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kamiko!さんの発言一覧(評価・コメント) 501-550
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UNTIL DEATH OVERTAKES ME-Missing ★★★ (2020-05-17 20:32:55)
ベルギー産フューネラルドゥーム2018年作
リリースからもうすぐ2年が経とうかというのに、Youtubeの再生回数が未だ700回位というのだから、相当無名なんだろう。
昔から孤独で濃厚に根暗な音楽性を貫き、遂にこれ以上ナイくらいに人生残念ドゥームを創り上げた。
この作品に出会うまでに何作品ポンコツサウンドにお金を投資したことやら。実にその散財の価値があったと思わせる納得の作品だ。
今後もこの路線を突き進んで欲しい。欲を言えば、前作Antimortemでも感じたが、あまりにお金がかかってないと思わせるジャケを
もっと雰囲気のあるデザインにして欲しい。ワードアートで簡単に作れそうなバンドロゴもホンモノ感を出して欲しいところだ。
完成されたアンビエント空間、ギターとシンセの垂れ流し、デスヴォイスが唸る、という音楽性は前作と変わらない。
単調で曲展開など
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UNTIL DEATH OVERTAKES ME-Symphony I: Deep Dark Red ★ (2020-05-16 00:46:56)
ベルギー産フューネラルドゥーム2002年作
犬のように唸るヴォイス、バリバリ感満載のギターなのかシンセノイズなのかよくわからないノイズなどが相変わらずポンコツサウンドだ。
アコギやSEの質はまあまあで、普通に聴けるが、とりあえず当時は聴いた瞬間、お金返して!と思い、CD(CDRでリリース)をコンロで焼きたくなった。
ただ、今となっては好きなバンドなので、ふと思いなおして聴くと、ダークアンビエント作品としては十分聴ける内容ということがわかる。
UNTIL DEATH OVERTAKES ME-Symphony II: Absence of Life ★★★ (2021-06-17 00:35:20)
ベルギー産フューネラルドゥーム2002年作
このバンドの作品をレビューするのはなかなか大変だ。どの盤も似たような音楽性で、よほど愛聴しないとその違いが判らない。
リリース数も多いので、未だに一聴しただけでどの盤に収録されている楽曲か少し考えないと迷うこともある。イントロクイズにしてしまえばいいのに。
この盤はチープな過剰に歪ませたノイズが大きな特徴だ。彼の作品を蒐集し始めた当時は、試聴してゲットするのを避けた盤だったが
ワリと最近ゲットしている。これ以上歪まないだろうと思える程バリバリのノイズなので、果たしてコレがギターなのかシンセなのかわからない。
そういうノイズとシンセ、唸り声の掛け合いが延々続く音楽性だ。シンセはパイプオルガンの音響に近いので、何やら神聖な雰囲気が漂う。
ノイズのチープさに慣れれば、コレが不思議と味わいに変化してくる。シンセの効果
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UNTIL DEATH OVERTAKES ME-Symphony II: Absence of Life-And Death Took Her Smile Away ★ (2020-05-16 00:39:02)
ベルギー産フューネラルドゥーム2002年作
あまり作りこまれていないFM音源のようなシンセと、ギターなのかシンセノイズなのか判別できないようなビリビリ感のあるノイズ
ケモノのように唸る超低音ヴォーカル、まあ、やりたい事、描きたい世界観はよく判るが、いかんせんポンコツ感のするサウンドだ。
初期作はこういう作品で、購入した当時はCD(しかもCDRでリリース)を円盤のように窓から投げようかとも思うほどチープに感じたものだ。
ただ、長年このバンドを追いかけて、いざ振り返って聴いてみると、このバンドの持ち味が出ているサウンドだということがわかり、味があると思える。
購入当時はフェイバリットバンドになると思ってなかった。資料として持っておきたいと思っている。
UNTIL DEATH OVERTAKES ME-Symphony III: Monolith ★★ (2020-05-16 01:04:32)
ベルギー産フューネラルドゥーム2006年作
前作のシンセのみアンビエント作品に、ギターかシンセノイズかよくわからないノイズが乗った感じのダークアンビエント色の強い作品。
若干やりすぎなノイズが乗ると、聴き様によってはポンコツサウンドに聴こえる。購入当時は趣きを感じることができなかった。
購入当時は、ノイズが乗った瞬間に、次のゴミの日がいつだったか調べたくなった。シンセはとてもいいのにもったいないと思った。
今は好きなバンドなので、ワリと聴ける。ダークアンビエントサウンドとしては、ワリと優秀な部類に入るかも知れない。
UNTIL DEATH OVERTAKES ME-Well of Dreams ★★★ (2020-05-16 01:19:58)
ベルギー産フューネラルドゥーム2016年作
森の中の井戸ジャケが素晴らしい作品だというのに、CDで発見できず(リリースしていないのか?)やむを得ずデジタル作品として持っている。
