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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 4001-4050
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N.O.W.-Bohemian Kingdom-Bohemian Kingdom ★★★ (2013-07-29 22:41:47)
第二次世界大戦の悲劇について歌い上げる
シリアスな楽曲ですが、壮大な曲調からは
プログレ・ハード的な優美さも感じられますね。
N.O.W.-Bohemian Kingdom-Don't Go Now ★★★ (2013-07-29 22:39:17)
アルバムのジャケットに描かれた月の光りの如く
淡く美しい哀メロが胸に沁み渡るメロハー・ナンバー。
楽曲の叙情性を増幅するピアノの調べも効いていて、
'13年度ベスト・チューン候補の名曲に仕上がっております。
N.O.W.-Bohemian Kingdom-I'M ALIVE ★★★ (2013-07-29 22:35:18)
哀メロ、ポップさ、ハードさが
適切なバランスで配合され駆け抜けていく
技ありのOPナンバー。
優雅にして躍動感溢れるGソロがまた素晴しいんだな。
NAPALM ★★ (2009-02-28 02:32:00)
ジェフとレックスのロスバック兄弟が結成したCOMBATを前身に、NYにて'85年に誕生。
COMBAT RECORDSとの契約を期に、バンド名をNAPALMと改める。COMBAT RECORDSから
12インチ・シングルをリリースした後、オリジナル・メンバーのロスバック兄弟が離脱してしまうが、
バンドは積極的にライブ活動を展開し、'88年には西ドイツのSPV/STEAMHAMMERと
ディールを交わし、翌年、1stフル『CRUEL TRANQUILITY』を発表。ハードコアな疾走感と、
HM然としたダイナミズムが融合を果たした硬派なスラッシュ・メタル・サウンドが好評を博す。
'91年リリースの2nd『ZERO TO BLACK』では、早くも大幅に音楽性を拡散させ、
脱スラッシュを試みるも失敗。バンド活動はその後停滞するが、現在ではロスバック兄弟が
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NAPALM-Cruel Tranquility ★★ (2009-02-28 02:35:00)
METAL MANIAと言えば、マイナーなスラッシュ・メタル・バンドの国内盤を積極的にリリースしてくれた
レーベルとして知られているが、数多あるそのカタログの中でも、個人的に特にお気に入りの1枚だったのが、
NY出身の4人組スラッシュ・メタル・バンドNAPALMが、'89年に発表したこの1stアルバム。
リリース形態こそ、ドイツのプログレ・スラッシャーSIEGES EVEN(RHAPSODYのDs、アレックス・ホルツワースが嘗て
在籍していた事で知られる)のデビュー作との抱き合わせ仕様という、やっつけ仕事感がプンプンと漂ってくるモノながら、
内容の方は非常にハイクオリティ。エド・レプカが手掛けたジャケット・アートワークは伊達じゃないですよ!
噛み付くように歌う様が非常にカッコイイ濁声Vo、重厚なリフを刻む一方、都会的な憂いを帯びたメロディも紡ぎ出すG、
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NAPALM-Cruel Tranquility-A.O.A. ★★★ (2009-03-01 19:13:07)
1stアルバム最速ナンバーにして、NAPALM屈指の名曲。
小難しい理屈は無用。鬼のように畳み掛ける疾走感が
ただひたすらにカッコイイ。ストレス解消にもってこい。
ちなみにタイトルは“ALL OUT ASSAULT"の略。
NAPALM-Cruel Tranquility-Act of Betrayal / Nightmare Administrator ★★★ (2009-03-01 19:19:40)
BLACK SABBATHばりのへヴィネスが横溢する前半と、
歯切れ良く、畳み掛けるように疾走する後半のスピード感の
対比も鮮やかな、2部構成、10分近くに及ぶ大作ナンバー。
長尺を全く飽きさせない、山あり谷ありの曲展開と、
それを支える確かな演奏力が痛快極まりない。
NAPALM-Cruel Tranquility-Attack on America ★★ (2009-03-01 19:18:03)
怒涛の如く押しまくる、1stアルバムにおいて
“A.O.A."と双璧を為すハイスピード・ナンバー。
