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kamiko!さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 51-100
DUNGEON CRYPT-Blow by Blunt Flint-Mammoth Hunters
OBITUARY-Dying of Everything
IN LOVING MEMORY-The Withering
WITCHNIGHT-Old Steel Breath-Tyrannical Warlock
WITCHNIGHT-Old Steel Breath-Into the Old Black Mountain
WITCHNIGHT-Old Steel Breath-Southern Warriors
WITCHNIGHT-Old Steel Breath
AVANDRA-Prodigal
AUTOPSY-Morbidity Triumphant
DUNGEON CRYPT-Blow by Blunt Flint-Tragedy in Teriatry
DUNGEON CRYPT-Blow by Blunt Flint-Blow by Blunt Flint
DUNGEON CRYPT-Blow by Blunt Flint
CHAR-Fret to Fret
RAVENTALE-Planetarium II
MEGADETH-The Sick, the Dying… and the Dead!-We’ll Be Back
CONVOCATION-Ashes Coalesce
PORTRAIT-At One with None
ANGEL SWORD-Neon City
COBRA SPELL-Anthems of the Night
SOJOURNER-The Shadowed Road
FUOCO FATUO-Obsidian Katabasis
SUFFER YOURSELF-Rip Tide
MIRACLE FLAIR-Angels Cast Shadows
ADELE-30-To Be Loved
ADELE-30
EDUARD BAGHDASARIAN
QUERCUS-Verferum
HEAVY LORD-Balls to All
INTAGLIO-Ⅱ
MASSACRE-Resurgence
CAULDRON BLACK RAM-Slaver
TANITH-In Another Time
HALLOWED BUTCHERY-Deathsongs From The Hymnal Of The Church Of The Final Pilgrimage
CRYPTA-Echoes of the Soul-From the Ashes
CRYPTA-Echoes of the Soul
WARFECT-Spectre Of Devastation-Pestilence
WARFECT-Spectre Of Devastation-Rat King
WARFECT-Spectre Of Devastation
COBRA SPELL-Love Venom
IRON VOID-Excalibur-Dragon's Breath
HESPER PAYNE-Beneath the Alum Shale
DANTESCO-Pagano
DANTESCO-De La Mano De La Muerte
PERSISTENCE IN MOURNING-God is Not Here
DUNGEON CRYPT-Twilight of the Stone Age
PERSISTENCE IN MOURNING-A Tongue of Bone
HESPER PAYNE-Red Maggies Lantern
ANTHRAX-Persistence of Time-Got the Time
KORPIKLAANI-Ennen
IMMOLATION
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発言している17曲を連続再生 - Youtube



DUNGEON CRYPT-Blow by Blunt Flint-Mammoth Hunters ★★★ (2023-08-15 03:14:18)

世の中には素晴らしい名盤が沢山あるというのに、またこのポンコツサウンドを再生してしまった!
単にギターのパワーコードに乗せたヴォーカルラインが、どうしてこんなに笑いを誘い、中毒性があるのか。
そもそもこの人は何故マンモスと戦おうとしているんだ?
一体どんな世界観を思い描いているんだろう。

OBITUARY-Dying of Everything ★★ (2023-08-12 01:08:17)

米国産デスメタル2023年作
初期の3作Slowly We Rot(1989年)、Cause of Death(1990年)、The End Complete(1992年)のクオリティが高すぎて
その後のアルバムは受け入れられず、ずっとスルーしてきたが、ほんのりと初期のテイストが戻ってきた今作を過剰な期待をせずにゲット。
感受性豊かな若い頃に衝撃を受けたバンドだけあって、なかなか新作というモノが耳に馴染まないということはありますが
初期の衝撃再び、というワケにはいかない及第点なサウンドだな、というのが正直な感想だ。しかし、悪くない。
初期作品にあって、現在薄れつつある固有のモノ、というのがハッキリある。初期作品は倍音が少な目の控えめな音像ながら芯のある音だった。
決してギターは目立ち過ぎず、他のフロリダデスと比べても静かなるデスメタルといった感じが魅力
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IN LOVING MEMORY-The Withering ★★★ (2023-08-12 00:15:41)

スペイン産ドゥーム寄り様式美HM2022作
NEGATION OF LIFE(2011年)から10年、結局この前作の愛聴度は高く10年間頻繁に聴いてきた。
展開下手だなぁと思いつつも、結局その完成された音響の魅力の虜になってしまったワケでして・・。
際立ったハイテクニックや曲展開ではなく、オーソドックスな造りから外れない。とはいえ聴けば一発でこのバンド固有の音だとわかる。
もはや生活の一部と化したこのサウンド、昨年新作が出て狂喜したんですが、デジタルDLは簡単にできても
CDを手に入れるのには相当苦労した。だいたいこのバンド名は検索に引っ掛かりにくく、売ってるショップを探すのが一苦労。
うまく検索したら売ってる場所が見つかるんでしょうが、全世界あらゆるショップを探して、日本に空輸してくれるお店は
カザフスタンのショップ1つだけしか発見できず。初め
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WITCHNIGHT-Old Steel Breath-Tyrannical Warlock ★★★ (2023-07-23 18:29:58)

この盤の後半戦に入る頃の、気合の入った突進型スラッシュ。
熱量高めのハイテンションなギターソロ、シケシケギターなのに突如ブラストビートになる展開・・
この人たちの演奏テクニックが非常に高いことがわかる1曲。

WITCHNIGHT-Old Steel Breath-Into the Old Black Mountain ★★★ (2023-07-23 18:26:44)

このリフの刻み方もMessiahにとてもそっくりだ。
全くの偶然かも知れんが・・この人たち、結構Messiah好きなのかも。

WITCHNIGHT-Old Steel Breath-Southern Warriors ★★★ (2023-07-23 18:24:46)

