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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 4701-4750
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REBEL-STARGAZER-SURRENDER ★★★ (2012-03-12 22:36:03)
ポロポロポロと、澄んだ音色で零れ落ちるように
ピアノが奏でられるイントロと、そこにジョン・ロートンの
歌声が入って来た瞬間にノックアウト。
泣きまくるロートン先生VoやGソロは勿論のこと、
リリカルなKeyが地味に楽曲の完成度向上に一役買っていますね。
REBEL-STARGAZER-WINGS OF FIRE ★★★ (2012-03-12 22:39:45)
アルバムのラストはドラマティックな
大作で〆る。これぞ様式美。
とは言え楽曲はガチガチの様式美路線じゃなく、
適度にスペーシーで隙間の活かされた曲調や
アレンジからは70年代HR風味も伝わってきます。
よく歌うGが心地良いですね。
RECON (2018-02-19 23:32:29)
LAのスラッシュ・メタル・バンド、DELIVERANCEのメンバーでもあったジョージ・オチョワ(G)を中心に、'87年に結成。(DsもDELIVERANCEのメンバーだった)
'88年にオムニバス盤『CALIFORNIA METAL Vol.2』に参加して知名度を高めると、メンバーが敬虔なクリスチャンの集まりだったことから(DELIVERANCEもクリスチャン・バンドでしたっけね)、そっち系のレーベルとして名を馳せたINTENSE RECORDSと契約を交わし、'90年に1st『BEHIND ENEMY LINES』でデビューを飾る。
同作のブックレットには、クリスチャン・メタル・バンドのメンバーが通うことで知られる教会“サンクチュアリ”のボブ・ビーマン牧師(長髪にレザーとメタル・ファッションでキメキメ)が推薦文を寄せていることが、マニアの間で話題になったとかならなかったとか
RECON-Behind Enemy Lines ★★★ (2018-02-19 23:38:00)
FORTEやWINTERS BANE、ORACLE、MYSTIK等、90年代前半にテイチクから続々デビューを飾ったテクニカルなパワー・メタル・バンド勢の作品が結構好きで買い集めていたのですが、現在でも概ね安価で購入可能なそれらのカタログの中にあって、何故だか飛び抜けた高値で取引されているのが、LA出身のRECONが’90年に発表したこのデビュー作。
メタルに理解のあるサンクチュアリ教会(これが本当のMETAL CHURCHってか)の牧師さんが歌詞カードに推薦文を寄せ、尚且つOP序曲①では聖書の一節が諳んじられていることからもお察し頂ける通り、バリバリのクリスチャン・メタル・バンドである彼ら。でも音楽性はSTRYPER路線ではなく、QUEENSRYCHEエキスが注入されたパワーメタル。
音質はお世辞にも良いとは言えず、高音域で声が引っ繰り返りそうになるシンガーの歌唱も少々危うい
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RECON-Behind Enemy Lines-Behind Enemy Lines ★★★ (2018-02-21 00:45:41)
スラッシュ・メタルばりのアグレッションを
撒き散らしながら本編を締め括るスピード・ナンバー。
歌詞は今読むと結構シャレにならない感じではありますが。
アーメン。
RECON-Behind Enemy Lines-Light the Fire ★★★ (2018-02-21 00:52:27)
オムニバス盤『CALIFORNIA METAL Vol.2』に提供した
RECONのデビュー曲で、日本盤にはボーナス・トラックとして収録。
プログレ・メタルっぽさも感じられる本編収録曲に比べると
ハイトーンで歌いまくるVoに、派手にユニゾンを決めるツインG等、
ストレートに正統派HMしている仕上がり。これぞまさにボーナス。
RED DAWN-Never Say Surrender ★★ (2008-01-31 23:18:00)
元RAINBOWのキーボーディストで、近年では、イングヴェイがオーケストラと共演した際、
そのオーケストレーションを手掛ける等、多彩な活動っぷりで知られるデイヴ・ローゼンタール率いる
ハード・ロック・プロジェクトRED DAWNが、'93年に発表した唯一のアルバムがこれ。
鮮やかなKeyのイントロだけで心が浮き立つ、爽快なロック・チューン①、まるで「キャッチーな哀メロ・チューン」の
お手本の如き②という、強力な名曲2連発で幕が開く本作のサウンドは、デイヴの演りたい音楽と、ファンが彼に演って欲しいと
