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MK-OVERDRIVEさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 51-100
サザンオールスターズ-熱い胸さわぎ-茅ヶ崎に背を向けて
サザンオールスターズ-熱い胸さわぎ-恋はお熱く
サザンオールスターズ-熱い胸さわぎ-当って砕けろ
サザンオールスターズ-熱い胸さわぎ-別れ話は最後に
浜田麻里-TOMORROW-Precious Summer
浜田麻里-Heart and Soul “The Singles”-Heart and Soul
BADFINGER-No Dice
BADFINGER-No Dice-I'll Be the One
BADFINGER-No Dice-Loving You
BADFINGER-No Dice-Mean Mean Jemima
BADFINGER-No Dice-Friends Are Hard to Find
BADFINGER-No Dice-Get down
DEF LEPPARD-Yeah!-No Matter What
LILLIAN AXE-Poetic Justice-No Matter What
BADFINGER-No Dice-We're for the Dark
BADFINGER-No Dice-Believe Me
BADFINGER-No Dice-Watford John
BADFINGER-No Dice-It Had to Be
BADFINGER-No Dice-Blodwyn
DARYL HALL & JOHN OATES-Our Kind of Soul-Without You
MARIAH CAREY-Music Box-Without You
HEART-Magazine-Without You
GREAT WHITE-Recover-No Matter What
BADFINGER-No Dice-Midnight Caller
BADFINGER-No Dice-Love Me Do
BADFINGER-No Dice-I Don't Mind
BADFINGER-No Dice-I Can't Take It
BADFINGER-Head First-I Can't Believe In
BADFINGER-Head First-Keep Your Country Tidy
BADFINGER-Head First-Old Fashioned Notions
BADFINGER-Head First-Rockin' Machine
BADFINGER-Head First-Turn Around
BADFINGER-Head First-Back Again
BADFINGER-Head First-Moonshine
BADFINGER-Head First-Saville Row
BADFINGER-Head First-Rock 'n' Roll Contract
BADFINGER-Head First-Passed Fast
BADFINGER-Head First-Keep Believing
BADFINGER-Head First-Hey Mr Manager
BADFINGER-Head First-Lay Me Down
THE GRASS ROOTS-Let's Live for Today-Where Were You When I Needed You
THE GRASS ROOTS-Where Were You When I Needed You-Where Were You When I Needed You (single version)
THE GRASS ROOTS-Where Were You When I Needed You
THE MAMAS & THE PAPAS-If You Can Believe Your Eyes and Ears-You Baby
THE TURTLES-You Baby-You Baby
THE GRASS ROOTS-Where Were You When I Needed You-You Baby
THE ROLLING STONES-Big Hits (High Tide and Green Grass)-Tell Me
THE GRASS ROOTS-Where Were You When I Needed You-Tell Me
The Lovin' Spoonful-Daydream-You Didn't Have to Be So Nice
THE GRASS ROOTS-Where Were You When I Needed You-You Didn't Have to Be So Nice
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サザンオールスターズ-熱い胸さわぎ-茅ヶ崎に背を向けて ★★★ (2024-07-24 02:05:16)

いやいや、桑田にしてみれば自分を育ててくれた茅ヶ崎を讃えている曲ですよ。今やネット、ウェブに常識、敬意、親切、感謝を期待するなというのが"常識"らしいですが、せめて音楽の評価ぐらい公正、正当にいきましょうや。ん? 当時のサザンの音楽自体が常識外れ? 事実ですがそれを言っちゃぁおしめぇよ。2ndシングル"気分しだいで責めないで"のB面になりました。イントロ、リフがNILSSONの"Everybody's Talkin'"またはGLEN CAMPBELLの"Gentle on My Mind"ですねぇ。

サザンオールスターズ-熱い胸さわぎ-恋はお熱く ★★★ (2024-07-23 01:00:14)

このスローシャッフルは"栞のテーマ"の原型ですね。サビの終わりがあおい輝彦の"二人の世界"だったりしますが、桑田のルーツは昭和歌謡。デビュー曲のタイトルからしてそうでしょ? あれに比べりゃ可愛いもんです。イントロの波の音は葉山ですね、ニッチですね~。

サザンオールスターズ-熱い胸さわぎ-当って砕けろ ★★★ (2024-07-22 00:55:18)

