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netalさんの発言一覧(評価・コメント) 101-150
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BURZUM-Hvis lyset tar oss-Tomhet ★★★ (2014-02-17 23:25:18)
「Emptiness」
生命はおろか、物質的存在が全て消え失せ霊魂のみが残る世界…
言葉や存在を超越した世界を感じる名アンビエントである。
Be'lakor-Stone's Reach ★★ (2013-05-31 01:02:04)
オーストラリアのメロデスの2nd。
豪州産、ということで未知数であったのだが、聴いてみると北欧メロデスの良盤、名盤にも引けを取らないと感じた。
暗さを含みつつも美しいメロディが印象的で、デスメタリックな慟哭や激情といった扇情的な要素よりも、空や海を何となく想起させる壮大なサウンドを主体とする。
また、多くの曲が7分以上あるという長尺性、ユニゾンを絡めたテクニカルな演奏、リフを大目に繋いでいく展開等、プログレ的要素も強い。
ラストの曇天へと昇華していく様なアウトロ等は良いが、一方でリフを捏繰り過ぎだったり、決めのフレーズが足りなかったりと、ダレる部分もあるのは残念だったが、
美しく耽美的とも言える雰囲気は結構気に入ったので、それ程気にはならなかった。
メロデスに扇情力を求める人には不向きなアルバムであるが、ダークさと美しさをメロデスに求める人に
…続き
Be'lakor-Stone's Reach-Countless Skies ★★ (2013-07-13 00:08:04)
約10分の長尺曲だが、美メロのおかげで全く気にならない。
特に疾走部の3拍子によるリードが美しい。
Black Future ★★★ (2015-09-24 23:45:41)
このバンド、DestructionやVoivod等、スラッシュの中でも癖のあるバンドとよく比較されるようである。
成程、確かにリフの緻密さと複雑さ、リフ連打の猛烈さはかなりのもので、一聴強引に思えるような所も無くはない。
さて、このアルバムが素晴らしいのは、徒に手数を増やしているのではなく、それら全てがスラッシュ好きのツボを完璧に押さえている所で、
絶妙な刻みを巧みに絡めたリフの連打による快感には堪らないものがある。
更に、それと対照的に配置されたサイバネティックだったり、物悲しかったり、荘厳だったりする旋律も絶妙に用いられていて(トレモロ多めなのも個人的嗜好にマッチしている)、10分を超える長尺曲でも苦にさせないスリリングさもある。
要するに、リフ連打の齎す快感と精神が宇宙を旅しているかのような夢想的空間を味わえる、1枚で二度美味しいアルバム。
…続き
Black Wisdom ★★★ (2016-05-06 23:29:18)
不協和音を用いた、カオティックかつ知的な雰囲気漂うブラック…と、DSOのフォロワー的な部分を持つアルバムだが、宗教臭さは殆どない。
代わりに、ドスの効いた咆哮ヴォーカルや不気味に蠢くマッシヴなリフを用いるなど、有機的かつ頽廃的な雰囲気をも醸し出しており、
個人的にはこの手のブラックの中で特に圧倒された作品である。
また、曲のドラマティックさも素晴らしい。
4曲が9分弱~12分弱と長めだが、前述の要素のみならず、
②におけるドゥーミーなパートから泣きのギターソロに移行する所等、適宜アクセントを付けつつ展開してくれるので、だれる所が殆ど無い。
DSOの発展系ブラックの中でもトップクラスのアルバムではないだろうか。
気に入り度…95/100
おすすめ…Spirit Of Opression
Blackwater Park ★★★ (2011-12-28 22:47:34)
ジャケットの如き黒さ、幽玄さに満ち溢れ、静と動、美と醜の非常に緻密なコントラスト、劇的な展開を味わう内に、意識が別世界にトリップしてしまう感覚さえ覚える。
どす黒くも美しい、死の香りが漂う世界が一部の隙もなく展開されており、アコギ、ピアノなどのアレンジがそれらを引き立たせている。
Still Lifeの時のようなどこか甘美な叙情感は少し薄れたが、代わりに寂寥感が強くなり、それもまた暗黒性を際立たせている。
