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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 3801-3850
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MIDNIGHT BLUE-TAKE THE MONEY AND RUN-UNTIL TOMORROW ★★★ (2019-06-06 00:56:35)
ドゥギーの魂の籠った熱唱といい、涙腺をクイクイ刺激してくる
泣きのGといい、そして哀愁の海に肩まで浸かったメロディといい
「エモーショナルとはこういうことだ!」と主張しまくる
ドラマティックで辛抱たまらんバラードの逸品。
MIDNIGHT SUN-Above & Beyond ★★★ (2013-10-19 01:44:50)
デビュー作の高評価に手応えを掴んで、'98年に発表された2ndアルバム。
1st『ANOTHER WORLD』にはAOR/産業ロック路線の楽曲と、北欧メタル然としたHRナンバーとが混在していましたが、今回は大仰な語りによる序曲①から疾走ナンバー②へと繋がっていく開巻早々のドラマティックな展開からも明白に、後者の路線で統一。(尤も前作もOPナンバーは様式美路線の疾走曲でしたが)
鍛え上げられたサウンド・プロダクションの下、ヨナス・レインゴールドとクリス・パルムによるネオクラシカル風味のツインGを前面に押し立て、ハードネスの底上げを押し進めると共に、メロディの更なる拡充も図られている楽曲は、特に壮麗なコーラスに包まれて、ヒンヤリとした悲哀の滲み出すサビメロが絶品。しかもそれを、ピート・サンドベリが持ち前の「切なさ」満点の歌声で熱唱するのだから、その威力は推して知るべし。
ス
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MIDNIGHT SUN-Another World ★★ (2013-10-17 23:43:39)
北欧のメロディアスHR街道を渡り歩いてきたピート・サンドベリ(Vo)が、ヨナス・レインゴールド(G)らと共に立ち上げたバンドの、'96年発表の1stアルバム。
2本のGとKeyの存在を活かし、北欧メタルの様式美を見事に体現したドラマティックな疾走ナンバーでいきなり本編の幕が上がる作品ですが、全体を俯瞰で見渡すとそうした色合いは少数派であり、代わりに浮かび上がってくるのは、ピートの切ないフィールを湛えた歌声が映える、透明感と叙情メロディに彩られたポップなメロハー・サウンド風味。特にしっとりと聴かせる⑨はロマンティックな名曲。
アルバムのリリースを重ねる毎にヨナスの発言力が強まり、それと共にどんどんメタル色が強化されていった彼らですが、この時点ではまだピートの方にバンド運営のイニシアチブが握られていたのかと思わせられる、ジャンル・ファンの「ピート・サンドベリ=北欧ハードポップ」と
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MIDNIGHT SUN-Metal Machine ★★★ (2013-10-22 23:46:48)
「MIDNIGHT SUN=ピート・サンドベリのバンド」という意識があったので、彼の脱退のニュースには驚かされましたが、何より'01年にリリースされた本4thアルバムを手にして、見た目から楽曲に至るまで、コテコテにヘヴィ・メタリックな装いで塗り固められた劇的な変身振りにビックリ。まるで真面目な学級委員長が夏休み明けに髪を染めてボンタン履いて登校してきたのを目撃した中学生な気分ですよ。
当初は「ハイハイ、HAMMERFALLの成功に便乗したいわけね」」と決して良い印象を受けなかったのですが、しかし実際にアルバムを聴いてみると、これが安易に流行に飛び付いただけの作品とは一線を画すカッコ良さ。
前作まで楽曲を壮麗に彩ってきたKeyが脇へ退き、代わって弾丸のように撃ち出されるソリッドなGリフ&リズムの存在が強調されたサウンドは、新Voの歌唱スタイルがロブ・ハルフォード似なこともあって
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MIDNIGHT SUN-Nemesis ★★★ (2013-10-21 22:35:43)
意外にポイントが低いですが、個人的にMIDNIGHT SUNの作品で一番好きなのが、'99年発表のこの3rdアルバム。
ツインGの片翼がクリス・パルムから、現在では優れたソングライターとして勇名を馳せるマグナス・カールソンに交代し、より磐石なラインナップとなった本作は、これまで以上にメロディの泣き具合を増強。元々、悲哀に満ちたサビメロの構築術に冴えを感じさせてくれるバンドでしたが、ここでは冷え冷えとした空気を運んでくるボーカル・ハーモニーを駆使して、最早「日本のバンド?」と思うぐらいこっちの琴線を刺激するクッサクサな泣きっぷりを披露。
