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70年代 | 80年代 | 90年代 | Q | ドラマティック | ブリテン | プログレッシヴ | ポップ/キャッチー | メロディック | ロック/ブルース | ロックンロール | 叙情/哀愁
QUEEN
Innuendo (1991年)
1. Innuendo (156)
2. I'm Going Slightly Mad (52)
3. Headlong (44)
4. I Can't Live With You (32)
5. Don't Try So Hard (41)
6. Ride the Wild Wind (39)
7. All God's People (27)
8. These Are the Days of Our Lives (78)
9. Delilah (15)
10. The Hitman (13)
11. Bijou (33)
12. The Show Must Go On (223)
Lost Opportunity (2)
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解説
1991年2月5日、Parlophone Recordsよりリリースされた14thアルバム。
ボーカリストのFreddie Mercury存命時にリリースされたという意味において、Queenの実質的ラストアルバムである。
各曲のコンポーザーは1曲を除きメンバー全員がクレジットされている。これは前作『The Miracle』からのやり方を踏襲するもので、個人での作曲クレジットによる印税の分配でのトラブルを回避する役割と、作曲方法を個人の作業ではなく各人が持ち寄った素材をセッション形式で仕上げていく方法が取られ始めたためで、ひとつの曲を完成させる過程において、複数の曲のモチーフをつなぎ合わせる作業も行われていたことがデモ音源などで確認できる。
実質上のラストアルバムであることから、リリースの10ヶ月弱後のFreddieの死という要素を切り離して評価することは難しいが、イギリスではチャートにおいて初登場一位を記録するなど、1980年代初期のアメリカを意識した音楽性から、ヨーロッパ的な音楽性の回帰が歓迎された。
本国イギリスでは、5曲がこのアルバムからシングルカットされ、チャートの上位へ達する。
アルバムジャケットは19世紀のフランスの風刺画家、J.J. Grandvilleのイラスト「Jaggler of Universes」が使われ、アルバムのアートワーク及びこのアルバムからのシングルのアートワークにもGrandvilleのイラストが使われた。
アルバムのインナースリーブ写真、収録曲のプロモーションビデオなどは、衰弱の進むFreddieの病状を隠すかのように、厚めのメーキャップ、モノクロームやアニメーション、後処理を施したものが多用されている。

Recorded:March 1989 – November 1990 at Metropolis Studios, Mountain Studios
Producer:Queen and David Richards

外部リンク
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登録されている2曲を連続再生(曲順) - Youtube
1. Innuendo, 1. I'm Going Slightly Mad, 1. Headlong, 1. I Can't Live With You, 1. Don't Try So Hard, 1. Ride the Wild Wind, 1. All God's People, 1. These Are the Days of Our Lives, 1. Delilah, 1. The Hitman, 1. Bijou, 1. The Show Must Go On, 2. Lost Opportunity


