この曲を聴け! 

kamiko!さんのページ
kamiko!さんの発言一覧(評価・コメント) 101-150
→PC向けページ
Tweet
COBRA SPELL-Love Venom
COCK AND BALL TORTURE-Opus(sy) VI
COMATOSE VIGIL A.K.-Evangelium Nihil
COMATOSE VIGIL A.K.-Evangelium Nihil-Comatose Vigil
COMATOSE VIGIL A.K.-Evangelium Nihil-Deus Sterilis
COMATOSE VIGIL-Fuimus, non sumus...
CONVOCATION-Ashes Coalesce
CORONER-No More Color Tour '90 (Live in East Berlin)
CORONER-The Unknown - Unreleased Tracks 1985-95
CRYPT OF SILENCE-Beyond Shades
CRYPTA-Echoes of the Soul
CRYPTA-Echoes of the Soul-From the Ashes
CULT OF LUNA-Eternal Kingdom
CóNDOR-El Valle Del Cóndor
DANTESCO-De La Mano De La Muerte
DANTESCO-Pagano
DARK FOREST-Oak, Ash & Thorn
DARK FOREST-Ridge & Furrow
DARK FOREST-Ridge & Furrow-Ridge & Furrow
DARK FOREST-Ridge & Furrow-Skylark
DARK FOREST-Ridge & Furrow-The Golden Acre
DARK FOREST-Ridge & Furrow-Under the Greenwood Tree
DARK SUNS-Everchild
DAVID BOWIE-Labyrinth: from the Original Soundtrack of the Jim Henson Film-As the World Falls down
DAVID BOWIE-★
DEMILICH-Nespithe
DERKETA-In Death We Meet
DERKETA-In Death We Meet-Goddess of Death
DISEMBOWELMENT-Transcendence Into the Peripheral
DISENTOMB-The Decaying Light
DOOM:VS-Earthless
DOOMED-6 Anti-Odes to Life
DOOMED-Our Ruin Silhouettes
DRAWERS-All Is One
DREAM THEATER-Distance Over Time
DRYOM-2
DUNGEON CRYPT-Blow by Blunt Flint
DUNGEON CRYPT-Blow by Blunt Flint-Blow by Blunt Flint
DUNGEON CRYPT-Blow by Blunt Flint-Mammoth Hunters
DUNGEON CRYPT-Blow by Blunt Flint-Tragedy in Teriatry
DUNGEON CRYPT-Paleozoic Times
DUNGEON CRYPT-Paleozoic Times-Primitive Ammonite
DUNGEON CRYPT-Twilight of the Stone Age
Detroit Rock City
EA-Au Ellai
EA-Ea
EA-Ea II
EA-Ea Taesse
EARTHSHINE-My Bones Shall Rest Upon the Mountain
ECTOPLASMA-Inferna Kabbalah

 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11


発言している10曲を連続再生 - Youtube



COBRA SPELL-Love Venom ★★★ (2021-09-20 21:33:15)

オランダ産ハードロック2020年作
バンドのメンバーは多国籍で、バンドが運営するショップがオランダにある。17分程度の4曲入りEPだが、ボクがゲットした時期は発売から間もないワリに
あまり流通しておらず50ドルが相場といった感じだった。ボクはオランダのショップで会員になって8ドル程度でゲットできたが、現在はショップでもSOLD OUT。
随分前にドゥームバンドBURNNING WITCHの盤を探している時に、たまたまBURNNING WITCHESというレディスバンドを発見したのが最初。
そこで存在感を発揮していたSonia Anubisというキュートなギタリストにボクは一目置いている。とある動画ではPossessedのTシャツを着て楽しそうに
ギターを演奏していたが、この人が80年代ロックシーンにドップリとハマったんだろうということは、一連の動画を鑑賞する
…続き

COCK AND BALL TORTURE-Opus(sy) VI ★★ (2020-08-24 03:05:49)

ドイツ産ポルノゴアグラインド2000年作
エロでゴアなサウンドが米国とメキシコを中心に増殖し始めた時代、いくつか漁ってみたもののエロい想像力を掻き立てられないポンコツばかりだった。
ドイツ産のCBTは、そんなポンコツポルノゴアに比べると格上感があった。演奏がしっかりしてて、適度なゴア要素とグルーヴ感があるんだよね。
次作でついに和製SM音源をダイレクトに曲間に挿入するという荒技を使って一握りのポルノゴアフリークに注目されたと思うが、そういう手法ではなく
肝心のグラインドコアサウンドの楽曲中でエロを表現しないと面白くないと思うんだよ。結局CBTはこの盤をゲットするのみだった。
この作品は当時としては結構珍しかったストレートかつ一線を越えたエロネタで激しくゴアリーに聴かせるサウンドとしてとても印象に残っている。
その後、この盤を超えたと思わせる作品が無く、
…続き

COMATOSE VIGIL A.K.-Evangelium Nihil ★★★ (2020-05-17 20:02:44)

ロシア産フューネラルドゥーム2018年作
前作「Fuimus, non sumus...」(2011年作)は渾身の作品で、当時ボク的にはナンバーワンのフューネラルドゥームだった。
バンド名がComatose Vigilから、Comadose Vigil.A.K.に変わり、更なる進化を遂げるか・・とかなり期待した作品。
方向性や凄みは前作同様で、安心のクオリティの高さ。ただ、前作よりも手の込んだ作品を作ろうとするあまり、
本来フューネラルドゥームが持つ淡々とした雰囲気が若干失われ、前作よりも起伏の富んだ作風になっている。
また、突き刺さるようなギターのハーモニクスは若干控えめになったのが残念。クオリティは高いが、ボクは前作の方が好み。
次作での進化にかなり期待はしている。

COMATOSE VIGIL A.K.-Evangelium Nihil-Comatose Vigil ★★★ (2021-06-22 01:55:50)