望む音楽が幸福な一致をみた、哀愁とフック満載の、メロディアスでキャッチーな楽曲がギュッと詰め込まれた産業ロック路線。
デイヴの華麗なKeyワークを楽曲の中心に据えつつも、ポップになり過ぎることなく、きっちりとハード・ロッキンな
エッジを効かせた作風は、
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RED DAWN-Never Say Surrender-Liar ★★★ (2008-01-31 23:25:39)
“I SURRENDER"“FIRE DANCE"“STREET OF DREAMS"等、
後期RAINBOWの名曲群の美味しい部分を寄せ集めて
再構築したかのような、哀愁のハードロック・チューン。
この曲を聴くためだけに、このアルバムを購入しても損はない。
RED DAWN-Never Say Surrender-Take These Chains ★★★ (2008-01-31 23:35:03)
哀愁のメロディに彩られた、美しくも切ない、
ドラマティックなバラードの超名曲。
曲の良さも然る事ながら、本作最大の聴き所は
ジョー・リン・ターナーを思わせるVoの歌声。
魂を振り絞るかのようなソウルフルな熱唱に、
聴く度に感動で胸が締め付けられます。
REMEDY-Pleasure Beats the Pain ★★★ (2024-08-13 23:39:05)
コロナ禍で活動の場を失ってしまったロバート“ロリ”フォルスマン(G)が、空いた時間で書き上げた楽曲を発表するべく結成したREMEDY。’22年に1st『SOMETHING THAT YOUR EYES WON’T SEE』を発表したところ、これが本人にも予想外なことに大ヒットとなり(母国スウェーデンのTOP10チャートにランクインする程だったそうな)、その勢いを駆って'24年4月に本2ndアルバムがリリースの運びとなりました。『SOMETHING~』の日本盤発売は'24年2月だったので「えぇ、もう?」とちょっと吃驚してしまいましたよ。
前作同様、作曲には6人目のメンバーというべきソレン・クロンクヴィストが全面関与し、マスタリングにECLIPSEのエリック・モーテンセンを起用する必勝の陣容は継続。なので今作も音楽性の方に変化は皆無であり、90年代だったらゼロ・コーポレーションからリリ
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REMEDY-Pleasure Beats the Pain-Sin for Me ★★★ (2024-08-15 01:07:15)
歌もGも心地良く泣いている哀愁のメロディアスHRナンバー。
ちょいザラっとしたシンガーの声質も、メロディの哀感を
より一層引き立ててくれていますね。
REMEDY-Something That Your Eyes Won't See ★★★ (2024-03-21 00:04:49)
セッション・ミュージシャンとしてキャリアを積むロバート“ロリ”フォルスマン(G)が音頭を取り、コロナ禍で活動の場を失っていたメンバー達が集まって結成されたスウェーデン出身のHRバンドREMEDY、'22年発表の1stアルバム。
80年代に活躍したHM/HRアーティストからインスピレーションを得ているというだけあって、彼らがクリエイトするサウンドはフックに富みキャッチー。かつメロディには北欧のバンドらしい透明感や叙情性も加味されており、もしリリースが30年前なら間違いなくゼロ・コーポレーションから《北欧、珠玉美旋律の神髄。悲哀の情感が心の琴線を優しく撫でる…》みたいな大仰な帯惹句を添えられてデビューを飾っていたであろう逸材感漂う仕上がり。これがマーキーやキングではなくWARD RECORDSからの発売ってのが珍しいですね。
但し90年代のゼロ勢と異なるのは、音質面やVoの弱さと
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REMEDY-Something That Your Eyes Won't See-Thunder In The Dark ★★★ (2024-03-21 23:23:49)
PVも作られているアルバムのハイライト・ナンバー。
ミドル・テンポの楽曲ながら、ヒンヤリとした冷気と
差し込んでくるような悲哀を纏ったメロディには
「これだから北欧メタルはやめられない」と
思わされる魅力が備わっていますよ。
RENAISSANCE-Grandine Il Vento ★★★ (2013-09-07 23:59:23)
脳出血により急逝したマイケル・ダンフォード(G)の遺作でもある、'13年振りに発表されたニュー・アルバム。
