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1990年。元GIUFFRIA の DAVID GLEN EISLEY(Vo.)、NY生まれでDAVID BOWIEとセッションワークの実績を持つ EARL SLICK(G.)、元AUTOGRAPH の KENI RICHARDS(Ds.)といったベテランに無名のB.を加えた猛者4人組の1stです。音楽的にはバッドボーイズR&Rが主体ですが、そこはベテラン、危なげ無い安定した演奏を聴かせてくれます。何にも増していい曲ばかりです。DAVIDのエモーショナルなVo.とKENIのタイトなドラミングが要ですね。LAメタルのチャラチャラした雰囲気に飽きたら聴きたくなる、盤石のアメリカンHRアルバムです。

最後はアコースティックパラード風で始まる、なかなか壮大な作りのスローナンバーです。バッドボーイは荒野を目指す。

産業ロック的なミドルテンポのナンバー。ただのラブソングで終わらない点はBON JOVIに通ずるかも。

超スローなR&R。こういう曲はヘヴィになるかと思いきや、key.をあしらって中和しています。

この曲はVo.の緩急自在な声使いが決め手。いや～実に上手いもんです。

バラード的なVo.で始まりR&Rへと盛り上がる曲です。短いけどリフに特徴あり。

アメリカの暗部、裏通りの様子を知っておくこともまた重要かと。

DAVIDの歌唱、KENIのドラミング共にパワフル! そんじょそこらのメロハーバラードとは一線を画す骨太ラヴ・バラードです。

歌詞はまぁセコくてカッコいいとは言えないけど、いかにもバッドボーイらしくて宜しいのでは。フラッシーなG.リフが光ってます。

ブルージーなイントロに続いて、これまたノリノリR&Rが飛び出す。米国にダブルチェックのデキシーランド風ナンバーです。

1曲目のタイトルトラックからして、いきなりノリノリ! こりゃクセになりますぜ。

人名の入ったバンド名ということで漁っていたら見つけました。PROPHET の RUSSELL ARCARA が自らのファミリーネームをプロジェクト名として1996年にリリースした1st。キーボードを使っているのはラストのボーナストラック1曲だけで、メロディアスハードと雖もギター中心の正統HRサウンドが堪能できます。また疾走曲は1つもありません、そこはゆったりアメリカンバンドである所以かな。90年代半ばにこういう作品がリリースされていたというだけで大発見モノです。

アメリカンロ～ック! 前曲はコレの準備運動だったのか? アルバムを爽やかに締めくくっています。

ブルージーでもありバッドボーイズ風味を加えたスローR&R。部分的にメロディックになるけど、欲張り過ぎの印象あり。

崩壊を表現したリフが最高にカッコいいです。プログレッシヴな雰囲気も僅かなら携えた傑作!

ん、ちょっと軽いなぁ。似合ってないなぁ。テンポチェンジが面白いけど。

こういうR&Rナンバーの方が、さほどハイトーンでないこのVo.が映えるとは? スローテンポも手伝ってヘヴィな曲になっています。

曲は凄くイイのですが、Vo.の籠り気味の声質がちょっとマッチしてないかなという印象です。

ちょっとアップテンポでチャッチー。思う存分揺さぶってくれましょう。

メロハーバンドと言いながら、結構ロックンロールしてますねぇ。確かに疾走曲は無いしこの曲なんか時々ストップするんだけど…。

コレは、あの時代にしては哀愁メロディックHRの傑作です。透明感には欠けますが、アメリカのバンドにそれを求めてはいけません。

アコースティカルでちょっとブルージーなバラード。タイトル、どこをどう探しても「'」が付いてません。かと言ってWANTでもないし…。

スローなR&Rでメロディも比較的単調ですが、ベースラインがサイケデリックな雰囲気を醸し出しています。

ややアップテンポのR&Rです。リフと歌メロに特徴があり面白い。

ミドルテンポのメロディックテューン。コーラスが爽やかです。

96年発表の1stアルバム1曲目は、ワイルドなR&Rです。

クルマもナオンもサイコーだぜ! どうしたんだキヨシロー!

