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ヤング・ラジオさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 351-400
BRAINSTORM-Metus Mortis
QUEENSRYCHE-Promised Land
AEROSMITH-Just Push Play
MR. BIG
BOSTON-Don't Look Back
ANTHRAX-Sound of White Noise
BULLET BOYS-Bulletboys
FOO FIGHTERS-One by One
LYNCH PILSON-Wicked Underground
ELEGY-Manifestation of Fear
STRATOVARIUS-Elements, Part 1
ARTHEMIS-The Damned Ship
DEATH ANGEL-The Art of Dying
THE HAUNTED-One Kill Wonder
BURNING IN HELL-Burning in Hell
DIONYSUS-Anima Mundi
BRUCE DICKINSON-Accident of Birth
ACCEPT-Metal Heart
DREAM THEATER-Master of Puppets
YNGWIE MALMSTEEN
NOCTURNAL RITES-New World Messiah
EUROPE-Wings of Tomorrow
WINGER-In the Heart of the Young
EUROPE-Europe
SOILWORK-A Predator's Portrait
DREAM EVIL-The Book of Heavy Metal
MOTLEY CRUE-Supersonic and Demonic Relics
BONFIRE-Point Blank
MORTAL SIN-Mayhemic Destruction
JUDAS PRIEST-Painkiller
HELLOWEEN-The Time of the Oath
RIOT V
THE CALLING-Two
SHADOWS FALL-The Art of Balance
VELVET REVOLVER-Contraband
VAN HALEN-Best Of – Volume I
STONE TEMPLE PILOTS-Purple
ARTILLERY-By Inheritance
HOOBASTANK
SCORPIONS-Pure Instinct
LOST HORIZON-A Flame to the Ground Beneath
QUEENSRYCHE-Tribe
SLIPKNOT-Vol. 3: (The Subliminal Verses)
HELLOWEEN-Rabbit Don't Come Easy
VAN HALEN-Van Halen III
VAN HALEN-5150
ROYAL HUNT-Eyewitness
AEROSMITH-Honkin' on Bobo
HAREM SCAREM-Higher
WHITE LION-Mane Attraction
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BRAINSTORM-Metus Mortis ★★ (2004-08-20 22:21:00)

正直に言えば、決め手に欠けるこういったジャーマン系サウンドは、一枚通して聞くのが少々辛い。所々にいいフレーズもあるし演奏は安定しているが、印象に残るナンバーが無いのは大きなマイナスポイントである。僕はこの手のサウンドが大好きであるが、このバンドには楽曲のレベルアップが絶対に必要である。平均的すぎるバンドというのは、ある意味一番やっかいである。

QUEENSRYCHE-Promised Land ★★ (2004-08-06 21:10:00)

音楽的な方向性はほとんど変わらないが、その質感は作品によって微妙に異なるというのが、僕が考える一流の定義である。つまり、より良い作品を創ろうとすれば前作と全く同じになるはずが無いのである。しかし、だからといって前作を100%否定するような作品にも、なるはずが無いのである。だから結果として、前に述べたような作品に仕上がるのである。この作品は確かに地味ではあるが、楽曲には実に彼ららしいきめ細やかさが多数存在している。当時は大人しくなった彼らのサウンドに物足りなさを訴えるファンも多かったが、僕は結構いい出来だと当時も思っていた。自分の歴史を否定しないのも一流の条件であるが、最近の彼らはなんとなくらしくないと僕には感じてしまう。

AEROSMITH-Just Push Play ★★ (2004-08-05 20:56:00)

なにかまとまりという点では、イマイチという感じがする。楽曲を個々に見ればいつものエアロ節なのだが、いろいろ詰め込み過ぎたためか焦点が絞りきれていない気がする。前作が徹頭徹尾らしさ満開の作品だっただけに、この方向性もある意味納得は出来る。完成度が異常に高かった次の作品というのは案外こうなるのである。でも相変わらずのクオリティーは維持している。③はキャッチーだが、個人的にはあまり好きではない。

MR. BIG ★★ (2004-08-03 22:50:00)

