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vuoyさんの発言一覧(評価・コメント) 51-100
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FUNKADELIC ★★★ (2012-01-19 22:24:18)
FunkとPsychedelicでFunkadelic!
やはり"One Nation Under a Groove"よりも前の、
Parliamentとの違いがはっきり分かる時期の作品が好みです。
ブラック・ロックの名グループの一つですね!
GONG-Flying Teapot: Radio Gnome Invisible, Part 1 ★★★ (2012-01-19 22:12:36)
あまり変拍子は見られませんがテンポチェンジが頻繁で、
それがサイケデリックな感触を増大させているような印象があります。
特に1曲目'Radio Gnome Invisible'!
東洋的なメロディーラインと人を喰ったようなアランのヴォーカル。
ストップアンドゴー(そこまで速いわけではないけど)な曲展開。
ほんとに癖になる。
勿論6曲全部素晴らしいですよ。
プログレ好きよりもむしろサイケ好きに聴いて欲しい作品です。
GRATEFUL DEAD ★★★ (2012-01-20 21:50:06)
シスコサイケの大番長。
延々と繰り返される、夢幻のインプロヴィゼーションに頭のネジは緩みっぱなしです。
カントリーを取り入れた、懐の深いポップセンスも持ち合わせたバンドと言えます。
あなたがサイケ好きなら、デッド聴いてないのはもったいなすぎます!今すぐ聴きましょう!
HELDON ★★★ (2013-09-03 23:01:49)
ミニマル電子音meets第3期クリムゾンな音楽性が印象的なフランスのバンド。
第3期クリムゾン的要素を一身に担うリシャール・ピナス(のヘヴィなギター)はもう完全にフリップのエピゴーネンです。
初期はメロトロンを取り入れたアシッド・フォーキーな作風も見せますが、その時点ですで「In the Wake of King Fripp」とかかましてくれるから凄い(笑)
HELDON-Stand By-Stand By ★★★ (2012-01-20 22:02:09)
フリップドナイズされたギターが唸りに唸る前半は勿論、
ゆったりとしたベースリフとドラムが重心の低いグルーヴを作り出し、
ピナスのギターの放射する轟音ノイズが空間を埋め尽くす終盤の素晴らしさときたら!
終盤だけで20分くらいやってもらえないでしょうか(笑)
HELDON-Stand By-Une Drole De Journee ★★★ (2013-09-03 23:03:42)
ドラムのオジェ作の小曲。
美しいシンセ/キーボード・フレーズやスキャットがミニマルに反復される内容で、ヘヴィな2曲の間中でアルバムに神秘的な雰囲気をもたせるのに一役買っています。
Hvis lyset tar oss ★★★ (2012-01-31 22:49:11)
劣悪な録音環境ゆえ、だらしなく垂れ流されるギター・ノイズ、
その中から陽炎のように、あるいは蜃気楼のように立ち現れるギターリフやソロ。
喉の奥から搾り出すように漏れる、悲痛なうめき声。
非常に荒涼とした世界観が魅力的です。
最終曲'Tomhet'のストーリーテリングな性質を包含したアンビエンスも素晴らしいの一言!
