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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 4901-4950
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ROSICRUCIAN-No Cause for Celebration-Stench of Life ★★ (2010-06-20 21:08:12)
激しく起伏に富んだ曲展開の中で、
ヴァイオリンとネオクラGがバトルを繰り広げながら
スラッシーに疾走するという
本作品の特異な音楽性を端的に示した1曲。
ROSICRUCIAN-No Cause for Celebration-The Opening of the Glory End ★★ (2010-06-20 21:13:43)
スリリングでスピーディ、且つ劇的なイントロで
グッと惹き込まれる。
以降の展開はまぁ並なんだけど、
中間部の寒々とした叙情旋律を爪弾くアコギと、
流麗なGソロをフィーチュアした中間部の
ドラマティックな展開は素晴しい。
ROSICRUCIAN-Silence ★★ (2010-06-21 21:51:00)
グラビア・アイドルばりにセクシー&ウェッティなメンバーの裏ジャケ写真が妙にイラっとくる(笑)、
スウェーデン出身の5人組が'92年に発表した1stアルバム。
ネオクラG、ピアノ、弦楽器、オペラVoといったクラシカルな要素を増強して、実験的且つユニークな
サウンドを構築した2nd『NO CAUSE FOR CEREBRATION』に比べると、本作で聴くことが出来るのは、
デス声に片足突っ込んだ悪声Voに、重たく湿ったGリフ、そして威勢のいい掛け声コーラスが、
デビュー作らしい荒々しさを伴って疾走する、比較的ストレートなスラッシュ・メタル。
と言っても、一筋縄では行かない曲展開とミステリアスな雰囲気を備えた楽曲等、次作で一層クローズアップ
される事となる風変わりなテイストも既に健在で、特に、寒々しくも異国情緒漂わすアコギから、
テクニカルな速弾
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ROSICRUCIAN-Silence-Autocratic Faith ★★★ (2010-06-21 22:14:59)
怪しくもドラマティックな雰囲気を撒き散らしながら
スラッシーに疾走する、アルバムで1、2を争う名曲。
ピアノとGのバトル・パートは鳥肌モノのカッコ良さだが
深みに欠ける安っぽい音色なのだが残念。
これが生ピアノなら失禁してたんじゃなかろうか。
ROSICRUCIAN-Silence-Esoteric Traditions ★★★ (2010-06-21 22:11:53)
一瞬のブレイク後、エキゾチックなメロディを纏って
怒涛の如く疾走する冒頭部分を聴いていると、
何となくARTILLERYを思い出しますね。
神秘的且つドラマティックな雰囲気が横溢する
アルバムのハイライト・ナンバー。
ROTH BROCK PROJECT-Roth Brock Project ★★★ (2021-03-17 23:37:41)
FRONTIERS RECORDSが次から次へとメロディアスHRプロジェクトを送り込んでくるだもんで、贔屓のアーティストが関わっていても見落としてしまっている作品が出てくるわけで、本作はそうしたリリースから暫く存在に気付いていなかった作品の1つ。
STRANGEWAYSやGIANTのフロントマンを務めていたことで知られるテリー・ブロック(Vo)と、WINGERにレブ・ビーチの後任として参加、テリー・ブロックとは再結成GIANTで同じ釜の飯を食った仲でもあるジョン・ロス(G)が中心となって立ち上げられたROTH BROCK PROJECTが、'16年に発表した現時点での唯一のアルバムです。
快活にドライヴするロスのGと、未だ衰え知らずなブロックの伸びやかな歌唱力を存分にフィーチュアし、ハードな疾走ナンバー①⑧、力強い曲調がライブ映えしそうな⑦、一転してじっくりと聴かせる哀愁のバ
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ROTH BROCK PROJECT-Roth Brock Project-My City ★★★ (2021-03-18 23:31:22)
メリハリの効いた曲展開、それを彩る爽やかな哀愁を帯びたメロディと、
テリー・ブロックの伸びやかな歌声とが絶妙なマッチをみた結果、
全盛期のSURVIVORにも肉薄するキャッチーな名曲に仕上がりました。
ROUGH CUTT-Rough Cutt ★★★ (2019-11-18 00:06:45)
LAメタルの盛り上がりの一翼を担った重要バンドながら、チャート上位を賑わすような大ヒットには恵まれず、クレイグ・ゴールディやクロード・シュネルといった有力メンバーを所属マネージメントのボスだったロニー&ウェンディ夫妻に次々引き抜かれ、口さがない外野からは「DIOの草刈り場」なんて言われたり、またデビュー作のプロデュースを売れっ子テッド・テンプルマンに依頼する予定だったのが、彼の体が空くのを待つうちにレコーディングがどんどん遅延。その結果ブームの旬の時期に乗り遅れてしまったりと、何かと不運なイメージがつきまとうROUGH CUTT、'85年発表の1stアルバム。