今まで散々このバンドのポンコツサウンドに散財した甲斐があったと思えるほど、録音の質がアップし、非常に音のバランスが良くなった。
必要最小限のドラム、超スローテンポの中で分厚い歪んだギターとシンセをジャーンと弾くだけ、という簡単なお仕事。
しかし、シンセの音空間とギターノイズのコントラストは流石に今までアンビエントな作風にこだわっていただけあり、クオリティが高い。
同時期に複数作品をリリースしているが、突如スゴいサウンドに変貌しているので、全てオススメである。
UPWARDS OF ENDTIME-From Genesis to Apocalypse and Beyond ★★★ (2020-08-22 01:17:00)
米産ヘヴィメタル2007年作
元々超悪趣味な気持ち悪い世界観でサウンドを追求していたAtrocity(独デスメタルではなく米グラインドコア)のメンバーによるヘヴィメタル。
コレは我が家にある作品の中でも屈指のポンコツサウンド、B級愛がないと聴けないクオリティだ。しかし、その作風に愛情が沸かない筈がナイ。
アルバムタイトルを日本語訳すると「創世記から黙示録へ」だろうか。何やら壮大なコンセプトを感じさせるゴージャスなタイトルなワリに
各曲のタイトルがショボい上、楽曲のロークオリティさに悶絶してしまう。一本調子の曲調が続き、いよいよこれから曲が展開するんだろうな
というところで突然曲が終了したり、フェードアウトしたりするのだ。もはやワザとやっているとしか思えない。
最も個性を放っているのは、やたらイラッとさせるヴォーカルの存在感だ。音痴を通り越してクドい。ど
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UPWARDS OF ENDTIME-From Genesis to Apocalypse and Beyond-A Prayer for the Dying ★★★ (2020-08-22 02:28:24)
もうこの曲に差し掛かる時点でクタクタになっていると思うが、この曲で疲労のどん底に突き落とされる。
初っ端のドゥーミーなギターで、おっ!と思わせておいて、ドゥームではなくすごーくワザとらしいバラードに突入する。
泣きそうなほど魂を込める音痴なヴォーカルにゲンナリし、もうクタクタになる。
UPWARDS OF ENDTIME-From Genesis to Apocalypse and Beyond-Faith Long Lost ★★★ (2020-08-22 02:44:08)
アルバムのラストを飾る曲だ。この時点でほぼHPは失われているので、このトラックまで通しで聴くことは稀だ。
疲労感にムチを打つようなハイテンションなヴォーカルにイラッとするが、更に疲労を伴うギターソロの応酬を浴びせられ
もはや再起不能になってしまう。
UPWARDS OF ENDTIME-From Genesis to Apocalypse and Beyond-Men at Arms ★★★ (2020-08-22 02:15:24)
軽快な4ビートが魅力的なアルバム1曲目を飾る曲だ。が、殆ど展開することなく一本調子に終わる。
上から目線のナルシズムを感じさせるヴォーカルが楽しそうに歌っているところがイラッとする。
しかし、このイライラは序の口、まだ始まったばかりだ。
UPWARDS OF ENDTIME-From Genesis to Apocalypse and Beyond-Passing Time ★★★ (2020-08-22 02:21:01)
時が過ぎていく表現を物静かに、タム中心のドラミングで、アンビエント風に、時にベースのリフを入れて・・
やりたいことはとてもわかる。が、ドラムの緩急のつけ方が非常にワザとらしく、全然シットリしていない。
曲のラストではドラムのみになり、徐々にワザとらしくテンポダウン、カシャーン!というシンバルで締めくくる。
ローテクでクドいドラムにゲンナリし、妙な倦怠感と笑いを提供してくれる。
UPWARDS OF ENDTIME-From Genesis to Apocalypse and Beyond-The Sleeping Dragon ★★★ (2020-08-22 02:24:16)
Passing Timeでゲンナリした次の曲がコレだ。
高めの音程を歌うことができないのだろう。驚くほど音痴なサビが延々続き、疲れが最高潮に達する。
URIAH HEEP-Living the Dream ★★★ (2020-07-09 23:24:03)
英国産プログレッシブロック・オルガンロック2018年作
このバンドのサウンド体験は、メタル誌のプログレッシブロック記事を見て興味を持ち、Look at Yourselfをゲットしたところからスタートしたが
アナログシンセに傾倒していた先輩バンドマンの影響からか、1960年代後半から70年代初頭に英国で火のついたオルガンロックサウンドの
バンド群(Cressida、Egg、AffinityあたりのHR/HMの括りよりはオルガンを前面に出したロック)にハマるきっかけになったバンドだ。
そういう経緯がありながらも、意外にDeep Purpleにはハマらず、先に挙げたバンドと、このUriah Heepにハマった。
オルガンロックバンド群の中でも、ハモンドやメロトロンを無骨に大胆に導入した唯一無二のスタイルに魅せられたので、HR寄りの後期作品より