前作Fuimus, Non Sumus..(2011年)のクオリティが高すぎて、なかなか新作に馴染めなかった感じだが、やっと魅力に気付き始めた。
バンド名を曲名としたこの楽曲はかなり気合の入った真性フューネラルドゥームだ。前作の音響に比べ、ギターノイズの密度が高くなり
シンセのハーモニーもより作り込まれている。聴いた当初は作り込み過ぎな印象を持ったが、今はそうは思っていない。
激遅垂れ流し系フューネラルドゥームバンドでは、コマーシャルな凄みを排除した真性さがあり、トップクラスのクオリティにある。

COMATOSE VIGIL A.K.-Evangelium Nihil-Deus Sterilis ★★★ (2021-06-22 02:12:50)

これでもかという程にテンポダウンした鈍重さを持ち、初っ端の狂気に満ちたギターハーモニクスを伴うリフが唸りを挙げた瞬間、秒殺される。
真っ黒でズブズブドロドロのギターの迫力が半端ナイ。この盤に収録される楽曲の中で最も濃いフューネラル感が漂う。
シンセとギターを垂れ流し、デスヴォイスが唸っているこのバンドお得意のスタイルだ。終始淡々とした楽曲であるにも関わらず
その重厚に積み上げられたコードが織りなす不協和は異様な緊張感を放ち、徐々に泥沼の暗黒地獄に飲み込まれていくのだ。

COMATOSE VIGIL-Fuimus, non sumus... ★★★ (2020-05-15 02:22:33)

ロシア産フューネラルドゥーム2011年作
我が家にあるフューネラルドゥーム作品の中でも特にお気に入りの神盤。
ジャケが残念だが、中身はとんでもない傑作、但し、3曲入りで全て20分越えの苦行という上級者向けなので注意が必要だ。
大作主義の、重厚なギターと空間系シンセによる白玉垂れ流し系ドゥーム、というだけで敷居が高く感じるかもしれないが
超スローでそのハーモニーを聴かせながら、時に抉るようなギターリフ、時に突き刺すようなハーモニクスが響き渡り
垂れ流し系フューネラルドゥームでは珍しく、非常に楽曲のクオリティが高い。
このバンドは、バンド名をComatose Vigil A.K.と改名して2020年に新作を出しており、そちらもハイクオリティだが
楽曲のクオリティと迫力では、この盤の方が上だと感じている。フューネラルドゥーマー必聴の傑作だ!

CONVOCATION-Ashes Coalesce ★★★ (2022-05-25 19:31:14)

フィンランド産ドゥームメタル2020年作
ヘヴィで気合の入った獣のようなヴォーカルから過度な疲労感を伴うので、滅多に聴かないが、圧倒的クオリティの高さを誇る。
いやぁ、最近はあまりに濃い内容だとダウンしてしまうので避けてましたが、夏バテに追い打ちをかけるような即死級サウンドで
臨死体験をしたくなる日もあります。やはりそういう時は真性度が高く北欧の冷たさを含むフィンランド産に限ります。
しっかりとドゥームしている曲もあれば、トレモロリフでプリミティヴなブラックフリークが喜びそうなサウンドをベースに
ドゥームしている曲なんかもあって、且つ、圧し潰すような重量がある。ホンモノ感溢れるカオティックさに圧倒されるサウンドです。
ディミニッシュコードで危機感を煽り、重厚なヴォーカルエフェクトで襲い掛かる様は、本来であればクタクタになり過ぎて
敬遠したくなるん
…続き

CORONER-No More Color Tour '90 (Live in East Berlin) ★★★ (2021-06-15 02:26:32)

スイス産テクニカルスラッシュ1990年作(VHS)
ボクはライブ映像にあまり興味を持たないんですが、コレは別格。当時の衝撃は忘れられない。
確かメタル誌にレビューも載っていたが、B誌ではない。確かMETAL GEARという雑誌だ。楽曲・演奏・アレンジの3つのカテゴリーだったと思うが
A~Eの5段階で評価するレビューだったと記憶している。3つともC評価だったような・・覚えがある。記憶違いかも知れないが。
この映像には華やかな感じは確かに無く、テクニカルな演奏に執心するあまり、動きもあまりない。そこがC評価という原因なのかも知れないが
少なくともボクを含めCORONERファンは、この再現度の非常に高い圧倒的な演奏で度肝を抜かれたんじゃないかと思う。トリオ編成という最小限ユニット
でありながら、アルバムの楽曲を忠実に再現できているところが凄まじい。ベースヴォ
…続き

CORONER-The Unknown - Unreleased Tracks 1985-95 (2021-06-15 01:55:19)

スイス産テクニカルスラッシュメタル1996年作
ジャンル分けは一応テクニカルスラッシュとしたが、このバンドの後期作はスラッシュ色はかなり薄れている。
あまりこの盤は出回ってないのか、手に入れるのに結構苦労した。CORONERのワリと熱狂的ファンでありながら、2000年位までこの盤の存在すら知らなかった。
2枚組の一方には未発表曲がいくつか収録され、一方は1995年9月に地元スイスで開催されたであろうライブ音源が収録されている。ライブで演奏される曲は
Grin(1993年)からのチョイスなので、この盤が好きならまずまず楽しめる。しかし、演奏とは別の機材から発せられるハウリングノイズがイタイ。
海賊版レベルの粗雑な録音が耳に障る。ライブを楽しみたいならAutopsy: The Years 1985 - 2014 in Pictures(DVD)の方が断然楽しめる
…続き

CRYPT OF SILENCE-Beyond Shades ★★★ (2020-06-09 22:49:27)