トム・アロムが手掛けた金属質なエッジの備わった音作り、バンドの看板声であり、ジャニス・ジョプリンのカヴァー②も余裕のよっちゃんで歌いこなす等、既に抜群の歌唱力を誇るポール・ショーティノの本格派(=ややクドめの)Vo、それに重
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ROUGH CUTT-Rough Cutt-Dreamin' Again ★★★ (2019-11-18 23:36:23)
ポールのエモーショナルな歌声がなければ
成立し得ないドラマティックなバラードですが、
アミア・デラクとクリス・ヘイガーのツインGも
相当に泣かせに来ていて、重厚な曲調を支える
リズム隊ともども、バンドの総合力の高さが
存分に確認できる名曲に仕上がっています。
ここから爆走ナンバー“CUTT YOUR HEART OUT”に
繋げる構成も効果的でした。
ROUGH CUTT-Rough Cutt-Piece of My Heart ★★★ (2019-11-18 23:09:42)
ジャニス・ジョプリンの熱唱で知られる名曲を
ハスキーな声質とソウルフルな歌い回しで
ポール・ショーティノが見事にカヴァー。
重々しくダイナミックに。このバンドらしい
アレンジもハマっています。
ROUGH CUTT-Rough Cutt-Take Her ★★★ (2019-11-18 23:46:59)
イントロから小気味良く刻まれるGリフが
トム・アロムのメタリックな音作りと相俟って非常にカッコイイ。
どっしりと重量感に溢れた曲調からは
既にベテラン選手のような貫禄すら感じ取れますよ。
ROUGH CUTT-Wants You ★★ (2019-11-24 23:40:58)
デビュー作発表後、SUPER ROCK ’85に参戦して日本の地を踏んだROUGH CUTT(その時の模様は同タイトルのビデオでも拝めます)が、今度はAEROSMITHやCHEAP TRICK等との仕事で知られるベテラン、ジャック・ダグラスをプロデューサーに迎えてレコーディングを行い、翌’86年に発表した2ndアルバム。
前作収録“CUT YOUR HEART OUT”を彷彿とさせるスピード・ロック①で景気良く本編の幕は上がりますが、アルバム全体としてはゴキゲンなアートワークと開放的な音作りが示す通りに、メタリックなエッジは一歩後退。より明るく、ポップでバラエティ豊かな楽曲が取り揃えられた本作は、前作が不発に終わってしまったことを踏まえ意識的に「LAメタル」らしさの底上げが図られている印象です。(レーベルからのプレッシャーもあった模様)
それでいて散漫にならず、仕上がりに一本
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ROUGH CUTT-Wants You-Don't Settle for Less ★★★ (2019-11-26 00:40:09)
ヘヴィ・メタリックなエッジはやや後退しましたが、
その分、カリフォルニアの青空を思わせる爽快な抜けの良さと
キャッチーに磨き上げられたメロディに思わず心躍ります。
ポップさを増した2ndアルバムの魅力を体現したようなナンバー。
ROUGH CUTT-Wants You-Take a Chance ★★★ (2019-11-26 00:44:22)
横ノリ気味にスタートした曲調が、徐々に熱を帯びて
ドラマティックに盛り上がっていく様に引き込まれる
アルバムのハイライト・ナンバーの一つ。
こういうタメの効いた楽曲を歌わせたら
ポール・ショーティノは絶品ですね。
ROXANNE (2017-05-25 23:31:07)
幼馴染のメンバーらによって結成され、LAベースに活動していたツインG編成の4人組。’86年にSCOTTI Bros. RECORDSからセルフ・タイトルの1stアルバムを発表してデビュー(プロデューサーは売れっ子ジェフ・ワーマン)。WILD CHERRYのカヴァーでもあるシングル“PLAY THAT FUNKY MUSIC”は米ビルボード・チャート63位にランクインを果たした。
日・香合作映画『孔雀王』に楽曲提供が決まったことから、“NOT THE SAME”と“PLAY THAT FUNKY MUSIC”の2曲を本編からカットした代わりに、映画主題歌“BURNING THRUGH THE NIGHT”と、サントラ曲“MY WAY”を新たに収録、アルバム・タイトルも『BURNING THROUH THE NIGHT』に変更した特別仕様で'88年に日本デビューを飾る。ちなみに“BUR
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ROXANNE-Burning Through the Night ★★★ (2017-05-25 23:33:42)
その昔、日本と香港で合作した伝奇アクション・ホラー『孔雀王』という映画がありましてね。CG全盛の今見ると、コマ撮りモンスターとか、ラスボスがハゲたパンイチのオッサンだったりとか、色々チープに感じる部分もあるかもですが、それでも劇場公開当時やテレビ放映の翌日は、休み時間の学校の廊下が「臨兵闘者皆陣烈在前…ショウ!」と九字護身法の印を切るジャリどもで溢れ返るぐらい人気を博したんですよ、これが。マカロシャダ!