いきなり哀愁全開のアルバム表題曲①、イングヴェイ風味の曲調にピート・サンドベリの「泣き声」が映える②、荘厳なコーラスをフィーチュアしたクラシカルな③という冒頭の名曲3連打でノックアウトされたかと思えば、後はピートがビブラートを効かせたオペラティ
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MIKAEL ERLANDSSON-The 1 ★★ (2007-06-20 05:52:00)
先日行われたLAST AUTUMN'S DREAMの来日公演が予想以上に素晴しくて、俺の中のミカエル・アーランドソン熱が再燃。
ここ数日、彼の過去の作品をCD棚から引っ張り出しては毎日のように聴いているのだが、そのミカエルの代表作と言えば、
やはりソロ・アーティストとしてのデビュー作であり、名曲中の名曲“IT'S ALRIGHT"を収録した、
'95年発表のこの1stアルバムで決まりだろうか。
メタルはおろか、ハードロックとすらかなり距離の感じられるライトな音楽性なれど
(名バラード⑩を初めて聴いた時は、これ何て徳永英明?と思ったものです)、
ミカエルの少々掠れ気味のハスキー・ボイスで歌われる、強力な哀愁とフック、そして如何にも北欧的な透明感を
兼ね備えたメロディの魅力は、そうした物足りなさを補って遥かに余りある。
特に、悲哀に満ちたヴァー
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MIKAEL ERLANDSSON-The 1-It's Alright ★★★ (2007-06-23 00:21:14)
ミカエル・アーランドソンと言えば、やはりこの曲は外せない。
哀しくも切ないメロディを帯びた曲調といい、
ミカエルの「泣き」を含んだ歌声といい、
まさに「哀愁のロック・ナンバー斯くあるべし!」な必殺の名曲。
後にLAST AUTUMN'S DREAMにおいて、よりハードなアレンジを
施されてリメイクされたが、やはりメロウなこのバージョンが一番でしょう。
MIKAEL ERLANDSSON-The Gift ★★ (2007-06-24 22:00:00)
日本のレコード会社の要請を受けて、ミカエル・アーランドソンが'03年に発表した、復活の4thソロ・アルバム。
制作の経緯が経緯だけに、てっきり初期の頃を思わせる哀愁のハードポップ路線の作品を期待していたが、
実際に聴いてみると、これがBEATLESやELECTRIC LIGHT ORCHESTRAなんかを彷彿とさせる、爽やかでポップな
メロディに満ち溢れた、3rd『UNFAMILIAR』の作風を順当に受け継いだ内容に仕上がっていて、ちょっぴり肩透かし。
とは言え、これはこれで悪くない。と言うか非常に良い。楽曲のキャッチーさは過去最高とも思えるクオリティだし、
何より前作に比べて、グッとハード・ロック的なエナジーを取り戻しているのがポイント。仄かな哀愁とポジティブな
メロディが心地良い②、軽やかに疾走する爽快な⑥、「キャッチーとはこういう事だ!」な⑧、
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MIKAEL ERLANDSSON-Under the Sun ★★ (2007-06-21 22:12:00)
名盤『THE 1』と、そこに収録された名曲“IT'S ALRIGHT"で日本のメロディ愛好派リスナーのハートを
鷲掴みにしたミカエル・アーランドソンが、'96年に発表した2ndアルバム。
絶品の哀愁のメロディに彩られた、瑞々しいハードロック・チューンがギッシリ詰まったデビュー作に比べると、
「泣き」の要素が薄まって、ハード・ロッキンなエッジが更に失われた余りにポップな作風ゆえか
(ドライでシンプルなサウンド・プロダクションも、その印象に拍車を掛けている)、発表当時、BURRN!!誌上でも
高評価を得ることが適わず、大して話題になる事もなくフェードアウトしてしまった本作だが、いやいや、なかなかどうして出来は良い。
と言うか、ミカエルのソロ・アルバムの最高傑作は本作である!と、個人的には信じて疑わない次第。
泣きの代わりに、「爽やかさ」や「キャッチー
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MIKAEL ERLANDSSON-Under the Sun-Under the Sun ★★★ (2007-06-21 22:22:11)
爽やかさやキャッチーさが強化された2ndアルバムの中にあって、
この曲の放つ強烈な哀愁は一際耳を惹く。
泣きの入ったミカエルの絶品の歌声
(この人は歌唱力よりも、声質それ自体が非常に魅力的だ。
勿論、歌も上手いけど)、
悲哀に満ちた冷ややかなメロディ・・・
隠し味の女性Voも良い感じのスパイスとなっている。
個人的には“IT'S ALRIGHT"に匹敵する名曲じゃないかと思っております。
MIKAEL ERLANDSSON-Unfamiliar ★★ (2007-06-22 23:31:00)
「ポップ過ぎる」と言われた2nd『UNDER THE SUN』(個人的には名盤だと思う)にすら収録されていた