のっけから12分超えの長編①で幕が上がる大作主義や、往年の名作『燃ゆる灰』を彷彿とさせる邦題『消ゆる風』(まるでダンフォードに捧げるかのような泣かせるタイトル)が表す通り、本作は意識的に70年代RENAISSANCEサウンドの再現が試みられ、しかも大成功を収めています。
不変の輝きを保つ、アニー・ハズラムのクリスタルなソプラノ・ボイスが歌い上げる哀愁のメロディが「これぞRENAISSANCE!」と感動を呼ぶ③、イアン・アンダーソンのフルートが生き生きと躍動する⑤、RENAISSANCEサウンドの魅力の一端を担う、クラシカルなピアノが流麗に奏でられる⑥、ジョン・ウェットンが濡れ濡れジェントリー・ボイスで参戦する⑦、素朴な美しさのみならず、HR/HMファンにも十分アピールし
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RENAISSANCE-Grandine Il Vento-Grandine Il Vento ★★★ (2013-09-08 22:01:01)
名作『燃ゆる灰』に入っていても
不思議じゃない出来栄えのアルバム表題曲。
美しいだけでなく、血肉の通ったエモーションの
迸りも感じさせるアニー・ハズラムの歌う、
哀愁に満ち満ちたメロディがとにかく絶品。
静謐なピアノの旋律が更にそれを
効果的に援護射撃しています。
RENAISSANCE-Grandine Il Vento-The Mystic and the Muse ★★★ (2013-09-08 22:06:10)
結成から40年以上を数えるベテラン・プログレ・グループの
作る8分に迫る大作・・・と書くと、何だかマッタリとして
HR/HMファン的には刺激に欠ける楽曲が想起されるやもしれませんが
果たしてこの名曲を聴いてもそんなことが言えるかな?フフフ・・・
などと、思わず上から目線で語りたくなるほど
緩急とメリハリの効いた劇的な名曲。
RENEGADE-TIME TO CHOOSE ★★ (2012-01-05 22:32:28)
FORTUNEやJACKAL、MASQUERADE、TAROTらと共に第2次北欧メタル・ブームの中核を成した、ツインGとKey奏者を擁するスウェーデン出身の6人組HRバンドが'93年にリリースした1stアルバム。
本編開巻を宣言するOPナンバー“HOLD ON THE NIGHT”が、「優美で繊細な北欧神話を華麗に伝承する北欧メタルの魅力の全てが凝縮された名曲」(日本盤帯より)と高く評価された本作だが、全曲がその路線かと言えばさに非ず。アメリカンなノリが打ち出されたグルーヴィなHRナンバーもちらほら見受けられ、また全14曲も収録されているせいで中弛みを感じる場面もあったりと、ドラマティックで叙情美に満ちた北欧メタル然とした作風を期待すると間違いなく肩透かしを食うことになるので要注意。
それでも、メンバー全員がバックVoを担当することによって作り出されるボーカル・ハーモニーの鮮
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RENEGADE-TIME TO CHOOSE-HOLD BACK THE NIGHT ★★★ (2012-01-07 00:36:37)
この曲のみの「1発屋」扱いされる事も多い
RENEGADEですが実際、本編中において
この北欧メロディアス・ハードの名曲の
インパクトは突出している。
甘美なメロディに、美しいハーモニー・・・。
↑上で別の方も仰られていますが、
これでKeyがもう少し存在感を発揮して
後半にもう一捻り加えてくれてたなら
完璧だったんですけどね。
REO SPEEDWAGON-Good Trouble ★★★ (2023-03-21 22:49:39)
最終的には1000万枚を超すセールスを記録した11th『禁じられた夜』(’81年)の特大ヒットで、晴れてトップ・バンドの仲間入りを果たしたREO SPEEDWAGON。通常、ヒット作の後のアルバムというのはマーケティング戦略上、発表までにかなりブランクが空くものですが、彼らは勿体付けることなく直ちにレコーディング作業に取り掛かると、1年1作のローテーションを堅守するかの如く’82年にこの12thアルバムを発表しています。
『禁じられた夜』との連続性を打ち出したアートワークににっこりさせられる本作は、“涙のレター”のヒットを受けて、更にバラード調の楽曲を増量したメロウな作風を追求しそうなもんですが、どっこい。ゲイリー・リッチラスのGを核とする躍動感溢れるロックンロール・スピリッツはここでもしっかりとキープ。と同時に、夏の終わりを意識させるような、懐かしくもどこか物悲しいメロディで楽曲
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REO SPEEDWAGON-Good Trouble-I'll Follow You ★★★ (2023-03-23 00:33:10)
仄かな哀愁を湛えたメロディを乗せて躍動する
