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ヤング・ラジオさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 401-450
SCORPIONS-Unbreakable
IRON MAIDEN-Live After Death
GUNS N' ROSES-Live Era '87-'93
FINGER ELEVEN-Finger Eleven
STONE TEMPLE PILOTS-Shangri‐La Dee Da
HOOBASTANK-Hoobastank
HELLOWEEN-Metal Jukebox
IN FLAMES
IN FLAMES-Soundtrack to Your Escape-In Search for I
EDGUY-Hellfire Club
EXODUS-Tempo of the Damned
IN FLAMES-Reroute to Remain: Fourteen Songs of Conscious Insanity
GODSMACK-The Other Side
TESLA-Into the Now
HALFORD-Resurrection
FREAK OF NATURE
KORN-Take a Look in the Mirror
LOSTPROPHETS-Start Something
DISTURBED-Music As a Weapon Ⅱ
LILLIAN AXE-Fields of Yesterday
TNT-My Religion
TNT-Taste
DANGEROUS TOYS-Dangerous Toys
HEAVENS GATE-Hell for Sale!
AEROSMITH-Pump
BLIND GUARDIAN-Battalions of Fear
LILLIAN AXE-Love + War
DAMAGEPLAN-New Found Power
SKID ROW-Slave to the Grind
TNT-Tell No Tales
IRON MAIDEN-Somewhere in Time
MCAULEY SCHENKER GROUP-M.S.G.
WHITE LION-Pride
VICIOUS RUMORS-Welcome to the Ball
TESLA-The Great Radio Controversy
STRYPER-To Hell With the Devil
QUEENSRYCHE-Q2K
FIGHT
YNGWIE MALMSTEEN-Magnum Opus
YNGWIE MALMSTEEN-Fire and Ice
YNGWIE MALMSTEEN-The Seventh Sign
VAN HALEN-For Unlawful Carnal Knowledge
NIGHT RANGER-7 Wishes
BON JOVI-7800° Fahrenheit
KISS-Smashes, Thrashes & Hits
JUDAS PRIEST-Metal Works '73-'93
METALLICA-Garage Inc.
WARRANT-Dog Eat Dog
YNGWIE MALMSTEEN-Alchemy
TESTAMENT-The Legacy
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SCORPIONS-Unbreakable ★★ (2004-05-15 22:44:00)

オリジナルとしては久々の新作である。確かにファンが、彼らに期待する要素を盛り込んだHR色が強い佳作に仕上がっている。らしさ全開の前半に比べ、後半は少々楽曲のレベルが落ちる気もするが、まあ合格点ではないだろうか。少なくとも前作なんかよりは、はるかに良い。欲を言えばもう一歩踏み込んで、らしさに磨きをかけてもらいたかったと思うが、ベテランバンドの奮闘ぶりには頭が下がる思いである。「PURE~」と「CRAZY~」の中間をいきながら、所々にゾクゾクっとするフレーズが出てきたりもする。個人的には84点かな。

IRON MAIDEN-Live After Death ★★ (2004-05-14 22:53:00)

メイデンのライブ・アルバムといえば、僕は間違いなくこの作品である。マイナーというか、あまりライブ盤に入っていない貴重な楽曲も数多く収録され、演奏や迫力も申し分ない。個人的には今でもよく聞く作品である。勢いが最もあった頃の作品であり、メタリカの絶頂期のライブ同様、オリジナルよりも楽曲は輝きを増している。

GUNS N' ROSES-Live Era '87-'93 ★★ (2004-05-13 23:15:00)

この作品が出たことで、本当にガンズの第一章は幕を閉じた。今のガンズのメンバーを見て、アクセルがこのバンド名を使用する事に僕は怒りすら覚える。VELVET REVOLVERの快進撃は始まっている。真っ向勝負で新作を出す勇気が、アクセルに残っているだろうか。この作品、音質もいいし数あるブートものよりもバランスがいい。よほどのファンはブートものも聞いてみた方がいいと思うが、一般のファンはこれで十分といった内容である。ガンズは何故完成している新作を、出さないのだろうか。

FINGER ELEVEN-Finger Eleven ★★ (2004-04-19 23:01:00)

これをヌーメタルと言うんだろうなあ~.....。確かに、サウンドは地味かもしれない。でも所々にカットインしてくる泣きの要素が、結構魅力的である。今風のモダン・ロックで特徴も少ないが、微妙なこのバランス感覚は結構好きである。日本では名前を知っている人も少ないだろうなあ~....。

STONE TEMPLE PILOTS-Shangri‐La Dee Da ★★ (2004-04-14 22:06:00)

出だしの3曲だけでもいいから、聞いて頂きたい。このバンド、ここ日本では知名度が低いどころか、あまりいいイメージをもたれていない。どこかのバンドのパクリだとか、オリジナリティーが無いとか、その評価はすこぶる低い。しかし楽曲はサビがキャッチーだし、そこら辺のグランジものよりは、遥かに良い。すなわち正当な評価を得られていないのである。その音楽がグランジだろうが、正統派HRだろうが良いものは良いし、悪いものは悪いのである。僕は彼らの作る楽曲は大好きである。偏見は捨てて、聞いてみて頂きたいバンドである。

