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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 3351-3400
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LIONS PRIDE-Breaking out-Working Class ★★★ (2012-01-24 22:59:28)
アルバム屈指の名曲。
雄々しいリフとリズムのコンビネーション、
熱く炸裂するツインG、それにアコギも有用された
起伏に富んだドラマティックな曲展開等、
いずれの要素もメタル魂をビンビンに鼓舞してくれます。
LIONSHEART-Abyss ★★★ (2023-07-07 01:11:27)
先日AFTER HOURSの感想を書いていたらふと思い出して聴き直したくなり、CD棚から引っ張り出して来たスティーヴ・グリメット(Vo)率いるLIONSHEARTが’04年に発表した4thアルバム(最終作なのかな)。
3rd『UNDER FIRE』リリース後にバンドは一度解散しており、これは復活作に当たるようなのですが、お世辞にも話題になったとは言い難い…というか「まだやってたの?」「4thアルバムなんてあったか」ってな反応も珍しくはないくらい。いやでもこれが内容は悪くないんですよ。ここまで付き合えば今更様式美系HMナンバーが見当たらないことに不満を感じることはありませんし、寧ろLIONSHEARTにとってはデビュー作の作風こそが例外であったことが了解できているので、本作においては仄かにブルージーな香り漂う、ブリティッシュHMらしい愁いを湛えた収録楽曲の数々を素直に楽しむことが出来
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LIONSHEART-Abyss-How Can I Tell You ★★★ (2023-07-11 00:58:26)
ブリティッシュHM然とした威厳と重厚感漂わす逸品。
コーラス・パートにおける劇的な盛り上がりをアシストする
スティーヴ・グリメットの見事な歌唱に耳奪われますよ。
LIONSHEART-Lionsheart ★★★ (2011-02-26 23:44:35)
いかにも英国的な湿り気とドラマ性を備えたGRIM REAPERやONSLAUGHTにおいて、ルックスに似合わぬ(失言)美声を聴かせてくれたスティーヴ・グリメットの新バンド、しかもBURRN!!誌ではアルバム・リリース前から異例の大プッシュ、ラジオでも伊藤政則氏が大絶賛、オマケにCMで聴いた“CAN'T BELEAVE”はドラマティックな超名曲。「こいつぁきっとJUDAS PRIESTやIRON MAIDENの系譜に連なる様式美HMの傑作に違いない!」と、事前に思いっきし期待値を上げまくって本作に挑んでみれば、聴こえて来たのは渋めのブルージーなHRチューン①・・・。この時俺が感じた「こんな筈ではなかったのに」感の正体について、↑上でcozy_imaさんが的確に文章化されています。英国は英国でもそっち寄り(WHITESNAKEとかTHUNDERとかQUIREBOYSとか)でしたかー、みたいな
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LIONSHEART-Lionsheart-So Cold ★★★ (2011-02-26 23:50:12)
様式美HMバンドかと思いきや、実はブルージーなHRサウンドが
その持ち味だったLIONSHEART本来の魅力を伝える名曲。
確かにスティーヴ・グリメットの熱唱はピタリはまっているし、
思わず体が動くグルーヴィなビートを叩き出すリズム隊、
冷やかな音色で楽曲を包み込むKey、
テクニカルな速弾きを繰り出すG(曲調からするとやや違和感があるが)、
いずれも効果的な仕事ぶりを披露。
LIONVILLE-Ⅱ ★★★ (2013-03-11 23:05:29)
イタリアン・メロディアスHRバンドの有望株、ステファノ・リオネッティ率いるLIONVILLEが'13年に発表した2ndアルバム。