コメント・評価

Selected Comments
2. Metropolis ★★ (2002-08-31 19:36:00)
人は死を意識したとき、異常なまでに感性が研ぎ澄まされ、いわば、「火事場の○○力」がでるが、フレディのここでの声はまさに己の生涯をドラマチックに演出せんとする末期の美学で彩られている。フレディの死後、この作品とMADE IN~は感傷的になるゆえ聞きこめなかったが、まさに「美学」が示されている。非常に重い。
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7. Kamiko ★★ (2003-09-12 01:48:00)
フレディマーキュリーが他界してから沢山のQUEEN関連の書籍なんかが発売されてましたね。ボクは1冊購入して併せてINNUENDOを買いました。
タイムリーにアーティストが亡くなって聴く作品というのは、聴き手の感情移入も手伝って殊更味わい深いモノになると思いますが、コレはまさにソレ。
過去作は過剰演出とも言えるコーラスワークとライヴ映像に醍醐味があったと感じているが、この作品は純粋に部屋で静かに聴きたいと思わせる、落ち着いた、和やかな楽曲が良いです。フラメンコ調のフレーズや伸びやかなウタなどが心に響く作品です。
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12. nanase7 ★★ (2003-10-25 15:35:00)
間違いなく後期の最高傑作品でしょう!The Show Must Go Onはフレディの最後の歌になるとは、、、、
感無量である。。。
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14. エリカ・フォンティーヌ ★★ (2003-11-14 14:43:00)
まさに伝説のアルバム。極真空手の故・大山総裁のお言葉「虎は死して皮を残し、人は死して
名を残す」まさにそのとおりなアルバム!全人類必聴の一枚!!(ここだけなぜか文章カタいな…)
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15. ら~しょん ★★ (2003-11-27 01:29:00)
実質的なラストアルバム。やはりInnuendo、These Are The Days Of Our Lives、The Show Must Go Onの3曲が核でしょう。涙無しには語れない名曲ですね。この他にも特にアルバム前半には佳曲がひしめいていて聴き所満載。Queenの集大成的作品。
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16. 柴が2匹(会社から) ★★ (2003-12-01 19:05:00)
うちの奥さんの意見そのものなのですが、もし、フレディが健在だとしたら、これほどの
アルバムを制作していたかとなると・・・・。
やはり、死を目前にしたからこそ為し得た作品だと思うと、一層、悲壮感がつのります。
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20. 酒とバラの日々 ★★ (2004-02-05 02:52:00)
アルバム全体が独特の緊張感で貫かれています…フレディ・マーキュリーの死と切り離しては考えることのできないラストアルバム。
上の皆さんのおっしゃる通り、「INNUENDO」と「THE SHOW MUST GO ON」という2つの突出した名曲はそんなアルバムの性格を特に感じさせます。
不謹慎かもしれませんが、出来過ぎなほどの完璧な幕下ろし。それもクイーンらしい。
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33. 鉄鉢 ★★ (2005-05-13 09:02:00)
余命幾許も無いヴォーカリスト。正に燃え尽きようとする魂の最後の咆哮。
フレディ存命時ラストのアルバムにして、原点回帰のドラマティックで絢爛なハードロック !!
ある意味、本来のQUEENの姿が再び甦ったかのようなサウンド。
このバンドには他にも数ある歴史的名盤があるのですが ~
それにしてもこのアルバムを聴いた後に溢れ出す、心揺さ振る感動と余韻の凄まじさと言ったらもぉ~。
・・・Show must go on !!!(涙)
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34. 蛇めたる ★★ (2005-06-11 22:54:00)
LED ZEPPELINの「IN THROUGH THE OUT DOOR」と違い、
ある程度死期が近いということを理解できていたからこういう作品を創れたのであろう。
ただ、全てが全て死に際によって創り出された曲とは思わない。
当時流行だったMOTLEY CRUEやDEF LEPPARDのようなHMが数曲あるということはまだ未来を見据えていたのだろう。
そう考えると非常に残念だ。
あと、やはり特筆すべきは「INNUENDO」と「THE SHOW MUST GO ON」。
この2曲は壮絶である。特にラストは素晴らしい。
この作品で特に光っているブライアン・メイのギターソロがさらに煌びやかなものと化している。
本当に素晴らしい。最後の最後にQUEENがハード・ロックをやってくれたことに感謝する。
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Recent 20 Comments

35. H・W ★★ (2005-07-24 22:39:00)
らくがきの「黄金の一枚」スレッドで、ひょうすべさんと柴が2匹さんが挙げておられた。
ご両人とも僕の感性に比較的と近いものを持っておられるので、ためしに買ってみた。
僕は何故かクイーンを素通りしてきた男なのだが・・・。
コレはスゴイアルバムである。
過去のクイーンのアルバムで聴く事が出来た、どこかお洒落な感じのメロディではなく、ひたすらドラマティックでシリアスなメロディがドーっと押し寄せる感じ。
曲作りの何たるかを極めた達人達が生み出す叙情的なフックも随所にちりばめられて、それはそれは美しい世界を構築している。
「ベスト盤に取り上ると都合が良さそうな曲」はないが、なんというか、アルバム全体から物凄いオーラが・・・。
凄い作品。

