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kamiko!さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 501-544
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BATHORY-Nordland II ★★★ (2020-05-05 21:05:21)
スウェーデン産ヴァイキングメタル2003年
前作Ⅰとセットで楽しもう。当然音楽性や世界観は前作と全く同じだ。
いろいろなところでクォーソンの歌がヘタで聴けない云々のレビューを見るが、少なくとも野蛮な戦士が歌が上手だったらおかしいじゃない?
この人はホントに音程を取るのが苦手なんだろう。しかし、そういう歌唱だからこのヴァイキングな世界にマッチしているのだ。
鈍重なヴァイキングメタルが延々と続き、ドラマチックに仰々しくラストを迎え、聴き終えた時、まるで新天地に辿り着いた戦士のような心地よい疲れを疑似体験できるのだ。
この作品を最後に、翌年39歳でヴァイキング・ゴッド・クォーソン氏が亡くなってしまう。
この人のヴァイキング作品は、いつの時代でも不器用でありながら妥協しない心意気とペイガニズムへの浪漫が宿っていた。
普通のバンドならばもう少し聴きやすく加
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BATHORY-Nordland I ★★★ (2020-05-05 20:42:48)
スウェーデン産ヴァイキングメタル2002年作。
Bathory作品は初期作やOctagonのようなVenomによく例えられるアップテンポの作品と、破天荒なヘヴィネスによるヴァイキング作品がある。
ボクは後者こそがBathoryの真骨頂と思っており、ベストアルバムはHammerheart、次いでTwilight of the gods、そしてこのNordland2作品だ。
ちなみに、その次に好きな作品はBlood on iceである。全く受け付けない作品はOctagonあたりの、疾走するタイプだ。
次作のNordland Ⅱと共にマストな作品。壮大なヴァイキング大河ドラマを体験できる。
霊的なコーラス&シンセから入るイントロ、そしてタイトル曲でもある2曲目に突入する時点で、チューニングが合っているのかもアヤシイ極太ギターにノックアウトされる。
しかもこの
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TRIPTYKON-Melana Chasmata ★★★ (2020-05-05 00:27:55)
スイス産ブラッキンエクストリームメタル2014年
ジャンルは勝手にボクが作ったが、トムウォーリアー(今はフィッシャー?)のサウンドはなんとも形容しがたい固有のモノがある。
Celtic Frost時代のMonotheist(2006年作)の音楽性を突き詰めたような音楽性は、迫力があり硬派で真っ黒な世界だ。
トムは結構お茶目な性格で、普段は暗い人物ではないと思うし、一時期Apollyon Sunのような全く黒くないデジロック的バンドを組んだこともあるが
結局はこういう真っ黒な世界を描く方が断然カッコいい。
ただ、ボクとしてはどうしてもCeltic Frost時代の初期作&Vanity/Nemesisの頃の強い癖のあるダミ声が断然好きで、Triptykonの音楽性とクオリティを認めつつも
ヴォーカルがクール過ぎて個性を失ってしまっている、と思ってしまう。そ
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GORGUTS-Colored Sands ★★★ (2020-05-05 00:08:22)
カナダ産テクニカルデスメタル2013年作
GorgutsはオールドテイストとB級臭さがほんのりと感じられる初期2作品が好み。
3作目で、メンバーが一新したことで全くの別バンドと言っていいほどの変貌を遂げ、テクニカルさを前面に出すバンドになる。
それ以降もそのスタイルを貫いており、自分的には疲れるのでやや敬遠してきた感があり、ずっと購入を見送っていた。
まあ、オールドテイストに逆行することは恐らくないだろうし、それを望んでるファンなんて僅かだろう。
この作品は、テクニカル路線を突き詰めた現在の形ではあるが、ブラックスタイルにも似たギターのザラザラ感が非常に心地よい。
3作目以降のアヴァンギャルドさは個性でありつつ疲れる要素だったが、今作はさりげなくイヤミがない感じで結構ツボにハマる。
BLACK SABBATH-13 ★★★ (2020-05-04 22:28:12)
初期作品はTechnical Ecstasyまでの作品、様式美作品はHeaven and Hell、Headless Cross、(Tyrは嫌いではないが様式美が過ぎる。)
加えて、世間ではワリと不評だったがMob Rules、これらの作品がボクのストライクゾーンでワリと満遍なく愛聴してきた。
だから、ディオとトニーの歌はスンナリ受け入れられると思っていた。しかしDehumanizer以降の3作品は、熟練の演奏技術があるので決してクオリティが低い作品ではないが
ディオやトニーの個性を活かす楽曲・スタイルとは言い切れず、どこかアンバランスなコレジャナイ感が漂っていた。
今回の作品で真打ちのオジーが加入ということで、かなり期待しつつも、ここまで混迷してどんな作品になるのかという不安もあった。
まあ、潔いほどに原点回帰なサウンド、かつ、初期作品を意識したかのような
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TRIUMPH-Edge Of Excess ★★★ (2020-05-04 02:52:45)
カナダ産ハードロック1992年作
ダークサイド派の自分としては正統派路線でアルバムコンプリートしているバンドは少ない。Triumphはそのうちのひとつ。
リックエメットが脱退しちゃったらもうTriumphじゃないだろ、と思いつつも結構な愛聴盤である。
一方で、脱退したリックの当時のソロ作品にはコレジャナイ感を感じていたこともあり、こっちの方を愛聴していた。