オルガンが前面
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UZ JSME DOMA-Kry ★★★ (2020-05-18 00:26:13)
チェコ産アヴァンロック2018年作
もう随分長く活動してると思うが、初期から大きく方向性を変えることなく作風はワリと同じなのに、毎回納得のクオリティなのは
バカらしいパンク寄りなサウンドでありながら、前衛的で知的な楽曲構成のセンスが高く、沢山の引き出しを持っているからだろう。
この音楽性に追随する、影響を受けたと思われるバンドが僅かにいるが、その独創性には全く追い付いていないと思う。
多彩な変拍子と控えめながらエッジの効いたギター、独創性の大きな要素であるトランペットの存在、チェコ語のイントネーション等
他ではあまり聴くことのできないサウンドでありながら、ものすごーくそれを自然にやってて聴きやすいところが、コレまたスゴイ。
ポップアートのようなシュールなジャケが毎回楽しいが、今回はシロクマだ。歴代ジャケでも特に好きなデザイン。
このバンドの歌詞が
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VANDENBERG-2020 ★★★ (2020-06-07 18:13:35)
ギターヒーローモノは友人のギタリスト経由だったり、自分がダークサイドに染まる前、洋楽ビギナーの頃に結構多く聴いたが
ヴァンデンバーグ3作品は近所のCDレンタル屋からゲットした作品をカセットテープに落としてよく聴いていた。
当時のメタル誌でも名前はよく掲載されていたが、決して高評価とは言えない微妙な立ち位置だったのは、同時期の哀愁漂わせる
ギターヒーローに比べると、北欧情緒的な哀愁は一枚落ちるし、WhitesnakeでもどちらかというとSteve Vaiに取って代わられた感が
あるからなのかな、とは思う。そもそもヴァンデンバーグのギターは英国的なイメージが無く、哀愁はあってもどちらかというと
北欧人でありながら米国的なイメージをボクは持っていたと思う。だから濃厚な北欧情緒のギターを期待すると一枚落ちる印象を持ちがち。
ならば米国的なブルースギターかといえ
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VICTORY-Don't Talk Science ★★ (2020-05-28 23:28:04)
ドイツ産ハードロック2011年作
昔はTemples of Gold(1990年作)にハマり、よくウォークマンで聴いていた。その頃が全盛期だったように思う。
その頃から20年以上は経っていると思うが、当時の雰囲気を楽しみたいと思いゲットしてみた。
オリジナルメンバーで継続しているのかどうかは知らないが、昔はドラムの手数が最小限で多彩さに欠けるものの
心地よいグルーヴ感だったように記憶しているが、今作もドラムのリフは単調に感じられる。
また、年齢を重ねたからなのか、当時のグルーヴ感はあまり再現されていないサウンドだった。
しかし、安定感のある演奏はやはり年季が成せる技だなと思う。そして80年代後半~90年代前半の独特な空気が
なんとなく蘇ってくる好盤だ。ジャケをもうちょっと頑張ってほしかった。
VINTERGATA-Smorodina ★★★ (2020-07-29 23:13:22)
ロシア産シンフォニックHR2018年作
アルバムタイトルはロシア表記ではСмородинаだ。
ブラックメタルやデスメタル的アプローチもあるが、ユーモア溢れるコミックさのあるメインヴォーカルや仰々しい女声ヴォーカルの
個性が強く、真性さよりもホラーエンターテイメントな色が強いサウンドだ。決してクオリティは高くはなく、イメージとしては
King DiamondやCradle of Filthあたりの音楽性で、それらのサウンドを若干B級にシフトさせた感じだ。
濃厚な暗さが売りのロシア産には珍しい明るいイメージのホラーエンターテイメントである上、何故か捨て置けないB級愛が芽生える楽曲群に
とても惹きつけられる。とりあえず万人にはオススメしないが、個人的に相当ツボに入ったB級作品である。
騎士の死体の山、血を思わせる真っ赤な川に架かった木の橋の上で、騎士
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VINTERGATA-Smorodina-Смородина ★★★ (2020-07-29 23:24:51)
シンコペーションを多用する独特なリフと薄めのシンフォニックなシンセがマッチしている。
サビの仰々しい歌いまわしや、ダサさと紙一重なダンサブルなリズムはとてもユーモラスで、妙なB級愛が芽生えるのだ。
VOIVOD-The Wake ★★★ (2020-04-26 18:43:33)
Angel rat以降、どうもコレジャナイ感漂う作品が続き、全くボクのツボにハマらず
ギターが病気で脱退後、更に混迷するのかなと思いつつ、一応はずっとチェックしてきたのは
Nothing Faceのようなプログレッシブ&スラッシュ的なスタイルで蘇ってくれないかなという期待があったからだ。
ジャケを見て、コレは大丈夫なのかという不安を感じつつも発売当時にゲットしましたが
コレは!Nothing Faceで悶絶したファンにとって期待通りの作品に仕上がっている!
