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MK-OVERDRIVEさんの発言一覧(評価・コメント) 3901-3950
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SLAUGHTER-Stick It to Ya-That's Not Enough ★★ (2009-08-28 20:09:01)
前曲にも増してスローだけど、音の厚みはこっちの方が手応えありますね。ちょっとポップでもあるし。
SLAUGHTER-Stick It to Ya-Thinking of June ★ (2009-08-28 19:51:19)
1分ちょっとの哀愁アルペジオ。彼等が6月に何を思ったのか、知る由がありませんので。
SLAUGHTER-Stick It to Ya-Up All Night ★★★ (2003-11-25 01:41:35)
1990年4月リリースの1stシングル。私ゃ始終弾けっ放しなノリノリ疾走テューンも好きですが、こういう溜めに溜めて一気に弾ける曲こそまさしく徹夜で遊びまくる時のBGMにしたいナンバーだい!と思います。うとうとしかけてサビに移るところの"Everybody, sing it now!"という掛け声で目が覚める酔いも醒める、みたいな瞬間が堪りませんね。USシングルチャートでも27位と案外ヒットを記録。
SLAUGHTER-Stick It to Ya-Wingin' It ★ (2009-08-28 20:37:12)
再び1分ちょっとの、こっちはアカペラです。それもあまりお上品ではなさそうな。
SLAUGHTER-Stick It to Ya-You Are the One ★★★ (2009-08-28 20:12:35)
あの時代が最高に好きな自分にはたまらない超名曲です! メロディ、アレンジ、どれを取っても1990年そのもの。
SMALL FACES-There Are But Four Small Faces-Tin Soldier ★★★ (2018-02-27 08:00:00)
今(2018年)からちょうど半世紀前の67年末にリリースされ翌年全英9位を記録した曲。アメリカンオンリーの自分はLOU GRAMMのカバーバージョンで知ったが、このオリジナルもロックがロックらしかった時代の気迫に満ちている。
SO BAD-じれったい愛 ★★★ (2005-07-11 02:01:05)
1992年9月リリースの5thシングルで、オリコン2位まで上がってブレイクしました。それから3年ほど後シャ乱Qがブレイクした時に思ったのは、森友の声は骨太だけどちょっとつんくに似ている…そんなことどうでもいいか。「た」に思い切り力込めてカラオケしたものです。
SO BAD-サヨナラから始めよう ★★★ (2024-02-22 02:00:17)
"輝きが錆びつくような恋なんて欲しくないから"改めて言われたらハッとしますが、若い時は誰しもそう思うでしょう。私のことではありません、と断って申しますと見回せば齢を重ねてから成就する恋もあります。でもそんな例があるなんて考えもしなかったあの頃。1992年5月リリース、森友作詞・オダテツ作曲によるわかりやすいカッコ良さで快進撃の予兆となった4thシングル。
SOUTHERN ALL STARS ★★★ (2005-05-15 11:16:00)
今は昔、女性の発言権が強くなったバブル期の話です。夏ソング大好き人間でありながら、杏里とサザンに限っては表立って聴いていると言えない状況にありました。当時同世代(注;20代半ば)の女性の間では"杏里って軽薄"やら"サザン聴いてる男なんてチェリー・ボーイよ"なんて酷評が飛び交っていたからです。信じられないでしょ? サザンに関して言えば、初期の意味不明な歌詞や聞き取りにくい歌い方から、そういうイメージを持たれてしまったのではないかと。今どきの女の子たちにはサザンの楽曲群はどう映るでしょうか。
↓そうです。尤も私自身元々中島みゆきは約2曲以外は好きではなく、更に聴いてる男がネクラ呼ばわりされるようになってからは完全に避けていました。そんな風に男を貶す女性には人気があったというのもよくわからん話ですね。
