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正直者さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 351-400
EARTHSHAKER-FUGITIVE
EARTHSHAKER-EARTHSHAKER
44 MAGNUM-Actor
44 MAGNUM-ストリート・ロックンローラー
44 MAGNUM-Danger
ANTHEM-The Show Carries On! - Complete Version
ANTHEM-Bound to Break
FIVE FINGER DEATH PUNCH-War Is the Answer
SABER TIGER-Brain Drain
SABER TIGER-Invasion
LOUDNESS-Live-Loud-Alive: Loudness in Tokyo
LOUDNESS-LIGHTNING STRIKES
LOUDNESS-THUNDER IN THE EAST
LOUDNESS-THE BIRTHDAY EVE 〜誕生前夜〜
WARHORSE-Warhorse
CAPTAIN BEYOND-Sufficiently Breathless
CAPTAIN BEYOND-Captain Beyond
RAINBOW-Bent Out of Shape
RAINBOW-Straight Between the Eyes
RAINBOW-Difficult to Cure
RAINBOW-Down to Earth
RAINBOW-Long Live Rock 'n' Roll
RAINBOW-On Stage
RAINBOW-Rising
RAINBOW-Ritchie Blackmore's Rainbow
WHITESNAKE-Slip of the Tongue
WHITESNAKE-Whitesnake
WHITESNAKE-Slide It In
WHITESNAKE-Saints & Sinners
WHITESNAKE-Come an' Get It
RIOT V-Armor of Light-Messiah
WHITESNAKE-Ready an' Willing-Blindman
WHITESNAKE-Ready an' Willing
WHITESNAKE-Live at Hammersmith
WHITESNAKE-Live at Hammersmith-Ain't No Love in the Heart of the City
WHITESNAKE-Lovehunter
WHITESNAKE-Trouble
DAVID COVERDALE-Northwinds-Only My Soul
DAVID COVERDALE-Whitesnake-Blindman
DAVID COVERDALE-Whitesnake
DEEP PURPLE-The Battle Rages On...
DEEP PURPLE-Slaves and Masters
DEEP PURPLE-The House of Blue Light-Mitzi Dupree
DEEP PURPLE-The House of Blue Light
DEEP PURPLE-Perfect Strangers
DEEP PURPLE-Last Concert in Japan
DEEP PURPLE-Made in Europe
DEEP PURPLE-Stormbringer
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発言している6曲を連続再生 - Youtube



EARTHSHAKER-FUGITIVE ★★★ (2018-08-08 10:39:48)

偉そうなことは言えるが制作現場でのプロデュース力は全くなかった伊藤政則氏。バンドは本当のロックな音を求め海外へと向かう。
名曲「MORE」が収録されているのが名盤へと評価される理由だが、やはり多忙なスケジュールの合間を縫っての書き下ろしが多いため、充実度はデビュー作に劣るのだが、それでもY&Tを手掛けケン・ケーシーが参加したのはバンドにとっても嬉しい出来事だろう。
何故かと言えばバンド名の由来がY&Tだからね。
デビューしたての若手が海外レコーディングできたのも、アースシェイカーの為にマリオネットミュージックを立ち上げたゴットのおかげなのだから、やはり彼の影響はビジネス面では相当な力を有しているんだろう。

EARTHSHAKER-EARTHSHAKER ★★★ (2018-08-08 10:33:50)

世界的にヘヴィメタルが隆盛を極めた時代に遂にわが国でも本格的なバンドがデビューした。ゴット伊藤政則氏の完全バックアップを受けて華々しくシーンへと登場。
勢いのある楽曲を中心としているが、バンド名と同じなのは自信の表れなんだろうオープニングを飾る劇的な①など貫禄たっぷりだ。
ストレートな②情感は弾け飛ぶバラード④益々攻撃的な⑧と今でもライブで演奏される代表曲が多い。
そのなかでも一際異彩を放つのがエイドリアン・スミスが寄稿してくれた⑥。
こうして改めて聞けば、いまだに色褪せない名曲揃いなのが凄いと思った。改めて再評価されるべき日本を代表するバンドのデビュー作だろう。

44 MAGNUM-Actor (2018-08-08 10:17:32)

初の海外レコーディングに挑んだ3作目。今まで以上にバラエティに富んだ曲が増えセールス的な成功に導いた。
その半面,今までにあった刺々しさが薄まったのが後の路線変更を示唆するものなのだろう。
44マグナムらしい勢いを失ったのは痛かったな。

44 MAGNUM-ストリート・ロックンローラー ★★★ (2018-08-08 10:11:37)

バンドが目指す音を追求するためにセルフプロデュースを手掛けた2枚目のアルバム。ライブで鍛えられたメンバーシップは益々強固なものに生まれ変わった。演奏も楽曲も全てレベルアップ、充実した姿はバンドの名を一躍シーンのトップへと登り詰めさせている。