コレは2018年の作品ですが、とりあえず2018年にゲットしたHR/HMベストアルバムですよ。
元々Pink Floydをカヴァーするような、サイケ&スピリチュアルな志向性を持ったバンドで
情緒不安を引き起こしそうな変則リフや不協和を絶妙に構築する楽曲が一番の売りだったと思う。
そんな個
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VOLTLAND-The Cycle of Existence ★★★ (2020-08-29 21:53:43)
ロシア産プログレッシヴメタル2017年作
ボクがロシアのショップで買い物する時のCD価格の相場はCD1枚600ルーブルくらい。日本円で1枚800円台くらいでゲットできる。
送料が勿体ないから、色々試聴して値段と相談しながらなるべく良質な作品を格安で大量に手に入れるようにしてるんですが
この作品は、最近ゲットした中でもワゴンセール並みの格安276ルーブル(最近の相場でも400円以下)で叩き売りされていた。
ボクの検索の仕方が悪いのかも知れないが、Youtube試聴回数が23回(既に3年経っているというのに・・)という全くの無名。
まあ、ジャケもバンドロゴもダサいし、バンド名もピンとこない。このジャケを見てこの新人バンドを買おうという人も少ないのかも。
しかし、侮るなかれ。ボクは試聴して一発で購入を決めた。相当ハイレベルで希少価値のある盤であることは間違い
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VOLTLAND-The Cycle of Existence-The Cycle of Existence ★★★ (2020-08-29 22:30:30)
Destiny、Wheel of the time、Oasis、Life Cycle、Final Fallとタイトルが付けられた、
インスト2曲を含む5曲からなる、トータル25分超の大作だ。
70年代プログレでよくある大作主義、KansasのLeftoverture(1976年)やPink FloydのAtom Heart Mother(1970年)あたりを
彷彿させる組曲形式は、このバンドのコダワリを感じさせる。70年代プログレを意識したこの大作はとてもドラマチックで
当時のプログレの空気感が蘇るかのよう。全くの無名バンドとは思えないハイクオリティだ。
Vexovoid ★★★ (2020-05-10 17:54:41)
オーストラリア産アヴァンギャルドブラック2013年
ベーシストがチェンジしているみたいだが、音楽性や方向性は変わらず、録音状態が少し向上して、更に迫力を増した。
音像が真っ黒いノイズの塊で、雪崩のように、怒涛のように襲い掛かってくる。
拍子が一定ではなく不規則なので、先が読めない不安感を煽られ、暗黒の渦に放り込まれる。
現在エクストリームサウンドではこのバンドを凌ぐバンドはいないと言えるくらい凄まじい。
ボクには少ししんどい。しかし、最高潮に激しく重くアヴァンギャルドな音楽性を求める人には神盤になるだろう。
WARFECT-Spectre Of Devastation ★★★ (2021-09-26 19:20:24)
スウェーデン産スラッシュメタル2020年作
過去作品のジャケクオリティに惹かれつつも、今更スラッシュメタルをゲットするのも・・と思いつつ静観してきたバンドだが新作をゲットしてしまった。
丑三つ時に石造りの建物にて、バッハのような長髪のガイコツ王が、3匹のネズミに鎖のリードをつけて直立しているジャケ。全く強そうじゃないのがいい。
2曲目Pestilence(疫病)3曲目Rat King(ネズミの王)4曲目Left To Rot(腐ったまま)という流れの隙間キャラを描いたB級世界観の汚い感じが素晴らしい。
楽曲の8割は突進型スラッシュだが、コレが歪みや重量に頼ることなく、クリアな音質で圧倒的な音数を以って攻めてくるところがイイ。
カミソリのような切れ味を持つギターと、ハイテクニックなドラムによる高速リフは魅力的、そんなサウンドに濁声ヴォーカルが乗るスタイルだ。
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WARFECT-Spectre Of Devastation-Pestilence ★★★ (2021-09-26 20:02:39)
オフィシャルビデオになってる曲。典型的な突進型スラッシュだが、その爽快感は素晴らしい。
割と教科書通りの起承転結ある楽曲、ハイスピードのリフ・ギターソロに、ものすごーく職人気質を感じる。
アルバムの最初を飾る曲で、まずココでコテンパンに打ちのめされる。
WARFECT-Spectre Of Devastation-Rat King ★★★ (2021-09-26 19:46:07)
ネズミ王をテーマにした、前半で最も盛り上がるキラーチューンだ。
走り気味の突進型スラッシュで、キレッキレのカミソリギターとトリッキーで華麗なドラミングが魅力だ。
ここまでストレートに突進されると、もう無条件で納得してしまう。ホント、カッコいい。
WARREL DANE-Shadow Work ★ (2020-08-12 22:50:38)
米産テクニカルHM2018年作
この人はSanctuary、Nevermoreのヴォーカルだ。オペラを学んだ経歴からも、広い声域と伸びやかなロングトーンが魅力だ。
その魅力を最も引き出していたと感じる作品はSanctuaryのInto the Mirror Black(1989年作)だったように思う。
バックの演奏は限りなく物静かで、ヴォーカルを際立たせる録音が最適で、アップテンポよりもスローがいい。
Nevermore時代はよりテクニカルな音数の多い音楽性に進化していったが、テクニカルな楽曲重視のファンからは中期以降が