Messiahの衝撃の再結成作Fracmont(2020年)の冒頭の曲そっくり、というか同じリフで始まる。
音響はMessiahの白クマジャケExtreme Cold Weather(1987年)頃にそっくりという・・
Messiahファン(がどのくらいいるかわからんが)であれば狂喜する作品だ。
おお、コレはスゴイ!と思いながらしばらく聴いていると、突然素っ頓狂な裏声シャウトで秒殺される。

WITCHNIGHT-Old Steel Breath ★★★ (2023-07-23 18:07:01)

アルゼンチン産スピードメタル2022年作
敢えてスピードメタルと書いたが、ジャンルとしてはスラッシュと言っていいだろう。ただ、音圧があまりになさ過ぎて
ブラストビートが登場する箇所があったとしても何故かスラッシュ以上の激しいジャンルのサウンドには聴こえない。
この盤はダメ作品かというとそうではなく、真逆である。ボクは敢えて海外に注文して今か今かと1か月待ち続けたんだよ。
だいたいWitchのスペルを含むバンドはハズレを引かない。この盤も然りだが、まあ、ちょっと趣きが違う。
オッパイを曝け出した魔女が、謎のサークル内で斧と骸骨を振り上げているチープでヘタクソなジャケ。まずコレがいい。
ここまで潔く下品なジャケは久しぶりだ。魔女の風貌から、Mentorsを思い出したよ。
メタル全盛期頃から、敢えて名盤と呼ばれる有名作品は買わず、このテのチープジャケ作
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AVANDRA-Prodigal ★★★ (2023-07-18 21:17:23)

プエルトリコ産プログレッシヴメタル2022年作
日本への空輸可能なショップが減り、興味あってもスルーすることが多くなった今日この頃。そもそもメタル作品を買う頻度が減ってしまった。
もはや、正統派路線で、どうしてもCDで手元に持っておきたいバンドとして購入し続けているのは、この人たちだけかも。
掘り下げれば裾野が広いプログレメタルのひとつに過ぎない無名バンドなんでしょうが、相変わらずそのポテンシャルは高い。
サルサやレゲエの南国イメージが強い国の出身なのに、濃霧に覆われた湿り気たっぷりの冷たいメロハー要素を多分に含むAOR的雰囲気を持つ。
スペイン人が多いお国柄だからなのか・・タイフーンマリアで水浸しの被害に遭遇したからなのか・・この水分量高めの北欧情緒がツボ。
ドリームシアター的なテクニカルな曲構成は、従来作品同様に複雑さを持つものの、改良が加えられ若
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AUTOPSY-Morbidity Triumphant ★★★ (2023-07-03 04:38:18)

米国産デスメタル2022年作
ココ最近はメタルCDをトンと買わなくなりまして・・ココにお邪魔する機会も随分減りましたが
古参の古学校死はチョイチョイチェックはしとります。
まあ、大御所ですから、前作Puncturing The Grotesque(2017年)もクオリティの高い安定感抜群のサウンドでした。
ただ、聴き続けたかというとそんなでもなく、初期作品への愛情を超えるモノは無かったというのが正直なところ。
ゴアリーな質感とバラバラ死体を思わせるバタバタ感は、やはり若干コモり気味の湿度高めでカビ臭く、ドラムがベコベコな初期作
特にMental Funeral(1991年作)の質感が、当時のボクのツボに刺さりすぎて、それ以降の作品は仕事のように買うだけ
という感じでしたが・・・もちろん仕事ですから今作も買いましたよ。
いつもと同じ感想になる
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DUNGEON CRYPT-Blow by Blunt Flint-Tragedy in Teriatry ★★★ (2023-06-16 02:07:09)

なんでこんなギターソロにしたのか。
この音のハズしかたは確信犯だろ・・・ホント楽しい。
クセになる。

DUNGEON CRYPT-Blow by Blunt Flint-Blow by Blunt Flint ★★★ (2023-06-16 01:56:31)

アルバムタイトル曲。
過去様々なC級以下ポンコツメタルを聴いてきた。まあ、このバンドに期待するのは「笑い」なんですが
サウンドクオリティは置いておいて、お笑い部分は期待以上のクオリティをいつも提供してくれる。
この曲はアルバム1曲目ですが、初っ端から笑いのツボを突きまくる。
ギターの音質は決して悪くないのに、何故か笑いが込み上げてくるダサいリフ、いつもと変わらない同じテンポ
チャイナシンバルのカシャーンっていう音やカンカンカーンと鳴り響く金属音を多用するところ
ワザとキーを外したような微妙でダサいギターソロ・・・安定のいつもと変わらない唸り声・・
再生してすぐに秒殺されました。このセンス、ホント好き。

DUNGEON CRYPT-Blow by Blunt Flint ★★★ (2023-06-16 01:37:51)

チェコ産ヘヴィメタル2023年作
昨日リリースの出来たてホヤホヤ。相変わらず同じようなミドルテンポ独りポンコツ宅録メタルを聴かせてくれる。
前作Paleozoic Times(2020年)はデジタル作品に2ドル払いました。今回は20チェココルナ(約140円)でゲット。
今までの作風と全くと言っていいほど変わっておらず、3年間一体何をしていたんだよ・・と言いたくなるが
コレがまた何故か中毒性の高い、微笑ましいポンコツメタルなのだ。
せめて曲ごとのテンポくらい変化をつければいいのにいつも同じテンポの曲なので笑える。
この人の癖として、ギターとタムを刻みながら下降する、ミドルテンポメタルあるあるのリフを多用するんですが
コレが妙にツボにハマるんですよ。ホント面白い。で、風呂場音響の低クオリティな唸り声に、中毒性がある。
YouTube再生回数もす
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CHAR-Fret to Fret ★★★ (2022-08-16 03:20:16)