注釈無用のスラッシュ・メタル・ソングですね。
NAPALM-Cruel Tranquility-Combat Zone ★★★ (2009-03-01 19:16:42)
ガッツポーズ物のGリフに、緊迫感を煽るツインVo、
印象的に唸りを上げるB、緩急自在のDs、
そして印象的なハーモニー・プレイを聴かせてくれるツインG・・・
余りにカッコ良過ぎるドスの効いたミドル・ナンバー。
NAPALM-Cruel Tranquility-Gag of Steel ★★ (2009-03-01 19:14:42)
挑みかかるような前半を経て、
後半は、Bにリードされる形で猛烈に疾走開始。
構築感のあるGソロも印象的。
NAPALM-Cruel Tranquility-Kranked Up and Out ★★ (2009-03-01 19:21:03)
COMBAT時代のナンバーで、他の1st収録曲と比べると
かなりパンキッシュな仕上がりながら
終始ハイテンションに突っ走る
楽曲のカッコ良さは流石。
NARITA-NARITA ★★★ (2013-09-18 22:49:52)
先頃急逝したJACKALのブライアン・リッチがゲストVoとして参加していたことでも知られる、デンマークの5人組が'92年にドイツのSHARK RECORDSから発表したデビュー作。(邦題は『騒乱のナリタ』)
日本人には馴染み深い「NARITA」なるバンド名と、帯に記された《北欧メタルは生きていた!》という惹句だけでジャケ買い余裕だった本作は、内容の方も、ブライアンの野太いVoにドラマティックなツインGが絡む北欧様式美HMサウンドがスシ詰めで、ジャンル・ファンの期待を裏切らない出来栄え。
ネオ・クラシカルなGプレイが縦横無尽に駆け巡るOPナンバー①を手始めに、技巧派ギタリスト、マック・ガウナの存在にスポットが当たることの多いバンドですが、続くPRAYING MANTISを思わせる伸びやかなツイン・リードGに心躍る③、疾走するインスト・セクションがガッツポーズ物のカッコ良さの⑦、
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NARITA-NARITA-So Much for Life ★★★ (2013-09-19 22:59:03)
劇的な構築美を発揮するマック・ガウナの
ネオクラシカルなGソロと共に、楽曲がテンポアップして
疾走を開始する場面のカッコ良さは、
何度聴いてもテンションが上がりますね。
NARITA-NARITA-Stonehenge ★★★ (2013-09-19 22:56:08)
タイトルから察するに、NARITAの前身バンド
(STONEHENGE)時代からのレパートリーだったのかな。
PRAYING MANTISやRIOTを思わせる、どこか
透明感を湛えたツイン・リードGをフィーチュアして
駆け抜けていく、アルバム屈指の名曲です。
NASTY IDOLS-Cruel Intention ★★ (2021-10-19 01:12:28)
90年代の足音が聞こえ始めた頃から、GUNS 'N' ROSESの台頭やブルーズ・ブームの盛り上がりを受けて、それまで大勢を占めていたEUROPE系とは一味異なる、ファンク/ブルーズ/ロックンロール・テイストを前面に打ち出したサウンドを身上とする新世代北欧メタル・バンドが続々日本にも紹介されるようになりました。このNASTY IDOLSもそうした流れを汲むバンドの一つで、本作は彼らが'91年に発表した日本デビュー作でもある2ndアルバム。正直、いかにもロケンロール!なバンド名のイメージもあって、国内盤がゼロ・コーポレーションからのリリースでなけりゃまず買おうとは思わなかった作品でしたが、実際に聴いてみたら意外にもこれが結構な拾い物だったという。
新世代(言うてももう30年前ですが)北欧メタル作品は、SWEDISH EROTICAとかSTAGE DOLLSとか、勝手なイメージで聴かず
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NASTY IDOLS-Cruel Intention-American Nights ★★★ (2021-10-20 00:56:25)
タイトルが全てを物語る通りアメリカ志向を
前面に押し出したロックンロール・ナンバー。
どこか爽やかな風が吹くコーラス・ワークや
華やかに組み立てられたインスト・パートに
このバンドならではの魅力が宿っています。
NASTY SAVAGE ★★ (2007-07-01 01:32:00)
おお、NASTY SAVAGE。懐かしいですね。
何かとプロレス界とは縁の深いHM/HR界ですが、
Voが本当にプロレスラーだったのは、このバンドぐらいのものでしょうか?