2ndアルバムの爽快感は、やはりバンドとしてのまとまりがなせる業であった事に、後で気づかされるのである。このバンドのサウンドを聞いてると、たまに息苦しくなる時がある。人間関係というキーワードは、どこの世界にも存在し大きな影を落としている。正義が必ず勝つのであれば、問題解決は案外早い気がする。しかし、この問題は想像以上に根が深い。プライドを簡単に捨てれる人間なんて、そんなに存在しない。何が民主主義なのか?閉鎖的な空間で、この問題に明確な答えを出せる者なんているのだろうか?再結成は、不可能ではないと僕は思う。でもそこには、個人の損得無しで本気で動いてくれる第三者の存在が必要不可欠である。

BOSTON-Don't Look Back ★★ (2004-08-02 20:31:00)

まあ1st~3rdぐらいまでは、作風はほどんど変わらない。ポップでありロックである高品質な楽曲がずらりと並ぶ。HR/HMファンにとってはある意味もの足りないかも知れないが、ポップな完成度が高い楽曲が好きであればボストンは外せない存在である。徹底的に楽曲に磨きをかけるタイプのバンドらしく、いい曲のオンパレードである。1st、2nd、3rdとどれも名盤である。

ANTHRAX-Sound of White Noise ★★ (2004-07-18 22:26:00)

最初に聞いたとき、これ本当にアンスラックスかと思った。個人的には他人にはお薦めしたくないが、このモダンでもない不思議なサウンドは今聞いても摩訶不思議なサウンドである。ジョン・ブッシュの声は当時聞いた時、確かにインパクトがあった。しかし今でも通して聞くのは少々きつい..。楽曲も勿論わかりにくいナンバーが多い。

BULLET BOYS-Bulletboys ★★ (2004-07-16 23:42:00)

当時はアメリカでも、スマッシュヒットを記録した作品である。このサウンドはまさしく80年代の、ビッグ・プロダクションによるハード・ポップなロックンロールである。このバンドの作品の中では、これが一番だから、よほど興味がある人は中古屋さんで探してみてもいいかも。でもこれといった決め手がないので、一般のファンにはあまりお薦めできないのも事実である。ホントに久々に聞きました....。

FOO FIGHTERS-One by One ★★ (2004-07-16 23:29:00)

オルタナティブはHR/HMではないの?という、あやふやな境界線に属するバンドは予想以上に多い。ニルヴァーナはオルタナでしょ、ならフー・ファイターズもオルタナでしょ、でも.......この線引きは今ではあまり意味が無い。あまりにもクロスオーヴァーするバンドが多すぎるのである。しかもロック・チャートにもオルタナ・チャートにも登場するバンドが、ほとんとである。サビは比較的キャッチーだし、楽曲も悪くないし、僕はこの作品結構好きである。シングル・ヒットも数多く生まれたし、ある意味VELVET REVOLVERとサウンド的に共通する部分が多いこの作品は、結構お薦めである。

LYNCH PILSON-Wicked Underground ★★ (2004-07-16 21:47:00)

リーダートラックを聞いたとき、これ誰?と耳を疑った。なつかしさを感じさせる80年代のハードポップサウンドに、おいおい誰だよこれ?と個人的には夢中になった。やがてこれが、このアルバムだとわかり早速聞いてみたが、全体を通して聞くといまいちという結果に終わった。まあドッケンだと言えばそれっぽいサウンドだが、厳しく言えば全盛期の本家には全く及ばない完成度である。最近こういったサウンドを作るバンドが少ないからといっても、僕の評価は変わらない。うーん、楽曲が弱いなあ....。

ELEGY-Manifestation of Fear ★★ (2004-07-12 22:57:00)

流れていくような疾走メロディーを得意とするバンドもいいけど、こうしたちょっとクセのある変則リズムが持ち味のエレジーも大好きである。こういう言い方はよくないかも知れないが、この手のサウンドを作らせたら軽く平均点はクリアするところはさすがである。1stが今でも一番好きだけど、この作品も結構好きである。3rdまで続いた路線から少しマイナーチェンジをしたために、これを良しとしないファンもいるだろうが、まあインディー系のバンドに触手を伸ばすぐらいだったら、先ずはこのバンドを聞いて頂きたい。案外個性のあるサウンドで、安定性もなかなかありますこのバンド。

