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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 4801-4850
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RIOT V-Born in America ★★ (2009-09-05 11:09:00)
比較的に入手が容易だったにも関わらず、RIOTのカタログの中では飛び抜けた影の薄さを誇った不遇の5thアルバム。
よりゴージャスで華やかな方向へとHR/HMシーンが推移していた'84年という時期にあっては、まず売れなさそうな
(そして実際売れなった)男臭くマイナー調のHMサウンドが詰め込まれた本作は、タイトルからして「メタル」してる
スピーディな④を筆頭に、前作『RESTLESS BLEED』に比べるとヘヴィ・メタリックなアグレッションや疾走感がやや回復。
代わりに哀愁や泣きといった要素が薄れ、大味になってしまった気がしなくもないが、レット・フォリスターの
小手先のテクニックだけでは表現不可能な、素敵なサムシングを備えたやさぐれチンピラ風味のVoが楽曲にえも言われぬ
エモーションを与えており、特に、バラード調に始まりテンポアップして盛り上がっていくHM
…続き
RIOT V-Fire Down Under ★★ (2009-09-01 22:04:00)
完成度の高さに反して、契約上の問題から長らく廃盤状態が続き、'90年代末に再発されるまで後追いファン(俺です)
には聴く事が叶わなかった、ガイ・スペランザ在籍時代最後の作品となった'81年発表の3rdアルバム。
当時、日本と共にRIOTが高い支持を取り付けていたイギリスでのNWOBHM勃発に影響を受けたのか、従来のロックンロール色が
大幅に減退し、ソリッドなGリフ主導で疾走する楽曲の数々は、よりハードに、よりスピーディにと、
これまで以上にエッジの効いた、最早ハードロックというよりもヘヴィ・メタルと表現すべき作風に仕上がっており、
その筆頭が、アルバムのOPを勇ましく駆け抜けていく高揚感溢れる名曲①。それ以降も、①の勢いを受け継ぐ
アルバム表題曲②、シンプル且つミステリアスなGリフが印象的なミッド・チューン③、ライブでも
お馴染みのウェスタンな雰
…続き
RIOT V-Immortal Soul ★★★ (2011-11-20 20:48:14)
紆余曲折はあったものの結局ト二ー・ムーアがシンガーの座に出戻り、名盤『THUNDERSTEEL』リリース時のラインナップ(勿論、マイク・フリンツも健在)でレコーディングが進められ、'11年に発表されたニュー・アルバム。
ここ数年のトニー・ムーアの歌声には衰えの兆候が見受けられたので(例えば大村孝佳のソロ作とか)、「そんなんでパワー・メタル路線に戻って大丈夫かよ・・・」と懐疑的にならざるを得なかったのですが、ところがどっこい、息の合ったツインGと、名手ボビー・ジャーゾンベクが叩き出すパワフルなリズムに乗って、トニーの朗々たる――衰えなんぞ微塵も感じさせない――歌声が疾走するOPナンバー“RIOT”が切れ味鋭く始まった瞬間、そうした不安は跡形もなく吹き飛ばされてしまいました。流石バンド名を関する自信作だけのことはあり、数ある“THUNDERSTEEL”風疾走曲のなかでも、この曲は本家に
…続き
RIOT V-Narita ★★ (2009-08-31 22:44:00)
デビュー作『ROCK CITY』の日本での成功に感謝の意を捧げてこのタイトルになったという、'79年発表の2ndアルバム。
「力士」+「アザラシ」(そしてフジヤマ&ジャンボジェット機)というジャケット・アートワークの出来は
不憫極まりないが、中身は前作の路線を順当に受け継ぐ、アメリカのバンドらしいシンプルなノリの良さに、
NY出身バンドならではのストリート感覚と乾いた哀愁をまぶした、硬派でハード・ドライヴィンなロックンロール・サウンド。
熱く弾ける②や、こっ恥ずかしくも勢いよく疾走する⑦といった楽曲に明らかなように、これまで以上にハードな
ツインGの絡みが前面に押し出され、攻撃性を増した作風はHR度が前作から格段にレベルアップ。
その最大の成果と言うべきが、成田空港の三里塚闘争に着想を得たという、印象的なテーマ・メロディを備えた
スリリングなイン
…続き
RIOT V-Restless Breed ★★ (2009-09-02 22:05:00)
『FIRE DOWN UNDER』同様、長らく入手困難な状態が続いていた'83年発表の4thアルバム。邦題は『非常警戒』。
と言っても、「RIOT屈指の名盤」「ガイ・スペランザ時代の最高傑作!」と評価の高い『FIRE~』に比べると、
レット・フォリスター(Vo)加入第1作となった本作は、「音楽性が拡散したRIOTらしからぬ問題作」と否定的に
紹介される事が多かったため(最近はそうでもないけど)、別に聴けなくともそれほど惜しいとは思っていなかったのだが、
'90年代末になってようやっと再発されたのを期に購入し、聴いてみて驚いたの何のって。何じゃこの傑作は?!
