解説 (作詞・作曲:ダミアン浜田) 魔暦紀元前13年(1986年)4月2日、FITZBEAT(CBSソニー)よりリリースされた第一小教典。大教典『THE END OF THE CENTURY』からのシングルカット。 テレビなどの媒体への露出も増えたため知名度も上がってきており、オリコン最高順位17位、売上枚数が35万枚を超えるというヘヴィメタルとしては類を見ないヒットシングルとなった。売り上げの面で言えば聖飢魔IIはこれ以上のヒットを持つが、聖飢魔IIの持つ世界を分かりやすい旋律で描いた楽曲として一番の代表曲となっている。聖飢魔IIが活動する上での目標のひとつ「お茶の間にヘヴィメタル」はここで成果を見た。1989年に発布された極悪集大成盤大教典(いわゆるベストアルバム)『WORST』には、REMIXヴァージョンが収録されている。 但し、あまりにも初期聖飢魔IIのイメージとして定着し過ぎた為か、後期には(特にSgt.ルーク篁III世)は「聖飢魔IIといえば蠟人形」という一般観に食傷気味であったようだ。事実、バラエティ番組で聖飢魔IIが登場するときはかなりの頻度で蠟人形ネタが登場していた。 魔暦元年にリテイクされ、最大小教典(マキシシングル)「蠟人形の館 '99」として再び発布された。 魔暦11年に発布されたAKUMA NATIVITY "SONGS OF THE SWORD"には曲名を「THE HOUSE OF WAX」とした英語versionが収録されている。歌詞は、世界観や雰囲気は同じだが原曲をそのまま英訳したものではなく、表現の仕方が大きくアレンジされている。