初期作品から、カナダ作品でありながら北欧情緒をも思わせる透明感があり、同時に大陸を思わせる解放感も感じさせる鉄板作品を発表しているが
リックの抜けたこの作品でも、その音楽性は保たれており、必聴作品である。
しかし、自分としてはやっぱりSurveillanceが一番好きな作品ではある。まあ聴いた回数がもう違うし仕方ないよ。
リックはAirtimeやresolution9での素晴らしい作品を提供し
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EA-Ea ★★ (2020-05-04 02:06:57)
????産フューネラルドゥーム2012年作
相変わらず匿名で神秘ドゥーム路線は変わらず。今作は1曲48分、という作品で、インパクトは大きい。
元々空間系シンセをはじめ、残響音の聴かせ方がうまいから、安心のクオリティではある。
しかし、ツーバスをドコドコ入れるという禁断の手法に手を出してしまったことと、一部鳴きのギターサウンドを入れてしまったことは
フューネラルドゥーマーとしては残念。ドラマチックな曲展開が一部加わったとは思うが、ややコレジャナイ感がある。
それでも神秘的な世界観を貫いているスタイルのドゥーム作品としては、なかなかこのバンドを凌ぐサウンドには出会えないのも事実。
EA-Au Ellai ★★★ (2020-05-04 01:50:52)
????産フューネラルドゥーム2010年作
シンセを多用した神秘ドゥーム路線を更に突き進め、全体的な整合性を再調整されたような作品で、非常に聴きやすい。
しかし、前作の、真性さに近づきつつあったギターの重厚感がやや抑えられて、再びシンセの比重が増したようにも感じる。
今までジャケが残念だったが、今作は燃えるような赤を背景に黒で描かれた鳥が飛んでいるジャケが素晴らしく、アルバム自体の存在感が増している。
このアルバムの音楽性は素晴らしいと思うが、処女作から大きくは音楽性が変わらず、アルバムリリース毎に新しい何かに期待するのだが
その点ではインパクトが薄れつつある、という印象を持っている。
EA-Ea II ★★★ (2020-05-04 01:30:55)
????産フューネラルドゥーム2009年作。
処女作の神秘性を引き継ぎつつ、全体的な音圧がやや厚めになり、シンセ寄りだった作風から一変してギターの存在感が増した。
前作ではギターの低音部の存在感があまりなかったが、そこが改善されて重厚で迫力のあるサウンドに仕上がっている。
シンセサウンドも低音部が厚く、パイプオルガン・ピアノなどアタックの強い芯のある音が増した印象、前作同様に空間系シンセもしっかりと作っている。
相変わらずメンバーは匿名で、曲名の無い20分越えの楽曲が2曲と、神秘性を前面に出す仕掛けが効いている。
前作のライトに聴ける感覚が薄れ、フューネラルドゥームフリーク向けの濃い作品にシフトしている。
EA-Ea Taesse ★★★ (2020-05-04 01:11:18)
????産フューネラルドゥーム2006年作。
メンバーは匿名で活動しており、果たしてどこの国のバンドなのかもよくわからない。
EaのCDは4枚所持しているが、メンバーに関するライナーなど一切無く、未だに不明なまま。
ロシアのプロダクション(soritude production)からのリリースで、音の感触はいかにもロシア的に聴こえるんだけど、果たしてどこの人がやってるのか。
スタイルはゴシック寄りのやや薄目の音圧のギターとシンセによるフューネラルドゥーム。
音圧で悩殺されるタイプではなく、空間系シンセのアンビエントサウンドをバックにギターを奏でるといった感じ。
メンバーの匿名性を含め、神秘性を前面に出したコンセプトが素晴らしい作品だ。
LUGUBRUM-De ware hond ★★★ (2020-05-03 00:51:36)
ベルギー産アヴァンギャルドブラック2007年作
強い魔性を感じさせ、かつ不吉な、タブーに触れたような背徳感が漂っている。かなりの異端作品だがブラック的世界観ではこの作品が真性で濃い。
Lugubrumは様々な引出しがあって、アルバムによって多様な世界観を感じることができるが、純粋にブラック的狂気に浸るにはこのアルバムがベストだ。
ギターは超ハイセンス且つあらゆる奏法を駆使し不気味な旋律を奏でる。ラッパがジョンゾーンのサックスのように荒れ狂い、狂人のようなヴォーカルが毒を吐く。
バンドネオン・オルガン的な音が密かに響いており、古臭さ、埃っぽさ、田舎臭さを感じさせ、まるで誰も知らない村の教会で異教徒が呪術を施しているかのよう。
ちなみに、この作品では、食べ物の腐ったような腐臭は感じられず、限りなく黒い。
もうね、このアルバムは狂ってるよ。
LUGUBRUM-Face Lion Face Oignon ★★★ (2020-05-03 00:07:33)
ベルギー産アヴァンギャルドブラック2012年作
湿り気を感じる丘のような超手抜きに見えるジャケの効果は絶大で、今作もジメジメした食べ物が腐ったニオイが漂う。
梅雨時期に賞味期限がヤバめな食べ物をお供え物として並べて鑑賞したい逸品。
ハイテクニックながらタイトな演奏、ブラストする時はするが、薄めなブラックスタイル&アコースティックな感じのパートもあり、その対比が素晴らしい。
前衛的でセンス溢れるリフやフレージングがびしばし登場するにも関わらず、食べ物をリバースしそうな超ヤケクソなダミ声が支配しているという潔いスタイルが最高だ。
LUGUBRUM-Al Ghemist ★★★ (2020-05-02 23:49:43)
ベルギー産アヴァンギャルドブラック2001年作
Lugubrumの個性として、動物を供物にして腐らせたような汚さ、腐った魚の匂いのような、濃厚な腐臭がある。
ブラックメタル特有の魔性が感じられる作品は意外と少ないんだが、この作品は、そういう腐臭と魔性がうまく融合している。
そして、ブラック的美的感覚溢れるジャケが、そのサウンドを更に引き立てており、前衛的だがブラックスタイルを維持している。
更に、粘っこくドゥーミーな曲などもあり、Lugubrumが完全に前衛路線に走る一歩手前の丁度良い感じがステキだ。
この作品は友人がLPで所持しており、ボクはまだゲットしていない。CDで発売はされてないのかな?