ウケていたみたいだが、ボクは初期作品しか聴けない上、Into the Mirror Blackを超えたと思わせるモノがなく
結局Nevermoreは1枚もゲットしなかった。ちなみにSanctuary名義でリリースされたThe Year
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WARRIOR SOUL-Last Decade Dead Century ★★★ (2020-10-30 14:27:39)
米国産ハードロック1990年作
甘く青臭い若さ溢れ、かつエネルギッシュなヴォーカル、時にサイドヴォーカルとのハモリが素晴らしい。
英語だから何を言ってるかわからないが、ややパンク寄りのメッセージ性の強い歌い方をするスタイル。
音圧を抑え絶妙な残響音で聴かせ、ストリートを感じさせる雰囲気が漂う。この時代の主流から外れた音楽性に魅力がある。
ボクは次作Drugs, God and the New Republic(1991年)がWarrior Soul初体験で、この次作こそがこのバンドの
最高傑作だったと未だに感じている上、30年経った今でも手の届く範囲内の棚に常備しているくらいお気に入りだ。
処女作であるコレは、次作でロック史に残る(とボクは思っているが・・)神盤を世に出す下地・予兆が感じられる名盤だ。
このバンドが何故日本でそんなにヒットしなかっ
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WELL OF SOULS-Sorrow My Name ★★ (2020-05-17 16:47:20)
米産エピックドゥーム2012年作
Solitude Aeturnus路線どストライクだった前作から、Solitude Aeturnusのギタリストが運営する(たぶん)レーベルからリリースの作品。
ジャケのデザインがエピックドゥーム的ではなく、血を流す女性がブランコに乗り周囲に薔薇と血の手形という、B級臭がプンプンするジャケに。
とてもヤバいイヤな予感がしたが・・音楽性は延長上のモノで、特に進化らしい進化はない無難なサウンドだった。
癖のあるヴォーカル、ゆったりミドルテンポで聴かせる内容でいいんだけど、前作にも感じられたが、演奏技術にあまり光るところを感じない。
メンバーチェンジなどイロイロな事情で、思った通りにいかなかったのかもしれない。2020年現時点でメンバー募集中というのもいただけない。
ちなみに、2002年あたりに同名バンドがドイツから出ており
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WILT-Huginn ★★★ (2023-08-30 00:40:20)
カナダ産ブラックメタル2023年作
音源自体は2022年にテストリリースのような形で世に出ているみたいだが、まあ今年の作品。
自然崇拝に寄ったアトモスフィアブラックが定期的に聴きたくなる性癖が発動しまして、いくつかチョイスしたうちの1枚。
ドイツのVendetta Recordsがリリースするブラックを一通り聴いた中で、一際輝いていたバンドがコレだ。
鳥が描かれるジャケに対しては、殊更愛着が沸いてしまい、中身がどうであれ買ってしまう衝動に駆られるんですが
近年出会った鳥ジャケの中ではかなりイイ感じだ。油絵調の質感でカラスのシルエットの中に滝が描かれるジャケにまず惹かれる。
サウンドクオリティも悪くない。激しすぎず、適度にカスカスの粉っぽいギターとオーソドックスなガナリ声ヴォーカルだ。
濃霧ではなく、適度な湿り気で、ジャケにある山林の滝の情景にジャ
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WINDHAND-Eternal Return ★★★ (2020-08-15 23:01:19)
米産サイケデリックドゥーム2018年作
前作がワリとツボに入ったので、今年に入った頃ゲットしてみた。前作の延長上の音楽性ではあるものの、正当進化した印象。
ライトに聴ける初心者向けなイメージを前作で持ったが、今作は濃さが上乗せされて、若干マイナーチェンジした翳りが魅力的だ。
また、ギターの浮遊感と重量が若干増した。ライトな酩酊感から、ヘヴィードープスモーカー向けサウンドにシフトした印象だ。
前作のジャケデザインが結構ツボだったが、同じ画風の今回のジャケも優秀だ。森に佇む女性、血糊がホラーな感じでいいね。
濃厚なサイケ臭にイーヴルなホラーテイストが素晴らしい。だるーい女声ヴォーカルが催眠術のようにダラダラ歌うところもいい。
とりあえずこの路線では非の打ち所が無いトップクラスの完成されたサウンドだ。超オススメ。
WINDHAND-Grief's Infernal Flower ★★★ (2020-08-15 22:39:40)
米産サイケデリックドゥーム2015年作
ヘヴィでストーナー要素を含むギター、気怠い女性ヴォーカルによる、安定感のあるサウンド。
その路線ではワリと有名なバンドなんじゃないかと思う。オカルトな雰囲気がありながらも暗くないから
気軽にダラダラと楽しめるところがいい。適度な酩酊感と浮遊感が魅力的だ。
この路線では最も標準的な、判りやすい音楽性で、既に完成されたサウンドだと感じるので、サイケデリックドゥーム初心者向けだ。
鈍重なリフをバックにギターソロ(というよりは高音域を掻き鳴らす)が響き渡る様が粉っぽく適度なストーナーな感じでいい。
WITCHCRAFT-Legend ★★★ (2020-06-12 20:22:34)
スウェーデン産サイケデリックロック2012年作
前作The Alchemist(2007年)がハイクオリティだっただけに、リリース元がRise AboveからNuclear Blastにチェンジして
録音が随分変わるんじゃないかなと心配した作品だが、ワリと期待通りのヴィンテージ臭漂うローファイ録音で一安心。