Mikaelのヴォーカルも実に素晴らしく、威厳溢れるグロウルと甘美なクリーンの使い分けが前作以上に進歩している。
フレーズ、展開共に一切の無駄のない真の神盤。ここまで全てのフレーズと展開がはまっているアルバムは自分は知らない。
Opethの最高傑作、それどころかもはやこれ以上のアルバムに出会うことはあるかと感じざるを得ないほど完璧な作品である。
…続き
Blackwater Park-Blackwater Park ★★★ (2012-04-29 19:08:32)
約12分とこのアルバムで最長であり、デス声オンリー、ツーバス連打も多く、最も暗い曲でもある。
中間のクリーンパートなんて亡霊がいるんじゃないかって位厭世的。
終盤では、珍しく疾走も聞ける。
「黒水園に二度と陽は昇らぬ」
実に絶望的な最後である。
Blackwater Park-Bleak ★★★ (2012-07-01 21:50:14)
デスヴォイスの威厳がいつもより更に増しており、聴いていると視界まで暗黒と化してしまいそうだ。
そのバックでうっすら流れる幽玄なギターフレーズも味があって素晴らしい。
Blackwater Park-Dirge for November ★★★ (2013-04-01 21:08:36)
Opethにしては短く、展開も少ない曲だが、陰鬱な闇に満ちた世界を描き出す絶望的極まりないリフの繰り返しがたまらない。
このアルバムは死を連想させる曲が並ぶが、この曲がその最たるものだと思う。
Blackwater Park-Harvest ★★★ (2012-11-29 22:08:15)
幽玄という言葉はこの曲のためにあると思ってしまうほどに霊的かつ美しい曲。
2回目のサビが終わってから暫くして切れ込んでくるブルージーなギターソロにはやられた。
Blackwater Park-The Drapery Falls ★★★ (2012-10-15 18:30:13)
幽玄なクリーンパートとメランコリックなデスパートの対比が抜群に優れた曲。
後半の目まぐるしい展開でも演奏はぶれないし、聴くたびに演奏力と展開力に脱帽させられる。
Blackwater Park-The Funeral Portrait ★★★ (2013-01-19 20:17:57)
アグレッシヴなうねるリフ、中近東チックな旋律が印象的な曲。
アウトロを聴くと精神があの世に逝ってしまいそうな気がする。
もっとポイントがあってもいい名曲だと思うが…
Blackwater Park-The Leper Affinity ★★★ (2012-06-17 15:50:47)
一曲目から容赦無く絶望感をぶちまけてくる。
この曲はOpethの中でも最も優れた展開を持っていると思う。
特にエンディングのギターソロ→ピアノの流れは完璧。
CANDLEMASS-Nightfall ★★★ (2016-02-28 18:00:29)
エピックドゥームを確立したバンドの代表作の一つ。
ダーク、スロー、ヘヴィというドゥームの王道を行くサウンドを基調としながら、そこに耽美的かつ宗教的な装いを加え、壮大な世界を作り上げている。
どの要素もエピックドゥームの金字塔とも呼びたい出来だが、特筆すべきは、ブックレットで闇の司祭と化したヴォーカル・Messiah Marcolin。
オペラチックな歌唱が重厚なリフと合わさり、畏怖さえ感じさせる芸術性をも帯びているように感じた。
エピックドゥームの金字塔との名声に偽り無しである。
気に入り度…96/100
おすすめ…The Well Of Souls
CARCASS-Heartwork ★★ (2012-07-14 22:39:51)
デスメタル特有のアグレッションやおどろおどろしさを残したもので、
今やメロデスの主流となった華美なメロディやクサいメロディを多く配した北欧的メロデスとは一線を画す、あくまで「メロディックなデスメタル」である。
ただ、メロディの種類は違えど時折切れ込むリードやギターソロは流麗そのもので、曲を適度にメロディックに仕上げている。
それでいてデスらしい重さと攻撃性を全く失っていないのが今作の良いところである。
「グラインド路線こそCarcassだ」という人にとってはともかく、デスメタルにメロディを導入できることを示した偉大な作品である。
