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netalさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 451-500
SATYRICON-The Shadowthrone
OPETH-Ghost Reveries
OPETH-Blackwater Park-The Leper Affinity
OPETH-My Arms, Your Hearse-Demon of the Fall
OBSCURA-Cosmogenesis-The Anticosmic Overload
NOKTURNAL MORTUM-To the Gates of Blasphemous Fire
MOONSORROW-Kivenkantaja-Raunioilla
METALLICA-Master of Puppets
MAYHEM-De Mysteriis Dom Sathanas-Freezing Moon
GRAVEWORM-As the Angels Reach the Beauty
EMPEROR-Prometheus: The Discipline of Fire & Demise
EMPEROR-Anthems to the Welkin at Dusk-The Loss and Curse of Reverence
EMPEROR-In the Nightside Eclipse-Intro/Into the Infinity of Thoughts
DRUDKH-Autumn Aurora-The First Snow
DISSECTION-Storm of the Light's Bane-Unhallowed
DISSECTION-The Somberlain
DEATH-Symbolic-1,000 Eyes
DARKTHRONE-Transilvanian Hunger-Transilvanian Hunger
CRYPTOPSY-None So Vile-Phobophile
BURZUM-Burzum-Spell of Destruction
AT THE GATES-Slaughter of the Soul
ARCTURUS-The Sham Mirrors
AGALLOCH-Ashes Against the Grain
SLAYER-Reign in Blood-Jesus Saves
EMPEROR-Anthems to the Welkin at Dusk-With Strength I Burn
OPETH
DISSECTION-Storm of the Light's Bane-Where Dead Angels Lie
DARKTHRONE-Transilvanian Hunger
THULCANDRA-Fallen Angel's Dominion
SWALLOW THE SUN-The Morning Never Came
SUMMONING-Stronghold
SLAYER-Seasons in the Abyss-Seasons in the Abyss
SLAYER-Reign in Blood-Raining Blood
SLAYER-Hell Awaits-Hell Awaits
SATYRICON-Nemesis Divina-Mother North
OPETH-Blackwater Park-Blackwater Park
OPETH-Still Life-The Moor
MOONSORROW-Kivenkantaja
MAYHEM-De Mysteriis Dom Sathanas-Pagan Fears
EMPEROR-Emperor/wrath of the Tyrant
DRUDKH-Autumn Aurora
CRYPTOPSY-None So Vile
AGALLOCH-The Mantle
EMPEROR-In the Nightside Eclipse
EMPEROR-In the Nightside Eclipse-Inno a Satana
DISSECTION
SLAYER-Reign in Blood-Necrophobic
SLAYER-Divine Intervention-Dittohead
MAYHEM-De Mysteriis Dom Sathanas-De Mysteriis Dom Sathanas
De Mysteriis Dom Sathanas
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SATYRICON-The Shadowthrone (2012-06-18 20:09:43)

Satyriconと言えば3rdが有名だが、この作品ではヴァイキングよりのブラックをプレイしている。
ただフレーズは勇壮なものもあるが、それよりも陰鬱で得体の知れない不気味な感じの方が強い。
3rdに比べるとフレーズや展開力は全体的にまだ少し弱いが、時に3rdに匹敵するものも見せてくれる。
①の中盤からの流れや⑤のエンディングなどは3rdにも引けを取らない。

おすすめ…In The Mist By The Hills

OPETH-Ghost Reveries (2012-06-17 20:43:06)

Keyの加入により妖しさ、幽玄さにますます磨きがかかっている。
メロディも複雑な曲展開も流石はOpethと言える出来である。
ただ、個人的には静の部分が多く、ややメジャー感がつき、デスメタル由来の暗黒性が薄れた点は不満。
良い作品には違いないが、暗黒性は以前に比べると薄いため、そういう作風を求める人にはこの作品は物足りないかもしれない。

おすすめ…Ghost Of Perdition

OPETH-Blackwater Park-The Leper Affinity ★★★ (2012-06-17 15:50:47)

一曲目から容赦無く絶望感をぶちまけてくる。
この曲はOpethの中でも最も優れた展開を持っていると思う。
特にエンディングのギターソロ→ピアノの流れは完璧。

OPETH-My Arms, Your Hearse-Demon of the Fall ★★★ (2012-06-16 14:27:24)