処女作Witchcraft(2004年作)の70年代アンダーグラウンドの空気まで再現された衝撃作には敵わないにしても
Witchcraftを追い続けたファンなら、納得の作品なんじゃないかな(次作で盛大にコケるんだが・・・)。
過去作に比べて、ハードな曲が際立つ作品。基本こういうサウンドは速いテンポの曲をボクは嫌うんですが、全然聴ける。
まあ、聴きどころはヴィンテージ臭のある雰囲気ではあるんですが、このバンドはヴォーカルの甘い声、高音部で声が裏返ると
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WITCHCRAFT-Nucleus ★ (2020-06-07 23:27:00)
スウェーデン産サイケデリックロック2016年作
ダメな作品は買わず、全作品をコンプリートしているケースは結構少ない。
沢山のCDやLPを所持しているけど、意外と歯抜けで全部は揃ってなくて、そういう意味ではボクはコレクター精神は薄めなんですが
このバンドの盤は、この作品まで全てゲットしており(とは言っても5作品だが)、新作「Black Metal」をゲットするかどうか悩んでいる最中だ。
Witchcraftの新作が出れば買わないワケにはいかない・・筈なのに、買う気持ちに傾かない。
とりあえず、このバンドがちょっとおかしくなったのはこの盤からだ。
そもそも60~70年代の空気を再現したかのようなレトロ感が素晴らしいバンドだったのに、この作品はヘヴィさが強調されてて、
従来のレトロ感たっぷりの魅力を掻き消してしまっている。かなーりヘコんだ、ちょっと残念
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WITCHFYNDE-Lords of Sin / Anthems ★★★ (2021-05-13 01:38:19)
英国産NWOBHM1984年作
ボク世代(40歳代)はMETALLICAのラーズウルリッヒがバンドをチョイスしたNWOBHM2枚組オムニバス盤をキッカケに
NWOBHMブームを体験したメタラーは結構多いんじゃないかと思う。その盤に収録されるバンド群はもちろん、
いろいろ辿って蒐集に勤しんだ時期に、WITCHFYNDEはかなり入手困難で、結局高校時代は入手を諦めてしまったが、
大学時代にこの盤のリマスター盤が発売され、狂喜した思い出があるね。懐かしい。
ただ、購入当時はイメージに反してライトなサウンドで熱狂的に集中して愛聴したということも無かった。
しかし、そのワリにWITCHFYNDEの盤は結構揃ってて、満遍なく愛聴してきた。
バンド名から想像するサタニックな雰囲気はジャケデザインとイントロ部分のみで、かなりキャッチーな旋律で聴かせる。
こ
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WITCHNIGHT-Old Steel Breath ★★★ (2023-07-23 18:07:01)
アルゼンチン産スピードメタル2022年作
敢えてスピードメタルと書いたが、ジャンルとしてはスラッシュと言っていいだろう。ただ、音圧があまりになさ過ぎて
ブラストビートが登場する箇所があったとしても何故かスラッシュ以上の激しいジャンルのサウンドには聴こえない。
この盤はダメ作品かというとそうではなく、真逆である。ボクは敢えて海外に注文して今か今かと1か月待ち続けたんだよ。
だいたいWitchのスペルを含むバンドはハズレを引かない。この盤も然りだが、まあ、ちょっと趣きが違う。
オッパイを曝け出した魔女が、謎のサークル内で斧と骸骨を振り上げているチープでヘタクソなジャケ。まずコレがいい。
ここまで潔く下品なジャケは久しぶりだ。魔女の風貌から、Mentorsを思い出したよ。
メタル全盛期頃から、敢えて名盤と呼ばれる有名作品は買わず、このテのチープジャケ作
…続き
WITCHNIGHT-Old Steel Breath-Into the Old Black Mountain ★★★ (2023-07-23 18:26:44)
このリフの刻み方もMessiahにとてもそっくりだ。
全くの偶然かも知れんが・・この人たち、結構Messiah好きなのかも。
WITCHNIGHT-Old Steel Breath-Southern Warriors ★★★ (2023-07-23 18:24:46)
Messiahの衝撃の再結成作Fracmont(2020年)の冒頭の曲そっくり、というか同じリフで始まる。
音響はMessiahの白クマジャケExtreme Cold Weather(1987年)頃にそっくりという・・
Messiahファン(がどのくらいいるかわからんが)であれば狂喜する作品だ。
おお、コレはスゴイ!と思いながらしばらく聴いていると、突然素っ頓狂な裏声シャウトで秒殺される。
WITCHNIGHT-Old Steel Breath-Tyrannical Warlock ★★★ (2023-07-23 18:29:58)
この盤の後半戦に入る頃の、気合の入った突進型スラッシュ。
熱量高めのハイテンションなギターソロ、シケシケギターなのに突如ブラストビートになる展開・・
この人たちの演奏テクニックが非常に高いことがわかる1曲。
WITH THE DEAD-With the Dead ★★★ (2020-05-25 22:35:31)
英国産ドゥームメタル2015年作
リードリアンとElectric Wizardのドラム&ベーシストによるドゥームバンド1st・・・このメンツだと
もう聴く前にどんな音か想像できるが、予想を裏切ることのない、ファズかけまくりの壮絶にヘヴィなサウンドだ。
とにかくElectric Wizardクラスの重量感を求めるなら、コレは必聴盤だ。
リードリアンのプロジェクトTeeth Of Lions Rule The DivineのRampton(2002年作)あたりの重量感がある。