LUGUBRUM-Winterstones ★★★ (2020-05-02 23:32:10)
ベルギー産アヴァンギャルド・ブラック。1995年作。
恐らくコレがCD化された最初の作品で、それ以前にカセットとかデモとかがあるんだろう。
録音状態はかなり粗雑だが、ローファイな感触とギターのプチプチ感、ザラザラ感、コモリ具合は良い感じだ。
このバンドの大きな特徴であるガナリ声ヴォーカルは、この頃から健在だが、お風呂で歌ってる感じの深いリバーブがかかっている。
このサウンドが受け入れられるかどうかは、まずこの独特なヴォーカルを味わいとして感じられるか、にかかっている。
ブラックメタルバンドがあまり使わないメジャーセブンスの響きを多用するスタイルは、既にこの頃から確立されてて
他のブラックでは感じられない、どこかキモいヘンな感覚を呼び起こす要因のひとつとなっている。
MEKONG DELTA-Pictures at an Exhibition ★ (2020-05-02 01:26:30)
ドイツ産テクニカルスラッシュバンドの全くスラッシュしていない作品1996年作。
ムソルグスキーの「展覧会の絵」をギター・ベース・ドラムで再現、アレンジは最小限で、ほぼ完コピした作品。
完全にこの人たちの趣味に走ってしまった感の強い、もはやムソルグスキーのピアノCDを聴いた方がいいじゃん、とツッコミを入れたくなる。
これがスラッシュしてたら面白いんだけど、全くスラッシュしていない残念な作品。
ただ、誰もこういう事をやっていない、という価値は認める。
MEKONG DELTA-In A Mirror Darkly ★★ (2020-05-02 01:19:14)
ドイツ産テクニカルスラッシュ2014年作。
創始者ラルフ・ヒューベルトがこのバンドを始動したのが1980年代、現在は演奏技術の高いバンドが多くなったが
当時のスラッシュメタルバンド群では、抜きんでて演奏技術が高く、ステージパフォーマンスでは再現できないのでは、と言われたほど。
何拍子なのかもわからない程に複雑怪奇な変拍子リフを多用し、もはや聴かせるというより演奏技術の限界を追求するような志向性が窺える。
また、クラシックを融合させたバンドで、HRとクラシックを融合したネオクラシカルメタルこそやってるバンドは多いが、
クラシック音楽とテクニカルスラッシュメタルをクロスオーバーしたバンドはこのバンドしか思いつかない。
ムソルグスキーがよほど好きなのか、過去作には、ムソルグスキーの楽曲を融合した作品がある。
個人的には「禿山の一夜」を融合させたDanc
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AHAB-The Boats of the Glen Carrig ★★★ (2020-05-01 03:10:01)
ドイツ産フューネラルドゥーム2015年作。
バンド名は、旧約聖書に登場するイスラエル王「アハブ」をモチーフにした小説『白鯨』のエイハブ船長から引用しており
処女作の白鯨ジャケが印象的なTHE CALL OF THE WRETCHED SEAから、常に「海」をコンセプトとしたドゥーム作品を作り続けている。
今作はついに海中に潜り、海中生物が色彩豊かに描かれた妖艶なジャケが美しく相当ポイント高い。そういう特殊な世界観が魅力的な個性派ドゥーム作品である。
分厚い歪んだギターと唸るヴォイスによる引き摺るようなドゥーミーリフが淡々と続くサウンドがメインで、非常に鈍重な感じなのだが
挿入されるアコースティックパートやクリーンヴォーカルの声が、何故か大海原や深海を感じさせるから不思議だ。
かなり上級者向けのドゥーム作品だが、海をテーマにしたファンタジーが感じられる異
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DOOM:VS-Earthless ★★★ (2020-05-01 02:14:05)
スウェーデン産ゴシックドゥーム2014年作。
Draconianのヨハンエリクソンが全ての楽器を担当しているドゥームプロジェクトだ。
そういう作品なので、本家Draconianのギターの質感に近く、ヴォーカルは女声ではなく男声。
当然ドゥーム作品なので、Doraconianよりも随分とテンポダウンしている。
唸るようなデスボがメインだが、ギターサウンドの曲間で呟くような声が入ったり、歌い上げるところもある。
ジャケのような荒廃した孤独で冷たい質感が特徴で、凄みを感じさせる重厚感ではなく、適度な音圧で淡々と旋律を奏でる感じだ。
重厚で真性なフューネラルドゥームを望むリスナーにはあまり向かないが、ゴシックあたりがストライクゾーンな人が
フューネラルドゥームの入口として体験するには、もってこいの作品だ。
MOURNFUL CONGREGATION-The Book of Kings ★★★ (2020-05-01 01:20:20)
オージー産フューネラルドゥーム2011作。
この作品以降、2作品のアルバムを発表しているが、それを含め、このジャンルではレジェンドになりつつあると感じる今日この頃だ。
