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netalさんの発言一覧(評価・コメント) 701-748
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ULVER-Bergtatt: Et eeventyr i 5 capitler-Capitel V: Bergtatt - ind i Fjeldkamrene ★★ (2012-11-25 15:29:48)
アコギパートが美しく、森の中に引き込まれるような感じを覚える。
疾走パートのメロディも中々良い。
ULVER-Kveldssanger ★ (2012-07-19 18:54:10)
ブラックから離れ、今作はアコギ主体の完全なるフォークである。
暗いけれども穏やかな夜の森の中を歩いているような気持ちにさせてくれる。
Garmのヴォーカルも今回はクリーンのみで、登場瀕度は高くないが、やはり美しい。
クワイアみたいなパートなどは感動的だ。
おすすめ…Høyfjeldsbilde
ULVER-Nattens madrigal: Aatte hymne til ulven i manden ★★★ (2012-07-04 20:46:20)
タイトルは英語で「The Madrigal Of The Night - Eight Hymnes To The Wolf In Man」の意。
音質に癖のあるものが多いブラックメタルの中でも際立ったノイジーなギターが特徴。
しかしそれを除けば音の分離は悪くなく 、一つ一つのフレーズを聴きとる分には問題ない。
むしろそのノイジーさが、過ぎた激情に駆られた苦しみや狼の牙が今にも襲い掛かりそうな恐怖を感じさせ、この作品にとってある意味理想的な音像に貢献していると思う。
そしてこのノイジーさを乗り越えて聴けるメロディも極上。
激情や苦悩、狂気を象徴する寒々しいトレモロや刻みリフが実に壮絶である。
加えて残酷なまでの月夜の美しさを感じるフォーキッシュなメロディも時折飛び出し、堪らない。
激情のノイズと寒々しいメロディが壮絶に交錯し
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ULVER-Nattens madrigal: Aatte hymne til ulven i manden-Hymn I: Of Wolf and Fear ★★★ (2012-10-09 19:16:52)
最初聴いた瞬間鳥肌が立った。
寒々しいトレモロメロディが素晴らしすぎる神曲。
ULVER-Nattens madrigal: Aatte hymne til ulven i manden-Hymn II: Of Wolf and the Devil ★★★ (2012-10-17 19:23:51)
アルバム中最もメロディが暗い曲。
イントロとアウトロの壮絶な三連刻みリフが残酷さを助長し、非常に気に入っている。
ULVER-Nattens madrigal: Aatte hymne til ulven i manden-Hymn III: Of Wolf and Hatred ★★ (2013-06-29 19:44:36)
寒々しさと荘厳さをも感じさせるリフが素晴らしい。
ULVER-Nattens madrigal: Aatte hymne til ulven i manden-Hymn VII: Of Wolf and Destiny ★★★ (2012-11-25 18:21:48)
アルバム中最もシンプルでプリミティヴらしい泣ける曲。
後半のリフは救い様のない者の悲哀めいたものを感じる。
ULVER-Nattens madrigal: Aatte hymne til ulven i manden-WOLF AND PASSION ★★ (2013-02-12 18:38:28)
イントロとアウトロの月明かりを想起させるフレーズが良い。
Unseen to Creation ★★★ (2014-02-02 15:25:02)
一言で言って寒い。とにかく寒い。
Dissection辺りが猛吹雪によって体温を徐々に奪って命を奪う感触だとしたら、
こちらは死の実感を与える間もなく永久の氷漬けにされ、地獄の最下層に流れる川コーキュートスに逝かされるようなイメージ。
それをアルバム全編に渡り感じさせ、寒々しいブラックが好きな人には堪らないだろう。