1stアルバム3曲目にしてシングル"勝手にシンドバッド"のB面曲です。曲調はのちの"思い過ごしも恋のうち"に通じる所がありますがこちらは弾むようなモータウンR&B風のリズムが特徴。"おてもやん"の一節が出てくる歌詞もポジティヴでハッピーエンドへ向かう…かな? 余談:"あたる"は"当る""当たる"どちらもOK。但し公用文では後者を使います。

サザンオールスターズ-熱い胸さわぎ-別れ話は最後に ★★★ (2024-07-21 00:55:18)

1978年8月リリースの1stアルバム、衝撃のデビュー曲に続く2曲目はシングルの候補になったと言われるボサノヴァ風のシティポップですね。そもそも元来引き出しの多い桑田のこと、ぶっ飛びコミックソングだけじゃなく当時からこういう曲も当たり前にありました。Aメロは雰囲気満点まったり溜めに溜めてサビは短くサラッと、それがまさにタイトル通り突然の別れってとこでしょうか。

浜田麻里-TOMORROW-Precious Summer ★★★ (2024-07-20 00:59:31)

1991年10月リリースの12thアルバム収録曲。浜田麻里作詞・織田哲郎作曲、ギターはMICHAEL LANDAUですが本アルバムはゲストにSTEVE LUKATHERが参加していて彼の可能性もあります。他は既出コメントの通り…ってまた手抜きコメント失礼しました。1991年ですねぇ、世界的に状勢が大きく激変した年でした。振り返れば私自身もまぁ色々…おっとっと。

浜田麻里-Heart and Soul “The Singles”-Heart and Soul ★★★ (2024-07-19 01:59:36)

浜田麻里作詞・大槻啓之作曲により1988年9月"急遽"リリース、それでもオリコン最高7位と初のTOP10入り。という訳であとは既出コメントの通りです。今度のパリからすれば何年前? 怖がらずサバ読む気もなく計算できますよね。1988年かぁ、いい時代でしたねぇ。落合信彦がネタにしたり大らかで自由な雰囲気がありました。

BADFINGER-No Dice ★★★ (2024-07-18 01:19:11)

時は1990年代前半、CDの登場からまだ10年程で新品/中古問わずCDショップ巡りが盛んだった頃、ふと(B)-BADFINGERの所で目にした鎖帷子みたいな素材のビキニを着てこちらを指差す妖しい女性のジャケット。それまでも見覚えはあったが当時の私はJ-POPの方が楽しく洋楽から離れていまして、BADFINGERにしても"Come And Get It""Day after Day""Know One Knows"、アルバムはピート亡き後トムとジョーイで再始動の"Airwaves"しか認識していなかったため見事にスルー。その後いつの間にか買って手許にある当時の輸入盤を聴きながらのレビューです。1970年11月リリース、BADFINGERに改名してからは2nd、IVEYSから通算すれば3rdとなる本作の売れ行きはと言うと、USチャートで最高28位となるも本国UKではランキング外。折しもBEA
…続き

BADFINGER-No Dice-I'll Be the One ★★★ (2024-07-17 02:00:32)

"No Dice"1992年版CDのボートラ5曲目、トラック#17にしてエンディングテューンは新加入のジョーイを含む4人の共作となるカントリーロックまたはソフトロックです。シンプルなメロディの繰り返しは突き詰める余地がありますが、仄々としたコーラス、ハーモニーはバッドフィンガーならではのもの。聴いているこちらからビートルズの後継はYou'll be the oneだ!とエールを送りたくなる、1970年当時未収録だったのが惜しまれるナンバーです。

BADFINGER-No Dice-Loving You ★★ (2024-07-16 00:35:25)

'92年版CDのボートラ4曲目即ちトラック#16はドラマーのMIKE GIBBINS作、BADFINGERらしいパワーバラードです。もちろんMINNIE RIPERTONにより'75年にヒットした"Lovin' You"とは類似名の異曲であり無関係。JOEYが書いた前2曲に比べればメロディアスでギターが前面に出ているにも係わらず何かピントがぼやけた感じですね。マイクもいい曲書きますがこれは惜しくも敢闘賞といったところですかな。

BADFINGER-No Dice-Mean Mean Jemima ★★ (2024-07-13 01:23:42)

"No Dice"1992年版CDのボートラ3曲目であるトラック#15も前曲に続いてジョーイの曲です。IVEYS時代からBADFINGER本来の音楽は基本的にポップスでしたが、ジョーイ加入によってだいぶロック寄りに舵が切られました。そういった功績は大きいものの彼の作品が全て優秀かというと否でして、この曲も焦点が定まらず可もなく不可もなくといったところ。ギターオリエントなのは当然と言うことで辛口評価です。

