⑦KILLER - In the Name of the Law スピードメタル番長として愛されるベルギーのバンド マイナーな存在ながらもマニアからは愛され続けている この曲などRAINBOWのあの曲からインスパイアされているが ベルギーの暴走野郎の手に掛かれば こんな凶暴で誇りっぽい哀愁がまぶされる たまらんぜ
⑨ALL FOR METAL - Valkyries In The Sky (feat. Laura Guldemond & Tim Hansen) ゲストが大活躍して主役を完全に喰ってしまった PVも顕著である それにしてもローラ・グルドモンドは無駄に女を消費しない 我が国では女の部分は最大の武器で無駄に消費される 女子アナという存在はその最たる例だろう こういうホンモノをロッカーはいるがヴィジュアルを要求される もし可愛ければそれそうほうの歌い手に変換される 無念だ
⑩outrage - Bring Him Back ザクザクと刻まれるリフとけたたましいリズム どこか不穏な空気が流れる曲を橋本が受け止めている 日本人云々では無いスケールの大きさ 凄いバンドですね
③Realm - Endless War スピード狂にはたまらない一曲だ メロディをおいしっかりとシャウトするヴォーカル そして絨毯爆撃を繰り返す攻撃力満点のリズムとギター スリリングに展開する狂気のサウンド 先を読ませない場面展開の多さに興奮の坩堝と化す
④Holy Moses - Current Of Death 見た目からは想像できない噛みつきシャウトを披露するサビーナ・クラッセン 日本ではスラッシュメタルに対する理解は低く 当時の批評家&メディアからはケチョンケチョンの扱いを受けた こういうバンドを支持しないからワタクシはメディアが嫌いである 迫力満点の歌声に恐れ戦きますよ そしてツーバスの乱打 もう破壊力満点のです このアルバム時代が凄い名作中の名作 ダイハードなメタルを好むマニアで聴いた事の無い若者たちにすすめたい
⑨The Arrows - NEVER BE ANOTHER ONE 広がる青空なんですが どこかセンチメンタルです サックスの導入もカッコイイ スターシップとかいけるなら全然OKでしょう 日本の批評家はとにかくカナダがすきじゃないらしい
⑩Tygers Of Pan Tang - Only The Brave ホワイトスネイクでジョン・サイクスが成功した途端に このバンドの株があった 俺は昔から好きだと大嘘と付く輩も大量発生 ならばその昔に大ヒットしただろうよ このバンドを支えたのはギターのロブ 枯れなくしてこのバンドはない 昔気質のギターサウンド オールドスクールなサウンドを愛するマニアには避けられないバンドだ 新旧の魅力を携えたアルバムのオープニングナンバー
⑦Stryper - To Hell With The Devil 歌が上手い メロディックだがメタリックなパッションが内包されている 絶妙なアレンジとサウンドだ 力強い側面をフィーチャーした一曲ですよね 歌が凄いよ
⑧EARTHSHAKER - TRAP OF LOVE 大人びいた歌詞が印象的です マーシーの力強い歌声とハードなギターワーク キーボードも効果的に機能させ幅を持たせている 良いメロディだ しかし売れ線ではない 日本人による日本語ロックのカッコ良さを最大限に活用している 大人のロックだよ カッコいいわ
⑨グレン・ヒューズ - KISS OF FIRE ご存じフェノメナプロジェクトオープニングナンバー 自身のライブでも取り上げています 日本でリリースされたEPに収録されたライブヴァージョン 衰え知らずの歌声に身震いさせられます スタジオ盤にはないグレンらしいフィーリングが乗ったテイク でももっと若いうちに聴きたかったなぁ この曲大好きですね
