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ヤングラジオさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 201-250
SOILWORK-The Living Infinite
STRATOVARIUS-Nemesis
BUCKCHERRY-Confessions
HELLOWEEN
HELLOWEEN-Straight out of Hell-Another Shot of Life
HELLOWEEN-Straight out of Hell
SOILWORK
ANTERIOR-This Age of Silence
SLAYER-Decade of Aggression: Live
PRETTY MAIDS-Pandemonium
AEROSMITH
AS I LAY DYING-Awakened
STONESOUR
ももいろクローバーZ
TREAT-Coup de Grace
DEF LEPPARD-Hysteria
PAPA ROACH
THREE DAYS GRACE
SHADOWS FALL
HOOBASTANK
PAPA ROACH-Time for Annihilation: On the Record & On the Road
WHITE LION-Mane Attraction
ILL NINO
SONIC SYNDICATE-Only Inhuman
LOSTPROPHETS-Weapons
KREATOR-Phantom Antichrist
SLASH
ACCEPT-Blood of the Nations
EUROPE
UNISONIC-Unisonic
OVERKILL-The Electric Age
GODSMACK-The Oracle
DAUGHTRY
DESTROPHY-Destrophy
VAN HALEN-A Different Kind of Truth
MEGADETH-Risk
HELLOWEEN-The Time of the Oath
CHILDREN OF BODOM-Relentless Reckless Forever
ANTHRAX-Worship Music
IN FLAMES-A Sense of Purpose
OPETH-Ghost Reveries
CATHEDRAL-Guessing Game
ROYAL HUNT
ROYAL HUNT-Show Me How To Live
ALTER BRIDGE-AB III
RIOT V-Immortal Soul
MEGADETH-Th1rt3en
STAIND
SEBASTIAN BACH-Kicking & Screaming
DREAM THEATER-A Dramatic Turn of Events
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発言している1曲を連続再生 - Youtube



SOILWORK-The Living Infinite ★★★ (2013-03-11 15:23:54)

結局、この新作を聞いた限りでは、ピーターが脱退した理由が、音楽的方向性の違いではない事が作風によって証明されている。
僕は前作を聞いた時、やっぱりピーターの存在価値は想像以上に大きいなあと感じた。
それは、前々作で感じた不安定さが全く無くなり、何にもなかったように軌道修正が自然になされていて、作品の完成度も見事に復活していたからである。

そのピーターを再び失ったこの新作の出来は、僕の予想より遥かに良かった。
彼らが目指す方向性はピーターが再び抜けても、全く変わっていない。
それどころか、ピーターが抜けたダメージは最小限に抑えられていて、その事実を知らない人が聴けば、気が付かないのではないかというレベルなのである。
やっぱり、そこら辺のバンドとは一味違う凄いバンドである。

今年に入って購入したメジャーなアーティストの作品は、そのどれ
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STRATOVARIUS-Nemesis ★★★ (2013-02-20 18:06:57)

今だから言うけど、僕にとってアルバム「POLARIS」は、楽曲的にはツギハギだらけという印象で、メインのソングライターを失ったダメージの大きさが、強烈に印象に残る作品であった。
だけど、裏を返せば、メンバーの必死さが伝わる内容で、何とかバンドを存続させたいという強い思いが、僕には痛いくらいに伝わってくる作品だった。
だから、彼らを応援したいという気持ちになった。

そして、前作「ELYSIUM」は楽曲的には完全復活という内容で、マティアスを獲得できた事が、運命的とも言える程の効果をもたらした作品となった。
今後このバランスさえ崩れなければ、彼らの将来は安泰であると言い切れる程の楽曲の充実度があった。

さて、この新作、かなりの違和感がある。
前作を聞いたファンで、この作風を予想できた人は居ないのではないかと言えるぐらいに、モデルチェンジをし
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BUCKCHERRY-Confessions ★★★ (2013-02-20 12:03:02)

いくら世間で評価が高かろうが、メディアの評価が高かろうが、個人的にはそれが自分自身の評価に影響を及ぼす事は先ず無い。
逆に言えば、世間で評価されていない自分だけの名盤も数多く存在するし、その逆も数えたらキリがないくらい存在する。
作品の正当な評価とは、アーティストに変に肩入れする事でもなく、変に世間の空気を読む事でもなく、アーティストに敬意を表しながらも、各自が素直な意見を述べる事ではないだろうか。
勿論、そこにはある程度の節度が必要であるし、客観性も必要である。

この新作、基本的には何にも変わっていない。
音楽性自体も、「15」以降のスタイルをキープしている。
コンセプト・アルバムだからといって、身構える必要は無いし、難しさも特に無い。
だけどこの作品、楽曲的には、かなり新鮮さがある。
1曲1曲が作りこまれていて、単純にフックが多
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HELLOWEEN (2013-02-10 18:14:07)

2013年になって、購入したアルバムはまだ少ないけど、新作「STRAIGHT OUT OF HELL」の出来は、僕の中では断トツでNo.1である。
僕は彼らの作品の全てが好きなわけではないし、中には嫌いな作品も結構ある。
にも関わらず、浮き沈みがありながらも、メンバーチェンジを繰り返しながらも、これだけのキャリアがありながらも、ソングライティング面を含めて未だに限界を感じさせない所が凄い。

僕は、彼らをほぼオンタイムで経験している。
個人的にはマイケル・キスクに強い思い入れがあって、キーパー時代こそがHELLOWEENだという認識がずっと強かったけど、考えてみればアンディを獲得したからこそ、彼らは復活する事が出来たわけであり、今や自分の中ではアンディ時代こそが一番という認識に変わってきている。