国産ロック2021年作
若い頃のボクはバンドマンだった癖にステージパフォーマンスには全く興味がなく、ライブ活動は嫌い。
客としてのライブ参戦においても、どうにも性に合わない出不精なんですが、CHARのライブはマメに行っている。
今年は体調を崩してずっと自宅療養しているんですが、それでも体にムチ打ってライブ行ってきました。
それくらいCHARは好きなギタリストだ。この盤は何故か一時期品薄状態で、結局ライブ直前にゲットした作品だ。
彼の作品はPink Cloud時代が最も好きだが、この盤はその頃のロックサウンドの空気が蘇る、ライトに楽しめる好盤だ。
彼の白髪交じりのルックスを見ると、更に歳を取ったなー・・と思ってしまうが、昔から変わらず熱いロックであり、且つ
清涼感溢れる大人のサウンドを提供してくれる。ギター愛をとことん追求した曲作りや演奏への生真面
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RAVENTALE-Planetarium II ★★★ (2022-08-16 02:42:28)

ウクライナ産独りゴシックメタル2020年作
Planetarium(2017年)の続編を思わせるナンバリングタイトル。前作MORPHINE DEAD GARDENS(2019年)ではフューネラルドゥーム的
アプローチで楽しませてくれたが、ここにきてドゥームともブラックとも言い切れない、一聴してゴシックメタルを思わせる音楽性に。
シンセを多めに使用し、シンフォニックさがアップ。ツーバスやブラストも登場する。理に叶ったコード進行、ドラマチックな曲展開。
そういう音楽性から、とてもライトに楽しめる、過去作の敷居の高さが一気に低くなった、という印象を持った。
初期作品から愛聴しているだけあって、ウクライナ作品では最もお気に入りのバンドで、何故かボクの感性にものすごーくフィットする。
初期の個人的名盤Давно ушедших дней (2008年)や前作に比
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MEGADETH-The Sick, the Dying… and the Dead!-We’ll Be Back ★★★ (2022-07-25 06:21:03)

Rust in Peace(1990年)までしか受け入れられないんですが、この新譜のこの曲は素晴らしい。
先月くらいにMegadethのYouTubeチャンネルが更新されて、この曲のPVが追加されたんよね。
まあ、相変わらず映像は戦争や暴力を彷彿させて、最近の社会情勢的にはなんだか抵抗があるんですが
カッコいいんですよ、この曲。
ヒリヒリする緊張を伴うギターのリフ、サビの後のブレイクなんか、良い頃のMEGADETHが帰ってきた!と思わせる。
久しぶりに映像で見ると、なんか老けたなぁと思うんですが、音は全く衰えていません。

CONVOCATION-Ashes Coalesce ★★★ (2022-05-25 19:31:14)

フィンランド産ドゥームメタル2020年作
ヘヴィで気合の入った獣のようなヴォーカルから過度な疲労感を伴うので、滅多に聴かないが、圧倒的クオリティの高さを誇る。
いやぁ、最近はあまりに濃い内容だとダウンしてしまうので避けてましたが、夏バテに追い打ちをかけるような即死級サウンドで
臨死体験をしたくなる日もあります。やはりそういう時は真性度が高く北欧の冷たさを含むフィンランド産に限ります。
しっかりとドゥームしている曲もあれば、トレモロリフでプリミティヴなブラックフリークが喜びそうなサウンドをベースに
ドゥームしている曲なんかもあって、且つ、圧し潰すような重量がある。ホンモノ感溢れるカオティックさに圧倒されるサウンドです。
ディミニッシュコードで危機感を煽り、重厚なヴォーカルエフェクトで襲い掛かる様は、本来であればクタクタになり過ぎて
敬遠したくなるん
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PORTRAIT-At One with None ★★ (2022-05-18 07:34:10)

スウェーデン産HM2021年作
最近たまに楽しんでいる作品。MetalBladeからのリリースなので、恐らく肌に合わんだろうなとは思っていたが、案の定合わない。
特にドラムが煩いんだよね。バスドラが刻み過ぎだし、スネアもバシバシ力一杯叩いてて、なんだか平べったい。
だったら聴くなよ、と思うかも知れないが、このラフの感じと、ギターのリフ、質感はなかなかツボにハマるんですよ。
もう少しギターのリフもスリムな音質だったらいいのに、とは思うが、刻み過ぎではあっても、鈍重なリフがカッコいい。
スピーディーなリフも多く登場するが、意外に受け入れることができている。ガムシャラな感じが結構心地よい。
そういうリフにギターソロが乗るところの雰囲気も申し分ない。だからこそ、全体的に賑やか過ぎる点が勿体ない。
そういう今一歩足りないバンドは多いと思うが、このバンドが捨
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ANGEL SWORD-Neon City ★★★ (2022-05-12 21:39:37)

フィンランド産NWOBHM2019年作
鉄板のB級メタル路線、粗暴な濁声ヴォーカル、適度にシケシケなギター、メロディを割と大切にした楽曲で程良いダサさがある。
衝撃的な前作Rebels Beyond The Pale(2016年)ほど70~80年代を意識した録音状態ではないが、現代録音によるNWOBHM路線では
かなり好きな音である。完全に懐古主義になることなく、よく聴くときちんとエフェクトが施されていたりする。
それでいて粗暴な感じに聴こえるのは、全てヴォーカルのせいだな。このアンバランス感がなんとも愛らしくてイイ。
このサウンドには、シケシケギターによるハードさや、ノーエフェクトを思わせるベースなどの魅力が込められているんですが
そんな粗雑な音であるにも関わらず、割と哀愁が深く、実はウマいのに下手に聴こえるヴォーカルがわざとらしく哀愁を込めるところ
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COBRA SPELL-Anthems of the Night ★★★ (2022-05-12 21:03:19)