ラウドネスやアンセムとは違うジャパニーズメタルの形を作ったのは44マグナムだろう。ワルっぽい危険な香りのするバンドだった。

44 MAGNUM-Danger ★★★ (2018-08-08 10:05:44)

アルバムタイトルが示す危険な匂いのするデビュー作。危なっかしい演奏がさらに危険な空気を作りだしているから、ロックってのはハッタリも必要な要素だよなぁと強く思うね。

派手派手の金髪にグラマラスなステージ衣装、モトリークルーなどのL.A勢の影響は大きいものだ。ある意味、ヴィジュアル系の発想ってのは常にあった。音よりもまずは見た目も大事ってね。

ジミーはジョン・サイクス、フリークだと分かる①、攻撃的な⑤、ダンサンブルな③、KISSフリークのバンちゃんが書いた⑨とライブでも定番の曲が収録さています。

関西を中心に巻き起こったヘヴィメタルムーブメント、その勢いの中で切磋琢磨してデビューを果たしただけに、どの楽曲にも勢いがあった。

ANTHEM-The Show Carries On! - Complete Version ★★★ (2018-08-08 09:57:28)

L.Aのカントリークラブ公演を収録したライブ盤。実は以前に収録されたものは幾度、ヴォーカルとギターは差し替えられたものだというのが今作を聴いて判明した。
当時の熱気、念願の海外戦略を果たしたバンドの勢いが見事のパッケージされている。

ANTHEM-Bound to Break ★★★ (2018-08-08 09:52:27)

大物プロデューサー、クリス・タンガリーディスを迎え制作された初期の代表作。
ヘヴィメタルバンドANTHEMとして進むべき道、ヘヴィメタル道を突き詰めた快作だ。

ソリッドに研ぎ澄まされたリズムプレイ、大内の成長著しい姿は、柴田直人のプレイに喰らいついていこうと必死の形相が伺える。その鉄壁のリズムセクションが濃密なメタルサウンドを生み出しているのが分かる。

のちに判明した坂本英三の脱退劇。このレコーディングを最後にしていたと思って聞くと全身全霊を掛けて歌い上げる姿には、単なる成長の跡だけではない男の姿があり、なんともいえぬ清々しい気持ちになれる。そして坂本のパフォーマンスは聴く者の魂を揺さぶる熱きスピリットが宿っていたと断言出来るだろう。

ANTHEMが描く理想のヘヴィメタル像とは、その答えを問いかけるような力作。日本人だからとバカにされること
…続き

FIVE FINGER DEATH PUNCH-War Is the Answer ★★★ (2018-08-07 16:46:55)

パンテラ風のグルーブメタル魂を継承するバンド。そこに哀愁度が強いメタルコア勢との接近をはかり、面白可笑しくごちゃまぜに混ぜ合わせ今風のニューメタルに仕立て上げた。
ニューメタルの最終形態。早くから海外のメディアで取り上げられ絶賛の嵐となるも日本では完全にシカト。レコード会社の言いなりの忖度ジャパンのBURRN!では紹介されることなく日本での知名度は低い。
その代わりにブレットフォーマイバレンタインのようなアイドルを、猛プッシュするという不可解な事件を起こしていた

このアルバム、CDが売れない時代にアメリカだけで100万枚を売りプラチナディスクを獲得。人気のほども伺えるだろう。
凄くヘヴィでグルーヴィー、それでメロディがめっちゃキャッチーときたらノリノリだよね。
細かいジャンルに分かれるラウドシーンを統括するようなソリッドで刺激的なサウンドが楽しめる名
…続き

SABER TIGER-Brain Drain ★★★ (2018-08-07 16:33:42)

メンバーチェンジの多さが有名なバンド。そのせいで活動がままならなかったと語られているが、ようやくこの頃からラインナップが固まる。サーベル特有のハイテンションで緊迫感のある演奏は、牙をむき出しに迫ってきた獣のようだ。
下山武徳の書くメッセージ性の強い歌詞も歌声もバンドの顔となる。

SABER TIGER-Invasion ★★★ (2018-08-07 16:27:21)

1981年にはバンドは動き出していた。LOUDNESS同様、日本でも最古参の部類に入る北の凶獣サーベルタイガーの正式なフルアルバム第一弾。
久保田陽子のメロディセンスが素晴らしい。キメキメの複雑なリズムやツインリードを繋げる役目は久保田の歌だと思う。兎に角、長きにわたるサーベルの歴史の中で一番好きなのは久保田陽子時代と上げるファンも少なくないが、リリース当時は、女が歌っているとネガティブな発言が多かったことを記憶している。

LOUDNESS-Live-Loud-Alive: Loudness in Tokyo ★★★ (2018-08-07 16:16:44)

撃剣霊化のレコーディングとヨーロッパツアーを終えて凱旋帰国後すぐに行われたライブを製品化。
海外でも確かな感触を掴んだバンドは、ものすごい手ごたえと熱気が籠ったライブになっている。
とくに音の良くないスタジオ盤を遥かにしのぐ迫力、手直しが少ない熱狂のライブ盤。高い演奏技術があるが故の完成度の高さに圧倒されます。