最近はボクはこのテのヘヴィさは年齢を重ねたからか少々疲れるので、あまり聴く盤ではなく、次作も未所持だが、
ヘヴィ・ドゥームファンはコレはバイブルとして携帯しておかなければならない。
WITHOUT GOD-Circus of Freaks ★★★ (2020-06-13 02:24:23)
ロシア産スラッジドゥーム2014年作
注文してウチに盤が届いた時には、ペラペラの1枚モノジャケがホッチキス止めされた簡素な紙袋にCDが入っており、あまりのチープさに
ショックを受けたが、音楽性が相当素晴らしかったので許せた。ストーナー要素を含む超ヘヴィなドープスモーカー向けスラッジだが
とりあえずそういう作品は米産に多いと思うんだが、ロシア産でこの作風は結構珍しいと感じる上、レベルが相当高いサウンドだ。
まあジャケ絵のチープさがなかなか愛らしい。赤と紫を基調とした色彩だが、遊園地の遊具が遠くに見える場所で、宗教的装束を着た
ゴブリン的なバケモノが描かれるジャケで、逆さ十字の旗を掲げているバケモノを1匹コッソリと描いているところが微妙にウケる。
ファズかけまくりの掻き毟るようなギターと、ワウを多用したトリップ感、ミドルテンポで聴かせるスタイル、ヘヴィで味
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WOCCON-Solace in Decay ★★★ (2020-06-04 14:47:05)
米産ブラック寄りデスドゥーム2014年作
霧が立ち込める山岳と湖が美しい情景をバックに、バンドロゴマークの鳥が描かれ、バンドロゴの「N」にも鳥が描かれるジャケ。
基本、動物、特に鳥が描かれるジャケにボクは弱い。鳥ジャケ作品は結構多く所持しているが、この作品も当時即ジャケ買いした。
ジャケ買いは結構ハイリスクでハズレを引くこともあるが、コレは結構作り込んでいるクオリティの高い作品だ。
この作品ゲットの後に、処女作あたりもチェックしたが、ルーツはどうやらデスメタル寄りライトドゥームサウンドのようだ。そういうワケで
サビの部分はポストブラック的な演奏が結構多く入るが、全体的な楽曲構成としては、ワリと起承転結ある真面目なデスドゥームサウンド、
むしろゴシックメタル調の作風で、スッと入ってきやすいキャッチーなメロディが多く、ドラマチックに盛り上げる曲が多いのが好
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WOE UNTO ME-A Step Into the Waters of Forgetfulness ★★★ (2020-08-24 01:27:39)
ベラルーシ産シンフォニックドゥーム2014年作
クオリティの高いサウンドのワリに、あまり手に取ることなく長くコンテナ収納行きになっていた盤。
スーツ姿の男が首を吊るためにロープを手にしているところが鏡に映っている、というジャケ。描く世界が暗い。
しかし、特筆できる個性が多い。シンフォニックなシンセやオルガンが前面に出ていることと、アコギを多く盛り込んでいること。
ギターの歪みが適度で相当心地良く、シンセとレイヤーすることで最適な重低音を作り出していることなど、長所が非常に多い。
空間系エフェクトも完璧。更に、テルミンを使用しているかのような(実際使っているかは不明)音空間も登場。
アンビエントな音空間の作り込みが半端なく、細部まで行き届いた空気感が素晴らしい。
濃厚なデスヴォイスがメインのヴォーカルだが、声楽的な女声・男声によるコーラスワークが結
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WORSHIP-Terranean Wake ★★★ (2020-06-04 13:58:39)
ドイツ産フューネラルドゥーム2012年作
オリジナルメンバーはフランス人のMad Maxとドイツ人の Daniel Pharosでスタート。
しかし、躁鬱病を患っていたMad Maxははカナダ滞在中に橋から投身自殺、その後Last Tape Before Doomsday(1999年)が世に出る。
遺族が音源回収に乗り出す等の話題も耳にしたが、この音源は、いずれLPとCDでも発売され、我が家にはLast CD Before Doomsdayがある。
Mad Maxが残した音源を相方のDaniel Pharosが引き継いでDooom(2007年作)を発表、フルレングスアルバムで聴ける音源はこの2枚と
Daniel Pharosが作り上げたこの盤だけじゃないかなと思う。
そもそもセールスは全く眼中に無かったようだが、たぶんフューネラルドゥームマニアにとって
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WRAITH OF THE ROPES-Ada ★★ (2020-07-29 20:06:05)
米国産ホラーメタル2005年作
当時ドゥーム作品を買い漁っていたFiredoomMusicレーベルからリリースのアナウンスがあったワリに、紆余曲折があったのか
TotalRustというイスラエルのレーベルから発売された作品。関わっているレーベルがドゥーム専門だったからか、宣伝文句やレビューでは
フューネラルドゥーム作品として扱われているところが多かったが、演奏している当人らはフューネラルドゥームではなく
ホラーメタルであると言っていた。確かに音楽性は純粋なフューネラルドゥームではなく、スローで陰湿な暗さが支配するサウンド
ではあるものの、ギターは殆ど前面に出ることなく、インダストリアルな音楽性が前面に出た根暗サウンドだ。
ポルノゴア等のエロ路線は基本買わないんだが、この盤はドゥーム志向の強いサウンドでは珍しく、18禁少女監禁モノだ。
廃墟を全裸の
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WRAITH OF THE ROPES-Ada-Death Bed ★★★ (2020-07-29 20:26:26)