ブラックメタル初心者でもとっつきやすい作品ではないでしょうか。
IGGY AND THE STOOGES-Raw Power ★★★ (2012-01-21 23:35:40)
ロックの衝動性を突き詰めたら
やっぱ'Search and Destroy'みたいな曲になるんでしょうね。
誠に名曲だと思います。
しかし、非常にヘヴィなアルバムです。
アコギのサウンドすらヘヴィ。是非イギーによるリミックス盤を。
気に入ったらデラックスエディスションの
ボウイ・ミックスを聴いてみてもいいかもしれません。
IRON MAIDEN-Killers ★★★ (2010-10-02 01:45:54)
個人的にはPaul Di'Annoの方がBruce Dickinsonより好きかな。
パンク通過後の、メタルとは別の意味での力押しヴォーカルが聴いていてかっこいい。
JAGA JAZZIST-One-Armed Bandit ★★★ (2012-01-21 23:52:00)
ノルウェーのエクスペリメンタル・ジャズバンドの、2010年発表の5th。
かなりプログレ寄りというか、なんだかザッパみたいな雰囲気を帯びてきた印象。
性急な楽曲展開をはさみながら突っ走る表題曲は秀逸の一言。
そういやTortoiseのジョン・マッケンタイアがプロデュースしてます。
JIM HALL ★★★ (2012-01-19 22:21:06)
「現代ジャズギターの祖」という言葉が全てを語りますね。
クリーントーンで奏でられるメロウでクールな感触のメロディーと、
ゆらゆらと身を任せたくなるようなグルーヴ。
最高のギタリストの一人でしょう。
まずは名盤"Concierto(アランフェス協奏曲)"や、
Bill Evansとの"Undercurrent"あたりからどうぞ。
JIMI HENDRIX ★★★ (2012-01-22 00:17:25)
当時、ジミのおかげでロック・ギターの領域というのは
かなり拡張されたんではないでしょうか。
ショッキングなパフォーマンスで語られがちですが、
フィードバック・ノイズすら楽音に取り入れて弾くことができたという
「音響に対する優れた感覚」を持ちあわせていたのは間違い無いことだと思いますし、
それを実現する腕もあったということです。
また、後期はファンク方面に寄っていたことからも分かりますが、
やはり黒人的なリズムへの衝動/アプローチというのはあったのでしょうね。
マイルスとのセッションが実現していたらどんな作品が生まれたのでしょうね?
マイルスもいない現在では最早夢物語としか言いようがないのですが、
それでも考えてしまいます。
JOÃO GILBERTO ★★★ (2012-04-30 22:11:22)
「ボサノヴァの法王」とも呼ばれる、ボサノヴァの創始者の一人
サンバグルーヴをギター一本で体現する「バチーダ」なる奏法を編み出し、
作詞のモライス、作曲のジョビンとともに、ボサノヴァ黎明期を支えました
個人的には初期3作の、ジョアン本人のギターと歌に、
控えめのバンド&オーケストラが密やかに絡んでいく雰囲気が好みです
KATE RUSBY ★★★ (2012-04-30 17:40:55)
現代UKフォーク界の歌姫
コケティッシュで愛らしい歌声と、
トラッドのメロディーを
シンプルかつタイトで、ソツのないアレンジメントに落としこむなど、
ミュージシャンとしての実力は間違いないと思います
KATE RUSBY-Sleepless ★★★ (2012-04-30 17:44:27)
99年発表の2nd
全体的に落ち着いた楽曲が多く、またピアノの印象的な配置により
全体通して内省的な雰囲気が強めの作品です
KRAFTWERK-The Mix ★★★ (2012-01-19 23:28:49)
実はKraftwerkはファンク・バンドだったのです。
…なんて物議を醸しそうなこと言っちゃいましたが、
結構マジでそう思ってます。
勿論、最先端のテクノロジーを駆使した機械的でミニマルな音作り、
というのを志向してきたグループではありますが、
この過去の名曲のリアレンジ・アルバムではミニマルなビートと、
ダウンビートを強調するベースの絶妙な絡みが見て(聴いて)とれます。
この快楽はまさにジェームス・ブラウンによるファンクの体現したものと同じなのですよ!
まぁ実際、'Trans Europe Express"の原曲(ビート)は
アフリカ・バンバータにサンプリングされて'Planet Rock'という
HIPHOP史に残る名曲を生み出してますしね。
何はともあれ、名盤です!