そんな個人的にも思い出の1本である映画(ジャッキー・チェンの洗礼を受けた世代的にはユン・ピョウが出演している点も魅力だった)に、主題歌“BURNING THROUH THE NIGHT”を提供していたのが、このLA出身の4人組ROXANNE。本作は彼らがSCOTTI Bros. RECORDSに残した唯一のアルバムです(オリジナル盤は’86年発表)。'88年にリリースされた日本盤は
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ROXANNE-Burning Through the Night-Burning Through the Night ★★★ (2017-05-27 09:33:30)
THIN LIZZYにも影響を受けたというバンドのルーツを伺わせる
印象的なツインGのハーモニーが散りばめられた
威勢よくキャッチーなアルバム表題曲。
映画「孔雀王」主題歌。(シングル買ったっけなぁ)
昔はよくテレビ放映されていたのに、最近はすっかり
見かけなくなってしまって残念な限りですよ。マカロシャダ。
どうやら権利関係が複雑なせいらしく、この曲に関しても
オリジナル盤が再発された際にも収録はされていませんでした。
ROXUS (2019-03-05 00:22:55)
‘87年にメルボルンで結成。BON JOVI、POISON、WARRANTといったバンドの前座を務める等、積極的なライブ活動が評判を集めレコード契約をゲットすると、'89年に2枚のシングル、'90年にEPを発表してデビュー。
'91年リリースの1st『NIGHT STREET』(日本盤は’93年にTDK/WARNERから発売)は豪アルバム・チャート最高第5位にランクイン、シングル・カットされた楽曲群も好成績を残するヒットとなり、ROXUSは翌年直ちに2ndアルバムを制作すべくスタジオ入りするが(プロデューサーはジェフ・パリス)、結局アルバムは完成されることなく、その年の大晦日に最後のライブを行った後、'94年にバンドは解散している。
ROXUS-Nightstreet ★★★ (2019-03-05 00:25:52)
ROXETTEとかROXANNEとか、似た名前のバンドが多くて混乱しますが、こちらはオーストラリア出身のKey奏者を含む5人組。本作は彼らが'91年に発表し、本国アルバム・チャートにおいて最高第5位にランクインするヒット作となった1stフル・アルバムです。
いきなりのメジャー・デビュー、プロデュースはINXSやSTEELHEARTとの仕事で知られるマーク・オピッツが担当するというお膳立ての揃いっぷり。更にBURRN!!誌の輸入盤レビューで高評価をゲットし、TDKから出ていた国内盤が中古盤市場じゃ高額で取引されている…なんて話を耳にすると、その内容について弥が上にも期待が膨らみますし、実際ダニー・ヴォーン系のハート・ウォーミングな声質のVo、エネルギッシュ且つ歌心に溢れたG、HR然とした躍動感を楽曲に付与するリズム隊、抒情的なKeyに柔和に彩られたメロハー・サウンドは、そうした高まり
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ROXXCALIBUR-Nwobhm for Muthas ★★★ (2018-09-02 08:40:21)
ドイツのパワー/スラッシュ・メタル・バンドVIRONとABANDONEDのメンバーが、NWOBHMの名曲の数々をカヴァーするために結成したというトリビュート・バンドROXXCALIBUR。2ndアルバムは日本盤も発売されているのですが、個人的に聴き直す頻度が高いのはこの’09年発表のデビュー作。やはりこういったカヴァー曲集は、作り手が一番演りたかった楽曲が凝縮される1作目のテンションが飛び抜けているような?
