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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 3701-3750
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MEAT LOAF-Bat Out of Hell III: The Monster Is Loose-The Monster Is Loose ★★★ (2009-05-28 21:37:11)
重たく澱んだGサウンドがゴシック・メタルっぽい雰囲気を
演出する、これまで無かったタイプのアルバムOPナンバー。
壮大且つ優美なストリングスと力強いミートローフの歌声が
たまらなくドラマティック。
MECCA-Mecca ★★★ (2018-10-22 23:14:25)
'14年に逝去したファーギー・フレデリクセン(Vo)が、友人のシンガー、ジョー・ヴァナ(Vo)に誘われ参加したプロジェクト、MECCAが'02年に発表した1stアルバム。Voを分け合うシンガー2人の他に、TOTO時代の同僚デヴィッド・ハンゲイト(B)が参加していることや、ジム・ピートリックが曲作り並びにプロデューサーとして制作に全面関与していることでも話題を集めた1枚…らしい。いや、リリース当時完全にノーマークで、ファーギーの死後、彼の参加作品を調べていて「へー、こんな作品もあったのかと」とその存在を漸く知ったぐらいの体たらくでして、よう知らんのですよ。
既に廃盤ゆえ中古盤にはそれなりのプレミア価格が付けられており、なかなか手が出し辛い状況が続いていたのですが、価格が落ち着いてきた最近になって漸く聴くことが出来ました。関わっている面子が面子だけに、やはり期待を裏切らぬメロハーの優良
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MECCA-Mecca-Can't Stop Love ★★★ (2018-10-23 23:21:46)
哀愁湛えた導入から、まるでパッと視界が開けるかのように駆け出す
転調を巧みに活かした曲展開と、それを熱く盛り上げる
2人のシンガーの爽快な歌いっぷりに胸が熱くなる名曲。
流石はジム・ピートリックの技前です。
MECCA-Mecca-Wishing Well ★★★ (2018-10-23 23:26:00)
曲名がFREEの名曲を思わせますが、曲調やピアノの用い方を聴くに
結構意識して曲作りが進められたのではないでしょうか?
但しこちらの方が、洗練されたメロハー風味が
より強めに出ていることは言うまでもありません。
楽曲にキリリとしたエッジを効かせるGもいい仕事をしています。
MEGADETH ★★ (2007-11-04 10:50:00)
最近はメタル系のライブじゃ使用されることが少なくなった
(個人的に足を運ぶのはLIONSHEARTの来日公演以来の)サンプラですが
昔から音が良い会場として知られてますよ。
MEGADETH-Countdown to Extinction ★★ (2007-04-20 23:31:00)
大胆なサウンド・チェンジが奏功して、MEGADETH史上最大のヒット作となった'92年発表の5thアルバム。
スラッシーな疾走感をグッと控えめにして(ミドル~ミドル・ハイ/テンポが中心)、リフにしろ、曲展開にしろ、
Gソロにしろ、かなりの簡素化が図られた楽曲は、良く言えばソリッドで無駄がない、悪く言えば地味めな仕上がり。
実際、本作を初めて耳にした時は、ドラマ性が大幅に後退してしまった内容に肩透かしを覚えたが、
よくよく聴き込んでみれば、リフの切れ味に鈍りはないし、シンプルにまとめられた収録曲は
いずれも非常にキャッチーで、大ヒットも納得だ。
小気味良く疾走する①、冷酷に刻まれるリフにゾクゾクさせられる②、メランコリックなBラインが印象的な⑦、
ボーナストラックとは思えない一際アグレッシブな⑫・・・。そして何より、これらの楽曲を説得力十分に歌いこ
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MEGADETH-Dystopia ★★★ (2016-03-05 09:40:04)
新GとしてANGRAのキコ・ルーレイロ(あとドラマーの座にLAMB OF GODのクリス・アドラー)が加入したことでも話題のMEGADETHのニュー・アルバム。
まず結論を述べさせて貰うと、三ツ星級の力作です。コマーシャルな方面にも大胆に踏み込んだ前作『SUPER COLLIDER』(’14年)が、「こういうのもありだよね」と一歩引いて俯瞰で楽しむ作品だったとするならば、角張った攻撃性や緊迫感、ニヒリズムが復活した今作は、「これが聴きたかった!」とファンの身を一歩前に乗り出させる仕上がりというか。
特に冒頭3曲の畳み掛けは強力。エキゾチックな女性コーラスに導かれ、研ぎ澄まされたGリフが冷ややかに滑り出すイントロだけでハート鷲掴みな①、キレッキレに乱舞するツインGが放つアグレッションと、シングル・カットされたのも当然のキャッチネスが同居する②、そして80年代のMEGADETHを