1stとの連続性を感じさせるアルバム・タイトルやジャケット・アートワーク、そしてWORK OF ARTのラーズ・サフスンド(Vo)、EDEN'S CURSEのアレッサンドロ・デル・ベッキオ(Key奏者兼プロデューサー)ら、お馴染みの参加メンバーetc・・・といった要素が堂々宣言している通り、前作同様、心洗われるような瑞々しく清涼なメロディ満載のメロハー・サウンドを、今回も寸分の迷いもなく実行しています。
取り分け、かのビル・チャップリン(と奥方のタマラ・チャップリン)がゲストVoとして参加する爽やかなハードポップ・ナンバー④は、LIONVILLの魅力の何たるかを如実に表した名曲。また、サックスを導入した都会派の⑧、小粋なKeyの活躍がアクセントにな
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LIONVILLE-Ⅱ-HIGHER ★★★ (2013-03-12 23:09:40)
ラーズ・サフスンド、ステファノ・リオネッティ、
それにビル・チャップリンという3人のリード・シンガーの
競演が生み出すハーモニーが、えも言われぬ美しさと
高揚感を演出しながら疾走するハードポップの名曲。
個人的には、日本盤にボートラとして収録されている
よりボーカルを強調したバージョンの方がお気に入りです。
LIONVILLE-Ⅱ-SHINING OVER ME ★★ (2013-03-12 23:21:28)
楽曲自体は歌心に溢れたメロハー・ソングですが
途中で挿入されるKeyソロが秀逸なアクセントなって
そこはかとなくプレグレ・ハードっぽい空気を
運んでいるような、別にそうでもないような。
LIONVILLE-Ⅱ-WAITING FOR A STAR TO FALL ★★ (2013-03-12 23:16:17)
ポップな曲調と、さらっと取り入れられたサックスに
バンドの洗練されたセンスがキラリと光る佳曲。
LIONVILLE-LIONVILLE ★★★ (2011-09-04 09:03:18)
イタリア出身のマルチ・ミュージシャン、ステファノ・リオネッティが、EDGE OF FOREVERやEDEN'S CURSE等との仕事で知られるプロデューサー兼Key奏者のアレッサンドロ・デル・ヴェッキオの助力を得て立ち上げたメロハー・プロジェクトのデビュー作。
イタリアと言えば、最近だとWHEELS OF FIREの『HOLLYWOOD ROCKS』がポップ・メタルの好盤として話題に上ったが、本作はあれよりも、もっとずっとAOR/産業ロック寄りの瀟洒な音楽性を志向しているものの、完成度の高さでは負けていない。
クセのない歌声で叙情味を帯びたメロディを伸びやかに歌い上げるVoと、心憎いほどにツボを押さえた演奏を聴かせてくれるG&Key、それにマッタリし過ぎぬよう適度に躍動感の効いたリズムがフィーチュアされたメロハー・サウンドは、まさしくメンバーがTOTOやSURVIOVR、GI
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LIONVILLE-LIONVILLE-WITH YOU ★★★ (2011-09-04 09:10:59)
零れ落ちるように奏でられるメロウなピアノ
(生ピアノじゃないのが残念)の旋律が
曲中に漂う哀愁を更に増幅してくれる、
個人的に本編中で最も愛する名曲。
これが聴けただけでも本作を購入した価値が
ありましたね。
LIONVILLE-Magic is Alive ★★★ (2020-10-21 22:59:42)
ステファノ・ライオネッティ(G)率いるLIONVILLが、日本では所属先をキングからマーキー/アヴァロンに変えて'20年に発表した4枚目のアルバム。
イタリア系ミュージシャンを中心とする一大メロハー企画SHINIG LINEから派生したため、当初は「豪華なゲスト・ミュージシャンの顔触れが目を惹くメロハー・プロジェクト」的な立ち位置でしたが、ライブ活動を見据えて参加メンバーを固定する等、作を重ねる毎にバンド感が強化。これまでステファノがGと兼任していたKeyパートには専任奏者を加え、曲作りも助っ人は迎えずステファノ自身が一手に担う形で制作された本作においても、そうした方向性が更に推進されています。
となるとぼちぼち収録曲のクオリティ低下が懸念され出す頃合いなれど、すでに4作目を数えてもそういった兆候がまるで見受けられないのだから大したもの。また曲作りにおいてバンド感の重視とライ