KUKUI-Leer Lied ★★★ (2010-10-02 01:59:53)
TVアニメ「ローゼンメイデン」シリーズとその関連商品に提供された楽曲をコンパイルした編集盤。
とはいえアニメを見てないと分からないか、というとそんなことないです。
やはり単一のアニメに関する楽曲ということで雰囲気は(一部を除いて)纏まってますし、
各楽曲のレヴェルも高い。
なによりきっちり'光の螺旋律'で締めてくれるのが良いです。
KUKUI-光の螺旋律-光の螺旋律 ★★★ (2010-10-02 02:02:54)
個人的には00年代J-POP一番の収穫と言いたい。
myuのプログレチックな曲作りと霜月の(そこまで上手いとは言い難いが)発声のしっかりした柔らかなヴォーカルとが完全にマッチしています。
後半にブレイクビーツを導入して収束させるという手法も、オリジナルではないだろうけどこの手の音楽としては非常に新鮮かつ斬新。文句なしの名曲です。
KYUSS-Welcome to Sky Valley ★★★ (2010-10-01 00:27:38)
酔った状態で聴くのが一番ですね。
理想を言えばクサ食いながら、と言いたいところですが違法なので…
うねるようなリフが心地良いです。
MANUEL GOTTSCHING-E2-E4 ★★★ (2012-01-21 23:42:30)
何をかいわんやの名作。
しかし、発表当時は「こんなもの音楽とは言えない」とまで酷評されたそうです。
ミニマル・ミュージックが知名度を得、
テクノやエレクトロニカ的な音楽が市民権を得た今からは信じられないことですが…
シンセサイザーおよびシーケンサーとギターによる、
1時間弱のトリップ・ミュージック。
もはやプログレとかそんなことどうでもいいじゃないか、と言いたくなる気持ちよさ!
MAXWELL-Embrya ★★★ (2012-04-30 22:17:07)
ズブズブのダビーなベースと、
薄い膜を隔てて聴こえてくるようなオーケストラとが、
タイトル通りまさに「子宮」の中でたゆたっているような安心感を感じさせてくれる、
現代のMarvin Gayeによるスピリチュアル・ダブ・ファンク
MAXWELL-Embrya-Luxury:Cococure ★★★ (2012-04-30 22:19:44)
弦楽器の麗しいピチカートが印象的なバラードナンバー
マクスウェルの言葉遊びじみた歌詞と"You're My Mother"などという一節が、
彼の中の幼さ/マザコンな部分も感じさせ、それと同時に彼の相対している女性(恋人?)の
母性すら強く想起させます
MELVINS-Bullhead ★★★ (2010-10-02 01:43:13)
Lysolも良いけどやっぱコレでしょう
M-1'Boris'から激重スラッジ全開です
MESSIAEN-FêTE DES BELLES EAUX (Ensemble d'Ondes de Montreal) ★★★ (2012-04-30 17:14:48)
2008年に、電子楽器オンド・マルトノ発明80周年と
メシアン生誕100周年を記念して録音されたアルバム
表題曲'Fête des belles eaux(美しき水の祭典)'は勿論、
同時収録の'未刊の音楽帖'、
およびラヴェルの'弦楽四重奏 第一楽章(オンド・マルトノ編曲ver)'のいずれもが
神秘的で美しい、名演と言っても差支えのない出来だと思います
MESSIAEN-FêTE DES BELLES EAUX (Ensemble d'Ondes de Montreal)-FêTE DES BELLES EAUX ★★★ (2012-04-30 17:29:31)
1937年のパリ万博のために依頼され作曲した作品とのこと
無調でありながらどこか軽快で、妖しげな舞踏曲にも感じられる「花火」パートと
ゆったりと推移する音響が非常に瞑想的なアンビエンスを生成する「水」パートを
繰り返すことで楽曲は進んでいきます
オンド・マルトノ自体貴重な楽器であり、
その六重奏(!)ということで、演奏/録音ともになかなか難しいものであるようですが、
非常に神秘的で美しい楽曲ですので、一聴をオススメします
MODERN JAZZ QUARTET ★★★ (2012-01-21 23:58:38)
ミルト・ジャクソンのビブラフォンと、
ジョン・ルイスのピアノという二本柱を擁する名グループ。
