hiromushiさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 101-150

アウェイ（ドラマー）の手掛けたアルバムジャケットが今までで一番格好良い。
音質もよくギターの技が、これまでの集大成かと思うほどわかり易く収められていて、これも遺言どおりの、辛い作業だったと思います。音楽は感傷的に走っておらず、いつもどおりのハードコアパンク/プリミティヴをスラッシーな勢いでやっておりガッツリいけます。オカルティックな雰囲気が、VOIVODらしい！　　

１９８５年のベルギー（＃１～＃７）とドイツ（＃８～＃１４）でのライヴCD
全曲、爆裂疾走。篭り気味の音質ながらも、トム・アラヤの炸裂絶叫ヴォーカルは凄まじい。

アートワークが素晴らしい！曲もいいし、ｖｏも生々しく過激な歌で迫りくる感じが他にない個性だと思うし。でもこんなに激しかったっけ。勢いが増してて凄いです。サウンドプロダクションがモサモサしていて不思議な感覚。爆音で聴くと感動的。これが９枚目かと思うと特に・・・。
　

ブラック初心者向けらしい。バンドの読み方は、もうどうでもいいですね。きっと。バンドに極端なデブがいると、音楽に「間合い」と「タメ」ができるぞ！という証明のよう。重鎮バンドらしいですね。　

インディーズっぽいマイナー臭漂うメロデス/ノイズ/アヴァンギャルドって風。古めかしさが何となくお洒落な雰囲気でいいですね。特有の軽さと疾走もツボです。確かにクセになる！　　

ジャズ/フュージョン・オールインストアルバム・・・ポップバラード風の雰囲気からヘヴィになったり、拍手喝采が入ってクラブチックなムードになったり、南米風の語りがあったり、プログレっぽい展開をしたりで忙しない。砂漠に到達するまでのパレードか、そんな風景が浮んできて、軽めながら良く練られた音楽なのだろうなと思った。ベースが曲毎にヴァリエーションありで強弱をつけたり、目立つ場面では堂々と弾きまくっていたり、とにかく凄い技を連発している。それでいて引くところは引き、雰囲気は壊さないよう心がけるみたいな。まさに神業。聴いていて楽しいけれど、このベースのジャコという人は、よくクラブにベースを忘れていったらしいです。こんなに巧い演奏なのに・・・。

我々の音楽は、我々を鼓舞するためにやっているのだ、でしたっけ？昔Ｂ！誌で呼んだジョーイ・ディマイオ氏の発言が印象に残っていますが・・・。あーあと個人的にはFIGHTIG THE WORLDなんて働くリーマンの応援ソングって感じです。

日本盤が何故か出ている３rd。怖いもの聴きたさで購入。
１stはデスメタル、２ndはブラックメタルだったようで、この作品はアルバムジャケットからペイガン風なのだと認識。スラッシーな疾走と複雑な展開をする整合感あるサウンドで、冷たいシンセに特徴があり、全体としてメランコリックでありながら凶音としてのまとまりを感じる快作になっていると思う。葬送曲のようなムードの曲もありヴァラエティに富んでいてゴシック的なロマンティシズムもあったりする。普段はこの手の音楽を全力で避けている身としては、とても（いい意味で）感動したし、新鮮味ありました。

１９９５年結成、バルト三国のラトヴィアの首都リガ出身。

影響をうけたバンド、好きなバンドはCYNIC PESTILENCE CARCASS EMPEROR NEVERMORE ARCH ENEMY DEATH PINK FLOYD ENTOMBED MORBID ANGEL SLAYER RED
HOT CHILI PEPPERS DIMMU BORGIR SAMAEL STRAPPING YOUNG LAD FEAR FACTORY
SADIST AT THE GATES　ほぼメタルオンリー。

粒の立ってる程よくテクニカルな演奏が聴きやすい！ｖｏも何でこんなに普通にかっこいいのだろう？KISSとか髣髴とさせる。そして最近ではブレット・フォー・マイ・ヴァレンタインに最も似ていた（笑）

カナダはセンスがいい！

ドゥーム/スラッジ/グラインドコアよりのブラックって感じで、重量級。何か格闘系かもしれない。聴くたびに色々な衝撃映像が浮んできそうで、邪悪さはそんなになくサバサバ男臭い。悪夢と戦っているかもしれない・・・。