重厚なギターと唸るようなヴォイスの密度が、初期作品から更に際立ち、凄みという点で深化している。
仄かな光を感じさせる、メランコリックさがスパイスとなっている作風がこのバンドの個性で、今作も鬱々とした気分に浸れる。
とりあえず、フューネラルドゥームというジャンルのど真ん中、スタンダードに位置していることは間違いない。
とはいえ、近年では、米露産・北欧産のフューネラルドゥームバンドが量産され、その多くが凡作ながら、一部良質バンドが出始めている。
特にロシアではこのバンドをお手本にしたかのようなバンド群が量産されているなぁ、と感じる。
この作品発売当時は、このバンドがマイフェイバリットN
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SLEEP-The Sciences ★★★ (2020-05-01 00:03:33)
米国産ドープスモーカー向けドゥーム。
前作Dopesmokerは名作Jerusalemのリマスター&未発表曲アルバムなので、それをカウントしなければ
完全新作としての復活は実に24年ぶりくらいになるか。Dopesmokerは完全新作と思っていなかったのでゲットせず
Jerusalemをゲットしたのは2000年以降なので自分にとっては10数年ぶり。
とはいえ、Jerusalemは神盤と思っているので、この10数年聴く頻度はワリと多く、長く愛聴してきた。
大麻合法国のマリファナデーを発売日に設定してリリースされたが、その情報を遅れて知ってしまい発売日過ぎてゲット。
一応予約購入したというのに、発売日をチョイ過ぎて届いてしまった。
Jerusalemではマリファナ騎士団が聖地を目指していたが、今作はジャケのとおり、ついに宇宙に行ってしまった。
濃
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JEX THOTH-Blood Moon Rise ★★★ (2020-04-29 23:40:43)
米国産女性ヴォーカル・サイケデリック・ヴィンテージ・ドゥーム2013年作。
ヴィンテージドゥーム作品ではここ10年ではコレを凌ぐインパクトを持つ作品には出会っていない気がする。
ヴィンテージとは言っても、ローファイ志向でロックをやっている類のサウンドではなく
あくまで、ギターサウンドがいかにもヴィンテージ臭が漂う音作りであり、全体的に残響音が深めの録音状態に仕上がっている。
どんよりと超スローな楽曲が多く、控えめな癖に存在感のあるギターに細かく揺れるシンセがサイケデリックに絡む。
ジャケからもわかるように、死臭がプンプン漂っているというのに、フューネラルドゥームのような根暗感が無く
仄かなストーナー臭とギターのヴィンテージ臭のためか、むしろサイケデリック職人気質が前面に出ている。
そういう濃いサウンドでありながら、女声ヴォーカルの「歌」を最も聴か
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PENTAGRAM-Curious Volume ★★★ (2020-04-29 23:00:25)
米産ドゥームロックレジェンドの2015年作。
80年代から(デビュー前に15年くらい下積み期間がある)硬派で頑固なロックをやっており
オリジナルメンバーこそヴォーカルのみだが、ローファイ志向の化石のようなスタイルを堅持し現役で活動している。
ボクはこのバンドの作品は随分長く愛聴しており、自分のドゥームサウンド探求のルーツでもある。
この盤でも、ブレることなくドゥームロックの原点的なヴィンテージサウンドを聴かせてくれる。
そういうバンドだから決して判りやすい個性があるワケではなく、一口でサウンドを説明することが難しいが、
長くPentagramを聴いていると、リフを一聴しただけでPentagramだな、とわかる独特な癖、濃く深い味わいがある。
コレジャナイ感を感じるアルバムをリリースした時期が無いワケではないが
作品リリース毎に、ローファイ志
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ADELE-21-Rolling in the Deep ★★★ (2020-04-29 00:38:23)
この曲のPVは何度見たことやら。この曲が一番ツボだ。
ミドルテンポでタテ乗りの、湧き出るようなパワー溢れる演奏に、更に存在感のあるアデルの歌が乗る。
サビのカッコよさは鳥肌モノでガッツポーズしたくなる。
アデルの声は、普通のシンガーよりも音域がやや低めなので、男声のボクでも頑張ればカラオケで音域がギリなんとかなる。
PV見ながらよく練習したが、なかなか歌いこなせない。まあ、当たり前か。
ADELE-21 ★★★ (2020-04-29 00:29:23)
有名どころの女性シンガーで一番好きなのは誰?と聞かれたら、ボクはアデルが好きだ。
声にパンチ力があり、ひとつひとつの発声に表情があり、圧倒的な存在感がある。
多くの女性シンガーが持つ可憐さやエロさのような魅力ではなく、抜群な歌唱力、野太い声質、力強さ、表現力が魅力だ。
グラミー賞で多くの賞を受賞した鉄板級のアルバムで、初っ端から凄まじいパワーに圧倒される。
