野崎さんの発言一覧(評価・コメント) 2001-2050

イントロの不安の募るギターと、終わりへの時を刻むようなベースの質感。
終わるべくして終わる世を、諦めとは違う落ち着いた表情で穏やかに歌う。何故こんなに優しげなんだ・・・・
サビの後、転調するんですけど、そこからの世界もほんと凄い。
「だから最後に語り合いましょう夢を愛を夜が明けるまで」ですよ。
そして最後を迎えるのか・・・・・・
ラストの、後ろで囁く「チクタクチクタク」。名曲。

絶倫ソング。
イントロのヘヴィなリフに戻って、一気に走り出す展開。たまりません。

和嶋氏曰く、激しい曲構成になった理由は"混乱した様子"を表したかったからだそうです。
歌詞といいリフといい全てにおいて素晴らしい曲です。
この曲の良さを理解できる人は日本にどれ位いるんですかねえ?
絶望を極めたパートと、木漏れ日の匂いのするような懐かしいパートの組み合わせが・・・・・震えます。

外国から見た日本の妖艶な美女を歌った曲。このアルバムで一番ヘヴィ。コーラスの「ベイベベイベ」も良いなあ。

この曲あっての人間椅子、と思えるぐらいに良い曲。ぜひ再録してほしい。「堕胎の狂女」とか「破瓜の涙と血の音色」とかおぞましい様子が伝わってくる歌詞も良い。

「森の木陰でドンジャラホイシャンシャン手拍子足拍子
小人の宴で吹く笛は破瓜の涙と血の音色」です。多分・・・
「盲いた～」の部分のアップで弾いてるギターがカッコイイ!

人間椅子の中で英語がタイトルに入ってる唯一の曲。ある男とヒステリーな女の恋の歌。歌詞はかなり屈折してるのに、リフは正統的なロックンロール。「手首の傷は僕のせいなんかじゃない」が好き。

和風なアルペジオで始まり、正統的なリフになる。"首吊る"とか"女影(みほと)の爛れて"などの歌詞を和嶋氏が怨念込めて唄ってます。

和嶋さんが人間椅子のために初めて書いた歌詞らしいです。
と言うこともあって、かなり若々しい!でも好きです。

個人的ランキング
1:賽の河原 2:桜の森の満開の下 3:天国に結ぶ恋
本当は、順位なんて決められないぐらい名曲揃い。
こもり気味の音がいい。

まさに「おどろ唄」!!
世の憎悪を塗りたくったような、どす黒さが全編にわたる。
テンポアップのラストも、ただのロックバンドとは思えないほど邪悪。
三味線ギターソロも爆発してます。
この曲だけに限らず、上館さんの和太鼓みたいに野太いドラムも冴えてる。
「遺言状放送」での最初の奇声が凄いです!

こんなに画が見えてくる曲ありますか?
完全に、日本独自のロック。
ああ、今日も少女たちは列車に揺られ、売られていくのだなあ・・・

妖怪じみたリフに民謡のような平坦な歌がたまらない
サビの気持ち悪い二人の歌は最高。後半のヘヴィな演奏もいい
しかしこの異形な雰囲気は凄いです

原曲とはかなり変わってるけど格好いい。
ワウを上手く使ったギターソロが渋い。太い音での疾走が最高。

「明日見る夢もないないない」「首くくる紐もないないない」
この二つがかなり凄い!

最初のホワホワした部分が気持ち良い。精神異常を音で表したような曲。歌付き聴きたい。

ライブでは「君の和毛を壜に詰めて」が「君の右手」になってる。歌詞もいいし
中間部のロバートフリップ風のギターもいいし、和嶋さんの奇声に近い叫び声もいい。僕の中での人間椅子の名曲の一つ。
高1の時に歌詞における、猟奇の醸しだす余りの美に陶酔。「求めていたのはこれだ!」と感動したっけ。

思えば、あの伏字はあえてなのか・・・・・?
「×××」の浪漫と言うか・・・・
最も乱歩的な要素だとも思えるし。

賽の河原を見事、描ききった名曲。
歌詞、リフ、展開と、どれも素晴らしいが、この曲は
二人の歌の組み合わせが特に効いていると思う。完璧な曲。
ライブだと更に重厚に・・・・・・