惜しいのは魔界典章からのナンバーとシングルが中心で、2ndから一曲もチョイスされていないのが残念ちゃん。

LOUDNESS-LIGHTNING STRIKES ★★★ (2018-08-07 12:23:30)

レコード会社からボーカルとミックスにクレームが出たため再度マックス・ノーマンが歌入れを録り直したShadow Of WarのUSミックスヴァージョン。
アメリカンマーケットを意識した②のブライトさは爽快感もあり新境地を切り開いた。山下昌良の趣味を反映した⑨のプログレスタイルも顕著な曲もあったりとバンドはより多面性をアピール。
高い技術の演奏はアメリカのキッズをノックアウト、ビルボードチャート最高位の64位にランクイン。名実ともに日本およびアジアを代表するメタルバンドになった。

LOUDNESS-THUNDER IN THE EAST ★★★ (2018-08-07 12:15:28)

遂に念願の全米デビューが叶った通産5枚目のスタジオアルバム。かねてからプロモーション用に現地で配っていた①を筆頭にシンプルな曲が増えたと評論されているが、②③⑥⑦などを聞けば撃剣霊化にも通ずる凝ったラウドネスサウンドと日本人的なメロディとも言える湿り気があって、アメリカ人には出せない独特のオリエンタルな雰囲気がある。

彼らが売れたのはアメリカのマーケットに迎合したからではない、日本人的感性をアメリカ人がくみ取り個性的と捉えてくれたから売れたのだ。

LOUDNESS-THE BIRTHDAY EVE 〜誕生前夜〜 ★★★ (2018-08-07 12:02:33)

アイドルから本格的にミュージシャンへと変貌。ジャパニーズメタルの扉を開けたLOUDNESSの記念すべきデビューアルバム。メンバー全員20歳そこそこの若者なのに、プレイアビリティの高さがエグイ。しかもレコーディング期間はたったの1週間!!。スゴイよ、スゴクねぇかこれわ!?
短期間のレコーディングだけに荒削りだけど、楽曲の出来は申し分なし、ド頭の雷の如きノイズギターに脳天がカチ割られたかと思ったよ。

ライブの臨場感を出すために一発録りに拘ったレコーディング、これだけ凝ったフュージョンやプログレからの要素も巧みに取り込んでいるのにね。
本当に凄い奴らが日本から現れたと思ったよ。

WARHORSE-Warhorse ★★★ (2018-08-05 12:45:41)

パープルから追い出されたニック・シンパーがセッションミュージシャンを経て、その人脈を生かして結成されたのがウォーホース。
ディープ・パープルを意識したようなシャウトシンガーやジャズやR&Bにクラシックまで飲みこんだキーボードプレイヤーなど、似たような雰囲気が出ているのが面白い。

ジョン・ロードよりはキース・エマーソンなんだが、その存在感の強さが渋めのハードロックサウンドの中で強烈に光っている。
ブリティッシュアートロックの精神性を引きずるハードロックサウンドには、新しい可能性を模索する野心に満ち溢れている。

ただ、ハードにガナリ立てるんじゃない崇高なロックスピリットは唯一無二の個性だ。70年代のロックバンドからは本物のヴァイヴを感じる。

CAPTAIN BEYOND-Sufficiently Breathless ★★★ (2018-08-05 12:24:48)

変態的なリズムとハードなギター、そこにロッド・エヴァンスの甘く太い歌声、個性的な曲は前衛的なプログレスタイルは斬新なものだったがアメリカでは売れず、メインソングライターのドラマー、ボビー・コールドウェルが脱退。
今作では3人のメンバーを新たに加え再始動。よりアメリカンマーケットを狙ったサウンドで勝負を仕掛けるが売れなかった。

やはりどう聞いても英国的な暗さがメロディやサウンドに溢れすぎている。多少はシンプルになったし聴かせ方も変わったが、英国のバンドでしょうよ。この音はさ。
ミュージシャンとしての凄味はデビュー作の足元に及ばないが、聴きやすさならコチラの方が狙い通りにいっている。

あとこのバンド、やたらとスペイシーだとか言われているが、聴けば分かるが全然そんなことないので気をつけましょう。
ラテンアメリカンなノリにスペイシーなんて微塵もないよ
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CAPTAIN BEYOND-Captain Beyond ★★★ (2018-08-05 12:12:40)

ディープ・パープルを首になったロッド・エヴァンスは夢を追い求め渡米。アイアン・バタフライのメンバーとドラムにボビー・コールドウェルを加えてバンド結成へと漕ぎつけた。
ロッドとコールドウェルの二人が書き下ろしたハードロックはロッドのソフトな歌声を生かした複雑なもので卓越したミュージシャンの高いスキルが重なり合う濃厚なものだった。
甘く太いロッドの声が、この音に合うとは夢にも思わなかった。このアルバムは彼にとってベストテイクだろう。
そして凄腕ドラマーとして呼び声の高いコールドウェルは、その呼び名に偽りなしの剛腕を発揮。ソングライティング力も含め、素晴らしいミュージシャンだった。この二人なくしてキャプテンビヨンドは成り立たなかっただろう。