STRATOVARIUS-Elements, Part 1 ★★ (2004-07-11 12:08:00)

こんなバンドだったかな?と、正直思った....。全作品聞いてきたが、このアルバムはオヤッという感想しか出てこなかった。いつもの彼らと言えば、何も変わってないともいえるが、楽曲の出来があまり良くないという気がしてならない。いつもの突き抜けるような感覚が、少ないのである。作品毎に多少バラツキはあったが、全作品の中でいえば下の方にランクされる作品ではないか?何かが足りない気がしてならない......。

ARTHEMIS-The Damned Ship ★★ (2004-07-11 10:19:00)

この手のメロディック・スピードメタルバンドの中では、僕は結構好きである。楽曲にはフックがあり、押しと引きもある。でもこれだ!といえる楽曲が無い分、一般のファンの心を掴むほどの決定打が無い。こういうバンドは、キャッチーな楽曲を書けるソングライターと組むのも一つの方法論ではある。楽曲に磨きがかかれば、化ける可能性はかなり高い。安定感はある。

DEATH ANGEL-The Art of Dying ★★ (2004-07-11 09:07:00)

エクソダスといいこのデス・エンジェルといい、なんか嬉しい音ですね。確かにモダン的な要素もあるため手放しでは喜べないけど、まあでも合格点はあげたい出来です。やっぱりどうしても昔のサウンドに近い楽曲に耳がいきがちだけど、こうして長いインターバルがあったことを考えると、復活して新作が聞けたことだけでもかなり嬉しいです。それにしてもいい意味でこの安っぽいサウンドは、今のバンドには作れないだろうね。

THE HAUNTED-One Kill Wonder ★★ (2004-07-11 08:51:00)

バンドの特徴的なものには欠けるけど、出来は結構いいのではないだろうか。特別に思い入れのあるバンドではないけど、こういったバンドの中ではトップ・クラスの仕上がりである。日本での認知度はまだまだ低く、一部のファンに支持されているバンドという感じだが、探せばこういうめっけものアルバムに出くわすという典型的な例ではないだろうか。

BURNING IN HELL-Burning in Hell ★★ (2004-07-09 23:40:00)

僕はこの作品を友人に借りて試聴したので、あまり強くは言えないけど.....。きびしい言い方をすれば、楽曲の魅力に少し欠ける気がする。確かにドラゴン・フォースファンには、いいのかも知れないけど、僕なんかはあくまで楽曲至上主義だから、少し物足りない。この手のサウンドはマイナーにもたくさんいるから、それらのバンドと比較した時何か突出した部分がないと正直辛い。日本ではこういったサウンドが今流行っているのかも知れないけど、こういったサウンドを演奏するバンドでも昔聞いたバンドの方が、より個性はあった気がする。でも、4名も発言者がいたことに、少し驚いた。

DIONYSUS-Anima Mundi ★★ (2004-07-08 21:31:00)

決定的な何かには欠ける......。でも、楽曲の平均的な出来は悪くない。ああ、聞いたことあるね、といった展開の曲も多いが、それが逆にこの手のサウンドが好きな人にはたまらないだろう。ネイションと共通する点もあるが、それは忘れていい。これを掘り出し物と思える人もいるだろうから、ネイション好きな人は一聴の価値ありと、言っておく。個人的には83点。結構ドラマティックである。

BRUCE DICKINSON-Accident of Birth ★★ (2004-07-06 22:14:00)

この作品が発売された時は、HR/HMバンドが総崩れ状態で、時代に迎合するものや中身の薄い作品を発表するアーティストばかりであった。何故ブルースはメイデンに変化を求めたのか?の答えのヒントがここにある。メイデンとは違う角度から攻め込んだブルースは、見事な作品を作りあげた。そもそもこの発言数の少なさは何なのか?メイデンのファンであり、ブルースのファンである人は、絶対にこの作品と「ケミカル~」は聞くべきである。熱い!とにかく熱い!身震いさえするこの作品を聞かずして、HR/HMは語れない....。名盤中の名盤である。