この人のアルバムは全て必聴盤だが、ボクはコレがイチオシだ。
随分前に2020年内に新作が発売されるアナウンスがあったが、新型コロナウイルスの影響でどうやら延期になりそうという
ニュースをさっき見た。すごーく残念で仕方がない。だから今コレを聴いている。
DAVID BOWIE-★ ★★★ (2020-04-28 20:58:25)
この人は映画「ラビリンス」「戦場のメリークリスマス」「ツインピークス」などビッグタイトルの映画のほか
「バスキア」でポップアートアーティストであるアンディウォーホル役を演じたことなどから、芸術性溢れ多才なイメージがある。
敬虔で熱心なファンではないが、子供の頃からチョイチョイ映画で親しみ(特にラビリンスの魔王ジャレス)
音楽としては、グラムロック時代よりも、割と硬派なティンマシーンの頃のサウンドをよく耳にした。
この人のサウンドは、時代ごとにスタイルやジャンルが違うイメージで、一口にこういうサウンドと言いづらいところがあるが
ワリといつの時代も甘くエロい声が魅惑的で、そんな歌声と最先端を思わせるファッショナブルなところが魅力だった。
このBlack Starは、発売当時Amazonで探し物をしてる最中に、アルバムが発売されているのを知ってゲットしてみた
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DAVID BOWIE-Labyrinth: from the Original Soundtrack of the Jim Henson Film-As the World Falls down ★★★ (2020-04-28 20:22:57)
自分が何歳の頃かはっきり覚えていないが、映画「ラビリンス」を録画してよく観てた頃に聴いた曲で
ヒロインがゴブリン王に扮したデヴィッドボウイを探し回るワンシーンで流れる甘くエロい曲だ。
当時ファミコン版「ラビリンス」を買い、(何故そこまでラビリンスにハマったのかよくわからないがw)
映画中のサウンドがファミコンサウンドに変化して使われていることに驚いたが、
この曲はゲームクリア時のエンディングテーマに使われており、割と完コピされてて驚愕した。
非常に思い出深い曲だ。
FORSAKEN-After the Fall ★★★ (2020-04-27 23:36:06)
マルタ島ヘヴィメタルど真ん中バンドの2009年作。
たぶん出身国からして、無名バンドなんじゃないかと思うが相当クオリティは高い。
この作品の前作、前々作を聴いた回数が多すぎて、どうしても過去作への思い入れが強いが
初めてForsakenを聴くなら、もうここからでいいだろう。
スローからミドルテンポのツインギターが唸るど真ん中ヘヴィメタルだ。
キャンドルマスばりに歌い上げるヴォーカルといい、パワー溢れる作品だ。
ギターの質感が若干前作までと異なり、エフェクターの構成をドゥーム寄りに変化させているんじゃないかと思わせる。
ドゥームバンドのイメージを持っていないので、音の質感はボクは前作までが好き(このバンドに限り)なんだが、
これはこれでアリで、過去作への思いからネガティヴなことを書きながらも10年後も聴いているような気がする。
FORSAKEN-Anima Mundi ★★★ (2020-04-27 23:24:57)
マルタ島出身のヘヴィメタルバンド2004年作。
90年代から長く活躍しており、最近は2017年作のアルバムも出ている。
自分にとって最も好きな作品は、このAnima Mundiと次作のDominationだ。
After the faii(2009年作)はギターの質感が若干ドゥーム化しており、それはそれで素晴らしい。
しかし、硬派にヘヴィーメタルをやっているこの2作品が特に素晴らしい。
ツーバスでドコドコやったりスピードに頼ったりせず、ひたすらスローからミドルテンポで
ヘヴィーメタルど真ん中をやっているスタイルは、まさに化石とも言えるが、今となっては
ここまで頑固なメタルはむしろ存在価値が大きいと思う。
もうこの作品が発表されて15年くらい経つが、この路線でこのバンドを超える作品には出会えず
未だによくマイカーで愛聴している。
NIKOLAI KAPUSTIN ★★★ (2020-04-27 04:18:10)
純粋にクラシックピアノを学んだ人にとって、ジャズを弾きたいというときに壁になるのは、適当な楽譜がナイ、ということだ。
そもそも即興性や変則的リズムなど演奏者の感覚に拠るところが多いので、それがキッチリ記譜されたスコアはかなりレアな上、市販のジャズスコアは重厚さのないイージースコアで溢れている。
というワケで、ジャズをクラシック様式に昇華させ、誰でも読譜できるように記譜されているカプースチン作品の登場は、ジャズピアノを弾きたいピアノ弾きを狂喜させた。
カプースチンの楽曲の特徴は、端的に言えばテンションノートを多用するジャズピアノだが、和声的なピアノ曲との違いは、スイング、バウンス的リズム感が求められることや
オフビート(ウラ拍にアクセントをつける)演奏法だったり、更に技術的なことを言えば、親指の打鍵が特殊だったりする。演奏難度はなかなか高い。
多くの作品がある
