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はっちゃんさんの発言一覧(評価・コメント) 551-600
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SKUNK ANANSIE-Post Orgasmic Chill
SLADE-The Amazing Kamikaze Syndrome-Run Runaway
SONATA ARCTICA-The Days of Grays
SPIRITUAL BEGGARS-Mantra III
STEELY DAN-Can’t Buy a Thrill-Do It Again
STEVE MORSE-Southern Steel
STEVE STEVENS-Atomic Playboys
STEVE VAI-Alien Love Secrets
STEVE VAI-Alien Love Secrets-The Boy From Seattle
STEVE VAI-Alive in an Ultra World
STEVE VAI-Fire Garden
STEVEN ANDERSON
STEVEN ANDERSON-Gipsy Power
STEVIE WONDER-Songs in the Key of Life-Isn't She Lovely
STONE THE CROWS-Ode to John Law
STRAY CATS-Gonna Ball
STRAY CATS-Stray Cats
SUZI QUATRO-The Suzi Quatro Story
Stairway to Heaven
T-REX-The Slider
TELEVISION-Marquee Moon
TEMPEST-Living in Fear
TEMPEST-Tempest
THE ALAN PARSONS PROJECT-Ammonia Avenue-Don't Answer Me
THE ALMIGHTY-Just Add Life
THE ANIMALS-MOST OF THE ANIMALS-DON'T LET ME BE MISUNDERSTOOD
THE ANIMALS-MOST OF THE ANIMALS-THE HOUSE OF THE RISING SUN
THE BEATLES-1
THE BEATLES-1
THE CLASH-The Clash
THE COMPANY OF SNAKES-Burst the Bubble
THE CRANBERRIES
THE CRANBERRIES-Bury the Hatchet
THE CRANBERRIES-Bury the Hatchet-Animal Instinct
THE CULT-Electric
THE CULT-Electric-Bad Fun
THE CULT-Electric-Love Removal Machine
THE CULT-Electric-Peace Dog
THE CULT-Electric-Wild Flower
THE CULT-Love
THE DAMNED-Machine Gun Etiquette
THE DATSUNS-The Datsuns
THE DONNAS-Bitchin'
THE DONNAS-Get Skintight
THE FIRM-The Firm
THE HELLACOPTERS-By the Grace of God
THE IRON MAIDENS
THE IRON MAIDENS-Route 666
THE JAM-The Gift
THE KINKS-The Kinks Are the Village Green Preservation Society

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SKUNK ANANSIE-Post Orgasmic Chill ★★★ (2010-12-18 02:22:32)

それにしてもスキン(Vo)の歌唱力は半端じゃない。

千変万化の表現力はとても人間業とは思えない。時にメタル・シンガーより熱く激しく、
R&Bシンガーよりソウルフルに!伝えようとする熱量が凡百のシンガーとは比べものにならない。
アグレッシヴなだけの女性シンガーはメタルの世界ではゴロゴロ存在するが、オペラ界の重鎮
パヴァロッティとデュエットしている事実からもわかるように彼女は懐の深い音楽性を持った人だ。

この作品でも圧倒的な歌唱力は如何なく発揮されている。「ON MY HOTEL T.V.」での牙を剥く様な
激唱と「YOU'LL FOLLOW ME DOWN」の気持ちを鷲摑みするようなファルセットは、とても同じ人が
歌っているとは思えない。

デジロック的な質感、古き良き時代のソウル的な味わい、へヴィ・ロック的な攻撃性、ほ
…続き

SLADE-The Amazing Kamikaze Syndrome-Run Runaway ★★ (2009-06-03 05:52:11)

自分のバンドでカヴァーしてしまったほど好き。

SONATA ARCTICA-The Days of Grays ★★★ (2010-12-17 21:59:09)

バンドの変化に伴い、それまで熱心だったファンの応援メーターの針が急激に左へ傾く…

それはこのバンドに限ったことではなく、どんなバンドにも当てはまりますよね。
曰く「バンドのメンバーが代わった」「音楽性が変わった」などが主な理由になるわけですが
彼らの今回の作品に対する皆様の評価は、後者ですね。圧倒的に。

「ファンならば盲目的にサポートする」というのも解からないではないですが、上記の皆様のような
反応は至極まっとうな意見だと思います。キャリアを重ねると様々な理由で音楽性が変化してゆく。
これはごく自然な流れだと個人的には理解します。
バンドの思惑は置いといて、ファン層が新陳代謝してゆくのは悪いことではない。
現に↑こうかいさんのように好意的な評価もあるわけで、サイレントマジョリティが声をあげれば
この作品のランクはかなり
…続き

