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ヘヴィメタル/ハードロック
アーティスト分類-ジャンル
NWOBHM | S
SAMSON

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解説

Refugee (失恋船長)
1988 (失恋船長)
Joint Forces (失恋船長)
Thank You and Goodnight (失恋船長)
Don't Get Mad - Get Even (失恋船長)
Before the Storm (失恋船長)
Joint Forces (火薬バカ一代)
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Refugee
なんだかんだ言ってもコンスタントに作品を残すポール・サムソン率いるSAMSON。今回も大幅にメンバーを交代して作品をリリース。一曲目にゲイリー・オーエン(英国のTNTのシンガー)が歌う以外は大柄のシンガー、ピーター・スカランが担当。引き続きキーボードプレイヤーを迎え入れメロディックメタル路線を強化。NWOBHM路線を感じさせる場面はあるが、AOR調のメロディックサウンドへと舵を切り、今まで以上に守備範囲を広げてきた。前作のEPが余りにもやり過ぎだったので、この揺れ戻し現象は大正解。バンドの本文であるサムソンのギターもそれなりに牙を剥いている。
柔和ではあるが攻めている作風、メロディを際立たせても主役はポールだと言わんばかりにバランス感覚が今作最大のポイントだろう。
これがあのNWOBHMファイターのSAMSONかと言われると微妙だが、無理なく進化したスタイルは非難されるべきで
失恋船長 ★★★ (2023-06-20 12:09:02)

1988
メンバーを大幅に入れ変え1988年にリリースした5曲入のEP『And There It Is』、それに6曲プラスしてリリースされたのが今作。専任キーボード、トビー・サドラーが参加と音楽性の変化を予感させますが、シンガーもミック・ホワイトに変りメロディックかつキャッチーな路線へと変貌、メインストリームと言いたいがそこまで器用にやり切れていないのがポール・サムソンの矜恃だろうか?
芯にあるブリティッシュハードサウンド、そこに装飾した華やかさが1988年という時代背景を飲み込むのだが、パンチの効いた⑤みたいな楽曲で聴ける折衷案に苦悩と苦心の跡が窺えます。完全に陽性ロックに舵を切れなかったバンドサウンド、これはこれでありだろう。SAMSON名義に恥じないラジオフレンドリーな一枚だが、もっとアメリカンナイズドしないと売れないだろう。そういう不器用さが最大のポイントだ。
失恋船長 ★★★ (2023-06-17 12:24:41)

Joint Forces
解散したSAMSON。同年にはブルース・ディッキンソン時代のベストをリリースされたりしていたが、その際にゴット伊藤氏から、ブルース以外は凡人みたいな批評を受け完全に死んでしまいました。
それだけに今作のリリースは当時、あまり語られることもなかったと言われています。本来はポール・サムソンのソロ名義だったが紆余曲折を経てバンドになったと言われる。
ハッキリ言ってドラム以外はSAMSONに在籍したもの、ベースのジョンもシングル盤で演奏していますね。あとニッキー・ムーアとはMammothで一緒だったはずなので、このラインナップに違和感はない。
再びニッキー・ムーアのブルージーな歌唱スタイルをフィチャーしたサウンドはSAMSONの歴史を総括したような内容であり、ポール・サムソンというソングライターの存在を知らしめるに相応しい内容です。NWOBHM時代から滋味深さで勝負していただけ
失恋船長 ★★★ (2023-06-17 11:58:20)

Thank You and Goodnight
ニッキー・ムーア時代のライブ音源、オフィシャル初のライブ音源だったはずである。アルバムのツアーなので初期のナンバーは少なめ、ディッキンソン時代を愛する人には物足りない選曲でしょうが、ムーアのブルージーな歌い回しが映える楽曲を中心に構成、ライブならではの臨場感と熱気、そして熟成されるバンドサウンド、その美味しいところを見事に浮き出しています。
⑥のようなポール・サムソンが歌っていたナンバーはムーアの方が上であり、やはり彼の歌唱スタイルは、メロディックなブルージー路線と見事にマッチ、見た目同様ダイナミックですね。

演奏がしっかりしているバンド、主役たるポールのギターはスタジオ盤よりもワイルドに吠え,これがサムソンなんだと言わんばかりにバンドサウンドを牽引。荒々しい面を際立たせている。もはや主要メンバーが帰らぬ人となり再結成もないバンド。NWOBHM期に活躍していた程度の認
失恋船長 ★★★ (2023-06-17 11:35:26)

Don't Get Mad - Get Even
単体でのCD化はないのだが2017年にThe Polydor Yearsという3枚組が世に出ているが、そこで今作を確認出来る。オリジナルは1984年、10曲入で、ちゃんと国内盤もある一枚。当時の評価は知る由もないが今日まで話題になっていないのだから評価も高くないのだろう。

前作よりもメロディの強度を強めた印象が強い巨漢を震わせ歌い上げるニッキー・ムーアのブルージーな歌声、前作以上に艶のある滋味深いギターで魅了するポール・サムソン。強弱を生かせる奥行きのあるリズムプレイは屋台骨を支え更なる深みをもたらしている。

とにかく今までの中で一番バランスが良い。メリハリを効かせた楽曲構成、唄を前に出しつつもギターも派手に見せ場を作り、リズム隊に暇を持て余す時間は無い無駄を省いたアレンジ。厳ついだけじゃない間口の広さは多くのファンを迎え撃つだけの魅力がある。
当時のブ
失恋船長 ★★★ (2023-06-16 06:33:26)

Before the Storm
当時、ブルース・ディッキンソンがブルース・ブルースと名乗り参加していた時代がピークと思われるバンドですが、ドラマーとヴォーカルが変わり、よりオーセンティックなハードサウンドへと舵を切っている。巨漢で知られるニッキー・ムーアの味のある歌声とポール・サムソンが奏でる滋味深いギターサウンドとの絡み、この相性は路線的にもバッチシとハマり当時としても古くさい音色であったろうが、時流に流されないスタイルは大いに評価が出来る。
これぞブリティッシュハードな魅力が満載、バンド的にもこちらの方が自然に感じるのがポイント。元々サムソンはNWOBHMの中でも滋味だったからね。ニッキー・ムーアがシャウトしないカヴァデールみたいでカッコイイんですよね、チョイ、デイブ・ヒルっぽさもある。

オーセンティックなメロディックサウンドを引っ提げシーンに貢献した今作、⑤なんてANTHEMのRUNNING
失恋船長 ★★★ (2023-06-16 06:11:12)

Joint Forces
SAMSONというと、NWOBHMの端緒を飾った1st『SURVIVORS』、現IRON MAIDENのブルース・ディッキンソンが歌っていた2nd『魔人襲来』と3rd『魔界戦士』、新Voにニッキー・ムーアを迎えてバンド史上最高セールスを記録した4th『魔界の嵐』辺りまでの活動はフォロー出来ていても、それ以降となると一体どこで何やってたのかさっぱり…というHR/HMリスナーも少なくないかと存じます。(俺のことなんですが)
本作は、元々はポール・サムソン(G)のソロ・アルバムとしてレコーディングが進められていたところ、レーベルからの要請で結局SAMSON名義で’86年にリリースされるに至った作品で、二代目フロントマンのニッキー・ムーアや、GILLANのジョン・マッコイ(B)という元メンバーが集って制作されただけあって、そのサウンドは正しくSAMSON以外の何者でもない、むしろSAMSO
火薬バカ一代 ★★★ (2023-05-26 01:47:54)

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