また、ソングライティング面で言えば、現在が一番バ
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HELLOWEEN-Straight out of Hell-Another Shot of Life ★★★ (2013-01-28 19:57:48)

この曲なんかも、ボーナストラック的な扱いなんだけど、どこか寂しく、哀愁が楽曲に散りばめられていて僕は凄く好きですね。
ポジティブと言っても、そこにはらしさが立派にあって、いい意味での陰がきちんとあります。
今度の新作のポイントは実はそういう所にあって、楽曲に深みがあって単純でない所がかなり気に入ってます。
楽曲を変にいじくる訳ではなくて、アクセントを付ける上手さが際立っていると僕は思います。

楽曲の組み立て方の上手さなんて、今が一番と思わせるぐらいの説得力があります。

HELLOWEEN-Straight out of Hell ★★★ (2013-01-21 17:49:10)

このバンドには、いつの時代にも複数のソングライターが存在している。
これだけのキャリアがありながら、マンネリという状況に陥らない理由の一つが、そこにある。

振り返れば「GAMBLING~」は、新生HELLOWEENを象徴するべく、従来の自分たちの型に捉われないバラエティーに富んだ楽曲で構成されていた。
前作「7 SINNERS」も路線は大きく変えず、メタリック感を増強させながら、ポップな部分を限りなく抑えた作品だった。
それでも、地味ながらも作品の出来は悪くはなかった。

この新作、質感は前作と前々作の中間といった感じで、バンドが安定期に入っている事を作風自体が証明している。
楽曲はバラエティーに富んでいるし、メタリック感も強い。
極論を言ってしまえば、例え誰のどんな楽曲であろうと、今のメンバーでアルバムを作れば、HELLOWEEN
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SOILWORK (2012-12-20 14:21:08)

待望の新作から、リーダートラックのオンエアが始まっている。
2枚組といい、ジェンズ・ボグレンのプロデューサー起用といい、音を聞かなくても彼らの新作に対する意気込みが十分に伝わる、嬉しい誤算である。

僕は「SWORN TO~」までは、新作を出すたびに好きになっていた。
前作「THE PANIC~」も出来自体は悪くなかったと思うけど、正直にいうと楽曲がキャッチーでない点に、多少不満を感じていた。
というより、結果として彼らに対する熱が、初めて少し下がった作品になった。

新曲が聞きたくてたまらない。
でも、敢えてまだ聞いてない。

キャッチーでありながら、「THE PANIC~」とは違ったアグレッシブさがあれば、僕の中では完璧である。
是非、他のバンドに流れたファンを取り戻してもらいたい。
ピーターは抜けたけど、ソイル
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ANTERIOR-This Age of Silence ★★ (2012-12-12 07:05:40)

僕は、BFMVの「POISON」でさえ、発売後2年以上経ってからやっとその凄さを理解したんだけど、その時にBFMVに近いバンドは居ないかなあと思って探した時、出会ったのがこのバンドだった。
BFMVにちょっと近いバンドというのは結構いるんだけど、彼らと同等に魅力のあるバンドというのは、実はそんなに多くない。
その中でも、彼らに最も近く楽曲的に魅力のあるバンドの最右翼が彼らだった。

⑤なんて、まさにその路線である。
その他の楽曲も、ギターが前面に出てるので、一般のHR/HMファンにもアピールする魅力がある。
しかし、それでも彼らは解散したのである。

実は、こういう所に僕は危機感を感じてしまう。
彼らのようなバンドさえ、長く活動できないのは何故なんだろう。
CDセールスは、全体的に確かに落ちてきている。
しかし、元来固定フ
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SLAYER-Decade of Aggression: Live ★★★ (2012-12-05 19:51:30)

80年代と90年代に、僕はライブに足を運んだアーティストがそこそこ居るんだけど、何故かあまり記憶に残っていなかったりする。
当時はライブに行けば、必ず何かは買っていたので、そのアイテムも結構あったりする。
でも、パンフを見ても思い出せないというか、不思議なくらい印象に残っていないアーティストの方が、圧倒的に多い。
だけど、その中にもしっかり記憶に残っているアーティストも居る。

このSLAYERなんて、当時は特別ファンって訳ではなかったけど、印象に残っている。
友人に誘われて見に行ったと思うけど、それでもその熱気は覚えているから不思議である。

このバンドはやっぱりライブの方が、楽曲が輝く。
テクニックもさることながら、その威圧感が半端ではない。
恐らく、この作品か「SEASONS~」を一番聞いてると思うけど、何度聞いても良いも
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PRETTY MAIDS-Pandemonium ★★ (2012-12-01 18:14:22)

アルバムを評価するとき、僕はできるだけ加点方式で評価しようとしてるけど、結果的には減点方式になっているかもしれない。
このアルバムの楽曲を個別に真剣に聞いていけば、僕の評価は世間程そんなに高くはない。
というか、高くないというよりも、彼らが残してきた楽曲と比較すると、それらを越えている感じがあまりしない。

だけど、オヤッと思うマイナスな楽曲が無い分、作品に緊張感と統一性が生まれ、それが結果としてかなりプラスポイントとなっている。
作風も全盛期に近く、なんと言っても統一性がもたらす勝利という気がする。

こういうベテランが、ベテランらしく、らしい作品を作ってくれる事がすごく嬉しい。
僕は「SPOOKED」も凄く好きなんだけど、それ以降では確かに一番かもしれない。

AEROSMITH (2012-11-11 21:03:10)