Opethにしては短い6分台の曲。
いつもより恨みや憎しみを感じるMikaelのヴォーカルと憎悪渦巻く邪悪なリフには圧倒される。

OBSCURA-Cosmogenesis-The Anticosmic Overload ★★ (2012-06-15 22:00:06)

浮遊感のあるリフとギターソロが印象的で、混沌と秩序のどちらでもない別の上手く言葉にできない何かを感じさせる。
バックでうねりまくるベースも不気味。
このアルバムの中では比較的聴きやすい曲。

NOKTURNAL MORTUM-To the Gates of Blasphemous Fire (2012-06-14 23:48:14)

作風は、大雑把に言えば初期Emperor+ヴァイキング/ペイガンといった感じだろうか。
特にキーボードが印象的で、動き回る部分が多く、装飾ではなく主役だと思えるほどである。
メロディの質は高く、民族音楽風のフレーズや荘厳なフレーズを巧みに操っている。
ただ、特にアルバム後半で時折フレーズがキャッチーすぎて、シンフォニックブラックとしての威厳を減じているのは残念。(そこが良いという人もいるだろうが、あくまで個人的に)

おすすめ…Bestial Summoning

MOONSORROW-Kivenkantaja-Raunioilla ★★ (2012-06-13 17:34:04)

イントロのフレーズ、そしてエンディングに同じフレーズを更に壮大に聞かせるパートが素晴らしい。
もちろん勇壮感溢れる本編も非常に良い。

METALLICA-Master of Puppets ★★ (2012-06-11 20:43:22)

2ndに比して、より長尺で入り組んだリフと展開を持ち、へヴィさも増した。
リフの冷徹さや冗長さの面で自分は2ndの方が好きだが、これも良いアルバム。最初はこちらの方が好きであった。

メタルで最も有名な作品で、基本の一つ。
もしで未聴の人がいたら、取り敢えず聴いておくべき作品である。

気に入り度…83/100

おすすめ…Master Of Puppets

MAYHEM-De Mysteriis Dom Sathanas-Freezing Moon ★★ (2012-06-10 15:27:46)

中盤のスローパートが身震いするほど怖い。月明かりも星の光もない永遠の夜を想起させる。
ギターソロも妖しさ全開で素晴らしい。

GRAVEWORM-As the Angels Reach the Beauty (2012-06-08 15:32:46)

イタリアのシンフォニックブラック/ゴシックメタルバンドの2nd。1999年。

シンセ及びストリングスのメロディが泣きまくっており、アルバム全体を通し、濃密で耽美な雰囲気を味わえる。ヴォーカルの悲痛感溢れる叫びも聴きどころ。
ただ時々メロディがキャッチーになってしまい、耽美性を少し減じてしまっているのは個人的にマイナスポイント。
その部分もより耽美的であればなお良かったとは思うが、全体としてみれば良い作品であることに変わりはない。

おすすめ…A Dreaming Beauty

EMPEROR-Prometheus: The Discipline of Fire & Demise ★★★ (2012-06-07 21:51:23)

全ブラックメタルの頂点に君臨するEmperor。そんな彼らの現状の最高傑作にして最終作がこのアルバムである。

2nd以降、純粋なブラックからの脱却を模索し始めた彼らの叡智の結晶という事もあり、サタニックな邪悪さ等を伴うものではない。
プログレッシヴシンフォニックブラックとでも言おうか。
何が印象的かというと、どれか一つに絞って挙げるのが難しいほど聴き所満載であるが、敢えて言えば、ギターハーモニクス入りのリフだろうか。
あまりにも巧みにリフに埋め込まれたハーモニクスが独特の激しさと響きを加えている。
更にそれが刻みリフ等と共に実に緻密で複雑なフレーズを形成し、しかもそれに全く違和感がないというのも凄まじい。
シンセやオーケストレーションも上手く多用されており、凄まじい荘厳さ、不安感を煽りまくる。
この点は彼らが1stから徹底している点であり
…続き