無慈悲さを感じさせる刻みリフ等も上手く使われていて、寒々しいトレモロ一辺倒にならずに、飽きる事無く聴き通せる点も素晴らしい。
Emilのドラムは文句無し。豪速ブラスト、切れ味鋭いフィルや金物使いがアルバムの寒さと無慈悲さを更に高めている。
どの曲も圧倒的な寒さと無慈悲さを誇るが、特に印象に残ったのは②~④と⑦である。
前者はこれだけで名盤確定レヴェルの名曲群。後者はEmperorの1st並みの荘厳なシンセをフィーチャーした曲。
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Urfaust ★★★ (2015-03-01 00:51:34)
まず音質に関して、ノイジーさは中々、荒目で音量のバランスが多少悪い気もするが、ブラックとして普通に許容範囲である。
曲展開を追うのに若干支障をきたすものの、逆にそれが最大の特徴であるカオティックさを蔓延らせていて、このアルバムにとってある意味で理想的な音質。
そのカオスはかなりのもので、凄まじすぎて最早善悪を超越したような、時に神々しくもある存在にまで昇華しているように思える程。
また荒い音質とカオスの後ろから微かに聴こえるフレーズも素晴らしく、
ブラックらしい荒涼としたリフ、この世全ての概念から乖離したかのような浮いたシンセ的音色のメロディ等、印象的なフレーズが随所に聴ける。
曲者揃いのフレンチブラックの中でもアングラチックでかつ癖の強い作品ではあるが、個人的にはフレンチブラックの金字塔の一つではないかと思える程気に入った。
DSOの『SMR
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VEKTOR-Black Future ★★★ (2015-09-24 23:45:41)
このバンド、DestructionやVoivod等、スラッシュの中でも癖のあるバンドとよく比較されるようである。
成程、確かにリフの緻密さと複雑さ、リフ連打の猛烈さはかなりのもので、一聴強引に思えるような所も無くはない。
さて、このアルバムが素晴らしいのは、徒に手数を増やしているのではなく、それら全てがスラッシュ好きのツボを完璧に押さえている所で、
絶妙な刻みを巧みに絡めたリフの連打による快感には堪らないものがある。
更に、それと対照的に配置されたサイバネティックだったり、物悲しかったり、荘厳だったりする旋律も絶妙に用いられていて(トレモロ多めなのも個人的嗜好にマッチしている)、10分を超える長尺曲でも苦にさせないスリリングさもある。
要するに、リフ連打の齎す快感と精神が宇宙を旅しているかのような夢想的空間を味わえる、1枚で二度美味しいアルバム。
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VEKTOR-Outer Isolation ★★ (2016-07-23 23:03:12)
絶妙な刻みを巧みに絡めたリフとスペーシーな感触という、1stの軸をそのままに、よりコンパクト、アグレッシヴ、そしてソリッドになった印象の2nd。
それ故に、前作と比べるとやや曲の多様さや壮大さを欠くため、個人的には前作程好きではない。
しかしながら、テクニカルスラッシュとしての質は何ら問題の無いレヴェルで、前作同様、他では味わえない快感を味わえるアルバムである。
気に入り度…89/100
おすすめ…Tetrastructural Minds
VEKTOR-Terminal Redux ★★★ (2016-07-29 23:29:31)
まず、Vektorの要たる、絶妙な刻みを巧みに絡めたリフの連打が齎す快感は今作も健在で、それだけで大いに聴く価値有りである。
…というのに、叙情メロや荘厳なトレモロ、メロウなムードに乗せたクリーンヴォーカル等、多様なツールを的確に用いながら進行するという、
自分が1st『Black Future』で度肝を抜かれた部分までも強化されたのは実に嬉しい限り。
それらが創出するスリリングな曲展開は、星雲の如き華々しさを感じさせ、スラッシュを超えた壮大なる芸術の域に達したというのがこのアルバムの印象で、
アルバム全体のランタイムが73分強というのは必然。
個人的には、どんなメタラーにも薦めたいとまで思わせる、彼らのセンスが爆発しまくった珠玉の一枚。
気に入り度…98/100
おすすめ…Recharging The Void
