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IMMOLATION - Atonement
IMMOLATION - Here in After
MALEVOLENT CREATION - The Ten Commandments
SOLSTICE - Solstice
SOLSTICE - Solstice
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IMMOLATION - Atonement

米国産デスメタル2017年作
デスメタル全盛期頃にサタニックデス路線を追いかけていると必ず出会うバンド、特にINCANTATIONにハマったボクとしては、そのホンモノ感には一歩足らないが
閉塞的な質感のギターサウンド自体はINCANTATIONに劣らずといった感じで、無機質なこのギターの音像はこの時代では双璧といった印象を持っている。
とはいえ、そもそも米国産はあまりゲットしないので、初期作品以外は所持していない。また、何故か評判のいいKINGDOM OF CONSPIRACY (2013年)は
ボクには全くフィットしない。初期の閉塞感が薄れて、煌びやかになり過ぎな印象で、米国産デスメタルのボク的ランキングはかなり下がってしまった。
が、この作品は、煌びやかな感じが残されているところは仕方ないにしても、初期に感じた魔性・無機質なスタイルが蘇った好盤である。 …続き
kamiko! ★★★ (2021-07-17 00:49:49)
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IMMOLATION - Here in After

米国産デスメタル1996年作
同時期の気持ち悪い旋律を武器に表舞台で活躍するデスメタルと比べて、かなり地味に聴こえるのは、一本調子で展開下手な固有のスタイルのせいだろう。
このサウンドは、印象に残るメロディやキャッチーでドラマチックな展開とか絶妙なギターワークとか、そういった次元で語るサウンドではない。
そういうコマーシャルな茶目っ気を排除したところが大きな魅力で、真っ黒な、閉塞的なギターの重低音とドラム乱打の塊が渦となって襲い掛かる様を
堪能するためのデスメタルだ。濃いアングラ臭を漂わせ、黒い塊となって暴れ回る音像からハーモニクスが飛び道具のように突き刺す、濃厚な魔性が魅力だ。
その作風に惹かれるが、そもそもそういう一本調子な音楽性であるが故に、この作品以降の類似した作風が受け入れられず、また、キャッチーさが加わると
尚更敬遠したくなる。ボクにとって …続き
kamiko! ★★★ (2021-09-05 23:52:53)
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MALEVOLENT CREATION - The Ten Commandments

米産オールドスクールデスメタル1991年作
処女作なのに圧倒的なクオリティを誇る名盤。このバンドは、ボクよりも一緒にバンドをやっていたドラマーが激ハマりして
一生懸命コピーしていたのがとても懐かしい。当時のフロリダデスメタルでは個性という点でDeath、Morbid Angel、Obituaryの方が
ストレートに受け入れやすかったのかも知れない。ただし、リフ構成で一線を画していたこのバンドの凄みはスルーされている感がある。
当時ボクはCoronerに激ハマりしてバンドを組んでコピーしていた時代だと思うが、Coroner、Malevolent Creation双方に共通するのは
3拍子、6拍子という、刻む数が3で割り切れる数のリフを積極的に取り入れている点だ。ベーシストだったボクとしては、こういう
リフを弾きこなすために3本指奏法を志すキッカケになった …続き
kamiko! ★★★ (2020-08-07 21:31:24)
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SOLSTICE - Solstice

スラッシュ・メタルの名盤の多くは80年代に発表されているわけだが、個人的には、ジャンルの勢いに翳りが見え始めた90年代に、それでも流行に左右されることなく(もしくは流行と折り合いをつけつつ)生み出されたスラッシュ・アルバムの数々にも非常に愛着を感じており、アメリカ出身のSOLTICEが'92年に発表したこのセルフ・タイトルのデビュー作(エド・レプカが手掛けたジャケット・アートワークが○)も、そうした中の一つ。
デス・メタルの聖地、フロリダはMORI SOUNDスタジオにおいてレコーディングされているだけあって(エンジニアにはスコット・バーンズ)、音作りに関しては同スタジオの流儀に忠実に則っている本作だが、ハードコア方面からの影響も垣間見える野太い濁声Voや、ジャーマン・スラッシュ・メタルばりの音数の多さで刻まれるリフ&リズム、それに時折ハッと耳を捉える流麗なフレーズを奏でるGソロ( …続き
火薬バカ一代 ★★ (2011-06-30 06:49:32)
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SOLSTICE - Solstice

国内盤はテイチクからリリースされたマイアミの4人組による1st。ハードコアテイストも搭載された質の高いスラッシュサウンドは攻撃性を緩めいない高速ビートを中心に、疾走感を煽る楽曲のオンパレードとなるのですが、画一的にならぬよう巧みに変拍子を盛り込み、切れ味鋭いリフワークと狂気を孕んだパフォーマンスは圧倒的な破壊力をもっています。一貫したスタイルから生み出される丹念に構築された楽曲はソリッドにシェイプされ出サウンドメイクと供に、時代性を巧みに飲み込み新旧入り混じった魅力を感じさせるのが面白いですね。全9曲35分にも満たないランニングタイムに物足りなさを覚える趣をあるかもしれませんが、高速ナンバー満載のスラッシュを聴くのには丁度よい尺かと思いますよ。
失恋船長 ★★★ (2016-01-15 14:16:15)
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