オランダ産ハードロック2022年作
80年代HR愛が込められたScorpions似ノスタルジックバンドによるEP第2弾。ギタリストSonia Anubisのファンなので
センターで楽し気に歌うAlexxという男が羨ましけしからん。まあ、それは置いといて、40年前くらいのあの空気が蘇る好盤だ。
まあ、前作Love Venomの額縁に入れて飾りたくなるジャケインパクトと、哀愁の深さを思えば、今作は無難な作品とも言えるが
このバンドは応援しているのでストライクゾーンは広め。問題ない。サイトのショップで帽子とアクセサリーまで買ってしまった。
YouTubeのチャンネルでは、結構頻繁に動画をアップしてくれるので、楽しくバンド活動していることがヒシヒシ伝わってくる。
相変わらずSoniaの基本スケールを重視したお手本ギターがイイ。変にトリッキーなことをしない、理に
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SOJOURNER-The Shadowed Road ★★★ (2022-03-27 22:14:35)

多国籍メンバーによるシンフォニックブラック2018年作
メンバーはニュージーランドやスウェーデン、英国、イタリアなど全員が出身地が異なる。
ピアノやシンセ、女声、ティンホイッスル(アイルランドの縦笛)を導入したドラマチックな楽曲が大きな魅力。仰々しくなくライトに楽しめる。
ジャケは霧で霞む断崖絶壁と湿地、朽ちた橋に石造りの建築物が描かれる。前作も似たような建築物ジャケだったが、このいかにもRPGファンタジーな
感じがベストマッチしているサウンド。このジャンル大将格SAORほどではないが土着的な雰囲気もある。また、バンドロゴに鳥が描かれているのは
鳥フェチなボクとしては嬉しい。突出した個性派ではないが、スッと入ってきやすい旋律、高い作り込み度、適度な湿り気、適度な音圧など
完成度、総合力の高さでイチオシだ。購入当初はたまに聴く程度だったが、最近はハマり始
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FUOCO FATUO-Obsidian Katabasis ★★★ (2022-03-19 05:14:49)

イタリア産フューネラルドゥーム2021年作
珍しくイタリア発のバンド。というのも、イタリアといえばメロディックでクラシカルでスピーディなバンドが多いイメージ。
ボクの趣味と真逆の音楽性を持つバンド群なので、積極的にはイタリア産を漁るということはしない。
コレは昨年発見してゲットした作品。気難しそうな世界観、いかにも底辺の地獄絵図のような暗いジャケとバンドロゴ。
予備知識も無くジャケと曲名でゲットしたんですが、音楽性も結構底辺のフューネラル感を伴うズルズルドゥームでした。
10年選手でこの作品はどうやら3作目。なかなか聴き応えのあるギターノイズ、垂れ流しでありながらドラムはある程度の手数があり
単にノイズだけで聴かせるのではなく、アコギの物悲しい悲愴感なども楽しめる。レジェンド級とまではいかないが、聴き応え充分。
類似するバンドというのもあまり思い
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SUFFER YOURSELF-Rip Tide ★★★ (2022-03-12 02:01:10)

スウェーデン産フューネラルドゥーム2021年作
一応スウェーデンとしたが、活動拠点がそうなんだろう。トリオ編成で2人はウクライナ、もう1人はポーランド出身のミュージシャンのようだ。
メタルに関しては露、ウクライナやその周辺諸国の作品ゲット率が50%くらいなので、ロシア侵攻でこの地域の作品が楽しめなくなると思うと悲しい。
ウクライナルーツで直近ゲットしている作品がコレで、戦争報道を観ながら、このサウンドに没頭しつつ残念感に浸っている感じだ。
このバンドの作品はコレが3作品目、過去作はYoutubeで楽しんだ程度。今回の作品は音像こそオーソドックスだが全体的に非常に完成度が高い。
ヘヴィでゴリゴリなギター、カオティックでありながら無駄に力むことのない唸り声、手数やバリエーションの多いドラムが魅力的だ。
鈍重に垂れ流す感じではなく、楽曲には起伏があり、音数も
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MIRACLE FLAIR-Angels Cast Shadows ★★★ (2022-03-12 01:15:00)

スイス産ヘヴィメタル2016年作
スイスを代表する神バンドCoronerが再結成して、ニューアルバムはまだかまだかと待ち続けてGrin(1993年)から約30年目が来ようとしている。
その後未発表曲の盤やDVD作品なんかはリリースしているが、フルレングスアルバムについては未だ続報は無い。まあそれは置いといて・・・
CoronerのギタリストTommy T. Baron(今は本名Tommy Vetterliで活動中のようだ)は、地元スイスの後続バンドのプロデュース・ミキシングに
力を入れているようで、このMiracle Flairはそのバンドのひとつだ。(我が家にはもうひとつ69 Chambersというアーティストの盤もある。)
また、有名どころではEluveitieというバンドにも深く関わりを持っているようだが、こちらは完成しすぎ感がボクの好みに若干合わない
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ADELE-30-To Be Loved ★★★ (2022-01-18 23:53:48)

単純なピアノの白玉コードのみの楽曲に、切なく歌い上げる入魂のスローバラード。結局この盤は、こういう純粋な歌モノが得意でないとダメなんだろう。
今までのアデルの作品には無い、かなりストレートに感情的に歌い上げ、後半は体裁を捨て絞り出すような声を張り上げる感じである。
ココを「感動」と受け止めるか「下手」とするかで大きく評価が分かれそうな気がする。歌う事が好きだと、コレを聴くとカラオケで練習したくなる。
全く早くコロナウイルス騒動が終わってほしいよ。

ADELE-30 ★★★ (2022-01-18 23:37:56)