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LIONVILLE-Magic is Alive-I'll Never Give My Heart Away ★★★ (2020-10-23 00:31:14)
冷ややかな哀感を宿したメロディアスHRチューンで、
個人的にはアルバムのハイライト。
零れ落ちるように奏でられるピアノの流麗な調べが
楽曲の絶妙なアクセントとなっています。
LIONVILLE-Magic is Alive-If You Don't Know Me ★★★ (2020-10-23 00:27:17)
心地良く躍動するハードポップ・ナンバー。
仄かな哀愁が薫るフックに富むサビメロが絶品で、
豊かに湧き出すステファノ・ライオネッティの曲作りの
アイデアの泉が、まだまだ枯れる気配がまったくないことに
感心させられますよ、
LITA FORD-Dangerous Curves ★★ (2018-08-19 01:14:45)
勝負作『LITA』(’88年)をヒットさせ、「元RUNAWAYS」の肩書から解放されたリタ・フォードが、シャロン・オズボーンのマネージメントを離れ、旦那クリス・ホルムズ(元W.A.S.P.)とも別れて心機一転、’91年に発表した5枚目のソロ・アルバム。ちなみにタイトルの『デンジャラス・カーブス』とは、ジャケットを飾るリタ姐さんの悩ましい腰つきの曲線美のことを示している…のではなく。スリルと興奮が連続するアルバムをF1レース場の華であるヘアピン・コーナーに例えているのだとか。
大物ミュージシャンや売れっ子ソングライターを結集し、80年代ポップ・メタル・アルバム勝利の方程式に則って制作されていた前2作に対し、今作は90年代らしくバンド感を強調。収録曲の殆どがリタとバック・メンバーによって書き上げられています。それでも尚、ギターがハードにドライヴする疾走ナンバー①、甘くロマンティックなパ
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LITA FORD-Dangerous Curves-Little Too Early ★★★ (2018-08-19 23:24:27)
“PLAYIN' WITH FIRE”と並んでアルバムのハイライトを飾る名曲。
コンパクトにまとめられたハードポップ・チューンなのですが
クレジットを見るとリッチー・ブラックモア、ジョー・リン・ターナー、
アル・ピトレリの名前が並んでいて思わず仰け反ります。
後期RAINBOWのアウトテイクだったのか、はたまた他のセッション時に書かれた楽曲なのか…。
実は嘗て本アルバムの購入に踏み切ったのは、この曲聴きたさだったという。
LITA FORD-Dangerous Curves-Playin' With Fire ★★★ (2018-08-19 23:13:16)
ジム・ヴァランスの名前も共作者としてクレジットされているハードポップ・チューン。
爽やかなポップ・フィーリングが全編を貫きつつ、ひたすらフワフワと甘ったるいだけでなく、
リタ姐さんの歌とギターが楽曲にきっちり一本芯を通してくれています。
LITA FORD-Lita ★★★ (2017-07-18 23:28:45)
元RUNAWAYSのセクシー・ダイナマイツ、またNITROマニアからは「ジム・ジレットの嫁」('11年に離婚)として知られるリタ・フォードが’88年に発表した3枚目のソロ・アルバム。PHANTOM BLUEの1stや、LIV MOONの3rd(初回限定盤)同様、「ジャケットのオッパイに釣られて買ってしまった。だが後悔はしていない」作品の一つでもあります。
自らの名を表題に冠していることからも、彼女が本作に賭ける意気込みの程が伝わって来ますが、更に今回からマネージメントをシャロン・オズボーンが担当。加えて、ゴージャスな疾走ナンバー②にはMOTORHEADのレミーが、どことなくFREEの“WISHING WELL”を思わす⑤にはMOTLEY CRUEのニッキー・シックスが、そして“永遠の眠り”なる邦題付き劇的なバラード⑨には、オジー・オズボーンの名前がそれぞれ共作者としてクレジット。か
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LITA FORD-Lita-Close My Eyes Forever ★★★ (2017-07-19 23:56:19)
全米シングル・チャート最高第8位にランクインした