アメリカでの成功を目指したのいセールスは振るわず、コールドウェルが早々とバンドを去ることに、今聞いても個性的で斬新な楽曲を
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RAINBOW-Bent Out of Shape ★★★ (2018-08-04 11:17:36)

コマーシャル路線になってから、何かと悪口を言われるようになったバンド&ブラックモア。特にジョーに対する批判は相当なものでグラハムは許せるがジョーは評論家の、お眼鏡にかなわず、不自然なほど絶賛されたグラハムキャンペーンを再びは起こしてもらえなかった。
そりゃそうだ、既にアメリカで成功したマネージメント側が大金払って、アジアの小国に売り込む必要もないのでね。
そんな裏事情も知らず、とにかくジョー時代は、フォリナーやサバイバーと比較して悪口をいってる輩が多かったことを克明に伝えておきたい。

確かにコマーシャル路線を極めた印象の強い一枚だが、同時に崇高なムードすら漂う独特のサウンドへも変換したアルバムだ。
とくにポップの質感が大きく変わった。英国特有の憂いが全体を覆い尽くしアルバム全体のカラーを変えた。
ロックバンドとしてのパワー、そして売れるためのコマーシ
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RAINBOW-Straight Between the Eyes ★★★ (2018-08-04 11:02:48)

前作の成功によりバンドはプレッシャーから解放。バンドを運営するのにお金はかかりますからね。
そんな上昇気流に乗ったバンドは、より大胆にコマーシャル性を高めながら、多様な楽曲を収録することに成功。
基本は前作同様だが中身は濃いものになった。
グラハム時代から3作目のコマーシャル路線。ようやくシングル「Stone Cold」が全米TOP40入りも果たした。

後年、広瀬編集長の影響もあり次作が最強と謳われるが、時系列で聞いてきたファンとしては、このアルバムの成熟ぶりに驚く。
パワー・ポップ路線最強のアルバムはこれだろう。

RAINBOW-Difficult to Cure ★★★ (2018-08-04 10:54:39)

不自然だったアメリカン指向。そのぎこちなさを改善したのが新ヴォーカルに抜擢されたジョー・リン・ターナーのライトだが芯のある強い声。
ラス・バラードの曲も違和感なくハマり、バンドのメジャー志向はどこまでも続く。ベートベンの歓喜の歌をアレンジしたラストナンバーなど、過去最強の充実度を誇るアルバムになった。
方向性が定まりコマーシャル性を高めたことが出来不出来のバラつきをおさえることに成功してる。
名曲「Spotlight Kid」などロニーが歌っても違和感はない、またこのリフは多くのバンドの刺激を与えた。

RAINBOW-Down to Earth ★★ (2018-08-04 10:45:41)

ギャラの問題など待遇面に不満をもったロニー・ジェイムス・ディオがバンドを去ることに、予想もしていなかった事態を救ったのは短髪のグラサンが似合う、アロハを着たパワー・ポップシンガーのグラハム・ボネット加入がバンドにとって最大の転換期をなった。

前作のコマーシャル論など吹き飛ばすほどのアメリカンナイズド路線。これがあのRainbowかと本気のファンは嘆き悲しんだ。
しかしレコード会社と評論家による後押しは凄く作為を感じさせるもので、あちらこちらで大絶賛されたことを覚えている。一種異様な様子だったよ。
手ごたえを感じていたのに売れなかった前作に危惧を感じたんだろう、グラハムレインボーへのポジティブキャンペーンは引くくらい凄かった。

このアルバムからロジャー・グローヴァーとブラックモアが再合流。バンドが終わりを告げるまで二人三脚でバンドを盛り立てることなる
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RAINBOW-Long Live Rock 'n' Roll ★★★ (2018-08-04 10:31:59)

パリの古城でレコーディングとはブラックモアの中世を愛するが故の遊びだろう。
アメリカンマーケットを視野に、大作路線を捨てコンパクトな楽曲を中心とした作風は、当時ファンの間で賛否の声が飛んだというのだから今なら、このエピソードを誰も信じられないだろうね。

中世バロックの世界に倒錯した大作ナンバーはなくなったが、その代わりに名曲中の名曲「Kill the King」が生まれたり、ムード満点のバラード「Rainbow Eyes」などライブでも重要なナンバーが多数収録。作風はけして間違ってはいなかった。
この程度でコマーシャルになったと叩かれる70年代って純粋に凄いと思うよ。その目もけして間違っていないもの。

RAINBOW-On Stage ★★★ (2018-08-04 10:25:08)

本当は日本公演のものを完全にパッケージしたライブ盤になる予定だったが、ラストのStillが気に入らず、ヨーロッパ公演のものに差し替えられた為に「On Stage」と名付けられた。
本当はどんなタイトルになる予定だったんだろうと日本人なら気になるでしょう。