SOUTHERN ALL STARS ★★ (2024-07-31 00:57:31)
↑私のではありませんが前回のコメントがあの出来事のほぼ直前だったとは…あれ以来"TSUNAMI"がライヴで封印されて久しい…中曽根さんがレスしている2006年頃この曲にはサザンらしいアクが無いのどうたらコメントしたのは実は私です。言い換えると整合性があり過ぎるんですね。
大体ロック、特にサザンの音楽に整合性を求めてはいけないんだなと。整合性とは礼儀やお行儀良さとも言えるでしょう。
サザンがデビューした1978年頃"桑田佳祐と松山千春は生意気だ"と言う先輩がいましてよくよく聞いてみたら歌番などで年上の司会者などにタメ口で話す、礼儀知らずだからとのこと。彼が聴く音楽はクラシック一筋で細かく連打するような雷が鳴ると"素晴らしいティンパニだ!"なんてジョークをかますような人。クラシックなんて整合性の音楽そのものですよね。恐らく彼はサザンばかりかクラシック以外の音楽に耳を閉ざしたまま一
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SOUTHERN ALL STARS-10ナンバーズ・からっと ★★★ (2024-08-10 02:11:04)
1979年4月5日発表。ライヴにTVと超多忙でヘトヘトだった中で桑田が全霊を込めた原坊への"ごめんねソング"10.が3rdシングルに決定しヒット、サザンはコミックソングだけじゃないんだと世間が一目置くように風向きが変わってきた所でリリースされた2ndです。デビュー曲からして意味不明・聴き取り困難が一種のキャラとして定着していたサザン、本作ではプレスに間に合わず歌詞が☆◎♂等の記号で埋められ解読不能な曲が3曲収録されています。その実は当時の放送コードに抵触する"意味明瞭・聴き取り困難"な下ネタだからなんですが。確かに当時は急造の感が否めず完成度と言うより1stのイケイケ勢い任せ一本な整合感が後退したイメージがありますが、じっくり聴き直せば大学音研サークルの原点から脱却し人気に相応しい実力を確実につけていく過程がバラエティに富んだ楽曲群から聴いて取れます。シングルA面曲がこれまた3曲、それだ
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SOUTHERN ALL STARS-10ナンバーズ・からっと-Let It Boogie ★★★ (2024-08-08 01:26:55)
"女呼んでブギ"の続編? "そんな淫らな女それが好きなのあたしゃ"まで聞いた所であたしゃこれだよこれと喜び勇んだ典型的な桑田ワールド、まさに"言いたい放題やり放題"な曲。ロックンロールでありブギ・ウギであり歌詞に出てくる通りひたすらアカるいジルバでもあります。歌詞を変えて"ザクトライオン"のCMに使われたり1984年にはオカマタレントのKINYAがカバーしたりと密かに人気を誇るニッチな曲。そして次曲が更に凄いという流れがもう堪りませんなぁ。
SOUTHERN ALL STARS-10ナンバーズ・からっと-いとしのエリー ★★★ (2006-10-03 01:50:27)
1979年3月リリース、オリコン最高2位の大ヒットになった初期の代表曲。当時はコード進行が不自然だとか言われてました。初のバラード・ヒットということも含め、"You Taught Me How to Speak in Love"のパクリと言われつつも実は革新的出来事だった曲です。周りの女の子は間奏で聞こえる無邪気な笑い声が好きと言ってました…やはり目いや耳の付け所が違いますね。アルバムにおいてはトンデモな前曲のカタルシスという役割も。なお"週刊ヤングジャンプ"に連載された新任女性教師と高1男子がデキちゃうという漫画のタイトルにパクられたのは4年後のことでした。
SOUTHERN ALL STARS-10ナンバーズ・からっと-お願いD.J. ★★★ (2024-08-01 01:11:08)
1979年4月リリースの2ndアルバム・オープニングテューン。イントロのピアノが期待感を掻き立て、WOLFMAN JACK風の小林克也の語りをリスペクトしつつ真似た桑田氏のD.J.などもう桑田氏と同じラジオ少年だった身には堪らない演出です。"Don't let me down"はお馴染みBEATLESまんま、"いっさいがっさいあなたに見とれて"はBEACH BOYSの"Surfin' U.S.A"中~inside outside U.S.Aをパロった歌詞ですね。"今宵5時まで~"の通り心地よいメロディは本当に早朝5時まで聴き続けられそうです。