新作を購入した。
彼らの場合、さまざまな事情や背後関係があり、それを考慮するとしないでは、彼らに対する見方は大きく変わってくる。
彼らの苦悩を考えると、こういったサイトでさえ発言するのも僕は億劫になる。

オリジナルとしては、本当に久々の新作である。
正直に言うと、90年代と違い、僕にとって彼らはもはや中心的存在ではない。
当然、HR/HMシーンにも世代交代が必要である。
ベテランには、ベテランとして頑張ってもらいたい。
が、それがいつまでも、注目され過ぎている現状を見る限り、その世代交代は残念ながら上手くはいっていない気がする。

各ベスト盤に収録されていた当時の新曲と比較してもわかりやすいが、もはやあの勢いはない。
だけど、どのサイトでも絶賛の意見が多い。
あの路線でない事に、ファンは寂しさを感じないのであろうか
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AS I LAY DYING-Awakened ★★★ (2012-11-10 20:10:15)

企画物であった「Decas」に収録されていた新曲3曲とのリンクはあるのか、に注目していたけど、結局予想通りリンクは無かったようである。
実はこの3曲、僕は非常に気に入っていた。
このバンドの懐の広さを証明する出来栄えで、やっぱりいいバンドだなと再認識させてくれたものである。

この新作やっぱり一本、筋が通っているから、統一感がある。
彼らの場合、作品毎に若干違いはあるものの、僕の中では基本あまり変わらないバンドである。
例え、世間で自分たちがどう評価されようが、時流がどう変わろうが全く関係ない、ブレないその芯の強さが実に魅力的である。
コアにも走らない、だけどポップにも走らない。
媚びる感覚が全くないバンドである。

クリーンVo.の比重が、多少増えてはいるものの、やっぱりブレないバンドである。
安定感がある。

STONESOUR ★★★ (2012-11-03 17:16:06)

新作である「HOUSE OF GOLD~」は、実に奥深い作品である。

予定調和という一見では見えにくい技を使って、新作に対する伏線を張るアーティストの存在は、別に今に始まった事ではないけど、最悪の場合今までのファンが付いてこなくてもいいと割り切って新作を作れるアーティストは、極端に数が少なくなってきている気がする。
今の時代、音楽だけで、生計を立てられるアーティストは、ホンの一握りかも知れない。
でも、だからこそ、逆に開き直れる事が、重要になってきている事に気が付いていない、アーティストが案外多いのではないだろうか。

しかし、ファンにもかなりの責任がある。
特定の狭いジャンルの中で、しかも特定のパターンだけを好むファンが増加している。
ちょっと音楽性を変えただけで、もうそのアーティストには興味がないでは、アーティストは一体何処に向かって
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ももいろクローバーZ ★★★ (2012-10-29 17:02:49)

今度の新曲は、強力ですね。
ドラマにもあっているし、こういうらしさもありのメジャーな楽曲こそ、今の彼女達にはピッタリですね。
これで、売れなければ、何かに原因があるとしか言いようがない、最大級の出来だと僕は思います。
 
これは、ヒットの予感大です。
いよいよ、モモクロも曲において、メジャー進出です。
ホントに、よく出来てます。

TREAT-Coup de Grace ★★★ (2012-10-28 13:59:23)

個人的には一番好きな「ORGANIZED CRIME」に、総合点としては肉薄する程の出来である。
楽曲の出来が平均的によく、それがあの時代.....つまりは80年代の空気感を多分に含むので、恐らく古いファンからは懐かしく、また新しいファンからは新鮮に聞こえるという、相乗効果を生み出し、これがこの作品の高評価に繋がっているような気がする。

80年代の、あのサウンドを再現しようとしている、当時を知らない若いバンドは結構存在するが、突き抜ける感覚というか、楽曲は似ていても空気感が決定的に違っている事が多い。
個人的には、それがイマイチという評価に結びつきがちであるが、この作品は良い意味で古臭く洗練され過ぎていないので、そこがなんといっても最大の良さかも知れない。

ここまで当時の雰囲気が出せるのは、元々バンドにコンポーザーとしての実力があるからであり、オリ
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DEF LEPPARD-Hysteria (2012-10-17 09:03:38)

当時この作品をオンタイムで初めて聞いたときでさえ、こんな作品簡単には作れないだろうなと思った。
HR/HMを聞き始めてそんなに時間が経過していない僕でも、これは凄いと単純に思ったくらいである。
サウンドのきめ細かさや楽曲の丁寧な仕上げ方等、困難がありながらも前作を更に越えてくるバンドの底力に、当時圧倒されたのを覚えている。

実は次作にも困難があったが、それでも作りこんでくる姿勢に感動したし、作品自体の完成度が全く落ちないその総合力の高さに、さすがデフ・レパードと唸ったのも事実である。

作りこむ......CDが売れなくなって、一番に感じる事は、この作りこむという要素をないがしろにしているバンドが多くなっている事である。
どんなに良い作品作ったって、所詮売れないだろ......というバンド側の気持ちも痛いほどわかるけど、だからどうした.....
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PAPA ROACH ★★★ (2012-10-09 14:26:12)

最近まとまって新譜を購入した事により、今年のCD購入数はここ数年で最も多いと思う。
だけど、僕は購入時期によってCDを整理していないので、把握しづらいのが現状ではある。

今年発売されたもので、どれが気にいっているのかを調べるべく、主な作品を聞き直してみた。
正直に言えば、買ってから一回もしくは二回しか聞いていない作品も実は多い。
心のどこかに何か引っかかるものがあればいいけど、よくできた80点ぐらいの作品は、得てして印象に残らずそのままになる事が僕の場合多い。