(あ、今ならクリス・ジェリコがいるのか)
昔、3rd『PENETRATION POINT』を購入して聴いた時には
「ルックスのインパクト程は作品のクオリティは高くない」
との印象を持って、さっさとアルバムを売っ払ってしまったのですが、
これは是非とも未聴の1stを探し出して聴いてみねば。
NASTY SAVAGE-Nasty Savage ★★ (2008-08-21 23:00:00)
ドスの効いたシャウトと、強面に似合わぬ裏声ハイトーンを使い分ける巨漢フロントマン、ナスティ・ロニー・ギャレッティを擁し、
『マッドマックス』の世界から抜け出て来たようなメンバーのルックスと、血は吹くわ火は吹くわ臓物は撒き散らすわ
客にプロレス技かけるわ(?)の過激なライブ・パフォーマンスが、一部好き者達の間で話題になった、フロリダ出身の
5人組パワー/スラッシュ・メタル・バンド(再結成して現在もちんまりと活動中)が、'85年に発表した1stアルバム。
スラッシュ・メタル・バンドと言っても、疾走感はそれなりで、JUDAS PRIEST直系のアグレッシブなGリフの刻みっぷりと、
重いリズムの突進力で聴き手を圧倒するスタイルは、METAL CHURCHなんかとの共通点もチラホラと。
尤も、アチラさんに比べるとずっと大味というか、ヨーロピアン風味のメロディや、
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NATION-Chased by Time ★★★ (2011-02-27 22:15:57)
80年代半ばのイングヴェイを思い起こさせるドラマティックなGプレイを聴かせてくれる逸材ギタリスト、ジョ二ー・ウーリンを擁するスウェーデンの5人組が'94年に発表し、当時、輸入盤市場において「高品質な本格派北欧メタル作品」として話題を呼んだ1枚。(確かデビュー作)
自分は国内盤がリリースされるのを待って購入したのだが、てっきり初期RISING FORCEばりのダークなネオクラ・メタルが聴けるものとばかり思いきや、本作に詰め込まれているのは、冷やかな音色で楽曲を霧のように包み込むKeyと、美しいボーカル・ハーモニーの存在が映える、どちらかと言えば北欧ハードポップ寄りの清涼感溢れるサウンドで、正直、最初聴いた時は「え?」と戸惑ってしまいましたよ。
但し、5~6分台とこの手の音楽性にしては長尺な楽曲が顔を揃えた本編は、Gリフや曲展開等、様式美HM的な要素も端々に忍ばせてあり、特に、髪
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NATION-Without Remorse ★★★ (2011-03-01 23:00:58)
北欧ハードポップ・テイスト薫るデビュー作『CHASED BY TIME』に対し、収録曲の大作主義に拍車が掛かり、よりシリアスに、よりへヴィに、よりプログレッシブに、「北欧メタル」と聞いて想起されるダークなネオクラHM分が増量された'95年発表の2ndアルバム。
ある意味、90年代HR/HMシーンの作法に則った作風とも言えるが、煌くような美旋律を豊かに紡ぎ出す、このバンド独特のメロディ・センスは健在なので「流行に日和った」との印象は全くない。疾走するリズムと練られた曲展開、そして悲哀に満ちた泣きメロが一体となったOPナンバー①なんて、様式美HMマニアが歓喜に咽びながら万歳三唱しそうな名曲ですよ。(前作から見違えるほど歌唱力を高めたVoも、クオリティの底上げに貢献)
往年のイングヴェイを思わす、名手ジョ二ー・ウーリン(G)のドラマティックなGプレイも益々冴え渡り、頭髪の生え際は更
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NATION-Without Remorse-Nation ★★★ (2011-03-01 23:06:10)
まずはともかくGソロを聴いてくれ、と。
ここまで胸を打つ構築美を備えたソロは
そうそう聴けませんぜ。
曲自体、2ndアルバムの中でも“SEE THEM FALL”と
並ぶ劇的なカッコ良さ。
NAZARETH-No Jive ★★ (2024-08-28 00:35:58)
英国の重鎮NAZARETHが、オリジナル・メンバーのマニュエル・チャールストン(G)の脱退、後任としてビリー・ランキン(G)の出戻りという陣容替えを経て、セルフ・プロデュースでレコーディングを行い'91年に発表した18thアルバム。