正統派メタルのど真ん中で、丁度いいと思う。流麗で颯爽としたギターソロ入りで素敵です。ｖｏの巧さは聴いていてとても高揚感あるし、曲はフックに富んでいて最高。

この作品と前作が内容的には、アルバムジャケットが逆の方がしっくりくるというか、ピタリとはまる音楽だったので少し複雑・・・。メタル然とした整合感が増した、元気で毒性ある作品。ハリセンで肩のあたりをバシバシやられる感じで、背筋がピンとしてくるような。東欧風の妖しさを奏でるギターが軽いカルチャーショック受けたのか、バリエーションも増していて、職人技に究極の磨きがかかっていると感じた。キレのあるドライなｖｏが迫力満点でカッコいい。

でも、個人的にはドラムの凄さが唯一の救いかもしれない・・・。　　　　

１ｓｔ時点から実験色濃いような完璧なハイブリッドメタルが出来上がっていて、その印象が強すぎたのかこの作品の聴後感がエンプティなんですが。２人ボーカルいてそれぞれにスポットライト当てた曲は、主にチェスターですがこのｖｏのインパクトからしたら演奏が弱くて少し不満な気も。マイクシノダが盛り上げてるのも何か枯れ木に水的雰囲気でどうなのと思うし。二人の掛け合いメタルをリズミカルにやっててほしかったです。

ＡＬＣＥＳＴがシューゲイズでポストロックっぽいと言えたら、こっちはポストブラックで（？）凄くいいです。都会や街中のありふれた風景の移り変わりが刻々と描写され夜の情感みたいなものが伝わってくる。モダンでビターでマイルドで大人。そして視点の高い位置から見下ろす夜の闇の孤独を一身に背負ったかのようなエモーショナルなｖｏが悲痛で刹那的な濃いめのバックサウンドに巧く溶け込んでいて折り合いのつけ方が非常に良く調和の上でも申し分なく感動的ですらある。オーセンティックなムードに酔って浸って寝れるロマンチックな音楽だと思います。　

ポーランドのプログレメタルバンドの３ｒｄ。息の合った演奏とサイケ色ありのノリとｖｏがＴＯＯＬを彷彿とさせるかも。あれほど禁欲時間長くないし、重たくもないからこっちの方が聴きやすいかな。ｖｏもメイナード風だけどソフトな美声でずっと歌っているから心地いいね。マリリオンのような、デリケートなロックが基盤にあって、民族風味が嫌味ない程度にあるへヴィなロック。少し気難しさがあるロックって退屈になり勝ちなんだけど、これは上質で安心。長くてもダレずに楽しめるだけの演奏力。あとやっぱりメタルだからか。　　　　　

７８年作、宇宙の騎士。凄腕スタジオミュージシャンばかり６人編成のバンド。ロスの熱い香り、よりもテンションの高さに驚いた！始終跳ねてるリズムと偏執的なビートの圧迫感により、もともと出来のいい良質な曲に凄み持たせているような危機迫る音楽性っていうか。思ったよりもエグイのが何気にショック受けましたね。大人向けが楽しめるかと鬼の演奏聴けるかは全然別なんだなあと。甘ったるい雰囲気と殺気に満ちてます。

ドリームシアターより普通にへヴィメタル風でかっこ良さがわかる！！このバンドが世界で一番好きなへヴィメタルバンドだ、とかいうファンが世界中にいるのが手に取るようにわかる音楽性・・・とかいうのは言いすぎかも知れませんが、とても素晴らしいです。

ここのｖｏ率いるｔｈｅ　ｓｈａｄｏｗ　ｔｈｅｏｒｙ　というバンドも良いので（ダークアンビエント/プログレデスメタル）そちらも買ってあげてね。

アーティストとしての限界に挑んでいるかのような、殊勝な音楽性。全体的に霞みがかった音像で、打ち込み風のドラムがドンシャリと構えていて恐ろしげな趣ありで、ギターサウンドが幽玄な音色で歪んだり沈んだり漂ったりしている、まったく呪われているのではないかと思えてくる。これが頭に杭打って搾り出したのだなあと思うととても不憫な気がしてくるけど。特にギターの旋律なんかは毛細血管の広がりの如く多彩で、その循環の良さが素晴らしいというか、感情の入る余地は特にないかな前人未踏すぎて。ただひれ伏して拝みたいっていう変な気持ちです。

午後３時の音楽という感じ。ゆったりくつろいでいるうちに永眠できそうな怖さを感じます。何かそっちの方に徹底したポリシーある音楽性というか、そういった手法に事欠かなそうで、偉大です。プログレ、ポストロック、アンビエント、ヒーリング、シューゲイザー・・・ブラックメタルではないな、ん？と思ってるうちに引き込まれる。