ステージのほぼ全容を収録したライブアルバムは脂の乗り切ったバンドの凄味を体感できる名盤。ライブだと俄然勢いが増すコージー・パウエルのドラムが、これまた凄い事になってる。

RAINBOW-Rising ★★★ (2018-08-04 10:18:57)

デビュー作に手ごたえを感じたブラックモアは強権を発動。メンバーを自分の気に入るメンツの入れ替え足場固めに入る。
完璧主義者リッチー・ブラックモアの誕生は、このアルバムからだ。

LPのB面にあたる最後の2曲は録音だけで8カ月も費やした歴史に残る大作ナンバー。雑誌などではコージー・パウエルの為の曲などと紹介される機会もあるが、やはりブラックモアのただならぬムードを醸し出した切れ味鋭いギタープレイに注目だろう。

RAINBOW-Ritchie Blackmore's Rainbow ★★ (2018-08-04 10:13:12)

ディープ・パープルから脱退したリッチー・ブラックモアが、ソロバンドのシングルを録音するために交流のあったエルフのメンバーを起用。結局は、これが決め手となりソロプロジェクトが動き出した。
やはり、なんといってもロニー・ジェイムス・ディオの獲得が一番大きな出来事だった。

ファンク路線に嫌気がさしていたパープル時代のブラックモア、このアルバムでは彼の趣味趣向がダイレクトに反映、中世バロック音楽とロックの融合を最大のテーマに掲げ重厚なサウンドへと仕上げた。
ライブで人気のバラード「Catch the Rainbow」も収録されている今作だが、宗教的な「Temple of the King」も異色のアコースティックナンバー、そしてハイライトはRainbowらしい様式美ナンバーの「Self Portrait」が聴けるからだろう。

シングル候補にもなった「16世
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WHITESNAKE-Slip of the Tongue ★★ (2018-07-25 19:32:12)

BURRN!誌でも当時は良くカヴァーデイルとジョン・サイクスの組み合わせは最強だったと評価をされ、実際にあの記事が出た後は周りに同調する人間は勿論、自分が言ったみたいな勢いでウンチクを語る猛者が急増したことを鮮明に記憶している。
全米での成功を狙いすぎた人選は上手くいかなかったと思うが、それはブルージーなサウンドにヴァイの機械的なギターは合わないという論調なんだろうけど、その後、日本ではポール・ギルバートがギターを弾くMR.BIGだ大成功した。
同じようなブルースロックにポールの機械的なギター、ヴァイの方が理論的で革新的なギターを弾いていたと思うが、ポールの事を機械的なギターと非難する人に出会ったこは少ない。
したがって、何故ここまでヴァイが非難されるかは理解不能だ。やはり酒井氏の発言になびいた結果だろう。
キース・オルセンによる全米チャートを意識したポップ路線は
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WHITESNAKE-Whitesnake ★★ (2018-07-25 19:12:23)

めちゃくちゃコマーシャル路線を突き詰めたアルバム。マイク・ストーンとキース・オルセンの二人をプロデュースに迎えたのは大成功と言えるだろう。
ヤングギター誌でも大絶賛のラブバラード「IS THIS LOVE」などジョン・サイクス加入の成功例を見てとれるが、やはりリメイクしたヒット曲「HERE I GO AGAIN」の成功が全米2位へと導いたのは間違いないだろう。
その半面英国では16位までしか上らなかった。
しかしカヴァーデイルの野心はここに成就することになった。

WHITESNAKE-Slide It In ★★★ (2018-07-25 19:02:23)

ベテランのエディ・クレイマーをプロデュースに迎え入れシングル『愛の掟』を先行リリースするも、最終的にはマーティン・バーチが戻ってアルバムを完成させた。
すったもんだでメンバーの出戻りもあったが、コージー・パウエルのソリッドなドラムを軸としたハードロックサウンドは、今までのブルース路線と上手く融合。そのかいあってゲフィンレコードとの契約に漕ぎつけることが出来た。
しかしMIXに難を示したゲフィンの要望でUSヴァージョンを制作、リメイクナンバーの追加やギターパートをジョン・サイクスのものと、ベースパートをニール・マーレイに差し替えてのリリースと、また米と日、英ヴァージョンの違いのあるアルバムが出来上がってしまった。
過酷なドサ回りも経験した全米ツアー、その活動は全米制覇へと繋がる足がかりになったのは間違いないだろう。

WHITESNAKE-Saints & Sinners ★★★ (2018-07-24 18:49:58)

メンバー間のゴタゴタでレコーディングは途中で棚上げになる。おまけにカヴァーデイルは娘の病気を理由に休養と問題が多すぎた。すったもんだでメンバーは解雇。ベーシックトラックは録音済みだったので、契約をこなすためにメル・ギャレーを呼んでレコーディングを完成させた。
そんな内部事情はアルバムにもモロに反映されている。なんだかとてもまとまりのない作品になってしまった。それでも6曲目がスマッシュヒット。そのおかげで全英9位と面目は保たれた。
そのヒットしたHere I Go~はリメイクして大ヒットする。