バンドの拘りが反映された収録曲は、“LADY OF MARS”(DARK STAR)の如きNWOBHMの聖歌を始め、プレ・スラッシュ・ソング“AXE CRAZY”(JAGUR)や、METALLICAもカヴァーした“LET IT LOOSE”(SAVAGE)といった過去に日本盤も出たバンドの代表曲から、TRIDENTの“DESTINY”、JJ’S POWERHOUSEの“RUNN
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ROXXCALIBUR-Nwobhm for Muthas-Destiny ★★★ (2018-09-04 23:43:07)
オリジナルは'80年~’85年頃まで活動していたという
ノースウェールズ出身のトリオ、TRIDENTが'84年に唯一残したシングルの表題曲。
音質の貧弱さとVoの頼りなさとが相俟って若干いなたい雰囲気があった原曲
(逆にそれが哀愁を増幅していたともいえる)に対し、
こちらはよりパワフルな仕上がりのカヴァーとなっております。
ともかくこの名曲に陽を当ててくれたことに感謝。
イントロから泣きまくりですよ。
ROXXI-Drive It to Ya Hard! ★★★ (2023-09-05 00:35:59)
ボストン出身の4人組ROXXIが、KISSファン・クラブの元会長が興したインディ・レーベルROCK HARDから'90年に発表した1stアルバム。(日本盤リリースは’92年)
‘90年といえばアメリカではグランジ/オルタナ勢によるHR/HMシーン下剋上が進行していた時期。にも拘わらず彼らが披露しているのは、音程に無頓着なシャウト型Vo、合唱を誘うキャッチーなコーラス、分厚く盛られたボーカル・ハーモニー等々に彩られた、どストレートに80年代風味を受け継ぐポップ・メタル・サウンドで、ここまで時流に逆行していたらばこれ1枚きりでバンドが解散してしまったのもむべなるかなと。しかしながらその反逆の意気や良し。《ワイルド・ストリートを突っ走る超合金四輪駆動!》なる、勢いだけはビンビンに伝わってくる帯惹句も最高じゃないですか。
雑誌レビューでは「楽曲がワンパターン」と評されて辛めの点数を頂
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ROXXI-Drive It to Ya Hard!-Playin' Rough ★★★ (2023-09-06 00:04:01)
欧州HMからの影響をアメリカンなザックリ感で消化した
まさしく初期型LAメタル・スタイルの逸品。
90年代のアメリカじゃ受けなかったでしょうが
今聴き直しても十分カッコ良いですよ。
ROYAL BLISS-Life In-Between ★★ (2010-04-01 23:27:00)
メンバーを襲った数々の不運を乗り越えて、ユタ州出身の5人組が
米メジャーのCAPITAL RECORDSから'09年に発表した2ndフル・アルバム。
NICKELBACKもどきのエモ系ロック・バンドかと思いきや、あにはからんや。これが実に日本人好みの
哀愁に満ちたメロディアスHRを聴かせてくれる連中で、中音域をメインに歌い上げるVoの歌唱スタイルや
濁ったGの音色こそ今風だが、「悲劇と美に彩られたメランコリー・ロックンロール」なる大仰な帯の叩き文句通り、
ノリ重視のグルーヴィーなロック・チューンを排し、ひたすら「哀愁」に特化された叙情的な楽曲の数々は、
時に80年代メロハーに通じる魅力を放ち、個人的にはNICKELBACKの諸作よりも好みだったり。また物悲しい反面、
どこかメロディが乾いていて、湿気っぽさが感じられない辺りはやはりアメリカのバンド
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ROYAL BLISS-Life In-Between-Finally Figured Out ★★★ (2010-04-09 23:51:18)
ミカエル・アーランドソンの名曲“IT'S ALRIGHT"を
彷彿とさせる、メソメソと女々しい(褒め言葉)
泣き虫バラードの名曲。
前曲“POCKET OF DREAMS"からの繋ぎが
また素晴しいんだわ。
ROYAL HUNT-1996 ★★★ (2012-02-26 00:10:14)