ロックンロール・ナンバー。ホットに弾きまくる
ゲイリー・リッチラスのGといい、全編通じて流麗に
踊るピアノの活躍っぷりといい、REO SPEEDWAGONの
ハード面の魅力が凝縮された名曲に仕上がっています。
REO SPEEDWAGON-Hi Infidelity ★★★ (2013-01-22 22:07:30)
最近は「スピードワゴン」で検索をかけると『ジョジョの奇妙な冒険』のキャラクターばかりが引っ掛かりますが、こちらは本家REO SPEEDWAGONが'81年に発表し、苦節10作目にして遂に全米制覇を成し遂げた記念すべき1枚(邦題は『禁じられた夜』)。
全米シングル・チャート上位にランクインしたバラード②(第1位)⑤(第4位)を聴けば分かる通り、どこかノスタルジーを喚起するポップな叙情メロディを増量することで、それまでのアーシーなロックンロール・サウンドに加えて、より大衆にアピールし得るメロディアスHR的側面もクローズアップされた本作は、それでいて洗練され過ぎず、泥臭さ(田舎っぽさ)も失っていません。この辺りの「垢抜け過ぎない魅力」が、皆誰もが心に「南部」を持つアメリカ人のハートを掴んだのでしょうかね。
ゲイリー・リッチラスの熱い泣きを孕んだGプレイにグッとくる③、ホンキートンク
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REO SPEEDWAGON-Hi Infidelity-In Your Letter ★★★ (2013-01-23 23:27:12)
本国アメリカ以上に日本でヒットしたという名曲。
(邦題は“涙のレター”)
オールディーズ風の曲調は、ポップな親しみ易さに
溢れている一方、どこか「祭りの後」チックな郷愁と侘しさも
同居していて、妙におセンチな余韻を胸に残します。
絶妙に切り込んでくるピアノも素晴しいったらないですよ。
REO SPEEDWAGON-Wheels Are Turnin' ★★★ (2023-03-24 00:20:27)
新人演歌歌手ばりのハード・スケジュールで全米津々浦々をツアーして回った努力が実を結び、9th『禁じられた夜』(’82年)とシングル“涙のレター”のメガヒットでトップ・バンドの地位を確立した苦労人バンドREO SPEEDWAGON、’84年発表の11thアルバム。
件の『禁じられた夜』があまりに売れまくったため、それ以外の作品の影が薄くなってしまった感が無きにしも非ずな彼らなれど、本作だって完成度の高さでは決して引けは取りません。70年代の泥臭さを払拭し、洗練されたメロディアス・ロック路線を引き続き追及しつつ、ゴキゲンに弾むロックンロール①④や、レゲエのリズムを取り入れた③等、前半には比較的明るいノリの楽曲が並ぶため「ああ、そういうバンドね」と思われるやもしれませんが、それは早合点というもの。エネルギッシュな曲調に胸をキュっと締め付けるメロディが絡む④が物語る通り、明るさの中にもどこ
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REO SPEEDWAGON-Wheels Are Turnin'-Can't Fight This Feeling ★★★ (2023-03-28 01:38:20)
全米シングル・チャートで3週連続第1位の座をキープ。
REO SPEEDWAGONが一発屋ではないことを見事に証明した彼らの代表曲。
飾らず勿体付けず、哀愁のメロディをシンプルに届けてくれるこそ胸を打つ
REO SPEEDWAGONらしいエモーショナルな名曲です。
REO SPEEDWAGON-Wheels Are Turnin'-Wheels Are Turnin' ★★★ (2023-03-28 01:28:50)
本編の締め括り役を担うアルバム表題曲。
エネルギッシュな曲調に哀愁を帯びたメロディ、
ゲイリー・リッチラスの骨太なギターと、負けじと
華やかに繰り出されるニール・ドーティのピアノ・ソロが
(ピアノ好きにとっては)得も言われぬ高揚感を演出する名曲です。
RETURN-Return ★★★ (2020-12-09 23:24:18)
これまでリリースしたカタログを悉くヒット・チャート上位に送り込み、本国ノルウェーではトップ・バンドとして確固たる地位を築き上げたRETURN。5th『V』(’92年)を最後に活動を停止していた彼らの再始動となった'05年発表の6thアルバム。
前作『V』では、HR/HMで括ることに若干の躊躇を覚えなくもないアコースティカルなサウンドを聴かせた彼らですが、ブリットポップ風の疾走ナンバーまであったりする今作では(当時のシーンの趨勢もあってか)、だいぶHR色を回復させたサウンドを披露。かといって、安易にダーク&ヘヴィな流行におもねるような真似はせず、あくまでRETURNならではの悲哀に満ちたメロディの魅力はしっかりとキープされ続けています。