BADFINGER-No Dice-Friends Are Hard to Find ★★ (2024-07-12 00:50:23)

ボーナストラック2曲目であるトラック#14はJOEY MOLLAND単独の作品です。ジョーイがBADFINGER加入前に作ってあった曲を持ち込んだものかもしれません。ギタリストらしくギターが踊ってますが他は悪くはないという程度ですね。ピート、トム、マイクという友を得たからにはもう必要ないという訳で当時は外されたのでしょう、多分。

BADFINGER-No Dice-Get down ★★★ (2024-07-11 02:05:24)

BADFINGER名義での2ndである本作が発表されたのが1970年。時代は下って1992年再発版CDにはボートラが5曲プラスされました。そのトップを切るトラック#13はメンバー4人の共作によるワイルドなロックンロールです。イメージとしてはBADFINGERらしさからちょいと外れて兄貴分のBEATLESよりもROLLING STONESという気がしますが、たまにはこういうのもアリですね。前作がほとんど映画音楽と前々作からのキャリーオーバーなのに対しようやく本領発揮し始めたBADFINGER、"大人しく"してなんかいられませんわな。

DEF LEPPARD-Yeah!-No Matter What ★★★ (2024-07-10 01:11:29)

パワーポップの元祖とされるこの曲をカバーしたHM/HRアーティストをつい最近2例聴いてきましたが、いずれも米国のバンドでした。もうちょい捜索範囲を広げたら…ありましたよ、やっと本命登場、やはり英国のバッドフィンガーですもの英国のバンドがカバーしてこそ生きるような気がします。本作自体カバー曲ばかり、しかもオリジナルは、大体アメリカンが好きでブリティッシュに疎い私はよくわからんですがほとんど英国のアーティストばかりですね。これだけ徹底されると思わずユニオンジャック万歳!と叫びたくなります。

LILLIAN AXE-Poetic Justice-No Matter What ★★★ (2024-07-09 00:50:05)

オリジナルは英国パワーポップバンドBADFINGER・1970年のヒット曲ですね。先日2002年のGREAT WHITEによるカバーを聴いたばかりなのに今度はその10年前、やはりUSハードロックバンドがカバーしていたのを発掘しました。LILLIAN AXEにとってデビュー5年目の3rdアルバム収録曲に過ぎないのですが、いやいやこれはなかなかいいですよ! まだまだ若いしバリバリのグラムメタルサウンドです。パワーポップと言うからにはパワフルにカバーされた方が不遇の末路に至ったBADFINGERにしてみれば本望でしょう。その意味でこちらの方が名カバーと判定させてもらいます。

BADFINGER-No Dice-We're for the Dark ★★★ (2024-07-08 00:36:51)

リリース当時の"No Dice"最後を締めくくるのはやはりピート作の壮大なバラードです。イントロから全体にアコースティクな曲調、これは…"Eight Days A Week"? いや違いますね、あの曲よりは落ち着いた"お互い足りない所を補完し合おう"みたいなラヴソングとなっています。ストリングスが加わり静かでいながらドラマティックに。だが最終的に向かう所はタイトルの通りで何かバンドの行く末を予感させますね。それも今だから言えることなのであって、ここはまず曲自体をそしてピートの才能をじっくり再評価しましょう。

BADFINGER-No Dice-Believe Me ★★★ (2024-07-07 00:47:51)

TOM EVANSが単独で作った美しいバラードです。Aメロの一瞬だけ兄貴分バンドの"Oh! Darling"なのはご愛嬌、それ以外は安定のBADFINGERらしい雰囲気ムンムン、聴いている方も安心感を覚えます。歌詞はちょっと捻ったラヴソングかな? 何せ本作の2年前あの"Maybe Tomorrow"を作った人ですからね、熱いボーカルも切なく甘いヴォーカルも自由自在。PETE HAMと並びBADFINGERの双璧を成し、PETE亡き後もJOEYとバンド継続を試みたこの人のポテンシャルは相当高いのですよ。

BADFINGER-No Dice-Watford John ★★★ (2024-07-06 02:47:18)

