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RIDING WITH THE ANGELS: THE ANTHOLOGY (2002年)
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RIDING WITH THE ANGELS: THE ANTHOLOGY
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解説 - RIDING WITH THE ANGELS: THE ANTHOLOGY
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2016-05-19 23:14:21)

'02年発表。SAMSON復活の狼煙になる筈が、首魁ポール・サムソンの急死(ガンだったとか)により、図らずも遺作になってしまった2枚組ベスト・アルバム。
「SAMSON?普通のHRバンドだぞ。ブルースの歌唱も今ほど劇的じゃないし」との前評判と、背伸びしたい盛りのヤングだった身には、SMスナイパーばりの覆面姿で檻の中に納まるサンダースティック先生の神々しいパフォーマンスが、ズバリ申し上げて「アホじゃねえの?」と子供騙しに思えたこともあり、その音に触れる機会を逸し続けていたSAMSONを見直す切っ掛けともなった、個人的に非常に恩義を感じているベスト盤でもあります。
ブルーズ・ベースのHRサウンドを、ブルース・ディッキンソン(Vo)がダイナミックな歌唱で盛り立てる2nd『HEADS ON』に、名盤の誉れ高い3rd『SHOCK TACTICS』のみならず、こうしてまとめて聴いてみると「NWOBHMブームの中でのみ通用したバンド」とのイメージに反し、ブルース加入前の1st『SURVIVORS』はもとより、巨漢シンガー、ニッキー・ムーア加入以降の作品も、収録曲は総じて高いクオリティを保持していたことが良く分かります。これも偏にバンドの根幹を担い続けたポール・サムソンの踏ん張りの賜物。
考えてみれば歴代輩出メンバーだって、ブルースを始め、GILLANのジョン・マッコイに、SIMPLE MINDSで成功を手にするメル・ゲイナー、溢れ出るイロモノ臭とは裏腹に手数多めのドラミングでボトムを攻撃的に支え続けたサンダースティックことバリー・パーキス、その彼と入れ替わる形でIRON MAIDENへ去ったクライヴ・バーetc…と、タレント揃いなんですよね、このバンド。そりゃ質も高い筈でっせ。



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