オジー・オズボーンとのデュエット・バラード。
邦題“永遠の眠り”が物悲しくもドラマティックな曲調にマッチしています。
曲調といい、Voの比率といい、主役の座はオジーに譲って
(シャロンにブッ込まれたのか?とか邪推したくなりますが/笑)
リタ姐さんはギタリストとして楽曲を支えることに専念している印象です。
実際、エモーションが溢れ出すGプレイは非常に素晴らしい。
LITA FORD-Lita-Kiss Me Deadly ★★★ (2017-07-20 00:02:47)
ハッキリと「売れ線」を意識しているハードポップ・ナンバーですが
実際、ポップでキャッチーな素晴らしい楽曲で
ビルボード・チャート最高第12位も納得。
セクシーに次ぐセクシーなPVも脳裏に焼き付いておりますですよ。
LITTLE ANGELS-Don't Prey For Me ★★ (2018-01-15 00:39:10)
80年代後半、斜陽の季節を迎えた英国HR/HMシーンを活性化させる期待の新人バンドとして、QUIREBOYSやTHUNDERと共に注目を集めたイギリス北部スカボロー出身の5人組が、シングルやEPのリリース、国内クラブ・ツアーを経て、満を持して英POLYDOR RECORDSから'89年に発表した1stフル・アルバム。
嘗てBURRN!!誌で、2ndだったか3rdだったかが酒井編集長から「こんなのロックじゃねえ」と酷評されていたのが妙に記憶に残っているのですが、このデビュー作に関して言えば、元気一杯に声を張るVoといい、弾きまくりのGといい、要所に疾走ナンバーを散らした本編の構成といい、HR/HMアルバムの範疇で語るべき作品であることに異論は出ない筈。明るくハジけるロックンロールをサウンドの基盤に据えつつ、土の匂いが殆ど漂って来なかったり、またメロディから漂うそこはかとない哀感が、大
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LIV MOON-GOLDEN MOON ★★★ (2011-12-04 19:26:17)
才色兼備のフロント・ウーマン、アカネ・リヴ嬢のセミヌード写真を戴くジャケット・アートワークの色香に誘われ、ついフラフラと高価な初回限定版の方を購入してしまった、LIV MOON'11年発表の2ndフル・アルバム。
頭4曲はその彼女の麗しき歌声と、新メンバー大村孝佳(G)らのテクニカルな演奏が活かされたWITHIN TEMPTATIONやNIGHTWISHに通ずる(?)ダークでドラマティック、且つ荘厳な雰囲気漂うHMナンバーが連続するが、更に聴き進めていくと中盤以降は、ダンサブルなビートやポップで小洒落たアレンジなんかも取り入れられた、HR/HMの枠内のみに留まらない楽曲も用意されているので、ヘヴィ・メタリックなテイストを希求する向きには注意の必要があり。
とは言え、ウージェーヌ・ドラクロワの名画『民衆を導く自由の女神』を題材に取って雄々しく疾走する名曲⑧や、優美で芝居がかった
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LIV MOON-Symphonic Moon ★★★ (2012-03-05 23:21:39)
前2作を大きく上回る完成度を提示し、豪奢にして玲瓏なシンフォニック・メタルの世界にどっぷりと浸りきれる'12年発表の3rdフル・アルバム。
壮大なサウンドを微塵も揺るぎなく支えるバカテク楽器陣の援護射撃を受け、旧作に散見されたポップなノリやダンサブルなアレンジが影を潜めた楽曲は、心打つ哀メロや繊細なアレンジの魅力はそのままに、へヴィ・メタリックな疾走感/ダイナミズム/アグレッションが大幅増量。
これまでよりもグッと引き締まり、最初から最後までダレ場なしに聴き通すことが出来るようになったサウンドに乗る、看板娘たるアカネ・リヴ嬢の歌唱能力もさらなる熟達振りを見せ、生と死を象徴する「白LIV」「黒LIV」の艶姿を戴くゴージャスなアートワークに象徴されるよう、今回は十八番の神々しいソプラノ・ボイスのみならず、中~低音域を駆使した妖艶な歌声も積極活用し、楽曲に更なる深みと陰影をもたらし
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LIV MOON-The End of the Beginning ★★★ (2012-11-08 22:32:56)