ROYAL HUNTの日本での人気が頂点に達したのは4th『PARADOX』を発表した時だと思われますが、D.C.クーパー加入第1作『MOVING TARGET』のリリースに伴う日本ツアーの模様をフル・セットで収録したこの2枚組ライブ・アルバムは、上り調子のバンドの勢いとファンの熱気が余すところなく記録されており、聴き応え十分の内容。
次々に繰り出される悲哀とドラマに彩られたハイクオリティな楽曲の数々、それらをエモーショナルに表現する楽器陣の達者な演奏ぶり(女性2人による生のバックコーラスも効果的)にも瞠目させられますが、個人的に耳奪われるのは、やはり何と言ってもROYAL HUNTの音世界に更なる深みと広がりをもたらしたD.C.クーパーの歌唱力。ライブでも表現力に全く鈍りのないその抜群の歌声のみならず、観客を絶妙にエンターテイメントする華のあるステージ・アクションもこの人の大きな
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ROYAL HUNT-Land of Broken Hearts ★★★ (2012-02-25 02:12:45)
'93年に発表されるや「凄い新人バンドが現れた!」と輸入盤市場で話題となり、すぐさま国内盤のリリースも実現したデビュー作。
今では北欧メタル・マニアに留まらぬ幅広い層からの支持されるROYAL HUNTなれど、この頃のサウンドからは現在の彼ら程のスケール感やドラマ性は感じられず、スピーディな様式美HMナンバーにしろ、軽快に弾むシャッフル・チューンにしろ、ストレートに「北欧メタル」している印象の方が強い。スリリング且つ劇的なインスト・パートの充実度に比べ、ヘンリック・ブロックマンの生硬い歌声が弱く感じられる辺りも、いかにも北欧メタル的だ。
尤も、この朴訥としたVoが歌う寒々としたメロディはこれはこれで案外魅力的。また時にクラシカルに、時にシンフォニックに、冷やかな旋律を奏でて楽曲をドラマティックに彩るアンドレ・アンダーセンのKeyワークや荘厳さ漂う美しいコーラス等、後々までこの
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ROYAL HUNT-Land of Broken Hearts-Day in Day Out ★★★ (2012-02-26 00:18:44)
1stは先に輸入盤を購入したのですが、
ラジオで耳にしたこの曲のカッコ良さに釣られて
国内盤をまた買い直す羽目になったという意味でも
思い出の1曲。
Keyソロがいいですね。
ROYAL HUNT-Land of Broken Hearts-Heart of the City ★★★ (2012-02-26 00:16:15)
デビュー作で最も愛する名曲。
この曲(の2コーラス目で一瞬ピアノが閃く部分)を
耳にした瞬間、「よし、このバンドの作品はずっとチェックしよう」
と決意させられましたよ。
RPM (2013-01-24 23:11:52)
ロバート・ホワイト・ジョンソン(Vo)と、ジミー・リー・スロース(B)が70年代末期に出会ったことを切っ掛けに誕生。
程なくマーク・ゲンデル(G)、トミー・ウェルズ(Ds)らが加入してラインナップが完成すると、EMI RECORDSと契約を結び、'82年にセルフ・タイトルの1stアルバムを発表してデビューを飾る。
BLACKFOOTもカヴァーした名曲“LEGEND OF NEVER DIES”が好評を博すも、EMIとの関係悪化に伴いバンドはWARNER BROS.へと移籍。
'84年には2nd『PHONOGENIC』を発表するが、不運にもこの時期は同レーベル所属の大物アーティスト達の新作リリースが相次いでいたため、彼らのアルバムは十分なプロモーションを受けられないまま埋もれてしまうことに。
バンドはデモ作りのために再びスタジオ入りするが、結局、その後間もなく解散の
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RPM-RPM ★★★ (2013-01-25 07:16:17)
現在はプロデューサーとして活躍するロバート・ホワイト・ジョンソン(Vo)と、HR/HMファン的には「MEGADETHの『THE SYSTEM HAS FAILED』でベースを弾いていた人」として知られるジミー・リー・スロースを中心に結成された、アメリカの4人組が’82年にEMI RECORDSから発表した1stアルバム。