ウクライナ産ドゥームメタル2014年作
ゆったりと聴かせるオーソドックスなドゥームメタル。現時点で2作品リリースしており、次作は録音状態が向上してより深みが増しているが
ボクはこちらの処女作の方が好みだ。手の込んだアレンジで音の厚みの増した次作もカッコよくて素晴らしいが、個人的嗜好としては
ギターエフェクトが薄目で重すぎず、淡々としたこちらの雰囲気の方がツボに入る。
若干スタジオ臭がするのが玉に瑕だが許容範囲、浅めではあるが空間エフェクトも適度で心地よい。
灰色と黒のモノトーンジャケだが、4羽の鳥が描かれ、ジャケ裏にも空を飛ぶ鳥、盤には枝にとまっている鳥が描かれている。
ボクは鳥ジャケフェチなので、非常にポイント高い。次作よりこちらが好きというのも、鳥ジャケのせいだろうと思うので
音響的クオリティを求める人は次作から入ればいいと思う。ボクは断然こ
…続き

CRYPTA-Echoes of the Soul ★★★ (2021-09-27 02:54:46)

オランダ産デスメタル2021年作
個人的に一目置いている女性ギタリストSonia Anubisが在籍しているレディスデスメタルバンドの作品。一応オランダ産としたが他メンバーはブラジル出身。
ヴォーカル兼ベースのFernanda LiraとドラマーのLuana Damettoは、元々故郷ブラジルでNervosaというスラッシュバンドをやっていた(未所持)ようで
かなーり若い十代頃からメタルにどっぷりハマっていたのだろうと想像するところだ。そういうこともあり、濁声ヴォーカルはかなりウマいと感じる。
そういう下地があるので演奏は安心して聴ける高いレベルにはあるが、決して職人芸的なハイテクニックではない。エフェクトも音圧も標準レベルで、
ブルータル度の高い最近の一線級デスメタルと比較すると激しさという点では物足りないと感じるリスナーもいるかも知れない。
ギター
…続き

CRYPTA-Echoes of the Soul-From the Ashes ★★★ (2021-10-04 19:03:12)

音数多めのタテ乗りドラムは、決して突っ込み気味に走ることなく、微妙なタメを持たせながら独特なリズムを刻み、決して一本調子にならない。
ベースヴォーカルのガナリ声ヴォーカルが耳に心地よく、とても刺激的だ。また、デスメタルでありながら結構キャッチーなコード進行を見せる。
そういった演奏が、他のありがちな過激なデスメタルとは一線を画すところで、丁度良い刺激がボクのツボをつきまくる。
ギターソロは2人のギタリスト各々が分担しつつ華麗に演奏するが、このバンドスタイルの特徴は、あまりデスメタル的ではないキャッチーな旋律で
盛り上げるところだ。平成生まれなんでしょうが、基本的なスケーリングで昭和のロックの旋律を思わせるこの感じと、デスメタルのギャップがいいんだよ。

CULT OF LUNA-Eternal Kingdom ★★ (2020-08-24 22:50:09)

スウェーデン産ポストメタル2008年作
20年選手でワリと有名だと思うんだけど、意外にも登録が無かったので、追加登録してみた。
ウチにはこの作品と処女作Cult Of Luna(2001年)、VERTIKAL (2013年)がある。このバンド結成前はハードコアに傾倒していたようなので
カオティックな雰囲気が割と色濃い。そういった下地があり、初期のドゥーム志向が見え隠れした作風から興味を持ったものの・・・
ボクにとってはどちらかというと苦手なサウンドの部類に含まれる。所持している3枚の中ではこの盤が一番好みではあるけど、何故かハマれない。
類似するバンドとしてよく引き合いに出されているのを見かけるのはNeurosis、Isisだ。結構的を得ているが、ボクはIsisは好みだが、Neurosisは苦手だ。
たぶん、ボク自身、年齢を重ねてハードコア的なカオスが
…続き

CóNDOR-El Valle Del Cóndor ★★ (2021-02-28 21:31:34)

コロンビア産ヴァイキングメタル2018年作
辺境メタルを漁っているとコロンビア産は少ない分、目立つ。このバンドの作品も何度か見かけたが、あまりに粗悪な録音のため今までゲットしなかったが
恐らく通算4枚目だし、そろそろイイ感じになっただろうと思いゲットしたが、相変わらずデモ音源レベルの粗雑な録音状態に驚く。
音量を3メモリくらい大きくしないといけないくらい、全体的な音量が小さい上、ヴォーカルが目立ちすぎ、ギターが聴こえにくくバランスが悪い。
ローファイ感がアングラ臭を漂わせて味わいになっている類の録音ではない。意図的にそういているワケでもなく、単に録音技術が悪いんだろう。
少なくとも、デモテープ音源レベルの音響に一喜一憂できるマニアでなければ、絶対ゲットしてはいけない盤であることは間違いない。
そんな粗悪なポンコツ録音だが、描いている世界観と演奏スタイル
…続き

DANTESCO-De La Mano De La Muerte ★★★ (2021-09-20 00:01:56)

プエルトリコ産ヘヴィメタル2005年作
ボクとしては15年選手のベテランのイメージがあり馴染み深いんですが、このバンドを追加する時に検索に引っかからなかったということは無名なんだろう。
初期作品はどうもあまり評価されていないようだが、まあ、その理由はわからないでもない。オペラ調のヴォーカルスタイルに癖があってクドいのだ。
おまけに大胆に音程を外すくらい、音痴なんだよね。後期は改善されて決して下手ではなくなるんですが、コレを味わいとして受け入れられれば、結構ハマる。
結構ガチンコパワーメタルな感じなんですが、コレは処女作だけあって録音は万全とは言えない。しかし、この作品はそこが大きな固有の魅力となっている。
ギターが若干シケシケでペラいながらも、演奏はパワフル。コレが絶妙な味わいで、ギターソロをガムシャラに弾きまくる豪胆な感じは最高にカッコいい。
まあ、
…続き

DANTESCO-Pagano ★★★ (2021-09-20 00:40:13)