北欧神話をテーマに据えて制作されたコンセプト作で、そのためか(?)フィンランド在住のキコ・ルーレイロや、マグナス・ローゼン、EUROPEのキー・マルセロら北欧のミュージシャン達が多数参加している'12年発表の4thアルバム。
J-POPアルバムと見紛う飾り気のないジャケット・アートワークに意表を突かれる本作(通常盤の方ね)は、中身に関しても、ハードな方向に振られていた前作『SYMPHONIC MOON』とは若干異なる味わい。壮大なスケール感やシンフォニックなドラマ性は十二分に保持されていますが、ゴシック・メタル的なダークネスが抑制されたサウンドは、妖艶さを控えめにしたアカネ・リヴ嬢の歌声から、ポピュラリティ重視のメロディの組み立てに至るまで、全体的に神話世界を綴るに相応しい清廉な空気が色濃く漂ってきます。前作を愛する向きにはやや物足りなく思える部分もあるのですが、まぁこっちの方が幅
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LIV MOON-The End of the Beginning-And Forever More ★★ (2012-11-08 22:12:16)
EUROPEのキー・マルセロが
楽曲提供のみならずアカネ嬢と
デュエットまで披露する
モダンなメロハー・ソング。
特別上手いわけではないものの
淡い歌声は楽曲の雰囲気にマッチしています。
LIV MOON-The End of the Beginning-Free Your Soul ★★★ (2012-11-08 22:08:32)
神秘的な“PROLOGUE”からドラマティックに
繋がっていく曲展開に、
アカネ・リヴ嬢の神々しい歌唱から
荘厳なオーケストラ・アレンジ、
オペラティックなコーラスまで
「LIV MOONここに在り」な1曲。
LIV MOON-The End of the Beginning-Midsummer Eve ★★★ (2012-11-08 22:23:25)
北欧の草原を吹き抜けて行く
微風のように爽やかなハードポップ・ナンバー。
ファンタジックに躍動する曲調の
あまりの心地良さに、「シングル・カットしたら
ヒット間違いなし!」と思わず主張したくなるほど
魅力的な名曲です。
LIV MOON-The End of the Beginning-The End of the Beginning ★★★ (2012-11-08 22:16:48)
アルバム表題曲にして、大仰なアカネ・リヴ嬢の
歌声や曲展開といい、アルバム中、
最もシアトリカルな仕上がりの1曲。
ミュージカル的な雰囲気も感じられ、
あまりに芝居掛かった彼女の歌声に
ちょっと笑ってしまいましたよ。
LIV MOON-The End of the Beginning-Voyage ★★★ (2012-11-08 22:31:23)
映画のサントラの如き壮大さとドラマ性を
感じさせる曲調は、まさしく「旅立ち」に
相応しい力強さに満ち溢れています。
それをアルバムのラストに置くという構成もニクイね。
バイオリンの導入も非常に効果を上げています。
LIVING DEATH-Protected From Reality ★★ (2006-06-23 23:22:00)
ドイツだけで2万枚のセールスを記録したという'87年発表の3rdアルバム。LIVING DEATHの代表作と言えばこれだろう。
国内盤CDは、その前年に発表された4曲入りミニ「BACK TO THE WEPONS」とのお得なカップリング仕様。(だが既に廃盤で入手困難)
その「BACK~」と聴き比べると明らかな通り、これまでの直線的な押せ押せスタイルが後退して、
静と動の起伏や、練られたGソロ、リフ/リズム・チェンジ等のアレンジに凝った曲展開が積極的に取り入れられ、
よりメリハリの効いた、バンドの格段の成長を物語る作品に仕上がっている。
プロデューサーがMEKONG DELTAのラルフ・ヒューベルトゆえか、KEYを導入した邪悪でドラマチックなインスト曲
④“WOOD OF NECROPHILIC"のような異色曲も収録されているが、概ねその実験精神はプラス
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LIVING DEATH-Protected From Reality-Horrible Infanticide(part 1) ★★ (2006-03-11 01:33:43)