確かに、気持ち良さげにハーモニカが吹き鳴らされる⑤のような異色曲が収録されているし、ミディアム・テンポの
楽曲を中心にまとめられた本編は疾走感を減じている。どっこい、「RIOTの魅力=哀愁のメロディ
…続き
RIOT V-Rock City ★★ (2009-08-31 22:34:00)
疾走感溢れる曲調、哀愁のメロディ、そしてエモーショナル且つドラマティックなツインGという、
RIOTというバンドの魅力がギュッと凝縮された名曲中の名曲にして、HR/HMファン永遠のアンセム“WARRIOR"を
収録した'78年発表の1stアルバム。(『怒りの廃墟』って邦題の意味はよう分からんが)
傑作『THUNDERSTEEL』でRIOTファンとなり、遡って本作を購入したクチなので、初めて聴いた時は
(ライブに欠かせないバンドの代表曲③⑥を収録しつつも)、本編に詰め込まれたその余りに飾り気のない、
シンプルなロックンロール・サウンドに思わず拍子抜けしてしまったわけだが、とは言え、ガイ・スペランザの
パッショネイトなVoによって歌われる楽曲は、NY出身バンドならではの硬質感と乾いた哀愁をそこはかとなく漂わせ、
「如何にもアメリカン」といった感じの能
…続き
RIOT V-The Privilege of Power ★★ (2009-09-12 19:26:00)
曲間に挟み込まれた長~いSEや、ホーン・セクションを大胆に導入したチャレンジブルな姿勢が、
ファンの間で賛否両論を巻き起こした、RIOT初のコンセプト作でもある'89年発表の7thアルバム。
かつては「SE長過ぎるよね」と指摘される度に「いや!そんな事はない!お前はRIOTのセンスを理解していない!」
と憤り立って反論していたが、オッサンになった今改めて本作を聴き直すと・・・やっぱりSE長過ぎるよね(笑)
(①~②の流れなんて、ライブ盤『RIOT IN JAPAN-LIVE!!』の間髪入れない展開の方が数倍劇的でカッコイイ)
とは言え、アルバム自体は前作『THUNDERSTEEL』の路線を継承した、疾走感&哀愁兼備のパワー・メタル路線という
方向性にブレはなく、それはポルポト派のジェノサイドについて歌った名曲中の名曲⑤を聴けば明らか。
また、楽曲
…続き
RIOT V-Thundersteel ★★ (2009-09-06 21:28:00)
RIOT復活作にして、多くのファンが「彼らの最高傑作」と太鼓判を押す'88年発表の6thアルバム。個人的にも自分の
お金で初めて購入し、HR/HMにのめり込む切っ掛けとなった作品という事で、非常に思い入れを感じている1枚。
豊かな声量を活かして歌いまくるトニー・ムーアと、元JUGGERNAUTの名ドラマー、ボビー・ジャーゾンベクを得て
(但し、本編の半分でDsを叩いているのはLION時代のマーク・エドワーズ)、かつてのオーセンティックな
HMサウンドから一気にパワー・メタル色を強めた本作の魅力は、痛快なハイトーンVo、手数の多いダイナミックな
ドラミング、そしてシャープに切り込んで来るツインG(でもバンドはシングルG編成)が一丸となって
都会的な哀愁を伴い疾走する、アルバム表題曲①に集約されているといっても過言ではない。
HMのカッコ良さを余す所
…続き
RIOT V-Thundersteel-Thundersteel ★★★ (2006-03-11 01:25:00)
哀愁背負って、血の涙を流しながら疾走する(脳内イメージ)超名曲。
昔「歌い出しの部分が“おー、ぺチャパイかい"と聞こえる」という空耳ネタを「POWER ROCK TODAY」に送ったら採用されたのも良い思い出・・・。
RIOT V-Unleash the Fire ★★★ (2014-09-28 21:57:24)
RIOTとしての活動継続を決意したメンバーの意思は尊重するけど、バンドの絶対的柱だったマーク・リアリの存在なくして、果たしてどれほどの作品が作れるものか?・・・ってな懐疑の視線は百も承知であったろう残されたメンバーは、確信的に名盤『THUNDERSTEEL』を思わすメロディを随所で引用し、「WARRIOR」「SHINE」「NARITA」「TOKYO ROSE」etc・・・といったキーワードを歌詞のあちこちに散りばめ、更には日本のファンに向けた⑥、代表曲“OUTLAW”の続編⑧といった楽曲の収録から、思わず脱力を誘われるダサジャケ(笑)に至るまで、なりふり構わず全力をもって「最大公約数的RIOTらしさ」を猛アピール。
これで肝心要の曲が退屈なら噴飯モノだったところですが、元S.A. SLAYERで、NARITA~RIOTとマークの曲作りの相棒を務め続けたドン・ヴァン・スタヴァン(B)
…続き
RIOT V-Unleash the Fire-Land of the Rising Sun ★★★ (2014-09-30 22:36:47)
“日いづる国”というタイトルが示す通り
日本のファンとの絆について歌うと同時に
「NARITA」とか「TOKYO ROSE」とか「SHINE」とか
お馴染みのフレーズが散りばめられた歌詞は
新しいスタートを切るに当たっての
RIOTの改めての自己紹介のように感じられたりも。
勿論、歌詞だけでなく、パワーとスピードだけに
頼らないメロディも素晴らしいですよ。
RIOT-Army of One ★★ (2007-04-18 22:13:00)
'06年発表の13thアルバム。来日公演に備えて改めて聴き直してみたけれど、やっぱり素晴しい作品ですよ、これは。