本作時点での新メンバー・ジョーイを含む4人の合作名義になっている、シャッフル調のロックンロールないしブギ―です。ひたすら明るく楽しい曲調ですが、歌詞はわかりやすいけど英国特有のヒネリが感じられます。そりゃまタイトルからして歌詞には入っていないけど英国の地名ですから。見方によってはBADFINGERの代表曲とまでは言わずとも注目すべき重要な曲かと。私的にはエルヴィスの"Don't Be Cruel"に影響されイーグルスの"Heartache Tonight"に影響を与えた? どうでしょうね。

BADFINGER-No Dice-It Had to Be ★★★ (2024-07-05 01:42:33)

BADFINGER名義での2ndアルバム、リリース当時で言うとB面3曲目でドラムスのMIKE GIBBINSがいい仕事をしています。失礼とは思っていてもドラマーには豪快で大雑把というイメージを抱いてしまいますが、ここでは短めながらもしみじみとしたアダルトなバラードを作ってくれていて意外な発見でした。バッキングの盤石なサウンドと相まってちゃんといつものイメージ通りバッドフィンガーの曲として成立し、且つ他の3人と異なったマイクの独自性が良いアクセントになっていますね。もうちょっと引き伸ばしてほしかった気もしますがひとまず高評価をポチッと。

BADFINGER-No Dice-Blodwyn ★★ (2024-07-04 01:31:40)

本作リリース当時のB面1曲目はピート作のカントリー風で、音像だけ聞くとのんびりしてネアカな佳曲です。R&Bからカントリーまで貪欲に吸収するUKアーティスト全般に見られる引き出しの多さを実感できます。ただ歌詞がですね、"My life may not be long"はズバリ重大な出来事の予言みたいだし、"Say You'll take from me what I will give to you"なんてまるで搾取してくださいと言ってるようなもの。尤も当然ピート自身当時はそんなつもりではなく過ぎたから言えることでしょう、それにしても…。

DARYL HALL & JOHN OATES-Our Kind of Soul-Without You ★★★ (2024-07-03 01:38:58)

1981年の"Private Eyes"を筆頭にあの頃あれほど聴きまくったホール&オーツも'80年代半ば以降はとんとご無沙汰。私はそんなスタンスでしたが彼らの活動は続き2004年、カバー曲主体の本作でこの曲を採り上げていました。いや、もう素晴らしいの一言に尽きます。オリジナルは寂しげなUKパワーポップバラード、大ヒットしたのはUSアーティストによるスケールアップしたカバーヴァージョン、それも'70年代と'90年代の2回も。さてこのホール&オーツのヴァージョンもシングルで出たようですがヒットはしていません。しかし彼らも完全に自分達のレパートリーへとアレンジして見事な"ブルー・アイド・ソウル"と化しています。名曲はこうやって時には形を変えながらも歌い継がれ聴き継がれ後世に伝えられていくんですね。

MARIAH CAREY-Music Box-Without You ★★★ (2024-07-02 01:36:22)

本サイト内でいくら検索しても見付からなかったのは、非HM/HRで且つ誰もコメントしていなかったためなんですね。バッドフィンガーがオリジナルでニルソンによるカバーの大ヒットにより知られるようになったこの曲を、マライアは1993年8月リリースの本作でカバー。そして翌1994年1月ニルソンの他界直後"Hero"に続く13thシングルとしてリリースされ、全米チャートで3位止まりの一方全英では初の1位を4週連続キープする快挙。当然マライアもニルソンヴァージョンに準じたアレンジながら、そこは優れたシンガーのこと完全に自分のモノにして歌っていますね。ニルソンへの追悼シングルに留まらない名カバーであり好カバーであります。

HEART-Magazine-Without You ★★★ (2024-07-01 01:05:25)

BADFINGERが1970年にアルバム収録曲として発表、翌'71年HARRY NILSSONによるカバーが大ヒット。HEARTのヴァージョンは本作が'77年にリリースされた初発版から収録、翌'78年の再録版と同時期にシングルカットされたようです。HEARTは、と言うかこの後カバーするアーティストはほぼ皆NILSSONヴァージョンに忠実なカバーをしており、やはり皆曲後半のアレンジで勝負しています。HEARTのは最後フェイドアウトでなくキッチリした終わり方ですが余韻が残りますね。

GREAT WHITE-Recover-No Matter What ★★★ (2024-06-30 01:23:36)