EMPEROR-Anthems to the Welkin at Dusk-The Loss and Curse of Reverence ★★★ (2012-06-05 21:11:05)

中盤の「This agony~」の、全楽器が一体となって襲いかかるパートにいつも心が持ってかれる。
混沌の中に渦巻く虚しさや苦痛が感じられる。

EMPEROR-In the Nightside Eclipse-Intro/Into the Infinity of Thoughts ★★ (2012-06-04 18:25:52)

リフやヴォーカルは勿論、特にキーボードがあまりにも邪悪。しかも邪悪なだけでなく、高貴で美しい。
「Weaker and weaker, one by one」と威厳ある叫びと7分半からの疾走パートが圧巻である。
ベスト盤に入っていないのは不思議である。

DRUDKH-Autumn Aurora-The First Snow ★★ (2012-06-01 14:12:12)

曲の間ほぼずっと単一のフレーズの繰り返しだが、飽きはこない。
むしろ晩秋が終わり、冬に突入するということを表現するのに一役買っている。
曲調も過度に寒々しくはなく、アルバムの流れに合っている。

DISSECTION-Storm of the Light's Bane-Unhallowed ★★★ (2012-05-28 11:55:07)

このアルバムは良メロディの宝庫だが、この曲は特に良いメロディを持っていると思う。
特にイントロのブリザードリフと中盤の艷やかで悲しいギターソロが素晴らしい。

DISSECTION-The Somberlain ★★ (2012-05-27 15:29:47)

日本盤ライナーノーツのフレンドリーな口調は兎も角、ハイクオリティなメロディックブラック/デス。
大名盤たる2ndは猛吹雪を彷彿とさせる極寒さを特徴とした作品であったが、今作では寒々しさはブラックにしては標準レヴェルで、邪悪さもそれ程ではない。
代わりに、陰鬱で夜や悪夢を想起させる旋律が多いわけだが、あくまで「2ndに比べて」メロディの質が異なるだけであり、1stにして抜群のメロディセンスを発揮している。
後半の物足りなさや曲展開の粗さ等気になる点もあるが、2ndと同様にメロブラ好き必聴の1枚である。

気に入り度…85/100

おすすめ…The Somberlain

DEATH-Symbolic-1,000 Eyes ★★★ (2012-05-26 15:54:28)

サビの美しくも悲しいリードに「衆目の目に囚われている」哀愁が集約されている。
「We are enslaved now」の叫びとツーバス連打のエンディングもドラマティック。

DARKTHRONE-Transilvanian Hunger-Transilvanian Hunger ★★ (2012-05-25 14:30:12)

アルバム中最も単調で、寒く、荒涼とした曲。
展開がなくとも、リフだけで曲が成り立つことを証明してみせた曲である。

CRYPTOPSY-None So Vile-Phobophile ★★★ (2012-05-22 22:06:06)

イントロのピアノ→ベース→本編の流れは見事。
うっすらと叙情的で荘厳さすら感じるフレーズも良い。
名曲ぞろいのアルバムの中でも最高の一曲。

BURZUM-Burzum-Spell of Destruction ★★ (2012-05-20 18:18:00)

終盤のカウントの叫びは本当にヤバイ。
人間が持ちうる全ての負の感情が集約されているかのようだ。
彼の精神状態は演奏時どうなっていたのだろうか…。

AT THE GATES-Slaughter of the Soul ★★★ (2012-05-18 23:53:40)

(メロデスにしては) 辛口なリフがこのアルバム最大の特徴。
ダークさを孕んだ冷徹さが素晴らしく、しかもその刻み方も多彩であり、アルバム全体を聴き通すにあたって飽きさせない工夫も十分である。
加えて、最小限度に組み込まれた慟哭メロも曲に彩りを与えており、メロデスの肝である叙情性の面でも魅せてくれる。③のトレモロを含めたギターソロ等は悶絶ものである。

一方、疾走感を煽るタイトなドラミング、激情的で魂のこもったデスヴォイスも素晴らしい。
冷徹なリフや泣きメロとの相乗効果によりアルバムのテンションをより高めている。