プエルトリコ産ヘヴィメタル2008年作
オペラ調の音痴ヴォーカルの音程外し率が低下しつつも、朗々と歌い上げて音程のズレを誤魔化してる感が否めない感じは固有の魅力であると同時にクドい。
そこにB級愛を感じつつ鑑賞しよう。前作の死神通り魔ジャケから一変、清々しい青空の下で天使を踏みつけるミノタウロスのジャケとなったことで
メタルオペラ的な音楽性と古代エジプト的世界観がピッタリとフィットした。ジャケクオリティは処女作のインパクトには敵わないが、こっちの方がシックリくる。
愛聴した頻度は圧倒的にこの盤が多いので、彼らの作品中最もお気に入りだ。このくらいのややシケ気味のギターの音像でパワフルに演奏するスタイルが渋い。
豪胆な歌唱が暑苦しいが、ギターソロやアコギの旋律にも南米的なアルゼンチンタンゴ的な熱めの哀愁が漂うのは、いかにもプエルトリコ産という感じがする。

…続き

DARK FOREST-Oak, Ash & Thorn ★★★ (2020-06-02 01:52:06)

英国産正統派メタル2020年作
世界観がボクのツボどストライクなので数年前からチェックはしていたものの、佳作といった感じで買うまでには至らなかったバンドだが
今年リリースされたこの作品は、これまでのどこか物足りない感じを一蹴して、一気に開花したかのような会心の作品だ!
バンド名とジャケとアルバムタイトルが示すとおり、この作品は「森メタル」で、ペイガニズムの浪漫とNWOBHMの息吹を帯びた作品だ。
メタリックになり過ぎないナマ音に近いギターのリフが、森・自然を感じさせる。ほんの少し(ホントに少し)フォーキーなテイストを織り交ぜ
ペイガンメタルによくあるややクサめなメロディーで、軽快なテンポでファイティングに、派手になり過ぎないツインギターやギターソロを駆使し
もちろんコーラスもいい感じにハモらせて、NWOBHMの古典と思わせる作風で聴かせるところがホント
…続き

DARK FOREST-Ridge & Furrow ★★★ (2023-10-13 21:36:59)

英国産正統派メタル2022年
種苗法改悪や種子バンク廃止を、農業従事者以外の国民にはほぼ知られないままシレっと国主導で推し進められた日本とは違い
ハンガリーやスロバキアやポーランドは国内農業を守ろうとEU連合の圧力と戦っているな・・・という風に一応解釈している。
オランダやニュージーランドの農業は脱二酸化炭素うんぬんの屁理屈で随分と追い込まれてしまったが・・・
今週末はポーランドで選挙があると思うので、ボク的には結構注目している・・・
まあボクは農業従事者でも酪農家でもないので、全く論点がズレてるということもあるかもですが、まあボク的解釈です。
農業ネタを一応書きましたが、他国のここらへんの話の詳細はYoutube動画でもあまり出てこず、現地記事を翻訳しないと
なかなか精度の高い情報は入ってこない。
・・・とまあ、メタルレビューじゃないじゃ
…続き

DARK FOREST-Ridge & Furrow-Ridge & Furrow ★★★ (2023-10-13 22:01:30)

Ridge & Furrowとは、どうやら田畑の畝と溝の模様を意味するようだ。
そういう風景を心に思い描きながら楽しむのがいい鑑賞方法だろうね。
アルバムタイトル曲だけあって、ドラマチックで聴きごたえがあり、壮大な自然を感じることができる。

DARK FOREST-Ridge & Furrow-Skylark ★★★ (2023-10-13 21:50:25)

アルバム1曲目を飾るに相応しいキャッチーなキラーチューン。
空をヒバリが舞う姿を想像しつつ、その躍動感を楽しむ曲だ。カッコいいね。

DARK FOREST-Ridge & Furrow-The Golden Acre ★★★ (2023-10-13 21:55:25)

この曲のタイトルから察するに、豊穣を祝う内容の曲なんだろう。
ギターとヴォーカルが織りなすハーモニーが、そういうお祝い的な雰囲気を醸し出しててグッドだ。
美味しいお米が食べたくなるね。

DARK FOREST-Ridge & Furrow-Under the Greenwood Tree ★★★ (2023-10-13 22:12:19)

このアルバムの最後の曲。
ややクサめのリフの旋律や、サビの盛り上げ方から、最も彼ら「らしさ」を感じることができる曲だ。
定番のコード進行をするいわゆる佳作の曲が多い分、心に残る際立った1曲、というのはなかなかないんですが
何故だろう、通して聴くとこの最後の曲の盛り上がりがとても劇的に聴こえ、EPの尺が短いながらも大河ドラマ1本見たかのような
充実感を味わうことができるんだよ。

DARK SUNS-Everchild ★★★ (2020-06-04 21:47:35)

ドイツ産プログレッシヴロック2016年作
まるで鳥のようなモノが描かれるジャケに興味を持ち、当時とりあえずジャケ買いした作品。
オルガンやシンセ以外にも、アルトサックスやトランペットなどのメンバーがいるゴージャスなバンドで
ギターの占める比率はやや低めだが、プログレをかじったメタルリスナーのツボにハマるサウンドだろうと思う。
CD2枚組の長編ファンタジー絵巻で、コレを聴くと1本映画を鑑賞したかのような充実感が得られる。
時折流れるピアノの旋律、ギターのコードワークから、作曲能力が相当高いと感じる。
また、終始アトモスフェアな空気が漂っているが、空間系のエフェクトが単調ではなく質が高い。
Kansas、King Crimson、Pink Floydあたりの70年代プログレッシヴロックの息吹をほんのり感じさせるので
そのあたりの音楽性や演奏スタ
…続き

DAVID BOWIE-Labyrinth: from the Original Soundtrack of the Jim Henson Film-As the World Falls down ★★★ (2020-04-28 20:22:57)