英国産R&B2021年作
コロナウイルス感染拡大で随分リリースが遅くなった、ボクとしては結構待望の新作。女声ヴォーカルモノとしてはかなりボクの好みで、ゲットし続けている。
有名どころに食指がいかない性分だが、この人の作品にはメジャーどころの産業音楽的な、「売るために作られた感」が無いので、ツボにハマるのだ。
しかし、世間評は結構割れているようで、鉄板曲が無いとか、全部スローな曲で飽きるとか、酷評が散見される問題作・・ボクは問題無いんだけどねぇ。
今までの看板曲Rolling in the DeepやHelloのような特徴的な楽曲を求めるリスナーは退屈するかもしれない。が、今作の魅力はそこではない。
確かにスローなR&B調の楽曲が占め、楽曲構成の面白さを楽しむ類の盤ではなく、純粋にアデルの「歌」を堪能する盤である。相変わらずファルセットの裏返りが
切なさ
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EDUARD BAGHDASARIAN ★★★ (2022-01-16 18:01:01)

アルメニアの作曲家。アルメニアのクラシック作曲家はハチャトゥリアンぐらいしか有名どころはいないと思うが、最近ヘヴィローテなのがこの人だ。
バグダサリアンはアルメニア国内ではかなり有名なようで、24のプレリュードというピアノ曲がある。第6番、24番は探せば動画が見つかる。コレが美しい。
この2曲がよく弾かれてるんだろう。この曲集の中でも特に心に残る楽曲だ。
絶版になっているピアノ譜をRaffi Besalyanという演奏家が誤植を校訂して、昨秋ピアノ譜を発売したので、即買いしました。
第6番はスピーディで流れるような楽曲なのにゆったりと聴かせる、ラフマニノフばりの重厚さをも併せ持つ鉄板曲だ。第24番はテンポを落としてしっかり聴かせる感じで
これまたハーモニーが美しい。とりあえず簡単そうな第24番から覚えようかと思ってたが、ゴージャスな第6番の方がかっこいい。で
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QUERCUS-Verferum ★★★ (2022-01-03 01:32:18)

チェコ産フューネラルドゥーム2019年作
メタルガチャがあるとしたらポンコツメタル率の高いチェコ産ですが、コレはホンモノ感のある、今時珍しいワリとストレートなオルガンドゥームだ。
本場フィンランドオルガンドゥームに匹敵するとまでは言わないが、10年選手でもあり、とても質の高いオルガンドゥームを聴かせてくれる。
鈍重なオルガンドゥームかと言えば意外とそうではなく、結構ドラムは手数が多く、スローから徐々に手数を増やすような、ベタな判りやすい展開が
チェコメタルな感じである。ギターの歪みにホンモノ感があるワリに、キャッチーな曲展開を見せる楽曲が固有の魅力となっている。
ベタと書いたが、あくまでそういうアレンジが登場する、というだけで、全てがそうではない。どちらかというと独創性を前面に出すために
リフや楽曲は結構凝っている。ただ、そのリフや旋律に露骨さや仰々し
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HEAVY LORD-Balls to All ★★★ (2022-01-03 00:59:09)

オランダ産サイケデリックドゥーム2011年作
イーヴルでヴィンテージ臭漂うラフでありながら職人気質な感じのドゥームだが、そういうスタイルでクオリティの高いバンドは結構数多いので
ジャケが気に入らないとまずゲットしない。このバンドはとりあえずジャケで買う気にならないバンドで、我が家にはTHE HOLY GRAIL (2004年)だけあったんですが
ロシアのショップで買い物をしたときにオマケでこの盤がプレゼントされたので、年末はコレを結構聴いた。ジャケはアレでも中身はホンモノ感があることは
もはや聴く前から判っている鉄板バンドなので、なかなかプレイヤーにCDを入れようと思わないものの、一度プレイヤーに入れてしまうと聴き続けてしまう。
ギターの歪み具合と粘り気、僅かにスタジオ臭のする物静かなパートと、激しさと適度な浮遊感を漂わせるカオスパートの対比が素晴らしい。
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INTAGLIO-Ⅱ ★★★ (2022-01-03 00:30:40)

ロシア産メランコリックドゥーム2021年作
恐らく現地で爆発的にコロナウイルスが拡大したことでリリースが1年延期になったんだろう。一昨年には今作に収録されている「The Memory Of Death」が
先行シングルとして発表されたが、それからのスパンが長く随分待たされた感がある。「The Memory Of Death」が結構良作だっただけに、今作は待望の1枚だった。
一昨年はコレではなく処女作のリメイク盤がリリースされ、なんで新作じゃないの?と憤りすら感じた時期はあったが、まあ、リメイク盤で1年間お茶を濁し
やっと昨秋この新作をゲットできた感じだ。前作から実に15年ぶりの新作、セカンドアルバムでシンプルに「Ⅱ」というタイトルである。
フューネラルドゥームに分類されるんだろうが、処女作は重さは控えめで、どちらかというとメランコリーと冷たい空気感を淡々と楽
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MASSACRE-Resurgence ★★★ (2021-12-02 00:04:14)

米国産デスメタル2021年作
From Beyond(1991年作)は高校卒業前に愛聴していたのをよく覚えている。当時はB誌を購入しては、レビュー低得点作品やモノクロページの広告を見て、
得体の知れない気持ち悪いジャケのメタルにバイト代をつぎ込んでいた。今にして思うのは、高得点レビュー作品よりもモノクロ広告通販の盤の方が愛聴度が高かった。
MASSACREはまさにそれだ。当時友人から貰ったライヴ音源(未だに出所がよくわからない盤、海賊版だろう)の方が内容が素晴らしかったのは玉に瑕だが、
From Beyondは何故かツボにハマった。しかし、PROMISE(1996年作)は一定期間努力して聴いたが、結局ボクのツボには全くハマらず、どう評価して良いのか、
よくわからない作品だった。ここでボクの中で過去のバンドになってしまう。
Back from Beyon
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CAULDRON BLACK RAM-Slaver ★★★ (2021-11-07 00:28:03)