⑩Saber Tiger - A Shot in the Dark サーベルらしい複雑な展開とストレートさが上手くミックスされている メロディックな歌メロを力強く歌い上げる久保田陽子の凄さ ライブでも完璧だったが 90年代当時彼女に対する風当たりは強く サーベルに相応しくないといういう輩もいた ワタクシのような凡人には理解しがたい感性だ 下山登場まで過去最強の歌い手は久保田陽子さんだし 今でも一枚くらいサーベルタイガー名義でアルバム出して欲しいと思う なにより90年代という冬の時代をサーベルには支えて貰った 今作における雑誌の評価は辛かった 無念である 応援しないのならば足は引っ張るなと断罪したい気分です
⑤Garrison - Hold Back The Night 正式な音源は残せなかったのは残念だが 湿度のあるメロディと厚みを持たせたコーワスワーク キーボードも適度に活用して幅を持たせている 何を聴かせたいかを明確にしているから様になる 良いバンドでしたね 壮快感のあるハードポップナンバー ロックはビター感もしっかり味付けしています
⑥BROTHERS OF METAL - Heavy Metal Viking ALL FOR METAL登場後迷走していましたね 同じレーベルからモロかぶりのバンドサポートしたらダメでしょう 今回はTHE80年代メタルをやっています まるでALL FOR METALじゃないか でも女性シンガーが成長していますね 類型的な欧州シンフォニックパワーメタルです それ以上でも以下でもない その特色のなさをダルダルの贅肉タップリの身体で笑いを取ってきたバンド 身の振り方が難しいよ
⑦Paul Di’Anno’s Warhorse - Here Comes The Night 頑張れポール・ディアノです 一度でいいから本気でバンド活動に本腰をいれ 同じメンバーで長期活動を視野にいれろ その日暮らしから脱却しろよ 死ぬまで掛け持ちバイト以下だぞ
⑧Iron Maiden - Wrathchild '99 ポールのイメージが強い曲をディッキンソンが見事に迎え撃つ 素晴らしいシンガーだ 何より初期の曲を嫌がらずに歌う姿が素晴らしい
⑨Anthem - Far Away 哀愁のアンセムサウンド 無理無駄のないアレンジと大胆で緻密な構成に唸る 隙のない曲なのだが 個人的には強烈な個性がないのだろう 上手いバンドだが初期の頃のような強引さも時には必要である また大人げないのやってくれよ
②Biloxi - Love Prevails ちょっと狙いすぎのやり過ぎなパワーバラード まぁ懐かしい時代を思い出させてくれます ベタですがベタでいいのです こういう暑い時期は欲しくなりますよ 清々しいバラード系がね
③Unruly Child - Very First Time Frontiersな音ですよね 万人に受け入れられる素直なメロディと ロックが苦手な人でもいけるハードさ この絶妙なさじ加減と心地よいリズム なによりキンキンに張り上げない歌が丁度いい マーシー・フリーはこれくらい肩の力を抜いた方が好きですね
⑨Stryper - End of Days パワフルかつメロディックなハードサウンド どこかで聴いた事があるデジャブ感が逆に懐かしい 上手い唄とダイナミックなパフォーマンス このバンドが攻めの姿勢を貫いてきた
⑩Armored Saint - One Chain (Don't Make No Prison) 本来はこういう音を出すバンドだったんでしょうね ハードでダイナミック そしてメロディックなスタイルは日本人好み 随所に印象的なフレーズを盛り込む リズムも小気味がいい ラフなパワーを内包する歌も楔となる 俺達はメタルなんだと どんなタイプの曲でも叫んでいます
①Holy Child("Make It Shine"収録ver.)[1996] / CONCERTO MOON >当時、人気絶頂にあったイングヴェイのVo.であったヴェセーラのヴィブラート唱法を大袈裟に真似た尾崎氏の歌唱がハマった"尾崎期"の名曲で、"I'm A Viking"路線を狙った様式美といえるでしょう
②Run For Tomorrow[1985] / EXXPLORER >音はショボいし歌唱も線が細く頼りないのだが、アコギで始まりアコギで終わるという"様式美の基本!?"に倣ったその抒情派カルトメタルのマニアな支持者は海外に案外多かったりするらしい!?