自分が何歳の頃かはっきり覚えていないが、映画「ラビリンス」を録画してよく観てた頃に聴いた曲で
ヒロインがゴブリン王に扮したデヴィッドボウイを探し回るワンシーンで流れる甘くエロい曲だ。
当時ファミコン版「ラビリンス」を買い、(何故そこまでラビリンスにハマったのかよくわからないがw)
映画中のサウンドがファミコンサウンドに変化して使われていることに驚いたが、
この曲はゲームクリア時のエンディングテーマに使われており、割と完コピされてて驚愕した。
非常に思い出深い曲だ。

DAVID BOWIE-★ ★★★ (2020-04-28 20:58:25)

この人は映画「ラビリンス」「戦場のメリークリスマス」「ツインピークス」などビッグタイトルの映画のほか
「バスキア」でポップアートアーティストであるアンディウォーホル役を演じたことなどから、芸術性溢れ多才なイメージがある。
敬虔で熱心なファンではないが、子供の頃からチョイチョイ映画で親しみ(特にラビリンスの魔王ジャレス)
音楽としては、グラムロック時代よりも、割と硬派なティンマシーンの頃のサウンドをよく耳にした。
この人のサウンドは、時代ごとにスタイルやジャンルが違うイメージで、一口にこういうサウンドと言いづらいところがあるが
ワリといつの時代も甘くエロい声が魅惑的で、そんな歌声と最先端を思わせるファッショナブルなところが魅力だった。
このBlack Starは、発売当時Amazonで探し物をしてる最中に、アルバムが発売されているのを知ってゲットしてみた
…続き

DEMILICH-Nespithe ★★★ (2020-05-15 23:49:46)

フィンランド産オールドスクール・テクニカルデスメタル1993年作
発売から5年後くらいだと思うが、購入当時に少しハマって、友人に貸したまま戻ってこなかったCDだが、もはやオリジナル盤は入手困難。
結局ボクは20th Adversary of Emptinessという全音源収録盤を所持している。
このバンドのフルレングスアルバムはコレのみで、デスメタル全盛期のリリースでありながら殆どメディアに露出することなく全くの無名。
ところが、当時の有名デスメタルバンドと比較しても引けを取らないどころか、かなりの個性派で偉才を放つサウンドだ。
大きな特徴は、その時代のデスヴォイスの中でも極端に低音な下水道ヴォイス、ブラストもアリでMorbid Angelを更にヴァンギャルドにしたような楽曲構成だ。
そして、やたら長い曲名が多いのも特徴。変拍子を多用し、意表を突く気持
…続き

DERKETA-In Death We Meet ★★★ (2020-05-11 23:14:37)

米産デスメタル2012年作
1988年に女性デスメタルバンドで結成されて以降、フルレングスアルバムはGoddess of Death(2003年)くらいだが
この作品は、メンバーの脱退などからオリジナルメンバーが定まらないまま、NunSlaughterのメンバーがヘルプをしたり、
数か所でレコーディングした音源を組み合わせたりして、紆余曲折しながらの作品だったようだ。
それでいて、気持ち悪さ、霧かかった空気の緊張、死や血などデスメタルのあるべき曲想を、見事に表現した類い稀な傑作だったから凄い。
この盤はかなりの回数聴いた超愛聴盤だったが、ついにメンバーが固定し、オリジナルメンバーとしての作品を世に送り出したのが今回の作品だ。
天気の悪い闇夜に鐘の音が響き渡る景色が思い浮かぶ初っ端のイントロ部分に、血に塗れたドゥーミーなギターリフが入った瞬間、ボクは死体
…続き

DERKETA-In Death We Meet-Goddess of Death ★★★ (2020-10-24 00:48:19)

オールドスクールデス愛がヒシヒシと伝わってくる、アルバム最初を飾る作品。
10分の大作でありながら殆ど曲展開することなく延々とザックリ感あるリフをズルズルと引き摺り続ける。
スピードや曲展開に頼らないB級デスメタル路線は、デスメタル黎明期においても殆ど表舞台で活躍することなくマニア向けだったが
そういう演奏形態のデスメタルを円熟させ、現代に蘇らせた彼女たちのサウンドはとても貴重だ。
最近はベーシストは初期DEATHフォロアーバンドのGRUESOMEで活躍しており、尚更古学校死愛をすごーく感じるところだが
そろそろDERKETAの新作を作ってほしいと思う今日この頃だ。

DISEMBOWELMENT-Transcendence Into the Peripheral ★★★ (2020-05-21 21:58:51)

オーストラリア産デスドゥーム1993年作
コレは確かアゴ氏のオススメでゲットしたんだったかな。
フューネラルドゥームの元祖はThergothon(フィンランド)、Paradise Lost(英国)、Disembowelment(オーストラリア)
それぞれの国でスローなデスメタル路線で登場して発展したのかなと思っている。
Paradise Lostは2nd以降はゴシック路線で発展してゴシックメタルのムーヴメントを、Thergothonの作風は北欧のカルトドゥームバンドに引き継がれ
Disembowelmentはオーストラリアで数年後にフューネラルドゥームのブームに火が点くキッカケになったんだろう、と思う。
(ボクはメタル誌を読まないしコレを購入当時に何か所かのサイトを翻訳して調べた程度の知識なので、信憑性があるかどうかわからないが)
バンド名は訳す
…続き

DISENTOMB-The Decaying Light ★★ (2020-05-26 01:35:49)