HOOBASTANK-Hoobastank ★★ (2004-04-11 03:33:00)

もう1曲目を聞いたときから、僕は彼らのファンになった。とにかく①~③の3曲の為にアルバムを買っても、損はないであろう。とにかくサビが強力で、一度聞いたらハマルこと間違いない。元気になったハーレム・スキャーレムとでも言おうか.....。とにかく楽曲がいい。④、⑤なんかもいいし、これは結構名盤である。この手のサウンドが苦手な人でも、メロディーの良さとサウンドの適度なドライブ感に、納得の1枚になるはずである。僕は2ndよりもこの1stの方が、圧倒的に好きである。

HELLOWEEN-Metal Jukebox ★★ (2004-04-01 22:32:00)

まあ単なる企画物として捉えれば、楽しめる内容だったかな?と思ったけど、やはり楽しめなかった。買って以来ほとんど聞く事がなかったのは、選曲のバランスとセンスによる結果ではないだろうか。ハロウィンに合うジャーマンらしいバンドは他にもたくさん居ただろうに....。個人的に気に入ったのは⑨かな....。繰り返し聴くには、辛い内容かな.....。

IN FLAMES ★★ (2004-03-27 00:42:00)

新作「サウンドトラック・トゥ・ユア・エスケイプ」の出来は、最高ですね。とにかく楽曲がいいし、バランス感覚に対する考え方がこれまたいい。こういう頑固なバンドが存在する限り、HR/HMシーンは安泰だなといつも思ってしまう。自分達らしさが何処にあるのかを冷静に分析しながらも、サウンドはすこぶる熱い!という一種の理想型がここに展開されている。それにしても、いい。もう毎日、何回も聞いている.....。

IN FLAMES-Soundtrack to Your Escape-In Search for I ★★★ (2004-03-27 00:25:40)

新作の中では、現在一番好き。途中のリズムチェンジなんかは、もう背筋がゾクゾクっとする。1分以降の展開は、完璧!

EDGUY-Hellfire Club ★★ (2004-03-25 22:41:00)

①~④を聞いたとき、いつものエドガイじゃないかと思った。(嫌いではないが、特別好きな存在でもないというのが、僕の彼らに対する感想だった。)さて問題は⑤~の展開だな、と思った。要するに作品の中に、中だるみを感じる事が彼らの弱点かなといつも感じていた。つまりは、似たような楽曲が多かったのである。
しかし、この新作かなりの完成度である。もはやジャーマンという域は脱出し、サウンドそして楽曲はメジャー級の仕上がりである。バリエーションも増し、いい意味でスケールアップしている。メロディーにはらしいと感じる臭さもあり、正統派ナンバーもありと、とにかく楽曲が格段に良い。ひと昔前には、この手のサウンドを信条とするバンドも多かったが、その中でもトップクラスの仕上がりである。僕は全作品聴いているが、間違いなく最高傑作であると断言する。

EXODUS-Tempo of the Damned ★★ (2004-03-23 21:56:00)

1stシングルである②をラジオかなんかで初めて聞いたとき、昔のエクソダスっぽいな~と思いながら聞いていた。その時はタイトルもアーティスト名もわからず、なんとなく聞いていた。やがて、それがエクソダスの楽曲だったと知り、尚も新作からの1stシングルであることを知りかなり驚いた。何が驚いたのかと言えば、まさかそれが最近の曲とは思わなかったのである...。この新作、徹頭徹尾昔のエクソダスのままである。サウンドはクリアでプロダクションも良いが、まんま昔のままである。これは、タイムスリップしたとしか言いようがない。典型的なスラッシュメタルが、炸裂している。昨年のアンスラックスといい、このエクソダスといいなんか嬉しい誤算?である。これはいい。単純にいい!

IN FLAMES-Reroute to Remain: Fourteen Songs of Conscious Insanity ★★ (2004-03-14 06:47:00)

僕は1stからずっとオンタイムで聞いてきたファンの一人である。先駆者だから凄いというわけではないが、やはり僕の中ではこの手では別格の存在である。この作品が、過渡期の作品であることは新作の作風が証明してくれると思うが、日本の一般のHR/HMファンをメロディック・デスというジャンルに引きずり込んだのは、間違いなくこのバンドの功績である。初期の路線も悪くないが、僕は常に進化を忘れない彼らの姿勢そのものが特に好きである。メジャー化という言葉をよく見かけるが、本質は昔と何も変わっていないと僕は思う。マスコミに影響されすぎではないだろうか?このサウンドの何処がメジャー化なの?僕には次へ次へと挑戦する姿勢は、逆にコアな方向に突き進んでいるように思える....。

GODSMACK-The Other Side ★★ (2004-03-12 23:55:00)