名曲“THUNDERSTEEL"の遺伝子を受け継いだ、スリリング且つ劇的なツインGが炸裂するスピード・チューン
①⑦⑩で要所を締めつつも、飽くまで本作のメインとなるのは、マイク・ディメオのブルージーでエモーショナルな
歌唱を活かした哀愁のメロディに彩られたミドル・チューンの数々。落ち着いた声質の持ち主ゆえ、
疾走曲を歌うとバックの演奏に埋もれてしまう事もあるディメオだが、やはりこの手の楽曲を歌わせると絶品だ。
特に、ポップ・フィーリングを取り込んだ②や、濃厚な哀愁漂う⑤、広がりの感じられるサビメロが
秀逸なブルーズ・ナンバー⑥は、その彼氏の熱唱と相俟ってリスナーの胸をギュウギュウと締め付けてくれる逸品。
マーク・リアリはWESTWOR
…続き
RIOT-Born in America ★★ (2009-09-05 11:09:00)
比較的に入手が容易だったにも関わらず、RIOTのカタログの中では飛び抜けた影の薄さを誇った不遇の5thアルバム。
よりゴージャスで華やかな方向へとHR/HMシーンが推移していた'84年という時期にあっては、まず売れなさそうな
(そして実際売れなった)男臭くマイナー調のHMサウンドが詰め込まれた本作は、タイトルからして「メタル」してる
スピーディな④を筆頭に、前作『RESTLESS BLEED』に比べるとヘヴィ・メタリックなアグレッションや疾走感がやや回復。
代わりに哀愁や泣きといった要素が薄れ、大味になってしまった気がしなくもないが、レット・フォリスターの
小手先のテクニックだけでは表現不可能な、素敵なサムシングを備えたやさぐれチンピラ風味のVoが楽曲にえも言われぬ
エモーションを与えており、特に、バラード調に始まりテンポアップして盛り上がっていくHM
…続き
RIOT-Fire Down Under ★★ (2009-09-01 22:04:00)
完成度の高さに反して、契約上の問題から長らく廃盤状態が続き、'90年代末に再発されるまで後追いファン(俺です)
には聴く事が叶わなかった、ガイ・スペランザ在籍時代最後の作品となった'81年発表の3rdアルバム。
当時、日本と共にRIOTが高い支持を取り付けていたイギリスでのNWOBHM勃発に影響を受けたのか、従来のロックンロール色が
大幅に減退し、ソリッドなGリフ主導で疾走する楽曲の数々は、よりハードに、よりスピーディにと、
これまで以上にエッジの効いた、最早ハードロックというよりもヘヴィ・メタルと表現すべき作風に仕上がっており、
その筆頭が、アルバムのOPを勇ましく駆け抜けていく高揚感溢れる名曲①。それ以降も、①の勢いを受け継ぐ
アルバム表題曲②、シンプル且つミステリアスなGリフが印象的なミッド・チューン③、ライブでも
お馴染みのウェスタンな雰
…続き
RIOT-Immortal Soul ★★★ (2011-11-20 20:48:14)
紆余曲折はあったものの結局ト二ー・ムーアがシンガーの座に出戻り、名盤『THUNDERSTEEL』リリース時のラインナップ(勿論、マイク・フリンツも健在)でレコーディングが進められ、'11年に発表されたニュー・アルバム。
ここ数年のトニー・ムーアの歌声には衰えの兆候が見受けられたので(例えば大村孝佳のソロ作とか)、「そんなんでパワー・メタル路線に戻って大丈夫かよ・・・」と懐疑的にならざるを得なかったのですが、ところがどっこい、息の合ったツインGと、名手ボビー・ジャーゾンベクが叩き出すパワフルなリズムに乗って、トニーの朗々たる――衰えなんぞ微塵も感じさせない――歌声が疾走するOPナンバー“RIOT”が切れ味鋭く始まった瞬間、そうした不安は跡形もなく吹き飛ばされてしまいました。流石バンド名を関する自信作だけのことはあり、数ある“THUNDERSTEEL”風疾走曲のなかでも、この曲は本家に
…続き
RIOT-Narita ★★ (2009-08-31 22:44:00)
デビュー作『ROCK CITY』の日本での成功に感謝の意を捧げてこのタイトルになったという、'79年発表の2ndアルバム。
「力士」+「アザラシ」(そしてフジヤマ&ジャンボジェット機)というジャケット・アートワークの出来は
不憫極まりないが、中身は前作の路線を順当に受け継ぐ、アメリカのバンドらしいシンプルなノリの良さに、
NY出身バンドならではのストリート感覚と乾いた哀愁をまぶした、硬派でハード・ドライヴィンなロックンロール・サウンド。
熱く弾ける②や、こっ恥ずかしくも勢いよく疾走する⑦といった楽曲に明らかなように、これまで以上にハードな
ツインGの絡みが前面に押し出され、攻撃性を増した作風はHR度が前作から格段にレベルアップ。
その最大の成果と言うべきが、成田空港の三里塚闘争に着想を得たという、印象的なテーマ・メロディを備えた
スリリングなイン
…続き
RIOT-Restless Breed ★★ (2009-09-02 22:05:00)
『FIRE DOWN UNDER』同様、長らく入手困難な状態が続いていた'83年発表の4thアルバム。邦題は『非常警戒』。
と言っても、「RIOT屈指の名盤」「ガイ・スペランザ時代の最高傑作!」と評価の高い『FIRE~』に比べると、
レット・フォリスター(Vo)加入第1作となった本作は、「音楽性が拡散したRIOTらしからぬ問題作」と否定的に
紹介される事が多かったため(最近はそうでもないけど)、別に聴けなくともそれほど惜しいとは思っていなかったのだが、
'90年代末になってようやっと再発されたのを期に購入し、聴いてみて驚いたの何のって。何じゃこの傑作は?!