BEATLESの弟分としてデビューしたBADFINGERが1970年10月にリリース、USチャートでTOP10内に入るヒットとなり"パワーポップの草分け"と言われる"嵐の恋"をこのUSハードロックバンドがカバーしていました。GREAT WHITEはヴォーカルもギターも上手いから当然上手いカバーになりますが、あくまで個人的な主観として"SUBSTITUTE"や"GIMME SOME LOVIN'"はオリジナル以上の出来だったけどLED ZEPPELINやこのBADFINGERのカバーは"上手いカバーだが名カバーではないな"という感想になります。それでも名曲を後世に蘇らせた功績は評価せざるを得ません。ジャックのいたGREAT WHITEは素直に"いいバンド"と言える存在でした。

BADFINGER-No Dice-Midnight Caller ★★★ (2024-06-29 01:11:27)

実は案外好きな人が多そうな隠れ名曲? 私も最近BADFINGERに再注目するようになって知った、甘いメロディが素晴らしいピート作の美しいバラードです。不安げに揺れるピアノのイントロに続く歌メロがストレートながらも胸を打ちます。どうやらピートがドラマーのマイクから聞いた不幸な実話を基に作った曲らしく、特に最後のNobody's gonna help you nowなんて歌詞がもう絶望的ですね。既出の通りBOB DYLANと並び称せられる早世のフォークシンガーTIM HARDINが2年後にカバーしています。Without YouをHARRY NILSSONがカバーした件といい、BADFINGERの曲はシンガー&ソングライターさえもオリジナルそっちのけでカバーしたくなるほど魅力的だということでしょう。

BADFINGER-No Dice-Love Me Do ★★ (2024-06-28 01:18:19)

お聞きの通りBEATLESのとは同名異曲です。もしかして弟分が兄貴分のデビュー曲を騙ったタイトル詐欺じゃない?と思ったらジョーイの単独犯だったので、曲が出来たタイミングが加入前なら偶然、加入後ならば完全に狙ってただろうからより悪質? いやそんなに物騒な話に持っていかなくとも彼なりのジョークということで。曲自体はキャッチーで悪くないので、見方によってはイケメンなジョーイはプレーボーイだなと適当にあしらって納得しましょう。

BADFINGER-No Dice-I Don't Mind ★★★ (2024-06-27 02:10:03)

新加入のジョーイが早速オリジナルメンバーのトムと合作したバラード曲です。始まりは静かですがサビに向かって盛り上がり、ピアノ主体の伴奏がヴォーカルを引き立てています。そのヴォーカルも歌詞に同調して全体に気怠い雰囲気ですが、サビの瞬間に聴かせる高揚感にハッとします。坦々としているようでドラマティックという不思議な空気感が何とも言えませんね。

BADFINGER-No Dice-I Can't Take It ★★★ (2024-06-26 01:23:28)

IVEYSから通算3rd、BADFINGERとしては2ndアルバムのオープニングはピート作の明朗快活なロックンロールテューンです。ピートのヴォーカルがBEATLESのポールっぽくもありますが、本作から加入したジョーイのギターと全体に厚みのある音像で聴き応え充分。この1曲だけでリスナーに"受け入れ"られる要素が存分に伝わってきますね。

BADFINGER-Head First-I Can't Believe In ★★★ (2024-06-25 00:55:10)

デモ音源盤の終わり近くに収められたPETEの作品です。いつの時点で書かれた曲か定かではありませんが"降って湧いたような噂"とあるので遅蒔きながらようやくあの男の悪事に気付いた頃でしょう。ややもするとTOMからズバリ真実を教えられた直後かもしれません、もしもそうならまさにPETEの辞世の句と言えます。confessorやらdepressorやらネガティヴなワードからも絶望感が滲み出ています。改めて…合掌。

BADFINGER-Head First-Keep Your Country Tidy ★★★ (2024-06-22 01:48:28)

デモ音源盤に収録されたピートの作品です。これまたギターの伴奏のみでフォーク調の短い曲ですが、即興でひょいひょいサラッと作りました的な雰囲気なのにこうですよこう! さすが才人ピート。もしも当時"きちんと"作り上げてすんなり問題なくリリースされていたらと思うと、その後のピートの件も含めて恨めしい限りです。

BADFINGER-Head First-Old Fashioned Notions ★★★ (2024-06-22 01:30:06)