狂ったようなテンションで激走しつつも、ギター・ソロはメロディアスで劇的。このコントラストが最高DEATH。
LIVING DEATH-Protected From Reality-Horrible Infanticide, Part One ★★★ (2017-01-21 10:29:53)
いかにもジャーマン・スラッシュ・メタル然とした
刺々しい疾走感の中から、突然朗々とした男性コーラスや
メロディックなGソロが飛び出してきたりする
奇想天外な曲展開は、プロデュースを担当した
ラルフ・ヒューベルトからの助言もあったのでは?と。
LIVING DEATH-Protected From Reality-War of Independence ★★★ (2017-01-21 10:34:19)
Gリフの印象度ではアルバム随一。
勇壮なインスト・セクションの威力もあって
スラッシュというよりはパワー・メタル寄りの感触もあり。
ただそこにトトのヒステリックなシャウトが乗ると
あ、やっぱりLIVING DEATH以外の何者でもねえや、と。
LIVING DEATH-Worlds Neuroses ★★ (2020-10-08 00:44:00)
LIVING DEATHが、引き続きプロデューサーにラルフ・ヒューベルトを迎えて制作、AAARRG RECORDSから’88年に発表した4thアルバム。
布陣は前作と同じなのに一聴して明らかな音楽性の変化に加え、発表後にケルヒ兄弟とそれ以外のメンバーがバンド名の権利を巡って法廷闘争を繰り広げた泥沼の分裂劇の悪印象とが相俟って、今に至るも芳しくない評価に晒され続けている本作。斯くいう自分も初めて聴いた当時は、妙に整理された音作りといい、迸る狂気を抑え気味に中途半端に歌おうとするトーステン“トト”ベルグマンのVoといい、ジャーマン・スラッシュ・メタル史に残る傑作だった前作『PROTECTED FROM REALITY』に比べ、ヨーロッパ的ダークネスや聴き手の神経を逆撫でするようなトンガリ具合が大幅に減退してしまったサウンドには、圧倒的「コレジャナイ」感を覚えたクチなのですが。
と
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LIVING DEATH-Worlds Neuroses-Bastard (At the Bus Stop) ★★ (2020-10-09 01:00:13)
アメリカのクロスオーバー系スラッシュ・バンドが演りそうな曲調に、
正直「LIVING DEATHらしさ」は薄めと言わざるを得ないのですが
ただ、1曲のスラッシュ・メタル・ナンバーとして評価した場合、
頭を振りたくなるノリの良さと炸裂感を伴う曲調は単純にカッコイイですよ、これが。
LIZZY BORDEN-Love You to Pieces ★★★ (2021-02-11 01:09:45)
その昔アメリカ社会を震撼させたという猟奇殺人事件の女性被疑者(裁判では無罪確定)よりバンド名を頂戴。JUDAS PRIEST、IRON MAIDENからの影響を伺わせるドラマティックな正統派HMサウンドと、KISS、ALICE COOPERの流れを汲むシアトリカルな要素を持ち込んだライブ・パフォーマンスとを組み合わせた「ショック・ロック」を標榜して人気を博したLAの5人組LIZZY BORDENが、'85年にMETAL BLADE RECORDSから発表した記念すべき1stフル・アルバム。
「アメリカのバンドらしからぬ正統派HMサウンドが魅力」と評されることが多く、冒頭にもそのように書きましたが、実のところ2nd以降はエンタメ色(陽性なノリ)が増強されるため、バンドとしての個性はしかと確立された反面、正統派HMそのものな音を期待すると「思ってたんと違う」と肩透かしを食らいかねないの
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LIZZY BORDEN-Love You to Pieces-Godiva ★★★ (2021-02-11 22:34:21)
2本のGが忙しなく刻む回転の速いGリフは
IRON MAIDENを思わせたりもする、
アルバム最速のスピード・ナンバー。
これ以降のアルバムでは聴けないタイプの楽曲のような?