ACCEPT-Metal Heart ★★ (2004-07-06 20:56:00)

これぞメタル!といえるサウンドである。客観的に聞いても、この完成度は彼らの最高傑作であろう。でもAC/DCの良さがわからないと、この作品の良さもわからないかも....。1曲目からノリノリでキラーチューン連発の前半なんて、文句のつけようが無い。こういったサウンドもやはりメタルである。

DREAM THEATER-Master of Puppets ★★ (2004-07-05 23:52:00)

確かに観客の反応も凄い。しかし、ここまで完璧な形でコピーできる実力も凄い。結局こういうカバーは、そのバンドに対する敬意の程がうかがえる訳で、そこら辺のバンドのコピーよりは何か説得力がある。ドリーム・シアターファンなら聞いておいた方がいいであろう。それにしても、実力あるねドリーム・シアターは....。ライブは、やっぱりいい。

YNGWIE MALMSTEEN ★★ (2004-07-01 22:50:00)

僕にとっては、イングヴェイはある意味精神安定剤である。とにかくある時、突然聞きたくなるアーティストである。周囲の意見に全く耳を傾けない彼の姿勢も、音楽性にも増して徹底してて大好きである。やはり彼は、記録?にも記憶にも残るアーティストである。全部同じで、何が悪い!!孤独なところも好きです。

NOCTURNAL RITES-New World Messiah ★★ (2004-07-01 22:27:00)

確かに頭の3曲のB級くさい展開は、名作「SACRED TARISMAN」とはまた違った良さがある。②なんかは、これイングヴェイ?と思ったし、④はこれシンフォニー・X?と思ったぐらいである。しかし③から④への流れは唐突だし、なんかどこかで聞いたことがあるような展開の曲も多く、手放しには喜べないのも事実である。僕は個性を重要視するので3rdのようなインパクトが欲しかった気もするが、全体的な出来は悪くない。少なくとも、4thや5thよりは好きである。楽曲にもう少し磨きをかければ、大化けしそうな可能性も十分にある。

EUROPE-Wings of Tomorrow ★★ (2004-06-29 22:20:00)

「アウト・オブ・ジス・ワールド」は僕も結構好きだけど........、この作品の評価は低すぎはしないだろうか?これは名盤である。誰がなんと言おうが、名盤である。例えば最近のありふれた北欧サウンドの新人バンドなんかを聞くぐらいだったら、この作品を繰り返し聴いてた方がよっぽど精神的にも良い。この作品は名盤である。くどいが、この作品を聞かずにヨーロッパは語れない。何故評価が低いのか、不思議である。名曲のオンパレードである。

WINGER-In the Heart of the Young ★★ (2004-06-29 22:01:00)

一部曲の差し替えと曲順変更があり、本当にもったいないなと当時思っていた。僕は何度もコンサートに足を運んでいるが、本当に彼らの演奏は上手かった。まあ地味と言えば地味かもしれないが、演奏は上手かったと記憶している。こういったポップなHRが盛り上がりを見せた80年代だったが、結局コンスタントにいい作品を残せたバンドというのは案外数が少なかった気がする。この2ndなんて、名曲のオンパレードである。本当の彼ららしさは、5曲目からスタートする。名盤なんて一言では語れない、思い出深い作品である。

EUROPE-Europe ★★ (2004-06-28 00:25:00)

ジョンがいた3rdまでが好きか、それ以降が好きかと問われれば、僕は迷わず3rdまでと答える。イモ臭かろうがチープであろうが、楽曲はやはり初期の方が好きである。ただ4th以降の作品も嫌いではない。僕は後追いでこの作品を聞いたが、インパクトは強かった。この湿った泣きがたまらない......。ポップでありながらも、楽曲は良いという彼らの魅力は、この作品で既に開花している。わかりやすさも手伝いヨーロッパの作品は、今でもよく聞いている。