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MEGADETH-Dystopia-Dystopia ★★★ (2016-03-06 09:43:31)
イントロだけで惹き込まれてしまいますよね。
デイヴが歌う愁いを帯びたキャッチーなメロディ、
キコが紡ぐテクニカルなパッセージ、
デイヴとキコのスリリングな高速ツイン・リード等
新編成の強みが分かり易い形で打ち出されいて
先行シングルになったのも納得の名曲ぶり。
MEGADETH-Dystopia-Poisonous Shadows ★★★ (2016-03-06 09:51:44)
どこかエキゾチックに響くメランコリックな
メロディが妖しく揺蕩うバラードリーな逸品。
愁いとフックを有するサビメロをムーディに歌い上げる
「シンガー」デイヴ・ムスティンの実力に痺れます。
MEGADETH-Endgame ★★ (2009-09-16 22:01:00)
10th『THE SYSTEM HAS FILED』でファンが望む音楽性に帰還を遂げて以降、MEGADETHは(と言うかデイヴ・ムスティンは)
新作を発表する度に、こちらが「ま、これぐらいかな」と予想するラインを、更に大きく上回るクオリティの
アルバムを提供し続けて来てくれたわけだが、それは今回も同様であり、スリリングなインスト曲①に続いて、
(もろ『PEACE SELLS...BUT WHO'S BUYING?』の頃を彷彿とさせる)鋭角的なGリフ、キレのある曲展開、そして
テンション高めのGソロが畳み掛けるように疾駆する②が始まった瞬間、喝采を上げた人も少なくなかったんじゃなかろうか?
“WASHINGTON IS NEXT!"のようなキャッチーな名曲こそ収録されてはいないが、その分、前作『UNITED ABOMINATIONS』には
欠けていた「ス
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MEGADETH-Killing Is My Business... and Business Is Good! ★★ (2007-04-02 22:11:00)
音、悪っ(苦笑)。レコーディング費用をドラッグ代として使い込んでしまったせいで、
こんな劣悪な音質になってしまったという、'85年発表の1stアルバム。
意表を突くユーロ・プログレ風のピアノの調べで幕を開ける本作は、その後、一転して激烈に走り出す
アルバム・タイトル・トラック①に代表されるように、尖がったリフ、尖がったリズム、尖がったGソロ、尖がった曲展開、
尖がったVoが歌う尖がった歌詞、そして薄っぺらで割れ歪んだ尖がったサウンド・プロダクションと、
当時のデイヴ・ムスティンの「寄らば斬る!」という心境をダイレクトに反映してか、
MEGADETHの全作品中、最も殺気立ち、尖がりまくったアグレッシブな内容に仕上がっている。
異様なテンションの高さと、複雑且つ強引なリフ/リズム・チェンジを飲み込んだ作風は、
これ1枚で「インテレクチュアル・ス
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MEGADETH-Peace Sells... But Who's Buying? ★★ (2007-04-04 21:40:00)
デビュー作『KILLING IS MY BUSINESS...AND BUSINESS IS GOOD!』の成功を受け、インディのCOMBATから
メジャー・レーベルのCAPITOLへと移籍して、'86年に発表された2ndアルバム。
異様なまでのテンションの高さや、触れれば切れそうな尖がり具合は相変わらずなれど、
上昇気流に乗った精神的余裕からか、追い詰められた野生動物の如き殺気立った雰囲気が薄れ、
シンプルながら印象に残るリフ&メロディが次々に繰り出される名曲③に代表されるように、
その作風は良い意味でキャッチー。全体的に結構聴き易くなった感じを受ける。
これは、サウンド・プロダクションの飛躍的な向上や、更にメロディアスなフレーズを奏でるようになったツインG、
そして、ぎこちなさや強引さが後退し、より練り込まれて流麗さを増した曲展開に拠るところ
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MEGADETH-Rust in Peace ★★ (2007-04-07 20:52:00)
新メンバーとして、マーティ・フリードマン(G)とニック・メンザ(Ds)が加入。日本のファンにも最も馴染み深い
ライナップに落ち着いたMEGADETHが'90年に発表した、黄金時代の幕開けを飾った4thアルバム。
メロディ・メイカーとして名高いマーティの加入効果か、前作『SO FAR,SO GOOD・・・SO WHAT?』以上にドラマチックな
楽曲が揃った本作は、刺々しかったサウンドが幾分丸みを帯びて聴き易く、Gリフやリード・プレイも
これまで以上にメロディアスにと大きく変化を遂げていて、複雑さが控えめになった曲展開と併せて、
その作風は更に普遍的な正統派へヴィ・メタルへと接近した印象を受ける。相変わらず、聴けば一発で彼と分かる特異性を
保ちつつも、よりメロディを意識した歌唱を聴かせるようになったデイヴ・ムスティンのVoも、そう感じさせる一因か?