新曲3曲を含む、全編アコースティックなアルバムである。誤解されてもいいが、ファン以外の方はわざわざ購入する必要は無いかもしれない。まあ新曲3曲も、アルバムのアウトトラックの匂いがプンプンである。もともとこういったアレンジが似合っている楽曲なので、こういう形でファンの人に披露するのが妥当かも知れない....。新曲がメインだと思うが、その出来はあまり良いとは言えない。極端に悪いというわけでもないが、よほどのファンの方でない限りこの作品の価値は高くないかも知れない。「フェイスレス」は、今でもアメリカではセールスが好調である。それで発売のタイミングが遅れたと思うが、ファンにとっては貴重な作品かもしれない...。

TESLA-Into the Now ★★ (2004-03-12 23:39:00)

本当に久々の新作である。1stシングルである⑥がアメリカでも、エアプレイがなかなか好調である。でもこの曲の印象で新作を期待すると、完全に肩透かしを喰らうであろう。再結成第一弾のオリジナル作品は、最も攻撃的だった「サイコティック・サパー」とダークだった「バスト・ア・ナット」を足して2で割ったような内容である。ある意味、時代のブランクを感じさせない所は流石だし、何より彼らの歴史上最もヘヴィな作品である。8割の楽曲が、ハードなナンバーで固められている。僕は③のサビが出てくるまで、テスラどうしてしまったんだ....と真剣に思ったぐらいである。肝心の楽曲は、なかなかの出来である。確かに「グレイト~」のような作品を期待すると少々期待はずれではあると思うが、少なくともらしさは充分楽曲に詰まっている。モダンになっても、今アメリカで流行っているロックとは一味違う.....。僕は、この作品好きである。ファン
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HALFORD-Resurrection ★★ (2004-03-07 07:33:00)

このアルバムによって、ロブは本当に帰ってきたと感じた。サウンドがもろに「ペインキラー」路線であるこの作品に、感動できない人はいないであろう。これを聞いたとき、やっぱりジューダスにはロブしかいないと痛感した。そして、ロブはとうとうジューダス・プリーストに復帰したのである。人間関係は、意外なところから崩壊することがある。お互いが憎みあっていたわけではない。一流になれば、当然エゴも出てくる。でもこの10年で感じたことは、代わりは居ないということである。それはどのバンドにも言えるが、例えどんなに上手いVo.が入ったとしても、バンドの顔が変わればそのバンドはある意味別のバンドになってしまうのである。メンバーチェンジを否定しているわけではないが、マジックはそう簡単に生まれるものではない。

FREAK OF NATURE ★★ (2004-03-06 22:12:00)

この泣きはいい。誰も認めなくても、僕は推薦する。ホワイト・ライオンよりもダークで、泥臭いロックが炸裂している。ホワイト・ライオンにあった甘味なポップさは後退し、より力強い怒りのサウンドへ転化している。特に2ndは時流への迎合ともとれるが、楽曲はすこぶる良い。1st、2nd共に名盤であると、僕は断言する。メジャーなアーティストもいいが、自分だけの名盤を探すのも面白い。このフリーク・オブ・ネイチャー、僕は大好きである。

KORN-Take a Look in the Mirror ★★ (2004-03-01 22:02:00)

前作との単純比較なら、この作品の方が好きである。僕も一応1stから聞いているが、確かに路線や作風は昔と随分変わった気がする。前作のゴリゴリ感や威圧さは消え失せ、サウンドプロダクションのソフトさがあいまって、誤解を恐れずに言えば普通のバンドのサウンドになった気がする。しかし、らしさには何の変化も無いと僕は思う。楽曲そのものは、万人に受け入れられる程の仕上がりだし、昔と変わらない熱さが楽曲には漲っている。結局、一聴すれば彼らと判るらしさが存在している以上、彼らを応援し続けたいと思う。

LOSTPROPHETS-Start Something ★★ (2004-02-24 00:20:00)

1stは本国イギリスで大絶賛され注目して聞いたが、何故かあまり記憶に残っていない。ルックスのよさも手伝い、ケラング!なんかでもかなり高い評価を得ていたように思う。確かに1stよりもメロディーの質は今風のロック寄りになり、個人的にはこの新作の方が好きである。サウンドはパンキッシュなロックなので、好き嫌いがはっきりわかれそうだが、僕はこの手も今は結構聞いているので、この手では聞きやすい方だと思う。ただ最近のイギリスのバンドのサウンドが嫌いなら、先ず無理なタイプのブリティッシュ・ポップ・ロックである。所々にヘヴィ・ロック的なアプローチが出てくるので、アメリカでのエアプレイもなかなか好調である。

DISTURBED-Music As a Weapon Ⅱ ★★ (2004-02-23 21:33:00)