オーストラリア産デスメタル2020年作
鼻詰まりのようなズルズルとしたギター、手数多くバリエーション豊かなドラム、コモり気味の吐き出すようなヴォーカルが素敵なマニア向けデスメタル。
ギターソロのようなメロディアス要素は殆ど排除され、単なる変拍子に留まらない、拍が取りにくい独特のテンポチェンジを多様するリフを基本として
構築的に楽曲を組み立てている。その作風は昔から変わらない。決して一般受けしそうにない唯一無二の個性派で、ボクのデスメタルランキングではかなり
上位に位置するバンドだ。高音域のギターが殆ど登場しないので、かなり地味な印象を受けるかも知れない。その上、過去作品よりも更に地味な印象を受ける楽曲。
湿度の高い重低音ギターのノイズによるリフをメインとしているが、慣れないうちは、低音で何やらグシャグシャとノイズを掻き鳴らし、バタバタとドラムが鳴り

…続き

TANITH-In Another Time ★★★ (2021-10-23 14:35:58)

米国産NWOTHM2019年作
中年層より上のツボを突くと思われるHMを量産するドイツのUnderground Power Recordsというのがあるが、そのレーベル発の加Freeways、芬蘭Angel Sword
とコンピレーションCDで名を連ねたバンドがコレ。少なくとも、先に挙げた2バンドは鉄板級バンドなので、そこに肩を並べるならきっと凄いバンドだろうと
フルレングスアルバムをゲットした。但し、この盤はMetalBladeからのリリースで、NWOTHM的イメージが全く沸かないレーベルに若干不安を感じつつも
作品としては完璧に近いの内容、録音は古典的ロックを意識した必要最小限のエフェクトを志向しているが、細かい事を言えば、音量差にアンバランスさを
感じさせる箇所が散見されたり、いくら70年代的雰囲気を前面に出すからと言って、各々の楽器の最低限度の輪郭が
…続き

HALLOWED BUTCHERY-Deathsongs From The Hymnal Of The Church Of The Final Pilgrimage ★★★ (2021-10-09 23:59:05)

米国産フューネラルドゥーム2020年作
最近は米国産ドゥームは静観しがちな上、真っ赤なブラッディなジャケが好みに全くフィットしないんですが、サウンドのクオリティが高いのでゲット。
Ryan Scott Fairfieldという人の独りプロジェクト。カセットテープリリースだが、今年CDに再録されて発売されたモノを購入している。
底辺の上質フューネラルドゥームは、カセットテープリリースに注目すべし、という格言がボクの中にできつつある。しかし、カセットを楽しむ機材が無いので
こうしてCD化されたものを片っ端からチェックするようにしている。とはいえ、ポンコツドゥームも多いので試聴せずにゲットするのはハイリスクだ。
このバンドは最近のカセットテープリリースの作品中、かなり衝撃を受けたバンドだ。アルバムタイトルが示す通り、限りなく底辺を行く人生残念サウンドだが

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CRYPTA-Echoes of the Soul-From the Ashes ★★★ (2021-10-04 19:03:12)

音数多めのタテ乗りドラムは、決して突っ込み気味に走ることなく、微妙なタメを持たせながら独特なリズムを刻み、決して一本調子にならない。
ベースヴォーカルのガナリ声ヴォーカルが耳に心地よく、とても刺激的だ。また、デスメタルでありながら結構キャッチーなコード進行を見せる。
そういった演奏が、他のありがちな過激なデスメタルとは一線を画すところで、丁度良い刺激がボクのツボをつきまくる。
ギターソロは2人のギタリスト各々が分担しつつ華麗に演奏するが、このバンドスタイルの特徴は、あまりデスメタル的ではないキャッチーな旋律で
盛り上げるところだ。平成生まれなんでしょうが、基本的なスケーリングで昭和のロックの旋律を思わせるこの感じと、デスメタルのギャップがいいんだよ。

CRYPTA-Echoes of the Soul ★★★ (2021-09-27 02:54:46)

オランダ産デスメタル2021年作
個人的に一目置いている女性ギタリストSonia Anubisが在籍しているレディスデスメタルバンドの作品。一応オランダ産としたが他メンバーはブラジル出身。
ヴォーカル兼ベースのFernanda LiraとドラマーのLuana Damettoは、元々故郷ブラジルでNervosaというスラッシュバンドをやっていた(未所持)ようで
かなーり若い十代頃からメタルにどっぷりハマっていたのだろうと想像するところだ。そういうこともあり、濁声ヴォーカルはかなりウマいと感じる。
そういう下地があるので演奏は安心して聴ける高いレベルにはあるが、決して職人芸的なハイテクニックではない。エフェクトも音圧も標準レベルで、
ブルータル度の高い最近の一線級デスメタルと比較すると激しさという点では物足りないと感じるリスナーもいるかも知れない。
ギター
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WARFECT-Spectre Of Devastation-Pestilence ★★★ (2021-09-26 20:02:39)

オフィシャルビデオになってる曲。典型的な突進型スラッシュだが、その爽快感は素晴らしい。
割と教科書通りの起承転結ある楽曲、ハイスピードのリフ・ギターソロに、ものすごーく職人気質を感じる。
アルバムの最初を飾る曲で、まずココでコテンパンに打ちのめされる。

WARFECT-Spectre Of Devastation-Rat King ★★★ (2021-09-26 19:46:07)

ネズミ王をテーマにした、前半で最も盛り上がるキラーチューンだ。
走り気味の突進型スラッシュで、キレッキレのカミソリギターとトリッキーで華麗なドラミングが魅力だ。
ここまでストレートに突進されると、もう無条件で納得してしまう。ホント、カッコいい。

WARFECT-Spectre Of Devastation ★★★ (2021-09-26 19:20:24)