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MEGADETH-So Far, So Good... So What! ★★ (2007-04-05 22:07:00)
デイヴ・ムスティンは、この'88年発表の3rdアルバムについて「手っ取り早くドラッグ代を稼ぐ為に売れ線を狙った作品」と
語ったらしいけど、一体コレのどの辺が売れ線狙い?と言うぐらい、切り裂くような疾走感といい、
鋭角的に刻まれるリフといい、噛み付くように歌う尖がったVoといい、緊張感に満ちた曲展開といい、
従来のサウンド・スタイルを受け継ぎつつも、よりドラマチックな構築美が感じられるようになった楽曲に隙はなく、
前2作同様、本作もまた捨て曲なしの名盤に仕上がっている。
特に、アルバムのOPを飾るに相応しい、壮大にしてメタリックなファンファーレ①の余韻を引き裂き、マシンガンの如く刻まれる
イントロ・リフにゾクゾクさせられる「これぞMEGADETH!」な②(元々“MEGADETH"というタイトルだったとか)、
Gが「メ~リ~ジェ~ン♪」と歌い(笑)、
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MEGADETH-Super Collider ★★ (2013-07-17 22:47:39)
前作の時点で予兆はありましたが、やっぱり更にメロディアスな方向へと踏み込んだ'13年発表の14thアルバム。
聴き手を捻じ伏せるような即効性よりも、訴えかけるような遅効性を、突き刺さってくるようなGリフのインパクトよりも、ジワジワと沁み込んで来るメロディの浸透力を重視した本編は、確かに雑誌等のレビュー通り、問題作『RISK』を発表した頃に顕著だった音楽的挑戦を再び試みたかのような内容です。
正直、手放しでは歓迎できない作風ではあるのですが、にも関わらず予想よりもずっと素直に楽しめてしまったのは、悲壮の滲む劇的な名曲⑥を筆頭とする収録楽曲の出来の良さ、それに無理せずとも自然体でこの手のサウンドをこなせるようになったバンドの(というかムスティンの)成熟ゆえでしょうか。まぁ②みたいな懐っこいメロディをフィーチュアしたポップな楽曲を歌うには、彼の懐っこさの真逆を行くシニカルな声は不向
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MEGADETH-Super Collider-Dance in the Rain ★★★ (2013-07-18 22:17:48)
メランコリックな前半から、緊張感を高めつつ
テンポアップする後半まで、隙なく「MEGADETHらしさ」を
提示してくれるアルバム屈指の名曲。
こういう優れた楽曲にゲスト(DISTURBEDのデイヴィッド・ドレイマン)
をぶっ込むムスティンのセンスも相変わらず冴えています。
MEGADETH-Th1rt3en ★★ (2012-02-26 16:28:50)
復活以降は傑作アルバムを連発、恩讐を乗り越えて行われた「BIG 4」ツアーも成功裡に終わらせ、更には盟友のデイヴィッド・エレフソン(B)が戦列復帰を果たす等、精神的にも肉体的にも(首の手術はありましたが)絶好調な状態にあるデイヴ・ムスティン率いるMEGADETHが贈る最新スタジオ作。
スラッシーなスピード感の抑制、ミッド・テンポの楽曲が目立つ本編の構成、90年代の迷走さえも糧へと変えたメロディの練られ具合、それに何より、シンガーとしてのデイヴ・ムスティンの存在感にまず耳奪われる本作を一聴しての感想は、やはり多くの方々同様「『COUNTDOWN TO EXTINCTION』に似てるなー」というものでした。それにしても、キャッチーなのにニヒルで、尖がりつつも歌心を失わない彼の歌唱を聴くに付け「凄いシンガーになったなぁ」との思いを新たにさせられますね。
そんなムスティンの唯一無二の
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MEGADETH-That One Night: Live in Buenos Aires ★★★ (2021-08-03 00:08:25)
拡散傾向にあったサウンドの焦点を再びHMに集約することで、鮮やかにMEGADETH復活を印象付けた会心作『THE SYSTEM HAS FAILED』。本作は同アルバム発表後、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで'05年に開催されたPEPSI MUSIC FESTIVALにてMEGADETHがトリを務めた際のパフォーマンスの模様を収録する2枚組実況録音盤。