KeyをフィーチュアするAOR/産業ロック・サウンドに基本的な軸足を置きつつ、メタル者の耳にも十分訴えかけて来るハードネスと重量感(ジミー・リーの骨太なBプレイの貢献大)をも兼ね備えた隙のない1枚で、後に、劇的なOPナンバー①をBLACKFOOTが、ノリ良くキャッチーな②をVAN ZANTが、ポップでメロディアスな④をTYGERS OF PAN TANGが、そして爽快ハードポップ⑥をマーク・ファーナー(GRAND FUNK)がそれぞれカヴァーしている事実からも、本
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RPM-RPM-2+2 ★★★ (2013-01-25 23:26:11)
メロハー・ファン必聴の名盤、VAN ZANTの2nd『VAN ZANT』で
カヴァーされていた、ノリの良さと緊迫感を併せ持つ名曲。
この曲がきっかけでジョニー・ヴァン・ザントと親交を深めた
ロバート・ホワイト・ジョンソン(Vo)は、以降、
LYNYRD SKYNYRDファミリーと頻繁に仕事をするようになったそうな。
RPM-RPM-A LEGEND NEVER DIES ★★★ (2013-01-25 23:19:16)
BLACKFOOTが『VERTICAL SMILES』で
カヴァーしたことでも知られる、勇ましさと、
思わず合唱を誘われるキャッチーさも備えた、
アルバムのOPナンバー兼バンドの代表曲。
RPM-RPM-RENDEVOUZ ★★★ (2013-01-26 00:18:38)
TYGERS OF PAN TANGが『THE CAGE』で
カヴァーしてメロディアスなポップ・チューン。
重厚なOPナンバー“A LEGEND NEVER DIES”に始まり、
ノリの良い“2+2”、切なさの滲むバラード
“I DON'T FEEL THE SAME”を経て、
この曲へと繋がる構成は、
ぐうの音も出ないほど隙がありませんよ。
RPM-RPM-VIDEO GAMES ★★★ (2013-01-26 10:51:44)
キビキビとしたGプレイと曲調が
ヘヴィ・メタリックと表現したくなる
カッコ良さを演出するハード・ナンバー。
それでいて合唱を誘うサビは
弾むようなポップ・センスもまぶされています。
中間部のドラマティックな展開もお見事。
RPM-RPM-YOU ★★★ (2013-01-26 11:04:06)
GRAND FUNK RAILLOADのマーク・ファーナーが
ソロ・プロジェクトでカヴァーしたといのも納得の、
乾いた音色で掻き鳴らされるGと、高揚感溢れる
サビメロが「アメリカン」な空気を醸成する名曲。
RTZ (2015-10-15 00:40:14)
遅々として進展しないBOSTONでの活動に業を煮やしたバリー・グドロー(G)とブラッド・デルプ(Vo)が、BOSTONを脱退してリズム隊及びKey奏者の5人編成で新たに立ち上げたバンド。なおバンド名は「再出発」を意味する「RETURN TO ZERO」に因む。
'91年にGIANT RECORDSから1st『RETURN TO ZERO』でデビューを飾り、同作からシングル・カットされた“FACE THE MUSIC”(第49位)“きみの愛が戻る日まで”(第26位)“ALL YOU'VE GOT”(第56位)の3曲が全米シングル・チャートにおいてそこそこ健闘するも、アルバム自体は泣かず飛ばずで'94年にバンドは解散。
ブラッド・デルプはBOSTONに復帰した後、'07年、自宅にて自ら命を絶っている。
RTZ-Return to Zero ★★★ (2015-10-15 00:55:39)
『THIRD STAGE』発表後、再び長い沈黙期間に突入してしまったBOSTONでの活動に見切りを付けたブラッド・デルプ(Vo)とバリー・グドロー(G)が新たに結成したバンド、RTZのデビュー作('91年発表)。
シングル・カットされた①③⑧の方向性が物語る通り、サウンドの基本ラインはBOSTONとほぼ同一線上のメロディアスなアメリカン・ロック。但し、活動ペースがスローモー極まりなかったBOSTON時代に溜め込んだ鬱憤を晴らすかのように、よりハードにロケンロールしているのが本作の特徴かと。尤もそのせいで、メロディのフックに関しちゃBOSTONに二歩も三歩も及ばない・・・というのが正直な感想なのですが。
しかし、それを補ってくれるのがブラッド・デルプの天賦の歌唱力。まるで大気の影響を全く受けていないかのように、どこまでも真っ直ぐに伸びていく彼の声で歌われるだけで、楽曲はどこか神