他のバンドにはない、クラシックの室内楽的なアプローチと、
ビブラフォンとピアノの産み出す物憂げな雰囲気が魅力。
まずはベルギーの名ジャズ・ギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトに捧げられた楽曲を収めた
"DJango"などから聴いてみるとよいかと思います。
MOONRIDERS ★★★ (2012-04-30 20:03:41)
前進のスワンプ・ロック/フォーク・ロックバンド「はちみつぱい」まで入れると
40年近く活動していることになる、邦ロック界きっての裏・名バンド(笑)
どこまでも弄れながら、どうしようもなくロマンチックなおっさん達の歩みは、
どこをどう切り取っても素晴らしい
時期によって大きく音楽性が変わるので十分リサーチしてから入ったほうがいいかもしれないし、
こんなバンド聴こうと思うなんてよっぽどの物好きなのは間違いないので、
適当に気になった作品にぶちあたった方がいいかもしれない(笑)
2011年末より無期限活動休止中なのが惜しまれます
MOONRIDERS-カメラ=万年筆 ★★★ (2012-04-30 20:12:14)
1980年発表の5th
70年代後半、パンク・ムーヴメントの瓦解と前後してUKロック界で注目され出した
ダブ(レゲエから生まれた編集手法)の音の魅力に取りつかれたライダースの作った、
彼らのキャリアの中でも一番の問題作
ギター・ベース・ドラムという、基本的なバンドサウンドを骨格とし、
シンセサウンドやダブによる残響の強調/ループ処理、掃除機(笑)などのノイズ
が所狭しと駆け巡る、あっというまの35分間
…でも最後の曲'大人は判ってくれない'の後に収録された'大都会交響楽'は
きっとThe Beatlesの'Sgt. Pepper's Innner Groove'へのオマージュに間違いないでしょう
(This Heatかもしれないけど(笑))
ライダースのエッセンス(の一部)がたっぷり詰まった名作!
MY BLOODY VALANTINE ★★★ (2012-01-31 22:44:42)
サイケデリアを90s(時代的には80s後半でしょうが)に見事に蘇生させた名バンド。
ディストーションとフィードバックノイズの海を甘美なウィスパーヴォイスが漂う"Loveless"は
文句なしの名盤ですね。
とりあえずケヴィン・シールズはとっとと仕事してリマスターを…
MY BLOODY VALENTINE ★★★ (2012-01-31 22:44:42)
サイケデリアを90s(時代的には80s後半でしょうが)に見事に蘇生させた名バンド。
ディストーションとフィードバックノイズの海を甘美なウィスパーヴォイスが漂う"Loveless"は
文句なしの名盤ですね。
とりあえずケヴィン・シールズはとっとと仕事してリマスターを…
NATIONAL HEALTH ★★★ (2013-09-03 22:55:03)
カンタベリー最後発組。
パンクの隆盛などもあり、デビューまでに大分時間を要したようです。(1st時点ですでに第3期メンバー)
Hatfieldを中心とした面子で構成されたバンドですが、かなりストイックなジャズロックサウンドで好印象。
カンタベリー亜流としてのHenry Cowからの影響も随所に感じられ、真の意味でカンタベリーの総決算とも言えるバンドです。
NURSE WITH WOUND ★★★ (2012-01-19 22:04:24)
結構時期によって音楽性違いますよね。
共通しているのはコラージュの多用ってところでしょうか?
個人的には1st"Chance Meeting..."のノイズインプロ/コラージュとか
"Spiral Insana"あたりのゴシックコラージュ/ドローンな作風が好みです。
OREN AMBARCHI ★★★ (2012-05-08 23:04:32)
オーストラリアの前衛ギタリスト/マルチプレイヤー
ギターを中心として様々な楽器を駆使し、
静謐でありながら例えようもなくエモーショナルでノスタルジックな音楽を作り上げます
また、近年はかのドゥーム/ドローン・メタルバンドSunn O)))にも参加しており、
印象的な音響トラックなどで作品に華を添えております
OREN AMBARCHI-Grapes From the Estate ★★★ (2012-05-08 23:06:27)