とはいえ、申し訳ないことに血気盛んなメタル野郎だった当時はNAZARETHに対する興味はほぼゼロ。「まだやってたんだ」か、せいぜいで「GUNS ‘N’ ROSESのアクセル・ローズに影響を与えたベテラン・バンド」「ARTCHやARTILLERYが“RAZAMANAZ”をカヴァーしてたっけ?」程度の認識ぐらいしかなかったのですが、今もって現役を続行し新作までリリースする意気軒高ぶりをアピールする彼らゆえ、本作においても老け込みとは無縁。ダン・マッカファーティ(Vo)の特徴的な塩辛声を生かして、溌剌と疾走する③⑩あり、骨太なGリフをフィーチュアしてヘヴィに
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NAZARETH-No Jive-Cover Your Heart ★★★ (2024-08-29 00:51:58)
キャッチーなコーラス・ワークからスタートするハードポップ・チューン。
初期NAZARETHのイメージで聴くと吃驚するぐらい売れ線路線ですが
いやでもこれ良い曲ですよ。ダン・マッカファーティのクセ声も
明るい曲調に案外違和感なく馴染んでいます。
NEAL SCHON-Voice ★★★ (2019-07-24 00:23:34)
本業(JOURNEY)の合間を縫って定期的にソロ活動にも精を出すニール・ショーン(G)。本作は彼がHIGHER OCTIVE MUSICから発表した通算4作目となるソロ・アルバム。
形態としてはカヴァー・アルバムなのですが、珍しいのは収録曲の大半が比較的新しい90年代のヒット曲(アルバム・リリースが'01年なので、ほぼほぼ10年以内の楽曲ばかり)で占められている点。しかもマライア・キャリーの②、ブライアン・アダムスの③、サラ・ブライトマンが“TIME TO SAY GOODBYE”としてカヴァーした⑧、あるいは映画『タイタニック』の主題歌⑨とか、本来なら歌が主役であるポップ・ソングの数々を、「俺のギターが歌の代わり」とばかりに、インスト曲として再構成してしまっている大胆不敵さ。神経が太いというか、よほど己のギターの腕前に自信がなければやれない所業ですよ、これは。
そして実際、
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NEGAROBO (2011-03-21 00:39:21)
北海道は札幌出身のスラッシュ・メタル・バンド。
早坂雅史(G)を中心に、デモテープ製作とメンバー・チェンジを繰り返しながら活動を続け、'98年、元UBIGUNの鈴木“アンパン”政行(Ds)を含む編成で、自主運営するSURVIVE RECORDSから1st『EMERGENCY』を発表してデビュー。
SLAYER直系のザックリとしたマシンガン・リフと、鈴木の鉄壁のドラミングを武器に怒涛の如く突進するストレートなスラッシュ・サウンドが好評を博した。
確か翌年には、初来日を果たしたドイツの古豪スラッシャーTANKARDとも共演した筈。
バンドはアルバム1枚のみを残して解散し、早坂雅史はNO MORE PAIN、鈴木政行は現在LOUDNESSに籍を置く。
近年再結成の噂もあるが真偽は不明。本当ならかなり嬉しいが。
NEGAROBO-EMERGENCY ★★★ (2011-03-21 00:43:09)
早坂雅史(Vo、G)を中心に結成され、現在は故樋口宗孝の後任としてLOUDNESSに籍を置く鈴木政行(Ds)も在籍していた北海道出身の4人組スラッシャーが、'97年に残した唯一のフル・アルバム。
丁度、新たに勃興した「メロディック・デス・メタル」ブームの盛り上がりに押され、オーソドックスなスラッシュ・メタルが今ひとつ注目を集め難い時期だった事が災いし、雑誌等での高評価にも関わらず大きな話題になる事なく埋もれてしまった感のある本作だが(推測)、鋭利且つ高速でシュレッドされるGリフと、立ち塞がるもの全てを薙ぎ払うかの様に荒れ狂う鈴木のDsを軸に、猛然と突っ走るストレートなスラッシュ・サウンドは、往年のSLAYERやSEPULTURAといったバンドの衣鉢を継ぐカッコ良さ。
俯瞰で見ると、Gが兼任するVoの存在感がやや埋没気味なれど、安易にデス声に逃げず、その数歩手前で踏ん張った咆哮
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NEIL ZAZA-Two Hands, One Heart ★★★ (2020-02-11 01:00:53)
オハイオ州クリーブランド出身のギタリスト、ニール・ザザが、自身のバンドZAZAを解散させた後、デイヴィッド・T・チャステインが主宰するLEVIATHAN RECORDSから'93年に発表した初のソロ・アルバム(オール・インスト物)。ちなみに日本デビュー作でもあり国内盤はゼロ・コーポレーションからのリリースでした。