個人的ランキング
1:春の海 2:黒い太陽 3:少女地獄
全体的にギターソロが短いアルバム。でもカッコいいですよ。

サバスのメンバー名を歌うという、かなり間抜けな感じですが
やっぱり、なんか嬉しくなりますね。

絶対に聴くべき。説明するよりも、とにかく一度聴いたほうがいい。聴いてるだけで不気味な断頭台が目に浮かぶ。

リフが単純なぶんだけ、かなりヘヴィ
この曲の情念に早見純のマンガを思い出した
「人でも浚ってみようか」って詩的で凄くいい。

歌詞自体は春の海の、滲む憂いを謳うものなのに
どうしてこんなにもヘヴィな演奏なのか!
しかしそれは不可解などころか、自然の翳るの美しさを見事表すことに成功しているのだ。
逆回転ギターの幻想にも目眩が。傑作。

聞き終わった後、なんか白黒映画を見ていた様な気分になる。郷愁というかなんとゆうか、切なくなる。
「母さんと～」からAメロに戻る時までのアルペジオが良い。
中間部の重厚な、うねっているリフもかっこいい。
ギターソロが終わって、Aメロに戻るんですけど
Aメロのリフの音を最初のと比べて低くしてるのも渋い。名曲。
過去を悔いるような哀れみが、悲痛だ。

洒落てて、シュールな絵本を読んでるような歌詞が素晴らしい。
後藤マスヒロのしゃがれた歌もこの茶色っぽい懐かしい空気を造っている。
インスト部分ではヘヴィで硬派なリフの中をファズで艶めくギターが巡り
そしてメロトロンも加わり回帰願望を孕み、壮大に盛り上がる。名曲。

タイトルにあるようにブルースを期待してたんですが違います。
マスヒロさんの曲で、割と現実的に自分の不眠症を切々と・・・
でも、やはり「夜の出来事」だからか、非現実的な雰囲気も感じます。
投げやりな歌もはまってますね。聴き応えのあるソロも魅力。

アメンボさんの言う通り、あのボウッと消えるコーラスは渋いです
PVはアホ丸出しで残念ですが、曲自体は最高です

明るい倒錯愛の歌。ポップな音に乗せて
「恋をしようよ過激な恋を三角木馬の上」とか楽しそうに歌ってる。
中間部のメリーゴーランドのような幻想的なギターもかっこいい。
しかし、もっとドギツイ歌詞を想像してワクワクしてたんだけどな～。

個人的ランキング
1:黒猫 2:莫迦酔狂ひ 3:無限の住人
イメージアルバムといって侮るなかれ、ってゆう感じです

子守唄です。
この曲は、夢で自分が歌っているのを見て、更にはピアノまで弾いていたそうな。
侘しくて、懐かしくて・・・・いいなあ。

スペースロック。
この時鈴木さんは「HAWKWIND」にハマってたらしい。
虚しく、切ない歌詞。
ライブでは延々と続くギターソロが気持ちい。

「晒し首並んだ」「目玉が落ちた」とかの
最後のへばりつく様な歌い方が不吉。最高。
中間の物の哀れも素晴らしいです。

和嶋さんの昔やってたPlayerのコラムで、これのギターソロの解説やってて
他のにも言えることですけど、しっかり練りこみながら造るそうです。
ストレートすぎる歌詞。地獄だワッショイ!!

「ただの筒」ですからね・・・・・僕は別にいいんですけど。
漫画から入って、この曲買った人は一体どんな顔して聴いたんだろか・・・
濃い声で演歌ちっくな歌に、重いリフ・・・・・・・そこが良いんじゃない!

もたついたリフと疾走感のあるリフの絡ませ方が絶妙。
というか、あまりの落差に酔いそう。
人間椅子の中でも特に重い曲に部類されます。
「羊水で割った琥珀色の海に沈む」

軍歌調、ハーモニカ、最後の展開も格好いいけど
「ズッ、ズッ、ズッズッズッ」と切れのいいへヴィなイントロが好き。

個人的ランキング
1:踊る一寸法師 2:時間を止めた男 3:暗い日曜日
あっ、でも「エイズルコトナキシロモノ」や「どだればち」も捨てがたい