待ちに待ったリリースである。昨年の春シカゴで行われたライブを、収録したものである。「THE RED」のシングル・ヒットによって一躍人気者になったシェヴェル、吠えまくるヴォーカリストのステファン擁するタップルート、ルックスはいまいちだけど実力はあるアンロコ、今や人気も超一流の本家本元ディスターブドと、4つのバンドの音源を収録している。収録曲が代表曲というわけではないが、それぞれバンドの特徴はよく出ていると思う。実はDVD付きのものと2種類があるが、少々高いがDVD付きの方がお薦めである。今アメリカの若者に、どんなロックが受けているのか知りたければ、このアルバムを買えばいい。どのバンドもアメリカでは結構人気がある。その中でもやはりディスターブドは、楽曲そのものが一番しっかりしている。サウンドの質はいいから、結構お薦めである。高いけどね。

LILLIAN AXE-Fields of Yesterday ★★ (2004-02-22 07:39:00)

サウンド・プロダクションはお世辞にも良いとは言えない。過去の未発表ナンバーも焼き直しされ収録され、パーツをつなぎ合わせた楽曲もあり音源にはバラツキがある。でも相変わらず、メロディーは抜群に良い。とてもアメリカのバンドとは思えない、ファンの期待するリリアン流の泣きが存在している。でもこのバンド、どこか悲しい泣きの世界を作るのが本当に上手い。しかも、サビは何故か明るくなるという楽曲もあり、ソングライターとしての実力が相当高いバンドである。もし完璧に仕上げていたら、名作「ポエティック・ジャスティス」をも超えた可能性がある。ボン・ジョヴィなんかもそうだけど、ソングライターとしての実力の高いアーティストには、未発表ナンバーにも数多くの名曲が存在する事を証明したような作品である。

TNT-My Religion ★★ (2004-02-22 07:19:00)

ミニ・アルバムをはさんで、ファン待望の新作の登場である。どこまで黄金時代のサウンドに戻すのか、又は戻せるのかがポイントだと思っていたが、出来上がった新作は正直に言えば名作「インテュイション」には及ばないものの、フェア・ウォーニングの世界とも共通する爽快な空気に満ちた作品になった。楽曲にはひねりがあまり無く非常にシンプルなので、そこがファンにとっては評価の分かれるポイントになると思うが、個人的にはこれで良いと思う。少なくともミニ・アルバムよりは、作品全体に統一感がある。
しかし「テイスト」でも少し言ったが、ファンが求めている最低の条件は「ヘイ・ラブ」のようなメリハリの効いた楽曲もしくは、「リアライズト~」の頃のコンパクトな勢いの良さであり、一般のファンの方にこの良さが伝わるかと言えば、少々疑問である。サビのメロディーをもっとダイナミックにキャッチーにすれば、印象はかなり変わるとは思う
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TNT-Taste ★★ (2004-02-21 23:38:00)

新作が発売されたので、先ずはこの作品から.....。確かに、雰囲気は昔のあの頃に近い。しかし、サウンドそのものは少し違う。ボーナストラックである⑥は昔の曲なので例外として、全体的に見れば最近の彼らと昔の彼らを足して2で割ったような作風である。新作までのブランクを埋めるのにはこれで良いのかもしれないが、例えば②のような壮快な楽曲がもう少しあっても良かったような気がする。これこそが、ファンの求めるTNTの姿ではないか......。サウンドの質から言っても、ウエストワールドとダブる部分が多いが、点数で言えば79点くらいかなという気がする。でもTNTと聞いただけで僕の心は熱くなる.....。最近の2作品よりは、はるかに良い。②が一番好きである。

DANGEROUS TOYS-Dangerous Toys ★★ (2004-02-21 00:34:00)

僕も結構好きですよ。たぶん全作品持っていると思う。この独特なリズム感、少しひねくれたVo.スタイルなんか、結構個性があって楽しいロックンロールだと僕は思う。先ずはこの作品を聞いて気に入れば、次に進んでいくといいと思う。この手のロックは、日本ではイマイチ受けが良くないけど、音楽を幅広く聞く人にはこの良さがきっと判るはず。最近この手のロックは全く聞く機会がないから、久々に全部聞いてみようかな......。

HEAVENS GATE-Hell for Sale! ★★ (2004-02-21 00:20:00)

せっかく、せっかく、せっかく「リヴィン・イン・ヒステリア」という超名盤を作ったのに、あまりにもアメリカナイズされた作風に、当時はファンからも総スカンを喰らった作品である。何故路線を変えたのか、当時も理解に苦しんだのを覚えている。でも、待てよ......。今になって思えば、この時代は誰しもがアメリカに市場を求めて、路線を変えた時期であった。当時は腹立たしくて繰り返し聴く気分になれなかったが、冷静に聞いてみるとこれが案外良かったりする。でも......やはり中だるみがかなりある....。というわけで僕は、①~③と⑪だけをよく聞いている。最近の作品よりは、はるかにいいと僕は思う。このコメントもファンの方なら分かってもらえるハズ.....?

