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BATTERING RAM (2015年)
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BATTERING RAM
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解説 - BATTERING RAM
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. てかぷりお ★★★ (2015-11-24 12:48:53)

2015年21stアルバム
2~3年のスパンでリリースを続けているSAXONが21枚目の新作を届けてくれました 今回も国内盤発売は無さそうだ、、 DIGIBOOK仕様を購入したんですが、ディスクを入れる部分が底抜けそうで心配

聴く前から分かってはいましたが、基本的なスタンスは変わっておりません このブレない安定感は流石の一言 どっしりと腰を据えたように疾走する5.なんかから40年近く活動するブリティッシュヘヴィメタルバンドとしての矜持を感じた次第です スピードこそ少し落ちた気がしないでもないですが、作風は前作「Sacrifice」に近いものがあるかな
間違いなくいい作品ですよ 積んでるCDたくさんあるのに最近こればっか聴いてる気がします ジワジワと良さが滲み出てくるハマれる一枚

ただ、そろそろSAXON史に残るような屈指の傑作を聴いてみたいが、、 まああまりSAXONに厳しいことは言えませぬ 

 




2. 銘菓ひよこ ★★★ (2015-12-28 00:19:24)

自分はLIONHEART系のブリティッシュハード路線に近いと感じました。
CALL TO ARMSが、あんな作風だったんで、あぁ、SAXONも枯れて来たな、って思ってたんですが、
やっぱSAXONはSAXONでしたね。好盤ですよ。
メイデンみたいな大作路線に逃げることなく(これは賛否両論ありそうですが)、
愚直なまでに真っ当なヘヴィメタルを追求してるSAXONは、いつまでも応援していたいですね。
また来日しないかなぁ、日本では小さなハコで観れるから、客にとっては、いいですよね。
ヨーロッパなんかでは、フェスのトリを取るようなビッグバンドですから。




3. HIGASHI ★★★ (2016-02-07 19:20:34)

2015年発表の21作目。
印象でいうと前々作以上前作未満といったとこか。作品全体を通して聴く時に3曲目ってその後の曲を続けて聴くかやめるかの 分岐点になると思うのだが、本作はそこが弱い。ここに本作にはない疾走曲が入っていたら随分印象が違ってくると思う。4曲目以降がガッツのある曲が並んでいるので、非常に勿体ない気がする。
またラスマエの賛否が分かれるであろう”Kingdom Of The Cross”だが、僕はMANOWARの”KINGS OF METAL”を経験してきているだけに、老人の朗々とした語りの後は爆発的な疾走ナンバーが来てほしいのでフラストレーションが溜まる。主旨が違うのは重々理解してるけどね。
そこの2点が残念だけど、イントロのインパクトや流麗なギターソロはさすが!っと思わせる力は相変わらず健在なので、安心して聴ける一枚だよ!




4. 失恋船長 ★★★ (2016-05-10 15:28:14)

サクソン渾身のニューアルバム、ドイツに渡ってから顕著になりつつあるパワーメタルを軸に、キャッチーなリフワークと荒々しいキレ、印象的なフレーズによって構築された楽曲は往年の空気をまとい更なる進化を告げる一枚として高らかに鳴り響いています。かつてのバイカーズロックの雰囲気も取り戻しているし、小気味良いスピード感も心地よく、老いて益々盛んという言葉もピッタリハマるような活きのいいナンバーが続く構成が憎い。

往年のサクソン節も炸裂するリーダートラックの①に始まり、ミステリアスな語りからキャッチーなリフを従え走り出す②のパワフル感たるや、サビメロもエエですね。中盤から流れるミステリアスな空気がたまりません、説得力溢れる③。ノリの良さも懐かしいですねストレートな④。メロディックなソロが好きですねノリの良い⑤、ヘヴィなミドルナンバーだが活きのいい新鮮なリフワークが見事に生えます流石の⑥。軽快に走る⑦も単純に走らないアレンジが素晴らしい、そういう曲はサクソンには似合わないので、今作は流れ的にもエエです。哀愁のサクソン節を堪能できる⑧エエわ、泣けるわ。ヘヴィイントロから一転メロウなメロディをバックに歌いあげる様のカッコいい事、そしてヘヴィになるのですが流石やねな⑨。ドラマ性を称えた展開が美しい⑩ゲスト参加のHELLのシンガーがエエ仕事をしていますよ、それにしてもビフが歌いだすパートはロマンティックでエエですね、ソロも胸に沁み渡ります、この曲順でこの曲は一本取られました、流れ的にも、ある意味アルバムのハイライトとも言える味わい深い大人の魅力がたまりません。このまま締めてくれたらと思いますが、ラストはブギーな⑪で終了となります。

サクソン節と呼べる泣きメロをふんだんに含んだ哀愁は円熟味を増しヘヴィだがスケールの大きなメジャー感が更なる高みへと押し上げているのも見逃せません。80年代から90年代に掛けてアメリカ進出を果たすも、音楽性の拡散と変貌により支持を急速に失い、またシーンの没落が彼らをアメリカの地からドイツへと向かわせるのですが、ドイツでは全ての時代で一定の評価と支持を受けており、面白い事に常に安定した規模の成功を収めていたのも見逃せません。すなわち早いだの遅いだの軽いだの重いだのアメリカンだだの、そんな一過性の問題をほじくり返すだけの不毛の議論で叩くのではなく、彼らの本質を常にドイツのメタルシーンは見定めていたのが凄いですねよね(そりゃヴァッケンオープンエアーのラインナップを見れば納得ですよね)
安定した基盤は音楽性の充実ぶりを生みだし何をするべきを見定めて、うつろいでいくシーンの中で自らのスタイルを誇示しつつも時代に合わせ作品を重ねてきた彼ら、ここには90年代の名盤『DOGS OF WAR』の匂いもあるし今風のソリッドな重量感、そして初期の頃の代名詞と言われるバイカーズロックもある、けして保守的にならず先鋭的に攻め続けてきた姿勢を貫いている。ヘヴィメタルの王道を行く彼ら、まさに等身大の魅力が詰まった会心の力作ですね。



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