③Daybreak Ecstasy[1982] / HEAVY LOAD >ルックスなんてクソ食らえと"ゴッド伊藤!?"に言ってはいないだろうが、命をかけて戦いに挑む男達の(ような!?)哀愁全開の姿が何とも美しい...そう、様式美とは見た目ではない
④A Question Of Heaven[1996] / ICED EARTH >中心シェイファー(G.)は"例の一件!!?"でとんでもない罪を犯したが、シレっと復活してたりするから米国ってのはホントよく分からんのだが、音楽そのものに罪は無い...充実のバーロウ期を象徴する名曲と云えよう
⑥Avalanche Of A Million Hearts[1987] / SATAN >ジャクソン期の評価が低いのは2nd(実質的3rd)やその後のPARIAH時代(特に1st)によるモノが大きいように思うが、この曲(2nd収録)については別で個人的には全作品中でも一番好きな1曲で、その抒情的展開がなんとも美しくそのカレた歌唱が一層ソコに拍車を掛けてみせるのだ
⑦旭日の闘士[1984] / TOKYO BLADE >その邦題(原題"Warrior Of The Rising Sun")の如き、日本の美を感じさせる起承転結が様式美そのものであってこの曲に余計な説明は必要ないだろう
⑩Longing For The Wood Pt.1:The Wild Children[2003] / WUTHRING HEIGHTS >前作でも"The Nevershinning Stones"という佳曲も存在したものの全体としてヌケる程ではなかったが、今回では楽曲製作に真正面から向き合う事により、アレンジ力と整合感に加え元々あったドラマ性も増し説得力のある"ヌケる"作品に仕上がり、結果として出来上がったのが欧州の土着的な匂いのする様式美に帰着したというのは何とも面白い
※番外編 ⑪Guide Me To The Quietness[1972] / フライド・エッグ >故成毛 滋氏(G./Key)を中心に(当時は角田ヒロ)つのだ☆ひろ氏(Vo./Ds.)と高中 正義氏(B.)のよるトリオで、つのだ氏が芸能界で名前に"☆マーク"を最初に付けたとも言われているらしい!?っつうかココではソンな事どうでもイイのだろうが、(ヒープを手本とした!?)オルガンサウンドが鳴り響く中、圧倒的ドラマ性を展開するさまはもう完全に様式美であって、是非とも若いメタルファンに聴いていただきたい"日の丸ロック"黎明期の名曲のひとつだ
①LION - STRANGER IN THE CITY 哀愁のメロディとキャッチネスさが絶妙な一曲 ライオンらしいドラマ性もあり 日本人好みの情緒のあるメロディと相性が良い アメリカしすぎないのはカルの歌声とメロセンスによる ダグのギターもヒーロー然としたカッコ良さがある
②LIONHEART - LIVING IN A FASTASY スティーブ・グリメットの凄さを体感出来る一曲 個人的にはこのバンドには渋目のブリティッシュロックよりも ダイナミックなパフォーマンスを軸とした メロディックメタル路線を突き詰めて欲しかった
③DESTRUCTION - Fast As A Shark SEの部分が拘りのコピー オリジナルを尊重したアレンジは好感が持てる ハイテンションの楽曲との相性も抜群 クールですね
④Black Sabbath - Zero The Hero サバスらしいダークでミステリアスな極悪ソング イアン・ギランが歌う事で異質な空気が漂う この究極のミスマッチがもたらしたエキセントリックなサウンド 唯一無二の個性を発揮している
⑤Yngwie Malmsteen - Beauty And A Beast ストレートに打ち出されるネオクラパワーメタル NEVER DIEみたいにアメリカ仕様すぎないのが良い 完全に歌わされているドゥギー・ホワイトだが 何をやってもインギーはインギーだ この力強いフィンガリングから流麗なメロディが溢れ出る これは誰にも真似の出来がい芸当だ
⑥HARD GEAR - Final Crisis テンションの高いメロディックメタル そのドラマ性を有するテクニカルなプレイと勢いに満ちあふれたアレンジ このバンドの魅力を端的に物語っている マシーンさんのギターソロも最高にクール