一曲平均で3分強、リフのシャープさ、疾走感、そして慟哭のメロディという研ぎ澄まされた武器をもって小細工無く進む様に、
Slayerの『Reign In Blood』にも似た潔さを感じる(インスト2曲は無くても良かったとは思うが)。
…続き

ARCTURUS-The Sham Mirrors (2012-05-17 19:53:44)

Hellhammerらブラックの大御所達が集うバンド。
なのだが、今作はブラストが無かったり、⑥以外でデス声が無かったりと、ブラック要素は殆ど無い。
美麗なシンセ・ピアノやGarmの多彩なヴォーカルを軸にした、スペーシーなアヴァンギャルドメタルである。
各人の高い演奏力と時に奇抜なヴォーカルやアンビエントで魅せてくれ、アンニュイさを孕む芸術性と壮大な宇宙を思わせる。

…ただ、自分の趣向の問題だとは思うけれども、感性には訴えるが聴いてて昂ぶる所がさほど多くなく、間違いなく良盤以上と言えない部分もある。
折角の美麗なパートが尺や繋げ方の問題で味わいきれないだとか、アンニュイさやアグレッションが要らないだとか、そういう所に少し勿体無さも感じた。
5.のイントロの、星の瞬きを其の儘音にしたかのような超美麗なエレキピアノとか、そういう所をもっとフィーチ
…続き

AGALLOCH-Ashes Against the Grain ★★ (2012-05-16 17:27:55)

アメリカのフォーク/アトモスフェリックブラックメタルバンドの3rd。2006年。

様々なアレンジを効果的に用いて雄大ながらも侘しい雪原を忠実に描いた前作に比べ、今作はアレンジは控えめで、アコギと小曲のサンプル位である。
メタリックなバンドアンサンブルが中心で、音も以前より分厚く重厚になった。
その恩恵か、 雰囲気としては悲哀や儚さの色がより強く、①や⑦等に如実に現れているようにメランコリックさも増したように思う。

但し、亡霊のような掠れヴォーカル、疾走しないドラムの性で攻撃性は殆ど生じていない。
ブラックと言えどそういった要素を抑え、情景を淡々と描くようなスタイルには個人的に好感が持てる。
10分近い曲ばかりではあるが、終始濃密な雰囲気を味わえ、ダレもない。
また少なくなったとはいえ、美しくも物悲しい雰囲気を醸し出すアコギ等、ア
…続き

SLAYER-Reign in Blood-Jesus Saves ★★★ (2012-05-12 14:19:23)

何よりヴォーカルが滅茶苦茶速い。機関銃ヴォーカルとでも言うべきか。
この曲のテンションと早口はなかなか真似できないだろう。
徐々に疾走感を増していく展開も冴えている。

EMPEROR-Anthems to the Welkin at Dusk-With Strength I Burn ★★★ (2012-05-09 18:06:01)

中間部の台詞のパートが妖しく、厭世的でたまらない。
非常にドラマチックな曲で、後半の疾走してからのエンディングは本当に良い締め方だと思う。

OPETH ★★★ (2012-05-09 16:28:01)

公式サイトによると、ミカエルが頭を8針縫う怪我をし、ミネアポリスでのライブをキャンセルしていたらしい。
ざっと英語を読んだだけなので、間違ってたら御免なさい。
まあとにかく、今後の活動に支障はないようで一安心です。

DISSECTION-Storm of the Light's Bane-Where Dead Angels Lie ★★ (2012-05-06 20:04:09)

スローテンポだが、その分綺麗なメロディがより際立っている。
イントロのツーバス連打パートや「Die!!!」という叫びの後のパートのトレモロの使い方が素晴らしい。

DARKTHRONE-Transilvanian Hunger (2012-05-06 18:28:04)

低音質&起伏の少ない展開というプリミティヴブラックを代表するアルバム。
他の要素を一切排した寒々しい闇が空気を支配する。
また、低音質といっても、一曲ごとの長さもアルバム全体の長さもさほど長くないことが相まり、聞き辛さはない。むしろブラックにしては聴き易い方。
ただ、プリミティヴにこんなこと言うのは野暮かもしれないが、個人的はその単調さは聴き込んでいくと飽きに変わってしまった…
あくまで好みの話なのでこれから聴こうとする人はあまり気にしないで下さい。