ハードロック・チューンがとうとう完全に姿を消し、前2作に比べて更にシンプルに、更にソフトにと、
より一層のポップ化が推し進められた、'97年発表の3rdアルバム。
全体的に「哀愁のメロディ」が薄まり始めていて、代わりに目立つのが、ミカエル・アーランドソンのルーツである
BEATLESやELECTRIC LIGHT ORCHESTRAといったバンドを彷彿とさせる、人懐っこいポップ・センス。
また、楽曲のアレンジもかなり簡素化されていて、それに合わせてかミカエルの歌唱もかなり大人しめで、
以前のような聴いてるだけで胸がキュンとなる(死語か?)熱唱は、余り耳にすることが出来ない。
とは言え、前2作の事を切り離して1枚のアルバムとして評価すれば、
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MILLENIUM-Angelfire ★★★ (2009-03-28 02:30:00)
EYEWITNESS時代のデモテープを流用して制作された「初期音源集」的内容の1st『MILLENIUM』に対し、全曲が完全な新曲で固められ、メンバーの著しい成長ぶりがしっかりと刻まれた、実質的なMILLENIUMのデビュー作と言っても過言ではない'98年発表の2ndアルバム。
ラルフ・サントーラのウリ・ロートを彷彿とさせるメロディックなGプレイと、トッド・プラントの伸びやかで癖のないVo、そして分厚く美しいボーカル・ハーモニーに彩られた楽曲は、叙情性/ドラマ性/そしてフック満載のメロディのキャッチーさ、何れの点においても前作のそれを大きく凌駕。なんせ15曲も収録されていて、捨て曲が全くないのだから畏れ入る(とは言え、曲数はもう少し絞った方が更に印象は上向いたと思うけど)。暗くも重くもなり過ぎない爽やかな哀愁と、心地良いポップセンスが巧みに組み合わされた、所謂「MILLENIUM節
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MILLENIUM-Angelfire-Run ★★★ (2016-02-29 23:43:13)
阪神大震災をテーマに書かれた楽曲だけあって
全体を包み込むシリアスな緊張感とタイトルに偽りなしの疾走感、
Keyが醸し出す荘厳な空気に、その中でメロディックに冴え渡るラルフのGと、
アルバムでも1,2を争う名曲ではないでしょうか。
ROYAL HUNTに通じる魅力も有り。
MILLENIUM-Hourglass ★★★ (2009-03-29 22:40:00)
トッド・プラント(Vo)がDOOBIE BROTHERSのツアー要員に引き抜かれてしまったため、代わりにNOW AND THEN RECORDSから紹介されたヨルン・ランデを新Voとして迎え入れ、'00年に発表した3rdアルバム。
キャッチーな叙情メロディと、マイケル・シェンカーやウリ・ロートの系譜に連なる官能的なラルフ・サントーラのGプレイ、そして美しいボーカル・ハーモニーをフィーチュアした作風は、前作『ANGELFIRE』の路線を継承しつつ、今回はヨルンのパワフルな歌唱に引っ張られたのか、よりスケールの大きな、エネルギッシュ且つポジティブな雰囲気を漂わせた曲調の楽曲が、数多く収録されているのが特徴。
特に、その筆頭と言えるのがOPを飾る名曲①で、ヨルンの突き抜けるような熱唱が「これでもか!」と映えまくる、鮮烈にして爽快感に満ち溢れた曲展開は、何度聴いても鳥肌モノの素晴しさ
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MILLENIUM-Hourglass-Power to Love ★★★ (2018-06-26 23:07:17)
「爽快」という言葉をHRナンバーに仕上げたら、
こんな楽曲になるんじゃねえか?という。
ラルフ・サントーラの作り出したパワフル且つキャッチーな楽曲と
ヨルン・ランデの灼熱のパワーVoが見事な化学反応を起こした
メロディックHRチューンの理想形を示す名曲中の名曲。
MILLENIUM-Jericho ★★★ (2009-04-04 11:22:00)
実力はあるが、ひとっ所に長く留まっていられない性格のヨルン・ランデが脱退してしまったため、オリジナル・シンガーのトッド・プラントとヨリを戻して制作、'04年に発表された3rdアルバム。
いつになく太い音色のGリフがザクザクと刻まれ、トッド・プラントが逞しさを増した歌唱を披露する、重厚なOPナンバー①に代表されるように、前作『HOURGLASS』に比べ「華やかさ」や「爽快感」といった要素が薄れ、よりシリアスで、ヘヴィなサウンドに仕上がっています。
・・・と書くと、EYEWITNESSの2nd『MESSIAH COMPLEX』の悪夢を思い出す人もいるかもしれないが、今回は、まさに飛翔するかの如き高揚感に満ちたラルフ・サントーラのメロディックなGプレイや、憂いを帯びたメロディの魅力をしっかりと保持。寧ろ、ヨーロピアン風味の湿り気は前作以上と言えるぐらいで、過去の失敗を繰り返すような