オーストラリア産デスメタル2019年作
大御所The Obsessedの名盤「Lunar Womb」のジャケのように、巨大な魔物がアタマから人を食べているジャケで
バンド名の中に「tomb」という綴りが入っている、という理由により、即ジャケ買いした作品。
中身はThe Obsessedの音楽性とは程遠い、ブラストとツーバスドコドコ満載のデスメタルでした。
ドラムは相当なハイテクの持ち主で、畳みかけるようなドラミングと多彩なリフは一聴の価値アリ。
ツーバスとブラストが多くを占めるサウンドなので、ワリと似た感じの楽曲になりがちなのは否めないところだが
若干オールドテイストの残り香があるので、ボクでも楽しく聴ける。
派手な演出のないクールさが魅力で、演奏の安定感は抜群なので、音楽性がハマる人は結構いると思う。

DOOM:VS-Earthless ★★★ (2020-05-01 02:14:05)

スウェーデン産ゴシックドゥーム2014年作。
Draconianのヨハンエリクソンが全ての楽器を担当しているドゥームプロジェクトだ。
そういう作品なので、本家Draconianのギターの質感に近く、ヴォーカルは女声ではなく男声。
当然ドゥーム作品なので、Doraconianよりも随分とテンポダウンしている。
唸るようなデスボがメインだが、ギターサウンドの曲間で呟くような声が入ったり、歌い上げるところもある。
ジャケのような荒廃した孤独で冷たい質感が特徴で、凄みを感じさせる重厚感ではなく、適度な音圧で淡々と旋律を奏でる感じだ。
重厚で真性なフューネラルドゥームを望むリスナーにはあまり向かないが、ゴシックあたりがストライクゾーンな人が
フューネラルドゥームの入口として体験するには、もってこいの作品だ。

DOOMED-6 Anti-Odes to Life ★★★ (2021-01-07 00:37:06)

ドイツ産ドゥームメタル2018年作
このバンドの作品は、どの盤も高い完成度で聴き応えがある。半面、そのスタイルはワリとどの盤も同路線を貫いている。
緑を基調としたジャケデザインは、初期から今作まで貫かれており、スタイリッシュさ、カッコよさがある。
このバンドのサウンドは、適度な歪みのギター、重低音のベース、芯のある適度な圧のドラムが、最適な音響で聴ける。音作りの巧みさが光る。
非常にヘヴィであっても、音が音像に紛れてしまうことが無く、旋律がくっきりと聴きとれる。適度な残響音も万全だ。
そういう完璧な音響はあくまで前提であって、アヴァンギャルドな曲構成が最大の魅力だろうと思う。しかし、このアヴァンギャルド加減が説明しづらい。
決して、既存のドゥームメタルスタイルに新しい演奏様式を盛り込んでいるというワケではない。曲の構成・アレンジが独創的なのだ。

…続き

DOOMED-Our Ruin Silhouettes ★★★ (2020-05-18 01:28:57)

ドイツ産ドゥームメタル2014年作
ドイツ東部チェコの国境近くのバンド。初期から近年の作品までジャケアートのデザインが統一されてて、とてもオシャレな印象を持っているバンドだ。
ドゥーミーだが、ツーバスもあり、起伏に富んだ、とても理に叶った展開をするカッコいい楽曲群と、エッジの効いたヘヴィかつイーヴルなギターが魅力だ。
ボクは基本、ドゥームにツーバスは許せない。が、このバンドはカッコいいから許せる。淡々と聴かせるタイプとは対極にあるロックテイストのドゥームだが
ヴィンテージ臭のするドゥームロックとは肌色が違うし、デスメタル的でもなく、真性なスロードゥームではなく・・・オーソドックスに感じられる音ながら
他にコレといった例えが思い浮かばない独自性がある。そう感じるのは、細部に至るまで音が作り込まれててやや前衛的な側面があるからだろう。
ボクはこの作品以外に
…続き

DRAWERS-All Is One ★★★ (2020-05-28 11:41:21)

フランス産サイケデリック・ドゥームロック2011年作
ストーナー要素を含むかなーり重量のあるギターで聴かせる、結構カッコいいロックサウンドだ。
ドゥームと言っても、ドラムは結構手数が多く、ギターのリフは掻き毟り引き摺るようなスラッジに近いヘヴィさがある。
初期Electric Wizardを想起させるヘヴィさと、石化しそうな感覚があり、そっち方面が得意な人は相当ツボにハマるはず。

DREAM THEATER-Distance Over Time ★★★ (2020-05-17 20:52:01)

米産テクニカルHR2019年作
ドリームシアターは神盤Images and Wordsがあれば後は別に・・という感じだったが、一応ギタリストの友人がいるので
全部聴いていることは聴いている。ドラマーのチェンジで音楽性が変わったとか、いろいろと酷評も聞くようになったが
少なくとも前作の短編集のような作品はボクは退屈で、もうこのバンドも微妙になってきたなあと思ったのが正直なところ。
しかし、この作品は楽曲が素晴らしいし、湿り気たっぷりのヴォーカルが帰ってきたというような感覚、素直にカッコいいと思う。
ギターとシンセの曲芸的演奏も、楽曲の曲想を殺す程のモノでもないし、ドラムも結構いい感じだと思うけどね。
ボクはギタリストではないので、速弾きギターサウンドはあまり買わないが、そのテのギタリストではジョンペトルーシは好きなギタリスト。
バックでジョンペトル
…続き

DRYOM-2 ★★★ (2020-06-27 01:21:33)

ロシア産フューネラルドゥーム2015年作
バンド名はロシア盤の表記は(たぶんベラルーシ語)Дрёмだ。3作品リリースしており、タイトルは処女作が「1」で
作品発表順にアラビア数字がそのまんまタイトルになっている。わかりやすくてイイ。
ワリと聴き応えのあるフューネラルドゥームだが、描く世界はジャケから察するに、少なくとも現代がテーマ。
翻訳すると1曲目は「死の街」3曲目が「ブリザード」だ。なんとなく世界観が見えてくる。
暗いジャケイメージと、派手さの無い音楽性から、かなーり地味なバンドというイメージを持っているが、クオリティは相当高い。
淡々としたゆるーいテンポ、粉っぽい歪みのギター、一本調子なコモり気味のデスヴォイスがうまく融合している。
ギターの質感からか、埃っぽさを感じるところと、ギター以外のシンセや効果音に独創性を感じる。
一聴しただ
…続き