今年発売されたもので、僕が個人的に最も気に入っているのが、彼らの新作「ザ・コネクション」である。
どこかエモっぽくもあり、1stのようなミクスチャー的要素もあり、ましてはデジタル的な要素もある。
ハード・ロックという立場から聴けば、それらはマイナス的要素であり、決してプラス
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THREE DAYS GRACE ★★★ (2012-10-04 14:34:33)

最新作である「TRANSIT OF VENUS」を購入した。
全体としては、彼らの中で最もポップでシングル向きの楽曲が多かった、2nd「ONE‐X」と同じぐらい、聞き答えのある作品に仕上がっている。
方法論は異なるが、2ndとは違うベクトルで、聞かす楽曲が増えているのは、さすがである。
彼らの中で2ndが最もコマーシャルな作品であると思うけど、前作そして今作とより自然な作風に仕上げてきている。
それを言い換えれば、より本来の姿を表してきているとも受け取れる。

それにしても、このバンド楽曲作りが抜群に上手い。
ダークであり陰な世界観は変わらないが、メロディーラインの組み立て方は円熟の域に達している。
僕が所謂こういったオルタナ・メタルやポスト・グランジのバンド達を推しているのは、こういったバンドの方が自分の心に響くものが多いからで、ジャンル
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SHADOWS FALL ★★★ (2012-10-01 14:44:50)

最新作「FIRE FROM THE SKY」を、聞いてみた。
結果的に、彼らのアルバムはずっと購入してるけど、相変わらず演奏面は素晴らしい。

僕にとって、彼らはどこか垢抜けない所、言い換えればB級臭さが魅力だったりするけれど、この新作今までで一番メジャー感が強い作品に仕上がっている。
楽曲も比較的バラエティーに富んでるし、それでいてまとまりもある。
またエッジが効いているというか、楽曲の輪郭もはっきりしていて、一回りスケールアップした感じが何とも頼もしい。
これで、ようやく彼らも正当な評価が得られそうである。

このバンド、もっと楽曲の幅を広げても面白いと思う。
実力的には、結構高いバンドである。
ファンなら、買って損は無いと断言できる完成度である。
いい。

HOOBASTANK ★★ (2012-09-25 16:32:46)

新作を聞いてみたけど、ともすればまた3rdみたいな賛否が分かれそうな作風で少し驚いた。
だけど、僕はこの内容には納得できる気がする。

振り返ってみると、前作4thはバンドにとって、かなり苦労した作品であったハズである。
3rdは確かに力作ではあったけど、その分かりにくさゆえセールスもイマイチで評価も芳しくなかった。
方向性をどうするのか、楽曲をどう磨くのか......その苦労の跡は、良い意味で作品自体の完成度に表現されていた。
ポップでキャッチーな要素は、見事に復活し、よしこれで安泰だと僕は思った。

しかし、新作は前作の流れを引き継いではいない。
だけど、これは敢えての作風であり、迷いからきた結果ではない。
ここが重要である。
「ありのまま」......前作のように、楽曲をポップやキャッチーに仕上げてはいない。

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PAPA ROACH-Time for Annihilation: On the Record & On the Road ★★★ (2012-09-22 13:15:41)

新曲5曲、それ以外がライブという変則的な作品。
これは、勝手にベスト盤を発売したレコード会社への反撃だろうけど、新曲の出来は勿論いい。
こういう行動に出れる事自体が、バンドの前進力を示している訳で、個人的には大歓迎である。
元々ソングライターとしての実力のあるバンドだけに、楽曲をキャッチーに仕上げるその技は実に巧みである。

新曲をもっと聞きたかったというファンが発売当時はたくさん居たけど、そもそも前作からのブランクがあまりなかった事を考えれば、これはこれで納得という気がする。
新作がもうすぐ発売になると思うけど、このバンド僕は大好きである。
ライブも魅力的なバンドである。

WHITE LION-Mane Attraction ★★★ (2012-08-16 02:49:34)

今振り返って見ると、当時ポップなHRが流行っていた頃でさえ、このサウンド、この楽曲はかなり魅力的であった気がする。
僕はマイクが関わっているアルバムは結構好きだけど、ヴィトがいたホワイト・ライオンの4作品はどれもが味わい深い。

この楽曲作りにおけるセンスは、実は磨けば光るものでもないし、努力してもなかなか身につかなかったりするから貴重なのである。

個人的には、最近メタルコアやポスト・グランジと呼ばれるサウンドを聞く機会も多いが、それはこういったアルバムが無い為で、実は根本はこういったアルバムの方が圧倒的に好きである。
今現在、80年代に近いサウンドを出すバンドも多いが、楽曲は良くできていても、何かが決定的に足りないと感じる事が多いのが現状である。
やっぱり、何度聞いてもいい、彼らのアルバムは......。

ILL NINO ★★★ (2012-07-11 06:48:23)

アルバム「Dead New World」の出来は良かった。
あの独特なvo.とパーカッションを多用したサウンド、音楽的方向性には何の変化もない。
ではどこが違うとかと言えば、それは単純に楽曲の出来の良さである。

この作品今まで以上に、いろいろな要素が加わっている。
自分たちの個性だけに頼るのではなく、今の音楽シーンの流行りの要素を加えながら、HRの普遍的な魅力も同時に加味するという力の入れ方である。
その結果、楽曲にはキャッチーさが加わり、サウンドには深さが増大している。
 