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MILLENIUM-Millenium ★★ (2009-03-22 20:20:00)
初期HAREM SCAREMばりの哀愁のHRサウンドで一躍注目を浴びながら、2ndアルバムではダーク&へヴィ路線に鞍替えして、メロディ愛好派リスナーを落胆させたフロリダ出身のHRバンドEYEWITNESS。その司令塔だったラルフ・サントーラ(G)が、ファンの期待に応えて従来のメロディアスHR路線を追求すべく、盟友トッド・プラント(Vo)らと共に立ち上げた別プロジェクトMILLENIUMが、'96年に発表したセルフ・タイトルの1stアルバム。
全収録曲が、EYEWITENSS時代に制作されたデモテープからの再録ということで、そのサウンドは完全にEYEWITNESSの1stアルバムと同一路線。MILLENIUMの2nd以降と比較してしまうと、未だオーソドックスなアメリカン・ロック風味が強く、叙情性や爽快感といった要素は然程でもないものの、程好く哀愁を帯びたキャッチーなメロディや、トッド
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MINDLESS SINNER-Turn on the Power ★★★ (2017-08-20 23:39:16)
マニア筋から高い評価を得るスウェーデン出身の5人組が、デビューEPに続き’85年に発表した、ジャケットに鎮座ましますガスマスク女子が目印の1stフル・アルバム。
音楽性はいかにもヨーロピアンな翳りを湛えた正統派HM。但し、煌めく美旋律や透明感といった北欧ハードポップ的要素にはまるで頓着せず、それよりもアグレッシブなGリフと、スピーディなリズムの運用により正面突破を図るストロング・スタイルは、EUROPEブレイク前夜の北欧メタル・バンドらしく、NWOBHMからの影響が大。平板なプロダクションと、微妙に音程の甘い(ちょっとデビュー当時のジョーイ・テンペストを思わせる)ヘタウマVoとが、ジャンル・ファン的には良い意味で、一般リスナーには悪い意味で、青臭く垢抜けないマイナー・メタル臭を運んで来ますが、当然前者に与する我が身としては「そこが良いんじゃない!」と力強くサムズアップした次第。
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MINDLESS SINNER-Turn on the Power-Here She Comes Again ★★★ (2017-08-21 23:38:13)
重厚な導入部から一気呵成の疾走へと転じる
アルバム屈指のスピード・ナンバー。
絶賛できるほど上手いわけではないのですが
自信満々に歌いまくるVoに何だか圧倒されてしまいますね。
MINDLESS SINNER-Turn on the Power-Live and Die ★★★ (2017-08-21 23:33:30)
鋭角的なGリフをフィーチュアして押しまくる
アグレッシブなHMナンバーゆえVoの不安定さも然程気になりません。
それよりも劇的なハーモニーを奏でることで
直線的な楽曲にフックを演出するツインGのカッコ良さに耳を奪われますね。
MINDLESS SINNER-Turn on the Power-We Go Together ★★★ (2017-08-21 23:29:52)
たださえピッチが甘いシンガーのアカペラで
幕が上がるイントロに「無茶しやがって…」と
思わず冷や汗を拭うOPナンバー。
しかし曲自体はメタリックなGリフや疾走感といい、
コンパクトに締まったGソロといい、これぞHM!なカッコ良さ。
危なっかしいVoの熱唱もある意味楽曲の緊張感を高めつつ、
「北欧メタルらしさ」の創出にも一役買ってくれていると
言えるのではないでしょうか。まぁジャンル・ファンの欲目ですが。
MISHA CALVIN ★★ (2009-01-10 00:31:00)
彗星の如く日本のHR/HMファンの前に現れ、
現れたのと同じくらいのスピードでフェードアウトしていった彼氏。
最近は何をやっているのでしょうか。
確かな才能の感じられる逸材だったのですが・・・。
MISHA CALVIN-Evolution ★★ (2009-01-10 00:15:00)
ユーゴスラビア出身で英国在住のギタリスト、ミシャ・カルヴィンが'93年に発表した1stソロ・アルバム。
作品自体のクオリティの高さ、そして元BLACK SABBATHのトニー・マーティンと、後にELEGYに参加する事となる
イアン・パリー(当時はまだ日本では無名に近い状態だった)がゲストVoとして自慢の喉を披露する「掘り出し物」として
輸入盤市場で結構な話題となり、後日、今は亡きゼロ・コーポレーションより国内盤がリリースされるに至った本作。
「東欧出身のギタリストのソロ作」というと、何やら民俗音楽調のメロディに彩られた寒々とした内容を想像してしまうが、
あに図らんや、ここで聴く事が出来るのは、様式美スタイルのドラマティックなナンバーから、キャッチーなコーラスを備えた
爽快なポップ・チューンまで幅広く揃った、適度なメジャー感を漂わせたメロディアスHRサウ
