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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 4051-4100
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NEW ENGLAND-New England ★★ (2008-04-29 21:21:00)
メイン・ソングライターの役割を果たすジョン・ファノン(Vo、G)、バンド結成の音頭を取ったハーシュ・ガードナー(Ds、Vo)、
後にALCATRAZZに参加する事となるゲイリー・シェア(B)、ジミー・ウォルドー(Key、Vo)という編成からなる、
ボストン出身の4人組プログレ・ハード・バンドNEW ENGLANDが、KISSのポール・スタンレーと、QUEENとの仕事で知られる
マイク・ストーンをプロデューサーの座に迎えて制作、'79年にリリースした1stアルバム。
バンドの最高傑作と名高い2nd『EXPLORER SUITE』に比べると、ハードロック的なダイナミズムやドラマティシズムは
控えめで、繊細なメロディを紡ぎ出すG、透明感に溢れたKey、感傷的な歌声が楽曲の叙情性をグッとUPさせるVo・・・と、
よりソフトでメロディアスな、ブリティッシュ・ポッ
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NEW ENGLAND-New England-Encore ★★★ (2008-04-29 21:42:23)
キビキビとしたアップテンポな曲調が心地良い、
1stアルバムのラストを締め括る
絶品の哀メロ・チューン。
個人的には、バラード“SHALL I RUN AWAY"と並ぶ
1stアルバムのハイライト・ナンバー。
NEW ENGLAND-New England-Hello, Hello, Hello ★★★ (2008-04-29 21:32:43)
BEATLESばりにポップでキャッチー、
且つ美しいボーカル・ハーモニーだけで
ガッチリと掴まれてしまう、1stアルバムのOPナンバー。
避暑地の草原を吹き抜けて行く、一陣の微風の如き爽やかさに、
思わずウットリ。
NEW ENGLAND-New England-Nothing to Fear ★★★ (2008-04-29 21:56:53)
聴いているだけで心が浮き立つ、
ポジティブなエネルギーに満ちた
キャッチーで爽やかな、絶品のポップ・チューン。
メロトロンの音色も非常に効果的に使われている。
NEW ENGLAND-New England-Shall I Run Away ★★★ (2008-04-29 21:54:24)
メロメロに泣きまくる、感傷的なバラード。
泣きといっても、暗さやクサさよりも、
甘さや切なさといった要素が濃厚なのが、
このバンドならではの味わい。
線の細いハイトーンVoが、曲の叙情性を
良い感じに増幅させています。
NEW ENGLAND-Walking Wild ★★ (2008-05-04 01:13:00)
図らずもNEW ENGLANDのラスト作となってしまった、'81年発表の3rdアルバム。
投票数の少なさからも察しの付く通り、一般的に余り評判の芳しくない作品であり、プロデューサーの
トッド・ラングレンのセンスが反映された、モダンで小洒落たサウンド・メイキングや、プログレ色が後退し
産業ロック度がいや増したアレンジの数々、シンプル且つコンパクトにまとめられ、ドラマ性が薄れた曲展開など、
不人気の理由は色々と思い付くが、やはり最大の原因は、メロディから叙情味が薄れてしまったことだろう。
捨て曲なしのクオリティの高さを誇った前2作に比べると、楽曲の出来・不出来にかなりの差が見られるのもマイナスで、
特に、序盤に並ぶ楽曲のフックの弱さは、従来の感傷的な泣きメロを満載した、ノスタルジックで
ドラマティックなプログレ・ハード・サウンドに涙したファンには、正
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NEW ENGLAND-Walking Wild-Get It Up ★★★ (2008-05-05 01:18:44)