ちなみに、後半4曲の作詞はBurzumのカウント。

おすすめ…Transylvanian Hunger

THULCANDRA-Fallen Angel's Dominion (2012-05-04 17:45:56)

簡潔に言うと、雰囲気はほぼDissectionの2ndまんま。全体としては「Storm~」に、ヴォーカルは「The Somberlain」に近い。
ただちゃんと彼らなりのカラーはある。Dissectionに比べてスラッシーなリフが多く、邪悪さが際立っている。
一方で、凍えるような美しさは(あくまでもDisssectionと比較すれば、であるが)やや薄く、これを個性と見るか、後継者としての力量不足と見るかは意見が分かれるかもしれない。

おすすめ…Everlasting Fire

SWALLOW THE SUN-The Morning Never Came ★★ (2012-05-04 14:58:28)

フィンランドのメロディックデスドゥームメタルバンドの1st。

メランコリックなリフとこれまたメランコリックだが美しいキーボードとでじわじわと攻めてくるデスドゥーム。
明確なオリジナリティは無いものの、両者のバランスが絶妙な上、
ただ徒に沈み込む様なスローパート一辺倒で押すのではなく、無慈悲な刻みや儚い美メロ等も絶妙に絡めてくる御蔭で、アルバム全体を通して飽きることなく聴き通せる。
絶望とまではいかないまでも、それらが醸し出す陰鬱な雰囲気は、仄かな美を湛えたジャケットの廃屋の如しである。

気に入り度…86/100

おすすめ…Silence Of The Womb

SUMMONING-Stronghold (2012-05-03 23:20:53)

オーストリアのアトモスフェリックブラックメタルバンドの4th。1999年。

キーボードが比較的前面に出たアレンジで、アルバム全体がかなりアトモスフェリックなものとなっている。古代ローマにでもトリップしそうな音。
ブラストや邪悪さはないが、喚きヴォーカル等ブラック的要素もちゃんとあり、トレモロリフも使い方が上手いなと思わせるところも随所にある。

おすすめ…A Distant Flame Before The Sun

SLAYER-Seasons in the Abyss-Seasons in the Abyss ★★ (2012-05-02 14:11:13)

スロー~ミドルテンポで6分超というSlayerの中では異色だが、展開も悪くないし、不穏なムードは健在。
血なまぐさい感じはなく、静かな狂気を感じさせる。
あとはデイヴのドラミングの盛り上げの上手さが光る。

SLAYER-Reign in Blood-Raining Blood ★★★ (2012-05-01 23:50:57)

Angel Of Deathと並ぶスラッシュクラシック。
リフがまるでナイフのように切れ味が鋭く、かっこいい。本当に血が降ってきそう。
最後のノイズパート(ソロではない)はまさに暴走という言葉がピッタリだろう。何をやっているかわからないほどカオティック。

SLAYER-Hell Awaits-Hell Awaits ★★★ (2012-05-01 15:57:40)

呪文のようなイントロからミドルテンポの刻み、そして疾走へという展開がかっこいい。
肝心のリフやギターソロも不気味で背徳的。

ちなみにイントロはテープ逆再生によるものらしく、あの呪文は「Join us」を逆さに言っているらしい。

SATYRICON-Nemesis Divina-Mother North ★★ (2012-04-30 15:31:53)

神聖という言葉が正にぴったり。
荘厳極まりないリフはいつ聴いても鳥肌もの。

OPETH-Blackwater Park-Blackwater Park ★★★ (2012-04-29 19:08:32)

約12分とこのアルバムで最長であり、デス声オンリー、ツーバス連打も多く、最も暗い曲でもある。
中間のクリーンパートなんて亡霊がいるんじゃないかって位厭世的。
終盤では、珍しく疾走も聞ける。
「黒水園に二度と陽は昇らぬ」
実に絶望的な最後である。

OPETH-Still Life-The Moor ★★★ (2012-04-29 15:31:24)

私がOpethの曲の中で最も好きな曲。
幽玄なギター&ベース→アコギ→へヴィリフというイントロからエンディングに至るまでの曲展開、7分半頃からのクリーンパートを始めとする慟哭に満ちたメロディ…
あらゆる面で実に秀逸である。