帯には《様式美》《クラシカル》の宣伝文句が並び、所属レーベルに対するイメージも手伝ってバリバリのネオクラ路線なサウンドを想像していましたが、フルピッキングやスウィープピッキングを多用した演奏スタイルこそ確かにイングヴェイからの影響を伺わせつつも、作品の方向性自体はテクニック以上に「メロディ」を聴かせることに重きを置いた、大仰さ、堅さよりも寧ろ「軽やかさ」が印象に残る親しみ易いサウンドが託されています。
疾走する曲調にGとピアノ(本物じゃないのが惜しい)がスリリングに
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NEIL ZAZA-Two Hands, One Heart-Faith ★★★ (2020-02-11 23:10:29)
前半のバラード・パートにおける繊細にしてエモーショナルなチョーキングといい
バンド・サウンドが加わってテンポアップする曲調の中で閃く
スパニッシュ・タッチのアコギの妙技といい、ニール・ザザというギタリストの
テクとセンスが遺憾なく盛り込まれた珠玉の逸品。
抒情性を増幅するKey(ピアノ)の好サポートも印象的です。
NELSON-After the Rain ★★★ (2011-02-19 23:12:40)
飛行機事故により死去したリック・ネルソンを父に持ち、芸能一家に生まれ育ったマシューとガナーのネルソン兄弟が組んだバンドのデビュー作。('90年)
NELSONと聞くと、音楽云々以前に、妙なインパクトを放っていた焼酎のCMのことを先ず思い出してしまうのだが、アメリカのみならず、端正な容姿を活かして日本でもCMやバラエティ番組に出演する等、そのアイドル・デュオ的なレコード会社の売り方とは裏腹に、本作で聴かれるキャッチーなポップ・メタル・サウンドの完成度からは、地に足の着いた本物感バリバリ。
主張すべき場面ではしっかりと主張するGとDsが楽曲にピリッとエッジを効かせ、兄弟の息の合ったツインVo&ハーモニーに、アコギやKeyを効果的に用いたアレンジのハイセンスっぷり、そしてアコースティックなインスト曲で本編の流れにメリハリを付与する手腕といい、全体的にこれがデビュー作の新人とは思えぬ
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NELSON-Lightning Strikes Twice ★★★ (2011-03-21 20:47:42)
改まってNELSONの作品と対峙するのは、'90年リリースの1st『AFTER THE RAIN』以来なんだけど、フック満載のポップなメロディといい、思わず一緒に歌いたくなるキャッチーなコーラス・ワークといい、息の合った美しいボーカル・ハーモニーといい、その音楽性は良い意味で不変。(流石にルックスの方は、それなりにオッサン化が進行しているご様子なれど)
この御時世、メロハー・サウンドを売りにする彼らが、本作を発表するまでに様々な紆余曲折を経た事は想像に難くないが、その上で、このポジティブなフィーリング全開の音楽性なんだから嬉しいじゃありませんか。
しかも今回はハードなGの調べが楽曲をキリリと引き締めており、NELSONと言えば、過去にこのサイトにおいても議論があったぐらい(?)、HR/HMと非HR/HMの境界線上を行くグループだったが、この内容ならば、全会一致でHR/HM認定
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NELSON-Lightning Strikes Twice-How Can I Miss You (when You Won't Go Away?) ★★★ (2015-05-23 01:31:40)
NELSONらしい楽曲か?と問われると
「どうなんでしょう」って感じかもしれませんが、
ともかく、イントロを手始めに全編に亘ってVoからGまで
センチメンタルに泣きまくる、初期ミカエル・アンダーソンにも
匹敵するその哀愁ヨロシクっぷりたるや、
問答無用で胸締め付けられずにはいられませんて。
アルバムに置ける配置位置も完璧。
復活作で一番聴きまくった名曲ですね。
NELSON-Peace out ★★★ (2015-06-16 09:57:56)
快作『LIGHTNING STRIKES TWICE』で復活を果たしたNELSON待望の新作。「お、久々ですなぁ」と笑顔で購入したら、解説文でこれがNELSONの最終作と唐突に知らされて笑顔がピキーンと凍り付きましたよ。何でも「労多くして功少なし」なレコーディング作業に情熱と時間を注ぎ込む意義が見出せなくなり、以降はカントリー・フィールドでのライブ活動に軸足を移していくのだとか・・・。