AEROSMITH-Pump ★★ (2004-02-21 00:05:00)

売れっ子ソングライター、売れっ子プロデューサーの大々的な起用によって、エアロスミスは見事に復活した。単なる復活に終わらなかった背景には、完璧なシナリオが存在していたのである。これを肯定しても否定しても構わないが、この作品なんかプロダクションや構成を見ても分かるようにほぼ完璧に近い完成度である。まさに、豪華なスタッフとアーティスト自身の徹底的なこだわりが生んだ傑作である。当時僕は、完璧すぎる完成度に面白みを感じられず、あまり好きになれなかった。まだ「パーマネント~」の方が、らしい作品だと思っていたくらいである。今改めて聞いてみても、やはり完璧という言葉が頭に浮かぶ。でも、この作品の後も彼らはある意味プライドを捨てて、作品の質に徹底的に拘ってきた。結局彼らは、90年代という空白の時代を埋めた貴重な存在になった。この事実からしても、橋渡し的な役割を果たした、この作品の意味するところは大きい。エ
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BLIND GUARDIAN-Battalions of Fear ★★ (2004-02-16 23:21:00)

確かに1stや2ndには荒削りな部分も多いけど、少なくとも最近の「ナイトフォール~」や「ア・ナイト~」よりは、遥かに聞き応えのある楽曲が多いと思う。黄金期でもある中期の頃のメロディー程楽曲はクサクなく、どちらかと言えば疾走するサウンドこそが魅力である。特にこの1stはVo.抜きだと、ブラガと答えれる人は少ないかも知れない。僕は初期~中期の彼らが好きなので、この作品も何回聞いたかわからないが、一般のファンの方には敢えてお薦めしない。それはやはり3rd~5thの出来が、圧倒的に良いからである。少なくとも最近の作品よりは、いいと思うけど....。

LILLIAN AXE-Love + War ★★ (2004-02-15 07:19:00)

リリアン・アクスは報われなかった事が幸いしてか、今でも一部のファンの間では根強い支持があるバンドである。実はこの作品のセールス不振で大手との契約を失ってしまう訳であるが、出来そのものはかなり良い。次作「ポエティック・ジャスティス」は、インディー・レーベルからの発売になったが、これがまた更に良かったりする。彼らは実に報われない星の下に、存在している。でも作品の出来は、それに半比例するかのように良いのである。サウンド・プロダクションの良さも手伝い、この作品も実に彼ららしい泣きが満載の作品である。個人的には後半が特に好きである。

DAMAGEPLAN-New Found Power ★★ (2004-02-15 06:55:00)

簡単に言ってしまえば、今風のサウンドで重厚なアレンジによるラウド・ロックである。でも内容は、比較的古典的なロックである。1stシングルもエアプレイが好調で、アメリカのラジオでも受けがいい。どこまでセールスに結びつくか、注目である。このメンバーで想像通りのサウンドなので、コアなファンには満足できる仕上がりではないだろうか。個人的には、こういったストレートなハードコア寄りのロックも大好きなので、先ずは合格点である。

SKID ROW-Slave to the Grind ★★ (2004-02-14 00:14:00)

マイケル・ワグナーがプロデュースした2ndである。とにかくマイケルのプロデュースした作品は、音のバランスがいい。この作品もバンドの絶頂期に制作されただけあって、かなり魂のこもった力作に仕上がっている。1stで見せたポップな要素は後退し、その分バンドの硬派な部分が強調されている。当時も予想以上だったヘヴィな内容にファンもメディアも度肝を抜かれたが、この作品を聞く限りやはりVo.はバズでないと、ここまで硬派な作品に仕上がらなかった気がする。厳選された楽曲は勿論捨て曲が全く無く、アルバムとしての完成度は驚異の域にある。とにかくヘヴィである!

TNT-Tell No Tales ★★ (2004-02-07 00:50:00)

この作品も結構いい作品である。この作品があったから、名盤「INTUITION」が生まれたのである。ファンならチェックすべき作品である。待ちに待った新作はもうすぐである。衰えを知らないトニーのハイトーンVo.で、今までの経験を踏まえたサウンドでどこまで昔に戻すのかが、非常に楽しみである。まあ実力のあるバンドなんだから、平均点はあたりまえとして、プラスαがどれくらいあるのかで、個人的には新作を評価したいと思う。なんか久々に、わくわくしている。

IRON MAIDEN-Somewhere in Time ★★ (2004-02-07 00:25:00)

確かに当時は高い評価はされていなかったが、特別悪い評価もなかったという時代に埋もれた作品ではある。比較的地味な位置に存在するが、まとまりもよく楽曲もコンパクトでこれが好きという人の気持ちもよくわかる。個人的には前半の展開が好きである。彼らの場合、なんだかんだ言っても名盤が多いから、どれを聞いても何らかの説得力がある。モダンさは感じられるが、それは表面のサウンドの質感だけで、根本はいつもの彼らそのものである。どの作品を聞いても安心して聞けるという、彼らの強さをこの作品でも感じることが出来る。最高傑作の票が分かれるのは、各作品のレベルが高いから仕方のないことである。

MCAULEY SCHENKER GROUP-M.S.G. ★★ (2004-02-03 00:30:00)

