⑥Iron Savior - Raise The Flag 男臭さがムンムンと漂います 古典ロックですが ベタには敵いません 小細工無用の王道サウンド たまにはこういうのを聴きメタル魂を震わせたい アンセミックな曲ですよね
⑦SAXON - Age of Steam シンプルにカッコいいです 現代のフィルターを通したTHE80年代メタルサウンド サクソンアメリカンナイズドなどと のたうち回るメディア丸呑み大嘘つき共を皆殺しにする一曲 たいして技巧的に優れたバンドではないのだが ズッと自らの音楽をやり切っているので説得力がある 彼らは何も変わっていない 変わったのは雑誌パクり論者だけである
⑧Vanadium - Run Too Fast 80年代のイタリアメタルシーンを支えた伝説のバンド この疾走感溢れるメタルソングは 古典中の古典としてマニアに愛されるでしょう 雑誌の表紙を飾る有名バンドにしか興味がない人には響かないでしょうが このオルガンとギターの絡み DPやRAINBOW直系とハードサウンドが好きな人にはたまらんでしょうね メタリックな質感はNWOBHMからJPというところだろう ワシはグランジ/オルタナムーブメント時代に このバンドには世話になったわ
歌って良し、弾いて良し、書いて良しの三拍子揃った人間国宝級ギタリスト、TRIUMPHのリック・エメットが'24年に発表したソロ・アルバム(レコーディング自体は'12年に行われていた模様)。先生のソロ作が国内発売されるのってもしかして前世紀ぶりぐらいじゃないでしょうか?あまりに嬉しいので、せっかく解説書でご本人に貴重なインタビューを敢行してくれているのに、再結成TRIUMPHの現状とか、バンドとして新作をリリースするつもりはあるのかとか、重要事項に全く触れてくれないことに対する不満はグッと飲み下しておきますよ。(もしかしてそっち関連の話題はNGだったりしたのでしょうか?) それはともかく肝心の内容の方は、TRIUMPH時代の名曲の数々をアコースティック・アレンジで蘇らせたセルフ・カヴァー・アルバム。押さえるべきとこがきっちりと押さえられた納得の選曲に、“NEVER SURRENDER”や“ORDINARY MAN”“FIGHHT THE GOOD FIGHT”辺りを筆頭とする、アレンジが変わっても輝きは変わらない名曲としての強度、そして何より「円熟味を増すこと熟成されたワインの如し」なエメット先生のエモーショナルな歌声と一音入魂のアコギの妙技が揃えば、そりゃまぁ素晴らしい内容になることは分かりきっていたこと。そもそもこっちの予想を超えてくるタイプの作品ではないですし、ぶっちゃけリメイクは再結成TRIUMPHで演って欲しかった…と思わなくもないですが、贅沢を言っちゃ罰が当たりますからね。 名人の健在ぶりに思わず顔が綻ぶ1枚。TRIUMPHの国内盤カタログが入手困難な現在、これを切っ掛けに入門してくれるファンが一人でも増えることを願って止みませんよ。
LEON RUSSELLと1976年当時の妻MARYによるハッピーソング"Rainbow in Your Eyes"を和訳したタイトルです。R&B的な要素もあったこのUSシンガー&ソングライターに対するリスペクトが表れたブルージー、またはジャジーな曲調で構成されていますが、歌詞までオリジナルに反してややネガティヴになってしまってます。確かに好きな人は好きでしょうね。