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RTZ-Return to Zero-Face the Music ★★ (2015-10-16 23:14:46)
重力のくびきから解き放たれて
どこまでも真っ直ぐに伸びていかのような
ブラッド・デルプの歌声に聴き惚れる
アルバムのOPナンバー。
RTZ-Return to Zero-Until Your Love Comes Back Around ★★★ (2015-10-16 23:25:42)
シングルカットされ、PVも作られた哀愁のバラード。
邦題は“きみの愛が戻る日まで”。
メロウな曲調に乗せて、美男美女のカップルが
柔道したり腕相撲した器械体操したりする謎PVが
妙に印象に残っています。
RUFFIANS ★★ (2010-01-31 10:52:00)
'83年、カリフォルニア州サンフランシスコにおいて誕生。Voとしてカール・アルバートが加入した事により
最終的なラインナップが完成。バンドはLOUDNESSやY&T、DOKKEN、UFOといったバンドの前座を経験しながら
腕を磨き、'84年、4曲入りデモテープを制作した後、地元のインディー・レーベルVICTORY RECORDSから
セルフ・タイトルの6曲入りEPを発表してレコード・デビューを飾っている。
この作品はFEMSの配給で日本でも国内盤がリリースされ、当時、BURRN!!誌において
結構な高得点・高評価を獲得。(90年代にはCD化もされている)
幸先のいいスタートを切ったのも束の間、マネージメントの貧弱さに不安を感じたカール・アルバートが
早くもバンドから離脱(その後VILLAINに加入)。残されたメンバーは後任シンガーとして
ア
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RUFFIANS-Ruffians ★★ (2010-01-31 10:55:00)
希代の名シンガー、故カール・アルバートのプロ・キャリアの出発点となった、サンフランシスコ出身の
5人組HMバンドRUFFIANSが、'85年にVICTORY RECORDSから発表した6曲入りデビューEP。
JUDAS PRIESTを始めとするヨーロピアンHM、そしてEXODUS、DEATH ANGEL等のご近所ベイエリア・スラッシュ勢からの
影響を元に構築されたパワー・メタル・サウンドは、アメリカのバンドらしからぬ湿り気を帯びたメロディといい、
劇的なツイン・リードGといい、VICIOUS RUMORSやVILLAINといった、後にカールが在籍する事になるバンドを彷彿。
尤も、上記2バンドに比べると本作は幾分オーセンティックな味わいで、吃驚するような名曲が収録されているわけでも
ないが、それでも、スピーディ且つ勇壮に作品の幕開けを飾る①、攻撃的な曲調
…続き
RUFFIANS-Ruffians-Fight for Your Life ★★ (2010-01-31 12:07:01)
カール・アルバートのVoにもっとドスが効いていれば
VICIOUS RUMORSの楽曲といっても通用しそうな
パワフルさを誇る勇壮な疾走ナンバー。
RUFFIANS-Ruffians-Wasteland ★★ (2010-01-31 12:12:00)
「アメリカン忍者2」の挿入歌に使用されているらしいが
あんなバカ映画じゃ余り自慢にはならねえよなぁ。
とはいえ、曲自体はカッコイイ。
パワフルな疾走ナンバーながら、ポップ・センスの感じられる
サビメロが印象に残ります。
RUFFIANS-Ruffians-You're All I Need ★★ (2010-01-31 12:14:37)
いかにもパワー・メタル・バンドらしい
硬派な哀愁が漂うドラマティックなバラード。
カール・アルバートのVoも、この時点で既に
実力の片鱗を伺わせてくれる。
RUNNING WILD-Branded and Exiled ★★ (2012-08-16 00:36:23)
メイン・ソングライターの1人であり、強いスラッシュ嗜好の持ち主だったプリーチャー(G)が脱退し、バンドの舵取り役が完全にロックン・ロルフ(Vo、G)へと委譲された'85年発表の2ndアルバム。
そのためスラッシュ・メタル的な前掛りの攻撃性は薄れてしまいましたが、その分、音作りはグッと引き締まり、サウンドに宿る硬質感や重量感、それにスケール感は倍増。ロックン・ロルフも前作以上にメロディアスに、雄々しく歌い上げるようになった本編は、これにてようやく、エピカルで勇壮な「パイレーツ・メタル」路線への戸口に立ったとの印象を受けます。中でもACCEPT風(FAST AS A SHARK?)のGリフが疾走するパワフルな⑤、そしてライブでのコール&レスポンスが容易に想像できる剛直なラスト・ナンバー⑨は名曲。