僕は結構好きなアルバムだったりする。確かにサウンド・プロダクションから、ソフトな印象が先行してしまって、当時は正当に評価されなかったのかもしれない。しかし楽曲重視の前作の流れを汲むいい曲のオンパレードの作品である。ヨーロッパの「アウト・オブ・ジス・ワールド」の違和感と同じで、感触は異質だけど楽曲自体は良いという内容である。とにかく判りやすい泣きの楽曲が多く、晴れでも雨でもない空間に身を委ねて聞いてみると、案外気に入るファンも多いはず....。ロビン・マッコリー.....僕は結構好きだけどなあ~....。

WHITE LION-Pride ★★ (2004-02-02 20:53:00)

客観的に聞いても彼らの最高傑作だろう。サウンドには何故か、悲壮感さえ感じる熱い作品である。プロデューサーのマイケル・ワグナーが作るサウンドが、僕は大好きである。①から哀愁の泣きのナンバーが続き前半のハイライトである⑤に繋がる展開等は、心憎い演出としか言いようが無い。個人的には⑤⑨等のポップ・バンドらしからぬ、玄人受けするナンバーが好きである。⑩の大ヒットにより、アルバムも好セールスを記録したが、今のシーンではとても考えられない現象である。名曲の宝庫であり、聞いて損は無い作品だと僕は思う。

VICIOUS RUMORS-Welcome to the Ball ★★ (2004-01-31 23:57:00)

彼らは歴史の中で考えればマイナーな存在ではあるが、正統派HM/HRの代名詞的なサウンドを信条としていたバンドであった。この作品なんか①~から、怒涛の展開が続く。ポップでもなくゴリゴリでもないこういった正統派バンドは、どちらかと言えば軽視されがちであるが、この真面目さが僕は大好きである。当時も結構評価の高い作品だっただけに、今聞いても古さはあまり感じない。とにかく正統派である。シーンの空洞化を埋める、貴重な存在だった.....。

TESLA-The Great Radio Controversy ★★ (2004-01-30 22:46:00)

テスラ復活おめでとう!!TESLAと言えば、先ず間違いなくこの作品である。バラード⑪⑫の出来は勿論の事、全体的なレベルが相当高い作品である。ミックスも最高級に良い。思い起こせば、東京ドームのファイナルカウントダウンのイベントで、ある意味メタリカ以上に観たかったのが、なにを隠そうこのテスラである。このファイナルカウントダウンのメインはメタリカであり、彼らの演奏中はあまり盛りあがっていなかったが、僕は密かに集中して観ていた。彼らのライブはこの一回しか観ていないが、演奏は抜群に上手かった。イモくささも感じられたが、それもまた逆に好感がもてた気がする。新作からの先行シングルは地味な楽曲だが、それもまた彼ららしいと僕は思う。彼らの音楽には、時代性に左右されない良さがある。

STRYPER-To Hell With the Devil ★★ (2004-01-29 23:06:00)

本当に久々に、この作品を聞いた。やはり良いものは良い。バンドの最大の特徴でもある、ポップで派手なコーラスワークが冴える作品である。とにかく僕は⑤が大好きだった。シングルチャートでも健闘したが、この曲を当時は繰り返し聴いていた。個人的には4thあたりも好きだが、一番聞いたのはやはりこの作品である。こういうポップなアルバムは最近めっきり少なくなったので、逆に価値が上がっているのかなという気もする。この80年代型サウンドが、いいね。相当前の作品だけどね。

QUEENSRYCHE-Q2K ★★ (2004-01-28 22:39:00)

音楽的な方向性を変えるのは、別に悪いことではない。重要なのは楽曲であり、アーティストがファンに媚びる必要は無いし、他人から見る自分にとらわれる必要も無い。個人的には大好きなバンドであるために、この作品に対するコメントは逆に控えてきた.........。アルバムの評価は聞いた本人がすべきであって、他人の意見に惑わされる必要は無い。この作品を聞いた人が、実際にはどれくらいいるだろうか?最近の傾向として、誰かが褒めてれば興味があり聞くが、評価が悪いと例えファンであっても聞かないという傾向が強い。レヴューを見ていても、似たような意見ばかりである。このアルバム、個人的にはやっぱりきつい。でも、自分と違う意見があっても全然構わない。逆にそれの方が、自然である。このアルバム、サウンドの違和感は勿論なこと、印象に残りにくい楽曲が多すぎる。でも⑪なんかは、いい曲だなあと正直思う。でもそれは、「HEAR I
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FIGHT ★★ (2004-01-27 22:55:00)

本当に「WAR OF WORDS」を聞いてると、胸が苦しくなる。当時のロブがどんな思いで、この作品を創っていったのかを考えただけでも、今でも胸が苦しくなる。僕にとってはジューダス・プリーストの新作こそが、2004年の最大の楽しみである。それにしても、前半の展開は圧巻である。ある意味「ペインキラー」よりも、はるかにヘヴィな作品である。何故ロブはジューダス・プリーストを脱退しなければならなかったのか?この作品は、怒りと悲しみに満ち溢れている。その度合いが、半端でない。