全体的にポップでコマーシャルな作風に仕上がった
3rdアルバムの中にあって、一際、プログレ・ハード色が
強く打ち出された、本編のハイライト・チューン。
1stや2ndに収録されていてもおかしくない、
切なさの滲み出す叙情メロディが胸に沁みます。
NEW TROLLS-Concerto Grosso N 3 ★★★ (2022-05-05 00:13:28)
名盤『CONCERTO GROSS』が未だ愛され続けるイタリア・プログレ界のベテランNEW TROLLS。60年代からキャリアを重ね、時代毎に音楽性が変化している上、しかも途中でバンドが二つに分裂してそれぞれアルバムを発表したかと思えば、再びメンバーが合流して新作を作ったりといった複雑な活動経緯を辿ってきたバンドだけに、美味しい部分だけつまみ食いしてるような我が身にはとても全容など把握しようもないのですが、とはいえ彼らが映画音楽に腕を振るうルイス・エンリケス・バカロフとタッグを組んで、正式に『CONCERTO GROSS 3』を発表したとあっては、そりゃチェックしないわけにゃいきますまい!と。
強烈な泣きやプログレ・テイストが薄まり、ポップな歌モノ風味が強まっている点に不満を表明する向きもあるようですが、そもそも『~2』だってかなりポップ方向に振られた仕上がりでしたし、名盤『~1』
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NEWMAN-One Step Closer ★★★ (2019-04-16 01:18:02)
いちメンバーとしてのバンド活動にかねてからフラストレーションを感じていた英国人マルチ・プレイヤーのスティーヴ・ニューマン(Vo、G、Key)が、自らの名を冠し、自身で全てをコントロールできるプロジェクトとして立ち上げたNEWMAN、'99年発表の2ndアルバム。(ついでに日本デビュー作)
多作で鳴らした――現在までにリリースしたスタジオ・アルバムは既に2桁に達する――NEWMANなれど、憂いを湛えた歌と抒情的なKeyを活かしたAOR/産業ロック路線を追求する姿勢は結成当初からブレることなく一貫。勿論本作においてもそれは同様です。スティーヴの敬愛するダン・ハフ率いるGIANTに比べると、目の覚めるような名曲が収録されているわけではなく、またこの時期のスティーヴのVoが結構危なっかしいこともあり、有体に言って少々地味めな仕上がりであることは否めませんが、しかしキャッチーなKeyリフがフ
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NEWMAN-One Step Closer-The Call ★★★ (2019-04-16 23:49:32)
アルバム後半を引き締める爽快なロック・チューン。
Keyを隠し味的に用い、スカッと突き抜けて
青空へ溶け込んでいくようなサビメロのコーラスワークが実に心地良し。
NEXX-Another Dawn ★★★ (2014-01-05 22:49:26)
HEXXだと思って手に取ったらNEXXだった、という体験談に「あー」となった貴方はきっとスラッシュ・メタル・ファン・・・という脱線はともかく、スペイン産メロディックHRバンドが'06年に発表した2ndアルバム。
厚み十分な音作りの下、エッジの効いたGと、メタリックなシャウトからキュートな歌い上げまで、見事な歌唱を披露する女性Voをメインに据えてエネルギッシュに躍動するサウンドは、HR/HMリスナーにもアピールし得るハードネス&ノリの良さが漲っており、ビル・コナー率いるオーケストラとの競演もサラリとこなす洗練っぷりからは、スペイン産と聞いて想起されるようなドメスティックなクサ味――例えば巻き舌バリバリ感のような――やイモっぽさは皆無。
逆にそれに物足りなさを覚える人もいるやもしれませんが、琴線に訴えかけるメロディ作りの上手さは流石スパニッシュ。特にアルバム表題曲でもある⑦は、G
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NEXX-Another Dawn-Another Dawn ★★★ (2014-01-05 23:05:13)