確かに、気持ち良さげにハーモニカが吹き鳴らされる⑤のような異色曲が収録されているし、ミディアム・テンポの
楽曲を中心にまとめられた本編は疾走感を減じている。どっこい、「RIOTの魅力=哀愁のメロディ
…続き
RIOT-Rock City ★★ (2009-08-31 22:34:00)
疾走感溢れる曲調、哀愁のメロディ、そしてエモーショナル且つドラマティックなツインGという、
RIOTというバンドの魅力がギュッと凝縮された名曲中の名曲にして、HR/HMファン永遠のアンセム“WARRIOR"を
収録した'78年発表の1stアルバム。(『怒りの廃墟』って邦題の意味はよう分からんが)
傑作『THUNDERSTEEL』でRIOTファンとなり、遡って本作を購入したクチなので、初めて聴いた時は
(ライブに欠かせないバンドの代表曲③⑥を収録しつつも)、本編に詰め込まれたその余りに飾り気のない、
シンプルなロックンロール・サウンドに思わず拍子抜けしてしまったわけだが、とは言え、ガイ・スペランザの
パッショネイトなVoによって歌われる楽曲は、NY出身バンドならではの硬質感と乾いた哀愁をそこはかとなく漂わせ、
「如何にもアメリカン」といった感じの能
…続き
RIOT-The Privilege of Power ★★ (2009-09-12 19:26:00)
曲間に挟み込まれた長~いSEや、ホーン・セクションを大胆に導入したチャレンジブルな姿勢が、
ファンの間で賛否両論を巻き起こした、RIOT初のコンセプト作でもある'89年発表の7thアルバム。
かつては「SE長過ぎるよね」と指摘される度に「いや!そんな事はない!お前はRIOTのセンスを理解していない!」
と憤り立って反論していたが、オッサンになった今改めて本作を聴き直すと・・・やっぱりSE長過ぎるよね(笑)
(①~②の流れなんて、ライブ盤『RIOT IN JAPAN-LIVE!!』の間髪入れない展開の方が数倍劇的でカッコイイ)
とは言え、アルバム自体は前作『THUNDERSTEEL』の路線を継承した、疾走感&哀愁兼備のパワー・メタル路線という
方向性にブレはなく、それはポルポト派のジェノサイドについて歌った名曲中の名曲⑤を聴けば明らか。
また、楽曲
…続き
RIOT-Thundersteel ★★ (2009-09-06 21:28:00)
RIOT復活作にして、多くのファンが「彼らの最高傑作」と太鼓判を押す'88年発表の6thアルバム。個人的にも自分の
お金で初めて購入し、HR/HMにのめり込む切っ掛けとなった作品という事で、非常に思い入れを感じている1枚。
豊かな声量を活かして歌いまくるトニー・ムーアと、元JUGGERNAUTの名ドラマー、ボビー・ジャーゾンベクを得て
(但し、本編の半分でDsを叩いているのはLION時代のマーク・エドワーズ)、かつてのオーセンティックな
HMサウンドから一気にパワー・メタル色を強めた本作の魅力は、痛快なハイトーンVo、手数の多いダイナミックな
ドラミング、そしてシャープに切り込んで来るツインG(でもバンドはシングルG編成)が一丸となって
都会的な哀愁を伴い疾走する、アルバム表題曲①に集約されているといっても過言ではない。
HMのカッコ良さを余す所
…続き
RIOT-Thundersteel-Thundersteel ★★★ (2006-03-11 01:25:00)
哀愁背負って、血の涙を流しながら疾走する(脳内イメージ)超名曲。
昔「歌い出しの部分が“おー、ぺチャパイかい"と聞こえる」という空耳ネタを「POWER ROCK TODAY」に送ったら採用されたのも良い思い出・・・。
RIOT-Unleash the Fire ★★★ (2014-09-28 21:57:24)
RIOTとしての活動継続を決意したメンバーの意思は尊重するけど、バンドの絶対的柱だったマーク・リアリの存在なくして、果たしてどれほどの作品が作れるものか?・・・ってな懐疑の視線は百も承知であったろう残されたメンバーは、確信的に名盤『THUNDERSTEEL』を思わすメロディを随所で引用し、「WARRIOR」「SHINE」「NARITA」「TOKYO ROSE」etc・・・といったキーワードを歌詞のあちこちに散りばめ、更には日本のファンに向けた⑥、代表曲“OUTLAW”の続編⑧といった楽曲の収録から、思わず脱力を誘われるダサジャケ(笑)に至るまで、なりふり構わず全力をもって「最大公約数的RIOTらしさ」を猛アピール。
これで肝心要の曲が退屈なら噴飯モノだったところですが、元S.A. SLAYERで、NARITA~RIOTとマークの曲作りの相棒を務め続けたドン・ヴァン・スタヴァン(B)
…続き
RIOT-Unleash the Fire-Land of the Rising Sun ★★★ (2014-09-30 22:36:47)
“日いづる国”というタイトルが示す通り
日本のファンとの絆について歌うと同時に
「NARITA」とか「TOKYO ROSE」とか「SHINE」とか
お馴染みのフレーズが散りばめられた歌詞は
新しいスタートを切るに当たっての
RIOTの改めての自己紹介のように感じられたりも。
勿論、歌詞だけでなく、パワーとスピードだけに
頼らないメロディも素晴らしいですよ。
