知らないうちにホワイトスネイクと比較されたと言うか、ポストホワイトスネイク的な扱いを受けたスティーブ・グリメットの伸びのあるハイトーンと古典ロックが魅力のバンドによるフルアルバム。NWOBHMファイターだったグリメットが、何故カヴァーディルと比較されたりされたのかは分からないが類似点は、そんなに無いですよ。向こうはホワイトブルースに触発されたバンド、このバンドにそんなテイストは少ないでしょう。1stには少しあるかも知れないが、それよりもドラマティックな様式美路線が人気だったりしたので、尚更ホワイトスネイクは重ならないような気がします。あえて類似バンドを探すならカル・スワンのいたLIONかも知れませんね。
なんだかんだ言いましたが個人的には、随分とご無沙汰のバンドです。オープニングから懐かしい雰囲気満点の楽曲で掴みはOK、②③とブリティッシュ路線で湿らせ、ブルージーな④も登場
…続き失恋船長 ★★ (2022-03-27 17:11:38)
先日AFTER HOURSの感想を書いていたらふと思い出して聴き直したくなり、CD棚から引っ張り出して来たスティーヴ・グリメット(Vo)率いるLIONSHEARTが’04年に発表した4thアルバム(最終作なのかな)。
3rd『UNDER FIRE』リリース後にバンドは一度解散しており、これは復活作に当たるようなのですが、お世辞にも話題になったとは言い難い…というか「まだやってたの?」「4thアルバムなんてあったか」ってな反応も珍しくはないくらい。いやでもこれが内容は悪くないんですよ。ここまで付き合えば今更様式美系HMナンバーが見当たらないことに不満を感じることはありませんし、寧ろLIONSHEARTにとってはデビュー作の作風こそが例外であったことが了解できているので、本作においては仄かにブルージーな香り漂う、ブリティッシュHMらしい愁いを湛えた収録楽曲の数々を素直に楽しむことが出来
…続き火薬バカ一代 ★★★ (2023-07-07 01:11:27)