それでも、本編の方には何ら特別なところは見当たりません(良い意味で)。感傷的にもハイにもならず、いつもの「NELSON節」が貫かれた作風は、知らずに聴いたら誰もこれが最終作だなんて思わない筈。
ライブ開始を告げるかの如き①で威勢良くスタートを切り、北欧メタルとBOSTONが哀愁合体したような③や、爽快な曲調とストーカー気質全開な歌詞のギャップに慄く⑧を経て、プログレ風味(というかQUEENタッ
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NELSON-Peace out-Invincible ★★★ (2015-06-17 22:41:19)
浸透率の高い哀愁のメロディをGが伸びやかに
奏でる様はBOSTONに通じ、そのメロディの
哀愁の質は北欧メタルに通じるものがあるという
「BOSTON MEETS 北欧メタル」な珠玉の逸品。
NELSON-Peace out-Leave the Light on for Me ★★★ (2015-06-17 22:32:32)
叙情的なイントロとアウトロを配置したドラマティックな構成から、
「哀愁に満ちたフッキーなメロディ」のお手本のような
サビの歌メロ、そしてニール・ザザの歌心溢れるGプレイまで
アルバム・ハイライト級の素晴らしさにして
NELSON最終楽章を締め括るに相応しい名曲っぷりに脱帽です。
NEMESIS-Goddess of Revenge ★★★ (2013-11-06 23:11:41)
後にSYMPHONITYと改名するチェコの5人組が'03年に発表した1stアルバム。
METALLION誌の特集「メロディック・ロック必聴盤ガイド112枚」にも選出されていた作品で、折り良く中古盤が格安価格で売りに出されてるのを発見して購入したのですが・・・いや良いですね、これ。
メンバーも認める通り、Keyを適宜取り入れた疾走感溢れるサウンドはHELLOWEEN、ANGRA、STRATOVARIUSといったバンドからの影響を多分に感じさせるメロディック・パワー/スピード・メタル路線。高音域に余裕がなく、低音域はピッチが甘いという頼りなさ全開なVoと、貧相なプロダクションが逃れ難いB級感覚を運んで来ますが、それを差し引いて尚、全編に溢れる如何にも東欧的な寒々しさを纏った泣きメロが、その威力を減じることはありません。
例えば、教科書通りのメロパワ展開を聴かせるOPナンバー
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NERVOSA (2014-04-22 22:58:54)
女性メンバーを擁するスラッシュ・メタル・バンドは珍しくない昨今ですが、メンバー全員が女性となるとちょっと前例が思いつかない、ブラジルはサンパウロ出身のトリオ・スラッシャー。(結成当初はツインG編成の4人組だったらしいが)
'12年に制作したPVがYOUTUBEで話題となったことから、オーストリアのNAPALM RECORDSと契約を締結し、同年、1stデモを7インチ・シングル化した『TIME OF DEATH』でデビュー。
更に'14年には、プロデューサーにKORZUSのメンバーを起用してレコーディングが行われた1stフル『VICTIM OF YOURSELF』を発表。
アンドレイ・ボウジコフの手掛けたアートワークが目印の同作は、スピリチュアル・ビーストを通じて日本盤もリリースされている。
NERVOSA-Victim of Yourself ★★ (2014-04-22 23:01:32)
「ドキッ!女だらけのスラッシュ・メタル・バンド in ブラジル」な3人組が、'14年に発表した1stフル・アルバム。
尤も、スピードへの拘りもそこそこに、メリケンサック装備の拳固でガッツンガッツン顔面を殴打されるかの如きバイオレントなスケ番スラッシュ・サウンドには、上記の字面から想像されるような色気や甘さの類は絶無。というかそもそも事前情報がなければ、デス・メタルの領域に半身を突っ込んだこの殺気と怒気が渦巻く轟音を、女性だけのバンドが出しているとは誰も思わんですよ。
少々肩に力が入り過ぎている印象で、個人的にはもうちょっとキャッチーな部分を出してくれると尚良いのですが、でもこれがデビュー作ですからね。そういう試行錯誤は次作以降に譲って、まずは、大口径の機関銃が至近でブッ放されているかのような①②や、欧州風味のダークネスが塗された⑧、ストレートなスラッシュ賛歌⑨といった、噛み付