ただ作品全体としては、構成の妙よりも力押しに終始するスタイルに大きな変化はなく、とな
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RUNNING WILD-Death or Glory ★★★ (2012-07-29 01:23:30)
ロックン・ロルフ・カスパレク率いるジャーマン・メタル軍団、'89年発表の5thアルバム。
HELLOWEEN一派に比べるとメロディに愛想がない分、胸毛も腋毛もボーボーな男臭くて大仰なパワー・メタル・サウンドが持ち味の彼らは、いち早く「海賊」のイメージを取り入れていたことで有名ですが、昨今の所謂ヴァイキング・メタル・バンドが、史実と地続きのリアルなヴァイキング像や彼らの思想性・精神性に拘っているのに対し、RUNNING WILDは飽くまでフィクション上に立脚し、ある意味ショー・アップされた海賊のイメージを追及しており、大スケールで展開される楽曲の方も、暗さやアングラ臭以上に、華々しく劇的な感触の方が強く感じられます。(だからこそ「ヴァイキング・メタル」ではなく「パイレーツ・メタル」と評されているのでしょうか)
大航海の始まりを力強く宣言する疾走ナンバー①でハートを鷲掴みにされて
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RUNNING WILD-Gates to Purgatory ★★ (2012-08-11 01:41:15)
「勇壮で男臭いHM」という基本路線は既にしっかと見据えられているものの、独自の「型」を構築し、その型が醸し出す威厳や重厚感で聴き手を圧倒した名盤『DEATH OR GLORY』に比べると、このデビュー作を発表した頃のRUNNING WILDは腰が据わっておらず、バタバタとして落ち着きがない。例えるならMETALLICAの『KILL 'EM ALL』なんかに通じる青臭さが全編に亘って充満しているわけですが、その代わり、前のめりに突っ走るアグレッシブなカッコ良さはこの頃ならではの魅力とも言ます。
ラフな音質、ササクレたGリフ、五芒星があしらわれたアートワークに、「SATAN」「DEMON」「666」といった単語が登場する歌詞、あとついでにギタリストのいかにもなステージネーム(プリーチャー)等、全体的にかなりスラッシュ寄りのハードコアなHMサウンドを標榜している本作は、ロックン・ロルフ(
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RUNNING WILD-Victory ★★ (2019-04-22 00:06:10)
長年バンドの屋台骨を支えてきたヨルグ・マイケル(Ds)がSTRATOVARIUSでの活動に軸足を移すため正式に脱退。ブックレットにはロックン・ロルフ(Vo)一人の写真しか載っておらず、またしぶとくリリースされ続けていた国内盤の発売がこれを最後に見合わせになる等、RUNNING WILDを取り巻く状況がお世辞にも良好だったとは言えない時期(’04年)に発表された11thアルバム。
正直当時は彼らに対する興味は下降線を描いていて、本作についても「待ちに待ってた新譜!」というよりは「あ、出てたのか…」ぐらいの感覚で購入したような覚えがあるのですが、いやしかしこれが決して侮れない完成度を有していて、やはり舐めちゃならねぇバンドだなぁと。
歌メロのパターンの少なさや、(セッション・ドラマー起用による影響なのか)リズム面のフックの弱さが足枷となり、頭から通して聴くと時折今何曲目を聴いてい
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RUNNING WILD-Victory-Return of the Gods ★★★ (2019-04-23 01:16:02)
RUNNING WILD汁100%。勇壮に疾走するHMナンバー。
楽曲を劇的に肉付けするシロ・ハーマンのGプレイが非常に冴えています。
このレベルの名曲を生み出せるのならRUNNING WILDは
まだまだ大丈夫!と確信したことを思い出しますよ。
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