デイヴ・ムスティン(Vo、G)以下、グレン・ドローヴァー(G)、ショーン・ドローヴァー(Ds)、ジェイムズ・マクドノフ(B)というラインナップで行われたこの時のライブが、未だMEGADETHの看板を掲げての活動に逡巡を覚えていたというデイヴに、バンド存続を決意させる決定打となったことはよく知られており、それを踏まえて本作を聴くと、そりゃこんだけ観客が熱狂してくれてたらデイヴも考えを改めるわな、と。
いやまぁとにかく歌う歌う
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MEGADETH-That One Night: Live in Buenos Aires-Hangar 18 / Return to Hangar ★★★ (2021-08-04 00:45:47)
名曲なのは今更言うまでもないことですが、
冒頭から印象的なメロディはもちろんGリフまで歌い
更には曲のブレイクに合わせてMEGADETHコールを送る
観客の隙の無い盛り上がりに煽られて、バンドの演奏が
終盤に向けてどんどんテンションを高めていく様に
アガらずにはいられません。
MEGADETH-The System Has Failed ★★ (2006-07-10 22:07:00)
「そしてムスティンだけが残った」状態で製作、'04年に発表された10thアルバム。
とは言え、ラトルヘッドの復活したアルバム・ジャケット、毒吐きまくりの歌詞、刺々しいVoにシャープなリフに複雑な曲展開、
そしてメロディックに炸裂するGソロといった攻撃性全開の楽曲は、皮肉な事にちゃんとメンバーが揃っていたここ数作より
遥かに全盛期のMEGADETHを彷彿とさせる。1人残ったデイヴ・ムスティンが、思う存分創作活動に没頭できた事がこの好結果に繋がったのか・・・。
勿論、単なる過去の遺産の焼き直し等という安易さは微塵もなく、特に、時に強烈な「憂い」を発散するキャッチーな
メロディの魅力(歌メロの充実度が半端じゃない)は、90年代の試行錯誤があったればこそ。
中でも、リフ・メイカー/メロディ・メイカー/ソロイスト デイヴ・ムスティンの能力が、高いレベルで結実した
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MEGADETH-United Abominations ★★ (2007-05-18 23:14:00)
「デイヴ・ムスティン=MEGADETH」という図式を定着させた傑作『THE SYSTEM HAS FAILED』から3年ぶりに発表された
待望の11thアルバムで、緊迫感に満ちたアグレッシブな楽曲からメロディアスなナンバーまでズラリ揃った、
ファンの期待に見事に応えた内容に仕上がっているんじゃないかな、と。
特に、叙情的なイントロを経て、これぞMEGADETH!たる鋭角的なリフが刻まれるダイナミックな①は、このアルバムの作風を
象徴するかのような名曲だし、キャッチー且つ憂いを帯びたリフ&メロディが疾走する(ムスティンの歌メロが絶品!)
本編のハイライト・チューン②、静と動の対比がドラマチック極まりない③という、頭3曲の完成度の高さは特筆モノ。
この3連打が余りにも強烈過ぎるため、やや似通ったテンポの楽曲が続く中盤の印象が霞んでしまったのは痛し痒しだが、
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MEGADETH-United Abominations-Washington Is Next! ★★★ (2007-05-18 23:23:32)
キャッチー且つ憂いを帯びたリフ&メロディ、
デイヴ・ムスティンが歌う絶品の歌メロと
正統派へヴィ・メタル色の強い楽曲ながら、
それでいてMEGADETHらしさも失っていないという
まさに文句の付けようのない名曲。
未だにこのレベルの楽曲を作り得るといは・・・
恐るべしムスティン。
MEKONG DELTA-Kaleidoscope ★★ (2017-10-04 00:44:49)
'92年発表の5thアルバム(日本盤には『万華鏡』なる副題あり)。確か初めて買って聴いたMEKONG DELTA作品がコレですよ。
今回から、前任者よりもしっかりとメロディをなぞって歌える新Voが加入。一糸乱れぬ高度な演奏テクニックの下、激烈な疾走パート→バラード・パート…みたいな分かり易い緩急の類だけに留まらず、「間」「グルーヴ」といった、テク(音数の多さ)のみならず演奏する側にセンスも要求される楽曲構築術、立体的アレンジを登用したサウンドは、浮遊感漂わす③辺りに代表されるように、従来のスラッシュ愛好家限定のキワモノ・イメージを脱ぎ捨て、コクや深みを感じさせる本格派プログレ・メタル路線へとモード・チェンジ。④⑨等を聴いていると中期以降のVOIVODのことを思い出しましたよ。これまでの流れを汲むアグレッションと、ここに来て増量されたプログレ風味が絶妙な配合をみた⑥なんてアルバムのハ
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MEKONG DELTA-Kaleidoscope-Sabre Dance ★★★ (2017-10-05 00:32:58)