スウェーデン産スラッシュメタル2020年作
過去作品のジャケクオリティに惹かれつつも、今更スラッシュメタルをゲットするのも・・と思いつつ静観してきたバンドだが新作をゲットしてしまった。
丑三つ時に石造りの建物にて、バッハのような長髪のガイコツ王が、3匹のネズミに鎖のリードをつけて直立しているジャケ。全く強そうじゃないのがいい。
2曲目Pestilence(疫病)3曲目Rat King(ネズミの王)4曲目Left To Rot(腐ったまま)という流れの隙間キャラを描いたB級世界観の汚い感じが素晴らしい。
楽曲の8割は突進型スラッシュだが、コレが歪みや重量に頼ることなく、クリアな音質で圧倒的な音数を以って攻めてくるところがイイ。
カミソリのような切れ味を持つギターと、ハイテクニックなドラムによる高速リフは魅力的、そんなサウンドに濁声ヴォーカルが乗るスタイルだ。
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COBRA SPELL-Love Venom ★★★ (2021-09-20 21:33:15)

オランダ産ハードロック2020年作
バンドのメンバーは多国籍で、バンドが運営するショップがオランダにある。17分程度の4曲入りEPだが、ボクがゲットした時期は発売から間もないワリに
あまり流通しておらず50ドルが相場といった感じだった。ボクはオランダのショップで会員になって8ドル程度でゲットできたが、現在はショップでもSOLD OUT。
随分前にドゥームバンドBURNNING WITCHの盤を探している時に、たまたまBURNNING WITCHESというレディスバンドを発見したのが最初。
そこで存在感を発揮していたSonia Anubisというキュートなギタリストにボクは一目置いている。とある動画ではPossessedのTシャツを着て楽しそうに
ギターを演奏していたが、この人が80年代ロックシーンにドップリとハマったんだろうということは、一連の動画を鑑賞する
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IRON VOID-Excalibur-Dragon's Breath ★★★ (2021-09-20 20:12:06)

近年のエピックドゥーム作品では最もお気に入りだ。通勤途中のBGM率が相当高い。
過剰なエフェクトを避けた適度な歪みで、早すぎず遅すぎずのミドルテンポで、無駄な演出を排除しつつも聴かせどころが多い。
イーヴルなギターをバックに朗々と歌い上げ、男臭いコーラスがハモると、まるで自分が勇者にでもなって戦いに向かっているかのような気分になる。
仕事前にマイカーで聴くと、適度にテンションが上がって、なんだかやる気が出てくる。こういうサウンドをもっと蒐集したいんですが
なかなかコレに匹敵する良作には出会えない。

HESPER PAYNE-Beneath the Alum Shale ★★★ (2021-09-20 01:35:00)

英国産デスドゥーム2016年作
UNCLEAN RITUALS (2010年)のCDをギリシャのショップで発見したので、愛聴頻度は圧倒的にUNCLEAN RITUALSが多いんですが、このバンドの最高傑作は
このアルバムだ。デジタル作品で所有しているが、いくら探してもCDは見つからない。CD化されていないのかも知れないが、売ってたら誰か教えて欲しい!
今まで数多くのドゥーム作品をまるで仕事のように聴き倒してきたが、コレは歴代デスドゥーム作品中ナンバーワンアルバムと言っても過言ではナイ。
既存のドゥーム作品には無いぶっ壊れた作風、全く予想のつかない展開、音像全体が巨大な渦のように雪崩れ込んでくるこの感じ、ホント狂ってる作品だ。
ダウンチューニングの重低音を重厚に積み重ね、ギターコードの調性から明らかにズレるシンセを大胆に響かせる作風がこのバンド最大の個性だ。
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DANTESCO-Pagano ★★★ (2021-09-20 00:40:13)

プエルトリコ産ヘヴィメタル2008年作
オペラ調の音痴ヴォーカルの音程外し率が低下しつつも、朗々と歌い上げて音程のズレを誤魔化してる感が否めない感じは固有の魅力であると同時にクドい。
そこにB級愛を感じつつ鑑賞しよう。前作の死神通り魔ジャケから一変、清々しい青空の下で天使を踏みつけるミノタウロスのジャケとなったことで
メタルオペラ的な音楽性と古代エジプト的世界観がピッタリとフィットした。ジャケクオリティは処女作のインパクトには敵わないが、こっちの方がシックリくる。
愛聴した頻度は圧倒的にこの盤が多いので、彼らの作品中最もお気に入りだ。このくらいのややシケ気味のギターの音像でパワフルに演奏するスタイルが渋い。
豪胆な歌唱が暑苦しいが、ギターソロやアコギの旋律にも南米的なアルゼンチンタンゴ的な熱めの哀愁が漂うのは、いかにもプエルトリコ産という感じがする。

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DANTESCO-De La Mano De La Muerte ★★★ (2021-09-20 00:01:56)

プエルトリコ産ヘヴィメタル2005年作
ボクとしては15年選手のベテランのイメージがあり馴染み深いんですが、このバンドを追加する時に検索に引っかからなかったということは無名なんだろう。
初期作品はどうもあまり評価されていないようだが、まあ、その理由はわからないでもない。オペラ調のヴォーカルスタイルに癖があってクドいのだ。
おまけに大胆に音程を外すくらい、音痴なんだよね。後期は改善されて決して下手ではなくなるんですが、コレを味わいとして受け入れられれば、結構ハマる。
結構ガチンコパワーメタルな感じなんですが、コレは処女作だけあって録音は万全とは言えない。しかし、この作品はそこが大きな固有の魅力となっている。
ギターが若干シケシケでペラいながらも、演奏はパワフル。コレが絶妙な味わいで、ギターソロをガムシャラに弾きまくる豪胆な感じは最高にカッコいい。
まあ、
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PERSISTENCE IN MOURNING-God is Not Here ★★★ (2021-09-19 22:57:39)