エモーションを乗せて、一音一音を丁寧に紡ぐGや
楽曲をメロウに、ドラマティックに彩るKeyと
オーケストラの仕事ぶりも素晴らしいのですが、
何より胸を打つのは、曲展開の盛り上がりに
呼応するかのように、渾身の力を振り絞った
熱唱を披露してくれるパトリシア・タピア嬢のVo。
まさしく胸キュンものですよ。
NIGHT PLEASURE HOTEL-Portraits ★★★ (2024-09-16 23:51:11)
イタリアはロマーニャ地方出身で、現WHITESNAKEのミケーレ・ルッピのソロ・バンド等にも参加していたというアレックス・マリ(Vo)を中心に結成されたメロディアスHRトリオNIGHT PLEASURE HOTELが、そのミケーレを始め、BROCK PROJECTやWHEELS OF FIRE、DANGER ZONEといった同郷のメロハー・バンド/プロジェクトのメンバーを多数ゲストに招いてレコーディングを行い、'24年に発表した1stアルバム。
バンド名がNIGHT PLEASURE HOTELなので、何となく真夏の夜のプールサイドが似合いそうなメロウでスムースなリゾート系AORサウンドでも演っているのかと思っていましたが、さに非ず。重厚に本編の幕開けを告げるOPナンバー①から音作りはしっかりロックのエッジが効いていますし、何より全編を彩る(イタリアらしい)濃いめの憂愁を発散するメ
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NIGHT PLEASURE HOTEL-Portraits-Just This Once ★★★ (2024-09-17 23:23:56)
分厚いコーラスやテクニカルなGの援護射撃の得て
哀愁のメロディを纏い軽快に駆け抜けるメロハー・ナンバー。
アレックス・マリの張りのある歌声が楽曲のグレードを
一段も二段も引き上げてくれています。
NIGHT PLEASURE HOTEL-Portraits-Walking Through the Horizon ★★★ (2024-09-17 23:29:08)
イントロから早くも泣かせにかかって来る哀愁のバラード。
うーん、イタリア~ン!と思わず唸らされる濃厚な哀メロを
熱くエモーショナルに歌い上げるアレックス・マリのVoに
聴き惚れてしまいますよ。
NIGHT RANGER-Dawn Patrol ★★★ (2017-02-11 10:05:02)
日本先行で人気に火が点いたNIGHT RANGERのデビュー作。(邦題は『緊急指令N.R.』)
オジー・オズボーンとの活動で一躍その名をシーンに知らしめた「アーミングの鬼」ことブラッド・ギルスと、オクトパス奏法を操るジェフ・ワトソンというタイプの異なる2人の若きギター・ヒーローを擁し、更に敏腕ソングライターとしても鳴らすBのジャック・ブレイズ&歌えるドラマー、ケリー・ケイギーによるHR/HMバンドには珍しいツインVo体制。かてて加えてアラン・フィッツジェラルドのキラキラと眩く煌めくKeyに飾り立てられた収録曲は、これ見よがしのテクニック発表会に陥ることなく、躍動感溢れる疾走ナンバーから美しいバラードまで、ハードなエッジとキャッチーなメロディが絶妙な融合を果たしています。キャラの立ったメンバーに優れた楽曲まで揃い、しかもそれが然るべき時期に然るべきプロモーションを受けたならば、そりゃ
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NIGHT RANGER-Dawn Patrol-Don't Tell Me You Love Me ★★★ (2017-02-12 22:10:40)
デビュー作の1曲目にこんな強力な名曲をぶつけて来るバンド、
人気が出ないわけがない、と。
心地良い疾走感、キャッチーなメロディ、ライブ映えするコーラスに、
タイプの異なるギタリストの見せ場を盛り込んだインスト・パートと
NIGHT RANGERというバンドの強みがこれでもか!と詰まった逸品です。
NIGHT RANGER-Midnight Madness ★★★ (2017-02-12 22:18:35)