SPIRITUAL BEGGARS-Mantra III ★★ (2009-05-25 18:27:00)

現代のメタル解釈で`70sHRをやったら見事にこうなります。
当時のHRには無かった、腰の入った重さが気持ちいいアルバムですね。
ハモンドがまた`70sっぽさを演出してますが、ギターサウンドは
間違いなく現代的なサウンド。
熱くなれるアルバムです。

STEELY DAN-Can’t Buy a Thrill-Do It Again ★★★ (2009-06-07 02:33:46)

メタル者は間違いなくSTEELY DANを聴くことは無いでしょう。
この曲、昔BAHOも取り上げてましたね。
クールな中に緊張感の漲る名曲です。

STEVE MORSE-Southern Steel ★★ (2009-07-17 04:05:00)

このアルバムを聴いている時点では後にDPへ加入するとは微塵も思ってなかった。
インストをメインにやっているギタリストの特徴として、いかに聴き手を飽きさせない
ようにするかという点に心を砕いている気がします。
それは、バラエティだったり、サウンド自体だったりと様々ですが、スティーヴの
ソロ名義による本作も、かなりのバラエティ。
もともと色んな演奏スタイルを持つ彼だからこそ、この振幅になるのは当然の結果。
しかも日本人が苦手とするカントリーが得意な人だけに、かつてその扱いはマニアック
なものでした。
でもこのアルバムではそのカントリーのみならず、ガット・ギターを使った美しい
曲や、ナイトレンジャーのジェフワトソンを迎えて8フィンガーを演らせてみたりと
かなり楽しめます。もちろんテクニックは凄いのですが、それを感じさせないほど

…続き

STEVE STEVENS-Atomic Playboys ★★ (2009-07-17 04:38:00)

レーザー・ガンを持たせたら右に出るもの無しのスゴ腕ガンマン。
ビリー・アイドルの軍師だった頃から、彼の裏番としての存在と多彩なプレイは大好き
だったのでソッコーGET。素晴らしいアルバムです。この人の場合、幅広い音楽性と
それを表現できるだけの技巧を持っているのがポイントなんですが、本作の聴き所は
曲作りの妙 と言い切ります。きっと色んな音楽を聴いてきたんだろうなぁ。
ビリーのアルバムでは切れのあるコンパクトなソロを聴かせてくれていたけど、
リーダー・アルバムである本作で、その本性があきらかになった感じ。
テクニック一辺倒になってないのも逆に凄みを感じます。
フラメンコもいいけど、この音楽性でまたアルバムを作ってほしいものです。

STEVE VAI-Alien Love Secrets ★★ (2009-06-12 15:17:00)

変態要素が薄れて、彼の作品群の中では比較的ストレートな作風。
「Tender Surrender」1曲だけのために購入しても損はしない。
エモーショナルという表現だけでは表しきれない感情を投影した、入魂の1曲。
もちろん彼らしい技巧も盛り込まれてはいるが、それを感じさせない溢れ出る情感。
『泣き』とは無縁だと思っていたVAIの嗚咽に、彼の奥深さを見た。
と同時に、当時赤ん坊であった愛息の会話(?)を執念で編集して曲へと昇華させた
「YA-YO-GAKK(ヤー・ヨー・ガー 愛しのばぶ・ばぶ・ファイヤー)」のバカバカしさは
やはり多面的なVAIらしい。
彼の宗教的な部分が苦手という人も、これなら楽しめるのでは?

STEVE VAI-Alien Love Secrets-The Boy From Seattle ★★★ (2010-12-24 01:39:32)

シアトル出身のジミヘンに捧げたオマージュ。
この曲だけはVAIもフェンダーのストラトを弾いていると思う。
生きているかのようなコードワークに脱帽。

STEVE VAI-Alive in an Ultra World ★★ (2009-07-24 04:12:00)

この人の発想は常人のものではない。
超絶技巧ばかりが取り上げられがちな人だけど、クリエイターとしてのヴァイは
やはりザッパ・チルドレンの名に恥じない創造力だ。
訪れた国の固有の音階を理解していなければ、こんなものは作れない。勿論、事前に
リサーチはしたのだろうが、数回のリハでいきなりライヴ、しかも録音するとは
とんでもない事なのだ。
その国のことは分からなくても、聴いただけで納得してしまうような説得力がある。
G3ツアーから参加している、同じくザッパ門下のマイク・ケネリーも技巧ではヴァイに
勝るとも劣らないほどのスゴ腕だけど、ここでは好サポートを見せる。
HR/HMというよりは、師匠フランク・ザッパの作品に近いのかもしれないが、ギターが
好きな人もしくは音楽的な刺激が欲しい人は聴いてほしい。