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RAVEL ★★★ (2020-04-27 02:42:17)
管弦楽・バレエ音楽などの作品や、ムソルグスキーの「展覧会の絵」のオーケストレーションを手掛けるなどで「管弦楽の魔術師」と言われているが
ボク自身はそっち方面は興味がなく、ピアノ作品をコレクションしている。演奏の難易度は非常に高く、ラヴェルのピアノ曲の中では比較的難易度の低い
「亡き女王のためのパヴァーヌ」「古風なメヌエット」を学習した思い出から、この2曲が特に好きな曲だ。
最も有名な曲は、ラヴェルが学生時代に作った初期作の「亡き女王のためのパヴァーヌ」や、煌びやかな作風が素晴らしい「水の戯れ」「鏡」あたりだろう。
ここのサイトにはダークサイドなサウンドを好む人がワリと多いと思うので、是非聴いてもらいたいのは、「夜のガスパール」だ。
「オンディーヌ」「絞首台」「スカルボ」という3曲からなる組曲だが、少なくともこの時代までのあらゆる作曲家のピアノ作品と比較しても
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JEAN SIBELIUS ★★★ (2020-04-26 21:18:37)
フィンランド作品は特にボクのツボに入りまくるので、我が家にはフィンランド産メタルやドゥーム作品は多い。
基本、針葉樹の生える国の音楽はボクのツボなんだろうと思う。というワケで、シベリウスは特に好きなクラシック作曲家だ。
一般にはピアノ作品より交響曲などが有名なんでしょうが、ボクはピアノ作品のみコレクションしている。
シベリウスのピアノ曲の特徴は、まず難易度がそんなに高くない。最小限の音数でありながら曲によっては豪華に聴こえる。
要は、無駄な打鍵が無く音響効果が大きいということだ。なので、ピアノを嗜む人にはシベリウスは超オススメである。
特に好きな楽曲は「樹の組曲」作品75で、たぶんピアノ曲としては最も有名なんじゃないかなと思う。
雪を連想させる北欧情緒溢れる作品で、第2番「孤独な松の木」は初めて聴いた時には、2ページ足らずの短い曲ながら
静寂を感
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ASTOR PIAZZOLLA ★★★ (2020-04-26 20:21:54)
アルゼンチンの作曲家・バンドネオン演奏家で、タンゴを世界に広めた仕掛け人はこの人だ。
とはいえ、元々はジャズ畑にいたようで、たまたまバンドネオンを演奏する切っ掛けがあり、そこからバンドネオン奏者として大成していったようだ。
しかもクラシックを学ぶために渡仏した際には、タンゴ演奏家であることをあまり公言しなかったらしい。
そういう生涯なので、ある程度の年齢に達するまで、タンゴ一筋というワケではなかったようで、↑の基本ユニットが定番になるのは晩年。
ちなみに基本構成は↑の4楽器に加え、エレキギターが加わっている。
ボクはこの人のバンドネオン作品にはあまり興味はない。が、この人が残した作品をピアノソロ用に編曲された作品群はツボに入りまくる。
ピアソラ自身が編曲した「タンゴ・ラプソディ」、山本京子編曲「リベルタンゴ」、Juan Carlos Zunini/Sa
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FRANZ LISZT ★★★ (2020-04-26 19:31:08)
ここの解説や発言の通り、高い鍵盤技巧が話題になりがちな作曲家で、ピアノを嗜む人が上級にグレードを上げる時期に必ずと言っていいほど憧れ、Lisztの楽曲を目標にする。
「超絶技巧練習曲集」などと訳された名称のせいか、高度な鍵盤技巧が代名詞みたいになっているが、決してそう捉えるべきではない。
超越しているのは肉体と精神と心であるとLisztは明言している。技巧については肉体的要素であり、Lisztの作品を単に技巧がスゴイということで片づけるのは勿体ない。
鍵盤技巧に偏ることなく、技巧に裏付けられた、より内面性の強い、心を打つ作品が数多い。実際、この曲集の第3番「風景」は、技巧的な面だけ見ると譜面通り弾くことはそんなに難しくはない。しかし、内面性を加味した心を打つ演奏となると、一筋縄にはいかない。
ウチには東芝EMIがまだ楽譜を売っていた頃(1980年代)のボロボロの楽
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VOIVOD-The Wake ★★★ (2020-04-26 18:43:33)
Angel rat以降、どうもコレジャナイ感漂う作品が続き、全くボクのツボにハマらず
ギターが病気で脱退後、更に混迷するのかなと思いつつ、一応はずっとチェックしてきたのは
Nothing Faceのようなプログレッシブ&スラッシュ的なスタイルで蘇ってくれないかなという期待があったからだ。
ジャケを見て、コレは大丈夫なのかという不安を感じつつも発売当時にゲットしましたが
コレは!Nothing Faceで悶絶したファンにとって期待通りの作品に仕上がっている!