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36. 中曽根栄作 ★★ (2005-08-14 02:05:00)
美しい終わり。
死の結束の息づかい、ほとばしる殺気と貫禄の余裕。
ニャー

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37. ロック23 ★★ (2005-09-02 21:46:00)
古くからのファンにとって、これはとても落ち着いて聴けるアルバムではありません。
それは一重に、とても鮮やかで華やかだったあのフレディの歌声が、何かを悟ったかのように、壮厳で重く響いているからなんだと思います。
アルバム全体も、そういった雰囲気が漂っていますが、しかしどうした事か、このアルバムの
奥底からは、「勇気」、「希望」そういったポジティブなエネルギーを感じます。
長々と書かせていただきましたが、やっぱりフレディやクイーンは、これで終われて良かった
んだと思っています。こんなに素晴らしいアルバムを、最後の最後に出してくれて。
フレディは力強く歌い上げます。「show must go on」
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38. セキ ★★ (2005-09-06 09:51:00)
これほどにドラマを秘めたアルバムってのは少ないよね。
死期が近いってことはやっぱり自分が一番しっていると思うし
それを隠してまで、否、認めていて尚「show must go on」と堂々と歌い上げるフレディーの魂は
純粋に音楽を愛していたんだなと思わせてくれます。
死ぬまでリスナーにあの素晴らしい声を聞かせてくれたフレディーには感謝しきれませんね。
天国でも歌い続けていることでしょう。

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39. Mr.Gero ★★ (2006-04-10 17:45:00)
神秘的なアルバム。
クイーン2のような作られた神秘性(良い意味で)ではなく、本物の神秘がこの作品にはあるような気がする。
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40. 臣呼吸 ★★ (2006-05-15 17:10:00)
なんて言えばいいんだろう・・・?
神秘性に富んでいるし、展開も素晴らしいし、メロディアスだし・・・、
アルバム名からして、鬼気迫る物を感じますし・・・。
ああ、そうそう、全体的に鬼気迫る出来なんですよ、このアルバムは。
最初の「Innuendo」から、何か分からないけど凄い迫力を感じました。
でも、全体的に聴いてみて、「暗い」と思ったら、意外と「明るい」感じがしたんです。
上のほうでも書かれているように、ポジティブな印象を受けましたね。
あと個人的に、本当に個人的にですので、賛否両論はあるとは思いますが、
「Don't Try So Hard」と「Ride The Wild Wind」は過小評価されていると思います。
この二曲は素晴らしい曲ですよ!静かな雰囲気でしんみりした後に、
疾走感満点な雰囲気に変わる、この流れは本当に最高

…続き

41. 3割2分5厘 ★★ (2006-08-31 10:28:00)
SHOW MUST GO ON...奇跡の楽曲ですね。
全体に漂う不思議な雰囲気が初期クイーンを思わせて、原点回帰を感じます。
それでも後に身に付けたPOPセンスもあり、唯一無比の作品。
フレディは最後に凄いものを遺していったんだなあ・・・

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42. Dr.Strangelove ★★ (2006-09-27 18:38:00)
多くの人が言ってるようにフレディのボーカルを聴くなら
このアルバムが一番です。BIJOU、THESHOWMUSTGOONは泣ける。
合掌・・・

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43. 583 ★★ (2006-12-24 14:51:00)
死を意識しないと出ない声だね
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44. 山口 弘 ★★ (2007-06-16 13:01:00)

Fredy の振り絞るが如き声は感涙物 . あんたァ...何で死んじまったんだよォ.....でも死ぬ前じゃねえとコンナ傑作は作れねェよなあ .