VEMOD-Venter på stormene ★★ (2015-08-24 19:34:01)
ノルウェーのブラックの1st。
今年Alcest等が所属するレーベルProphecy Productionに加入したという事で、ポストロックやシューゲイザー色の強い作品かと思ったのだが、
オーロラのうねりを思わせる美麗さと北欧らしい冷気を伴ったノイジーなトレモロ、怒りや恨みを滲ませる低めのがなり声等、ブラック要素の強い作品である。
更に、一瞬静謐な星空を見せるような2.の中間部、瞑想により精神的に光に満ちた世界に到達したかのような3.の荘厳なチャーチオルガン等、
アンビエントも大体的に取り入れていて、幻想性を強めている。
リフレインを多用し、情景描写を重視した作品ではあるが、その手のブラックによくある様なぼやけたプロダクションではなく、北欧ブラックらしい耳障りさを残しているのも特徴。
Ulverの3rdにおける超絶なノイジーさが寧ろメロ
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VULTURIUM MEMORIAE-Nato Per Ragioni Ignote ★★ (2015-11-20 22:53:40)
イタリアのアトモスフェリックドゥームの1st。2014年。
スローで単調なドラムと、ややノイジーで、儚く物悲しいドローン気味のギターによる、揺蕩うようなリフがほぼ全体を占めており、
全体を通してアンビエント/ドローン調に展開していくアトモスフェリックドゥーム。
一応、ベースがリフ的なフレーズを弾いたりしているが、
それでもなお余りにロック的なダイナミズムが無く、時間の概念が消え失せ、あらゆる事象の境界が消え失せた世界の様なものを連想した。
曲毎の違いが殆ど無く、「フォンフォン」とでも擬音付けられそうなサウンドを約43分に亘りほぼずっと聴かされる為、心を空にして聴くと少し癒される感じがしないでも無い。
しかし、一方では、④で清浄なクリーンギターの醸す清浄な雰囲気を絡めるなど、メロディの起伏はある程度用意されている。
その御蔭で、単な
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VULTURIUM MEMORIAE-Nato Per Ragioni Ignote ★★ (2015-11-20 22:55:30)
なお、曲名はイタリア語で、
1. Fading Of Reason
2. Psychic Waves Of Consciousness
3. Mirage Through The Memories
4. Born Due To Unknown Reasons
5. Open Sky Greyness
6. Along The Farewell Horizon
と言う意味らしい。
Vexovoid ★★★ (2017-06-24 12:20:53)
重低音重視でうねるギターとリズム隊が混然となって進むデスメタル。
そのうねりが異常で、異形の生物を想起させるというよりかは、音自体がグロテスクという悍ましさ。
一応ブラストによる疾走とスローの使い分け等、緩急はあるものの、えげつないまでの暗黒性に一部の隙も無く、
良い意味で「単調」であり、それ故に全編に亘って脳を腐食してくる様な感触である。
個人的には、メタル史上最も悍ましいアルバムの一つだと思う。
気に入り度…9.5/10
おすすめ…Kilter
Vulgar Display of Power ★★★ (2017-06-19 22:22:20)
「へヴィメタル」(=重金属)を文字通り具現化したか様なアルバム。
鉛の様なぎらつきを放つ強烈にヘヴィなギターとリズム隊、時にクリーンも交えて叙情性を見せながらも怒りをぶつけまくるヴォーカルが一部の隙も無く攻め立てる。
演者もリスナーも猛烈なテンションの坩堝に落とす至高の作品。
気に入り度…10/10
おすすめ…Mouth For War
WARNING(UK)-Watching From a Distance ★★ (2016-08-27 16:11:24)
一貫して悔恨と苦悩を滲ませるヴォーカルやメランコリックなギターを用い、兎に角メランコリックさを追求したエピックドゥーム。
リフレインが多く、展開も抑揚が乏しい為、アルバム全体約50分を通じてずっと似たような曲調であり、聴いているだけで生気が奪われていく。