WHITESNAKE-Come an' Get It ★★★ (2018-07-24 18:39:50)

アスコットの旧ジョン・レノン邸で録音したアルバム。だからバットフィンガーのヒット曲に似たタイトルや歌詞を引用したのかな?エロジャケットも含め遊び心も満載なんですね。

Fool For~がヒットを飛ばし良好な状態でリリース。そのおかげで全英2位と今回も売れた。気を良くして全米ツアーに出かけるもビルボードチャートは圏外、ツアーのチケットも売れず散々な結果に、この惨事がきっかけでブルースロック黄金期のメンバーシップが瓦解することになるとは夢にも思わなかった。

シングルカットされた3曲目の Don't Break~を筆頭のカヴァーデイルの歌声は益々、色気が増している。特に凄いと思うのは、今とは違い一つ一つに心を込め丁寧にうたっていること、そんだけでも聞く価値はある。
全米で売れなかったのは、アメリカ人にとっては暗すぎたのかな?

RIOT V-Armor of Light-Messiah (2018-07-24 18:06:51)

なんとMessiahのコメントが全非表示になっていました。
自分のは復帰できたんですが、名無しのは出来ません。
名無しも非表示にされると、また狂ったように再アップするので代わりにコピペしておきます。
そうじゃないと、わたし一人でおかしな発言を連投することになっちゃうんで(笑)




発言No. 2 →
速くてリフの雰囲気が似てるってだけでリフパターン違うしメロディや展開は違うし、THUNDERSTEELまんまどころか全然違います。残念ながらTHUNDERSTEELほどカッコよくもありません。しかしこれはこれで良いではないですか。とにかくここで糞みたいにディスるの止めて下さい。

発言No. 5 →
2です。
正直者
名無しとか関係なくない?普段は書き込まないからHN使っても意味ないでしょう。
譜面
…続き

WHITESNAKE-Ready an' Willing-Blindman ★★★ (2018-07-22 17:54:06)

オリジナルも捨てがたいが歌が上手くなったぶん、こちらに軍配を上げます。
でも甲乙つけがたいな。

WHITESNAKE-Ready an' Willing ★★★ (2018-07-22 17:34:49)

独特のシンコペイションが魅力のドラマー、イアン・ペイスが初参加となるバンド名義3枚目のスタジオアルバム。バンドの代表曲のFool for~がシングルとしてヒット、その影響もあり英国では最高位6にチャートイン。念願のビルボードチャートにも100位以内に顔を出しバンドとして大きな成功を収めた。
他にもカヴァーデイルの魅力を堪能できるブルースナンバーや、バラードなど名曲が満載、初期の代表作と呼ぶに相応しい完成度の高いアルバムに仕上がっている。中でも名曲Blindmanを再録してくれたのが嬉しい。当時よりも確実に上手くなったカヴァーデイルの歌でもう一度楽しめるんだから感謝です。
ディープパープルから3人もいるせいか、勝手にコチラが自分にバイアスをかけてしますのだが、もしパープルが解散していなかったら、こんな音楽性になっていたんじゃないのかと想像出来るのもお楽しみの一つだったりする。

WHITESNAKE-Live at Hammersmith ★★★ (2018-07-22 17:21:11)

ボビー・ブランドのカヴァーにパープルから2曲を半分しかオリジナルソングはないが、充実したプレイを楽しめるライブアルバム。
たしか来日記念盤として日本先行で発売されたはずである。

WHITESNAKE-Live at Hammersmith-Ain't No Love in the Heart of the City ★★★ (2018-07-22 17:18:12)

ボビー・ブランドのカヴァーソングだが、もはやバンドの持ち歌といっても差支えないだろう。
カヴァーデイルの色気のある歌声に恋人も濡れる街角だよ。

WHITESNAKE-Lovehunter ★★★ (2018-07-22 17:14:06)

前作と同じくマーティン・バーチのプロデュースによるバンド名義2枚目のアルバム。そのせいかは分からないが6曲目に代表されるようにディープ・パープル第3期や4期の音楽性を意識したような作風に仕上げているのが印象的だ。2曲目は今でもライブで演奏される重要なレパートリー、カヴァーディルとバーニーのソングライティングチームによる名曲だろう。3曲目はアメリカ人レオン・ラッセルの曲。
パープル時代と比較されるような音楽性に落ち着いたが、その半面、カヴァーデイルのシンガーとしての成熟ぶりを堪能できる一枚だと思う。ここにはかつてのような、たどたどしい面持ちや不安感は一切ない。今ならグレン・ヒューズと互角に渡り合えるだろうと実感させたパフォーマンスが詰まっている力作だ。

WHITESNAKE-Trouble ★★★ (2018-07-22 17:02:10)