STEVE VAI-Fire Garden ★★ (2009-07-17 01:10:00)

この人の音楽を聴くと、「陰だなぁ」って思う。
泣きとか哀愁とかではなく、サウンド・ディテイルでもなく、人間としての核の部分が
「陰」なのだろう。それが音楽に現われるんじゃないかな。勿論、友達でもないし
会ったこともないけど、この人の創作活動は『個』に焦点が当たってるんだと思う。
ステージ・パフォーマンスでは、エンターテインメントの国であるアメリカ人らしく
様々な工夫とサービス精神でオーディエンスを楽しませてくれるけど、彼の作品から
感じ取れるのは内へ内へとダイブしていくような感覚だ。それは決してHMとは
同調しない、強いて言うならUKオルタナとかUKニュー・ウェーヴに近い感覚。
この作品からもその「陰」はもちろん感じられます。
装い的にはプログレのような手触りもあるけど、実験的なサウンド・コラージュや
彼にしては珍しくメロディア
…続き

STEVEN ANDERSON ★★★ (2012-06-10 12:55:01)

↑全くもって KILLERQUEENさんのおっしゃるとおり。

スゴイ才能を持っているのに時代に翻弄されていなくなってしまった。
それではあまりに悲しいじゃないか。あまりに無情じゃないか。

STEVEN ANDERSON  僕は君が浮上してくるのを待っている。

STEVEN ANDERSON-Gipsy Power ★★★ (2012-06-10 12:44:48)

これ、なにげにスゴイ事になってますよ。

速弾きオリンピックも下火になった頃に発表されたインストの名作。
確かにテクニカルで手数は多い。しかし、表現したいサウンドのイメージを音符で追っていったら
こうなった…という印象を受けました。決して技術をひけらかしたいが為にやってる事じゃない。
高速パッセージもネオクラの連中とは違った切り口でアプローチしていて、非常に新鮮です。

極めつけに、曲がこの世のものとは思えないほど繊細で美しい。時折出てくるジプシー・スケール
が、この人のオリジナリティを形成している要素のひとつ。
シュラプネルの人たちとは明らかに違う方向を見据えていますよ、この人。

こういう作品は「隠れた名盤」になってはいけない。堂々と「名盤」として存在すべきだ。

STEVIE WONDER-Songs in the Key of Life-Isn't She Lovely ★★★ (2014-04-29 00:21:28)

天才の名に恥じない名曲。なんだか泣けてくる。

STONE THE CROWS-Ode to John Law ★★★ (2013-05-02 01:16:48)

このテの女性ヴォーカルには必ずジャニス・ジョプリンが引き合いに出されます。

というわけで「イギリスのジャニス・ジョプリン」ことマギー・ベルが在籍していたこのバンド、
本作ではジャニスのようにブラック・ミュージックに影響された音楽性ではなく、どことなく
スペイシーで実験的な、プログレにも通じるような如何にもグレイト・ブリテンな音楽を
展開しております。各曲インスト・パートがかなり長尺なため、マギーの歌唱を楽しみたい向きには
おススメしませんが、当時の英国ロックの雰囲気を堪能したいリスナーには間違いなく
お楽しみいただけると思います。
とはいえ、やはりマギーのソウルフルな歌唱には耳を奪われてしまうんですけどね。

余談ですが、このアルバムと一緒にEXTREMEの2ndとバカラックのシングル集を購入したんですが
お店の人に「キ
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STRAY CATS-Gonna Ball ★★ (2009-07-04 14:35:00)

i-podやMacでおなじみのアップル社の創始者スティーヴ・ウォズニアック。
彼が私財を投じて開催した巨大ロック・フェス『USフェスティバル』は
画期的なイベントだった。
第2回の二日目、Heavy Metal Sundayと銘打って豪華なラインナップが出演していた。
オジー・オズボーン、スコーピオンズ、ジューダス・プリースト、ヴァンへイレンなど
錚々たるメンツに当時のHMの勢いを感じた。
しかも、ここ日本でもゴールデンタイムにTVで放送されるとはすごい時代だった。
当然TVにかぶりついて見ていたのだが、HMアーティストより目が釘付けに
なってしまうアーティストがいた。
彼らの1stはすでに聴いていたのだが、圧倒的なパフォーマンスと卓越した演奏力は
ライヴならではの迫力で、HMにも勝るとも劣らないクォリティに度肝を抜かれた。
…続き

STRAY CATS-Stray Cats ★★ (2009-07-04 13:37:00)