抒情味を増幅するハスキー・ボイスという、往時の個性がここでも健在なシンガーの歌唱が映える、重厚にして物憂げなOPナンバー①、雪の夜に灯された暖
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RETURN-Return-Mr. President ★★★ (2020-12-11 00:23:58)
ピアノ好きとしては、物悲し気なピアノのイントロだけで
グッと掴まれてしまいます。寒色のヴァースから
暖色のコーラスへと転じるメロディの移調も絶妙です。
ハスキーなVoの声質もあって初期ミカエル・アンダーソンを
彷彿とさせる哀愁のメロハーの名曲。
RETURN-Straight Down the Line ★★★ (2013-04-24 22:15:33)
80年代初頭にノルウェーはオスロにて結成され、アルバムを次々にチャート上位へと送り込んで、母国においてトップ・バンドとしての確固たる地位を築き上げた5人組が、'89年に発表した3rdアルバム。(勿論本作も№1ヒットを記録)
国内盤も出た5th『Ⅴ』の解説で「彼らの3rdはもっと凄い」的なことが書かれていたことに興味を持ち購入したのですが、これが確かに素晴しい内容でした。
本編は心地良く弾むポップな楽曲と、感傷的な泣きを発散する哀メロ・チューンの2本立てで構成されており、それらを歌い上げるのは、どちらかと言えばロックンロール系がハマりそうなシャガレ声のVo。聴き始めこそ違和感を覚えますが、表現力豊かな上に、このシンガーの独特の歌声が楽曲の持つ叙情性を効果的に増幅していて、終わってみれば「この声でなきゃダメだろ!」と思うまでになっていましたよ。
本国において№1ヒットを飛ば
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RETURN-Straight Down the Line-Five Minutes ★★★ (2013-04-25 22:33:00)
ハスキーな歌声と感傷的な曲調が
ミカエル・アーランドソンの1stや2ndを
思い起こさせる哀メロ・ソング。
サビのハートウォーミングなメロディが
このバンド独自の味わいですね。
RETURN-Straight Down the Line-I Gave You All ★★★ (2013-04-25 22:39:33)
聴き始めこそ「ハードポップには
そぐわない声だなぁ」と違和感を覚える
シャガレ声のVoですが、彼の熱唱が映える
この劇的なラスト・ナンバーを聴く頃には
「この声あってのRETURNだろ」と
思うまでになっていました。
RETURN-V ★★ (2013-04-27 00:50:10)
ノルウェー代表として(?)、DA VINCIと共に初期ゼロ・コーポレーションのラインナップを彩った5人組が、'92年に発表した5thアルバムにして日本デビュー作。(但しこの作品がリリースされた頃には、既にバンドは活動を停止していたらしい)
元々、ポップなDA VINCIのサウンドがバリバリのHRに聴こえるぐらいソフトな音楽性が持ち味のRETURNでしたが、本作では更にアコースティカルな方向へと歩みを進め、本編の大半を占めるのはゆったりとしたバラードリーな楽曲群。また曲によってはアーシーなブルーズ・テイストも持ち込む等、感傷的な泣きを薄れさせた代わりに、乾いた哀愁を盛り込んだ作風は、北欧というよりもアメリカンな味わいが強く感じられたりも。
それでも、このバンドならではの胸を締め付ける哀メロはアルバムのそこ此処で存在感を発揮。特に必聴なのがアルバムのOPナンバー①。ストリングスを
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REVEREND-Live ★★ (2007-02-12 21:44:00)
ざっとクレジットに目を通しても、何時/何処で収録された音源なのかサッパリ分からない、実も蓋もないタイトルを付けられた'92年発表のライブEP。
デビューEP『REVEREND』から1曲、1st『WORLD WON'T MISS YOU』から3曲、2nd『PLAY GOD』から2曲からなる構成で、概ね納得のいく選曲、良好な客の反応、タイトなバンドの演奏と、いずれの要素も上々で聴き応えは十分。特に、ライブと言えども全く安定感を失わないデヴィッド・ウェインのド迫力のVoパフォーマンスは圧巻です。
ただ、それだけに全6曲、収録時間にして僅か30分弱という内容には物足りなさが残るし、「2、3曲、METAL CHURCH時代の楽曲を収録してくれても良かったんじゃないの?」と文句の1つも付けたくなるのが人情というもの。
まぁ、それもこれも本作が良く出来ているからこそ、なんですが。
REVEREND-Play God ★★★ (2006-12-18 22:06:00)