SOILWORK-A Predator's Portrait ★★ (2004-06-28 00:07:00)

サウンドに荒々しさが残っていて、尚且つ完成度も高いことから、この作品を最高傑作に挙げるファンも多いはずである。この作品から彼らのこだわりが、より強く表われるようになった。最初から最後まで徹頭徹尾、ソイルワークらしさ全開の作品である。この作品が、未来のメタルと言われたのも納得である。もはやこの作品で、彼らは自分達のスタイルを確立してしまっている。この作品で感動できないようなら、HR/HMからは卒業した方が良いであろう。個人的には次作が一番好きだが、最初のインパクトから言えば圧倒的にこの作品であった気がする。

DREAM EVIL-The Book of Heavy Metal ★★ (2004-06-26 21:12:00)

前作から音楽的な変化はあまり見られないが、楽曲の質感は随分変わったような気がする。1stで示したHR/HMのお手本のような作品ではなく、いい意味でバンドの音としての個性が前面に出てきたような気がする。こういった作品は気合を入れて聞かないと、案外さらっと流れてしまう。僕も1回目ではまあまあぐらいにしか思わなかったけど、これが今では結構好きな作品になっている。貫禄というか存在感というか、大物の匂いをプンプン匂わせている。これはいい。

MOTLEY CRUE-Supersonic and Demonic Relics ★★ (2004-06-25 22:50:00)

アウトトラックやミニ・アルバム収録の楽曲をかき集めた企画物だけど、案外これはいい。やっぱり昔に作った曲の方がいい.....という事は、最近の作品の出来が悪いという事である。「ニュー・タトゥー」の最大の失敗は、自分達らしさを安易に取り戻そうとした所にある。ファンの為といえば聞こえは良いが、中身の薄い内容にはたとえファンであっても納得できない。やはり的確な助言ができる人が、こういったバンドには必要不可欠である。

BONFIRE-Point Blank ★★ (2004-06-25 22:38:00)

個人的に言えば、これはハード・ポップ・ロックの名盤である。BONFIREは、こういった路線が得意でこれ以外にも名盤はあるが、聞きやすさから言えばこの作品が一番であろう。一時期、勘違いして乾いたアメリカン・ロックに走ったこともあったが、このバンドの持ち味はこういった湿ったポップなロックにこそある。ベスト盤から聞くのも良いが、この作品は是非アルバム単位で聞いて頂きたい....。

MORTAL SIN-Mayhemic Destruction ★★ (2004-06-22 22:59:00)

確かに名盤とは言いにくい.....。雑誌等で、たまにスラッシュの名盤として扱われていることがあるが、高価なお金を出してまで聴く必要は、よほどのファンでない限り無い。でも当時は、この作品かなり好きだった。大胆なリズムチェンジはないし、これだといえる楽曲も少ないが、80年代のスラッシュが好きで好きで.....という人には一聴の価値のある作品である。最近の作品よりは、はるかに良い。

JUDAS PRIEST-Painkiller ★★ (2004-06-20 22:35:00)

いつ何処で聞いても、緊張感で胸が苦しくなるアルバムである。例えば、寝ころがりながら又は本を読みながらこの作品を聞くのは難しい....。理屈抜きで聞き手を圧倒する作品の代表格である。このアルバムが発売された年、僕は死ぬほどこの作品を聞きまくった....。他のアーティストの作品にはない、なんともいえない湿った闇の世界観の中に、鋼鉄のごとく太く真っ直ぐで重いサウンド.....本当にはじめて聴いたときはショックで言葉が出なかった.......。90年代という10年の歴史の中でもトップ5に入る、ブリテュッシュ・ヘヴィメタルの傑作である。これを聞かずに、HMは語れない....。

HELLOWEEN-The Time of the Oath ★★ (2004-06-15 23:01:00)

楽曲うんぬんよりも、居場所がなくなってピンククリーム69を脱退したアンディ・デリスの反骨精神と、方向性を見失いもう一度バンドを立て直そうとしたメンバーの気迫が上手くミックスし、それが楽曲の躍動感に表われている。ミックスダウンの関係もあるだろうが、隙間の無い間髪いれずの怒涛の展開に先ず圧倒される。これでもかと言わんばかりの力強いナンバーの数々は、まさに気合のたまものである。彼らの歴史上、最も力の入ったアルバムであり、メンバーが認めようが認めまいが、最もやる気がストレートに表現された作品である.....。