僕は彼らの最高傑作であると断言したい。
コアに走らなくても、魅力的な作品は作れるのである。

個性的でありながら、楽曲の出来もいい
こういう作品が、あまり注目されていない事が、なんか寂しい。
僕は新作を、密かに楽しみにしている。

SONIC SYNDICATE-Only Inhuman ★★ (2012-06-25 16:16:12)

久々にCDラックから取り出して聞いてみた。
一時期、お気に入りでよく聞いていた一枚である。
一般的には、彼らがメロデス~メタルコアへ変貌を遂げる作品という位置づけだと思うけど、やっぱり今聞いても良かった。
この手のコアなファンからは、軽いとかポップ過ぎるという評価を受けそうだけど、メタルコアというジャンルが苦手な人には、案外聞きやすくお勧めという作品になると思う。

若手の割りには、ソングライティングを含めて安定感はあると思う。
なんといっても元気の良さである。
こういった作品が、もう少し一般のHR/HMファンに注目されれば、活性化に繋がるかもしれない。

今現在メロデスとメタルコア、このジャンル分けは相当微妙な気がする。
今や新人で、純粋な80年代的HR/HMバンドは存在しないに等しいのかも知れない。

LOSTPROPHETS-Weapons ★★ (2012-06-11 16:33:35)

実は、密かに好きなバンドの新作である。
この手のタイプでは、圧倒的に好きかもしれない。
それは、音楽に対して真剣さを強く感じるからである。

前作は、やる気が空回りして分かりやすさの後退という現象を生んでしまったけど、それでも意欲作という感じは十分伝わる作品であった。
この新作、出だしの2曲が非常にカッコイイ。
キャッチーさも復活して、単純に良い出来だと思う。

このちょっと変わった歌メロは、やっぱ魅力的だね。
うん、個性的だ。

KREATOR-Phantom Antichrist ★★★ (2012-06-09 22:32:32)

メロディーの豊富さから言えば、彼らの歴史上トップクラスではないだろうか。
クリーターが、ここまでわかりやすいキャッチーな感覚を前面に出してきた事に少し驚いたけど、それは僕にとっては当然プラスの効果でしかない。

SLASH ★★ (2012-06-04 18:18:56)

新作「APOCALYPTIC LOVE」を聞いた。

こういった作品は、スラッシュに特に思い入れが無い人が聞いたとき、どう感じるのかかが案外キーポイントになると思うけど、僕は結構好きですね。
勿論ガンズの1stやVRの1st程のキャッチーさはないし、とにかくシンプルなR&Rなので、ゴージャスなサウンドが好きな人には、イマイチという評価を受けそうな気もするけど、楽曲は渋い曲も多いけど結構良い出来だと思います。
⑧みたいな変化のある分かりやすい楽曲がもう少しあってもいいと思うけど、やっぱりこのアルバムの中心はその部分ではないので、僕はよく聞いてますよ、この作品。

スラッシュ......やっぱり、良いコンポーザーですよ。

ACCEPT-Blood of the Nations ★★★ (2012-05-23 15:08:04)

音楽関係者にも、圧倒的支持を得た作品である。
再結成......というのはファンにとっては嬉しいけど、再結成後の作品の出来が、全盛期に匹敵するという現象は、残念ながら滅多に存在しないのが現状である。
再結成という意味や意義を、真剣に考えているバンドが実は少ないのではないか。
今の自分達がやりたいのは、「これなんだ」と言われても、音楽的方向性がどうであろうと、楽曲の出来が全盛期のレベルに達していないのがほとんどである。

このアルバムを聞いて、正直驚いた。

EUROPE (2012-04-30 07:45:38)

最新作「bag of bones」を聞いた。
再結成から、もう4作目である。
作風的には、ここ2作品の流れを引き継いでいる。

振り返ってみると、再結成第一弾「start from the dark」が、最も以前の彼らに近く、メロディーが豊富であった。
しかし、作風を重ねるごとに、僕の熱は冷めていった気がする。
少なくとも彼らは、「start~」ぐらいの感じの楽曲は書けるのである。

今の彼らのやりたいことを優先するのは、決して悪い事ではない。
でも、彼らにしか出来ない事もあるハズである。
何故ファンが再結成を強く望んだのか......これを、もっと大事に考えても良かったのではないか。
キャッチーな楽曲は、誰にでも書けるものではない。
魅力的なメロディは、そう簡単に生まれるものではないのである。

最新作
…続き

UNISONIC-Unisonic ★★ (2012-04-24 17:58:42)

あの「キーパー~」路線では勿論ないけど、一通り聞いた直後の感想としては、決して悪くない。
メリハリの利いた楽曲による構成ではなく、どちらかと言わないまでも、同一路線のミドルチューンを中心にした楽曲構成である。

こう書くと、悪い印象を持つという人もいると思うけど、このバンドのソングライター陣は強力である。
良い意味でもそうでない意味でもキスクに配慮した楽曲にはなっているけど、楽曲は結構良かったりする。
もう少し、アレンジや装飾部分に力を入れれば、もっとメリハリの利いたメタル路線になったとは思うけど、それも恐らくキスクに多少配慮した結果なのであろう。

現ハロウィンでさえも、あの「キーパー~」路線を目指していないのであるから、その幻想さえ断ち切れば案外いいじゃないかという感想が聞かれそうな内容である。
個人的には、予想以上に良かった。

…続き

OVERKILL-The Electric Age ★★ (2012-04-21 17:32:25)

歴史が長いバンドだと、逆に初心者にはとっつきにくくなる傾向がある。
どの作品を聞けばいいのか、どれくらいの作品を聞けば全貌が掴めるのか、とか考えていると、結局面倒くさくなるという結論に結びつく可能性がある。