RISK ★★ (2007-02-14 21:43:00)
70年代に活躍したロック・バンド、FAITHFUL BREATHを前身にドイツで結成。
'88年に1st『THE DAILY HORROR NEWS』でアルバム・デビューを果たす。
'89年に2nd『HELL'S ANIMALS』'90年に3rd『DIRTY SURFACE』、'92年に4th『THE REBORN』を発表と
順調に活動を続けるも、モダン・へヴィネス勢から大きな影響を受けたと思しき
5th『TURPITUDE』で派手にズッコケて、その後は消息不明に。
日本では最後まで地味な存在だった彼らだが、その男臭く勇壮なパワー/スラッシュ・サウンドは、
勢いだけに頼る事無く、ベテランらしい小技が効かせてあったりと、聴き応え十分。
再評価を望みたいところです。
RISK-Dirty Surfaces ★★ (2007-01-15 22:04:00)
これは'90年発表の3rdアルバムですね。METAL MANIAから出てた国内盤は、その前年('89年)に
発表されたEP『RATMAN』とのカップリング仕様でしたっけ。
さて、その本作。SE①を経て疾走曲②が始まった途端に「おや?」となる。以前に比べて音圧が
下がったというか、リフからスラッシュ・メタル的な重厚感が薄れ、随分と聴き易くなった印象を受ける。
代わりアコギやKey等の導入でメロディが強調された収録曲の数々は、Voの歌メロ(特にサビ部分)にしろ、
リフにしろソロにしろ、前2作に比べて全体的にかなりメロディアスな仕上がりで、
より正統派へヴィ・メタルへの接近が感じられる作風。
尤も、前述の②を筆頭に、相変わらずスラッシーな疾走感は健在だし、何より、ACCEPTを思わせる重厚な④、
RISK流のヘヴィ・バラード⑧、そして勇壮なリフと
…続き
RISK-Dirty Surfaces-Bury My Heart ★★ (2007-01-27 22:30:42)
スラッシュ・メタル的な疾走感は残しつつも、
リフにしろ歌メロにしろ、もはや曲の構造自体が
メロディアスでパワー・メタル的・・・という、
3rdアルバムのサウンド・スタイルを象徴する名曲。
重厚且つドラマチックな男性コーラスがACCEPTを思わせる。
RISK-Hell's Animals ★★ (2007-01-11 21:42:00)
アルバム・デビュー前にバンドから離脱していたオリジナル・メンバーのシロ・ハーマン(G)が復帰、
新たに5人編成へと生まれ変わって、'89年に発表された2ndアルバム。
デビュー作の延長線上にある「勇壮なパワー/スラッシュ・メタル」路線に変更はないが、
正式にツインG編成へと移行した成果か(1stではハイミィ・ミークスがVoとサイドGを兼任していた)、
サウンドに宿る重量感がこれまでとは桁違い。ゆえに今回は、重厚なリフやリズムを活かした
ミドル・チューンの出来が秀逸で、中でも、Keyの使い方が効果的な⑥、劇的なインスト・パートを持つ
一際ヘヴィな⑧、雄々しくも物悲しい雰囲気漂う⑨といった楽曲は、本作を代表する名曲/佳曲。
正直、“ROAD WAR"のようなキラー・チューンがない分、疾走曲のインパクトは前作に1歩譲るものの、
ヘヴィなパートはよ
…続き
RISK-Hell's Animals-Russian Nights ★★ (2007-01-27 22:16:39)
荒々しくもしっかりと歌うVoと、メロディアスなリフ、
聴かせるGソロをフィーチュアした、力強く勇壮な1曲。
個人的には、2ndアルバムのハイライト・チューン。
RISK-The Daily Horror News ★★ (2007-01-10 08:34:00)
RISKと言えば、曲者揃いのジャーマン・スラッシュ勢に比べると毒が弱く、HELLOWEENを初めとする
メロディック・パワー・メタル勢に比べるとメロディに愛想がない。ついでにルックス的にもイケてない・・・と、
その地味さゆえ、結局日本ではブレイク出来ないまま消えていった印象が強いが、
この'88年発表のデビュー作で聴ける、飾り気のない勇壮なパワー・メタル・サウンドは、実に魅力的。
本作は彼らの全アルバム中、最もスラッシュ色が強く出た1枚で、OPチューン①を筆頭に、
重厚なリフ、力強く疾走するリズム、それに直線的なVo(きっちり歌う事も出来る)を駆使して、
ひたすらラッシュするスタイルは単純にカッコイイ。また、「押し」の一手で寄り切るのではなく、
アコギや叙情メロディを効果的に用いて、アルバムの流れに起伏を生み出しリスナーを飽きさせない辺り、
…続き
RISK-The Daily Horror News-Roadwar ★★ (2007-01-11 21:49:23)
Voこそ直線的なスラッシュ・スタイルだが、
シャープなリフや、疾走するツイン・リード・ギターは
JUDAS PRIESTばりのカッコ良さを誇る
1stアルバムのハイライト・チューン。
RISK-The Reborn ★★ (2007-01-17 21:24:00)
(シリアスなメタル・ファンから評判の悪かった)バンドのトレードマークのコミック調動物ジャケットを止め、
脱スラッシュ・メタル、そして、古代インド神話を下敷きにしたというRISK初のコンセプト作に挑んだ、