キーボードにジョン・ロードも加入、万全の態勢の中、遂にWHITESNAKE名義で本格的に始動。カヴァーデイルもディープ・パープル時代のようなロックシンガースタイルを取り戻す。二人のギタリストが譲り合いながらソロを弾く場面や、バーニー・マースデンが9曲目でリードシンガーを務めたりと民主的なバンド運営が印象的だ。とくにジョン・ロードのキーボードは、一発でそれと分かるプレイなど全体的な聞くべき点も多い。意外なのはビートルズのカヴァーがあることだろう。

DAVID COVERDALE-Northwinds-Only My Soul ★★★ (2018-07-21 21:38:53)

ムード満点。
いかにもカヴァーデイルらしいソウルフルなバラード。

DAVID COVERDALE-Whitesnake-Blindman ★★★ (2018-07-21 21:09:24)

魂を震わす本物の歌がここにある。
ジョー・コッカーも真っ青だね。

DAVID COVERDALE-Whitesnake ★★ (2018-07-21 20:52:45)

以前から顔見知りだったミッキー・ムーディらと曲作りを始め、ロジャー・グローバーにプロデュースを頼みリリースしたソロアルバム。パープルを抜けたばかりの影響なのか第4期時代の影を引きずりつつも、よりファンキーでソウルなロックナンバーやフリーのようなブルージーなバラードを軸としたスタンダードな音楽性をお披露目する形となった。
諸般の事情があり英国に帰国できなかったカヴァーデイルはドイツで歌入れを行っている。名曲Blindmanなど聞くべき曲が多いアルバムだ。

DEEP PURPLE-The Battle Rages On... (2018-07-21 18:12:42)

結成25周年を迎えマネージメント側は強引な形でイラン・ギランを復帰させることに、当然ブラックモアは難色を示したが説得に応じギランが再々カムバック。
その話題性を引っ提げリリースされたのがリッチー・ブラックモアのラスト作となる超問題作。
それまでよりも顕著なアイデアのリサイクルに昔からのファンは戸惑いを隠しきれずに不安を覚える。そして益々衰えが深くなったギランのパフォーマンス。これを最新作として楽しめる若いファンを羨ましく思えるような駄作に仕上がった。
大失敗の余波はリフの流用に留まらず、超産業ロックナンバーTime to Killの場違い感、そしてアグレッシブなA Twistを完全に歌えないのに用意したことなど、問題点は多い。
このアルバムで25周年を祝おうと言うのだから残念だし無念である。巷ではAnyaを名曲とまつられているがリフはまんまRAINBOWのストラン
…続き

DEEP PURPLE-Slaves and Masters ★★★ (2018-07-21 17:56:00)

作品も低調だった前作、その余波は犬猿の仲である、ブラックモアとギランの対立構造をより明確になものへとなる。そしてギランの解雇という最悪のシナリオを迎えることとなった。バンド存続の危機を乗り越えるべく、数多のオーディションの末に迎えられたシンガーが、ジョー・リン・ターナーという意外な形で決着することなったのも驚きだ。
実質ソングライティングチームがRAINBOWになったことで益々RAINBOW化に拍車が掛ったが、BURRN!のクーデター酒井ほど、極端なレビューを受け入れるほど、あの雑誌の信者ではないので、再結成DEEP PURPLEらしい雰囲気が前作よりも戻っている。
また野心の燃えるジョーの歌は、覇気のないギランなど比べ物にならない精気に満ちていて、へなちょこな歌を聞かされるストレスが無くなったことがストレス発散へと繋がった。
頭3曲の流れは良いし威厳も戻っているが、ど
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DEEP PURPLE-The House of Blue Light-Mitzi Dupree ★★ (2018-07-21 17:34:29)

このアルバムでは一番まともに聞けるブルースナンバー。

DEEP PURPLE-The House of Blue Light (2018-07-21 17:33:46)

再結成DEEP PURPLEの第2弾アルバムは前作以上に後期RAINBOW化していた驚いた。元々、金に困っていたイアン・ギランの働きかけで再始動したみたいな文言が雑誌に踊っていたが、蓋を開けたらブラックモアとロジャーの二人がイニシアチブを握るバンドだった。その二人の趣味が音楽性にモロ反映、それでも前作には王者としての風格が漂っていたが残念ながら今回は、その空気は皆無。究極の産業ロックナンバーCall Of~が始まったときの落胆は相当なダメージを与えた。
雑誌では当然の如く高評価、したがってBURRN!誌の信者は軒並み絶賛したが、それ以外のファンは大声で異を唱えた。
過去の財産を食い潰しリサイクルする音楽性、過去の幻影を追い求めるファンにとっては、もっとも見たくない凋落する姿だろう。それでもブルース色の強いMitzi DupreeやラストのDead or Aliveでは、どうに
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DEEP PURPLE-Perfect Strangers ★★ (2018-07-18 18:03:42)