Touch UKよりの2004年作
ジャケット通りの人の立ち入らない深い森の中で耳を澄ますかのような、
静けさと心地良い不安感、孤独感を感じる作品
彼の作品の中では一番聴いています
OREN AMBARCHI-Grapes From the Estate-Remedios the Beauty ★★★ (2012-05-08 23:09:04)
ギターのハーモニクスや気だるいコード・ストローク、
ベルの音などが散漫に絡み合う、和声感の希薄さが特徴的
しかし聴き進めていく内に方々で鳴る音が
実に複雑に、絶妙に絡み合っていることに気がつくと思います
「音」の魅力だけで楽しめる10分超
OUTKAST ★★★ (2012-04-30 17:00:43)
「HIPHIOP界のThe Beatles」は言い得て妙
90年代初期~半ばに現れ、東と西に二分されていたHIPHOP勢力図を一変させた
ムーヴメント「ダーティ・サウス」の看板ミュージシャンです
ラップやサンプリングだけにこだわらず、様々な音楽スタイルを飲み込み、
一緒くたにして吐き出すそのセンスには脱帽。
ことセルフ・プロデュース力がついてきた3rd"AQUEMINI"以降、
向かうところ敵なし状態が続いている気がします
OUTKAST-Stankonia-B.O.B. ★★★ (2012-04-30 17:05:10)
Bombs Over baghdad
高速化し、まるでドラムン・ベースとかしたベース・ミュージック的リズム、
エディ・ヘイゼル(ex:Funkadelic)の如きブルーズ/ファンク・ギター、
HIPHOPのスクラッチ、デトロイト・テクノの「いなたい」シンセリフ、
ゴスペル・クワイア…
古今東西様々なブラックポップが数分の中に詰め込まれ、時には不協和なノイズを生成しつつも
楽曲をものすごい推進力で引っ張っていきます
まさに「ブラック・ポップのユートピア」とも言える楽曲で、
PV(特に後半)もおそらくその辺を意識した作りになっていると思います
この力強さはなんか聴いてて涙が出てくるんですよね…
とにもかくにも素晴らしい楽曲です
PRINCE-Sign “☮” the Times ★★★ (2010-10-01 00:32:34)
名盤。
"Purple Rain"でのロック、"Around The World In A Day"でのサイケ、
"Palade"での(スカスカ)ファンクの全部がここにあり、しかもそれだけでは収まらない。
最初に聴くにはオススメしないけれど、殿下にはまったなら絶対聴くべき。
QUICKSILVER MESSENGER SERVICE ★★★ (2012-01-20 21:24:21)
シスコサイケですね。
Grateful Dead、Jefferson Airplaneと並ぶべきバンドだと思いますが、
日本での知名度はイマイチな印象。
なによりジョン・シポリナのカミソリのようなギターにしびれます。
そして、デッドにも通じるような、ゆらゆらとした陽炎のようなサイケデリアは秀逸!
RED C(K)RAYOLA ★★★ (2012-05-08 23:12:55)
テキサス発、13th Floor Elevatorsとともに
International Artistsの二大看板として活躍(?)した
フリー・サイケデリック・ロック・バンド
フリークたちを集め録音した、まるでノイズな1stと
へろへろなアシッド・フォーキーの2ndを残し解散しますが、
中心人物のメイヨはこの名を関するプロジェクトを継続しており、
80年代にポスト・パンクに被れてみたり、
90年代にはシカゴ音響派の面々の助力を得てオーヴァーグランドに浮上したりしました
勿論、現在も活躍中です
RED C(K)RAYOLA-PARABLE OF THE ARABLE LAND ★★★ (2012-05-08 23:16:20)
記念すべき(?)1st
本人たちによる6曲の間を、
フリーク集団"The Family Ugly"による即興演奏により埋めた作品
"Freeform Freak-Out"と名付けられた、
まるで雑音としかいいようのないこれらのトラックを挟むことで、
作品全体が巨大なコラージュ作品のように聴こえてきます
ノイズの彼岸から聴こえるヘロヘロな演奏/歌唱に
聴き手の頭は酩酊すること間違い無し!