SOUTHERN ALL STARS-10ナンバーズ・からっと-アブダ・カ・ダブラ(TYPE.1) ★★★ (2024-08-06 02:17:01)
シングル"いとしのエリー"のB面として最初に発表されたTYPE.3を含めTYPE.1~3が存在するうちのTYPE.1。当時のアナログLP盤で言うとA面ラストの5曲目に収録、エンディングでBEATLESの"Back in the U.S.S.R."に倣ったと思われる飛行機の効果音が入ります。ジャンルとしてはその方面の第一人者をゲストに招いてブラスを多用したディキシーランドジャズとのこと。昔出会った嫌な奴らが聴いてたジャズとクラシックを普段は避けている私でも、サザンが演るならまぁいいかと思って聴き直してみたら楽しいことこの上なし、これぞ桑田マジックの呪文の効果というものでしょう。なおTYPE.3は歌詞が同じで飛行機の音は無しというヴァージョンです。
SOUTHERN ALL STARS-10ナンバーズ・からっと-アブダ・カ・ダブラ(TYPE.2) ★★ (2024-08-07 02:22:27)
当時で言うLPのB面1曲目。レコードをひっくり返して針を落とすと今度は飛行機の効果音から始まりTYPE.1と異なる歌詞で短くまとまっています。その歌詞には、ほら出てきました"なつかしいこんなシュールなディキシーランド"とあります。急造アルバムゆえかタイトルの"10ナンバーズ"にネタが足りず二分割になったというのが有力な説です。そのためこちらは付け足し感が否めません。さて更にこの曲、1~3に加えて"日清焼そばU.F.O."のCMにも使われ実質計4ヴァージョンがあるとのことなので、ここまで来たら全部聴いてみたいですね。
SOUTHERN ALL STARS-10ナンバーズ・からっと-ブルースへようこそ ★★★ (2024-08-09 01:23:42)
シングル"思い過ごしも恋のうち"のB面曲かつ即刻放送禁止案件です。歌詞カードや公式では公開されていない、それもその筈ゲイを示唆するてかズバリそのものの歌詞ですから公開できませんて。聴いたら当分味噌が食べられなくなるのがミソ? 曲調はERIC CLAPTONのブルーズに倣っていると専ら評されています。確かに前半こそ個人的に"たどりついたらいつも雨ふり"や"知らず知らずのうちに""夕陽を追いかけて"を連想、突然"Auld Lang Syne"まで登場し驚きましたがエンディングの展開はかなり本格的。この闇鍋感に意識混濁しながらラストの名バラードに繋がる曲順が絶妙です。
SOUTHERN ALL STARS-10ナンバーズ・からっと-ラチエン通りのシスター ★★★ (2024-08-03 02:06:42)
"栞のテーマ"と同様三連符シャッフルの名バラードですね。よくわからんタイトルのせいで皆さん減点してるとしたら残念なので補足しましょう。茅ヶ崎市に実在する、菱沼海岸から烏帽子岩が正面に見える道路で、かつて在住したドイツ人のルドルフ・ラチエンさんに因んだ愛称が付いたそうです。シスターとはそこに住んでいた桑田氏の初恋の人-小中学校の同級生-で結婚まで考えていたとのこと。もしもこの女性と結婚していたら果たしてサザンは存在しただろか、歴史にもしもはタブーということで一件落着。
SOUTHERN ALL STARS-10ナンバーズ・からっと-奥歯を食いしばれ ★★★ (2024-08-02 01:42:47)
2ndアルバム2曲目。前曲と同様印象的なピアノのイントロで始まりますが本編は打って変わって何と本格的な桑田流ブルーズロック! ジャズっぽくもありR&Bでもありレゲエ要素もありでしっかりサザンの曲に昇華している点が流石です。当時はアルバム制作が慌ただしく歌詞カードが間に合わず記号で埋め尽くされていたとのこと。その歌詞もタイトルに関連したワードは"奥歯食いしばる程~"1回だけ、全体にお得意の失恋ソングとなっています。ここはやっぱり"夜が耐えられない"から"人それぞれやる酒"で一杯やりながら聴きましょう。