YNGWIE MALMSTEEN-Magnum Opus ★★ (2004-01-27 22:28:00)

音楽を聴いていて、思わず時間を忘れてしまう事がある。最近は歳を取ったせいか、それとも音楽に対する情熱が薄らいだせいかめっきり少なくなったが、インギーの作品を聞いてると本当に自然に音楽に集中してしまっている自分がいる。僕はアーティストのインタビュー記事の内容や他人のレヴューをあまり参考にしない。よって一度気に入れば、よほどの理由で裏切られない限り、そのアーティストを応援し続けることになる。僕にとってインギーの作品は、極端に言えばどれも同じである。でも新作が出れば、楽しみで楽しみで仕方ない.....。確かに出来はイマイチかなという気がするが、ファンなら絶対に聞くべきである。全作品聞かないと、相対的な評価はできないはずである。

YNGWIE MALMSTEEN-Fire and Ice ★★ (2004-01-26 23:13:00)

個人的には、結構好きな作品である。僕の記憶が間違っていなければ、この作品頃が日本での人気のピークではなかったであろうか?来日公演にも行った記憶がある。確かに長すぎるインスト①から始まる3曲目ぐらいまでの構成は、前作の悪い流れを引き継いでいるが、前作同様④からの巻き返しは半端ではない。これこそイングヴェイである。一般のアーティストには、アルバムに構成やバランスが必要である。とにかく、いろいろなことを考えなければならない。しかーし....彼ぐらいに自我を貫くアーティストには、そんなものは全く必要が無いのである。彼が売りたいが為に、売れ線の楽曲を書くとは思えない。だからイングヴェイなのである。こうしたらもっと売れるのに,,,,,,と真剣に思った時期もあったが、そんな意見に耳を貸さないからこそ偉大であることに気づくのに、あまり時間は掛からなかった。

YNGWIE MALMSTEEN-The Seventh Sign ★★ (2004-01-26 22:35:00)

①も結構好きだが、なんといっても③のイントロだけで完全にノックアウトである。個々の楽曲はコンパクトにまとまっており、1曲1曲がそれぞれ独立した輝きをもった作品である。ここまでくれば、ファンの一人としては文句のつけようが無い。速い曲をバランスよく配列し、イングヴェイらしからぬトータル的に言ってもバランスがいい作品である。判りにくいが、まちがいなく前作からの流れを引き継いでいる作品だと思う。ファンがインギーに期待する作品のお手本のような内容である。1枚のアルバムとしては、客観的に聞いても完成度が高い。ある意味、らしくないかも知れない。

VAN HALEN-For Unlawful Carnal Knowledge ★★ (2004-01-25 18:02:00)

楽曲的には、結構好きである。のっぺりしたサウンド・プロダクションが奥行きを無くし、それがかなりマイナスイメージではあるが、収録されているナンバーは1曲1曲がきちんとまとまっていてシングル向きな楽曲も多い。僕の中では、アメリカンロックといえば、ずっとVAN HALENだった。今でもよく聞くし、彼らの音楽は聴いていて全く時代を感じさせない良さがある。王者という言葉がよく似合うバンドである。サミーの声は、やっぱりこの手のスケールのでかいサウンドに良く似合う。

NIGHT RANGER-7 Wishes ★★ (2004-01-25 11:09:00)

こんな名盤の評価が低いとは、個人的には信じられない。彼らの作品の中で最も売れたし、全曲メロディーがキャッチーでお薦めできる作品である。確かに後期は、ミディアム路線の楽曲が多くなり、ポップなアレンジ同様何か釈然としない感覚はあった。「ポップなHR/HMは、HR/HMと認めない」という何か勘違いしているファンが90年代以降多いが、これもHR/HMというフィールドの中でも充分名盤である。こういうポップなHR/HMを認めない人ほど視野が狭く、狭い視野の中で評価を下しがちである。自分の好きなジャンルのHR/HMしか聞かないという人の評価ほど、信頼できないものはない。

BON JOVI-7800° Fahrenheit ★★ (2004-01-23 20:38:00)

1st、そしてこの2ndはマイナーな楽曲が多い。でもマイナー=楽曲が悪いという意味では決してない。1stから最新作まで順番に聞いていけば、彼らが成長と共に音楽性が変化している事実に気がつくはずである。一般的には彼らの歴史の中で最もマイナーな作品かも知れないが、この時代だからこその勢いや良い意味での若さが全編に漲っている。勿論捨て曲等ないし、
楽曲も1stよりはかなり練られている。僕は結構好きな作品である。ヒット曲は無いしセールスもイマイチだったが、1stよりは着実に成長している。

KISS-Smashes, Thrashes & Hits ★★ (2004-01-22 01:54:00)