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MISHA CALVIN-Evolution Ⅱ ★★ (2009-01-10 22:11:00)
デビュー作『EVOLUTION』が好評を得たミシャ・カルヴィンが、矢継ぎ早に発表した2ndソロ・アルバム。('94年)
BLACK SABBATHに出戻ってしまったトニー・マーティンの後任に、無名の新人Voデイヴ・トゥーズを起用していること
以外は制作環境に大きな変化は無いが、代わりに、飾り気のないサウンド・プロダクションといい、ヘヴィに刻まれる
リフ&リズムといい、アルバム全体を包み込むダークで重苦しい雰囲気といい、サウンドの方が大変貌を遂げて(しまって)いる。
露骨に、90年代型モダン・へヴィネスからの影響を前面に押し出した作風に、前作の如き壮麗なメロディアスHR路線を
期待していたファンからは総スカンを食った本作だが(無理はない)、じっくりと聴いてみると、これが案外悪くない・・・ような。
叙情性やドラマ性といった要素は大幅に減退してしまったものの
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MISHA CALVIN-Evolution-Heaven Only Knows ★★★ (2009-01-10 00:19:16)
自分の中で「バラード・ベスト・コンテスト」でも開催した日にゃ、
必ずや上位にランクインするであろう、重厚且つドラマティックな名バラード。
繊細な指捌きで、楽曲に美しさと温もりを加味するアコギ・プレイが絶品です。
MOAHNI MOAHNA ★★ (2010-05-09 21:23:00)
ヘンリック・フライマン(G、Key)とトミー・レーン(G)が中心となって、スウェーデンはティムローにて結成。
そこにマーティン(Vo)が加わる形でラインナップが完成し、本格的に活動を開始する。
ちなみにメインの3人以外は、必要に応じてスタジオ・ミュージシャンを起用する活動形態を取っていた模様。
'92年にデビューEP『FACE THE LIGHT』、'94年にシングル『QUEEN SHAMAR』を発表。
そして'94年に制作した初のフル・アルバム『TEMPLE OF LIFE』で日本デビューを飾る。
後期BLACK SABBATHを彷彿とさせる、神秘的でクラシカルな様式美HMサウンドが評判を呼ぶも
(確か、BURRN!!とかでも高得点を獲得していたような?)、音楽性を拡散させてしまった
次作『WHY』('97年)でズッコケ、そのままバンドは自然消
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MOAHNI MOAHNA-Temple of Life ★★ (2010-05-09 21:25:00)
WUTHERING HEIGHTSやEVIL MASQUERADEでの活動で知られる、ヘンリック・フライマン(G)によって結成された
スウェーデン出身のHMバンド(但しリズム隊はセッション参加)が'95年に発表したデビュー作。
トニー・マーティン似の熱唱型Vo(名前もマーティン)といい、神秘的且つドラマティックな風情を湛えた
楽曲の数々といい、名作『HEADLESS CROSS』や『TYR』を発表した頃のBLACK SABBATHを彷彿とさせる
様式美HMサウンドが詰め込まれた1枚で、その完成度の高さは、後期サバス・フォロワー群の中でもトップクラス。
Gリフにトニー・アイオミ程の冴えはないし、ダークな厳粛さも然程感じられはしないが、その分、本作では
モノホンのオーケストラや、欧州民謡調のメロディをドーンと導入、クラシカルな優美さや格調高さを増量して
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MOAHNI MOAHNA-Temple of Life-Face the Light ★★ (2010-05-09 21:45:02)
重たいリフ&リズム、それにハモンドの音色から
スタートするアルバムOPナンバー。
要するに“ANNO MUNDI"ですね(笑)
弦楽器を纏って曲調がテンポUPするパートは
思わずガッツポーズ取りたくなる劇的さ。
MOAHNI MOAHNA-Temple of Life-Queen Shamar ★★★ (2010-05-09 21:33:17)
シングルとしてリリースされただけあって、
神秘的な歌メロを朗々と熱唱するVo、
エスニックなGリフ、優雅でクラシカルな弦楽器隊、
そして欧州民謡風味のメロディ・・・と、
このバンドの魅力全部入り。
MOAHNI MOAHNA-Temple of Life-The Quest for the Unholy Sword ★★ (2010-05-09 21:57:37)
ブルージーなGリフに始まり、
フォーキーな民謡調パートを経て
最後は“THE SABBATH STONES"風に幕が下りる
ドラマティックな名曲。
MODX-Secrets ★★★ (2023-11-17 00:37:38)