RIOT V ★★ (2004-06-15 21:39:00)

アルバムの出来には、確かにバラツキがある。またいい曲と、そうでない曲のレベルもかなり違う。しかし.....。RIOTは、本当についていないバンドである。B級といえば聞こえは悪いかもしれないが、彼らのB級度は超一流?である。日本人受けする泣きを伴なったナンバーも数多く、名曲と呼べる楽曲も多い。疾走するナンバーに泣きの要素が加わると、その魅力は悶絶ものである。再評価してもいいバンドである。

THE CALLING-Two ★★ (2004-06-10 21:36:00)

これは少し渋い普通のアメリカン・ロックであり、HR/HMと呼ぶには少し苦しい。まあ広義的にロックという音楽が好きであれば、かなりの力作だろうし、ハードさやヘヴィさを求めるファンにはおとなしすぎるロックと、一言で片付けられそうなサウンドである。確かに洗練されすぎかも知れないが、1stを気に入ったファンなら買っても損はしないだろう。しかし、前作の①や③にあった泣きの要素が後退している分、それに納得できないファンも多数存在するであろう。平均的クオリティーは新作の方が上だが、泣きの要素は残しておいて欲しかった。

SHADOWS FALL-The Art of Balance ★★ (2004-06-09 23:26:00)

スラッシュ・メタルが好きな人は、絶対にこの作品は聞いておくべきだろう。ハードコアでも最近流行りのアメリカン・メタルでもない、比較的ノーマルなスラッシュ・メタルである。突然変異ではないが、この作品でかなり劇的に変貌を遂げている。これはいい。新作ももうすぐだと思うが、この作品聞かなきゃ損である。

VELVET REVOLVER-Contraband ★★ (2004-06-07 22:17:00)

待ちに待った新作である。たぶん、このメンツで期待しない人はいないであろう。正直路線は決して悪くないのだが、もう少しメロディーにメリハリをつけた方が良かったのではないか?かっこいいのだが、もう後一歩なのである。これはプロデュースの問題かも知れないが、サビをもう少し工夫すれば、かなりの作品になったと個人的には思う。バンド自身には、なにかオーラをすごく感じるので、このまま是非続けてもらいたい。ガンズともストテンとも違う、比較的古くて新しいロックである。

VAN HALEN-Best Of – Volume I ★★ (2004-06-06 08:19:00)

今この作品を聞いてるけど、ベスト盤はシングル中心だからポップなものが多いですね。VAN HALENはポップなものとロックなものがアルバムには入っているから、ハードなナンバーだけの裏ベストなんかが作れそうですね。新ベスト収録の「イッツ~」もこの間聞いたけど、楽曲はいまいちかなと思ったけど、らしい曲であの独特なサウンドはなんか嬉しかったですね。それにしても、この作品はどこで聞いてもいい気分になれます。

STONE TEMPLE PILOTS-Purple ★★ (2004-06-04 22:27:00)

日本のHR/HMファンからは、全く支持が無いバンド......ストーン・テンプル・パイロッツのヒット作である。このけだるい雰囲気は、駄目な人は全く駄目という典型的グランジ作品でもある。でもこのバンド、結構器用なバンドである。メロディーにはツボがあるし、はまるとはまるタイプのサウンドである。興味がある人は「シャングリラ~」の方から聞いた方がいいかもしれない。いきなりこの作品では、少々重過ぎるかもしれない。

ARTILLERY-By Inheritance ★★ (2004-06-04 22:09:00)

隠れた名盤ではないだろうか。僕はこの作品結構好きである。高いお金を出してまで聞いたほうがいいとは言わないけど、スラッシュメタルが好きで好きでたまらないという人は、一聴の価値がある作品である。一般的に知名度は高くはないが、知る人ぞ知る隠れた名盤....かもしれない...。

