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80年代 | E | フランス | 叙情/哀愁 | 正統派Excess
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解説
The Fatal Touch (失恋船長)
Melting Point (失恋船長)
The Game / Melting Point (火薬バカ一代)
Foreign Lands / Melting Point (火薬バカ一代)
Melting Point (火薬バカ一代)
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The Fatal Touch →YouTubeで試聴
よく分からないコンセプトのジャケが損しているよな。フランス産正統派HM/HRバンドによる1990年リリースの2nd。前作の路線を引き継ぎつつも、叙情的な面をフィーチャー、クラウス・マイネ風の歌声もハマる叙情派路線へと舵を切っています。
とは言っても、角張ったメタル気質は健在、分離の悪いごちゃっとした音質のせいで、この崇高なるメタルスピリット溢れるサウンドの魅力が削がれているので伝わりづらさはあるのだが、格下扱いされるフランスのメタルシーンが、隣国たる英国からの影響を受け活況していたかが分かる音楽性であろう。
彼らなりのメインストリーム寄りと言うことなのだろうが、欧州産ならではの泣かせのフレージングとメロディを蔑ろにしない攻撃性、JP仕込みのメタルナンバーにSCORPIONSの叙情性とヨナス・ハンソン的扇情的なメロディを加味させた音楽性は、逆に唯一無二の個性を感じさせる。ある意
失恋船長 ★★★ (2022-10-27 12:32:08)
Melting Point
知る人ぞ知るフレンチメタルの隠れた名盤。もったいつけたイントロで煽るのはJP仕込みと言ったように正攻法で迫る、小細工無用のグレコローマンスタイルは実に清い。そこにフレンチメタルらしいというかフランス流のおもてなしは軽やかな口当たりでもあり、ガチガチのサウンドとは一線を画す柔らかい肌触りを感じさせるのも面白い。
メタルらしいハードさと欧州由来の叙情的なメロディ、絶妙なバランス感覚で聴かせる手腕も狙って出来たのか、偶然の産物なのか分かりませが、渡米後のスコーピオンズのような親しみやすさもあったりと、将来を期待され場数をこなすために敗戦処理を担当する若手投手のような活きの良さもあり、何とも形容しがたい魅力がある。
上手くもないし、ずば抜けたリーダートラックが有るわけでもない、しかし通して聴いてもつまらないと投げ出す事もなく完投するだけの体力はある。この煮え切らなさがB級たる所以なん
失恋船長 ★★★ (2019-04-06 21:55:43)
The Game / Melting Point →YouTubeで試聴
アルバムのトリを務めるナンバーで、これまたKeyと
泣きのGの共演によるイントロだけで名曲の貫禄は十分。
勿論、ウェットな声質のVoが歌う、透明感を湛えた哀メロが
軽快に疾走するイントロ後の曲展開だって
こっちの期待を裏切るものではありません。
Voに負けじと歌うGソロがまた素晴らしい。
火薬バカ一代 ★★★ (2018-02-26 00:12:51)
Foreign Lands / Melting Point →YouTubeで試聴
JUDAS PRIESTの“THE HELLION”や、Y&Tの“FROM THE MOON”を
思い出さずにはいられない、重厚なGによるイントロだけで
名曲の貫禄は十分。こぢんまりとしたプロデュースのせいで
今一つ問答無用の迫力には欠けますが、憂いを帯びたメロディと、
劇的に駆け巡るツインGとを乗せて疾走する楽曲自体は十分にカッコ良い。
火薬バカ一代 ★★★ (2018-02-26 00:08:21)
Melting Point
フランスはシェール県ブルージュ出身で、アルバム2枚(とEP1枚)を残して解散した今もオリジナルLPの中古盤が高値で取引される等、マニア筋から根強い支持を受ける5人組が'86年に発表した1stアルバム。
夢見が悪くなりそうな人相の悪い兄ちゃんが描かれたジャケットだけだと、オカルト/サタニック・メタルでも演ってそうな感じを受けますが、実のところ、JUDAS PRIESTの“THE HELLION”か、はたまたY&Tの“FROM THE MOON”かというツインGによる重厚なイントロで幕が上がる本作で聴くことが出来るのは、オーソドックスな正統派HMサウンド。(フランスのバンドには珍しく歌詞は全曲英詞です)
良好とは言い難いプロダクションと、煮え切らないウェットな声質のシンガーの歌唱が相俟って、全体的に小ぢんまりとしていて些か音に迫力は欠けますが、聴き手の期待を煽るドラマティックなイ
火薬バカ一代 ★★★ (2018-02-23 23:40:15)
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