問答無用のロカビリー。
ロックとは何か? ということを端的に教えてくれるバンド、ストレイ・キャッツ。
小難しい思想とか理論とか、なにかと理屈がついて回るロックが横行する中、
パンク・ムーヴメントの余波から浮上してきた彼らの登場は新鮮だった。
この1stは、デイヴ・エドモンズ(リッチー・ブラックモアのいとこ)のプロデュース。
50年代のロカビリー・マナーを踏襲しつつも、パンクを通過したそのサウンドは
モダンなもので、本国アメリカよりもイギリスで火がついた。
Vo/g のブライアン・セッツァーは、アマチュア時代はキング・クリムゾン等も
カヴァーしていたらしく、ギタープレイは多様な影響を感じさせるが、乱暴者の
イメージとは異なり、かなりアカデミックにギターに取り組んだのだろう。
おそらくメタル・ソロを弾けと言われれば、簡単に弾いてしま
…続き

SUZI QUATRO-The Suzi Quatro Story ★★★ (2012-10-23 20:23:30)

元祖女性ロックンローラー。

彼女の登場がなければ、女性のロック界への進出は大幅に遅れていたかもしれません。
ボディラインがばっちり出たピッタピタのブラック・レザーのジャンプ・スーツはセクシーで
ロッカーの魅力も満点。おそらく当時はかなりの衝撃だったんでしょうね。

そんな彼女のベスト盤のひとつである本作、デビューから少し下り坂になってきたころまでの曲を
収録してあるんですが、聴きどころはやっぱり全盛期のR&Rナンバー。
「Can The Can」「Devil Gate Drive」「The Wild One」「48 Crash」「Glycerine Queen」
などなど、トンデモなくかっこいいロケンローは今聴いても充分な破壊力です。
特に、「夏のお嬢さん」の元ネタとして有名な「The Wild One」のイントロでのスージー
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Stairway to Heaven ★★★ (2017-08-13 02:31:37)

この曲を前にして、何を語れというのか。美辞麗句を羅列しても「本物の名曲」の前では陳腐なフレーズに成り下がる。

高校生のころ、昼休みに放送部に頼み込んでこの曲をかけてもらったことがある。モチロン自前のLPレコード持参でだ。
校内に響き渡る「Stairway to Heaven」。仲の良いグループで談笑しながらお弁当を食べる女子、ギャーギャーとバカ騒ぎする男子。
ザワザワした教室が徐々に静かになりだしたのは、あのイントロからロバートの歌に入る前あたりからだった。
その時教室にいた生徒全員とは言わないが明らかに耳を傾けているのは明白で、ギターソロから大団円に向かい進行するに至っては誰も
言葉を発していない。楽曲の持つパワーに圧倒されているのだ。

曲が終わりみんなが茫然自失となっていると、吹奏楽部のK子が目をキラッキラに輝かせて「はっちゃん、今
…続き

T-REX-The Slider ★★ (2009-06-07 01:48:00)

ボラン・ブギー炸裂。めくるめく妖しくも怪しい世界。
一聴するとなにやら能天気な感じもするが、そこはやはり英国人。
明るいナンバーの中にさえ、鉛を飲み込んだかのような重さが感じられる。
この人の楽曲タイトルは単語を無理やりくっつけた造語が多い。
「TELEGRAM SAM」「METAL GURU」なんかはタイトルだけで
イマジネーションを刺激してくる。
おそらく真性のメタラーは素通りしてしまうであろうアルバムだけども
時折聴けるそのサウンドはメタルよりメタリックだったりする。

TELEVISION-Marquee Moon ★★★ (2014-08-13 22:20:18)

《ロック裏名盤》筆頭の1枚。

「アメリカン・ロック」と言う固有名詞から何をイメージするか。偏見で言わせてもらうなら、おそらく
一般の大多数はカリフォルニアの青い空、南部のほこりっぽさ、豪放磊落で底抜けの明るさ、大陸的な
開放感などなど、そのイメージはきわめて健全な部分へと着地する。NIRVANAが登場するまでは。

NYパンクはムーヴメントとは無縁のところでひっそりと咲いたロックの徒花だ。
NYパンクというカテゴリーに括られているバンドたちは各々がムーヴメントを起こそうなんて考えは
その音楽性、精神性を考えれば毛頭無かったと容易に想像がつく。

TELEVISIONも自分たちの表現したいことを追求していただけで、その結果評価は高いものになるが
ポピュラリティということで考えると現在に至るまで不当と思えるほど低い。しかし、
…続き

TEMPEST-Living in Fear ★★ (2009-05-26 00:34:00)