元METAL CHURCHのVoデヴィッド・ウェイン率いるパワー/スラッシュ・メタル・バンド、'91年発表の2ndアルバム。
メンバーの約半数が日系人という点もユニークなバンドでしたが、本作発表の時点で既に彼らの姿はありません。残念。ただ(喜ぶべきか悲しむべきか)作品の完成度には全く影響なく、今回も前作に勝るとも劣らぬハイクオリティ。
全体的にMETAL CHURCHっぽさはかなり後退していて、その作風はスラッシュ・メタルというより、モダンなアメリカン・パワー・メタルといった趣き。マイケル・ローゼンが手掛けた肉厚なサウンド・プロダクションもそう感じさせる一因で、例えば①⑦といったスピード・チューンは、何処となく第3期LOUDNESSに通じる雰囲気も。(といってもリリースは本作の方が先ですが)
またアコギやKeyの導入等、メロディ重視の姿勢も押し進められていて、ウェインの
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REVEREND-Reverend ★★ (2013-08-11 08:09:22)
METAL CHURCHを去ったデヴィッド・ウェイン(Vo)と、そのMETAL CHURCHにフロントマンのマイク・ハウを一本釣りされたHERETIC。因縁浅からぬ両者が結成したREVEREND(バンド名はMETAL CHURCH時代のデヴィッドの渾名に因む)が、'89年に発表した4曲入りデビューEP。
国内盤も出た1stや2ndに比べ、輸入盤のみのリリースだった本作は長いこと購入のチャンスに恵まれずにいたので、数年前に何の気なしに立ち寄った中古屋の片隅でこれが埃を被っているのを発見した時には、思わず我が目を疑ってしまいましたよ。
ウェインの鼓膜震わす金属声と、角張ったGリフ&リズムが緊迫感を孕んで威圧的に押し出してくるサウンドは、後に発表されるREVERENDの1stフル『WORLD WON'T MISS YOU』と同様・・・もっと言えばウェイン在籍時代のMETAL CHU
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REVEREND-World Won't Miss You ★★★ (2006-05-30 22:54:00)
初期METAL CHURCHを彷彿とさせる楽曲の数々(OPナンバー“REMISSION"の分厚いリフの刻みからしてもう)と、ささくれ立ったサウンド・プロダクションのせいか、マイケル・ローゼンによるモダンな音作りが印象的だった2nd「PLAY GOD」より、かなりスラッシュ・メタル色が濃厚に感じられる1stアルバム。
ゆえにREVERENDのデビュー作としてだけでなく、「デイヴィッド・ウェイン在籍のまま作られたMETAL CHURCHの3rdアルバム」としても楽しめる・・・かもしれません。
それにしても驚異的なのはデイヴィッド・ウェインその人。聴けば一発で彼と分かる独特の声質を武器に、噛み付くようなシャウトから、アコギ・バラードで披露する繊細な歌い込み、ドラマティカルな楽曲における「押し」と「引き」の駆使、そして強烈なスクリームまで、余裕綽々で歌いこなすその歌唱力はまさに圧巻と
…続き
REVEREND-World Won't Miss You-Gunpoint ★★ (2006-05-30 23:07:10)
デイヴィッド・ウェインの強烈なスクリームを合図に走り出す、スラッシーなスピード・チューン。
雄々しく疾走するリフ、ライブ映えしそうなコーラス
(実際、ミニ・ライブ・アルバム「LIVE」のOPを飾るのはこの曲)
メロディアス且つドラマチックなGソロも素晴しいが、やはりウェインのVoこそが要。
そのアグレッシブなVoパフォーマンスは、本曲の格を数段引き上げている。
REVOLUTION SAINTS (2015-03-29 00:12:07)
WILD DOGSの一員としてデビューを飾り、その後数々のバンドを渡り歩き、ニール・ショーンにその才能を認められて現在はJOURNEYに籍を置く名ドラマー。
重さとキレを兼ね備えたパワー・プレイから、主張控えめのAOR/産業ロック向けドラミングまでこなせて、しかも歌唱力は本職顔負けという、歌って踊れる(?)オールラウンド・プレイヤーで、その評判に着目したFRONTIERS RECORDSのバックアップのもと、メロディックHRプロジェクト/バンド、REVOLUSION SAINTSではとうとうフロントマン・デビューまで飾ってしまった。
ただ、最近はパワー全開のドラミングを聴かせてくれる機会はめっきり減ってしまっていて残念。忙しくて断ったというWILD DOGSの再結成には是非参加して欲しかった・・・。
REVOLUTION SAINTS-Against the Winds ★★★ (2024-04-18 00:14:25)
今やJOURNEYと並んでディーン・カストロノヴォ(Vo、Ds)のメイン・ワークとなったプロジェクト、REVOLUTION SAINTSが'23年に発表した5thアルバム。