SOUTHERN ALL STARS-10ナンバーズ・からっと-気分しだいで責めないで ★★★ (2015-01-22 08:16:13)
1978年11月リリース、オリコン最高位10位無理矢理作ったという2ndシングル、そうかな? 私にはそんなやらされてる感は見えません。桑田氏はトラウマになって10年以上ライヴで演らなかったほどだそうですが。シンドバッドと同様にせっかちで猥雑なパワフル・コミカル・エッチサウンドの逸品ですよ、結果オーライ。当初はシングルのみ単発で翌年2ndアルバムにヴァージョン違いが収録。
SOUTHERN ALL STARS-10ナンバーズ・からっと-思い過ごしも恋のうち ★★★ (2015-01-21 08:11:14)
"いとしのエリー"に続いて1979年7月リリース、オリコン7位まで上がった4thシングルだが当初はこれが3rdシングルになる筈だったそうです。シンドバッド、気分しだいで に続くラテン+パンクのミクスチャー歌謡曲? 思い返すと、あの一種白けた時代にこういう音楽を創った桑田さんはやっぱ凄いですよ。そうそう1989年の映画"彼女が水着にきがえたら"挿入歌は"栞~"ではなくこっちでした。なおシングルとアルバムで別ヴァージョンです。
SOUTHERN ALL STARS-HAPPY!-エロティカ・セブン EROTICA SEVEN ★★★ (2008-08-09 01:37:34)
1993年7月"素敵なバーディー"と同日発売の32thシングル、TVドラマ"悪魔のKISS"主題歌。"シュラバ~"・"マンピー~"と共にエロス三部作と並び称される、タイトル通りのエロく一部意味難解な歌詞は初期を上回るほどパワーアップ。双方の目線で歌われてるらしく"我"は男で"私"は女性かな? 曲調は得意のラテン風味歌謡曲、結果当時のサザンで最大のヒットと相成りました。なお"セブン"に大きな意味は無くただのノリというのが拍子抜けですね。セブン…名古屋の巨大マネキン・ナナちゃん人形を連想してしまうのは自分だけ? 他にはウルトラ~とか某コンビニとか…。
SOUTHERN ALL STARS-HAPPY!-マンピーのG★SPOT ★★ (2006-10-03 01:40:07)
1995年5月リリースの35thシングル。松本ともこ(マッピー)がちゃっかり支持しているらしかったです。マンピーって何だ?"たぶん本当の"意味"なんて知りたくない"…それにしても、ピーマンを何に使うんだろ?と冗談はこのくらいにして、私としては"TSUNAMI"以前に遡ること5年のこの曲から変な方向に行き始めたんじゃないかと。こんなワードを堂々と連呼するなんて"あーやっちゃったな"…それが第一印象です。案の定"エロス三部作"の最後はオリコン最高4位へと一時後退。
SOUTHERN ALL STARS-KAMAKURA ★★★ (2024-12-15 02:57:57)
制作時間1800時間…1日平均5時間程度に留めゆっくり作ったとして1年かかりますから、'84年初めにレコーディングを開始して終わったのが翌年初めの冬だったというのは本当でしょう。デビュー以来の集大成として6人が全てを注ぎ込んだ、原坊の産休に伴う一時休止前最後の2枚組大作となる8th。普及過渡期のコンピューター&デジタル化と生のバンドサウンドというアナログ要素が絶妙な塩梅でバランスした結果出来たのが"第一期サザンの全てが凝縮された"サザン版・BEATTLESのホワイトアルバムとも言える本作です。↑その通り、当時において日本のミュージックシーンに与えた影響はかなり大きかったものと考えられます。そしてデビュー以来周囲のシーンの変化:パンク、テクノ、ニューウェイヴ等を横目に見て一部取り込みながらも、従来自ら培ってきた音楽性を貫いた姿勢は現在においても高く評価されて然るべきですよ。
SOUTHERN ALL STARS-KAMAKURA-Brown Cherry ★★ (2024-12-06 03:11:04)
音的にはカッコいい、それも洗練されたロックテューンですねぇ。なのに歌詞はいきなり"愛撫我多裸婦""みんな仲良くLINCOLN"などなど日本語にも英語にもなる当て字満載のエロエロ、タイトルからして何かのスラングらしく"明日ホール""Say Joey"ってとにかくヤバいことこの上なし、良く言えば冒険的なんですけど。"KAMAKURA"レコーディングにおける極限状態の中2時間で完成したとは桑田の弁。