⑦聖飢魔Ⅱ - CENTURY OF THE RAISING ARMS 甘いメロとピリリとスパイスが利いたハードサウンド その絶妙な配合が甘美な叙情派サウンドをより上のステージへ高めている この曲が収録されているアルバムは本当に隙がない
⑧Guardian's Nail - Passion Red 有名なフレーズを活用することで高揚感を増している 気分はまさにマタドール 情熱的なサウンドを歌うのには少々歌が弱いのだが 関東メタルシーンを支えたバンドである事は間違いない 配信盤出せば良いのにね
①Take Me Back[1988] / JOHN WARREN >再評価されてイイと思うんだけど...当時、『アサヒ スーパードライ』のCMソングとしてお茶の間に繰り返し流され、そのビールの方も爆発的に売れビールと言えばスーパードライって言うほど一時代を築きましたナ 後年、ジョーやエリックの曲も採用されておりましたが(ワシはエリック推し)、この曲の方が何倍もカッコ良かった(とワシは思う) 因みに現在"CMでヘリコプター"と言えば高須医院長ぐらいしか頭に浮かばないが、当時は"作家/国際ジャーナリスト(っつう肩書の)落合 信彦氏"の颯爽と降りてくる姿の方だったのだ
②Waiting For A Star To Fall[1988] / BOY MEETS GIRL >流石はホイットニーに全米1位のヒット曲を楽曲提供しただけの事はある男女デュオで、本曲もメロディが秀逸な一曲で全米5位まで上昇も納得です
③Heaven Is Place On Earth[1987] / BELINDA CAELISLE >取敢えずベリンダと言えばこの曲...というより80年代を象徴する1曲とも云えるネ まぁ誰しも一度ぐらいは耳にした事のある曲でしょう(全米1位)
④Hazy Shade Of Winter[1989] / BANGLES >サイモン&ガーファンクルのカバーで邦題は"冬の散歩道" 映画「Less Than Zero」サントラに収録されシングルは全米最高位は2位を記録 また当時のHRブームという時代背景もあってかHR的アレンジなのが面白い
⑤The Living Daylights[1988] / A-HA >このバンドと言えば"テイク・オン・ミー"だと思うが、ワシはリアル体験したこちらの方が思い入れがある タイトルが示す通り映画『007リビング・デイライツ(ティモシー・ダルトン主演)』のサントラに収録された曲で、この曲を聴くと...当時、FMラジオで良く流されていた事を思い出すのだ
⑥Listen To Your Heart[1988] / THE ROXETTE >スウェーデンから登場した男女デュオで、タイトル曲は全米1位を記録 タイトル含む2ndアルバム"Look Sharp !"は"The Look"や"Dangerous"も大ヒットし、次作からも"Joyride"などがヒットを記録 しかしこの曲は何処かあのHEARTの某曲を思わせますナァ(苦笑)
⑦Tempt Me(If You Want To)[1990] / LISA HARTMAN >MR.BIGのアルバム未収録として知られる"Strike Like Lighting"を収録したサントラ『Navy Seals』(映画は非常にツマランです)に収録されてた曲 女優さんもされているのも納得のお姿は中年男性には堪らんモノがあり下腹部にアツいモノを感じてしまいます(笑) しかし...そのキュートな歌声と相まった曲の方もグッとキマす
⑧Out Of The Blue[1987] / DEBBIE GIBSON >アルバムは全米7位に留まるもののシングルを5作連続でTop5入りさせた事にも驚くのだが、そのアルバムの全10曲全てを自身で手掛けていたという事実に更なる驚きを覚えます 次作以降は下降線を辿るが'11年の日本企画盤"Ms. Vocalist(エリック・マーティンとのデュエット有)"での変わらぬ歌声を披露していたのは嬉しかった