“SISTER CHRISTIAN”(第5位)と“WHEN YOU CLOSE YOUR EYES”(第14位)という2曲のヒット・シングルを生み出すと共に、200万枚以上を売り上げてダブル・プラチナムに輝いた’83年発表の2ndアルバム。
ツインGがフラッシーなバトルを繰り広げる傍ら、ツインVoは美しいハーモニーを奏で、更にKeyがカラフルな彩りを加えるという、個性的なメンバーの技を存分に活かした贅沢な音楽性はデビュー作のスタイルを順当に継承。一方でHR/HM人気がオーバー・グラウンドへと浮上していく時代背景を反映させたかの如く、プロダクションはより耳ざわり良く、サウンドの方はより明るく華やかに洗練の度合いを高めています。
例えば今回“炎の彼方”ばりの疾走感や、“NIGHT RANGER”で聴かれたような曲展開といったへヴィ・メタリックな要素は抑え気味なれど、その分メロディ
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NIGHT RANGER-Midnight Madness-(You Can Still) Rock in America ★★★ (2017-02-13 22:11:58)
スポーツ番組のテーマ曲か、ビールのCMにでも
起用したらさぞかしハマりそうな
喉越し爽やか、後味スッキリな疾走ナンバー。
テクニカルなツインG、ライブで盛り上がらずにはいられない
コーラスを聴いてテンションが上がらないメタル者がいましょうか。
NIGHT RANGER-Midnight Madness-When You Close Your Eyes ★★★ (2017-02-13 22:32:16)
ポップで爽やかなサビメロに、しみじみと
「良い曲ですなぁ」と呟いてしまう、
2ndアルバムからシングル・カットされ
スマッシュ・ヒットとなったのも納得の名曲。
個人的には“SISTER CHRISTIAN”よりも断然こっち派ですよ。
NIGHT RANGER-Midnight Madness-Why Does Love Have to Change ★★★ (2017-02-13 22:22:26)
哀愁のメロディを奏でるツインGが軽快且つ印象的に踊る
アップテンポのロック・ナンバー。
音作りを含めてコンパクトにまとめられていて
そこに物足りなさを感じる向きもありましょうが
でもこのキャッチーな聴き易さも十分に魅力的です。
NIGHTBLAZE-Nightblaze ★★★ (2024-05-30 00:54:55)
90年代半ばから音楽活動をスタートさせ、THY MAJESTYやPRATENS等に参加して名を上げたイタリア出身のダリオ(G、Key)&アレックス(B)のグリロ兄弟を中心に結成されたNIGHTBLAZEが、ART OF MELODY MUSICから'24年に発表した1stアルバム。
ここで披露されているのは、歌うGに華やかなKey、適度なエッジとキャッチーなメロディ、爽快なコーラス・ワークを兼ね備えたメロディアスHR。80年代へのラブコールがギュッと詰まったサウンドは溌剌として若々しく、何も知らずに聴いたら20代の新人バンドのデビュー作かと思ったんじゃなかろうか?と。
それなりにキャリアを積んだミュージシャンが手掛けるメロハー作品というと、自身の人脈とレーベルの伝手で腕利きソングライターを招集してクオリティUPを図るのが常套手段ですが、本作は全曲がダリオと、確かな歌唱力を披露
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NIGHTBLAZE-Nightblaze-Take on Me ★★★ (2024-06-11 23:44:44)
哀愁を帯びつつ、適度にポップでキャッチー。
バンドがアルバムのリーダー・トラックに選んだのも
納得のハードポップ・チューンで、本編の魅力を
分かりやすく体現してくれる出来栄えとなっています。
NIGHTWING-Stand Up and Be Counted ★★★ (2024-07-01 23:55:58)
