メジャーデヴュー作第二弾。初期のファンから叩かれたアルバムだが、これが中々心地いいメタルサウンドだ。 ホーンセクションを取り入れた"Hyperactive"はさすがにちょっと...と思ったが、"The Pack Is Back"、"Rock Dogs"はカッコイイヘヴィなナンバー。多くのバンドがカヴァーしているスペンサー・デイヴィス・グループの"Gimme Some Lovin'"も良い出来だし、"Screamin' Down The House"もお気に入り曲。 本作より失速していく彼らだが、まだ活動してるのか?このアルバムもCD化されてないんだろうなあ。
国内盤はともかく、輸入盤はCDで生きていたと思います。 本作は、作った本人たちも後ほど、認めたがらなかった、彼らが「自分たちらしくない」と感じる、ある意味問題作とは思います。前作'Stay Hard'の延長上で作られてしまった、同一路線上で、かつその路線に磨きをかけてしまったのが、これです。 Rock Dogとか、All I Wantとか、キャッチーな中にもエッジを忘れないのは流石ですし、そんじょそこいらの自称メタルバンドよりよっぽど素晴らしい作品だと思います。僕も大好きな一枚です。ただ、RAVENマニアな人には、やはり問題作なんだろうな。「RAVENじゃなきゃいいのに」と言う声も聞こえそうでは在ります。