コレは2018年の作品ですが、とりあえず2018年にゲットしたHR/HMベストアルバムですよ。
元々Pink Floydをカヴァーするような、サイケ&スピリチュアルな志向性を持ったバンドで
情緒不安を引き起こしそうな変則リフや不協和を絶妙に構築する楽曲が一番の売りだったと思う。
そんな個
…続き
SANCTUARY-The Year the Sun Died ★★ (2020-04-26 17:35:58)
当時1stと2ndのどちらがツボにハマったかによって評価が分かれそうな作品。
ボクはSanctuaryは2ndのInto The Mirror Blackこそ真骨頂と思っている。
静かなるリフをバックにハイトーンヴォーカルが絡むというコントラストが素晴らしかった。
スラッシュ全盛期にそのスタイルは唯一無二の個性だった。半面、ヘドバンできるような作風ではないからか
スラッシュメタルとは言われながらも、スラッシュフリークに受け入れられたのかどうか疑問な作品ではあった。
ブランクを経ての新作には、当然2ndのあの静寂さえ感じる雰囲気を期待していたが、
残念ながらどちらかというと1stへ原点回帰したような熱いサウンドとなっている。
演奏技術や楽曲のクオリティは当然高いので、相当聴きごたえある好盤だが
ボクとしては、温度を氷点下まで下げた冷たい作風を
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SEVEN SISTERS OF SLEEP-Ezekiel's Hags ★★★ (2020-04-26 16:45:49)
ローランDeath氏オススメによりゲット。
ジャケの神々しく祭儀的なデザインから、聴く前に予感がしたが重度なドープスモーカー向け昇天スラッジである。
歌詞をよく見ると判ると思うが、描いている世界は苦行を乗り越え涅槃の境地へ辿り着く的な世界観だろう。
そして最後には宿命に従い神の兵を引き連れてWarMasterとして破壊の扉を開く・・という感じかな。
ボクは善良な社会人なので、タバコか葉巻を代用して、このサウンドに浸ってみたい。
鈍重なリフもあれば激しくブラストするパートがあったりするが、基本全体的に重苦しく、霧がかかっている。
ストーナー的要素を大いに含んだ重厚かつアトモスフェアなスラッジサウンド&ストーリー性のあるコンセプトがステキだ。
ANGEL WITCH-As Above, So Below ★★★ (2020-04-26 01:55:07)
聴いている回数は圧倒的に1stが多いんですが
Angel Witchの作品で一番好きな盤はどれ?と聞かれればコレだ!
まず、ジャケが再び1stのようにJohnMartinの画風になった上、曇り空をバックに黒字のバンドロゴがステキだ。
そしてギターを担当するのがビルスティアーというのがスゴイ。CarcassやってたギターがAngel Witchに加入とか普通有り得んでしょ。
マイナーコードやディミニッシュコードを多用したダークな旋律はビルスティアーの腐敗臭がスパイスとなって、濃厚な魔性を帯びている。
それでいて、1stの頃にあったNWOBHMの雰囲気が融合したサウンドを構築しているのだから素晴らしい。
ヴォーカルの旋律がキャッチーに聴こえないのは、楽曲の殆どがマイナーコードで構成されてて、半音進行の歌いまわしを多用してるからだろう。
NWOBHMテ
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ANGEL WITCH-Angel of Light ★★ (2020-04-26 01:03:26)
7年ぶりの新作ですが、恐らく多くのリスナーは70~80年代NWOBHMの息吹を求めてコレを聴いているのだろうと思う。
そういう意味では再び1stの頃のNWOBHMど真ん中路線へ回帰したようなサウンドが耳に馴染み、とても心地よく聴くことができる。
しかし、前作As Above So Belowで感じられた魔性に感銘を受け、そこを期待していた人にとっては、その魔性が若干弱まった感覚に陥る筈だ。
逆に前作のマイナーチェンジがダメだった人は、今作が良いと感じるんじゃないかな。
熟練のカッコいいロックサウンドで、クオリティは高い。ただ、前作の路線がかなりツボだった自分にとっては少々残念な作品だな。
UNTIL DEATH OVERTAKES ME-Days Without Hope ★★ (2020-04-24 01:38:43)
2006年に自分がこのバンドを追加登録して書き込んでいるのを見ると笑える。
少なくとも当時は、このバンドが自分のフェイバリットバンドになるとは到底思っていなかった。
あまりのポンコツさに金を支払った自分が情けないとも思った。
それでもこのバンドのCDを買い続けたのは、他では聴けない濃厚な孤独感、静寂、真性さが宿っているからだ。
音はポンコツでも、その根暗なコンセプトに対して全く妥協していないところに惹かれるのだ。
シンセを垂れ流し、分厚いギターを垂れ流し、疲れた犬のように唸るタイプのフューネラルドゥームをやりたいんだろう。
で、結構な枚数、ポンコツサウンドに投資し、やっとこの盤で期待に少し応えてくれた、という感じだ。
とりあえず残念人生サウンドとこのトゲトゲ&尾根の太陽ジャケは非常にマッチしている。
この作品の素晴らしいのは、1曲目のギター
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TERRORIZER-Caustic Attack ★★★ (2020-04-24 00:46:05)