KISSにはヒット曲も多いし、例えどのアルバムを選んでも楽しめる内容になっている。個人的には、楽曲の平均的クオリティーが高いバンドだと思う。僕の周りにもKISSの熱烈なファンが多い。ちょっと上の世代だけど。確かに新曲は大した出来ではないし、1枚に詰め込むには代表曲が多すぎて所詮無理な話しである。でもKISSを聴いてると、本当に気分が楽しくなる。うんちくなしで理屈抜きで楽しめるバンドは、HR/HMシーンにもあまり存在しない。ホントにいいね。KISSは名曲が多いから、代表作はチェックした方がいいね。こんなものじゃないよ、代表曲はもっとたくさんあるから.....。

JUDAS PRIEST-Metal Works '73-'93 ★★ (2004-01-21 23:19:00)

本当は過去を遡って、古い作品から順番に聞いて頂きたい。「ペインキラー」が発売された時は、間違いなくアイアン・メイデンよりジューダス・プリーストの方に勢いがあった。まさかあの段階でロブが脱退するなんて、1%も予想していなかった.....。「ペインキラー」はポップなアメリカン・ハードロックに対する、彼らの怒りの一撃だったのだと個人的には解釈している。実は僕はロブが抜けてから真剣に全作品聞いてみた、比較的後追いファンなのである。この作品については、うにぶさんが鋭い解説をしているのであまり触れないが、選曲についてはまあまあだと思う。ヘヴィ・メタルファンを名乗るなら、彼らも避けては通れないアーティストである。入門者には、お得な一枚かもしれない。ロブが復帰したジューダス・プリーストが、どんな新作を出すのか本当に待ち遠しい。

METALLICA-Garage Inc. ★★ (2004-01-21 22:31:00)

当時の段階で、既発のカヴァーと新録のカヴァーを収めた超豪華2枚組である。メタリカの場合カヴァーの仕方が独特なので、メタルファンならオリジナルよりメタリカ・ヴァージョンの方が圧倒的に気に入るはずである。オリジナルよりアレンジは当然ヘヴィではあるが、楽曲そのものは案外忠実にコピーされているから凄いとしか言いようが無い。オリジナルに対するリスペクトの気持ちが楽曲の隅々に感じる事ができ、オリジナルを知ってようがいまいが力むことなく楽しむ事が出来る好盤である。それにしても、特筆すべきはその選曲のセンスである。思わずニンマリするような選曲に、他のアーティストの曲数埋め合わせの為のカヴァー等とは全く違う、音楽に対する敬意の気持ちを感じることが出来る。カヴァーがカヴァーに聞こえない選曲のセンスにこそ、メタリカというバンドの意地と誇りを感じる事が出来る。

WARRANT-Dog Eat Dog ★★ (2004-01-20 23:04:00)

当時聞いたときは、はっきり言ってウォレントも終わったなと思った。あまりにも変わっていたために、ついていけなかった。でもあまり知れていないが、彼らのライブを見ればわかる事だが、彼らはアルバムとは違い結構ハードなバンドなのである。楽曲もライブで聞いた方が、エッジがあって良かったりする。1stで見せたポップなイメージばかりが先行して、それを払拭するように彼らは2nd、そしてこの3rdとハードに変身していった。時代の流れもあって、このダークな変貌にガッカリしたファンも多いと思うが、結構メロディーはキャッチーだったりする。代表作とは言いたくないが、味がある作品でファンなら再評価してもいいかも。

YNGWIE MALMSTEEN-Alchemy ★★ (2004-01-20 22:29:00)

ここまで変人と呼ぶにふさわしいミュージシャンが、現在の音楽シーンで他に存在しているだろうか。世界を夢見ていた初期~中期のインギーの作品も良いが、完全に自分の殻に閉じこもって逆に開き直った後期のインギーもまた良しと、個人的には思っている。僕は他の人と見方が少し違うかも知れないが、いつまで経っても変わらないイングヴェイこそが好きである。変わらないから、好きなのである。確かに作風に変化は無いし、新作を聞いて驚くようなこともほとんど無くなった。でも、絶対にらしさを失っていないという信頼感が、そこにはある。変に売れ線に走ることもない、自分の信念は誰がなんと言おうが変えないという、信頼感という絆がそこにはある。でなければ、とっくにファンは離れてしまっているはずである。変わらないこそ、イングヴェイなのである。ファンが何を望もうが、彼にはあまり関係がない。かっこよすぎるではないか.....その姿勢が。こ
…続き

TESTAMENT-The Legacy ★★ (2004-01-20 21:54:00)

結局、今日まで彼らは大ブレイクを果たしているとは言えないが、4thあたりまでの作品は結構好きだった。日本での人気のピークも3rd~4thあたりだと思うが、彼らのマイナー臭さが抜けないB級っぽい所とマイナーコード連発の楽曲が、非常に心地良かった。決してストレートには展開しないが、逆に複雑でもないという楽曲の魅力に惹きつけられたファンも少なくないはずである。後期のゴリゴリ感剥き出しのサウンドよりも、やはり初期の方が聞きやすいし、単純に楽曲もいい。テスタメントは今、中途半端な位置に存在している。それは全てにおいてである。でもそれも彼ららしいと、僕は思う。この作品は、ファンなら必聴の作品である。


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