日本じゃ無名ながら、本国スウェーデンにおいては80年代から着実にキャリアを積んできたというシンガー/ソングライターのピーター・エリクセンによって立ち上げられたAORプロジェクト、その名もMODX(モッドエックスと読む)が'23年に発表した1stアルバム。
まず最初に言わせてもらうと、ジャケットが頂けねえ。主役たるピーター氏をフィーチュアするのは良しとして、なにも悪の組織のアジトに飾られてる肖像画みたいなタッチのイラストにせんでも良かんべえと(指名手配写真じゃないんだから)。エクストリーム・メタルでも演っていそうな響きのプロジェクト名と合わせて、このパッケージが本作に託されている内容を正確に聴き手に伝えてくれるとはとても思えないのですが…。
と思わず苦言が先立つのは、その内容の素晴らしさゆえ。音作りはやや平易ながら、クセのない歌声によって歌われる北欧産らしい爽やかなメロディ、フ
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MODX-Secrets-Clear Before My Eyes ★★★ (2023-11-20 23:25:01)
透明度高めのメロディ、仄かに哀愁を含んだキャッチーなコーラス、
心地良く弾むポップな曲調と、北欧産メロハーの美点全部乗せなOPナンバー。
クセのない歌声のみならず、涼し気な旋律を奏でるGソロでも
主役たるピーター・エリクソンがその才能を存分に発揮しています。
MOLLY HATCHET-Locked & Loaded ★★★ (2019-10-04 00:36:28)
オリジナル・メンバーが一人もいなくなろうとも、燃え盛る南部魂を胸に活動を継続するMOLLY HATCHETが、WAKEN OPEN AIRを始めとするドイツ各地で行った白熱のライブの模様をまとめ、'03年に発表した2枚組実況録音盤。
フラゼッタのジャケットを一目見て「MANOWARみたいな筋肉メタルを演ってるに違いない」と勢い込んで1stアルバムを購入し、流れ出して来た素朴なサザン・ロックに肩透かしを食った身とはいえ(今ならその良さも十分理解できるのですが)、本作に刻まれている、凡百のHR/HMバンドが尻まくって逃げ出すガッツとエネルギーが牙を剥くパフォーマンスには「痺れる」以外の選択肢はありません。ライブの開巻を告げるSEからしてPRETTY MAIDSやオジー・オズボーンでお馴染みのクラシックの超名曲“FORTUNA”ですよ。この劇的なOPだけでテンションは早くも最高潮に達して
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MOON STRUCK (2012-06-28 22:54:35)
VOLFEED改めBLUE STEALERのメイン・ソングライターだった古井善次(B)が、元RUDE TEASERのMIKOTO(Vo)や、後にCONCERTO MOONに参加する長田昌之(Ds)らと共に結成した様式美HMバンド。
MANDRAKE ROOT RECORDSからリリースされたオムニバス・アルバム『MAKE IT SHINE Vol.2』('96年)に参加した事を切っ掛けに知名度を高め、'98年、1000枚限定で発表したセルフ・タイトルの4曲入りEPがソールドアウトになる等、大きな躍進を果たす。確かSTRATOVARIUSの大阪公演のオープニング・アクトを務めたりもしていたような・・・。
00年代に入って間もなく、メンバーの脱退が相次ぎ活動が休止。フル・アルバムを発表することなく解散してしまった。勿体ない。
MOON STRUCK-Make It Shine Vol.2 ★★ (2012-06-29 07:10:27)
かつて、和製様式美HR/HMバンドの梁山泊として鳴らしたウリ川本率いるMANDRAKE ROOT RECORDSが、その手のバンドの音源を集めて編纂していたオムニバス盤『MAKE IT SHINE』シリーズの第2弾がこれ。CONCERTO MOONや太田カツ(G)率いるRIP VAN WINCLE、GUARDIAN'S NAIL、STONE EDGEといった粒選りの面子が参加し、シリーズ最高のクオリティを誇った同作の中で、CONCERTO MOONと並んで一際眩い輝きを放っていたのがMOON STRUCKの存在でありました。
バンドは“HEAVEN'S GATE”と“AGE OF GREED”というTERRA ROSA魂が迸る2曲を提供しており、特に前者は「これぞ関西様式美HM!」と思わず握り拳固めたくなる疾走ナンバーの名曲。(挑みかかるような曲調にMIKOTO嬢のパワフルな歌声が
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MOON STRUCK-Make It Shine Vol.2-Heaven's Gate ★★★ (2012-06-30 01:50:16)
タイトルからして名曲の風格が感じられますね。
実際、その名に恥じないクオリティを備えていて、
「MOON STRUCK版“KILL THE KING”」と評されましたが