僕は半分以上彼らの作品を持っているけど、かと言って特別に思い入れのあるバンドではなかったりする。
これを冷静に考えてみると、作品の出来の良さでつまりは購入している訳で、僕にとっては安定感のあるバンドである。

この新作も実にらしい作品である。
楽曲的には前作の方が好みだけど、完成度はやっぱり高いバンドである。
コンスタントに新作を発表している点でも、貴重なバンドである。
典型的なベイエリアサウンドなんかと比較しても、負けない格好良さと威圧感がある。
まあ前作の方が、楽曲的にはキャッチーだけどね。

GODSMACK-The Oracle ★★★ (2012-03-03 22:14:26)

マンネリという言葉は、安易に使ってはいけない。
進化という言葉は便利だが、それを口実にバンドというのは、らしさを見失うのである。
不必要な変化......それは決して進化ではない。

同じ路線で良い楽曲を書き続ける事が出来る凄さを、もっと理解してもらいたい。
彼らは路線を変えない。
でも、そこには見えない努力の跡があるのである。

目新しさは、全くない。
でも、ここまで安定した楽曲を供給できる才能は、もっと評価されても良いのでは......。
例えアーティストにとっての得意分野であっても、それは簡単な事ではない。
それにしても、らしい作品である。

DAUGHTRY ★★ (2012-03-02 15:07:52)

新作「BREAK THE SPELL」が、BURRN!で厳しい評価を受けていたけど、僕は発売日に購入した。
まあ点数なんか別にどうでもいい事だし、2ndも個人的にはお気に入りだったので、当然そういう流れになったけど、実際聞いた時、その点数の意味が少し分かる気がした。

1stは楽曲的に見れば、一番キャッチーであり、産業ロックと呼べるくらいのクオリティーの高い作品であった。
でもHR/HM色は薄く、豪華なスタッフ陣の制作によるPOP路線であり、極論を言えばAORに近い作品であると僕は感じた。
そして2ndは、サウンドに力強さを持たせ、ロックファンの心を掴みにいった作品だと感じた。
でも基本的なものは、1stとあまり変わっていなかった。

この新作は、HR/HMファンの立場から聞いた場合、一番HR的な要素が薄い。
しかも、楽曲を個別に聞い
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DESTROPHY-Destrophy ★★ (2012-02-14 16:54:21)

一言で言えば、何でもありのサウンドである。
楽曲によっては、デスコア風味ありラスマス風味あり、またアメリカン・メタル風味ありと良い意味でも悪い意味でも、つかみどころがないバンドである。
まあ基本は今風のサウンドで、正統派とは程遠いエモっぽくポップなバンドである。

しかし、これがなかなか良いのである。
泣きの要素が隠し味的に散りばめられていて、ありきたりの楽曲にアクセントとなり、そこが強いセールスポイントとなっている。
特に⑥なんかは、涙腺をかなり刺激してくる。

でも、こういったアルバムは計算しては作れない。
結局はこのバランス感覚が絶妙なんだけど、これは偶然できたという感覚が強い。
だから、続けるのが難しい。
新作も出ているようだけど、どんな内容かは知らない。
どの部分を強調しているのかわからないけど、先ずこの延
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VAN HALEN-A Different Kind of Truth ★★ (2012-02-11 06:19:36)

先行シングルが、恐らくアルバムの中で一番キャッチーなんだろうなあ~と思っていたので、個人的には予想通りの作風だった。
「1984」~「BALANCE」までの、キャッチーな彼らを期待すると、物足りないという感想が聞かれそうだけど、なんせ長すぎるブランクがあった事を考えれば、僕にとっては合格点である。
サミーがVo.であれば、作風は多少違っていたのかな、と考えさせるほど楽曲はデイヴ寄りである。

もう少しシングル向けの楽曲があれば、誰しも納得という感じになったと思うけど、それは高望みかも知れない。
それにしても、新譜が聴けたという事だけで僕は単純に嬉しい。
彼らには、少しでも多く今後のHR/HMシーンを活性化してもらいたい。

MEGADETH-Risk (2012-01-30 18:54:47)

ポップという言葉がキーワードになっているが、決してポップではない作品。
ポップという言葉の解釈は、人それぞれだろうけど、僕はポップという言葉は適当ではない気がする。
ポップというキーワードは、当時の本人達のインタビュー記事の内容から来ているんだと思うけど、一体何がしたいのかが分からない内容である。
僕はマーティーが居た頃のメガデスが好きだけど、それは言わば前半で、もうこの頃になると完全に裏目に出たとしか言いようがない迷走ぶりである。
当時のHR/HMシーンの時代背景もあり、これでメガデスも終わったかな.......と思ったぐらいの違和感である。

僕は、この作品久々に全部聞いた。
当時を思い出したくないとか、さまざまな理由でこのアルバム僕の中では封印してきた。
よくぞ、ここから復活したものである。
デイブの凄さを、あらためて強く感じた
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HELLOWEEN-The Time of the Oath ★★★ (2012-01-28 21:07:52)

あの暗黒の時代、96年発売である。
90年代中期~後期にかけては、僕にとってはホントに辛い時代だった。
大物バンドまでもが、自分らしさを失っていくまさにどん底の時代である。

だからかも知れないけど、このアルバムを聴くと当時のシーンを思い出す。
何故だか、結構鮮明に覚えていたりするから、不思議である。

僕はこの年のベストアルバムに、この作品を選んでいる。
ハロウィンの復活という意味より、総崩れ状態にあるシーンの中でよくぞここまでの作品を作ってくれたという感覚が強く、この作品には何か人一倍の思い入れがある。
オンタイムで聞いた人には、この感覚が少しは分かってくれるハズ。