運動会やら何やらで誰もが一度は耳にしたことがあるであろう
ハチャトリアンの代表曲のカヴァーですが、
例えばイングヴェイ風のネオクラシカル的な
雰囲気は全くと言っていいぐらい感じれず、それよりも
狂気と理性がせめぎ合っているかのようなMEKONG DELTAならではの
個性がしかと刻まれた好カヴァー。
思い起こせばアルバム『KALEIDSCOPE』を購入したのは
この曲聴きたさが一番の動機でしたよ。
MEKONG DELTA-Lurking Fear ★★★ (2018-07-12 22:24:34)
鬼才ラルフ・ヒューベルト率いるMEKONG DELTA、'08年発表の復活第2弾アルバム。
実験精神が先走っていた90年代後期の作品に比べると、'05年の復活以降に発表された作品はどれも独産スラッシャーならではの切れ味と攻撃性、テクニカルな演奏の応酬がもたらす張り詰めたテンションという、従来のMEKONG DELTA節が大幅回復。特に本作はジャーマン・メタル・シーン屈指の凄腕ドラマー、ウリ・カッシュが参戦しているということもあり、事前の期待値の高さにゃ並々ならぬものがありましたが、変拍子を交えた神経症気味曲展開と有無を言わせぬ突進力で、その期待に見事に応えてくれているのは流石。
欲を言いえば、個性的且つ押し出しの強い楽器陣に完全に存在感を抹消されてしまっているVo(ANGEL DUSTやSCANNERに在籍していた人物らしい)は、多少ヘタクソでももっとキャラの立った声質の持ち
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MEKONG DELTA-Mekong Delta ★★ (2017-09-25 23:04:55)
ライブは一切行わず、プロモーション活動にも消極的と、デビュー当初「謎の覆面バンド」扱いされていたドイツのテクニカル・スラッシャー、’87年発表の1st。今となっては、AVENGER(RAGEの前身)の面々と、バンドのエンジニアだったラルフ・ヒューベルト(B)がMETALLICAの登場に触発され立ち上げたプロジェクトだったことは広く知られた話。本作はピーヴィ・ワグナーが抜けた代わりにLIVING DEATHのGチームが加入し、ラルフ以下、ヨルグ・マイケル(Ds)、ライナー・ケルヒ(G)、フランク・フリッケ(G)、ウルフガング・ボーグマン(Vo)というラインナップでレコーディングが行われました。
そのせいか、鋭利なGリフの切れ味はLIVING DEATH風、クセの強いVoは初期RAGE調(歌メロはピーヴィ在籍時に書かれたものだとか?)で、曲によってはKeyを用いて禍々しいスロー・チュー
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MEKONG DELTA-Mekong Delta-Kill the Enemy ★★★ (2017-09-26 23:45:02)
クラシックとスラッシュの融合を謳い
前衛的且つプログレッシブなアプローチが
ボンクラ・メタラーには敷居の高さすら感じさる
MEKONG DELTAですが、1stの頃はスラッシャーとしての
突撃精神の方が勝っていて、特にLPのA面「AAAARRG SIDE」の
トリを〆るこの曲のアホ程はっちゃけた疾走感は痛快ですらあるという。
(ちなみにB面はMEKONK DELTA SIDE)
MEKONG DELTA-The Music of Erich Zann ★★★ (2017-09-28 23:28:26)
80年代に「テクノ・スピード・メタルの巨匠」なる称号を得たドイツのテクニカル・スラッシャー、MEKONG DELTA、’88年発表の2ndアルバム。
悪魔を異次元に封じるため演奏を続ける老音楽家の運命を描いた、H.P.ラヴクラフトの短編小説『エーリッヒ・ツァンの音楽』題材のコンセプト・アルバムでもある今作は、バンドがテーマに掲げる「クラシックとスラッシュ・メタルの融合」が更に強力に推進された印象(ジャケ絵のオッサンはベートーヴェンではない)。クラシック曲のカヴァーはもとより、別に巧かないがメロディをなぞって歌う場面が増えたVoといい、バラードリーなパートやオーケストレーションの導入といい、アレンジや曲展開の複雑さがこれまで以上に高まった収録曲は、彼らが個性確立に向けて大きく前進した証左。中でもヴァイオリンを交えつつ激烈に突っ走る⑨から、一転して静謐に本編の幕を引く⑩への流れは本編の
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MEKONG DELTA-The Music of Erich Zann-Age of Agony ★★★ (2017-09-28 23:46:29)
ヨルグ・マイケルのドコドコドラムに乗って