デモとボートラが11曲収録されたdisc2の中で最も長いトラックがマイク作のこの曲です。disc1のエンディングRockin' Machine同様本職のドラム抜き、こちらはピアノの伴奏のみでこれほどの出来。4分余りの間で曲調がかなり変化に富んでいて最後は寂しげに終わります。その変化も含めて試作的な意味が大きかったと考えられますが、パワーポップにアレンジすれば一層ドラマティックになっただろうと思うと何とも惜しいですね。

BADFINGER-Head First-Rockin' Machine ★★ (2024-06-21 02:15:02)

本来はアルバム4曲目に入っていたがCDではdisc1ラストに追い遣られたマイク・ギビンズ作の小曲です。カントリー風の曲調で好ましいのですが"ロッキン・マシンからは一生逃れられないよ"と歌うならもちょっと引き伸ばしても良かったのでは? マイクも実は優れたソングライターなだけにdisc2のデモ音源から持ってきたような雰囲気が残念です。

BADFINGER-Head First-Turn Around ★★★ (2024-06-20 01:00:07)

本作のみ参加のBOB JACKSON単独作品となるブルージーでちょいヘヴィなナンバーです。当然ながらBEATLESの弟分バッドフィンガーがそれまで築いてきた音楽とは似ても似つかず、でも違和感を感じるより先にむしろ却って新鮮な感覚になりました。"抱いていた夢は全て忘れよう""いつになったら振り返ることができるんだ"と歌詞もヘヴィで"When will we ever learn?"なんて私がちょっと前に紹介した"花はどこへ行った"そのもの。色んな意味で名曲としておきます。

BADFINGER-Head First-Back Again ★★★ (2024-06-19 01:45:36)

お蔵入りから25年以上後に日の目を見た本作ではJOEYの抜けた穴を他のメンバーが見事に埋めています。ドラムスのMIKE GIBBINS作となっているこの曲も、弾き語り風の哀愁味が滲み出るフォーク調の隠れ名曲。マイクはIVEYS時代既にThink About the Good Timesという曲を書いていますが、今回は"お前が目覚めた時に俺がいなくてもまた帰ってくるからな"と、まるで一旦辞めたPETEがすぐに戻ったのを描いたみたいで歌声ともども生々しいですね。あわよくばJOEYもと期待を込めて? ともあれこれほどの才能が集結したバンドだったんだと改めて認識できます。

BADFINGER-Head First-Moonshine ★★★ (2024-06-18 01:37:01)

ピート作の超短いインストに続くのはピート以外の3人:トム、マイク、ボブの共作になるバッドフィンガーらしい美しいバラードです。"何もかもお見通し""今は離れ離れだけど絆は繋がっているさ"とmoonshineを何かに、或は誰かに例えていますね。ジョーイ? アップル? どうとでも想像できますがそんな過去のしがらみ抜きにしても隠れ名曲決定でしょう。

BADFINGER-Head First-Saville Row ★★ (2024-06-18 01:15:44)

Apple Corpsとそのスタジオがあったロンドンの通りの名・Savile Rowを捩ったと思われるピート作のインストナンバーです。名残惜しさみたいな複雑な感情が表れてはいますが、本当に惜しくもこの短さでは次曲のイントロ的な存在ですね。

BADFINGER-Head First-Rock 'n' Roll Contract ★★★ (2024-06-15 02:00:06)

7年後の復活第二弾Say No Moreに疾走ヴァージョンが収録される、音楽業界に対するプロテストソングのオリジナルです。リメイク版の方が軽く感じてしまうほど怒りを込めた迫力があり、本サイトユーザー諸兄にはこっちをお勧めします。もちろんトム・エヴァンズの作品。

BADFINGER-Head First-Passed Fast ★★ (2024-06-14 02:11:22)

TOM EVANSと、JOEYに代わって本作のみ参加した元INDIAN SUMMER、ROSSのBOB JACKSONとの共作になるダークなバラードです。確かにギターフレーズを含め全体にメロディアスで、メジャー調になるサビのコーラスはBADFINGERならではと言えますが、やはり"栄光の日々は過ぎ去った"みたいな内容が当時の状況と被ってしまいます。いかにも最早醒め切ったトムが係わった曲という印象ですね。

BADFINGER-Head First-Keep Believing ★★★ (2024-06-13 02:12:08)