気に入り度…86/100
おすすめ…Heartwork
CARCASS-Heartwork-Buried Dreams ★★ (2012-12-10 23:16:46)
3音半下げの不穏なヘヴィリフが印象的。
アルバムのオープニングにふさわしい。
CARCASS-Heartwork-Heartwork ★★★ (2012-10-29 19:04:53)
リフがアルバムの中でも抜群にかっこいい。
が、それ以上に最後のサビのところの泣きのリードギターが最高だ。
いつ聴いても鳥肌が立ってしまう。
CARCASS-Heartwork-This Mortal Coil ★★ (2013-02-17 23:49:17)
リフの刻み方が良い。こういう高速刻みリフは好きだ。
CASTEVET-Mounds of Ash ★★ (2014-12-18 22:41:27)
USAのブラック/ポストハードコアの1st。現在は残念ながら解散してしまっている。
Profound Loreに所属していた事、KralliceのColin Marstonがレコーディングスタッフで参加した事から推測されるかもしれないが、
メロディックな叙情トレモロを多用したブラック。
かといって、Kralliceの二番煎じだったり、Krallice程叙情性丸出しだったりする訳ではなく、
火の粉や風で舞う塵芥を思わせるノイジーなギターの刻み等を用い、通常のメタルやハードコアの攻撃性と躍動感がトレモロに上手く合わさっていているのが特徴である。
それらが嵐や火山の噴火のような自然のダイナミックな動きを思わせ、しかもトレモロの叙情性を減じさせていないのが素晴らしい。
寧ろ、①のように両者が引き立てあい、高揚感と陶酔感を同時に味わえ、減じるどころか相乗
…続き
COBALT-Eater of Birds ★★★ (2015-05-10 15:26:55)
USAのブラックの2nd。
ブラックらしい背徳感を纏ったメロディックなトレモロだけでなく、
スラッシーな刻みや効果的なタム等を用いるなどして時にトライバルさを演出するドラムも交え、ある種異様に思える高揚感を演出している。
その異様な雰囲気は、全ての生物が闘争本能と狂気に駆られ、一つの弱肉強食の世界に組み込まれたかのようである。
曲展開の方でも、後半で楽器陣がうねり雪崩込む等絶妙で、より一層闘争本能を煽る。
同じ曲名『Ritual Use Of Fire』を冠されたアコギ主体で(ほぼ)インストの③、⑧、⑩は無くても良かったとは思うが、それを除けばアルバム全体の流れも良い。
終盤で無機質な哀愁の漂う8.を挟み、⑨、⑪で再び闘争本能を煽るブラックに戻り、戦歌的なメロディでアルバムを終える様は、
闘争の世界で傷を受け続けてもなお世界の流れ
…続き
CONVERGE-Jane Doe ★★ (2015-01-09 18:22:14)
カオスなリフ捌き、予測困難なリズムワーク、そして殆ど喚いているだけに近いヴォーカルとアルバム全体に亘って混沌や狂気が漂い続ける。
しかし一方で、キャッチーなリフや奇怪で不条理なメロディを交えた複雑な曲展開をも併せ持ち、喜怒哀楽を含む幾つもの感情が渦巻く形容し難い心情に陥るかの様である。
それだけに、アルバムラストにおける、混沌から解放され、何かを悟ったかの様な荘厳めいた単音メロディが光る。
アルバム後半になるにつれ、不穏さを増していく、アルバム全体の構成も見事である。
推測ではあるが、混沌から最後にハイライトとなる必殺フレーズを持ってくる展開等、Between The Buried And Meの『Colors』辺りに影響を与えていそう。
気に入り度…84/100
おすすめ…Jane Doe
CORONER-No More Color ★ (2013-07-14 23:39:44)
前作2rdと基本的に同路線で、複雑な展開とテクニカルでありながらもかっこいいリフが満載である。音質も向上した。
ストレートな刻みリフが多少増えたような気もするが、その分④に代表されるようにテクニカルなところはさらにテクニカルになり、
テクニカルパートとストレートなパートのメリハリが前作よりも付いていると感じた。
演奏力は言わずもがな。複雑な楽曲を破綻なく聴かせてくれる。
前作同様、テクニカルスラッシュ好きは聴いて損はないかと。
おすすめ…D.O.A.