RED C(K)RAYOLA-PARABLE OF THE ARABLE LAND-HURRICANE FIGHTER PLANE ★★★ (2012-05-08 23:20:23)
ノイズの彼方から聴こえてくる、汚らしいディストーションのうねり
メイヨ・トンプソンのヘロヘロなヴォーカル
とてもプリミティヴでありながら、どこか醒めた感覚も覚える楽曲です
このカオス作品のオープニングとしてはコレ以上に素晴らしい始まりもないでしょう
ROBERT GLASPER ★★★ (2012-05-12 22:20:02)
現代ジャズのピアニストの中でもイチオシです
HIPHOP以後、黒人音楽については「ジャンル」というものが
本当の意味で「CDを分類するための概念」でしかなくなったように思います
近年盛んに口にされるBAM(Black Amrican Music)というようにしか表現しようのない
クロスオーヴァーなミュージシャン・作品がどんどん発表されていますが、
ロバート・グラスパーは自身もその方向での活動を念頭に置いていると思いますし、
また、期待するに十分な能力を有していると思います
ROBERT GLASPER-Black Radio ★★★ (2012-05-12 22:27:13)
2012年作
Robert Glasper Experiment(実験)という挑発的なネーミングのバンドの、第一作目です
(一応前作"Double Booked"がA面=RG Trio、B面=RG Experimentではあったが)
ジャズ側からのHIPHOPへの回答、あるいはジャズとHIPHOPとの理想的な邂逅
実際上記のような手法は90年代以降散々試みられた、手垢のついたものだとは思いますが、
そこはやはりグラスパー、それだけでは終わらせていません
ジャジィなピアノをHIPHOP/R&Bベースなトラックにすり合わせたり、
あるいはHIPHOPの催眠的ミニマル・ループをピアノに持ち込んだりするのではなく、
HIPHOPの催眠的なループやR&B/HIPHOP畑の著名なヴォーカリストたちを起用しながら、
…続き
ROBERT GLASPER-Black Radio-Afro Blue ★★★ (2012-05-12 22:30:34)
本作を象徴するようなナンバー
HIPHOPマナーに沿ったリズム隊と、柔らかなフルートの音色、
そしてエリカ・バドゥの印象的な歌声
それらをグラスパーのエレピが見事に橋渡しし、整合性をもたせ、
一つの一貫した空気感を構成する
お見事!
SERGE GAINSBOURG ★★★ (2012-05-01 21:17:54)
フランス一の伊達男セルジュ・ゲンズブール
シャンソン歌手として58年にデビュー後、
退廃的なエロスを武器に(笑)魅力的な音楽をいくつも作り出しました
女性遍歴もかなりのものですが、
ロックやファンク、レゲエなど時流の音を巧みに取り入れ、
フレンチ・ポップス界に一石を投じ続けた素晴らしいミュージシャンです
SERGE GAINSBOURG-Histoire de Melody Nelson ★★★ (2012-05-01 21:22:59)
「メロディ・ネルソンの物語」というタイトルの通り、
セルジュがメロディという(架空の)女性と出会い恋に落ち、
彼女が飛行機事故で亡くなるまでを描いた、1971年発表のコンセプト・アルバム
(ちなみにメロディ役はジェーン・バーキン)
ロックやファンクを大々的に取り入れた骨太な音作りを、
強力な相方ジャン=クロード・ヴァニエによる
可憐なオーケストレーションが彩る名作です
SERGE GAINSBOURG-Histoire de Melody Nelson-En Melody ★★★ (2012-05-01 21:26:31)
アルバム中独特の雰囲気を放つインスト作品
タイトなドラムとベースが作り出す力強いグルーヴの上を、
ノイジーなファズ・ギターがかけずり回ります
この強力なグルーヴ、現在ではレアグルーヴの一つとして、
世のDJ達の絶好のネタになっている模様
…ところで、PVのジェーンの変な踊りはどうにかならなかったのか…
SERGE GAINSBOURG-Histoire de Melody Nelson-Valse de Melody ★★★ (2012-05-01 21:29:24)
英語で言えば"Waltz of Melody"になるのかな?
ロック色強いアルバムの中で
アレンジャー、ジャン=クロード・ヴァニエによる
オーケストレーションを中心に据えた異色曲
割りと真っ当なワルツですがどこか漂う淫靡な感覚はやっぱゲンズブールならではですね(笑)
SERGEI PROKOFIEV ★★★ (2012-05-03 22:55:32)
音楽語法の発展に寄与することはなかったものの、
「新しい技法に頼らず新鮮で刺激的な音楽を作る」ことに成功した作曲家だと思います
どこかヘンテコで、グロテスクな曲想はまさに唯一無二
大学時代の先輩の「ナチュラルに狂っている」という評が忘れられません
ちなみに、ピアニストとしても凄腕だったそうです
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