蔵出しアルバム3曲目は再びPETE HAMの作品です。TOM EVANSによる前曲がプロテストソングなのとは真逆に、悪徳マネージャーのせいでバンドがガタガタになってもなおまだ"誰かのせいにしたけりゃ全部俺のせいにすればいい、信じ続けていたらわかるさ"なんて人が良すぎますよピートさん。しかもこれがバンドを去ったジョーイを労う言葉だとは。スライドギターを使ったサザンロック風の音像も相まって包容力とスケール感が半端ない曲に仕上がりました。本当に…思い止まれなかったものですかね。

BADFINGER-Head First-Hey Mr Manager ★★ (2024-06-12 01:59:57)

当時の状況を熟知していたTOM EVANSが諸悪の根源たるマネージャーを皮肉った、いやモロに批判した内容のある意味プロテストソング? BOB DYLAN風の気怠そうな歌い方が却って痛快ですね。最後で"こんな争いを望んでたと思うの?"なんて言ってるけどもう遅い、こんな曲があったらそりゃ訴訟が無かったとしても発売差し止めになりますって。曲調がポップな分そんなイタさが残念な"頭で考えた"曲と言えましょう。

BADFINGER-Head First-Lay Me Down ★★★ (2024-06-11 01:23:51)

前作Wish You Were Here完成後ジョーイが脱退したまま1974年12月にレコーディングされていたがワーナーからの訴訟によりお蔵入り、約四半世紀後の2000年11月正式にリリースされた真にピート存命中最後のアルバムです。そんな本作のオープニングを飾るピート作のご機嫌なポップロックテューンは、かようなバンドの実態と裏腹に元気一杯なピートのヴォーカルに全盛期そのままのブリティッシュ・パワーポップな音像が光る傑作です。ただこのタイトルからするとピート、本音はひと休みしたかったのでしょうか、そう思うとカラ元気にも聞こえてしまいます。

THE GRASS ROOTS-Let's Live for Today-Where Were You When I Needed You ★★★ (2024-06-08 02:46:26)

1966年にリリースされたグラス・ルーツの2ndシングル、この曲をレビューするのはこれで3回目。しつこい!なんて言わないで聞いてやってください。前2回は覆面バンド時代のP. F. SLOANとWILLIE FULTONがヴォーカルで、今回はこの後ほぼ恒久的なメンバーとなるROB GROLLによるお馴染みのvoice of GRASS ROOTSヴァージョンです。バッキングのアレンジはフォークロック調で共通だからぶっちゃけどのヴァージョンでもいいじゃん、ってなります。"俺が必要としてた時にお前はどこにいたんだ?"人生においてやむを得ず引き離されることもあり、意図的に距離を置くこともあり、いろんなシチュエーションが頭をよぎりますね。それでも引き摺ってしまう遣る瀬無さかな。

THE GRASS ROOTS-Where Were You When I Needed You-Where Were You When I Needed You (single version) ★★★ (2024-06-07 03:00:17)

私が一生聴き続けるであろうと勝手に決めている超名曲"冷たい太陽"には1969年再発まで含めると4ヴァージョン存在するとか。P. F. SLOANとWILLIE FULTONヴォーカルにROB GRILLヴォーカルが2ヴァージョンということですね。しかし改めて聴いてみると思い切り残念な別れの歌ですな。"今更戻ってくると言われてももう手遅れさ"なんて、嗚呼悲しい…。なお歌詞に冷たい太陽は出てきません。恐らくTHE WALKER BROTHERSの"太陽はもう輝かない"(The Sun Ain't Gonna Shine Anymore)に引っ張られた邦題かと。

THE GRASS ROOTS-Where Were You When I Needed You ★★ (2024-06-07 02:24:41)

1966年10月にリリースされたグラス・ルーツの1stアルバム。ソングライター兼プロデューサーのP.F. SLOANとSTEVE BARRIを中心に覆面バンドとしてのデビューであり、ヴォーカルはこの2人の他本作限りのWILLIE FULTON、キーボードにLARRY KNECHTEL、ドラムスはTHE TURTLESと掛け持ちの2人、他の楽器は恐らくレーベルDUNHILLのスタジオミュージシャンというクレジットです。当初の収録曲は1.~12.のみで1994年のCD化時に13.・15.~19.をボートラで追加、2005年には14.・20.追加版と更に曲順を変えたリイシュー盤が出ています。後の全盛期を支えるROB GRILLやWARREN ENTNERはまだおらず次作から現れます。楽曲も基本はSLOAN & BARRIのオリジナルですがカバー曲も多く、フォークロックのみならず17.ではBEA
…続き