ディーン以下、アレッサンドロ・デル・ヴェッキオ(Key)、ジョエル・ホークストラ(G)、ジェフ・ピルソン(B)という顔触れに変化がないとはいえ、前作『EAGLE FLIGHT』リリースから僅か9ヵ月のブランクで新作登場というハイペースな活動っぷりには吃驚ですよ。これはプロジェクトが勢いに乗っている証なのか、単なる粗製乱造か、どっちだ?…と若干の不安を覚えながら再生ボタンを押したのですが、聴き終えてみると、どうやら前者であることが判明してホッと胸を撫で下ろした次第。
要所にアップテンポの楽曲が配された本編は、メロハー路線に大きく振られた『EAGLE~』から再びHR方向に揺り戻しが図られている印象で、正直収録
…続き
REVOLUTION SAINTS-Against the Winds-Show Me Your Light ★★★ (2024-04-19 00:50:37)
ディーンのVo、ジョエルのG、アレッサンドロのKeyとが一丸となって
猛烈な泣きを演出する名バラード。このレベルの名曲を必ずアルバムに
収録してくれるからREVOLUTION SAINTSは侮れませんよ。
REVOLUTION SAINTS-Eagle Flight ★★★ (2023-06-06 01:11:45)
紆余曲折を経て現在は目出度くJOURNEYに復帰を果たした、「歌うドラマー」ディーン・カストロノヴォがVoとDsを兼任して主役を務めるプロジェクトREVOLUTION SAINTS、’23年発表の4thアルバム。
デビュー作からの付き合いだったジャック・ブレイズとダグ・アルドリッチが脱退し、後任にはジェフ・ピルソン&ジョエル・ホークストラが加入。このメンバー・チェンジがアルバム作りにどの程度影響を与えたのか定かではありませんが、ギター・オリエンテッドな作風が志向されていた3rd『RISE』(’20年)に比べると、今回はハッキリとウェットな欧州風味が大増量。ダグのGでハードかつ景気よくスタートをきった前作から一転、ピアノの調べに導かれてしっとり幕が上がる本編OPからして、その作風の違いは鮮明です。
爽快なアメリカン・メロディアスHRテイストが薄れたことを残念に思う向きもあるやも
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REVOLUTION SAINTS-Eagle Flight-Need Each Other ★★★ (2023-06-07 00:27:51)
ディーン・カストロノヴォのエモーショナルなVoと、
アレッサンドロ・デル・ヴェッキオのメロディ・センスとが
絶妙な化学反応を起こした哀愁のメロハー・チューン。
悲哀に満ちたサビメロには辛抱たまらんものがありますよ。
バンドがリーダー・トラックに選んだのも納得です。
REVOLUTION SAINTS-Light in the Dark ★★★ (2017-11-19 22:17:37)
「歌って叩ける実力派ドラマー」として順風満帆のキャリアを歩んでいたディーン・カストロノヴォでしたが、薬物及びアルコール依存と婚約者への家庭内暴力が発覚したことで運命は暗転。築き上げてきたキャリアは一夜にして完膚なきまでに失われてしまいました。まぁ完全に自業自得であり、事件に関しては全く同情はしておらんのですが、しかしその才能を惜しまずにはいられない身としては、彼氏がリハビリ施設に入って酒とヤクを絶ち、婚約者との関係修復も図り、その上でこのREVOLUSION SAINTSの2ndアルバムで更生の第一歩を踏み出したというならば、応援しないわけにはいきますまい!と。
再出発を祝うように、ダグ・アルドリッジ(G)、ジャック・ブレイズ(B)ら、お馴染みの面子が全員集結して、抒情メロディが華麗に舞うメロディックHRという、デビュー作で確立したサウンドもしっかりと踏襲。但し多数の作曲家が起用さ
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REVOLUTION SAINTS-Light in the Dark-Freedom ★★★ (2017-11-19 22:24:35)
作詞・作曲からGソロまで、ディーン・カストロノヴォが
ほぼ独力で書き上げたというミッド・チューン。
重厚なヴァースから、雄大な広がりを感じさせるサビメロへと
繋がって行くメロディ展開も秀逸で、
ディーンの「やる気」がヒシヒシと伝わって来るかのような出来栄えです。
REVOLUTION SAINTS-Revolution Saints ★★★ (2015-03-29 00:16:34)
ファンの間では歌の上手さが語り草になっていたディーン・カストロノヴォ(Ds)が、遂にガッツリとフロントマン役を担ったプロジェクト(ご本人曰く、バンド)のデビュー作。