SOUTHERN ALL STARS-KAMAKURA-Bye Bye My Love (U Are the One) ★★★ (2005-05-24 02:04:21)
1985年5月リリースの22thシングル。サザンのマジソングでは最も歌詞が美しい、別れ行く女性への未練を女々しく歌ってるのに"夢出づる人魚のような思い出"やら"波音は情事のゴスペル"って何故かパーティ気分も感じさせます。で、"女晴れ"ってどういう天気? チェリーボーイだった自分には分かりません(ウソ)、まぁこれも深い意味は無いということで。また"湘南御母堂"とは桑田による造語ですがBEATLESの"Let It Be"に登場するPAULの亡母"Mother Mary"に由来するとも。そんなこんなでオリコン最高位は4位と、20位台の曲もポツポツあった当時の中でかなり持ち直しました。
SOUTHERN ALL STARS-KAMAKURA-Computer Children ★★ (2024-11-25 02:26:19)
デジタル満載8thアルバムの1曲目がこれですからね。PRINCE辺りを思わせるテクノとダンスビートの融合、ファミコンゲームが普及しつつあった時代、1日中ゲームに夢中になり外で遊ばなくなった子供たちを憂う歌詞、"当時なりに凝ってる"最高のOPテューンですよ。"愛情の程度までデジタルの符号(カウント)で計られる、恋愛はvideoにゃ無い"はこの後'90年代以降に当て嵌めても刺さるメッセージですし、現代ならスマホ中毒などをテーマに歌詞を作り変えればイケるかもです。
SOUTHERN ALL STARS-KAMAKURA-Happy Birthday ★★★ (2024-12-01 02:10:49)
本アルバムではシングル曲と"鎌倉物語"以外で最も知られた曲でしょう。"裸で祝うひととき""My holy sexy night"といった歌詞からわかる通り誕生日にHする歌なので、決して誕生日祝いに歌ってあげたりしないように…いやネタとしては盛り上がるかも。ネアカR&Bがベースで、アレンジは英国のニューウェイヴ・シンセポップに倣っているらしいですが、そっちには疎いので詳しい方にお任せ。
SOUTHERN ALL STARS-KAMAKURA-Long-haired Lady ★★ (2024-12-12 02:55:50)
ラテン風味のちょっと崩した(日本で言う)AOR。ディレイをかけた多重録音による桑田の声の輪唱ハーモニーが↑ソロみたいに聞こえる訳ですね。"波音"が聞こえるホテルで二人が"裸になる前"の状況を描いただけの歌詞から色々想像できますが、最も有力なのは不倫、それも"Hello darkness"とあるように破滅確実といった所でしょうか。フランス語まで使ってそんな泥沼を表現するのはサザン流。でもこういう曲調なら"恋人も濡れる街角"の方に軍配を上げます。
SOUTHERN ALL STARS-KAMAKURA-Please! ★★ (2024-12-07 02:27:35)
残念ながら知られざる不人気曲。"夏の恋は""消滅哀愁""独り身に泣ける""秋の色"という寂しい歌詞に、曲調は幻想的でモダンなR&Bブルーズといった趣の(日本で言う)AORです。アウトロの最後に2回だけ"Sunshine of Your Love"のリフをまんま流用してパタッと終わるのも不思議な感覚ですね。そこだけが聴き所と言ってしまえば身も蓋もありませんが。
SOUTHERN ALL STARS-KAMAKURA-メロディ(Melody) ★★★ (2024-12-02 02:10:13)
"Bye Bye My Love"に続く"KAMAKURA"先行シングル、且つ一時休止前最後の23thシングルとして1985年8月リリース、オリコン2位を記録。バッキングはギター、サックス、タムドラムの生音以外はシンセで構成されています。コーラスには原坊の代わりにイリヤが参加。彼女と別れる前の気持ちを多様な言葉選びで表現しながら"strawberry woman"や"blueberry lady"からして意味不明と取られやすい歌詞、桑田本人もあまり気に入っていないらしいですが、ファンなら勝手にイメージ&解釈してくれますよ、ね?