オリー・ハルソール。いいギタリストだと思うんだけど、如何せん
アラン・ホールズワースの影に隠れちゃって正当な評価がなされない人です。
少々ジャズロック臭さは後退してハードロック風味が強くなったのも
オリーの参加が大きいのかも。
異色のカヴァー「PAPERBACK WRITER」が浮いている気がしないでもないけど。
ジョン・ハイズマンのドラムはいつ聴いても気持ちいいですね。
COLOSSEUMが好きな人にもお薦めです。

TEMPEST-Tempest ★★★ (2013-05-02 02:06:55)

どちらかというとHRよりジャズ・ロックもしくはプログレに分類される事の方が多いバンド。

この時期のホールズワース、プレイは彼のスタイルの核となるレガートを多用してはいるが、
アタックを効かせたガリガリのフル・ピッキングも併用しているのが近年と違って面白い。
ギターサウンドも彼のキャリアの中でも最もエッジィなサウンド・メイクなんじゃなかろうか?
楽曲の方も唯一無二のオリジナリティ。変拍子を多用していながらもグルーヴ感を損なわないのは
さすが職人集団。
で、意外なのが歌メロ。妙ちくりん由来のキャッチーさといいましょうか。奇妙ゆえに無意識に
刷り込まれてしまうという恐ろしさ。これはクセになります。

初めて聴いた20代の頃は理解し難かったんですが、最近はこればっかり聴いてますよ。

THE ALAN PARSONS PROJECT-Ammonia Avenue-Don't Answer Me ★★★ (2010-01-13 11:40:43)

ピンクフロイドとの関わりで語られることの多い彼らですが
この曲は往年のウォール・オブ・サウンドでノスタルジックな
仕上がりになってます。
なんか胸を締め付けられるようなせつないけど爽やかな佳曲。

THE ALMIGHTY-Just Add Life ★★ (2009-06-28 04:09:00)

パンクというキーワードに思わず反応。
かっこいいです。このアルバム。スティッフ・リトル・フィンガーズをヒーローに
挙げるリッキーらしいアルバムだと思うのですが、彼の本性はこっちの方向性に
あるのではないでしょうか。
これを聴いちゃうと、むしろ過去のアルバムの方が無理してたっぽい。
「CRANK」も勿論いいアルバムだったけど、僕はこの路線が好きですね。
このアルバムが作られたのは必然です。

THE ANIMALS-MOST OF THE ANIMALS-DON'T LET ME BE MISUNDERSTOOD ★★★ (2015-04-04 18:30:31)

♪だ~れのせ~でもありゃしない~みんなオイラが悪いのさぁ~♪

ウチの母親がなぜか尾藤Verのシングルを持っていたので、元ネタのTHE ANIMALSにたどりつきました。
この曲、ユーロビートとかC&Wとかジャンル問わずにカヴァーされてるのがすごいッス。
僕はエルヴィス・コステロのやつがしっとりしてて好きですね。

THE ANIMALS-MOST OF THE ANIMALS-THE HOUSE OF THE RISING SUN ★★★ (2015-04-04 18:18:16)

20代半ばのころ、業界ではその存在を知らぬ者はいないってほどの実力者の下で働くことになった。
実力者であると同時に大変な人格者でもあったその人は、ヒヨッ子の僕に対して上から目線ではなく
親身になって様々なノウハウを叩き込んでくれた。今でもものすごく感謝している。

ある日の会社の飲み会で僕ら若いスタッフが、なかば強引にカラオケボックスにその人を連行した。
その人は1曲も歌うことなく終始僕らのひどい歌をニコニコしながら聴いていたのだが、終了時間
間際、隣に座っている僕に「これを歌ってくれないか?」と歌本を指差した。それがこの
「THE HOUSE OF THE RISING SUN (朝日のあたる家)」だった。
もちろん歌い上げた。僕なりのソウルを振り絞って。その人はクシャッとした笑顔でとても喜んでくれた。

あれから20数年。今
…続き

THE BEATLES-1 ★★ (2009-06-07 02:19:00)

ビートルズのファンは一家言をお持ちの方も多いので、
皆様のおっしゃることはよく理解できますが、本作はタイトルの示すとおり
選曲もなにも、チャートのNo1になった曲のみで編集された云わば資料的な盤であって
ベスト盤ではないのです。
単純にこれだけの楽曲をNo1にしたなんて、現代では考えられないほどの偉業だと思うし
それをいまだに楽しめるなんて素晴らしい事ですよ。
ハッキリ云うとビートルズの、万人が満足するベスト盤なんて作れないと思いますね。
それだけ彼らには名曲が多すぎるって事です。

THE BEATLES-1 ★★ (2009-06-07 02:23:00)

言い過ぎました。ごめんなさい。

THE CLASH-The Clash ★★★ (2010-12-03 00:38:14)

イギリスにはクラス(階級)が存在する。
両親が労働者階級なら生まれた子供も労働者階級だ。そしてどんどん経済的に斜陽してゆく英国。
ロンドン・パンクが勃興するのは時間の問題だったのかもしれない。

PISTOLSが起爆剤になったのは事実だが、一連のパンクバンドの中で最後まで己のイデオロギーに
忠実だったのは彼らTHE CLASH(ジョー・ストラマー)だけだった。
このアルバムは無垢な攻撃性と、容赦のないアジテーション、ストレートな主張でできている。

「ロンドンは退屈の炎で燃えている」
今の日本でこんな風に叫ぶことのできる人間はいるのだろうか?