ある意味、生半可なフューネラルドゥームよりも聴き通すのが辛い作品である(ドゥームにとっては、それも褒め言葉だが)。
My Dying Bride辺りが好きな方は聴いてみるとよいかも。
気に入り度…85/100
おすすめ…Watching From A Distance
WATAIN-Lawless Darkness ★★ (2014-08-20 23:36:11)
妖しくメロディックなブラックをベースに、スラッシーなリフの切れ味や疾走感、更にはロックンロール的なノリの良さをも取り入れたスタイル。
シンガロングやギターソロ等ブラックでは珍しい要素も多分に盛り込みながら、いずれの要素も打ち消しあう事無く聴かせる点が素晴らしい。
10曲73分と長めで冗長な所もあるが、押し並べてフレーズが良いが故にあまり気にならない。
ブラックとしても、様々なメタルの良い所を凝縮したエクストリームメタルとしても質が高いアルバムで、
ブラックの良さを殆ど消さずにキャッチーさと両立できている作品の好例になっている。
そういう意味では、スタイルは違うがKeep Of Kalessinの『Armada』等と同様、21世紀のブラック像の一つを示した作品と言っても過言ではないと思う。
気に入り度…85/100
おすすめ
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WEAKLING-Dead as Dreams ★★★ (2014-08-27 03:16:59)
陰鬱なアトモスフィアを色濃く纏ったブラックが基本にあるが、トレモロはもとより刻みリフやドゥーミーで引き摺る様なフレーズも上手く絡めて展開している印象。
一つ一つのフレーズのリフレインに過不足が無く、徐々に聴き手に情景を植え付けてから、曲展開でも揺さぶるという二重にリスナーの感性に強く訴えるものとなっている。
その御蔭もあり、5曲76分というかなり長尺でありながら、全く聴き飽きない。
ただ、どれだけ趣向を凝らしても陰鬱さや荒廃が常に根底にあって、決して甘い所を見せていない。
例えば、③や④にリズミカルに刻まれるリフが使われているが、旋律の性か、聴き手に高揚感を与えるどころか徐々に生気を奪っていく感じになっている。
そして、このアルバムのもう一つの大きな武器が随所に現れるメロディックな(勿論ネガティヴィティをもろに煽る)ギターワークである。
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WIEGEDOOD-De Doden Hebben Het Goed ★★★ (2015-11-22 12:24:54)
ベルギーのブラックの1st。2015年。
激情的・叙情的なトレモロを只管掻き鳴らしつつ疾走するカスカディアンライクなブラック…なのだが、このアルバムはこの手の中でも扇情力がトップクラスではないだろうか。
この手合いのブラックはアトモスフィアの醸成に重きを置きすぎて柔らかくなりすぎる場合もあるが、このアルバムではそういった「甘さ」を一切感じさせない所が素晴らしい。
Altar Of Plagues等の様に曲の押し引きをはっきりさせる事は少なく、クリーンギター等による小休止も入ってたりするものの、全体を通して激情性を貫いている所が好印象。
ジャケットに不穏な曇天と強風に靡く草木が描かれているが、そういった大自然のダイナミズムを強烈に感じる作品であり、
個人的にはUlverの名盤『Nattens Madrigal』にも肉薄する激情を感じたものである
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WIEGEDOOD-De Doden Hebben Het Goed ★★★ (2015-11-22 12:26:40)
なお、曲名の英訳は以下の通りだと思われる。
1. Swan song
2. Evil Blood
3. The Dead Do It Well
4. Going Under
WINTERSUN-Wintersun ★★ (2015-11-23 01:12:49)
個人的に流麗なメロディを前面に出すスタイルのメロデスやパワーメタル等が余り好きではないのだが、
ここまで圧倒的なテンションと流麗さを追及されると、もう素直に心震わせ、ヘドバンするしかない。
徹頭徹尾、猛吹雪も構わず猛然と進軍する戦士の世界である。
更に勇壮なコーラス等、フォーク/ヴァイキングパートも良いアクセントとなりつつ、どの要素も壮大な世界の構築に貢献している点も良い。