CORONER-No More Color-D.O.A. ★★ (2013-08-23 16:10:53)
疾走に乗せた変態リフと目まぐるしく変わるリズムで聴き手を翻弄する。
Coronerの中でも変態度高めな曲だと思う。
CORONER-Punishment for Decadence ★★ (2013-02-18 17:11:21)
MegadethやAnnihilator等と並び、テクニカルスラッシュの金字塔の一つ。
普通のスラッシュと比べると、強烈な刻みによるリズム感やストレートな疾走感は若干少なく、
音階が変態チックにせわしなく上下するテクニカルフレーズとオーソドクスな刻みを組み合わせたリフを主体とするテクニカルスラッシュである。
加えて曲展開もせわしないが、リフに十分なフックがあり、徒なテクニカルさを微塵も感じないのが好印象である。
こういうバンドだと妙な切り返しの多さが気になったりするものだが、このアルバムではそういう無駄な切り返しが殆ど無い。
逆にテクニカルリフの創り出す流れが、強引そうで違和感の無い独特な勢いを生んでいる。
気に入り度…83/100
おすすめ…Arc-Lite
CORONER-Punishment for Decadence-Masked Jackal ★★ (2013-05-28 16:51:42)
複雑ながらも違和感のない展開、刻みリフとキャッチーなコーラスが映える一曲。
ギターソロと共に疾走するパートも素晴らしい。
CORONER-Punishment for Decadence-Shadow of a Lost Dream ★★ (2013-04-17 23:27:27)
アグレッシヴな刻みリフがかっこいい。
疾走感、そしてもちろんイヤミを感じさせないテクニカルさもある比較的ストレートなスラッシュチューン。
CORRUPTED-El mundo frio ★★★ (2015-09-29 21:37:05)
1曲71分半のスラッジという、耐性の無い人には苦痛以外の何物でもない音楽。
スペイン語で「冷たき世界」と題されたこのアルバムで披露される、永遠の絶望と冷気に晒され、全ての希望が裏切られ、更なる絶望の糧となる荒廃世界に、
誰もが良くも悪くも悶絶必至であろう。
また、使われている要素は、アンビエントとスラッジ、ポストロック辺りで、これらの要素が数分単位で切り替わるのだが、
これら全てが一縷の希望の余地も無い究極の荒廃世界を示しているのが素晴らしい。
常に「冷たき世界」を意識した、一切の高揚感を与えない余りにも禁欲的な曲展開と合わさり、
如何に美しくとも、如何に聴きやすいフレーズであっても、必ず最終的には絶望と冷気へと繋がってゆく。
人を選ぶ音楽である事は間違いないが、1時間超えの曲も平気であり、Neurosis等を聴いてもなお別の荒廃
…続き
CRADLE OF FILTH-Cruelty and the Beast ★★★ (2016-03-04 23:37:03)
複雑ではあるがドラマティックに紡がれるメロディックなリフ&メロディ、荘厳なシンセ&オーケストレーションが素晴らしく、
よくCOFに対して起こる、ブラックメタルかどうかの議論がどうでもよくなるシンフォニック・エクストリームメタル。
また、的なDaniの高音ヴォーカルは、怖いとまでは感じない(同系統のヴォーカルのやばさで言えば、『Wolf's Lair Abyss』期のManiacとかの方が断然上)が、
曲の展開にマッチしていて、妖しさや滲み出る狂気を演出している。
唯一のマイナスポイントは、プロダクションの軽さで、真正ブラックではないのだから、より良い音質が欲しかったところ。
しかし、フレーズの良さや芸術性を味わうにはなんとか大丈夫であり、個人的には許容範囲内ではあった。
音質等に対する先入観は捨てて聴きたい傑作である。
気に入り度