⑩It's A Long Road(Theme From First Blood)[1982] / DAN HILL >映画『ランボー 』一作目(原題:First Blood)の劇中ラストで、ブライアン・ドネヒー演じる傲慢な保安官の待つ事務所で、その保安官を銃撃し尚抵抗を見せようとする主人公ランボーに投降を促す上官トラウトマン、そのトラウトマンに悲惨なベトナム作戦での悲劇を涙語りに訴えるランボー...しかしその後その説得に応じ上官トラウトマンと共に事務所から投降し、ここで映像は止まりエンドロール、そしてこの表題曲が始まる...そのランボーの哀しみを唄ったかの如きダン・ヒルの歌声が更なる感動を誘います 因みに昔某TVロードショーなどは(放映時間の関係もあってか)このラストシーンが殆どカットされた事もあったりして悲しくなった事を思い出す
⑤KEEL - BECAUSE THE NIGHT 上手くプロデュースしていますね ロンの押しの強さを抑え表現力を増量させている コーラスワークも絶妙 いまやメタルカウボーイになったロン これで売れなかったら宗旨替えするわな
⑥Blue Oyster Cult - Take Me Away クールですよね 洗練されているが商業主義には走らない 拘りのバンドサウンド どこか不穏な空気を醸し出すサウンドが魅力 シンプルな曲なんだけどね 歌メロにまとわりつく歌い方もいいんだよねぇ 中盤の神秘的な世界観が癖になるよねぇ
⑦Joe Lynn Turner - Thief in the Night セルフリメイクですよね この手の曲を歌わせると天下一品です チョイファンキーなのが癖になる 哀愁のメロディを歌うジョー RAINBOWが最大のキャリアではない事を物語っている
⑧Def Leppard - Bringin' On The Heartbreak この時代の彼らが好きですねぇ ヒステリア以降は興味がない 英国的なサウンドである 1stのような厳つさはないが 元々がこういうサウンドを志向していた NWOBHM四天王なんて肩書きを付けるからおかしくなる
⑨Scorpions - No One Like You 哀愁のメロディが耳を惹きます 押し引きを心得ているクラウス・マイネの歌声も素晴らしい この刹那な情景を思い浮かべる哀愁のハードサウンド 大衆性も完備した質の高さに舌を巻く 愛しさと切なさと心強さとな一曲なんだよなぁ ギターサウンドがロックなんですよね
②Revalation(Death's Angel)[1983] - 2nd >アルバムの幕開けから"情事中のアエギ声"から始めるのはどうしても支持出来ないのだが... 前述①の世界観を更に進めた事により2作目は"重さ!?"を重視した楽曲が並ぶ中にあって表題曲はそのドラマ性を標榜しつつもより攻撃的な姿勢を見せつけた一曲で例えば"Hail And Kill"や"Blood Of The Kings"などの流れへと導く事になったであろう名曲のひとつ もっと評価されて然るべきで名曲でしょう
③March For Revenge(By The Soldiers Of Death)[1983] - 2nd >8分半を要する2ndを締めくくる名曲で抒情詩の如き展開はひとつの映像でも見ているかのようでその感動的な展開はディマイオ氏の作曲/アレンジ能力の比類無きモノを感じさせた またその抒情詩を見事に演じてみせたアダムス氏の歌唱も賞賛されるべきでしょう この2作目には例のベースソロを収録しなかったのも良かった
④Defender(oliginal Ver.)[1983] - Single >1作目収録の"dark Avenger"的世界観で、更にウェルズ氏を語りを前面押し出したこの展開はこのオリジナルVer.で聴くべきでしょう 他のバンドが演ったら単なるお笑いネタで終わったと思うが...彼らは実に真剣に演ってみせたのだ
⑤Blood Of My Enemies[1984] - 3rd >コンパクトでよりキャッチーさを打ち出しつつもバンドの世界観を維持させたのは見事で、アルバム全体に漂う空気感は"ある種のアメリカンコミック的"色合いも感じさせるものの、ディマイオ氏のコンポーズ力もより広がりを見せた作品に仕上がった