まさに言いえて妙な疾走ナンバーの名曲です。
MOON STRUCK-Moon Struck ★★★ (2012-06-28 22:56:30)
関西出身の様式美HMバンド、VOLFEEDの中心メンバーだった古井善次(B)が、現CONCERTO MOONの島 紀史も在籍していたCRYSTAL CLEARのメンバーらと共に結成した、女性Vo、Key奏者を含む5ピース・バンドが'98年に唯一残した4曲入り自主制作EP。
コブシの効いたメロディを堂々歌い上げるMIKOTO嬢の確かな歌唱力、ネオクラシカルなフレーズから泣きのメロディまでテクニカルに紡ぎ出すG、そして、そのGと華麗なるバトルを繰り広げるKeyによって劇的に彩られたサウンドは、VOLFEED時代と全くスタイルを同じくするRAINBOW~TERRA ROSA影響下のコテコテな様式美HM路線。
メイン・ソングライターが同じなんだから、それも当たり前っちゃ当たり前の話なのですが、コブシ回りまくりの歌メロに悶絶させられるOPナンバー①から、ミステリアスな雰囲気を纏ったミッ
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MOON STRUCK-Moon Struck-Crisis~messiah Has Died ★★★ (2012-06-30 00:17:22)
Keyによるクラシカルなイントロを経て疾走を開始する、
イングヴェイ風味が強く出たネオクラシカルな
様式美HMナンバーですが、疾走するリズムの上で
MIKOTO嬢が歌う、痒い所に手の届く歌メロは
紛うかたなき和製様式美HMテイスト。
MOON STRUCK-Moon Struck-The Last Justice ★★★ (2012-06-30 00:13:37)
パワフルな歌唱力を駆使してMIKOTO嬢が歌い上げる
コブシが回りまくる悶絶モノのメロディといい、
GとKeyのバトルっぷりといい、
関西様式美メタルの真骨頂が堪能できる名曲です。
MORDRED-Fool's Game ★★ (2006-06-14 21:50:00)
作品を重ねる毎にファンク/ラップ色を強め、とうとう3rdアルバムでは別世界に旅立ってしまった感のあるMORDREDだが、
2ndアルバムまでは十分にメタリック&スラッシー。特にデビュー・アルバムである本作では、ファンキーなのは3曲目と
カヴァー曲“SUPER FREAK"ぐらいのもので、残りは王道ベイエリア・スラッシュ・スタイルを貫いている。
スピード感こそ他のスラッシュ・バンドに比べ控えめながら、重厚なクランチ・リフ、へヴィにハジけるDs、派手に動き回り、
時にリード楽器の役割も果たすBから生み出される突進力は、かなりのモノ。(線は細いが「泣き」の入った声質のVoもユニーク)
だが、何より特筆すべきは、要所要所で強力な泣きメロを叩き込んで来るギター・コンビ。
ウリ・ロートやジョン・サイクスをフェバリット・ミュージシャンに挙げる彼らが、①“STATE
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MORDRED-In This Life ★★ (2006-12-22 22:57:00)
「上は大水、下は大火事、な~んだ?」 答えはお風呂・・・ではなくて、MORDEDが'91年に発表した2ndアルバム。
熱く、へヴィに弾けるリズムはファンキーなのに、その上に乗るメロディは欧州的な湿り気を帯び、時にマイケル・シェンカーや
ウリ・ロートばりに泣きまくる・・・という、このバンド独特のスラッシュ・サウンドは、遂に本作で完成をみた。
飽くまでスラッシュ・メタルとファンクの要素が別々に存在していたデビュー作に比べ、
今回は完全に両者が1つの楽曲の中で融合。陽のリズムと陰のメロディという組み合わせから生まれる
ミスマッチの妙は、①のイントロから早くも炸裂しているので、お聴き逃しのないよう。
また、本作から黒人DJが正式メンバーとして加入して、随所でスクラッチングの腕前を披露
(それに呼応するかのようにVoもラップ調の歌い回しを多用)しているのだ
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MORDRED-In This Life-A Beginning/falling Away ★★ (2006-04-06 23:22:33)
ファンキーなリズムの上に乗る、パワー/スラッシュ・メタル然とした攻撃的なリフ&勇壮なメロディ・・・
このミスマッチ感が面白い。
特に中間部のインスト・パートにおけるドラマチックな展開はお見事!Gも良い具合に泣いています。
スクラッチも導入されているが、ドラマ性を盛り上げる効果的な使われ方をしているので恐るるに足らず。
MORDRED-In This Life-Progress ★★ (2006-04-03 22:57:14)
「IN THIS LIFE」では唯一の突撃スラッシュ・チューンだが、
それをちゃんと名曲に仕上げてくれてるんだから嬉しくなる。
ベイエリア・クランチ・リフが気持ち良くザクザク刻まれ、