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CROWBAR-Sonic Excess in Its Purest Form ★ (2016-05-14 15:05:25)
煙たく、引き摺る様なリフを主体とするオーソドクスなスラッジに、叙情的なギターや疾走を時折絡め、ダイナミズムもある程度具備した、
トラディショナルなドゥームの色が濃いアルバム。
スラッジというジャンルができて20数年経った今となっては特に真新しい事は無いが、良質なスラッジである。
曲の長さも全て5分半未満であるなど、かなり聴き易い作品で、スラッジ入門としては丁度良い作品かと思う。
おすすめ…The Lasting Dose
CRYPTOPSY-None So Vile ★★ (2012-04-13 23:31:53)
どのパートも変態的なまでにテクニカルかつえげつない手数を誇り、展開も複雑である。
だがフレーズに意外とメロディックな所もあり、全体としてはそれほど聞き辛くはない(あくまでデスメタルの中では、だが)。
また、ブルータルなデスメタルリフにトレモロやうっすらと叙情的なメロディを巧みに組み込んでいる点が面白い。
そういった所によって、単なるバカテクに留まらない、曲或いはアルバムとして十分に聴かせられている作品になっていると思う。
…とはいえ、バカテクぶりに関しては凄まじいの一言。
特に、今やバカテクドラマーの代名詞、Flo Mounierのドラムは最早笑いが止まらないレヴェルである。
複雑でえげつないフレーズを決めまくっていて、グラヴィティブラストを始め、疾走時のスネアの手数が凄まじいことになっている。
ただそれ以上に凄いのは手数が多いだけでなく
…続き
CRYPTOPSY-None So Vile-Crown of Horns ★★ (2012-10-30 17:49:25)
絶叫とブラストビートが強烈過ぎてキ○ガイじみている(褒め言葉)。
でもギターソロなど時折入ってくるメロディックなフレーズは素晴らしい。
CRYPTOPSY-None So Vile-Dead and Dripping ★★ (2012-12-11 17:40:34)
ブラストの速さが驚異的。
CRYPTOPSY-None So Vile-Orgiastic Disembowelment ★★ (2013-02-18 19:36:26)
リフとブラストが一体となって襲いかかる前半のパートのブルータリティが凄まじい。
CRYPTOPSY-None So Vile-Phobophile ★★★ (2012-05-22 22:06:06)
イントロのピアノ→ベース→本編の流れは見事。
うっすらと叙情的で荘厳さすら感じるフレーズも良い。
名曲ぞろいのアルバムの中でも最高の一曲。
CRYPTOPSY-None So Vile-Slit Your Guts ★★ (2012-07-15 13:39:44)
イントロな摩訶不思議なリフが印象的。
変態的なのに聴き易いある意味凄い曲。
CULT OF FIRE-मृत्यु का तापसी अनुध्यान ★★★ (2015-03-11 16:53:22)
チェコのブラックの2nd。
メロディックで比較的オーソドクスなブラックをベースに、ブラックメタルの凍えるようなカルト性とオリエンタルな神秘性という二つの宗教的要素が上手く混ざる。
宗教的な旋律を悪用したブラックという事で、DSOの3rdにも通ずる所があると思う。
リフに関しては、トレモロフェチ歓喜のメロディックなトレモロもブルータルなリフも両方素晴らしく、バランスも良い。
また、所々用いられるシタール(かな?)や荘厳なシンセ等のアレンジも過不足無く、しかも良い意味での胡散臭さを醸していてこれまたグッド。
ヴォーカルは普通のがなり声を主体とするが、バックの旋律の御蔭で何か死と悟りとへ誘う呪文の様にも聴こえる。
個人的にではあるが、神秘的なクリーンギターを主体とする⑧を聴き終えた頃には、