再結成の噂がずっとあった第2期DEEP PURPLEが遂に再始動。多くのファンは往年のキレまくった暴走ロックを期待したが、いきなり後期RAINBOW時代から存在していた「Knocking at Your Back Door」でスタート。
当然あれっ?と肩透かしを喰らったファンも多かったでしょうが、ここはかつてのバンドと切り離して聞いて欲しい。
貫禄溢れるオープニングナンバーはライブでも重要なレパートリー、その雰囲気をそのままに、またも後期RAINBOWな「Under the Gun」の登場と完全にアダルトなロックサウンドへと変貌を遂げました。

そんな中でも「Perfect Strangers」は再結成パープルの指針となる新境地開拓の名曲。これが中盤にあるからディープ・パープルだと認識できると言えよう。それくらい全般的に後期RAINBOW風の楽曲が多いアルバムだ。
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DEEP PURPLE-Last Concert in Japan (2018-07-14 22:37:05)

第2期から4期まで幅広くチョイス、トミー・ボーリンのソロまで選ばれているのだから驚きだ。
文字通り、このステージを最後にバンドは解散。このバンドが解散に至らざる理由がパフォーマンスに全て現れているだろう。
安いヘロインを打ち左手をダメにしたボーリンの精鋭を欠いたパフォーマンス。ツインヴォーカルも酷評されても文句の言えない内容だろう。

最後のステージが最低のパフォーマンス。これが最後の音源になるとは残念極まりない。この作品のおかげで第4期のバンド運営は失敗との烙印を押されることとなった。

ちなみに今作は日本限定でのリリース。映像作品も残っているので、興味のある方は是非ともハンカチを片手に見て欲しい。バンドに敬意を払えないメンバーがいるのは不幸なことだ。

DEEP PURPLE-Made in Europe ★★★ (2018-07-14 22:19:55)

第3期メンバーによる1975年パリでのライブ音源。二人のシンガーによるバトルが凄い。ベースも歌も目立ちまくりのグレンだが、沢山のステージで鍛えられたカヴァーデイルの自信を深めた歌も圧巻だ。
選曲も3期のものばかりでファンキーなサウンドに変貌を遂げる姿を克明に伝えている。変わりゆく姿に嫌気をさし、このステージを最後にブラックモアはバンドを去った。その意味でも今作を聞く価値は高いだろう。

DEEP PURPLE-Stormbringer ★★★ (2018-07-14 22:09:59)

新メンバーの加入が奇跡的な化学反応を起こし既に漂っていたマンネリの雰囲気を打破。前作は今まで以上に多彩な顔をもつ表情豊かな音楽へと進化した。
今回はよりファンキーなリズムを前作以上に推し進め、二人のヴォーカルを中心としたスタイルへと向かった。
それはハードロックギタリストのパイオニア、リッチー・ブラックモアのプレイを抑えることにも繋がり、リリース面の失敗もさるここながら、ファンからも不評を買う形となった。

理由は各メンバーのインタビューなどを要約すれば、シンガーの座を巡る対立と、ブラックモアが新しい音楽性に不満を持っていた等など、メンバー間の不和が一番の問題だ。
その決定的な軋轢がスタジオに入りアイデアを集約して曲作りを行う当時の録音法にも大きな影響を及ぼし、リスナーにとっても不満をため込む内容と仕上がりになってしまった。

しかしプロミュージ
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DEEP PURPLE-Live in London ★★★ (2018-07-12 18:31:53)

この音源は英国のBBCで放送されたものが元。アルバム「紫の炎」リリース後の英国でのライブ。
やはり注目するのは代表曲「Smoke on the Water」二人のヴォーカルのぶつかり合いは聞きごたえたっぷり。グレンのやり過ぎでカヴァーデイルの立場もなしだが、会場は熱狂的に新しいアイデアを歓迎している。
ライブだから求められる再現性とインプロ。第3期がいかに優れたミュージシャンが集合していたかを、この一枚で明確に表せている。しかし日本では第2期がやたらと人気が高い、それはひとえに我が国での来日公演がなかったからだろうと言われている。
やはり伝説のLIVE IN JAPANの影響が大きいのだろう。

DEEP PURPLE-Burn ★★★ (2018-07-12 18:16:23)

ジ・エンド・グッバイ…そう大阪の公演を最後にイラン・ギランはバンドを去り、ベースプレイヤーのみならずソングライターとしても優秀でバンドを確実に支えていたロジャー・グローバーも脱退。バンドは大きな転換期を迎える事となった。
前作で見せた多様性はリッチーの望むものではなかったし、ファンにとっても類似性の高い音楽であろうとスピーディーなロックを望んだ。ライバル、レッドツェペリンは全米を熱狂させるもパープルは何時も後塵を拝する思いで見ていたであろう。やりたいことと望まれることの違いに苦しむメンバー、それは修復不可能になるまで決定的な亀裂を生みだすことに、華麗なる黄金期と呼ばれた第二期は危うさのうえで成り立っていた。

新ヴォーカルを探すのに難航したバンドは、雑誌に広告を打つほど困窮することに、やっとの思いで加入させたのがディヴィット・カヴァーディル。ブルーアイドソウル丸出しの歌
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