LIVING DEATHのGチームが刻む高殺傷力を誇るGリフが
襲い来るジャーマン・スラッシュ然とした突撃ナンバーでありつつ
そこに唐突に裏声コーラスが被さったり、
ツインGが奇怪なメロディをハモったりと
MEKONG DELTAならではの個性もきっちりと刻印された逸品。
MEKONG DELTA-The Music of Erich Zann-The Final Deluge ★★★ (2017-09-28 23:56:24)
2ndアルバムのコンセプトであるHPラヴクラフトの小説
「エーリッヒ・ツァンの音楽」のクライマックスを
そのまま歌詞に取り入れたアルバムのハイライト・ナンバー。
うっすらと聞こえてくるバイオリン(ヴィオル?)の
調べはツァンが奏でているのか。
曲調は激烈だが案外Voは歌っていて。但しヘタクソ。
でもそれが却って聴き手の不安感を煽る好結果に繋がっているのは怪我の功名。
曲間を空けずに、一転して静謐な“EPILOGUE”へと繋げる構成も巧み。
MELIAH RAGE-Death Valley Dream ★★ (2008-09-25 21:16:00)
メタルバブル崩壊に伴い、米メジャーEPIC RECORDSとの契約を失って半ば解散状態にあったボストン出身の
5人組スラッシュ・メタル・バンドが、4年の浪人期間を経て再結集、'96年にインディーズから発表した3rdアルバム。
後にGODSMACKを結成して、大成功を収めることになるサリー・エルナがDsとして在籍していたのはこの頃で
(本作で叩いているのは彼ではないが)、Bもジェス・ジョンソンから元WARGASMのボブ・メイヨにチェンジしている。
ダウン・チューニングの施されたリフ、簡素化が図れたGソロ、シンプル且つコンパクトにまとめられた曲展開etc・・・と、
矢継ぎ早に繰り出される楽曲を聴く限り、前2作を厚く覆っていたMETALLICAフォロワー風味は薄れたように感じられるが、
それは独自の個性を確立したというよりも、単に、別の流行(PANTERA型
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MELIAH RAGE-Kill to Survive ★★★ (2017-07-04 00:37:36)
ボストン出身の5人組が、’89年にEPIC RECORDSから発表した1stアルバム。スラッシャーにも関わらずいきなりメジャー・デビューを飾り、しかも10万枚以上のセールスを上げる成功を収めてしまう辺りが、メタル・バブル爛熟期らしい景気の良さだなぁと。
「危険過ぎて歌詞不掲載」「アルバム表題曲はヤバ過ぎてUS盤からカット」云々と、国内盤解説からもたらされる情報の数々に煽られまくり、「どんだけ過激な音を出してる連中なんだよ!」と事前の期待値はガン上がりでしたが、どっこい。実際にここで聴かれるのは、クリーンな音作りの下、Voが適度に歌い、ツインGは整然とハーモニーを奏でる、スラッシーな尖がりっぷりよりも整合性を重視したサウンド(メジャー・アーティストらしい音ではありますけども)。正直初めて聴いた当時は「物足りねぇ」と盤を放り投げた記憶あり。
しかし、初手からそういうバンドなのだと
…続き
MELIAH RAGE-Kill to Survive-Beginning of the End ★★★ (2017-07-04 23:57:15)
昔聴いた時は
「スラッシュ・アルバムのOPナンバーとしてはインパクトに欠ける!」
と全く良い印象がなかったのですが、こうして時を経て聴き直すと
NWOBHMから影響も露わな鋭角的なGリフと
煮え切らないメロディを携えて突き進むパワー・メタリックな曲調が
十分カッコイイことに気付かされた次第。
MELIAH RAGE-Kill to Survive-Impaling Doom ★ (2006-05-17 21:38:05)
余りに教科書通りの(=没個性的)スラッシュ・メタル・アルバムだった為、
どうにも地味な印象を拭えなかったデビュー作「KILL TO SURVIVE」の中にあって、
最も新人バンドらしい「はっちゃけ感」を漂わせていたのがこの曲。
Bソロから「GO!」の掛け声と共に曲が走り出す瞬間、勢い重視のGソロ等、
ありがちとは言え、やはりカッコイイものはカッコイイ。
MELIAH RAGE-Kill to Survive-Kill to Survive ★★★ (2017-07-05 00:06:17)
歌詞が過激過ぎてアメリカ盤では収録が許されなかったという
(その後、EPとして別リリース)スピード・ナンバー。
2ndの国内盤で対訳を読むことも出来ますが、
別にそれほど凄いことを歌っているわけでもないような…
ともあれ、ギザギザのGリフとダーティなシャウトVoを伴って
3分弱を一気呵成に突っ走る様は痛快でカッコ良い。
この名曲が中盤で睨みを効かせているのといないのとでは、
1stアルバムのトータルの印象も結構変わるのではないでしょうか?