THE COMPANY OF SNAKES-Burst the Bubble ★★★ (2018-07-27 03:26:44)

こっちの方がホンモノのような気がしてきた。

当事者が3人もいるんだから当然WHITESNAKEにはなるよね。しかもより味わい深くなってるという。
それでいてタイト。音像もクリアでエアー感もあるプロダクションだから当時のWSの音と比べると、
通気性が全然ちがうんだよなあ。マーティン・バーチの下を離れるとこんなにも変わるものなのか。
もちろん当時と2000年代のレコーディング・テクノロジーを比較することは無意味とは思うけど、
楽曲もサウンドも気持ちいいのは圧倒的にこっちの方。

当時ソングライティングの一翼を担っていたバーニー・マースデンとミッキー・ムーディ。やっぱり
いい曲創るなあ。ギターサウンドも素晴らしいしバッキングの振り分けも気持ちいい。
テクニック的な意味ではなく巧いギターを弾く人達ですな。
ヴォーカルにもう少しブ
…続き

THE CRANBERRIES ★★★ (2012-07-05 01:57:41)

11年振りに新作「Roses」発表!!

まだゲットしてないけど楽しみ!!

THE CRANBERRIES-Bury the Hatchet ★★★ (2012-07-05 02:52:30)

4作目のアルバム。

アイルランドのバンドってロックの中でもとりわけ深みを感じさせるバンドが多いと思う。
そして何かしらの主張が込められている。考えさせられるロック。
アルバム・リリースを重ねてもそのイデオロギーが揺らぐことのないクランベリーズ。

ロック色の濃い作品となった本作でも静かなる主張は聴こえてくる。「Zombie」ほど激しい主張を
持った曲は今回は無いが、人としての力強さはひしひしと感じる。
「Promises」や「Delilah」を聴くと「Loud And Clear」や「Just My Imagination」との
振り幅の大きさに、ドロレスの一聴してソレと判るヴォーカルが無ければ同じバンドの曲とは
思えないかもしれない。

新たな方向性を見出した「Animal Instinct」はキャッチーなパトス
…続き

THE CRANBERRIES-Bury the Hatchet-Animal Instinct ★★★ (2012-07-05 02:58:10)

PVが涙を誘う。

母親になったドロレスの思いが反映されているんだろうか。

THE CULT-Electric ★★ (2009-05-13 20:26:00)

確かに「AC/DCクローン」のように聴こえるけど、「70年代のロック」が
やりたかったんだと思う。
"サザン・デス・カルト"時代からは考えもつかなかったこの音楽性。
ソリッドで無駄な装飾の無い、体脂肪率0%のロック!!
アナログLP、12inchSG、CDとすべてコンパイルしてしまった。
そしてエレクトリック全曲コピーした俺は、LAメタル全盛の中
友人たちとの距離が広がるのを感じたとさ。

THE CULT-Electric-Bad Fun ★★★ (2010-12-24 02:09:24)

AC/DCを3倍速にしたらこんな感じになる。
2バスドコドコの疾走曲。エンディングにロックの醍醐味が凝縮されてる。

THE CULT-Electric-Love Removal Machine ★★★ (2010-12-24 01:58:56)

AC/DCがROLLING STONESの曲を演ってるみたい ってどこかで読んだけど、言い得て妙。
イアンの独自の発音がいい。「YEAH!」が「やいや!」だもの。

THE CULT-Electric-Peace Dog ★★★ (2010-12-24 02:06:10)

終盤のダブルトラックのイアンのヴォーカルが異常にかっこいい。
これもリフが素晴らしい。

THE CULT-Electric-Wild Flower ★★★ (2010-12-24 02:01:56)

リフ!リフ!!リフ!!!
誰かやりそうで、誰もやらないシンプルでストロングなリフ。
埃っぽいサウンドで相乗効果。

THE CULT-Love ★★ (2009-07-10 05:29:00)