DUNGEON CRYPT-Blow by Blunt Flint ★★★ (2023-06-16 01:37:51)

チェコ産ヘヴィメタル2023年作
昨日リリースの出来たてホヤホヤ。相変わらず同じようなミドルテンポ独りポンコツ宅録メタルを聴かせてくれる。
前作Paleozoic Times(2020年)はデジタル作品に2ドル払いました。今回は20チェココルナ(約140円)でゲット。
今までの作風と全くと言っていいほど変わっておらず、3年間一体何をしていたんだよ・・と言いたくなるが
コレがまた何故か中毒性の高い、微笑ましいポンコツメタルなのだ。
せめて曲ごとのテンポくらい変化をつければいいのにいつも同じテンポの曲なので笑える。
この人の癖として、ギターとタムを刻みながら下降する、ミドルテンポメタルあるあるのリフを多用するんですが
コレが妙にツボにハマるんですよ。ホント面白い。で、風呂場音響の低クオリティな唸り声に、中毒性がある。
YouTube再生回数もす
…続き

DUNGEON CRYPT-Blow by Blunt Flint-Blow by Blunt Flint ★★★ (2023-06-16 01:56:31)

アルバムタイトル曲。
過去様々なC級以下ポンコツメタルを聴いてきた。まあ、このバンドに期待するのは「笑い」なんですが
サウンドクオリティは置いておいて、お笑い部分は期待以上のクオリティをいつも提供してくれる。
この曲はアルバム1曲目ですが、初っ端から笑いのツボを突きまくる。
ギターの音質は決して悪くないのに、何故か笑いが込み上げてくるダサいリフ、いつもと変わらない同じテンポ
チャイナシンバルのカシャーンっていう音やカンカンカーンと鳴り響く金属音を多用するところ
ワザとキーを外したような微妙でダサいギターソロ・・・安定のいつもと変わらない唸り声・・
再生してすぐに秒殺されました。このセンス、ホント好き。

DUNGEON CRYPT-Blow by Blunt Flint-Mammoth Hunters ★★★ (2023-08-15 03:14:18)

世の中には素晴らしい名盤が沢山あるというのに、またこのポンコツサウンドを再生してしまった!
単にギターのパワーコードに乗せたヴォーカルラインが、どうしてこんなに笑いを誘い、中毒性があるのか。
そもそもこの人は何故マンモスと戦おうとしているんだ?
一体どんな世界観を思い描いているんだろう。

DUNGEON CRYPT-Blow by Blunt Flint-Tragedy in Teriatry ★★★ (2023-06-16 02:07:09)

なんでこんなギターソロにしたのか。
この音のハズしかたは確信犯だろ・・・ホント楽しい。
クセになる。

DUNGEON CRYPT-Paleozoic Times ★★★ (2021-09-01 01:06:15)

チェコ産ヘヴィメタル2020年作
地球上で最も先進的で挑戦的な音楽が生まれている国はチェコ共和国だと常々感じている。が、メタルに関しては超のつく辺境国というイメージがある。
アヴァンロックやジャズではハイクオリティなバンドが多い国なので、メタルもスゴいバンドがある筈だと思いつつ結構普段から気になる国なんですが
多くが驚くほどのポンコツ作品だ。ゴアグラインド路線は結構気になる作品はあるものの、結局チェコ産でゲットするのは非メタルの別路線作品ばかりである。
このバンドはそんなチェコ産ポンコツメタルのひとつではあっても、何故か愛情を注ぎたくなるボクのツボを突くB級以下のポンコツ宅録独りメタルだ!
試聴段階では笑いを誘うそのポンコツっぷりに愕然としたんですが、ラストまで聴いてしまった上、2ドル払ってデジタル作品をゲットしてしまった。
まず、ジャケのセンスが笑え
…続き

DUNGEON CRYPT-Paleozoic Times-Primitive Ammonite ★★★ (2021-09-01 01:29:05)

アルバム中、最も不可解で笑える作品だ。曲名を日本語訳にすると「原始的なアンモニート」だろうか。
ミドルテンポ以下のドゥーミーなバッキングに、笑いを誘う唸り声ヴォーカルが乗る楽曲なんですが
1分過ぎたあたりから、プールの中でブクブクと息を吹き出しているような謎のサウンドスケープが結構な尺で挿入される。
川の底に住む原始アンモニートの生態を表現しているのだろうか?
ポンコツサウンドで描かれる謎の世界観がシュール過ぎて、愛情を注ぎたくなるのだ。

DUNGEON CRYPT-Twilight of the Stone Age ★★★ (2021-09-16 22:23:58)

チェコ産ヘヴィメタル2020年作
コレを売ろうというセンスがスゴイと感じる超ポンコツ宅録メタルだが、また再生ボタンを押してしまった!
もはや長年メタル作品を愛聴していると、普通に完成度の高い作品は、ありきたりで喜びを感じられなくなるのか、ボクの感性が退化しているのか。
最近は3日に1回くらいはDUNGEON CRYPTを聴いている。確かに、ミドルテンポで刻むメタルはストライクゾーンだが、流石にコレはポンコツ過ぎる。
そう思っているものの、何度も繰り返し聴いてしまう謎の中毒性を秘めている。録音や演奏技術はポンコツであっても、惹きつける何かがある。
凄みも無ければ劇的に展開するような楽曲でもない。相変わらず風呂場で唸っているかのようなデスヴォイスだ。ダサいフレーズも結構多い。
きっとそういうダサさが凝縮した感じと風呂場ヴォイスのコラボレーションが絶妙にツボ
…続き