まさに勝負作の'92年発表4thアルバム。
その甲斐あってか、一部では「本格派に生まれ変わったRISKの最高傑作」とも評価されたが、
個人的にはどうにも地味な印象が拭えない作品。
扱ったテーマがテーマなだけに力み過ぎたのか、重苦しい楽曲がズラリと並び、過去3作のように
爽快に突っ走る場面は殆どない。期待を誘う妖しげなイントロ①に導かれて始まる大作②は、
劇的メタル好きなら一聴の価値が有る名曲だが、その後は似たり寄ったりのテンションの楽曲が続き、
山場にもイマイチ欠けるため、通して聴くと飽きがくる・・・というのが正直なところ。
ただ、個
…続き
RISK-The Reborn-Last Warning ★★ (2007-01-27 22:47:24)
シタールを取り入れた妖しげな序曲“ARISE"から繋がる、
10分以上に及ぶアルバム随一の大作。
『THE REBORN』は全体的に地味な仕上がりの作品だったが、
アコギや宗教的な男性コーラス、ナレーションを組み込みながら、
長尺を全くダレる事無く聴かせきるこの曲は、掛け値なしの名曲。
特に、過去のどのアルバムよりも
「聴かせる」フレーズを連発するツインGが素晴しい事この上なし。
RISK-Turpitude ★★ (2019-07-26 01:30:39)
ハイミィ・ミークス(Vo)率いる独産パワー/スラッシュ・メタル・アクトのRISKが、4人編成となって'93年に発表した4thアルバムにしてラスト作。
ジェイムズ・ヘッドフィールドを意識している風に吼えるVoといい、陰鬱なメロディ、ダウン・チューニングの施されたGリフ、疾走感大幅減のリズムといい、90年代にHR/HMシーンを席巻したモダン・ヘヴィネス症候群の病状をもろに患った感じのサウンドが全編に亘って繰り広げられる問題作であり、同じヘヴィ路線でも前作『REBORN』(’92年)は、欧州HMならではの美意識が光るメロディとドラマティックに練られた曲展開が深みを醸し出していたのに対し、本作の場合、冗長な楽曲とダラダラ締まりに乏しい全体の構成から「適当に流行に寄せてみました」という体が感じられ、ファン評価はすこぶる低い。
斯くいう自分も、購入当時は「こんなん作るから解散する羽目にな
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RISK-Turpitude-Hopeless Ground ★★★ (2019-07-28 01:28:43)
ハイミィの男らしい歌声が厳粛な雰囲気を高める、
憂いを帯びてドラマティックなバラード。
Gもエモーショナルなソロを提供して楽曲の盛り上がりに
貢献してくれています。賛否両論あった『TURPITUDE』ですが
この曲聴いた時には「RISK健在」と小声で呟きたくなりましたよ。
RITUAL CARNAGE-Every Nerve Alive ★★ (2006-09-02 00:48:00)
大した予備知識もなしに、骸骨武者&2丁拳銃というイカしたアルバム・ジャケットに惹かれて購入してみたら、
これが大当たり。極太のリフがバリバリ刻まれ、スタスタと2ビートが猛スピードで駆け抜けていく
スラッシュ・メタルの力作であった。(ライナーによれば'00年発表の2ndアルバムとのこと)
とにかく徹頭徹尾、疾走しまくりの1枚で、本編ラストをヘヴィに締める⑩(とは言え、この曲にだって
疾走パートが組み込まれているんだが)以外は、METALLICAのカヴァー曲“HIT THE LIGHTS"他、
日本盤のみのボーナス・トラック4曲も含めて、収録曲全てが高速スラッシュ・チューン。
「緩急?知らねーよ」とばかりに飛ばしまくる、スラッシュ馬鹿一代っぷりが存分に堪能できる1枚。
それでいて単調さが然程感じられないのは、欧州へヴィ・メタルからの影響が色濃いリフ・
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RITUAL CARNAGE-I, Infidel ★★ (2006-11-08 20:28:00)
逆輸入スラッシュ・メタル・バンドの代表格RITUAL CARNAGE、'05年発表の4thアルバム。
前作『THE BIRTH OF TRAGEDY』は、楽曲のクオリティは高かったものの、低音咆哮を止めたVoと、
妙にこじんまりとしたサウンド・プロダクションの迫力不足が気になってイマイチ入り込めない作品だったのだが、
今回は過去最高にも思える良好なサウンド・プロダクションに仕上がっていて、文句なし。
完全にハイトーン主体のスタイルに切り替えたVo(時々、FORBIDDENのラス・アンダーソンっぽい)の
線の細さが気になるものの、充実した楽曲群の前には枝葉末節。
特に、迫力、疾走感、リフのカッコ良さ、ツインGが生み出すメロディの旨みといった要素が、それまでより
数段ランクアップして畳み掛けてくる(曲間が殆どないのも効果的)、7曲目以降の展開は何度聴
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RITUAL CARNAGE-The Highest Law ★★ (2006-09-04 22:16:00)