HOOBASTANK ★★ (2004-06-04 22:00:00)

なんと3rdシングルが最も彼ららしい「セイム・ディレクション」ということで、アルバムのセールスは結構このまま好調をキープしそうです。「ザ・リーズン」の予想以上の大ヒットによりアルバム・セールスも絶好調だし、一体何がきっかけになるかわからないですね。つまりは、こういったことは他のバンドにも言えることで、アメリカではシングルがやっぱり重要ですね。でも僕は1stの方が好きだけど....。

SCORPIONS-Pure Instinct ★★ (2004-05-30 22:28:00)

後期スコーピオンズの作品の中では、圧倒的に好きである。彼らの作品は全作品聞いているが、楽曲の充実度はかなり高い方だと思う。確かに地味だし、セールスもいまいちだったが僕は結構聞いた作品である。バラードが多いので、80年代のドライブ感あふれるポップなHRを期待すると一見オヤッと思うかも知れないが、メロディーは泣いてるしその充実度は想像以上のはずである。新作の前半は、この作品の質感に近い...。

LOST HORIZON-A Flame to the Ground Beneath ★★ (2004-05-28 14:17:00)

全く個人的な意見ではあるが、最後まで聞くのが少々辛かった。楽曲は悪くないけど、装飾部分が多すぎて輪郭がはっきりしない。もっとコンパクトに仕上げるべきだし、メロディーにももっと起伏が欲しかった。何が言いたいのか、何を伝えたいのかが見えにくい作品である。もう少し個性が欲しい。この程度なら、大量に入荷される輸入盤のみリリースのバンドと、あまり差がない。期待感はあるので、次作が勝負である。

QUEENSRYCHE-Tribe ★★ (2004-05-28 08:39:00)

物事の背景を考えてみると、わかりやすい事がある。今のアメリカのロック・シーンで売れているものは、本来彼らが得意とするタイプの音楽ではない。80年代とは全く違った意味合いでのコアか売れ線かの選択をバンドとしては決断をしなければ、セールス的に未来は無い。その時半々の割り合いでと考えると、結構焦点ボケの作品に仕上がってしまう。アメリカの市場を無視しろよと言いたいけど、それは傍から見るほど簡単な事ではない。売れないとさまざまな問題が生じてくるのが、通例である。彼らは一度成功を掴んでいる。そういったバンドがもう一度、復活するのは簡単なことではない。内容についてはあまり触れないが、80年代のあのサウンドを期待するのは酷である.....。

SLIPKNOT-Vol. 3: (The Subliminal Verses) ★★ (2004-05-27 21:29:00)

1stにしてHR/HMサイドから見たハードコアの限界点的な作品を作ったために、2ndは違った角度からのヘヴィさを追求した作品になった。そして、1stとも2ndとも違った作品を目指したが為に、新作は結果的に消化不良的な作品になったというのが、僕の感想である。成長の質について考えた上での結果だから、これはこれで仕方ない気がする。僕は1stが好きである。でもこの作品で彼らが成長について、真剣に考えていることがわかってなんだか嬉しかった。正直、楽曲はいまいちである。でも、嫌いではない....。

HELLOWEEN-Rabbit Don't Come Easy ★★ (2004-05-26 22:46:00)

近くの専門店の人が言っていた。最近は若いファンがめっきり減ったと.....。また、探求心のあるファンも減ったと.....。バック・ナンバーが売れない、ある特定アーティストの作品しか売れない.....。これはCD店にとって、深刻な問題である。この限られた狭いHR/HMの中にも細分化が進み、ファンは自分の好きなスタイルの音楽しか聞かなくなった。この作品は、ある意味リトマス試験紙のような気がする。楽曲の所々にはゾクゾクっとするフレーズが出てくる。しかし、その興奮は長くは続かない.....。②なんかは結構好きであるが、これを今のハロウィンがやるべきなのかと考えれば、少々疑問である。一度目の視聴から気になっていたが、平たく言えば中身が無いのである。だから、感動しない。こんなタイプの曲を作るバンドは、今の世の中探せばいくらでもいる。⑨のイントロも一見格好良いが、何も感じられない....。