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NERVOSA-Victim of Yourself-Into Mosh Pit ★★ (2014-04-23 22:59:55)
タイトルからもお察しの通り、ストレートに
疾走するスラッシュ&モッシュ賛歌。
デス・メタルにも匹敵する突進力のみならず
ライブ映えしそうなキャッチーさを備えている点に
彼女たちの作曲能力の確かさが感じられ、
次作以降、この路線を追及してくれると
個人的には嬉しいかな。
NERVOSA-Victim of Yourself-Twisted Values ★★ (2014-04-23 22:56:40)
妖しげなイントロを、無慈悲に炸裂する
リフ&リズムが引き裂く様は、まるで至近距離で
大口径の機関銃を撃ちまくっているかの如き。
NESTOR-Teenage Rebel ★★★ (2024-07-30 23:44:51)
80年代愛が詰まった“ON THE RUN”と“1989”のコミカルなPVのビジュアル・インパクトでも話題を呼んだスウェーデンの5人組、NESTORがデビュー作『KIDS IN A GHOST TOWN』(’21年)の高評価を追い風に、'24年に発表した2ndアルバム。
北欧における80年代トリビュート・ブームの盛り上がりを支える多くの若手バンドと異なり、NESTORは80年代実体験組(結成は'89年まで遡るという)。そのためヒゲ面のオッサンが揃ったメンバーのルックス面の華やかさでは数歩遅れをとるものの(失礼)、スウェーデン国内のポップ・シーンを中心に、数々のヒット曲を数多のアーティスト達に提供してきたトビアス・ガスタフソン(Vo)の磨き上げられたソングライティング・スキルが光る収録楽曲は、彼らが派手な見てくれだけが売りのバンドでないことを立派に証明してくれています。
期待感
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NESTOR-Teenage Rebel-We Come Alive ★★★ (2024-08-01 23:06:51)
80年代へとタイムスリップするSEに続くドラマティックな
イントロだけで掴みはOK。爽快さと哀愁が程好くブレンドされた
OPナンバーにして本作の魅力を分かりやすく伝えてくれる名曲です。
NEVERMORE (2017-12-18 00:41:17)
うぇっ?!と思って調べてみたら、心臓発作で亡くなられたんですね…。
NEVERMORE-The Obsidian Conspiracy ★★ (2010-09-13 21:46:00)
メンバーのソロ活動やら病気療養やら色々あって、前作『THIS GOODLESS ENDEVOR』から5年の間が空いて発表された7thアルバム。(プロデュースはSOILWORKのピーター・ウィッチャーズが担当)
スラッシーな疾走感が薄まり、ミドル・テンポの楽曲中心で固められた作風は『THIS GOODLESS~』に比べるとややパンチに欠ける印象なれど、そうした地味めな仕上がりの本編に鮮烈な彩りを加えてくれるのが、ソロ活動を通じて一層の表現力を身につけたウォーレル・デイン(Vo)とジェフ・ルーミズ(G)の存在。
ドスの効いた曲調を突いて、突如ジェフの美しいGソロが噴出する②なんて、まるで全盛期のアレックス・スコルニックの如きだし、ミドル・チューン⑥⑦において、妖しく憂いに満ちたメロディを見事に歌い上げるウォーレルの堂々たる歌唱も、仮にNEVERMOREが解散してもソロ・シンガーと
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NEVERMORE-This Godless Endeavor ★★★ (2007-02-20 22:01:00)
NEVERMOREというと、『A TRIBUTE TO JUDAS PRIEST VOL.2』に提供していた“LOVE BITES"のブチ壊しカヴァーの印象が悪過ぎて、その後は「ああ、モダン・へヴィネス系(今となっては死語か)のバンドね」と、聴くのを敬遠していたのですが、'06年発表の本作の評判の良さに誘われて購入してみたら・・・これが本当に素晴しかった。
確かにモダンな要素も至る所に散りばめられているものの、それ以上に耳を奪われるのが、①や③といったスピード・ナンバーで堪能できる、古き良きスラッシュ・メタル的な疾走感、思わず顔が歪む程の「泣き」が炸裂するヘヴィ・バラード⑤を頂点に、アルバム全編に溢れる哀メロ、そして、ラストを劇的に締める⑪を始めとした、ドラマティックな曲展開といった要素。