MELIAH RAGE-Solitary Solitude ★★★ (2007-12-03 21:43:00)
デビュー作の成功に気を良くしたレーベルの提案で、「歌詞が過激」との理由から同作US盤ではカットされてしまっていた名曲“KILL TO SURVIVE”をリーダー・トラックとする5曲入りEP『LIVE SURVIVE』のリリースを間に挟み、’91年に発表された2nd。
前作は、スラッシュ・メタル然とした尖り具合よりもパワー・メタリックな整合性を重視するサウンドがマニアの間で賛否両論あったものの(個人的にも当初は圧倒的「否」派。その後手のひらをクルッと返しましたが)、今回はメロディが増量され、中~低速度をメインに、どっしりとしたヘヴィネスを効かせたパワフルな楽曲が本編の大半を占める構成からも明らかな通り、更にその路線を推進。予算倍増で黒光りする重厚感を獲得したプロダクションや、MELIAH RAGEなりのバラードと言うべき⑤、ハーモニーを活かした⑥といった楽曲を始め、以前に比べ抑揚のつ
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MELIAH RAGE-Solitary Solitude-Lost Life ★★ (2007-12-03 22:38:02)
叙情的なイントロから始まる、ノリの良さと高いドラマ性を
併せ持つ、アップテンポのナンバー。
ドラマティックなハモリっぷりを聴かせるツインGの活躍も聴きもの。
MELIAH RAGE-Solitary Solitude-Retaliation ★★ (2007-12-03 22:06:15)
荒々しくリフが刻まれるアグレッシブな前半を経て、
中盤以降の正統派へヴィ・メタリックな盛り上がりっぷりと、
炸裂するGソロのカッコ良さに痺れる名曲。
MELIAH RAGE-Solitary Solitude-Solitary Solitude ★★ (2007-12-03 21:57:52)
覇気に欠けていた前作から一転、アルバムの出来の良さを
確信させるに十分なクオリティを備えた、
アルバム・タイトル・トラックのOPナンバー。
アップテンポに始まり、劇的なインスト・パートを経て、
スラッシーな疾走を開始するダイナミックな曲展開が素晴しい。
MELLOW CANDLE-Swaddling Songs ★★★ (2012-04-29 09:00:32)
OPETHやCATHEDRALからもリスペクトを捧げられるアシッド・フォーク・バンドが'72年に残した唯一のフル・アルバム。
・・・と書くと、何やら敷居の高そうな音楽性に思われるやもしれませぬが、これが全編に亘って叙情メロディの魅力がストレートに打ち出されている作品で、非常に取っ付き易い。HR/HMファンからすると些か刺激に欠ける音である事は否定できませんが、ウォームな音色のBや、随所で哀愁のメロディを差し込むG、それに流麗な指捌きで曲調を淡く彩るKeyが取り入れられたサウンドは、フォークそのものというよりもプログレッシブ・ロック的な味わいも感じさせてくれます。
何より、アニー・ハズラム系のクリアなソプラノ・ボイスが持ち味のクロダー・シモンズと、より姐御度の高い(時折カルメン・マキ風な)歌声を聴かせてくれるアリソン・オドンネルという二人の歌姫を擁していることがこのバンド最大の
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MELLOW CANDLE-Swaddling Songs-Sheep Season ★★★ (2012-04-29 09:18:56)
インスト・パートにもしっかりと時間が
割かれているため、プログレシッブ・ロック的な
味わいも感じさせてくれる名曲。
ピアノ好きとしては、美旋律を振りまく
後半のピアノ活躍っぷりだけで
御飯がおかわり3杯はいけますね。
MERCYFUL FATE-In the Shadows ★★★ (2016-12-24 10:16:32)
キング・ダイアモンドの魔性の歌声と、ハンク・シャーマン&マイケル・デナーが蠢かすリフ・ワーク等、どこを切っても「特」で「異」。極めてヘレティックなHMサウンドを以て、スラッシュ四天王を始めとする多くのバンドにインスピレーションを授けたMERSYFUL FATE。本作は90年代に入り再結成を遂げた彼らが’93年に発表した復活第一弾アルバム(通算3枚目のスタジオ作)で、ご祝儀代わりにMETALLICAのラーズ・ウルリッヒが⑩にゲスト参加してドラムを叩いていることも話題になりました。
リリース当時は、雑誌や周囲の評価があまり芳しくなかったため、他の新譜チェックにかまけてスルーしてしまっていたのですが、次作『TIME 魔の刻』が傑作だったので慌てて遡って本作も購入。したらば、こっちも大変素晴らしい出来栄えじゃありませんか。やっぱ実際に聴いてみんと分からんもんだなぁと。
メタリックな疾
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MERCYFUL FATE-In the Shadows-Egypt ★★★ (2016-12-26 23:13:04)
アグレッシブな疾走感を湛えたヴァース転じて、
闇の中をキングのVoが空中浮遊するかの如き