VAN HALEN-Van Halen III ★★ (2004-05-23 23:07:00)

ゲイリーのVo.うんぬんよりバンド自身が方向性を見失っていた事が、完全に裏目に出た作品である。ゲイリーは決して下手でもなく、バンドに合っていないわけでもない。この楽曲では例え誰が歌っていたとしても、セールス面では駄目だったと僕は分析する。まさかの大物バンドの音楽的方向性のマイナーチェンジに、誰もが納得いかなかった。でもそれは楽曲が弱いからで、結局は路線なんて関係なかったのである。ゲイリーは一生懸命に頑張っていた.....。ゲイリーを責めるのは、少しおかしい....気がする。今聞くと、まあまあの作品かなあと正直思う。

VAN HALEN-5150 ★★ (2004-05-23 22:51:00)

当時実力はあったけど、知名度は全国区でなかったサミー・ヘイガーを大抜擢した新生ヴァン・ヘイレンの第一弾。「1984」の大ヒットのプレッシャーもなんのその、なかなかの力作に仕上がっている。ただ当時、サミーがヴァン・ヘイレンにここまで合うと思っていた人は、ほとんどいなかったと記憶している。つまり大抜擢という言葉が、当時はピッタリだった。産業ロックっぽいツボを刺激するナンバーが多く、楽曲はいい意味でコマーシャルである。この堂々としたサミーのVo.は、セールス面の今後の大成功をこの時点で約束していたような気が、今になってする...。個人的にはデイヴのVo.も大好きである。

ROYAL HUNT-Eyewitness ★★ (2004-05-20 22:52:00)

僕にとってロイヤル・ハントの最大の魅力は、アルバム全体を通しての緊張感の持続であった。このアルバムの違和感は、ずばりそこにある。デビュー以来守り続けたその鉄則が、前作あたりから後退し始めたが、この作品個人的には楽曲もいまいちなような気がする。これを成長と捉えるのは、ちょっと難しい。実はこの作品まだ3回しか聞いていない。でも僕個人の評価は、変わりそうにない。

AEROSMITH-Honkin' on Bobo ★★ (2004-05-19 22:11:00)

いつかは出ると言われいた内容なので、免疫が出来ていたせいかすごく心地良かった。楽曲も悪くない。でも僕は、純粋な新作が聞きたい。こんな時代だからこそ、ガツン!とくる後期エアロワールド全開の新作が聞きたかった。今年はジューダス・プリーストによる純度100%HMの復活と、ヴァン・ヘイレンとエアロスミスによる王道アメリカン・ロックの復活を期待していただけに、純粋な新作でない点にちょっとガッカリしたのも事実である。

HAREM SCAREM-Higher ★★ (2004-05-19 21:59:00)

厳しい言い方をすれば、アルバムのなかで印象に残るのは比較的メロディーに起伏がある⑦や⑧だったりする。つまりは、どうしても「ムード・スウィングス」の影を追ってしまうのである。前作同様、確かに初期の頃のサウンドに戻っている。しかし、これだと言える楽曲が数曲ないと正直辛い。軽く平均点はクリアしているし、すくなくともRUBBERのような消化不良的な要素もない。でも、繰り返し聴きたくなる何かが足りない.....。ファンならこれで満足できると思うが、一般のHRファンの心を捉えるのは難しい気がする。このままでは、なにかもったいないような.....感じがする....。

WHITE LION-Mane Attraction ★★ (2004-05-18 01:48:00)

当時この作品で、彼らはセールス面においての復活を願っていた。プロデューサーもリッチー・ジトーに変更し、かなりの力の入れようであった。しかし時代背景の悪さも手伝い、結果的に撃沈した。でも待てよ....。いい作品が必ず売れる訳ではない。その逆もまた然りである。曲作りのセンスに関しては、このバンド個人的には完璧に近いと思う。①も大好きだし、⑥もまた名曲である。売れようが売れまいが、評論家の評価なんて気にしない。この作品もまた名作である、と僕は思う....。


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