ポジティヴ・パンク。
「SONIC TEMPLE」ではアメリカに日和ったHRで、古くからのファンから失笑をかった
彼らも、この時代はあきれるぐらいにカッコよかった。
グレッチのホワイト・ファルコンをかき鳴らすビリーはギタリストとしての佇まいが
イカシてたし、イアンもジム・モリスンばりの雰囲気があって独自の哲学的な歌詞が
ファンを惹きつけてた。
サウンド的には、広がりのあるニュー・ウェイヴ色とオールド・スクール的なロックの
同居するような感じで、この時点では次作での突然変異は予測不可能。
ハードロックの要素も感じられなくもないが、ほんのわずか。
ハードロックを期待して聴かない方がいいと思う。
しかしここで聴けるロックは紛れもないブリティッシュ・ロックだ。
英国ロックが好きな人は楽しめるはず。

THE DAMNED-Machine Gun Etiquette ★★★ (2012-07-04 23:00:26)

ロンドン・パンクと言えば僕はこのDAMNEDを真っ先に思い浮かべる。

3rdアルバムである本作は、どことなくHMの香りがするのだ。「LOVE SONG」やタイトルチューンの
「MACHINEGUN ETIQUETTE」などにはNWOBHM的な疾走感がある。ベースにはあのアルジー・ワード
が参加しているのも無関係ではなさそうだ。このメタリックでスピーディーな音楽性は後の
ハードコア・パンクの誕生に深く関わっている。演奏のほうは上手いとは言えないが、ロックの
カッコよさはビシビシ伝わる。

いわゆる「パンク」としてのメッセージ性、反社会性は薄いが楽曲から感じられるデストロイな
雰囲気は立派なパンクだ。しかし、デイヴ・ヴィニアンのフル・メイクは如何なるコンセプトが
あってああなったのか?グレイヴ・ディガーとして生計を立てていたという
…続き

THE DATSUNS-The Datsuns ★★ (2009-05-31 01:54:00)

プリミティヴなHRが炸裂する超強力盤。
並のヘビメタじゃ到底かなわない暴力的なサウンドが痛快。
ニートな音像のディストーションじゃなくて、汚いファズでリフを叩きつける!
なんてカッコいいんだろう。おまけにタイトルが「MOTHER FUCKER FROM HELL」だよ!
疾走感はNWOBHM譲りで、手触りは`70Sハードロック。
BUDGIEの「BREADFAN」または、ZEPの「COMMUNICATION BREAKDOWN」が好きな人なら
間違いなく好きになるバンド。
理屈とか思想とかに武装されたバンドに飽き飽きしたらこれを聴け!!

THE DONNAS-Bitchin' ★★★ (2014-08-11 23:41:16)

21世紀に甦れ!LAメタル!!!

とでも叫びたくなるような彼女たちの7枚目のアルバム。初期から比べるとメタル成分が増量してます。
以前はKISSに代表されるような解放的なR&Rを得意としていたんですが今作は往年のLAメタルを
若干意識していて、それ風のキャッチーなメロディが満載です。それと同時に今までに無かったマイナー
コード進行を多用した曲作りも新鮮ですね。うん、これはかっこいい。

ルーズ気味のプレイながら、タッピングを織り交ぜたギターソロも作風にマッチしていて魅力的。
決してテクニカルなバンドではないけど、バンド・グルーヴということでは、その辺の男性バンドが
束になっても敵わないぐらい素晴らしい。やっぱり根っこはガレージR&Rなんだね、この子らは。

そして、なんといってもこの作品のハイライトはLEPSのパク…いや
…続き

THE DONNAS-Get Skintight ★★ (2009-06-13 02:42:00)

ドナA、ドナR、ドナF、ドナCと、メンバー全員ファーストネームがドナを名乗る
ラモーンジーなガールズ。(ラモーンズはファミリーネームだけど)
腰の入ったR&Rをやってるんだけど、こういうバンドって日本じゃウケないんだよなぁ。
この盤はインディーズ配給で、荒々しくもタイトなプレイはとても10代とは思えない
ほどの痛快さ。メジャーに移籍してからは気持ち荒々しさは減るんだけど、それでも
日本のヴィジュアル系より断然こっちのが漢っぽい。
ガレージ臭とアリーナ臭が同居するシビレルR&Rです。

THE FIRM-The Firm ★★ (2009-06-13 03:23:00)

この時期のペイジ先生はいろんなものに幻惑されていたので、ぶっちゃけ期待は
していなかったんだけど、結構好きです。このアルバム。
思うに、リズム隊のおかげで空間にさえ重さを感じますね。
先にラジオで「Radioactive」を聴いた時は、うーむ と購入を躊躇したのですが
ポール・ロジャースが聴きたかったから意を決して購入。
全曲聴き終え「これは高品質のブリティッシュロックだなぁ」が率直な感想。
変な先入観が無ければ素直に楽しめる作品です。