美麗なメロディや勇壮なメロディが激しくぶつかり合う、そんな音楽を求める人は是非。
気に入り度…89/100
おすすめ…Beautiful Death
Way to End-Desecrated Internal Journey ★ (2013-07-06 00:50:38)
フランスのブラックの1st。2009年。
ブラストによる疾走を時折挟み、ミドル~スローで何かに取り憑かれたような少々トチ狂ったメロディを主体とするスタイル。
中音域のがなり声やグロウルもその雰囲気を盛り立てている。
そういった呪術的な雰囲気から、Deathspell Omegaと似ているという意見もある模様(今のところ自分はFas~を聞きかじった程度なので詳しくは言えないが)。
更に、精神を徐々に蝕むような雰囲気で通すかと思いきや、③のようにメロブラ顔負けの叙情的なトレモロやギターソロも大胆に用いられており、普通のブラックとしても中々に良質。
しかもその質が高いだけでなく不穏な雰囲気を殺していない点も良い。
おすすめ…At The Threshold
Way to End-Desecrated Internal Journey-At the Threshold ★★ (2013-08-19 22:58:01)
メランコリックで呪術的なトレモロリフが素晴らしい。
下手なメロブラよりもいいリフだと思う。
White Tomb ★★★ (2015-08-26 21:37:11)
ポスト/シューゲイザーブラックのお手本のような煙たいプロダクション、
攻撃性は強めながら、邪悪さや寒々しさではなく、神々しいトレモロが放つ退廃的な美を主体とする作品。
例えば、③において初っ端からCastevetの様な荒々しいトレモロで攻め立ててから、精神を圧迫された様な歪んだヴォーカルがえぐいスラッジパートに突入したり、
アンビエント調のパートも少なくなかったりするが、小細工なしの上質のトレモロの雰囲気が素晴らしい。
メロウさを適度に抑え、アトモスフィアと攻撃性を上手くマッチさせているのが気に入った点である。
しかも、それだけでなく、アンビエントパートもトレモロ等のフェードインによってドラマティックに仕上げたり、
テンションが引くパートにおいても、流れを切らずに敢えて荒々しさを残すことで曲全体の神々しさをキープしたりしているなど、
曲展
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White Tomb-Earth: As a Furnace ★★ (2015-11-23 17:10:53)
1曲目の流れを汲み、途中で高めのスクリームを披露する等、激情性を高めている。
8分辺りから入るアンビエント調のパートも、トレモロ等のフェードインによってドラマティック。
White Tomb-Earth: As a Womb ★★★ (2015-11-23 17:10:19)
一聴して名曲確定の神々しいトレモロリフが印象的で、リフ自体に特に工夫が無いながらも、逆にメロディの良さが際立つ様に感じた。
テンションが引くパートにおいても、流れを切らずに敢えて荒々しさを残すことで曲全体の神々しさをキープしている。
White Tomb-Through the Collapse: Gentian Truth ★★ (2015-11-23 17:12:25)
奇怪なトレモロのイントロで始まり、アンビエントから徐々にフェードインして、ミドルテンポの中神々しいトレモロを浴びせ続けるパートへ。
最後は、全てのネガティヴな感情を鎮圧するかの様な静パートで締める。
White Tomb-Through the Collapse: Watchers Restrained ★★ (2015-11-23 17:11:26)
初っ端からCastevetの様な荒々しいトレモロで攻め立てるダイナミックな曲。
…と見せかけて2分50秒から精神を圧迫された様な、歪んだヴォーカルがえぐいスラッジパートに突入し、最後は出口無き暗闇を彷徨うようなインストで終わる暗黒性強めの曲。
Wildhoney ★★★ (2015-06-26 19:51:55)
陰鬱なへヴィリフと精神を異世界へ吸引する様な音色の儚いメロディを中心とした、デスドゥームとゴシックの中間の様な音楽性。
一方で、タムを効果的に交えたトライバルなドラミングや薄らとした音色やキャッチーなエレキピアノ等を多彩に使い分けるシンセなど、プログレ的な趣もある。