2nd「EVERY NEVER ALIVE」が、かなりカッコイイ出来だったので、遡って聴いてみた'98年発表の1stアルバム。
うん。こちらもなかなかイケてます。
分厚く刻まれるリフ、全編をスピーディに疾走するリズム、そしてメロディックなツイン・ギターといった要素は
もう既にこの時点で耳にすることが出来るが、オーセンティックなヘヴィ/スラッシュ・メタルからの影響が
色濃く感じられた「EVERY~」に比べると、本作はもう少しコア寄りなスタイル。轟然とした音作りといい、
Voの歌唱もデス・メタル風だし、時にブラスト・ビートが炸裂したりと、所謂メロディック・デス・メタル的なアプローチが目立つ。
まだまだ、有無を言わせぬ迫力は感じられないものの、クオリティの高さは折り紙付き。
特に、シャープ且つメロディアスな2本のGの絡みが勇壮さを演出する、アルバムのタ
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RIVERDOGS-Absolutely Live ★★ (2018-09-24 08:22:34)
プロデューサーとして、メンバーとして、現DEF LEPPARDのヴィヴィアン・キャンベル(G)が全面的に関わっていたことで知られるRIVERDOGSが、’93年にひょっこりとリリースしたライブ盤。輸入盤市場での好評を受けてか、後にZEROコーポレーションから国内盤も発売されています。
本作はヴィヴィアン脱退後にレコーディングされており、リハーサル・スタジオ「サード・アンコール」に観客を招待してパーティを開いた際のライブの模様を収録。セットリストは1st『RIVERDOGS』から3曲、カヴァーを1曲、そして2ndアルバムに収録予定だったという7曲の全11曲から構成。収録場所が場所だけに、全体的にこじんまりとしていて、アリーナ・ロック的スケール感や派手さとはほぼ無縁のライブながら、逆に気心の知れた観客の暖かい反応と、RIVERDOGSが聴かせる素朴な歌心に溢れたブルーズ・ロック・サウン
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RIVERDOGS-Riverdogs ★★★ (2018-07-19 23:27:53)
WHITESNAKEを脱退したヴィヴィアン・キャンベル(G)がメンバーに加わったことで、それまでの無名の存在から注目のニューカマーへと一気にレベルアップを遂げたRIVERDOGSが、'90年に発表したデビュー作。(邦題は『荒野の叫び』)
ちょうどこの時期、HR/HMシーンは80年代を席巻した煌びやかなLAメタル・ムーブメントに対する揺り返し現象として、「ルーツ回帰」を旗印に掲げるブルーズ志向が一大トレンドの様相を呈しており、本作でRIVERDOGSが奏でているのも、シンプルなトリオ編成、過度な装飾を排したアレンジ、全編から溢れ出す地に足の着いた歌心…と、間違いなくそうした流れの中に位置付けられるブルージーなHRサウンド。
但し、エモーショナルなVoとGの共演に聴き惚れる哀愁のバラード⑤を始め、ここには「とりあえず流行にいっちょ噛み」的な付け焼刃感や、軽薄さは皆無。一方で地味に
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ROADHOUSE-Roadhouse ★★★ (2019-08-28 00:45:34)
アルコール依存症の悪化と、「よりハードなサウンドへ進むべき」との主張がコマーシャル志向を固めていた他メンバーとの意見の対立を招き、結果3rd『PYROMANIA』(’86年)レコーディング途中でDEF LEPPARDから追い出されてしまったピート・ウィリス(G)。その彼が、自身がリーダーを務めるバンドとして立ち上げたROADHOUSEが’91年に発表した最初で最後のフル・アルバムがこれ。
味もそっけもない本作のジャケットを一目見て「期待できそうもねぇ」とか思ってしまいましたが、ところがどっこい。ゆったりとシンプルでノリ易いリズムの上を、ピートが奏でる透明感を湛えた哀愁のメロディと、空間の広がりを感じさせる爽快なボーカル・ハーモニーが華麗に舞うHRサウンドは、否が応にもDEF LEPPARDを意識させつつ、本家にも決して引けを取らないポテンシャルを提示。己の早合点を大いに反省した次第
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ROADHOUSE-Roadhouse-Hell Can Wait ★★★ (2019-08-29 23:13:38)
エモーショナルに響き渡るピート・ウィリスのGと
ポール・ジャクソンのVoにうっとり聞き惚れてしまう抒情バラード。
当時シングル・カットもされていて、UKチャートでは
TOP10に食い込むヒットとなっています。(最高第9位)
ROADHOUSE-Roadhouse-Time ★★★ (2019-08-29 23:08:52)
PVも作られているミッド・チューン。
雄大なスケールと哀愁のメロディに彩られた曲調、
楽曲が持つ透明感を引き立てるピートのGプレイと
Voの歌声が実に心地良い。
ROB MORATTI-Epical ★★★ (2023-06-20 00:45:17)