⑥Bridge Of Death[1984] - 3rd >やはりツマラン⑥は蛇足意外の何物でも無いのだが... ややコンパクトな楽曲が並ぶ中、前作ラストの③と双方を成す圧巻の抒情詩ラストの表題曲は余りに凄すぎる名曲中の名曲 自らのレーベルを立ち上げ金儲けに勤しむ一方で、ライヴ作の乱発や実に味気ないスピード曲を作ったりと後年はスッカリ枯れ果てたディマイオ氏にこのような抒情詩を作る力が残っていなかったはナンとも皮肉だ
⑦Guyana(Cult Of The Damned)[1984] - 4th >前作のトップ⑤と同路線を狙ったもののそうでもなかった4作目ですが、タイトル曲を始めメタリック曲を中心に配した構成は前作からの反動なのでしょう 前作そして前々作ラスト曲には半歩及ばないものの、A面とB面ラストに配した"Mountains"とそしてこの"Guyana~"は見事な曲(最早捨て曲と化した⑦はイランよ) 特に表題曲のカルト宗教団の集団自○を唄った曲は、その悲しみと絶望の思いを見事な展開をもって唄って見せたアルバムを締めくくるに相応しい名曲
⑧Hail And Kill[1988] - 6th >メジャーからとなった前作はリキんで"バンドなりの売れ線!?"に走って見せたものの空振り気味に終わったのだが、そのコマーシャル性を取り込みつつもアルバムタイトル名の如き"アメリカンコミック的"な空気感とバンドの世界観とを上手く融合して見せた作品 そんな中、ジャケアートの如き世界観を体現させて見せた表題曲は誰しもが拳を振り上げたくなる名曲 アコギからという展開にクワイアバックに見事にキメてみせるG.ソロ、そして劇的な展開が更なる興奮に拍車を掛ける一曲でしょう
⑨Blood Of The Kings[1988] - 6th >"お爺ちゃん~"から始まる"ラジオ昔話!?"に続くアルバムラストを飾る表題曲 過去の作品名を歌詞中に配した事からも分かるが、ロス(G.)在籍の最後を締め括るに相応しい劇的展開がアルバムラストになるべきであって、その後の'14年再録作"~MMXIV"の曲順が正しいとは到底思えぬワシだったのであった
⑩The Dawn Of Battle[2002] - Single >正直いえば表題曲よりも候補はあったのだが、全てがロス期では...と思いこちらを選出 ローガン期では圧倒的な出来で、その能力は既に枯れていたディマイオ氏であったと思うが、シングルという形ながら往年を感じさせる出来に仕上がったのは見事 でもまぁ愛想なくドカドカとツーバスを踏み続けるドラムは感心しないが、途中の展開とサビを中心とした歌メロは良く出来ている
※(反則であるが)次点としてあと2曲を...
⑪Secred Of Steel[1983] - 2nd >そのダーク中にリリカルに響くメロディがとても印象的で素敵な一曲 シャウトではなく朗々と歌ってみせたアダムスの歌唱との相性も良かった
⑥Iron Savior - Raise The Flag 男臭さがムンムンと漂います 古典ロックですが ベタには敵いません 小細工無用の王道サウンド たまにはこういうのを聴きメタル魂を震わせたい アンセミックな曲ですよね
⑦SAXON - Age of Steam シンプルにカッコいいです 現代のフィルターを通したTHE80年代メタルサウンド サクソンアメリカンナイズドなどと のたうち回るメディア丸呑み大嘘つき共を皆殺しにする一曲 たいして技巧的に優れたバンドではないのだが ズッと自らの音楽をやり切っているので説得力がある 彼らは何も変わっていない 変わったのは雑誌パクり論者だけである
⑧Vanadium - Run Too Fast 80年代のイタリアメタルシーンを支えた伝説のバンド この疾走感溢れるメタルソングは 古典中の古典としてマニアに愛されるでしょう 雑誌の表紙を飾る有名バンドにしか興味がない人には響かないでしょうが このオルガンとギターの絡み DPやRAINBOW直系とハードサウンドが好きな人にはたまらんでしょうね メタリックな質感はNWOBHMからJPというところだろう ワシはグランジ/オルタナムーブメント時代に このバンドには世話になったわ