ロック、メタル好き（自分）が思う、素敵で快適なブラック！
このジャンルを美化しすぎて聴けないという感覚が少なからずある場合、かなり理想の答えになっている。美的センスが良く、超絶技巧さの中での幻惑的な揺らぎと、絶妙な均衡さを保ちながらの展開美と、至極まっとうで良識的なｖｏとまとまりが良く素晴らしいです。パーフェクト。

瓶づめ商品でもこれはかなり感動です。
でもしばらくすると味に慣れてただのトッピングになってたりしました、バニラやチョコのアイスクリームには合いました。　　　

良い点を考えてみました。

高速で安定感抜群。
普段乗りもリッチな気分。
馬力があって乗り心地が最高。

不満な点を考えてみました。

ボディは細めだけどいがいに車軸は長く小回りがきかない。
ガソリン食う。

操作上での注意点を考えてみました。

四輪駆動車だと過信してデコボコ道を走る時に本当に気をつけないと車体の底を傷つけて修理に出す羽目になりそう。

山道などの急カーブを下るときエンジンブレーキの加減に気を使いそう。乗りこなすのにはテクニックがいる感じ。

浜辺など砂地多めな場所で普通に砂かんでタイヤが空回りしそう。などなど。
　

普段ロックやメタルを聴いてる人でも取り込めそうなシンプルイズベストなブラックでいいですね。メロディは正統派よりの懐古風でワンアンドオンリーな作風が他ではなさそうなところが魅力です。このどこかとぼけた感じの音はクセになりそう。

ＳＰＩＲＡＬ　ＡＲＣＨＩＴＥＣＴとＥＸＴＯＬのメンバーによる企画盤（？）、とにかく恐ろしく驚くべき事態が起きたと嬉しく思いつつ、前作では”我々は悲しみに沈んだ民族なのだ”なる語りを豪語しており１０年以上経過している事を踏まえても不安要素で一杯なのだけど・・・ｖｏもまた宗教色濃そうな人材を（派遣？）起用していてなんだかんだで精神性豊かな作品に仕上がっているでしょう。ＥＸＴＯＬはマノウォー精神ありの勇壮なクリスチャンバンド（フロリダ風）でとても良いですし・・・緻密できめの細かいプレイなんかは聴いていてさめざめとしてくる。途方もなくニヒリズム。異心伝心の不穏さもありペンは剣よりも強し的な協調性に満ち溢れた意欲作品かな。長く聴けそう。　　　

これは何というかコンセプトアルバムみたいなものかなあ？彼ら独自のトリップアルバムとでもいうのか。自分はトリップは余り興味ないけど、似たようなのがメコンデルタの「ヴィジョンズ～」もおかしな作だったなと記憶してるんで良かったらどうぞ。それにしてもよくこんな自家中毒アルバム作ったな、このバンドのファンだったら憤りを感じてるはずだ良くも悪くも。

パットン関連バンドをぼちぼち漁りつつ辿り着いた初デリンジャーなんだけど、何となく方向性がマッチしてなさそうと思ったのでこの作品。素晴らしい出来栄え！！カオティックでもいわゆるスカとかではなくて一安心。ファンクだけどね、ポップミュージックよりに洗練されていて熱すぎずヌル過ぎずでも丁度いいとか言わせない破壊力があり極めてまじめな路線だな～と。空間エフェクト処理が・・・とか音の分離が格段に・・・とか演奏やｖｏ以外も良いのでどんなリスナーが好むのか？と考えてみたら近いのが邦楽ポップスとかわりかし普通だったわ。ＨＲ／ＨＭ愛聴者でこのｖｏがジョーエリオットに似てる思う人多そうだし、８０年代ヒーローっぽくてカッコいいですね。何やらカニでもバリバリ食ってそうな音が入っているのがちょっと怖いけど夏にミントアイスでも舐めながら聴くにはぴったりのＢＧＭでもあるなと。　　　

本人達があくまで「アマチュアバンド」と位置づけての復活らしいけど、かっこいいですね。ハードコアパンクがルーツと言わんばかりの暴れっぷりにみんなで輪になって演奏するとこんな感じなんだろうか（？）ぐるんぐるんしたグルーヴとかトレモロリフとかのたうつリフとか盛りだくさんで、胃がもたれそうではあるが満足感を覚えるサウンドだ。技術やアイディアだけで聴かせるのってやっぱり凄いことだなとプロダクションに頼らないところに改めて凄さを痛感した・・・。　　　　　