LIZZY BORDEN-Master of Disguise ★★ (2017-12-23 09:54:03)
「そしてリジーだけが残った」プロジェクト状態で、多数のゲスト・ミュージシャンを迎えてレコーディング作業が行われ、'89年に発表された4thアルバム。
といっても基本的にリジーが健在ならそれでバンドは問題なく回っていくわけで、ここでプレイされているのは、旧作の延長線上にある正統派HM。但しサウンドの主役たる彼のVoが、ヒステリックなハイトーンを封印して無理のない音域での歌唱(ちょっとオジー風)に終始していること、疾走感を抑えてハーモニー重視の楽曲等とが相俟って、全体から受ける印象はかなりマイルド。KISS+ALICE COOPERなコンセプト・アルバムということで、オーケストラからホーン、クラシカルなメロディの導入、更にはSEや小曲で各曲間を繋いだりと様々な仕掛けが施されていますが、重厚感やドラマ性よりも、ゴージャス感や足取りの軽やかさ(ポップさ)の印象が勝る本作は、むしろ「ミュージ
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LIZZY BORDEN-Master of Disguise-Psychodrama ★★★ (2017-12-23 10:02:40)
そのまんまなタイトルといい、オーケストラも有用する
シアトリカルなドラマ性と、キャッチーなノリの良さとが
同居した曲調といい、アルバムの方向性を分かり易く伝える
個人的にはアルバムのハイライト的ナンバー。
声質が何となく似ていることもあって、
初期オジー・オズボーンっぽさも感じたり。
LIZZY BORDEN-Menace to Society ★★★ (2017-07-27 23:32:21)
リジー・ボーデン(Vo)率いるバンドが’86年に発表した2ndフル。雑誌レビューの高評価に後押しされ、初めて購入した彼らのアルバムだったと記憶しますが、事前に伝え聞いていた情報の数々――曰く、リジーさんが提唱する「サイコ・ロック」に、それを実践するための派手なビジュアル&シアトリカルなライブ・パフォーマンスetc.――こりゃきっとKING DIAMONDばりにオドロオドロしいホラーなメタルが聴けるに違いありませんな!と、ニヤニヤ気色悪い笑み浮かべつつ作品を再生してみたら、妙にアッパーなOPナンバー①が終わった時点で「あの…コレ思ってた音と全然違うんスけど」と呟いてしまいましたよ。
いや確かに歌詞のテーマは「暴力」や「恐怖」ですし、甲高いハイトーンを活かして歌いまくるリジーのVoや、切っ先鋭い2本のGによるハーモニーが散りばめられたアグレッシブ且つ疾走感に溢れたサウンドは、紛うかたな
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LIZZY BORDEN-Menace to Society-Notorious ★★★ (2017-07-27 23:57:37)
疾走感溢れるツインGを活かしつつも
キャッチーなコーラスを始め
陰に籠らない曲調はカラッと快活。
確かに『THUNDER IN THE EAST』の頃の
LOUDNESSに通じるものを感じますね。
LIZZY BORDEN-Menace to Society-Stiletto (Voice of Command) ★★★ (2017-07-28 00:01:46)
もうシャープに踊るイントロのツイン・リードGで
星3つ確定ですよ。
惜しむらくは曲調全体に湿り気が不足気味な点なのですが
そこがこのバンドの個性でもあるわけでして。
スピーディに押しまくりりつつ、メリハリも忘れない
曲作りの上手さが光る名曲です。
LIZZY BORDEN-Terror Rising ★★★ (2017-08-14 23:52:56)
2ndフル『MENACE OF SOCIETY』を以て、ここ日本で一躍評価を高めたLIZZY BORDENが、リジー曰く「新作が出るまでズーっとLIZZY漬けなって欲しい」との目的の下、次のアルバムまでの繋ぎとして'87年に発表したミニ・アルバム。
日本盤とUS盤とでは内容が異なっており、JEFFARSON STARSHIPの代表曲“WHITE RABIT”や、BITCHのベッツィ・ウェイスとリジーの「美女と野獣」デュエットが楽しいTUBESの“DON’T TOUCH ME THERE”といったカヴァー曲①②、及び新曲③④に関しては両盤共通な一方、日本盤はB面サイドに国内未発売だったデビューEP『GIVE ‘EM THE AXE』を丸ごと収録。個人的に本作の購入動機はこれ目当てだったぐらいでしてね。