内的な精神世界に新たな境地が生まれそうな感じで
…続き
CULT OF FIRE-मृत्यु का तापसी अनुध्यान ★★★ (2015-03-11 16:59:57)
なお、タイトルはヒンディー語で「Mr̥tyu kā tāpasī anudhyāna (英語:Ascetic Meditation of Death)」、各曲のラテン文字表記と英訳は
1. Samhāra rakta kālī (Black Blood Slaughter)
2. Astitva kī citā (On the Funeral Pyre of Existence)
3. Śava sādhanā (Silence Bodies)
4. Kālī mā
5. Mr̥tyu hī satya hai (When Death Is All)
6. Mr̥tyu kā vībhatsa nr̥tya (Gruesome Dance of Death)
7. Khaṇḍa maṇḍa yōga
8. Divya prēma kī j
…続き
CYNIC ★★★ (2012-12-13 16:47:48)
新作となる3rdアルバムのレコーディングに入った模様。
CYNIC-Focus ★★★ (2012-12-12 23:50:36)
ジャズ・フュージョンをベースにメタルの攻撃性や民族音楽的な要素を導入した独特の音楽性。
変拍子の多用や複雑な展開、テクニカルな演奏というプログレのお約束の要素も確かに強い。
だが、ヴォコーダーの使用などにより形容し難い浮遊感を生み出しており、単なるプログレの範疇を超えた唯一無二のサウンドを堪能できる。
ちなみに、デスメタルとも言われることがあるが、デスヴォイス以外デス要素はほとんど皆無である。
メタルとしてのカタルシスは得難く、聴く人を選ぶアルバムだとは思うが、おそらく後にも先にも唯一無二の存在であり続けるであろう大名盤。
気に入り度…98/100
おすすめ…How Could I
CYNIC-Focus-Celestial Voyage ★★ (2013-08-24 13:38:54)
変態チックにうねる、浮遊感のあるリフが面白い。
CYNIC-Focus-How Could I ★★★ (2013-02-19 16:27:13)
イントロの不穏な旋律とこれでもかとばかりに矢継ぎ早にリフを変えてくる本編。
これだけで名曲確定だが、エンディングの終焉に向けてフェードアウトしていくギターソロは今まで聴いてきた中で最も劇的なギターソロの一つで、
これが曲を更にドラマティックに仕上げている。
大名盤を締めくくるに相応しい神曲。
CYNIC-Focus-I'm but a Wave to... ★★ (2013-07-29 19:46:58)
神秘的なイントロも一転してうねるメタルパートも素晴らしく、しかも全く破綻してないのが凄い。
タムやリフにシンクロさせた金物の使い方もオシャレ。
CYNIC-Focus-Uroboric Forms ★★ (2013-04-18 13:51:02)
攻撃的な蠢くリフが印象的なアルバム中最もデスメタルらしい曲。
ラストではCynicにしては珍しい疾走パートも聴ける。
CYNIC-Focus-Veil of Maya ★★★ (2013-05-29 20:44:09)
唯一無二の神秘性と浮遊感が何とも形容し難い雰囲気を醸し出していて素晴らしい。
アルバムのしょっぱなから彼ら特有の世界に存分に浸れる。
CYNIC-Traced in Air ★ (2013-02-20 21:39:57)
大名盤Focusで見せたような摩訶不思議で地球外生命体が蠢くような独特の世界観、そして複雑な楽曲を難なくこなす演奏陣は相変わらず素晴らしい。
前作と比べ歌メロとギターソロのメロディが少し分かり易くなった気がするが、何ら世界観を損ねてはおらず、「Focus」に衝撃を受けた人なら(勿論「Focus」未聴の人も)間違いなく楽しめる。