SOUTHERN ALL STARS-KAMAKURA-愛する女性(ひと)とのすれ違い ★★★ (2024-11-28 01:59:35)
難解な3曲に続いてオーソドックスなこれですよ。↑の方も仰る通り非の打ち所がない、後年"涙のキッス"などで定着する癒し系ポップなミディアムバラード。ただこの当時はまだ英語多めな歌詞で曲調もERIC CLAPTON風といったところ。長尺なアルバム中で"メロディ (Melody)"や"鎌倉物語"と並んで尖った曲とバランスを取っていますね。この3曲が無かったら恐らくアルバムが大変なことになっていたかもです。
SOUTHERN ALL STARS-KAMAKURA-怪物君の空 ★★★ (2024-12-11 01:52:33)
まず江川卓とは無関係でして、語り主が乗る戦闘機を巨大怪物に例えて漫画のタイトルを拝借したものです。曲調はハードロック、冷戦における核の脅威を歌った反戦歌であり受験戦争と絡めて絶妙な歌詞になっています。"開きっぱなしのマシュルーム"の続編とも取れます。そんな曲がオロナミンCのCMソングに起用されたことも含めて、今思うと凄いセンスですよね。
SOUTHERN ALL STARS-KAMAKURA-鎌倉物語 ★★★ (2024-12-04 03:30:01)
レコーディングのエピソードは↑中曽根さんのコメント通りで良い胎教になったことでしょう。凝ってると言えば歌詞もそうで"夢のような虹"って普通逆ですよね。"誰の心も悲しみで闇に溶けてゆく"は江の島でデートすると別れるというジンクスから来ている…とはいえ江の島は藤沢、また"日蔭茶屋"に至っては実在するのは日影茶屋で場所も葉山です。やはり歌詞が抽象的で意味不明だのいやこりゃ不倫だ-コラ!胎教にならないよ-だの言われることが多いですけど、ここは茅ヶ崎と横浜の中間にあるどこかで2人がデートしました程度のニュアンスで軽く流し、桑田が原坊を労わるために書いたのだと解釈するのが宜しいようで。
SOUTHERN ALL STARS-KAMAKURA-顔 ★★ (2024-12-05 01:59:35)
ん…まぁお世辞にもイケメンじゃないのは万人の知るところである桑田がルックスを大真面目に嘆くDisc 2の1曲目です。レゲエなのは間違いないけど何かリズムが不思議だと思ったら、サノモトの"Someday"みたいに歌メロが8分休符から半拍ずれて始まる歌い方しているんですね。歌詞は最終的にHな方へ向かってハッピーエンドとなるんでしょうか、そこら辺のとこも抽象的にぼかされ曲調と相まって一般受けし難いのが残念。
SOUTHERN ALL STARS-KAMAKURA-吉田拓郎の唄 ★★ (2024-12-03 02:07:04)
本サイトに吉田拓郎を登録した私としては取扱注意な曲ですね。実際拓郎は'80年代後半以降も作品をリリースしていて、俳優業もこなし"吉田町の唄"で注目を集めKinKi Kidsへの提供曲が大ヒットなど、この後病気療養もありましたが枚挙に暇がない活躍を続けています。結果的に当時の早とちりと思い込みでこんな屈折した曲を作った形になりました。師たる拓郎を批判することで弟子を自認する桑田が決別し自立するという思いを込めたとしたら↑ヒネてるのはあくまでも桑田自身です。それにサザン自身が一時休止になりますからね、絶妙にシンクロしてるなって。なお2003年、先述闘病中の拓郎を見舞うライヴでは全面リスペクトの歌詞に変えて歌われました。
SOUTHERN ALL STARS-KAMAKURA-古戦場で濡れん坊は昭和のHero ★★ (2024-11-27 02:18:44)
古戦場とは鎌倉特に稲村ヶ崎を指しています。誰かは不明ですが昭和のheroと呼ばれる男が"雨ん中""濡れん坊"で虚しい情事に耽った過去を回想している場面でしょうか。稲村や極楽寺といった鎌倉の背景が登場して全体に古風で淋しい雰囲気の不思議な歌になっています。8分の7拍子という変則リズムがプログレ風味を感じさせますね。
SOUTHERN ALL STARS-KAMAKURA-最後の日射病 ★★ (2024-12-09 03:20:00)