それがゴシック・ドゥームにありがちな、過度な倦怠感を感じさせず、また耽美一辺倒でもない要因となっており、コンパクト性もあってアルバム全体でも聞き飽きる事は無い。
歌詞に
「In dream's realm can no one die
Sleep safe my little boy」
などとあるが、そんな幻想世界と苦悩と仄かな喪失感を孕んだ現実との狭間に誘うかの様な名盤。
ゴシック好きは勿論、プログレ好きにもお薦めである。
気に入り度…92/100
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Winds of Creation ★★★ (2013-02-25 20:54:53)
1st、しかも当時メンバーは全員10代でありながら、テクニカルさ、ブルータリティ、そしてかっこよさいずれの面でも高品質のリフ、甲高いスネアが心地良い粒の揃ったブラスト等、
既に極めて完成されたテクデスを見せている。
リフの素晴らしさだけでなく、それを引き立たせる曲展開やアイディアも当時新人だったとは思えない完成度。
個人的にはテクデス史上最高の作品の一つだと思う。
気に入り度…92/100
おすすめ…Winds Of Creation
Winds of Creation-Human's Dust ★★ (2013-06-02 15:05:07)
随所に披露される豪速ブラストの粒の揃った甲高いスネアが心地良く、素晴らしい。
デスメタルのブラストかくあるべしと思うのは自分だけだろうか。
Winds of Creation-The Eye of Horus ★★ (2013-07-23 14:25:24)
不気味ながらもグルーヴィーなリフのかっこよさは相変わらず。
高速ピッキングのリフをストップ&ゴーをもって巧みに展開していくところがおもしろい。
Winds of Creation-Way to Salvation ★★ (2013-08-27 21:00:07)
不気味に蠢くブルータルなリフがかっこいい。
ブラストやスラッシュビートとの絡みも素晴らしい。
Winds of Creation-Winds of Creation ★★★ (2013-04-20 14:02:14)
イントロの終わりを告げるスプラッシュ2発からのブルータルな刻みリフが素晴らしすぎる。
今まで聴いたデスメタルのリフで一番好きかもしれない。
YES ★★ (2015-06-29 21:55:55)
『Close To The Edge』しか聴いていないプログレ初心者ですが、このアルバムだけで凄まじいインパクトを感じましたね…
「ベース=縁の下の力持ち」という式が全く当てはまらない多彩なベースプレイはしがないメタラーの耳にも残ります。
RIP
YES-Close to the Edge ★★ (2013-11-18 23:28:18)
たった3曲で37分という長さや芸術性などプログレお約束の要素を多分に含んではいるが、メロディは非常にキャッチーであり、過度な難解さや冗長さは殆ど感じられない。
更に凄いのが、バンドアンサンブルで各人が複雑なフレーズを、しかも独立気味に弾いているのに全体としてちゃんと調和がとれている。
どのパートも常に破綻させず事無く主張し続けられていて、ベースなどはもはやもう一つリフを弾いているんじゃないかと思う程。
個人的にプログレは、どちらかと言えばダークなものが好きという訳で、主観的には90点位に留まってしまう。
しかし完成度が非常に高いアルバムであり、プログレ史上最高傑作の一枚との呼び声にも納得である。
気に入り度…90/100
おすすめ…Close To The Edge
YES-Close to the Edge-Close to the Edge: I. The Solid Time of Change / II. Total Mass Retain / III. I Get Up I Get Down / IV. Seasons of Man ★★★ (2014-08-28 01:35:49)
ユートピア的な壮大な世界観を感じさせる名曲。
美しい光を想起させるチャーチオルガンの荘厳な響きを聴かせる第三部が特に圧巻である。
アルバム最大のハイライトだと思う。
You Are There ★★★ (2014-01-07 00:01:37)
日本のポストロックの4th。2006年。