中間部のソロ・パートではギターが泣きまくり。
流石「ウリ・ロートを尊敬してる」というだけはある。ギター
MORDRED-The Dark Parade ★★★ (2021-09-13 23:59:48)
正式メンバーにDJを擁し、サウンドにファンクやヒップホップ・テイストも取り込んだベイエリア・スラッシュ・シーンの異端児MORDRED。ドラマー以外の初期メンバーが再結集して復活を遂げた彼らが、’21年に発表した再結成第1弾アルバム。(通算4作目)
単純に優れたスラッシュ・アルバムだった1st『FOOL’S GAME』(’89年)、DJが加入しての2nd『IN THIS LIFE』(’92年)、メタルの範疇からも逸脱しつつあった3rd『NEXT ROOM』(’95年)と、作品毎に音楽性を拡散させていったバンドゆえ、90年代以上に何でもありのバリトゥードとなってしまった現代に一体どんなサウンドを提示して来るのか全く読めず、かなり戦々恐々としながら聴き始めましたが、意外にもこれが初期2作に立ち返ったようなヘヴィ・メタリックなサウンドが託されていて、良い意味で聴いて吃驚でしたよ。
勿
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MORDRED-The Dark Parade-Demonic #7 ★★★ (2021-09-15 01:14:39)
思いっきりファンクやヒップホップ路線に傾斜したサウンドだったら
どうしようというこちらの不安を、エッジの効いたGリフ
小気味良く疾走するリズム、しっかり歌うVoと2本のGが紡ぐ
憂いを帯びたメロディとが一気に払拭、
嬉しい驚きを味合わせてくれるアルバムOPナンバー。
MORDRED-The Dark Parade-I Am Charlie ★★★ (2021-09-15 01:21:29)
ヒップホップ要素もそこそこに、鋭利なGリフと疾走するリズム、
朗々歌うVoと威勢の良いコーラスとが、憂いを帯びたメロディを
纏って畳み掛ける様は、何となくFORBIDDENの2ndアルバム辺りのことを
思い出したり思い出さなかったり。
MORDRED-The Next Room ★★ (2008-01-09 22:28:00)
前2作では楽曲の彩りに過ぎなかった、ラップ/ファンク/ヒップホップ色が更に増大。また、ウネリまくるOPナンバー①に
代表されるように、PANTERA型へヴィ・ロックから多大な影響を受けたと思しき本編からは、一切のスピード・チューンが
排除され・・・と、オールド・スラッシャーの落胆を誘う内容に仕上がった、'94年発表の3rdアルバム。
ところが、それから時代が一回りして、もっと過激な音楽が巷に氾濫する現在、改めて本作を聴き直してみると、
これが案外悪くない。というか、結構良くないか?これ。
①はやっぱりツマンナイ曲だし、実験色(?)が強過ぎてピンと来ない曲も多いが、重厚且つ歯切れ良く刻まれるGリフと、
こしの強いリズム隊の組み合わせが生み出す、切迫した緊張感にグイグイと引き込まれる②⑩のカッコ良さは流石だし、
何より、メロウでリズミックな③、70年
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MORDRED-The Next Room-Splinter Down ★★ (2008-01-09 22:58:54)
徐々に盛り上がっていく、70年代風ハードロック・チューン。
「泣き」を含んだ声質のVoの歌唱と、ウリ・ロートを敬愛する
Gが紡ぎ出す、タメの効いたGソロが涙腺を直撃!
MORDRED-The Next Room-The Trellis ★★ (2008-01-09 23:06:44)
切迫感を煽るGリフと、聴いてるだけで体が勝手に動き出す
リズムの組み合わせが秀逸な、緊張感に満ち溢れたメタル・チューン。
こしの強いBと、スリリングなソロを奏でるGが印象に残る。
この手の曲を演らせると、やはりこのバンドは巧い。
MORE-Blood & Thunder ★★ (2014-09-25 22:40:20)
後年、デブゴン軍団MAMMOTHに参加したことでも知られるリーダーのケニー・コックス(G)が、我が国のメタル・ゴッドも解説で「臭そう」と太鼓判を押すその巨躯を晒しているジャケットが目印の、'83年発表の2ndアルバム。まぁある意味インパクトは十分だけど、本作に対するレコード会社のやる気と売る気のなさが伝わってくるようで、もうちょい何とかならんかったんかい、と。
アートワークの残念さに加え、シングルG編成になっている上、豪快にうねるOPナンバー①はゲップ音からスタート・・・と「掴み」には壮絶に失敗している本作なれど、音楽性自体はデビュー作の作風を継承。というか本編は更にアグレッシブにアップデートされている印象さえ有り。一層やかましくハジけるケニーのGプレイのみならず、メタリックな歌声のポール・マリオ・デイから、ブルーズ歌わせたら似合いそうな泥臭く荒れた声質のシンガーへと、フロントマン
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