コーラスが怪しくも美しい、OPナンバーに相応しい
インパクトを放つ逸品。
MERCYFUL FATE-In the Shadows-Is That You, Melissa ★★★ (2016-12-26 23:37:02)
物悲し気なイントロに、切々と歌い上げる
キングのVoが被さる冒頭部分だけで、
「これは名曲」との予感がヒシヒシと。
静と動を飲み込んだ劇的な曲展開に
泣きを湛えたツインGが折り重なっていく
終盤の盛り上がりは、アルバムのクライマックスに
相応しい名曲の貫禄を感じさせてくれます。
MERCYFUL FATE-In the Shadows-Legend of the Headless Rider ★★★ (2016-12-26 23:21:38)
映画化もされた「スリーピー・ホロウの伝説」を題材に、
7分以上に及ぶ長尺をドラマティックに語り上げる大作曲。
といっても、キングのシアトリカルな語り口と、
荘厳な雰囲気を湛えたドラマティックな曲展開の魅力で
全く長さを感じさせませんが。
MERCYFUL FATE-Time ★★★ (2016-07-07 22:34:16)
MERCYFUL FATEの最高傑作と言えば、やはり『MELISSA』『DON’T BREAK THE OATH』といった80年代の作品群の名前がまず真っ先に思い浮かぶわけですが、でも「'95年発表の本再結成2作目も完成度の高さじゃ負けてませんぜ」と、個人的にはコッソリ推して行きたい所存であります。
ここに託されているのは、アルバム・タイトルの『魔の刻』を始め、収録各曲に冠された仰々しい邦題の数々が、全く大袈裟には感じられない暗黒メタル・サウンド。高低差の激しいメロディを独特のファルセット・ボイスを駆使してシアトリカルに歌い上げるキング・ダイアモンドの個性的なVo、時に劇的にハモリつつ、奇怪に蠢くGリフを次々展開させていくハンク・シャーマン&マイケル・デナーのGコンビ、場面転換の多いリズムを阿吽の呼吸で支えるスノーウィ・ショウ(Ds)とシャーリー・ダンジェロ(B)の重厚なパフォーマ
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MERCYFUL FATE-Time-Nightmare Be Thy Name ★★★ (2016-07-09 00:53:35)
BLACK SABBATH風に蠢くGリフ、
低音から高音まで目まぐるしく行き来するキングの怪奇Vo、
そして讃美歌風の荘厳なコーラスが
シアトリカル且つホラーな雰囲気を醸成する
アルバムのカラーを決定づける名曲でありました。
MERCYFUL FATE-Time-Time ★★★ (2016-07-09 00:56:52)
時は殺し、時は癒す、
時は訪れ、時は過ぎゆく・・・
儚く美しげでありながら
どこか背筋に怖気を走らせる冷ややかさも兼ね備えた
至高の名バラード。アルバムのハイライトですね。
MESHUGGAH-Contradictions Collapse ★★ (2018-04-17 23:20:36)
スウェーデンの人気者、MESHUGGAHが’91年に発表した、ちょくちょくPRAYING MANTISの2nd『PREDETOR IN DISGUISE』と空目するジャケット・イラストが目印(?)の1stフル・アルバム。
「ジェント」の提唱者とか、「実験的」「前衛的」、はたまた「エクスペリメント・メタル」「アバンギャルド・メタル」とか、ボンクラ・メタラーには敷居が高過ぎる難解なバンドとの印象が付いて回る彼らですが、かつて思い切って聴いてみた本作は、意外にも「インテレクチュアル・スラッシュ・メタル」の好盤として普通に楽しむことが出来てしまったという。
収録曲の大半が6~7分台という大作主義、メンバーの高度なテクニックが隙なく支える、変拍子やリフ/リズム・チェンジの多用により複雑に構築された曲展開等、後の作風へと至る萌芽を随所でチラ見させつつ、メリハリの効いた楽曲は終始適度な緊張
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MESSAGE-Lessons ★★★ (2018-03-04 23:09:47)
BON JOVI参加前のリッチー・サンボラ(G)とアレック・ジョン・サッチ(B)や、後にPROPHETでデビューを飾るディーン・ファザーノ(Vo)らが在籍していた幻のスーパー・バンドが、’82年に唯一残した6曲入りEP。
インディーズ流通で僅かな枚数しかプレスされなかったため、世界中のマニアが血眼でオリジナル盤争奪戦を繰り広げた作品でしたが、ここ日本を筆頭に再発ブームが盛り上がった90年代半ばにCD化が実現。その際には、EP収録曲⑤~⑪の他に、ディーン以外は異なる面子でレコーディングされている未発表曲①~④、元々は彼のソロ・アルバム用の楽曲だったという⑫~⑮がボーナス・トラックとして追加収録。しかもそこには御大リッチー・ブラックモアが参加している音源が混じっているとの噂がまことしやかに囁かれていたりするという。(この真偽に関しては今調べてもよう分からんまま。④とかそれっぽい?)
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