ドリームシアターの四枚目を更にテクニカルにしてプログレ的に咀嚼、ノイズアヴァンギャルド風と思うにかなりイイところをついている。浮遊メロを堂々と歌い上げるロック系かエイリアンかｖｏはいい味出している。聴き所満載で愉しめる作品ですね。

超絶テクの雨・嵐と吹きすさぶ極北ｂｌａｃｋを覚悟して聴くと肩透かしを食らいそうな～、いえいえ、とうとう此処まできてしまったのか！！というのが妥当な「順調」な仕上がりに、初期よりもきっと少しはヌルくなっただろうと見当をつけつつ、聴いてみてビックリ、想像以上に容赦ないサウンドだ・・・ダウナーだ（↓↓↓）音質はもとよりプロデュース面が特に（！）素晴らしくブラックメタルの崇高さは肌で感じるレベルだし賛美的要素が局所に配置されていて決して技巧派ではない人間味のある唯一のｖｏを上手にカバーしているというかバックアップしつつ、凛とした悲しみの背景に苛烈極まりない猛攻で揺さぶりをかける音楽的水準の高さは沸点に近いと思う。これは正しくブラザーの血統！ブラックメタル野郎の聖典であるだろう。サティリコンよりアモルフィスが思い起こされた。　　　

「ＤＥＡＤ　ＨＥＡＲＴ～」がまったりでイマイチ・・・と思う自分としてはこの作品はかなり硬質でいいね。神経が疲れてる時は聴かないほうがいいような気もするけど。ギターが今まで以上に狂喜乱舞していてもの凄い事になっている。心地良い疲労感と達成感があるなあ・・・デスラッシュ好きにもおすすめ。　　

う～ん、この作品かなりいい出来なのに・・・前半がわりとスローな曲、ミドルな曲が占めていて、まあダルさはあるかも知れないが・・・”ｔｈｅ　ｓａｎｉｔｙ　ａｓｓａｓｓｉｎ”が隠れた名曲になってしまいそう（泣）個人的に。ヴォーカルメロディの素晴らしさとワンフレーズ（使いまわしてはいるが）つくりの巧さは他の作品より秀でている気がするよ。なんか普通に感動してしまう。ジャケットが最低なのには閉口するし、ｖｏは炭鉱民謡風とか色々問題があるのかもしれない。数少ないＨＭ良質作品と思う。

どう聴いても前作から格段に飛躍してる！嬉しい誤算と言うよりも聴き手に切迫した恐怖の方をより強く感じます。キレを増したタイトな演奏陣も凄いけど、ｖｏの正確無比な発声が（メカニカル化している）楽曲の良さと相まって涙が出る思い！！傑作です。

まさに青年文学至上最高の哲学的音楽・・・シニックのもうひとつの最終形態を垣間見る思い・・・深いです。前作ではたどり着けなかった聖域がここにあります。感動！！　　

このアルバムは当時大のお気に入りでした。
確かにまとまってはいないのですが、強烈なインパクトと斬新なアイディアに溢れていて個人的には名盤だと思っています。

待ちに待った新作が出て大喜びしてます。3500円は高かったけど、DVDも愉しかったし満足です。
前作は余興は控えめに手堅くまとめた印象がありまして、コンセプト上では理解出来てもそんなに聴きませんでした。
で、もう終わったかなと思ったら、総仕上げにかかるらしいこのタイトルを知って、まあ、暴れまくってくれればいいやって感じだったので、半分は期待通りです。
個人的な希望としてはもう少しスリリングな疾走感や張り詰めた空気なんかも期待しましたがそれはまた次に期待しようかなと。
シンプルかつダイレクトな、ロック的なアプローチもいいかな～と思いますし、掛け声もライヴで楽しめそうですね。#1、2、3、7、8と気に入りました。#5ではいつも眠くなり、ウトウトしつつナレーションでビクっとして起きてます(笑)。退屈とかじゃなくて不思議だな～と。(単に眠いだけかも・・・)いい雰囲気のアル
…続き

次のアルバムがとても楽しみ。
もっとスピード落としてアグレッシヴになっても全然OK。
ヴォーカルがいいってだけで満足だ。もう、何にでもなってくれていい。
ただ、へな～っとしたバラードだけはやらないで欲しい。

寝つきに聴く事が多いんですが、これがなかなか眠れません。
トランス状態ってホントですネ。なぜかじっとしてられない。焦る。
独り高速に乗って東北方面へドライヴしたい・・・とか思う。