"南たいへいよ音頭"以来のベーシスト・ムクちゃんこと関口和之によるハッピーでトロピカルな曲です。サビの"Hi! Lifeは絶頂(やま)ね~"が繰り返され耳に残りますが、それ以外は平凡ですね。タイトルの日射病とは熱中症の一種で、当時はこの呼び名しかなく時代と共に日射病→熱射病→熱中症と段々包括的なものへ変わってきました。
SOUTHERN ALL STARS-KAMAKURA-死体置場でロマンスを ★★★ (2024-11-29 02:25:12)
タイトルからして怪しい、赤川次郎にインスパイアされたという一部が台本のト書きみたいでサスペンスタッチな歌詞の曲です。香港のディスコで女の子をナンパしたら手を出さない内に拉致られてT-boneが転がる地下室に監禁…しかして犯人は?といった内容。それに対して音楽はあくまでもパーカッションが活躍するいつもの陽気なサザンで、今のご時世"背後(うしろ)にしのび寄る…いきなりナイフのようなもんで"辺りがOKかどうかわかりませんがライヴでも人気らしいですよ。
SOUTHERN ALL STARS-KAMAKURA-真昼の情景(このせまい野原いっぱい) ★★ (2024-11-26 02:53:23)
毛ガニこと野沢秀行が活躍する、基本的にアフリカンビートを狙った音使いの曲ですね。某社会主義共和国や日本の縦型社会を風刺する歌詞ですが"真昼~"の筈が"マヒンラ マヒーラ マヒラ"という具合にアフリカっぽくぼかして歌う得意の手法。サブタイトルはさほど深い意味はない? そうかな、特定の思想または日本人の島国根性を皮肉ったものとも考えられます。読み過ぎですかね?
SOUTHERN ALL STARS-KAMAKURA-星空のビリー・ホリデイ ★★★ (2024-12-08 02:39:58)
貧困や人種差別と闘いながらもクスリやアルコールに蝕まれ1959年に44歳で他界し、1972年には自伝に基づいた映画が公開された不世出のジャズヴォーカリスト・BILLIE HOLIDAYを哀悼し想いを馳せた身に染むバラードです。優しい曲調ながら"Baby あの頃見たglory 孤独な黒い肌のblues"とあるようにそういう女性の壮絶な人生を語る極めて真剣で奥の深い曲となっています。例え私みたいに当人のことを知らずとも名曲決定でしょう。
SOUTHERN ALL STARS-KAMAKURA-悲しみはメリーゴーランド ★★ (2024-12-13 02:08:20)
大作の最後を飾る短めのミディアムバラード。"夕陽に別れを告げて"のアウトロから飛んできたこの曲のタイトルは遊園地の遊具に準えた"歴史は繰り返す"。日本と近隣国とのデリケートな問題を扱い、フォルクローレに乗せて桑田の義憤が静かに炸裂します。プロテストソングは歓迎しますが、マイナー調で終わるのは好かんので☆2つ。
SOUTHERN ALL STARS-KAMAKURA-夕陽に別れを告げて 〜メリーゴーランド ★★★ (2024-12-10 02:37:47)
高校時代の桑田少年、特に卒業の頃の思い出を歌ったフォーク調の曲。歌詞はサザンにしては普遍的で誰でも共感できる内容となっています。彼の母校は鎌倉・鶴岡八幡宮の裏手にある建長寺の隣とのことですから、アルバムタイトルの由来がここでハッキリ理解できる訳ですね。多くを語らずとも名曲決定。アウトロは"悲しみはメリーゴーランド"の一部がインストで付いてきます。
SOUTHERN ALL STARS-KAMAKURA-欲しくて欲しくてたまらない ★★★ (2024-11-30 02:23:30)
"All I can tell you is blues"…まさにサザン版エロい歌詞にジャジーなリズム&ブルーズの進化形ですね。"Oh my love one もう一度奥まで見せとくれ""その手で俺のを飲み干してくれ"そこまで行ったのに結果は"大破廉恥(oh barenchi) That's the story 悲しみで壊れそう"で、"秋風が身に沁みて""嘆きのbourbon"そして冒頭のフレーズになります。言葉選び優先の感はありますがシャッフルリズムやAメロなどが凝っており、良い方向に練られて出来た曲だと言えるでしょう。
SOUTHERN ALL STARS-NUDE MAN ★★★ (2024-10-25 02:18:09)