THE MAMAS & THE PAPAS-If You Can Believe Your Eyes and Ears-You Baby ★★★ (2024-06-06 03:50:09)

タートルズのヴァージョンがシングルヒットになったこの曲をママス&パパスもカバーしていました。デビュー当時からメンバーオリジナル曲が主体だった彼らが敢えてこの曲を?と思いますが、あの時代いい曲はみんなで分かち合って演りましょうみたいな自由な雰囲気があったのでしょうね。作曲者STEVE BARRIとP. F. SLOANが在籍したレーベルメイトのグラス・ルーツによるヴァージョンより更にソフトな仕上がりとなった名カバーです。

THE TURTLES-You Baby-You Baby ★★★ (2024-06-06 03:06:58)

前作Let Me Beと同じP.F. SLOANにSTEVE BARRIも加わり作曲、まずVOGUESがレコーディングしたもののお蔵入りとなりTURTLESに回ってきた曲です。彼らにとっては3rdシングルとなり全米20位まで上がるヒットに。フォークロックバンドとしてデビューしたタートルズですが早くもポップロック化していますね。デビュー時からパワフルなヴォーカルが売りだったHOWARD KAYLANもこの曲ではリラックス。しかしここまで順調にヒットを重ねてきた彼らはその後低迷し次のブレイクはHappy Togetherまで待たねばなりませんでした。そんな成長過程の一コマとして捉えて頂ければ。

THE GRASS ROOTS-Where Were You When I Needed You-You Baby ★★★ (2024-06-06 02:34:56)

グラス・ルーツのデビュー作に嬉しいカバー曲がまだありました。P.F. SLOANとSTEVE BARRIの作品で'66年2月にタートルズの3rdシングルとして全米チャート20位のヒットになったポップでコンパクトなナンバーです。ヴォーカルまでこの2人が取っていますからセルフカバーと言えますね。ソフトなヴォーカルでほっこりできます。

THE ROLLING STONES-Big Hits (High Tide and Green Grass)-Tell Me ★★★ (2024-06-01 01:10:01)

何故か本国では外した反面USチャートでは24位まで上昇するヒットとなった1964年6月リリースの6thシングルです。それまでのシングルはチャック・ベリーなどのカバーばかり-この曲と同時リリースのCarol、It's All Over Nowもカバー曲-でしたがようやく初の自作オリジナル曲が出ました。当時主流だったビシバシのマージ―ビートではなく、ちょっと一息ついたポップさ加減で安心できますね。まさに折に触れて"coming back"したくなる一曲です。

THE GRASS ROOTS-Where Were You When I Needed You-Tell Me ★★★ (2024-06-01 00:40:02)

オリジナルは超有名・あのストーンズが1964年6月にリリースした初のJAGGER/RICHARDS作曲シングルですね。WILLIE FULTONのヴォーカルが、恐らく同世代であろうミックに寄せたみたいに聞こえるのは気のせいでしょうか。基本フォークロックの本作中この曲だけUKマージ―ビートの世界に入れる名カバーです。

The Lovin' Spoonful-Daydream-You Didn't Have to Be So Nice ★★★ (2024-05-31 02:37:13)

1965年11月リリース、全米チャート10位まで上がった2ndシングル"うれしいあの娘"です。とにかくイントロ・コーラス・アウトロに共通のリフが"嬉しい"ほど好きですね。歌詞の解釈はTHE GRASS ROOTSによるカバーの方でグダグダ述べていますのでそちらを。

THE GRASS ROOTS-Where Were You When I Needed You-You Didn't Have to Be So Nice ★★★ (2024-05-31 02:22:23)

グラス・ルーツの1stアルバムに嬉しいカバー曲を発見! "魔法を信じるかい"でデビューしたTHE LOVIN' SPOONFULが1965年11月にリリースし翌年初めに全米チャート10位まで上がった2ndシングル"うれしいあの娘"です。オリジナルから1年経たずしてカバーしたG.ルーツのヴァージョンは、単なるアルバム収録曲の域を超えて曲の良さで高評価が付きますね。とにかく特徴あるリフが"嬉しい"1曲です。歌詞は彼女が素敵過ぎて嬉しいと言うよりも個人的にはそんな自分には勿体ない高嶺の花に片想いの段階と解釈していますが、さて真実は如何に? 単純に"素顔のままで"いて欲しいだけという説もあり…。


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