「FINAL FRONTIERのフロントマン」の肩書も今は昔。これまでに4枚のアルバムをリリースし、既に作品数においてはFINAL FRONTIER時代を凌駕する等、安定したソロ・キャリアを積み重ねているロブ・モラッティが’22年に発表した新作アルバム。
セルフ・プロデュースにて制作された本作で披露しているのは、『EPICAL』というタイトルに相応しい劇的なシンフォ・メタル…なわけはなく(当たり前)。従来の路線をしっかりと引き継いだ、自身の張り良し/艶良し/伸び良しなハイトーン・ボイスが映えるキャッチーで爽快なメロディアスHRサウンド。前作に引き続いて、近年FRONTIERS RECORDS関連の作品で引っ張りダコなARCTIC RAINのウルリック・ロングヴィスト&ピート・アルペンボルグという腕利きソングライター・コンビのバックアップを受けているだけあって、今回も終始、フックの効
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ROB MORATTI-Epical-Valerie ★★★ (2023-06-22 01:11:43)
伸びやかなイントロを聴いただけで期待が膨らみます。
ロブが張りのあるハイトーンで歌い上げる、爽やかさの中にも哀愁が潜んだ
甘酸っぱいメロディに胸キュンを誘われるハードポップ・チューン。
ROB MORATTI-Paragon ★★★ (2021-03-08 23:35:57)
未だに復活を期待する声が漏れ聞こえる(己の中から)FINAL FRONTIERや、'18年に惜しまれながら長いキャリアに幕を下ろしたカナダを代表するHRバンドSAGAのフロントマンも務めたロブ・モラッティ(Vo)が、トニー・フランクリン(B)を始めとする気心の知れたバック・メンバー、それに曲作りのパートナーとして新たにFRONTIERS RECORDS系作品で活躍するウルリック・ロンクヴィスト、ピート・アンペンボルグらを迎えてレコーディングを行い、'20年に発表した4枚目のソロ・アルバム。
近作の順調なリリース・ペース、それにアルバム毎に託されたメロディアスHRサウンドのハイクオリティっぷりといい、順風満帆にソロ活動を進展させている彼氏ゆえ、今回も余裕綽々のアベレージ越え。悲哀を湛えたメロディからゲストに迎えられたジョエル・ホークストラの華やかなGプレイまで、まるで「哀愁のメロハー
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ROB MORATTI-Paragon-Alone Anymore ★★★ (2021-03-10 00:11:02)
アルバムの中盤を爽やかに盛り上がるハードポップ・チューン。
躍動感溢れるビートに乗って清涼感振りまくサビメロは
クリアなハイトーン・ボイスの持ち主であるロブ・モラッティが
歌うのにまさしくうってつけじゃなでしょうか。
ROB MORATTI-Paragon-Remember ★★★ (2021-03-10 00:04:18)
ロブ・モラッティの甘くクリアな歌声が
映える哀愁のメロディに彩られた
アルバムのハイライト・ナンバー。
印象的なソロで楽曲を華やかに盛り立てる
ゲスト参戦のジョエル・ホークストラの
Gプレイも的確です。
ROB MORATTI-Renaissance ★★★ (2019-11-07 00:40:13)
FINAL FRONTIERやSAGA等での活動を通じ知名度を高めてきたカナディアン・メロディアスHRシーン屈指の実力派シンガー、ロブ・モラッティが、前作『TRANSCENDENT』(’16年)から2年半という順調なペースで発表してくれた3枚目のソロ・アルバム。(MORATTI名義の作品も含めると4枚目になるのかな)
今回もロブと共にメイン・ソングライターを務めているのは、数々のバンド/プロジェクトで活躍するトーベン・エネヴォルドセン(G)と、BLOODBOUND、STREET TALKのフレドリック・バーク(Key)という前作同様の面子。なので本作に託されているのも当然の如く、抒情的なメロディと美しいポップ・フィーリングに彩られたメロハー路線であり、その方向性は従来からビタ一文ブレていません。ロブの甘く鼻に掛かった感じのハイトーンVo――この人の特徴的なハイトーンを聴く度に、レコ
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ROB MORATTI-Renaissance-Best of Me ★★★ (2019-11-07 23:41:33)
聴く者をじんわりと暖めてくれる
どこかノスタルジックな雰囲気も湛えたバラード。
80年代だったらシングル・カットされ話題を呼んでいたに違いない
と思わされる魅力を放っています。
ROB MORATTI-Renaissance-Hold on to Love ★★★ (2019-11-07 23:55:48)
快活に弾む曲調に爽やかな哀メロがトッピングされた
梅雨明けの青空を思わすロック・チューン。
何となく『VITAL SIGNS』を発表した頃のSURVIVORのことを思い出したりも。
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