MOONSORROW-Kivenkantaja ★★ (2012-04-26 21:23:50)

疾走せずミドルテンポを主体としたヴァイキングメタル。
豊富なアレンジや戦士を鼓舞するかのようなリズムワークや適度にクサいシンセ等で魅せてくれ、淡々とした感じでも、勇壮一辺倒でもなく、北欧の冬を感じる美しいメロディが光る。
ヴァイキングメタルにさして思い入れのない自分でも良いと思ったので、この手のメタルが好きな人は相当気に入るであろう。
また、豊富なアレンジが光るという意味でプログレ的な趣もある作品故、プログレ好きも気に入りそう。

気に入り度…89/100

おすすめ…Raunioilla

MAYHEM-De Mysteriis Dom Sathanas-Pagan Fears ★★ (2012-04-24 21:23:55)

スラッシュ的な要素も感じる序盤のリフが印象的。
このアルバムでは一番聴きやすい曲では(その後はやはり病んでいるが)。

EMPEROR-Emperor/wrath of the Tyrant (2012-04-16 23:32:59)

デモと93年のEPのカップリング。

まず、とにかく音が極悪。かなりノイジーで、何をやっているのかほとんどわからない所もちらほら。
イーサーンの叫びはもう喉大丈夫ですかと言いたくなるほど狂気に満ちている。
それらが一体となって襲いかかる様は邪悪を超えて、もはやカオスである。
それでも、随所に良いフレーズが聞こえ、曲のクオリティは悪くない。
ブラックメタル黎明期のアングラ臭を色濃く残した作品だと思う。

補足だが、サモスが最初ドラムだったのは意外だった…

DRUDKH-Autumn Aurora (2012-04-16 21:14:45)

ブラストや大きな展開はなく、トレモロリフとキーボードによる繊細かつ雄大なメロディをミドルテンポで奏でている。
同じフレーズの繰り返しによって、アルバム全体がかなりアトモスフェリックなものとなっており、聴いていると陶酔感を覚えてくる。
そういう面ではアンビエントに近い音楽性とも言える。
この手のブラックにありがちな荒涼感はあまりなく、晩秋~初冬という情景の美しさや温かみのほうが鮮明に出ていて、聞いていて心地良い。

ちなみに歌詞は公表されていないようだが、歌詞が分からずとも十分楽しめる作品である。

お薦め…The First Snow

CRYPTOPSY-None So Vile ★★ (2012-04-13 23:31:53)

どのパートも変態的なまでにテクニカルかつえげつない手数を誇り、展開も複雑である。
だがフレーズに意外とメロディックな所もあり、全体としてはそれほど聞き辛くはない(あくまでデスメタルの中では、だが)。
また、ブルータルなデスメタルリフにトレモロやうっすらと叙情的なメロディを巧みに組み込んでいる点が面白い。
そういった所によって、単なるバカテクに留まらない、曲或いはアルバムとして十分に聴かせられている作品になっていると思う。

…とはいえ、バカテクぶりに関しては凄まじいの一言。
特に、今やバカテクドラマーの代名詞、Flo Mounierのドラムは最早笑いが止まらないレヴェルである。
複雑でえげつないフレーズを決めまくっていて、グラヴィティブラストを始め、疾走時のスネアの手数が凄まじいことになっている。
ただそれ以上に凄いのは手数が多いだけでなく
…続き

AGALLOCH-The Mantle (2012-04-11 21:11:42)

USAのフォーク/アトモスフェリックブラックメタルの2nd。

アコギを多用し、仄かに哀愁感のある雄大なメロディをミドル~スローで奏でる、フォーク/アトモスフェリックブラックメタル。
ややノイジーな儚いトレモロや掠れたデス声というカスカディアンブラックにも通ずる所があるが、
ネオフォーク&ポストメタル要素がかなり多めで、この手のブラックの中でもブラック要素は薄い方である。
その分、ジャケットの鹿が佇む雪原のように、暗いけれどもそこに潜む美を感じるといった世界観を純粋に味わえる。