クリーンギターと轟音リフの対比、トレモロの使用等、特筆すべき真新しい事をやっている訳ではない。
しかしながら、最大の特徴である圧倒的なまでのアトモスフィアが本当に素晴らしく、そんな事は全く気にならない。
得体の知れない不安と恐怖、それを乗り越えた癒しと生の実感、幻想的な世界…そういった要素が濃密に感じられる。
小曲②⑤を除く4曲が10分越え、しかも全編インストだが、冗長さは一切感じられない。
一つの要素の表現の中でもフレーズやアレンジが徐々に変化していくおかげだろうか。
またその変化が感情のゆらぎを表現しているようにも思え、「死と向き合い生を浮かび上がらせる」というこの作品のコンセプトにリアリティを与えている気がする。
バンドサウンドのみならず、壮大なストリングス等も非常に効果的である。
…続き
You Are There-Moonlight ★★★ (2014-03-18 00:21:29)
途中にストリングスを挟み、正に月明かりを想起させる儚いパートから激情のトレモロ渦巻くクライマックスへ。
生きている喜び、美しいものを目にした感動といった感情をひしひしと感じる名曲。
セイコーマート (2015-12-15 19:47:18)
茨城県にある現職場の近くにあり、昼飯で時たま使います。
カツ丼がうまい。
人間椅子-黄金の夜明け ★★ (2014-04-08 23:15:03)
和風旋律をもフィーチャーしたサイケデリックでへヴィなリフと、何となく気怠いヴォーカルが印象的。
独特なおどろおどろしさ、不条理さ、そして退廃を演出し、何とも言えぬ淀んだ空気を感じさせる。
それだけでなく、スラッシーなリフや叙情的なアコギ等も良いアクセントとして働いていて、曲展開の方でも飽きさせない。
方言や和歌等を用いた、シニカルでユーモラスな歌詞も面白く、曲の雰囲気と相まって、何というか、耳で聴く怪談やブラックジョークの様である。
70年代のHR/HMやプログレ、そしてトラディショナルドゥームを和風に捻って再構築した作品とも言える、そんなアルバム。
個人的に、これらのジャンルに格別詳しくはないけれども、ドゥーミーな①③⑤⑦⑪は特に気にいったし、他の曲も中々の出来かと思った。
気に入り度…82/100
おすすめ…黄金の夜明
鴉-影なる道背に光あればこそ ★ (2012-10-18 20:56:56)
2009年発表のミニアルバム。
和風な哀愁感と妖しさを兼ね備えた独特のメロディが特徴で、時にジャジーなギターフレーズが飛び出すなどアルバムの中で色んな表情を見せてくれる。
時折飛び出すシャウトも感情表現に一役買っており、叙情性と激情のせめぎ合いを感じさせる。
おすすめ…爽鬱
Ágætis byrjun ★★★ (2014-05-14 18:45:59)
Simon Reynoldsという批評家曰く、ポストロックとは
「using rock instrumentation for non-rock purposes, using guitars as facilitators of timbre and textures rather than riffs and power chords」だそうだ。
本作は正にこの言葉がぴったり当てはまる。
ギターはボウイングにより演奏されていて 、リフや明確なメロディを演奏する事が殆どない。
それよりもストリングスやベース等の方が明確な旋律を担っており、ギターは専らノイジーでアトモスフィアの演出に使われている。
ドラムはビートを刻んでいると言えるパートは少ない。ブラシスティック等を絡めて抑制された演奏が雰囲気を高めている。
ヴォーカルはファルセットを主体とした安らか
…続き
Ágætis byrjun-Hjartað hamast (bamm bamm bamm) ★★★ (2014-08-02 00:23:09)
ストリングスを巧みに用いた曲展開が絶妙な曲。
寂しげなヴォーカルとベース、焦燥感を駆り立てる金物が主体のパートから、光溢れる世界に到達したかの如き歓喜を感じるストリングスパートへの展開は圧巻。
外したいというのが嘘みたいな名曲。
Ágætis byrjun-Starálfur ★★★ (2014-08-02 00:30:56)
ストリングスのメロディが非常に美しく壮大な曲。
天上の楽園があるのならば、そこに流れているのはこんな感じであろうと言いたくなる程に美しい。
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