バラエティーには富んでいるし、サウンドプロダクションも最高とは言い難い。
だけど、今でも何回聞いても熱いものが込み上げてくる........。
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CHILDREN OF BODOM-Relentless Reckless Forever ★★★ (2012-01-27 19:48:46)

個人的には4th以降のファンであり、4thと5thを同じぐらい気に入り、前作の評価はイマイチというファンの一人である。
この作品、6th同様に1曲1曲のインパクトには欠ける感覚はあるものの、前作以上に楽曲はよく練られていると思う。
サウンドだけ捉えれば、4thの次もしくは前に来ててもいい感じがするけれど、楽曲を総合的に見れば、やはり今までの流れがあってこその仕上がりになっていると僕は思う。

よく言われる事だけど、彼らはモダンな路線で売れたから昔に戻さない訳ではなく、それは自然な流れというか、バンド自身が望んだものであるから、戻らないのだと僕は思う。
結果的に売れようが売れまいが、それはあくまでも結果であって、アレキシ自身の考え方にそれは全く影響しないと僕は分析する。
この新作の作風だって、実はどうしようとか考えは特に無く、前作までの揺り戻しや楽曲をい
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ANTHRAX-Worship Music ★★ (2012-01-23 16:07:37)

音楽面以外で、このバンドには言いたい事がいっぱいあるけど.......。
それは、やっぱり次回にしようかな。

オリジナルとしては、8年ぶりという長いブランクがあったけど、少なくとも前作よりは典型的ならしさは復活したように思う。
前作は、往年の彼らの姿を期待すれば、少々物足りなかったのかも知れない。
あの楽曲ではないし、比較的ポップすぎたきらいもある。
でも、アルバム後半の失速加減はひどかったけど、前半部分は楽曲的には面白くキャッチーな要素も結構あり、個人的には嫌いではなかった。

この新作、前作のようにアルバム後半にかけて失速するような事はない。
平均的に楽曲は、良くできているし、サウンドも分厚く統一感もある。
全盛期のような楽曲では勿論ないけど、モダンさばかりが目立った90年代のアルバムと比較すれば、僕はこの新作の方が好きで
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IN FLAMES-A Sense of Purpose ★★★ (2012-01-21 15:08:40)

名作である前作と比較しても、楽曲の出来から言えば負けない程レベルが高い作品である。
異様な緊張感や鋭角的な要素こそ前作に劣るものの、トータルとしては相変わらず良い出来である。

このバンドは、遊びを決して入れない。
そこが僕には堪らない魅力となっている。
もっとリラックスすれば、と言いたくなるくらい、ハイテンションでいつも突っ走るのである。
僕は毎年、その年を振り返る目的で、その年のベストテンを選出してるけど、「REROUTE~」からこの作品まで、全ての作品がその中に入っている。
個人的には、好きなバンド程評価は厳しくなるけど、それでも当たり前のように上位にランクインしている。

それにしても、もっと評価してもらいたいバンドである。
この作品、ボーナストラックもいい出来である。

OPETH-Ghost Reveries ★★ (2012-01-16 19:50:12)

彼らが日本でどのくらい人気があるのか?正直、分からない。
音楽性は複雑であり、ジャンル分けでさえ難しい........。
聞き込みが必要なアーティストではあると思うけど、難解すぎて僕の場合は、その実体になかなかたどり着けないのが現状である。
何回聞いても、その凄さの核心に到達できないでいる。

個性は、何より大事である。
それは意図して仕掛けるというよりも、結果的にそうなったという方が実は好ましい。
本来、いろいろな意味で分かりやすいアーティストの人気が衰え、こういった難しいアーティストの方が人気があることに、僕は何か不安感を覚える。

このバンドは、確かに個性的である。
複雑だから、人気があるのかも知れない。
だけど、もっとわかりやすくて、キャッチーなバンドはたくさん居る。
そういったバンドが、もっと注目された方が
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CATHEDRAL-Guessing Game ★★ (2012-01-15 14:45:41)

ポップなHRを聞いているからレベルが低いとか、プログレを聞いてるからレベルが高いなんて事は、全く無い。
このアルバム僕は好きだけど、万人に受け入れられるサウンドでない事は、誰が聞いても感じる事であろう。
こういったサウンドには、サイケデリックという言葉が昔から使われているが、一言で表現するならやはりそうなってしまう。

僕は彼らの大ファンという訳ではないけど、ある雑誌の記事で気になったので買ってみた。
これを毎日聞くのは正直辛いが、結構お気に入りの作品となった。
何がいい?どこがいい?と聞かれても、これは表現に困ってしまう。
こういった作品は、評論家の間では評価が高く、世間では今イチという結果が多いけど、新たなジャンルを開拓するぞといった好奇心旺盛なファンの方には、ぜひお勧めしたいバンドの一つである。

ROYAL HUNT (2012-01-08 21:49:14)

ホントに新作の出来は、素晴らしいですね。
アーティスト又はソングライターというのは、それぞれ得意分野があって、その分野に特化すれば、こういった作品が作れるワケですよ。
過去のいきさつを知っていると、D.C.の復帰はあり得ないと思っていたので、これは超嬉しい誤算ですね。
最高傑作という言葉が当てはまる、驚愕の完成度であると僕は思います。

ROYAL HUNT-Show Me How To Live ★★★ (2012-01-07 20:20:06)