英国はリヴァプール出身のNIGHTWINGというと、後期NUTZのKey奏者ケニー・ニュートンと、元STRIFEのゴードン・ロウリーを中心に結成され80年代前半に活動していた5人組。…というよりは、後にBRONZやGTRに参加して人気を博する実力派シンガー、マックス・ベーコンのプロ・キャリアの最初の一歩となったバンドとして知られており、本作はそのベーコン加入一発目、'83年に発表された彼らの3rdアルバムに当たる作品です。
一応NWOBHMの一派として括られることが多い存在なれど、少なくとも本作で披露されている音像に、厳ついバンド名から連想するようなゴツゴツと角張った感触はほぼなし。ベーコンの伸びやかで張りのある歌唱と、ケニーが奏でる煌びやかなシンセを前面的に配したメロディアスHRサウンドは、ちょうど同時期に一世を風靡したASIAや、あるいはそれこそGTRを引き合いに出して語りたく
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NIGHTWING-Stand Up and Be Counted-Dressed to Kill ★★★ (2024-07-03 00:52:39)
アップテンポの曲調と、愁いを帯びつつもキャッチーなメロディの
取り合わせに思わず体が動き出す名曲。マックス・ベーコンの
張り/艶/伸びを兼ね備えた歌唱と、要所を彩るケニー・ニュートンの
Keyにも耳を奪われます。
NIKOLO KOTZEV'S NOSTRADAMUS-Nostradamus ★★ (2008-07-08 22:34:00)
JUDAS PRIEST渾身のロック・オペラ大作『NOSTRADAMUS』を聴いていて思い出したのが、BALTIMORE、BRAZEN ABOT等での
活動で知られるフィンランド領オーランド島出身のギタリスト、ニコロ・コツェフが'99年にリリースしたこのアルバムのこと。
ノストラダムスの波乱に満ちた生涯をテーマに取り上げた、2枚組、100分に及ぶ大ボリュームからなるコンセプト・アルバム・・・と、
何かと共通点の多い両作品ながら、ヘヴィ・メタルという様式と、バンド・サウンドに強い拘りの感じられた
JP版『NOSTRADAMUS』に対し、こちらは、優雅で華麗な正統派HRサウンドを基本としつつ、より幅広いタイプの楽曲が
揃えられていて、多数のゲスト・ミュージシャンが参加した「プロジェクト」色が強く打ち出されているのがその特徴か。
また、壮麗な聖歌隊や、オーケ
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NITRATE-Real World ★★★ (2023-02-24 00:27:00)
MIDNITE CITYを率いて、これまでに3枚のアルバムをリリース。すっかりメロディ愛好家から篤い信頼を勝ち得ているロブ・ワイルド(G)の参加しているプロジェクトということで興味を惹かれたNITRATE。本作は彼らが’18年に発表した1stアルバムで、日本盤は「令和のゼロ・コーポレーション」ことANDERSTEIN RECORDSからのリリースでした。
マスタリングはHAREM SCAREMのハリー・ヘスが担当、シンガーを務めているのは、あら懐かしい。ロビー・バレンタインも在籍していたZINATRAや、MENNEN等での活動で知られるヨッス・メネンじゃありませんか。その脇をロブ・ワイルド、ニック・ホッグ(G、Key)、ピート・ニューデック(Ds)といった、いずれも80年代型メロハーに関しては一家言ある「書いて良し」「演って良し」な面子が固めるという鉄壁の布陣が敷かれています。
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NITRATE-Real World-Dangerous ★★★ (2023-02-27 22:34:42)
哀愁を帯びつつ、一度聴けばすぐさま口ずさめる
キャッチーなサビメロの素晴らしさにグッとくる
メロハーの名曲。デンジャラ~ス♪
NITRO-O.F.R. ★★★ (2016-03-21 07:52:56)
「行き過ぎた恐怖は笑いに転化する」ということを教えてくれたのが映画『死霊のはらわた』なら、度を越したテクニックもやっぱり笑いに転化するのだということを教えてくれたのが、このNITROが'89年に発表した1stアルバムだったような?