これまでもJOURNEYのライブやアルバムで、その実力の程を垣間見せて来た彼氏ですが、こうして改めて聴くと本当に上手い。音程が正確とか高い声が出せるとかの基礎能力どころの話ではなく、曲に託されたエモーションを、余すところなく聴き手に届けられるレベルの上手さ。ゲスト参加して③でリードVoを取っているアーネル・ピネダと比較しても何ら遜色がないのだから、完全に「ドラマーの余技」レベルを超えてますよ。
そんなディーンが、FRONTIERS RECORDSお抱えの腕利きライター勢による、会心のメロディック・ロック・ナンバーの数々をエモーショナルに歌い上げるわけですから、もう勝ちは約束されたも同然。事実、胸が潰れんばかりに感
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REVOLUTION SAINTS-Revolution Saints-Here Forever ★★★ (2015-03-29 22:12:23)
ビデオクリップが作られていることからも
バンドのこの曲に対する自信の程が伺える、
悲壮美に彩られた名バラード。
ディーン・カストロノヴォが熱唱するあまりに悲しいサビメロと
それを援護射撃するダグ・アルドリッチのクイクイと
涙腺に沁みこんで来るGプレイに滂沱の如く涙が溢れ出しますよ。
REVOLUTION SAINTS-Revolution Saints-You're Not Alone ★★★ (2015-03-29 22:18:24)
国内盤には、ゲスト参加したアーネル・ピネダがリードVoを担当したバージョンと、
ディーンがリードVoを取った2バージョンが収録されている、
“HERE FOREVER”と並んでアルバムのハイライトを演出する名バラード。
ここでもダグ・アルドリッチが、音数に頼らなくてもグッと前に迫り出して来る
Gソロで、ただでさえエモーショナルな曲調に一層感動的な華を添えてくれています。
REZINWOLF (2014-11-02 23:17:07)
イギリスはハーウィッチにて'09年に活動をスタート。同年発表のシングル“DEATHSTALKER”が評判となり、バンドはこれをフォローするツアーの英国内で行った後、'10年にEP『THE NIGHTMARE BEGINS・・・』を発表。これも好評を博したことでいよいよ自信を深めたバンドはアルバムのレコーディング作業に着手。'13年、プロデューサーにジェイムズ・スティーヴンソンを迎え、『CORRUPTION KINGDOM』と名付けられた1stフル・アルバムは'13年にリリースされた。
ところが好事魔多し。Vo兼Gとして、またソング・ライターとしてバンドの中心的役割を担っていたダニー・マーフィーが脱退を表明。
彼らにはこの逆境を糧に変え、次なる作品を早期に発表してくれることを期待したい。
REZINWOLF-Corruption Kingdom ★★ (2014-11-02 23:18:13)
イギリスはハーウィッチ出身の4人組スラッシャーが、'13年にドイツのインディーズ、KILLER METAL RECORDSから発表した1stフル・アルバム。
カッチリと整えられたプロダクションの下、デビュー作にして早くもメロディを歌うことに抵抗を感じさせないVo、速さのみに拘泥しない曲作り等、「80年代スラッシュ命!」と言うより、元々はメタルコア系のバンドとして活動を開始した連中なのかな?と思わされる、今時のエクストリーム・メタルの作法も飲み込んだモダンなスラッシュ・サウンドが持ち味。
尤も、スピードで一点突破を目論むのでない、構築感を携えたサウンドには「英国産スラッシュ」の伝統が脈々と受け継がれていて、何より随所でフラッシーなソロを閃かせるここのG(兼Vo)がバリバリのメタルヘッドであることは疑いようがありません。例えばメロディアスなGリフと歌メロをフィーチュアした⑦なんて
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REZINWOLF-Corruption Kingdom-Rage Against Us ★★★ (2014-11-03 20:59:13)
浮遊感漂わすインスト曲を頭において
激烈に疾走を開始するOPナンバー。
メロディックなGソロとアクセント的に
用いられたKeyサウンドがモダンな味わいを
感じさせたりも。
REZINWOLF-Corruption Kingdom-To Arm the Rebels ★★★ (2014-11-03 21:02:50)
アグレッシブではあるものの、Voにしろ
曲調にしろ一貫してメロディに流れがあり、
スラッシュ・メタルというよりは
英国伝統のHMナンバーといった趣き。
IRON MAIDENチックなツイン・リードGも
そうした印象を補強してくれます。
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