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45. brian ★★ (2007-11-21 19:52:00)
「The Show Must Go On」フレディーありえません。それだけ
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46. 怒号 ★★ (2008-01-01 17:42:00)
幻想的な一枚。神秘を感じる。
その原因として、ふわふわした感じの音の細さ、ジャケなどの不気味なアートワークなどが挙げられると思うが、それ以上に説明できない神秘がこの作品にはある。
壮大なヘヴィ暗黒ナンバー①(全英一位!)、不気味なポップス②、悲壮感漂う⑤、静かに疾走する⑥、超ゴージャスな⑦、過去を振り返る珠玉のバラード⑧、ブライアンの美しいギター旋律にフレディが絡む⑪などにそれを感じることが出来る。
一方でハードロックバンドとしてのクイーンも健在(③④⑩)。
最後の⑫は涙無しでは聴けない一曲だ。
全体的にフレディのヴォーカルにはかつてないほど鬼気迫るものがある。それこそ神懸りとでも言うべきか…。
永遠に輝き続ける真の傑作。

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47. モブルールズ ★★ (2009-09-26 23:53:00)
タイトルトラック素晴らし過ぎ。個人的にはボヘミアン・ラプソティーを超えた。その他の曲も良いしロックしてる。最後にこんな素晴らしい作品を残してくれた事に涙。

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48. THE THING ★★ (2012-03-30 13:51:04)
素晴らしいことに異論はないんだけど、「イニュエンドウ」とかもうちょっと練れたんじゃないかなー…と思ってしまう。
まあフレディの体調のこともあったので仕方のないことではあるが、逆にフレディの体調がよかったらここまで鬼気迫るアルバムが作れたものか…と思うとなんかフクザツ。
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49. ヤング兄弟 ★★★ (2012-05-26 21:01:06)
初期名作群に埋もれがちになってしまいますが、それらに引けをとらない傑作です。
フレディのヴォーカルは初期に比べて円熟味が格段に増してますし、アルバム全体に漂う
緊張感が聴き手を引きずり込みます。フレディのヴォーカルだけで泣けます。

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50. 名無し ★★★ (2014-03-31 18:54:56)
the hitmanと輝ける日々が大好きです!


51. Shirabetty ★★★ (2014-09-08 02:46:51)
Queenを信じてついて来て良かった。私は80年代のQueenには寛大な方だったと思います。良い曲も沢山見つけて頑張って聴いて来ました。でも本当は、ずっとずっと待っていました。Queenの音楽が再び聞ける日を!FreddieがAIDSに感染していると公の発表があった日、私は既にこのアルバムをむさぼる様に聴き込んでいました。その瞬間、I'm going slightly madの歌詞が頭を過り、頭をハンマーで殴られた様な衝撃でした、同時にShow must go on のFreddieの歌が頭の中を繰り返し巡りました。 大丈夫だよね?まだ発病した訳じゃ無いよね?
そして、その翌日に車中のラジオで訃報を聞きました。
このアルバムは神のQueen2をも越えてしまうかも知れません。それがFreddieにとって嬉しい事なのか、悲しい事なのか、分かりません。初期のQueenは神に等しい驚
…続き

52. 名無し ★★★ (2014-09-15 08:01:05)
これほど「鬼気迫る」「魂のこもった」という表現が似合う作品もそうないのでは。
リアルタイムに聴いていた世代ではないですが、当時このアルバムがリリースされた時これを聴いたリスナーは1曲目からのそれまでと何か違った重苦しい雰囲気に何かを感じ取った人も多いと思います。
未だに狂気への序曲のおどろおどろしい雰囲気は慣れませんが(こんな言い方は失礼かと思いますが)・・・
最後にして奇跡の名盤だと思います。
フレディは最後まで己の人生をショーにしてしまった。世間は「マッチョ」「ゲイ」いろいろ言うけど、本当に彼を分かっていない。
彼がこの世を去った今でもクイーンが存続しているのは「The Show Must Go On」のあのメッセージと関係しているのでしょうか?(それでもジョンはすでに表舞台から姿を消してしまっていますが)


53. 名無し ★★★ (2016-05-09 01:23:32)
この神がかりなオーラはⅡにもオペラ座にも出せない
作ろうと思って作れるようなものじゃない
文句なしにQUEENの最高傑作だと思う


54. Runaway ★★★ (2022-03-10 14:51:44)
最高傑作
→同意(0)
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