THE HELLACOPTERS-By the Grace of God ★★★ (2016-09-10 21:13:20)

やっぱりココに着地したか。

前作までのアルバムにあったパンキッシュな勢いや攻撃的なサウンドは控えめになり、哀感が際立つ
メロディーをプッシュした作風にまずは軽く驚いたんだけど、想定内というかお国柄を考えると
ありえない話ではないので、すぐに受け入れる事ができますね。
↑あきらどんさんのおっしゃるとおりHANOI ROCKSにかなり似ています。さらに言うと
アンディ・マッコイの曲作りに相当近いですね。
ポップと言うと語弊がありますが、非常に解りやすくてしかも嗚咽を誘うせつないメロディは
日本人には受けること間違いなし。キャッチーなのに猛禽類ばりの威嚇も忘れないという、優秀な
アルバムとなっております。サウンドの方はもはやガレージ的なサウンドメイクではなく、もっと
引き締まったメジャー感のあるプロダクションになってます。

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THE IRON MAIDENS ★★★ (2012-06-09 11:21:27)

本家IRON MAIDEN公認のトリビュートバンド。

メンバー全員が女性であるこのバンド、メイデンの曲をトリビュートするのが至上の命題らしい。
ライヴパフォーマンスに至っては情熱をもって真摯に取り組んでいる様子。
しかしロゴ・マークやアートワーク、マーチャンダイズなどは愛ゆえのパロディが微笑ましい。
なんたって本家のエディに対するエドワイナという邪悪な女子キャラが笑える。

本家メイデン同様、メンバーチェンジも激しいようだが、末永く活動してもらいたいものだ。

THE IRON MAIDENS-Route 666 ★★★ (2012-06-09 12:16:01)

意外と言ったら失礼に当たるが、演奏は上手い。
それもそのはず。ドラムはあのテクニカル女子メタルバンドPHANNTOM BLUEのメンバーなのだ。
安定したパフォーマンスは相当ライヴをこなしてきたであろう事を窺わせる。

トリビュートバンドの宿命である本家との比較。
賛否はあると思うが、この類のバンドは音源よりライヴを楽しむのが正しいのではないだろうか。

という訳でライヴDVDがセットになってるこの作品、CD本体より楽しめてしまう。
しかもDVDの方が曲数が多いというヴァリュー感。「The Trooper」ではブルースよろしく
ユニオンジャックを翻す姿にオーディエンスも盛り上がる。
これだ!トリビュートバンドの正しい楽しみ方は。

ケチをつけようと思えばいくらでもつけられる。が、それは無粋というものだ。

THE JAM-The Gift ★★★ (2012-05-02 06:31:12)

ラスト・アルバム。

アップ・テンポでビートの効いた典型的なJAMサウンドはココには無い。
後のThe Style Councilへの布石ともいえるブラック・ミュージックからの影響が本作の正体。
しかも、それはコテコテのソウルやR&Bではなく、白人に擦り寄った音楽性がレーベル・カラーの
『タムラ/モータウン』の影響だったりする。

まあ、彼らがネオ・モッズの旗頭でもある事を踏まえると別に驚くような事ではないのだが、
最後の最後に最高の手札を切ってきた事にまず拍手。

前述したモータウンってのは、ダイアナ・ロスやジャクソン5、スティーヴィー・ワンダー等、
ブラコン・チャートのみならず白人チャートでも受け入れられた大物を輩出したレーベルだからして
当然英国人にも受けるワケです。

ロンドン・パンクの中でもTH
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THE KINKS-The Kinks Are the Village Green Preservation Society ★★ (2009-07-04 15:32:00)

ヴァンへイレンで有名な彼らの看板曲「You Really Got Me」などとは少々趣の異なる
ノスタルジックな作風。
当時の流行とは対極を行く、ひねくれ者レイ・デイヴィスらしい。
しかし、単純にノスタルジックなだけではない、何かアンチテーゼを感じさせるのも
いかにもキンクス(レイ・デイヴィス)だ。
「Village Green」は、なんというか、こう映像が脳裏に浮かんでくるストーリー。
なんだか泣けてくるのだ。
成功を夢見てガールフレンドを捨て都会に出て行った男が、生まれ故郷の村に帰る事を
切望する内容だが、観光開発化された村には、もはや男の好きだった場所は無い。
ガールフレンドも他の男と結婚していた…というせつない話なんだけど、その裏には
米国資本への皮肉ともとれる要素もあり、まさに面目躍如といったところか。
このアル
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