-11-17 17:13:31)



Blind Side / Virtual Empire / CRYSTAL BALL
とってもハロウィーンっぽいっスwキーボードが安っぽく聴こえるけど、
お約束って大切ですネ、このバンド曲はホント良いんですよ

cri0841 ★★★ (2024-11-17 05:57:43)



Dance With the Devil / Virtual Empire / CRYSTAL BALL
ハードでメタリックな曲!カッコイイぜ!酷いヴォーカルで台無しだが・・・w

cri0841 ★★★ (2024-11-17 05:50:38)



Virtual Empire / Virtual Empire / CRYSTAL BALL
極めてプリティ・メイズっぽい疾走曲wちょっと笑える

cri0841 ★★★ (2024-11-17 05:40:15)



/ 人気者で行こう / SOUTHERN ALL STARS / SOUTHERN ALL STARS
シングルリリースされる筈が"ミスブラ"に変更となり↑隠れてしまいました。ジューシィ・フルーツの13thシングルとして提供した"萎えて女も意志を持て"のB面曲をセルフカバーしたものです。更にその後1990年に芳本美代子と本田理沙がカバーと、なるほど女性の視点による歌らしく女性ばっかり。改めて聴き直してみるとリアルタイムでのインパクトは弱いがじわっときて、サザンの中でも特に評価が高いバラードだというのが納得できますね。"Sha la la 夢のように~"の辺りが"シャ・ラ・ラ"のデジャヴだったり、女性目線で男の印象に残りにくいハンデを考えると十分に名曲と言えるでしょう。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-11-17 01:26:22)



シャボン / 人気者で行こう / SOUTHERN ALL STARS / SOUTHERN ALL STARS
6曲目、アナログ盤ではA面ラストとなる原坊ヴォーカルのブールジーなボサノヴァです。大元ビクターのレーベルメイトのよしみでしょう、アルバム発売の翌月に長山洋子の2ndシングルとしてリリースされ65位と新人にしてはまずまずの結果になりました。シャボン玉のようにはかなく消えた恋と解釈するか、それとも石鹸の泡が立つ濡れ場シーンを想像するかはあなた次第。私はSIMON BUTTERFLYというドイツ人が1973年にリリースした"Rain, Rain, Rain"(邦題"レイン・レイン")という曲を連想しましたが、あれほど暗くはないのが救いですかね。

MK-OVERDRIVE ★★ (2024-11-16 01:53:04)