'80年代のサザンでは最も売れた№1アルバム3発目。ケツジャケ! あはは。確かに何も知らない人々なら当時は引いたでしょう。1982年 - デビュー5年目にして5thですからアルバムに関しては年一ペースと、ハチャメチャなイメージに反して実は地道に着実に歩んできたことが伺えますね。そして先行シングルになるはずだった"チャコの海岸物語"の勢いそのままに一挙13曲を披露した本作。"お願いD.J."を彷彿させる1-1.に始まり"涙のアベニュー"同様横浜が舞台の1-2.、"別れ話は最後に"系の1-3.、"勝手にシンドバッド"モロ直系の1-5.など従来路線、得意なパターンを踏まえた上でそれらを継承ひいては発展させて提供しています。そんな中で1-4.や2-1.といった新味の探求も。(日本で言う)AOR色の濃い曲が台頭してきていますが全体には↑サザン初の本格的なロック・アルバムであり、サザンはこのアルバム
…続き
SOUTHERN ALL STARS-NUDE MAN-DJ・コービーの伝説 ★★ (2024-10-11 02:53:53)
SOUTHERN ALL STARS-NUDE MAN-Just a Little Bit ★★★ (2024-10-24 02:47:35)
本アルバムでは"思い出のスター・ダスト""Oh! クラウディア"に並ぶ、サザン全体を見てもかなり高レベルな名バラード。ジャズバラードでありソウルバラードでもあります。当初は全編英語だった歌詞が英語多めの日本語混在になったとか。私はタイトルからMONKEESのポップテューン"A Little Bit Me, a Little Bit You"を連想したけど当然サザンのこちらの方がもっと深いですよ、遥かにアダルトなテイストで原坊とのハモりもジャズボーカル感満点。結果↑様々な音楽曲調を採り込んでおもちゃ箱みたいな本アルバムのラストを締めるに相応しい落ち着いた曲となりました。
SOUTHERN ALL STARS-NUDE MAN-Nude Man ★★ (2024-10-22 02:00:40)
公式に歌詞が無いことになっていてどこにも記載されていないためか誰もコメントしていませんね。CM用に作ったと思われる1分ちょっとのダンスビートの内1番はロッキード事件をおちょくり、2番・3番はストリッパーに捧げるエールのようです、知らんけど。ノリだけはめっちゃ良いのでもっと長い尺で一杯聴いてみたくなりますよ。
SOUTHERN ALL STARS-NUDE MAN-Oh! クラウディア ★★★ (2024-10-18 02:05:48)
去年の夏のことを思い出しサザンにしては至って健全な表現で描写するバラード。前曲"PLASTIC SUPER STAR ~"のエンディングにある歓声が被ってフェイドインで始まるいち収録曲に過ぎませんが、隠れ名曲どころか当時のサザンを代表するバラードとまで言われるほどかなりファン人気の高い曲です。Claudiaをクラウディアと読むのは何処の国の女性だろう?なんて野暮なことは言わないで。シングルとしては1988年9月の"大復活祭"ラスト曲のライヴ音源が"女神達への情歌 (報道されないY型の彼方へ)"のカップリングに収録されリリースされました。
SOUTHERN ALL STARS-NUDE MAN-Plastic Super Star (Live In Better Days) ★★★ (2024-10-17 02:23:16)
アナログ時代のB面オープニング。桑田の後輩:青学の音楽サークルBETTER DAYSを招いてスタジオライヴ風に仕上げた珍曲です。イントロが"Honky Tonk Women"、歌メロは"Tumbling Dice"、歌詞には"It's Only Rock 'n Roll"とROLLING STONES尽くめなオマージュナンバー。"おもろくないじゃんおもろくないそんなsuper starぎょうさん"ってそりゃSTONESほどのスーパースターはそうざらにはいませんて。桑田自身は黒歴史と恥じるでしょうがリスナー的には美味しい曲ですよコレ、今更ながらもっと拡散したい気分です。
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