音楽性は、躁の気全開で突っ走るアメリカンHM。そこにマイケル・アンジェロ先生が「独りシルク・ドゥ・ソレイユ状態」で操る伝家の宝刀、4本ネックのクァッド・ギター(別名Xギター)と、32秒間連続シャウト/10種類の異なる歌い方/ワイングラスを粉砕する6オクターブのハイトーン…といった必殺唱法の数々で知られるジム・ジレットのVoという、「珍」にして「奇」なる飛び道具が加わることで、NITRO独自のサウンドが完成をみています。
と言うか、このバンドと本作についてはグダグダ説明するよりも、OPナンバー“FREIGHT TRAIN”の名(迷)PVを見て貰った方
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NITRO-O.F.R.-Freight Train ★★★ (2016-03-21 08:16:36)
ワイングラスを粉砕するハイトーンVoに、Xギターを猛然と弾き倒すG、
突如グルグル回りだすB・・・と、ルックスからパフォーマンスまで、
恐竜的進化を遂げた80年代メタルの行き着く先を明示する、
「びっくり人間大集合」の会場と化した名PVが強烈だった逸曲。
特に2分半からの「Xギター降臨シーン」は爆笑必至。
楽曲自体はキャッチーで疾走感溢れるパワー・メタルで単純にカッコ良く、
ずっと聴いていると疲れること甚だしいVoとGですが、
こうして1曲だけ取り出して聴く分には「メチャメチャ元気だな、君」
と素直に感心させられます。
NIVA-Gold from the Future ★★★ (2012-05-28 21:23:24)
トニー・ニヴァ(Vo)率いるスウェーデンのメロディアスHRバンドが17年ぶりに発表した2ndアルバム。
'94年リリースの1st『NO CAPITULATION』は、かのゼロ・コーポレーションを通じて国内盤もリリースされていたらしいのですが、正直、脳みそ絞ってみても全く記憶に残っておらず、しかし本作の完成度の高さに触れるとそっちも是非聴いてみたくなりますね。(・・・と思ったのは自分だけではなかったようで、中古盤市場で一気にレア・アイテム化していてちょっと笑った)
音楽性の方は、いかにも北欧のバンドらしい涼しげな哀メロが堪能できるメロハー路線で、サウンドが甘くなり過ぎぬよう適度にエッジを効かせてくれるG、リズム隊、歌いっぷりの良いハイトーンVo、それに溌剌としたボーカル・ハーモニーが爽快感を運んで来てくれる点もセールス・ポイント。
哀愁を帯びたメロディが躍動する②⑨や、喉
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NIVA-Gold from the Future-Final Warning ★★★ (2012-05-30 23:19:07)
キビキビとした緊迫感に溢れたヴァースから
開放感を伴う爽やかなサビメロへの展開が
秀逸な本編後半のハイライト・ナンバー。
フラッシーなGソロも印象に残りますね。
NIVA-Gold from the Future-Gold from the Future ★★★ (2012-05-29 22:47:48)
適度なハードさを保ちつつ、思わず身悶えする程に
フックの効きまくった物悲しい哀メロが駆け抜けていく
アルバムのハイライト・ナンバーにして表題曲。
ちょっとGRAND ILLUSIONを思い出したりもする
(それも傑作『VIEW FROM THE TOP』の頃)
'11年屈指の名曲の1つですよ。
NIVA-Gravitation ★★★ (2013-10-24 21:57:31)
復活作『GOLD OF THE FUTURE』の高評価を追風に、今度は間を空けることなく'13年にリリースされた3rdアルバム。
哀感と涼感を宿したOPナンバー①が宣誓する通り、中心メンバー、トニー・ニヴァの伸びやかなハイトーンVoをメインに据えて、楽曲をフレッシュに彩るGとKey、それに涼しげなボーカル・ハーモニーとが如何にも北欧的な透明感を演出するメロディアスHRサウンドは、評判を呼んだ前作の作風を遵守。その一方で、続く爽やかに弾む②に明らかなようにハードポップ色も増量されていて、溌剌と駆け抜ける⑦なんてその象徴と言うべきキャッチーな逸品かと。
前作収録“GOLD OF THE FUTURE”の如きハードな名曲が見当たらないのは残念ですが、その分メロディの煌きには一層の磨きが掛けられています。絶品のフックラインを描き出すサビメロがNIVAの面目躍如たる①⑩をハイライトに、