1989年…remember平成元年! バンド名にハンガリー出身の発明家の名前を頂戴し、BAD COMPANY などのブリティッシュ・ブルースロックを音楽的ルーツとするらしい、でもれっきとしたアメリカンHRバンド、TESLAの2nd。活動拠点がLAだからって、音楽は全然LAメタルではありません。ハスキーなVo.は好みが分かれるかも知れませんね。リズムも時々不安定だったり、若さが露呈してはいるけど、聴き所はギターに尽きる。13曲を物量作戦に感じさせない曲作りは大したものです。

燃え尽きたのにかまだこれからだぞって足掻いてる感じですね。そもそもアルバム全体パーティって雰囲気じゃないし。

GOODBYE PARADISE ですね、だからですね…。タイトルにパラダイスが付いて悲しい曲はコレとフィル・コリンズのあの曲ぐらいなもの?

アコースティックバージョンもあるということですが、基がほとんどアコースティック。曲単体としてはイイんだけど、HRバンドがここまで大人しくなるのは?

いい曲が続きます。ドライブ感満点のギターと哀愁Vo.の絡みが最高! ギターソロは本当に空を彷徨っているみたい。

LAで火が付いたことは確かですが、メンバー各人の出所はよく判りませんね。音楽的ルーツも基本ブリティッシュなのですが、この曲は典型的アメリカ～ン!なゆったりしたナンバー。

厚みと弾力のあるリズム、それに表情豊かなギター。それだけなら優等生的になるところをエモーショナルなVo.が上手く崩してます。

佳き想い出の日々は足早に去っていく。疾走テンポと哀愁メロはその顕れです。

実に真っ当なハードロックです。こういうことは普通悪びれて言うんだけどね。

ブリティッシュHRにも通じる陰鬱さが漂っています。怠惰な日々とやらをよく表現しています。

サザンロック調のイントロと明るいギターソロ、面白い曲です。

最初から最後まで、コレはブルースです。出口が無くてループしている感じ。括弧入りサブタイトルのリフレインが耳に残ります。

ウムム…RATTに哀愁を塗したみたいな、確かにそんな雰囲気です。

カラッとしてしかも腰の据わった哀愁ハードロック。1曲目から超名曲決定です。

後追いで知ったRemember平成元年!な作品。1stアルバムはメンフィスでレコーディングされ、ついにはメンフィスの名誉市民に選ばれたというLAW AND ORDER。メタルで始まりブルーズに傾倒して行ったバンドは他にいるけど、彼等は最初にブルーズありき。根っからのブルーズ好き振りが手に取るように分かるサウンドである。それだけに普通のHRを期待して聴くと余りのディープさに面食らうかも知れない。逆にブルーズロックが好きなら一発でハマるだろう。Vo.がねぇ、あまり突き抜けない声質なのよね。ブルーズにはピッタリなんだけど。

一頃ワーカーズ・メタルとしてそこそこ話題になった JUNKYARD の1st。だけどこの段階ではメタルと言うよりも、ブルースやカントリーをベースにパンク風のVo.を乗せてサザンロックのアレンジを施したような、ごった混ぜ、バンド名そのまんまのガラクタR&Rってところですね。しかしモロにパンクみたいな軽さはなく、骨太で腰の据わった音で勝負しているところが、いかにもテキサスのバンドらしい。御多聞に漏れず奴等もLAで認められてデビューしたのだけど、言うまでもなくいわゆるLAメタルとは対極にあるようなサウンドです。シンプルなリアル・アメリカンHRをお探しなら選択肢の1つとしてオススメ。

何かなぁ、ラブソングなんだけど、ふ～ん、そう?って感じ。それだけ。

なかなか良いバラードなのですが、Vo.がガナり系パンキッシュな歌い方のままなので、ムードもヘッタクレもございません。

ツービート! サザン風味のプリミティヴなロックンロールです、っても日本の芸人やバンドの話ではありませんよ。

シンプルだけど、珍しく溌剌としたR&Rナンバーです。

完全にブルースです。しかも相当後ろ向きな曲です。家路は遠くなるばかり。

デビュー当時から、もう人生の判決が下ってるなんてことを臆面もなく歌ってます。

弾むようなドライヴ感にノリノリですが、歌詞は華やかなハリウッドの裏の顔。