年齢を重ね感受性が衰えているんだろうが、少なくともWOFを超える衝撃に出会えることは無いと思っているし
TerrorizerはWDFさえあればOKなのだが・・
正直2作目以降の作品はあまり好きになれず、コンテナの奥深くに収納されることに。
前作はピートサンドバルが復活していたこともあり、高密度なドラミングではあったが
どうもコレジャナイ感があった。
というワケで、今作もあまり期待はせずにゲットしたんですが、コレはスゴイ。
まあ、名盤WDFは若い頃に受けた衝撃の大きさが半端ナイので、それを超える衝撃とまではいかないが
WDF時代の作品を期待するメタラーとしては、限りなく期待通りの作品だ。
ギターの音圧はこれくらいクリアな方が丁度いいんだよ。
購入当時(2年前くらい?)は結構品薄で、きっとこの作風に狂喜したファンが多かったに違いない。
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XENTRIX-Bury the Pain ★★ (2020-04-23 22:29:49)
80年代後半スラッシュメタル全盛期頃、欧州産でありながらベイエリアスラッシュ的なバンドが多く出てきたが
そんなバンドの1つがXentrix。このバンドは英国出身。
当時のメタル誌でも殆ど見かけた記憶がなく、知名度は相当低かったはず。
Thrash The Wall (1990年作)という欧州スラッシュメタルバンドのオムニバス盤があるのですが
(HelloweenやRunningWildあたりがこの盤に収録されているのが少々笑えるが)
当時の欧州産スラッシュメタルシーンを感じることのできる好盤でXentrixの曲が収録されている。
このオムニバス盤は当時周囲のバンドマンの間でも結構話題になったし、ここから辿っていったスラッシャーはいたんじゃないかと思う。
このバンドも脱スラッシュの風潮の煽りを食らったのか、初期のベイエリアスラッシュ的な魅力が薄れて
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SACRED REICH-Awakening ★★★ (2020-04-23 20:25:23)
Metallicaが推したバンドという雑誌記事からこのバンドに巡り合ったメタラーはきっと多いはず。
自分もそのクチで、タイムリーにゲットした作品はThe American wayで、Ignoranceは後追いで、確か2thと同時購入だった。
スラッシュバンドとして語られることが多いようだが、1stこそスラッシャー向けだけども、以降の作品はスラッシュ色は徐々に薄れていき
どちらかというとその時代のトレンドの音楽性を取り入れようとする姿勢や、脱スラッシュといった志向性があった。
当時はクロスオーバーなスラッシュというのがトレンドとしてあって、多様化していった時代だったが
このバンドもその波に乗りつつ脱スラッシュ的な音を追求していたんだろうということは感じることができる。
しかし、このバンドの良いところは、そういう時代にあって、スラッシーなテイストこそ薄れて
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METALLICA-Hardwired… to Self‐Destruct ★★★ (2020-04-23 19:17:42)
初期作品And Justice for allまでが自分のストライクゾーンで、ブラックアルバム以降は
熟練の作品としてクオリティの高さは認めても、あまり好きになれなかった。
DeathMagneticも当時買いましたが、あまり聴かなかったな。
この2016年作はごく最近手に入れたんですが、どうも賛否両論のようで。
初期作品の濃厚な哀愁や、HM的音圧で押し切る感じや、コンセプトアルバム的なストーリー性云々などは一切無く
元々のメタリカのルーツであるNWOBHMに限りなく近い、ロックの原点、ヴィンテージ臭すら感じられるサウンドだ。
全く新しい何か、とか、奇をてらったような、突出した世界観というのは無い。
無駄を削ぎ落し、音圧も控えめに、各々メンバーが培ってきた熟練した技術を最大限に発揮した演奏を聴かせる。
路線がブラックアルバムやDeathMa
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POSSESSED-Revelations of Oblivion ★★★ (2020-04-23 17:08:54)
再結成で蘇るバンドこそ多いが、再結成モノで最も衝撃を受けたのはコレだ!
デスメタルにドップリとハマった中学3年生~高校時代には、既にこのバンドは短命で解散寸前
Death、Obituary、Morbid Angel、Pestilence、Entombedあたりがジワジワと台頭し始める時代に
デスメタルのルーツを追い求めて80年代前半から活躍するバンドを漁り始めた頃に出会ったのがPosessedだ。
クレカも無く通販という技も体得していない若造だった自分は、僅かなバイト代を持って1時間半かけて街中へ出かけ
唯一デスメタルを売っているタワーレコードで探すしか手段を持っていなかったが、そうやってCDを探すことがライフスタイルになった頃
やっとの思いで見つけたのが、Beyond the Gateだった。
アルバムの完成度は微妙ではあったが、ハイテクなギタ
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