また、そうした楽曲を華麗に彩るのがウォーレル・ディーンの強力な歌声。SANCTUARY
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NEW ENGLAND-1978 ★★ (2008-05-07 22:47:00)
NEW ENGLANDがINFINITY RECORDSとの契約を得るきっかけとなった、デビュー前に制作したデモテープに、
更に未発表曲3曲を加えてCD化した、初期のレア音源集。
1st収録曲6曲と、2nd収録曲1曲のデモ・バージョンが収められていて、アルバム・バージョンに比べると、
よりプログレッシブ・ロックからの影響が色濃く滲み、これを聴くと、感傷的な泣きメロの洪水や、
シンフォニックなアレンジとドラマティックな曲展開、BEATLES、QUEENばりに華麗なボーカル・ハーモニーetc・・・
と、彼らがデビュー前の時点で、既に、自身の音楽性をきっちりと確立していたことが良く分かる。
そして何と言っても、本作最大のセールス・ポイントである、未発表曲3曲。これがなかなかに素晴しく、
この3曲を聴くためだけにCD代金を払っても惜しくはないと断言できる
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NEW ENGLAND-1978-Even When I'm Away ★★★ (2008-05-10 00:46:48)
ソフトで抒情的な曲調、繊細な哀メロを紡ぎ出すG、
泣きを発散する感傷的なVo、
プログレ風味を増幅するメロトロンの音色・・・と、
1stアルバム未収録なのが、もったいないくらいの名バラード。
NEW ENGLAND-Explorer Suite ★★ (2008-05-03 01:58:00)
アメリカン・プログレ・ハード史に燦然と輝く、名曲中の名曲“EXPLORER SUITE"と“HOPE"を収録した、
ファンの間でもNEW ENGLANDの最高傑作と評価の高い、'80年発表の2ndアルバム。
伊藤政則氏をして「叙情派ロックの帝王」と言わしめ、こと叙情メロディのクオリティにかけては、凡百のバンド群の
追随を許さない彼らだが、そのメロディの質は、どちらかと言えば「甘さ」「切なさ」「爽やかさ」といった要素が濃厚な、
いわゆる胸キュン系で、北欧的な暗さやクサメロ度は控えめ。そのため、ブリティッシュ・ポップ風味も漂う1st『NEW ENGLAND』に、
期待ハズレとの思いを抱いた人も結構いるようだが、この2ndアルバムでは、そこに更に「悲哀」の色合いが加わった事で、
劇的なドラマ性が大幅アップ。また、Gサウンドがグッと前に押し出され、曲展開も、よ
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NEW ENGLAND-Explorer Suite-Explorer Suite ★★★ (2008-05-03 09:37:49)
「果てしなき冒険」というポジティブな響きの邦題に反して、
父と子の別れについて歌ったリリカルな歌詞といい、
胸を締め付ける感傷的な泣きメロの洪水っぷりといい、
スペーシーでドラマティックな曲展開といい、
まさにアメリカン・プログレ・ハード史に残る名曲中の名曲。
特に素晴しいのが、全編を華麗に舞い、泣き、スケール感と
いった要素を楽曲に演出する、Keyの縦横無尽の活躍ぶりか。
NEW ENGLAND-Explorer Suite-Hope ★★★ (2008-05-03 09:48:27)
イントロの繊細なアコギの音色だけでもう泣ける、
NEW ENGLAND屈指の名バラード。
GとKeyが生み出す強烈な泣きメロの洪水の前に、
メロディ愛好派は溺死必至。
「さあ泣け」とばかりに畳み掛けてくる、エンディング部分の
エモーショナルな盛り上がりっぷりには言葉を失くします。
NEW ENGLAND-Explorer Suite-Seal It with a Kiss ★★★ (2008-05-03 09:42:29)
1stに比べて、格段にハードロック的なエネルギーを増した
2ndアルバムの作風を、判り易く伝える劇的な疾走ナンバー。
それでいて、メロディの繊細さには微塵の鈍りもなしときたもんだ。
尻切れトンボなエンディングは頂けないものの、
それを差し引いても、星三つに十分値する超名曲。
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