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NIVA-Gravitation-In a Misty Light ★★★ (2013-10-27 22:06:29)
更なる高みへと到達したトニー・ニヴァの
絶品な歌声が、格調高いドラマ性を演出する
リッチでエモーショナルなバラード。
NIVA-Gravitation-Let It Shine ★★★ (2013-10-27 22:10:25)
溌剌としたGサウンドに、弾けるような曲調、
それにキャッチーで高揚感溢れるサビメロ・・・と
80年代ポップ・メタル風味満点の名曲。
NIVA-Gravitation-My First and Only One ★★★ (2013-10-27 22:03:57)
美しく澄んだ曲調と伸びやかなハイトーンVoが
雲間から差し込む陽光のような心地良さを
呼び起こす逸品。
NIVA-Gravitation-Never Say Goodbye ★★★ (2013-10-27 22:12:41)
哀メロ派のツボを的確にくすぐる
絶妙な展開を聴かせるメロディがとにかく辛抱堪らない、
「これぞNIVA!」なアルバムのハイライト・ソングの一つです。
NIVA-Gravitation-Never Too Late ★★★ (2013-10-27 22:01:06)
重厚なハーモニーと絶妙にフックの効いたサビメロで
アルバムの幕開け早々に聴き手をノックダウンする名曲。
NIVA-Incremental Ⅳ ★★★ (2014-09-11 23:36:32)
前作『GRAVITATION』から1年弱という、非常に短いスパンで発表された4thアルバム。
これはトニー・ニヴァ(Vo)、ロジャー・ラングレン(G)、マーカス・パーソン(B、Key)ら、中心メンバー3人のケミストリーの磐石ぶりを物語ると同時に、バンドのライブ・アクトとしての実体のなさも露呈しているような気がしなくもないですが、粗製濫造なんて言葉とは無縁の、優れたクオリティを保った作品を次から次へと聴くことが出来るのですから、ファンとしては文句を付ける筋合いではございません。
そして勿論、本作も素晴らしい出来栄えを誇っています。透明感を湛えた哀メロが涼しげに躍動し、痛快に弾きまくるGソロがテクニカルな華を添える北欧メロディックHRサウンドは、時に絶好調時のGRAND ILLUSIONすら凌駕せんとする勢いを感じさせ、取り分け鮮烈な哀メロのシャワーで、蓄積していた心の澱が綺麗サ
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NO SWEAT-No Sweat ★★★ (2021-12-15 23:15:03)
自主制作したデモテープがDEF LEPPARDのフロントマン、ジョー・エリオットの目に留まり、彼のプロデュースによるデビュー・シングル“HEART AND SOUL”が母国で№1ヒットに輝いたアイルランド出身の4人組、NO SWEAT。本作は彼らが新たにプロデューサーとして売れっ子キース・オルセンを招き、万全の体制を整えて'91年に発表した1stフル・アルバムです。
シングル同様に大ヒットが確実視されていたにも拘わらず、蓋を開けてみると意外にもセールスは伸び悩み、バンドの生命がこれ1枚きりで絶たれてしまったことで「一発屋」の不名誉な称号を戴くことになった彼らですが、それが内容のせいじゃなかったことは、仄かなブルーズ風味とアイルランドの大地を想起させる乾いた哀愁を隠し味に溌剌と躍動する、本作に託された高品質なポップ・メタル・サウンドをお聴き頂ければ明らかではないかと。
昔はヒッ
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NO SWEAT-No Sweat-Heart and Soul ★★★ (2021-12-17 00:35:07)
躍動感溢れる曲調に、分厚いハーモニーに包まれたキャッチーな
コーラスが炸裂するバンドの代表曲。ジョー・エリオットの
お眼鏡に適ったのもさもありなん。ポカリスエットや
コカ・コーラのCMに起用できそうな爽快さも魅力です。
NOIZ ★★ (2008-01-27 19:51:00)
カルメン・マキ&OZの春日博文(G)と川上茂幸(B)、スペース・サーカスの小川宣一(Ds)、