次作と比べると、SEや鹿骨打楽器の使用などアレンジは多様であるものの、全編に亘って貫かれる物悲しいトレモロが無い分、やや淡々とし過ぎとは思う。
そこは個人的に物足りないけれども、好みの問題であり、ネオフォークやアンビエント等が好きな人にとっては寧ろ良いかもしれない
…続き

EMPEROR-In the Nightside Eclipse ★★ (2012-04-10 22:40:58)

全体的に音像がやや荒く、特にギターがジャリジャリとノイジーであるが、そのおかげもあって以降の作品より邪悪さが色濃く出ている。
この頃は以降の作品とは異なり、Ihsahnは高音で喚きっぱなし(但し⑧等で見事なクワイアも魅せる)、キーボードは大きく動く事のない靄の様な音色である等、
正にシンフォニックブラックの王道。
まだ以降のような孤高の音楽性を示すまでには至っていないが、シンフォニックブラックの最高峰であることは疑いようがなく、
邪悪さ、寒さ、冷たさ、殺気…といった、シンフォブラにおけるオーソドクスな面ではEmperor史上最高である。
凡百のバンドが描けているのが徒に聖なる者を排斥していくただの悪魔だとすれば、こちらは真に排斥すべき偽りの善を残酷だがしかし優雅に排除していく威厳ある魔王のよう。
1stにしてシンフォニックブラックを極めたアルバム。
…続き

EMPEROR-In the Nightside Eclipse-Inno a Satana ★★★ (2012-04-10 22:24:08)

とにかくキーボードのメロディが冷たく荘厳で神聖である。
ブラストに乗せて全楽器が疾走する後半はもはや人間界のものではない。
悪魔崇拝の神殿があったら流れていそうな曲だ。

DISSECTION ★★★ (2012-04-02 20:36:28)

発言が思ったより少ない…クオリティに反して知名度はあまりないのだろうか。

彼らはブラックと言われることも多いが、トレモロリフやブラストの使用、サタニックかつ冷たいメロディ以外はメロデスにも近いものがある。1stのあのライナーノーツでもデスであると紹介されていた。

そんな彼らの最大の特徴はメロディが邪悪で冷たい、かつ実に美麗であること。これらの要素を、ほぼギターのみでここまで上手く表現できているバンドはそうそうない。

SLAYER-Reign in Blood-Necrophobic ★★★ (2012-03-29 01:38:33)

名実ともにSlayer最速曲(bpm248らしい)。
1分40秒とかなり短いが、効果的なテンポチェンジもあり、内容は非常に濃い。

SLAYER-Divine Intervention-Dittohead ★★ (2012-03-29 01:21:42)

Slayerの中でも最速クラスの曲。
無法状態が題材で、疾走感は正に暴力的である。

MAYHEM-De Mysteriis Dom Sathanas-De Mysteriis Dom Sathanas ★★★ (2012-03-26 17:40:34)

このアルバムはブラックでも屈指の最凶曲揃いだが、その中でも別格に怖いのがこの曲。
悪魔召喚の儀式でもやっているかのような旋律とヴォーカル、いや呪文には本当にぞっとさせられる。
寒々しいリフとベースの不気味な絡みも秀逸。

De Mysteriis Dom Sathanas ★★★ (2012-02-19 01:30:13)

どこを取っても闇しかなく、全パートが物凄い恐怖や狂気、陰湿さを放っている。
一方で(ブラックにしては)比較的聴きやすく、耳に残るフレーズも多い。
リフとベースの良い絡みも随所に見られるが、それにしてもこれほどの演奏をした二人が対立、殺害に至るとは皮肉だと言わざるを得ない。
Hellhammerのドラムに関して、速さや手数は今の基準からすれば割と普通であるが、
精神崩壊をそのまま音にしたかのようなタムロールなど絶妙なフィルが満載で、物足りなさなど微塵も感じない。
加えてたまに入る(意図か否かは不明だが)不安定な演奏やリズム変化も狂気を誘う。

スタイルこそブラックメタルの基本から大きく外れてはおらず、唯一今なお独特であるAttilaの呪詛ヴォーカルも個人的にはあまり怖さを感じない(但し、曲に合っているとは思う)。
しかしながら、クオリティは
…続き


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