1st~「FEAR」までの作品の出来は、正直凄かった。
個人的には、90年代というHR/HM界の冬の時代を埋めた貴重なバンドとしての認識が高く、だからこそ煮え切らない作品を出し続けても、ずっとアルバムを購入してきた。

「COLLISION COURSE」が、やはり分岐点だった気がする。
楽曲的には弱かったけど、何より統一性が戻った事が今後にプラスの効果を生むと僕は思っていた。
そして、前作である。
楽曲の出来やトータルバランスから言えば、「FEAR」以降の作品では僕は一番気に入っていた。
でも、これでも昔の作品と比較すれば、比較の対象ではなかった.......。


D.C.を迎えての原点回帰.......期待感はあったけど、誰がここまでの作品が作れると予想出来たであろうか。
個人的には、奇跡の復活という言葉で表現したい
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ALTER BRIDGE-AB III ★★★ (2011-12-23 04:51:07)

このバンドのアルバムを聞いていると、楽曲作りの上手さを先ず感じてしまう。
とにかく、ツボをつかむ感覚に長けているから、楽曲にはキャッチーさがあり、非常に聞きやすい。
こういった人たちというのは、無意識でもそういった楽曲が書けるから、いつの時代でも非常に大きな武器となる。

僕は3枚とも持ってるけど、この安定感は抜群である。
クリードといいこのバンドといい、やっぱり凄いソングライター陣である。
比較的地味な作りなんだけど、よく出来てますよ、この作品も。

RIOT V-Immortal Soul ★★★ (2011-11-08 21:50:03)

今回のケースを、全盛期のメンバーでの再結成と考えると、いろいろなヒントが隠されている気がする。
再結成する意味や意義、何故黄金期のメンバーでないといけないのか......そう、マジックは簡単に起こらないのである。

せっかく再結成や再活動したのに、当時のサウンドを軽視するバンドが、実は多い。
僕は、音楽性を変える事に関しては、別に反対ではない。
モダンさを取り入れる事にも、無論反対ではない。

しかし、その意味や意義を真剣に考える事無く、今の自分たちを単に表現しているバンドが多く、ファンを2重に裏切るケースも珍しくない。
真剣に考えた結果なら、いかなる内容でも納得できるが、大概の場合何かを勘違いしている事が多いのが現状である。

今回の新作を聞いて感じるのは、バンドの考えの純粋さからくる爽快感である。
例えこれが、彼らが真
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MEGADETH-Th1rt3en ★★ (2011-10-29 21:59:14)

個人的には、これを簡単に駄作という一言で片づけてもらいたくない。

確かに、メロディが少ないしキャッチーさも足りないかも知れない。
似たような楽曲が多く、変化にも乏しく、ヘヴィさばかりが目立つのも事実ではある。
極端に言ってしまえば、他のバンドにデイヴが入って歌っているという印象さえある。

この数日、僕はこの作品が、過去のどの作品に近いのかを考えていた・・・・・・・。
また、もしメンバーが違っていたならば、どのような作品に仕上がっていたのだろうかとも考えていた。

僕は前作は「ラスト・イン・ピース」に近く、新作は「カウントダウン~」に近いと結論づけた。
僕が考える全盛期のメンバーは、マーティーとメンザがいた頃で、作品で言えば「ラスト~」「カウントダウン~」「ユースアネイジア」である。
実は、この3作品は作風が全く違う。
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STAIND (2011-10-08 19:26:07)

最新作である「STAIND」の出来が半端でない。
僕は前作「THE ILLUSION OF PROGRESS」があまり好きではなかった。
バンドがソフト路線に走っているとか、そういう理由ではなく、メロディーが彼らにしてはいまいち弱いかなあ~と感じたからである。

最新作は、タイトル通り純度100%の内容である。
メロディはダークであるが、実に彼ららしい曲ばかりで構成されている。
僕は現時点では、一番彼らしく一番好きな作品である。
ファンなら要チェックです。
全曲いい。

SEBASTIAN BACH-Kicking & Screaming (2011-10-02 06:31:28)

個人的には、かなり楽しみにしていた新作。
結論から言えば、厳しいけど78点である。

前作でも感じた楽曲の弱さは、この新作で一層目立つ形となった。
誰でも感じると思うけど、何故力のあるソングライターと組まないのか.......。
せめて、プロデューサーだけでも、曲が書ける人にして欲しかったなあ~というのが、本音である。
楽曲にツボが無い。
方向性的にはシンプルになって、僕は嫌いではない。
でもこれでは、何かもったいない。

ROY Zは、やっぱり優秀だったのである。
バズがVo.でなければ73点である。
こうなると、やっぱりバズありきのスキッド・ロウがいかに魅力的だったのかが、逆説的に証明された結果となった。

DREAM THEATER-A Dramatic Turn of Events (2011-09-27 19:18:27)

まだ2回しか聞いていないから、感想が変わるかもしれないけど.....。

結局、音楽性自体は何にも変わらなかった。
これでは、マイキー脱退の影響など、そんなに感じなかった人も多かったに違いない。
雑誌等で書かれているように、逆に一体感が生まれて良かったと感じている人も多いであろう。

だけど、僕にはポートノイの脱退がかなりマイナスと出た感じがする。
ポートノイは、先ずコンポーザーである。
彼が不在で、アルバムの出来に影響が出ないハズがない。
一番の問題は、メロディが弱くなっていることである。
それは、楽曲のキャッチーさに関わってくる事でもある。
彼らの楽曲は、複雑だけど、ある意味キャッチーで、心に残りやすいというのが魅力の一つであった。
その部分に、僕は今までとは何か違う違和感を感じた。
他のバンドの追随を許さ
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