英国産フューネラルドゥーム2012年作
サブタイトル「The Fifth Year Of My Idiotic War」含め、日本語訳をすると「神はここにいない、私の愚かな戦争の5年目」だろう。
ケースが大きいので購入を控えていたが、先月ついにゲット。DVDやPS4のソフトと一緒に収納せざるを得ないサイズでちょっと困る。
もはやこのタイトルで、聴く前から底辺の残念感が漂い、大方サウンド内容の暗さは予測できるが、中身は人生残念感を堪能するドゥームというよりは
ダンジョンシンセ・ダークウェイヴあたりの音楽性と言った方がいいかも知れない。
10年前の作品で、録音状態は時代相応と感じさせるが、ノイズの工夫やさりげないサウンドスケープにスキルを感じさせるところは固有の魅力だ。
ここまで残念度が高いと、Andy Lippoldtという人物、果たして友達はいるのか、
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DUNGEON CRYPT-Twilight of the Stone Age ★★★ (2021-09-16 22:23:58)

チェコ産ヘヴィメタル2020年作
コレを売ろうというセンスがスゴイと感じる超ポンコツ宅録メタルだが、また再生ボタンを押してしまった!
もはや長年メタル作品を愛聴していると、普通に完成度の高い作品は、ありきたりで喜びを感じられなくなるのか、ボクの感性が退化しているのか。
最近は3日に1回くらいはDUNGEON CRYPTを聴いている。確かに、ミドルテンポで刻むメタルはストライクゾーンだが、流石にコレはポンコツ過ぎる。
そう思っているものの、何度も繰り返し聴いてしまう謎の中毒性を秘めている。録音や演奏技術はポンコツであっても、惹きつける何かがある。
凄みも無ければ劇的に展開するような楽曲でもない。相変わらず風呂場で唸っているかのようなデスヴォイスだ。ダサいフレーズも結構多い。
きっとそういうダサさが凝縮した感じと風呂場ヴォイスのコラボレーションが絶妙にツボ
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PERSISTENCE IN MOURNING-A Tongue of Bone ★★★ (2021-09-15 22:59:52)

英国産フューネラルドゥーム2020年作
Andy Lippoldtという人のドローン寄りインダストリアルドゥームプロジェクト。多くがカセットテープや他バンドとのスプリットなので長く購入を控えていたが
CDでのリリース作品を発見したので即ゲットした。恐らく録音年はもう少し前なんじゃないかなと思う。ちなみにDying in the Darkness(2020年)が最新作
ではないかと思うが、コレはカセットテープでのリリース。底辺の良作ドゥーム作品はカセットテープリリースが多いと感じる今日この頃だ。
人生残念ドゥームは結構多いが、WORSHIPやUNTIL DEATH OVERTAKES MEあたりの、群を抜いて底辺を行く絶望感を漂わせるバンドにはそうそう出会えない。
このバンドはそんなレジェンドに匹敵する底辺サウンドを聴かせてくれる。純然たるドゥームといった感じ
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HESPER PAYNE-Red Maggies Lantern ★★★ (2021-09-07 23:17:19)

英国産デスドゥーム2021年作
昨年に続いて1曲のみデジタル作品をリリース、フルレングスアルバムは作らないのかと不満が募りつつもゲット。
いつもの、森の異形イメージとは打って変わって、海辺に立つ貝を持つ魔女っぽい女性のジャケ。今作品はRoberta Wilkinsonという方がゲスト参加。
曲中で登場するクリーンな女声を担っているのだろう。紹介文に「Roberta Wilkinson appears courtesy of Geologise Theatre」という文章がある。
語学が微妙なボクですが、この人は地質学者か考古学者なのだろうか。この人のルーツを辿ると地質に関する博物館ぽいページに辿り着く。
醜悪なサウンドイメージとは全く異なる清楚な雰囲気の、全くミュージシャンに見えない風貌から、同姓同名かと疑いつつも、紹介文面からはこの人っぽい。
確かに
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ANTHRAX-Persistence of Time-Got the Time ★★★ (2021-09-06 22:36:41)

Joe Jacksonの初期作品からのチョイスで原曲をかなり忠実に再現しているカヴァー曲だが
ハッキリ言って、ANTHRAXの曲の中で最も心に残っている曲で、当時は相当ツボにハマった。
この曲を知って、Joe Jacksonの作品にも興味を持った程、インパクトの大きい作品だった。
Joe Jacksonもまさかここまでスラッシュファンにウケるとは思ってなかっただろうね。

KORPIKLAANI-Ennen ★★★ (2021-09-06 22:28:36)

フィンランド産フォークメタル2021年作
最近はAIがウチのPCに勝手に、この動画を見ろと言わんばかりに、最新PVやツボを突く動画などを送ってくる。
このバンド自体、あまりにメジャーになりすぎて、無名バンド発掘に生き甲斐を感じるボクとしては敢えて聴こうとは思わないバンドではある。
が、飲んだくれフィンランド民族楽器バカバンドのこの空気は嫌いではない。
露産BROTHERS OF METALに近年結構ハマっているが、それと同等のおバカな感じや宴会的雰囲気の突き抜けた爽快感はストレス解消にもってこい。
今日この曲の最新PVがPCに届いたワケだが、コレはJoe Jacksonの処女作Look Sharp! (1979年作)のGot The Timeのカヴァーで、
少なくともボク世代(40~50歳代)でスラッシュメタル全盛期を経験したメタラーは、この楽曲タイト
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IMMOLATION (2021-09-06 21:34:53)

〉悪い悪魔さん

こんばんわ。そのランキング
初期3作品、最新作、中期の最も邪悪な盤で5位までを占めて、Kingdom of Conspiracyが最下位という
ものすごーぐシックリくる妥当なランキングだと思うよ。
近年のIncantationやMajesty and Decayあたりの濃さは、もうボクにはしんどくてクタクタになるからあまり聴こうとは思わないが
Immolationの作品で、らしさがあって、オールドファンのノスタルジーを抜きにして、上質のクオリティの盤をチョイスするなら
AtonementとMajesty and Decayだと思うよ。


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