Detroit Rock City ★★★ (2020-08-21 00:04:58)

高校に入った頃、バンドを組んだばかりの頃に、地元の祭りの企画の駅前ライブで演奏した曲だ。
ライブ映像を真似して手を回しながら演奏したが、当時は白塗りの化粧をする勇気までなかった。
この盤では最も好きな曲、ライブの楽しさや華やかさが詰まったロックンロールサウンドがアツい。

EA-Au Ellai ★★★ (2020-05-04 01:50:52)

????産フューネラルドゥーム2010年作
シンセを多用した神秘ドゥーム路線を更に突き進め、全体的な整合性を再調整されたような作品で、非常に聴きやすい。
しかし、前作の、真性さに近づきつつあったギターの重厚感がやや抑えられて、再びシンセの比重が増したようにも感じる。
今までジャケが残念だったが、今作は燃えるような赤を背景に黒で描かれた鳥が飛んでいるジャケが素晴らしく、アルバム自体の存在感が増している。
このアルバムの音楽性は素晴らしいと思うが、処女作から大きくは音楽性が変わらず、アルバムリリース毎に新しい何かに期待するのだが
その点ではインパクトが薄れつつある、という印象を持っている。

EA-Ea ★★ (2020-05-04 02:06:57)

????産フューネラルドゥーム2012年作
相変わらず匿名で神秘ドゥーム路線は変わらず。今作は1曲48分、という作品で、インパクトは大きい。
元々空間系シンセをはじめ、残響音の聴かせ方がうまいから、安心のクオリティではある。
しかし、ツーバスをドコドコ入れるという禁断の手法に手を出してしまったことと、一部鳴きのギターサウンドを入れてしまったことは
フューネラルドゥーマーとしては残念。ドラマチックな曲展開が一部加わったとは思うが、ややコレジャナイ感がある。
それでも神秘的な世界観を貫いているスタイルのドゥーム作品としては、なかなかこのバンドを凌ぐサウンドには出会えないのも事実。

EA-Ea II ★★★ (2020-05-04 01:30:55)

????産フューネラルドゥーム2009年作。
処女作の神秘性を引き継ぎつつ、全体的な音圧がやや厚めになり、シンセ寄りだった作風から一変してギターの存在感が増した。
前作ではギターの低音部の存在感があまりなかったが、そこが改善されて重厚で迫力のあるサウンドに仕上がっている。
シンセサウンドも低音部が厚く、パイプオルガン・ピアノなどアタックの強い芯のある音が増した印象、前作同様に空間系シンセもしっかりと作っている。
相変わらずメンバーは匿名で、曲名の無い20分越えの楽曲が2曲と、神秘性を前面に出す仕掛けが効いている。
前作のライトに聴ける感覚が薄れ、フューネラルドゥームフリーク向けの濃い作品にシフトしている。

EA-Ea Taesse ★★★ (2020-05-04 01:11:18)

????産フューネラルドゥーム2006年作。
メンバーは匿名で活動しており、果たしてどこの国のバンドなのかもよくわからない。
EaのCDは4枚所持しているが、メンバーに関するライナーなど一切無く、未だに不明なまま。
ロシアのプロダクション(soritude production)からのリリースで、音の感触はいかにもロシア的に聴こえるんだけど、果たしてどこの人がやってるのか。
スタイルはゴシック寄りのやや薄目の音圧のギターとシンセによるフューネラルドゥーム。
音圧で悩殺されるタイプではなく、空間系シンセのアンビエントサウンドをバックにギターを奏でるといった感じ。
メンバーの匿名性を含め、神秘性を前面に出したコンセプトが素晴らしい作品だ。

EARTHSHINE-My Bones Shall Rest Upon the Mountain ★★★ (2021-05-04 22:45:47)

オーストラリア産ドゥーム2021年作
一応ドゥームとしたが、ツーバスもあるし一口でドゥームと言い難いところもある。ペイガンメタルのようでヴァイキング的でもある。
基本鈍重なリフで進行し、ゴリゴリに歪んだギターを豪胆に掻き鳴らす。今は無きBathoryを彷彿させ、若干ポストブラック寄りにシフトさせたような
音楽性に大きな魅力がある。しかし、コモリ気味の録音状態は、評価を真っ二つに分けそうだ。この粗雑な録音が味わいになっているとは言い難く
コレを楽しむには少々慣れが必要だ。ボクはあまり気にならなくなった。そのハードルを越えれば、このサウンド特有の浪漫主義的な雰囲気にハマる。
なんといってもジャケが美しい。鷹が飛ぶ夕焼けをバックに、獣の頭骨が描かれる荒野、石碑の前で白馬に跨る槍を持った騎士が佇む。
戦いに疲れ、故郷に帰ってきた的な雰囲気と、大地を感じさせる壮
…続き

ECTOPLASMA-Inferna Kabbalah ★★★ (2023-08-24 22:58:12)

ギリシャ産オールドスクールデスメタル2022年作
最近は真性なダークサウンドよりも、古学校死サウンドを好んでゲットしている。特にB級路線。
そういうワケでデスメタル黎明期から活躍する老舗バンドも結構手にするんですが、むしろ影響を受けた次世代バンドの方が
より古学校死度が高いということを近年はヒシヒシと感じる。老舗バンドは一度完成しちゃうと演奏技術は上がっても味わいが欠落しがちだ。
というワケで、今月は未知の古学校死サウンドを発掘、いろいろ視聴して厳選して最もツボにハマったのがコレだ!
昨日空輸で届いたんだけど、もう、ずっとCDかけっぱなしです(笑)。
もうね、完璧。ボクがこのジャンルに求めるモノが全てこの1枚に凝縮されていると言っても過言ではナイ。ストライクゾーンど真ん中です。
このバンドのルーツをいろいろ調べてみたが、一時期は4人編成だったよう
…続き


MyPage