「How Could I」級のインパクトがある曲はないけれども、アルバム全体を通してクオリティの高い曲が揃っているので殆ど問題なし。
おすすめ…Integral Birth
CYNIC-Traced in Air-Evolutionary Sleeper ★★ (2013-04-18 23:45:28)
浮遊感を感じさせるギターフレーズが印象的。
後半のスローになってからの展開とギターソロが素晴らしい。
Colors ★★ (2014-05-21 21:09:21)
メロデス/メタルコア的なヘヴィリフと流麗なギターが絶え間なく交差し続け、たまにアンニュイなアレンジやカントリーミュージック等の飛び道具が炸裂してリスナーを翻弄し続ける64分間であり、曲間が繋がっている事、フリー極まりない曲展開、頻繁かつ複雑なリズムチェンジ、これらのおかげでこれから何をしてくるかが予測不可能であり、かつ後から思い出してどのフレーズが良かったか中々思い出せぬ程のカオティックさを生み出していながらも、個々のフレーズ(特に泣きメロ)が優れており、また静のパートや飛び道具が良いアクセントになっていて、幾多の事象が絡み合いながら全体としては一塊で時間を行く複雑怪奇な現代社会の如く、全体としてみればちゃんと一つの体をなしているという離れ業を成し遂げており、複雑な曲展開でさんざん翻弄しておいて必殺の泣きメロで落とすといういわば「ツンデレ」的なカオティックプログレッシヴメタルであって、何
…続き
Cruelty and the Beast ★★★ (2016-03-04 23:37:03)
複雑ではあるがドラマティックに紡がれるメロディックなリフ&メロディ、荘厳なシンセ&オーケストレーションが素晴らしく、
よくCOFに対して起こる、ブラックメタルかどうかの議論がどうでもよくなるシンフォニック・エクストリームメタル。
また、的なDaniの高音ヴォーカルは、怖いとまでは感じない(同系統のヴォーカルのやばさで言えば、『Wolf's Lair Abyss』期のManiacとかの方が断然上)が、
曲の展開にマッチしていて、妖しさや滲み出る狂気を演出している。
唯一のマイナスポイントは、プロダクションの軽さで、真正ブラックではないのだから、より良い音質が欲しかったところ。
しかし、フレーズの良さや芸術性を味わうにはなんとか大丈夫であり、個人的には許容範囲内ではあった。
音質等に対する先入観は捨てて聴きたい傑作である。
気に入り度
…続き
DARK ANGEL-Darkness Descends ★★ (2011-05-24 14:42:21)
スラッシュの中でも最も速く、アグレッシヴな部類に入るアルバム。
bpm200代中盤はザラの暴力的ですらある疾走パートをメインとし、そこにリフの嵐や発狂ヴォーカル、そして名手Gene Hoglanの超絶ドラムが襲い掛かり続ける。
他の有名な曲で例えると、Slayerの最速曲の一つ『Necrophobic』(bpm248)と同等かそれ以上の速さ・アグレッションを誇る。
ゴリゴリとしたリズム隊の音も心地良く、「緩急」のつけ方も上手い。
リフに関して、ベイエリアの様にクランチの効いたリフではなく、音の壁の如く密度の高い蠢く感じのリフである。
また、ドラムの疾走においても、高速スラッシュビートが余りの速さにブラストに漸近しつつある。
そういった点から、 スラッシュではあるけれども、デスメタルに片足を突っ込んだようでもある。
強引な展開など気
…続き
DARK ANGEL-Darkness Descends-Darkness Descends ★★ (2012-07-15 18:49:58)
1曲目から容赦なくシュレッドなリフの嵐。
イントロから徐々に加速していく展開が良い。
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