少女監禁サウンドが支配する楽曲群の中でも、特に鬼畜なタイトルが印象的だ。
英語のニュアンスは正確には理解できないが、「この地獄から逃れられない」的な問いかけ調の歌詞が
暴虐的な歪んだデスヴォイスで語られ、高音域のピアノの旋律と、鈍重なノイズで鬼畜な世界が描かれる。
非常に嫌悪感を伴うものの、男性の誰しもが持っている独占欲を刺激するテーマを表現したこのサウンドは
一聴の価値はある。
WYTCH HAZEL-II: Sojourn ★★★ (2020-07-04 02:40:10)
英国産ヴィンテージロック2018年作
玄人臭漂わせる古き良き英国ロックを現代に蘇らせたかのようなサウンドに聴き惚れる。ヴィンテージロック路線では神盤だ。
言いたい事は↑で失恋船長さんがほぼ書いている(このバンドに書き込みがあるとは流石)ので参考にされたし。
こういう路線のサウンドでは、Pagan AlterとWitchcraftを含めた3バンドがマイフェイバリットバンドなので
そのうちのひとつでもツボなら、必ずや心に響くサウンドだろう。特にボクにとってはPagan Alterとこのバンドは双璧といった感じ。
10年に満たない活動歴でありながら、かたや80年代から長く活動するPagan Alterと肩を並べる位の深みある味わいを備えるからスゴイ。
民族衣装っぽい装束を着たメンバー写真、ベージュを基調としたジャケ&インナーアート、文字のフォントデザインなど
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WYTCH HAZEL-III: Pentecost ★★ (2021-08-16 02:24:42)
英国産ヴィンテージロック2020年作
ツインリードのハモりとコーラスがオンリーワンな個性を放ち、必要最小限のエフェクトでヴィンテージ感溢れるサウンドを聴かせる。
この作品は発売日まで調べて即ゲットしたが、意外とボクの心に響かなかった。というのも、前作「II: SOJOURN」(2018年)の音楽性から
ほぼ変化を感じない作風で、とりあえず前作以上の魅力を感じなかった。愛聴した回数が多い分、前作の方が断然ボクのツボである。
ゲットして暫く経つが、やはり前作のインパクトが大きかったせいか、この盤を頻繁に聴くというところまでいかない。
決して悪くないんだけど、前作路線の作品をもう1枚作ってみました、という感じで、残念感のある作品になったという印象だ。
好きなバンドだけに、次作は心に響く作品を作ってほしい。
WYTCH HAZEL-IV: Sacrament ★★★ (2023-11-22 18:42:59)
英国産ヴィンテージロック2023年作
II: Sojourn(2018年)にハマって、ナンバリングⅢはあまりに酷似した音楽性のためあまり聴かなかったが
完成度は非常に高いバンド。今にして思えばⅢも最初の敷居をクリアすればハマってたんだろうなとは思う。
3年ぶりの本作は、大きく音楽性に変化はなく、オーソドックスで抜群の安定感を誇るサウンドを聴かせてくれる。
とはいえ唯一無二の音で、初っ端から線の細い重厚なギターが登場し、一発でWytch Hazelの音世界に魅了される。
こういうレトロロック路線はドゥーム路線ほど多くは漁っていないが、ボクにとっては5本の指に入るバンドではある。
他レトロバンドとの違いは、レトロ感を感じさせながらも録音は決してローファイ録音ではなく完璧であるということ。
全ての楽器が最適な残響音でクリアに聴こえてくる。ドラムのエフェ
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XASTHUR-Nightmares at Dawn ★★★ (2020-05-27 00:18:43)
米産ブラックメタル2012年作
XasthurはボクはThe Funeral Of Being(2003年作)以降を愛聴している。初期作品は禍々しいファストブラックだが
その音楽性は作品ごとにスピードダウンし、独自の不協和音のハーモニーで聴かせるサウンドに変貌していく。
一度Xasthur名義での活動を終了し、フォーク主体のNocturnal Poisoningに鞍替え、その後再びXasthurを名乗るという
経歴を持っているが、フォークサウンドは決してXasthurファンが期待しているサウンドではなく、Nocturnal Poisoning以降は
1枚もゲットせず静観している。最初に活動を終了するまでの中期の作品がこの人の絶頂期だったなぁ、とボクは思っている。
この盤は活動終了前5年間(2004~2009年)の未発表音源、過去3作品の再レコーディング
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XENTRIX-Bury the Pain ★★ (2020-04-23 22:29:49)
80年代後半スラッシュメタル全盛期頃、欧州産でありながらベイエリアスラッシュ的なバンドが多く出てきたが
そんなバンドの1つがXentrix。このバンドは英国出身。
当時のメタル誌でも殆ど見かけた記憶がなく、知名度は相当低かったはず。
Thrash The Wall (1990年作)という欧州スラッシュメタルバンドのオムニバス盤があるのですが
(HelloweenやRunningWildあたりがこの盤に収録されているのが少々笑えるが)
当時の欧州産スラッシュメタルシーンを感じることのできる好盤でXentrixの曲が収録されている。
このオムニバス盤は当時周囲のバンドマンの間でも結構話題になったし、ここから辿っていったスラッシャーはいたんじゃないかと思う。
このバンドも脱スラッシュの風潮の煽りを食らったのか、初期のベイエリアスラッシュ的な魅力が薄れて
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