そして無名の新人Vo、人見元基という布陣で結成されたハード・ロック・バンド。
ソリッドなロックンロール・サウンドはOZ時代とはかなり異なるが、
春日のパワフルなGと、川上の強烈にうねりまくるB、そして、とても大学生のものとは思えぬ
声域/声量/表現力を兼ね備えた人見のVoが彩る楽曲の数々は、十分ハイクオリティ。
アルバム1枚きりで解散してしまった事が惜しまれます。
NOIZ-NOIZ ★★★ (2008-01-27 17:46:00)
卓越した歌唱力をもって、日本ロック史上、屈指の実力派ボーカリストの1人として、高い評価を得る人見元基が嘗て在籍していた、元カルメン・マキ&OZの春日文博(G)率いるハードロック・バンドNOIZが、'83年に発表した唯一の作品。
但し、VOW WOWやOZの如き、ドラマティックなブリティッシュ・ハードロック路線を期待すると、全曲日本語歌詞で歌われる、ソリッドなロックンロール・サウンドに肩透かしを食らう事になりかねないので注意が必要かと。
如何にも80年代的な屈託のなさが炸裂した歌詞は、今耳にするとかなりムズ痒い部分が多く、それを人見元基が持ち前のディストーション・ボイスを駆使して熱唱する様は、正直なところ、かなりこっ恥ずかしい。ただ、春日博文の爽やかでキャッチーなメロディを活かした曲作りの上手さは流石で、剛柔を兼ね備えたGの腕前も相変わらず冴えまくり。彼の盟友、川上茂幸の強烈に
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NOIZ-NOIZ-EVEの夜 ★★★ (2008-01-27 19:34:17)
垢抜けたメロディを持った曲が多いアルバムの中にあって、
この曲が放つ猛烈な哀愁は、一際目立っています。
春日博文のGが、人見元基のVoが、ゲスト参加の厚見玲衣のKeyが
咽び泣く、絶品のバラード。
NOIZ-NOIZ-MELLOW YELLOW ★★ (2008-01-27 19:31:14)
アコギを上手く取り入れた曲調は爽やかさすら感じさせるが、
演奏自体は非常にパワフル。
軟弱さは欠片もない、アップテンポのロック・ナンバー。
NOIZ-NOIZ-SHININ' ★★ (2008-01-27 19:26:49)
華麗なピアノ・サウンドをフィーチュアした
曲調自体は、結構爽やかだったりするのだが、
川上茂幸の唸りを上げるヘヴィ・ベースと、
人見元基のダイナミズム溢れる歌唱が
楽曲をパワフルなものに仕上げている。
NORTHEN LIGHT-Northen Light ★★★ (2021-04-20 00:11:52)
MADISONの隠れた名曲“NORTHEN LIGHTS”を思い出すプロジェクト名だけである程度期待値が高まってしまうメロディック・ロック・プロジェクトの唯一作。'08年発表。
中心人物はノルウェー出身のギタリストでトール・タッレなる人物。まったく聞き覚えのない名前ゆえ、いくらアルバムの評判が良かろうとそれだけなら買おうとは思わなかったのですが、本作を手に取るとまず目に飛び込んでくるのがゲスト・シンガー勢のクレジット。ファーギー・フレデリクセン、トニー・ミルズ、ヨルン・ランデ、ミカエル・アーランドソン、ロブ・モラッティ、ピーター・スンデル、キモ・ブロム…このちょっとした「メロハー・オールスターズ」といった顔触れには、そりゃあ興味をそそられずにはいられませんて。
音楽業界の裏方ソングライターとして、ドラマや映画、CMソング、他アーティストの楽曲を手掛けながら曲作りの腕前を磨いて
…続き
NORTHEN LIGHT-Northen Light-Don't Turn Away ★★★ (2021-04-21 00:55:52)
トール・タッレとヨルン・ランデの共作曲で、
Voもヨルンが担当。やはりこの人歌が上手い。
ハーモニーが爽やかに舞うポップな曲調に
合わせた伸びやかな歌唱で楽曲をより華やかに
盛り立ててくれています。
NORTHEN LIGHT-Northen Light-Wherever You Go ★★★ (2021-04-21 00:59:13)
故トニー・ミルズがVoを担当するハードポップ・ナンバー。
美しいハーモニーを纏いつつ、哀愁がふわっと匂い立つ
サビメロが絶品の素晴らしさで、トニー・ミルズの起用も
バッチリはまっています。
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