キャッチーな表題曲⑤、リジーの個性的なハイトーン(歌の巧くなったオジー風)が
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LIZZY BORDEN-Terror Rising-No Time to Lose ★★★ (2017-08-14 23:56:20)
LIZZY BORDEN屈指の名曲。
疾走する曲調、その上に乗るリジーのけたたましいハイトーン、
何より「ここぞ!」というタイミングで劇的にハモってみせる
ツインGの妙技がガッツポーズ物ですがな。
LIZZY BORDEN-The Murderess Metal Road Show ★★★ (2021-03-03 23:53:12)
‘85年2月、13日の金曜日にLAの「カントリークラブ」で行ったライブの模様が収められているLIZZY BORDEN初の実況録音盤。
まだ1st『LOVE YOU TO PIECES』1枚きりしか発表していない時点で、早くもレコード2枚組という大ボリュームのライブ盤リリースに踏み切る辺り、「LIZZY BORDENの神髄はライブ・パフォーマンスにあり!」との自信の程がビンビンに伝わってきます。当時の彼らはド派手なライティングの下、サンタクロースをバットでボコったり、バンド名の元ネタとなった殺人事件をなぞるかの如く、下着姿のモデルを斧で殺害後その生首(勿論マネキン)を掲げ持って歌ったりといった、KISSやALICE COOPERを更にスプラッターな方向にブーストさせたような過激な視覚効果を売りにしたライブを展開しており、映像抜きだとイマイチそのインパクトが伝わり辛い部分はあるのですが
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LIZZY BORDEN-The Murderess Metal Road Show-(Wake Up) Time to Die ★★★ (2021-03-05 01:27:17)
ライブ盤『THE MURDERESS METAL ROAD SHOW』に
収められた未発表曲2曲のうちの1曲。
IRON MAIDENを思わす起伏に富んだ展開多めの曲調に、
時折ロブ・ハルフォード風なリジー・ボーデンの
ハイトーンVoがシアトリカルな彩りを加える逸品。
アルバムに正式収録しても遜色ない出来栄えです。
LIZZY BORDEN-Visual Lies ★★★ (2017-11-23 10:01:00)
《その血管は電線、その脳はブラウン管、テレビが生んだ虚像の怪人。奴の名は「オブリビオン」》…みたいな体で、リジー・ボーデン(Vo)が考案した新キャラのドヤ顔がアートワークを飾る、「視覚」に関するコンセプト作でもあるという、’88年発表の3rdアルバム。
ジャケットがインパクト大なだけに、音の方も負けず劣らず過激になっているのかと思いきや、別にそんなことはなく。マックス・ノーマンがプロデュースを手掛けたことで音作りはスッキリと垢抜け、これまでに比べ荒削りな部分が研磨された楽曲も、よりキャッチー&メロディックに聴き易さマシマシ。お馴染みの甲高いハイトーンのみならず、低~中音域まで、高低差を活かした歌唱に安定感が出て来たリジーのシンガーとしての成長ぶりも、アルバムの洗練された印象に拍車を掛けてくれています。
聴き始めこそ、破天荒さが薄まったように感じられ「小粒になっちまったなぁ」と
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LIZZY BORDEN-Visual Lies-Den of Thieves ★★★ (2017-11-23 10:12:48)
疾走するリズムの上に、キレのあるメロディックなツイン・リードGと
朗々歌うリジーの特徴的な歌唱が乗っかったスピード・チューン。
アルバム前半のハイライト役を仰せつかっている
といっても過言ではないカッコ良さ。
LIZZY BORDEN-Visual Lies-Lord of the Flies ★★★ (2017-11-23 10:24:30)
ジョン・カーペンターの「ハロウィン」テーマ曲を思わせる
サスペンス/ホラー映画風のメロディが、リジーが提唱する
ショック・ロック、サイコ・ロック的雰囲気を盛り上げる
3rdアルバム中において従来作のノリを最も色濃く留めた1曲かと。
LIZZY BORDEN-Visual Lies-Visions ★★★ (2017-11-23 10:26:05)
リジーが歌う勇壮なメロディといい、
Bを効かせて重厚に押し出して来るリズム・ワークといい、
ノリは完全にエピック・メタル。
アルバムのトリ役に相応しいドラマティックな名曲です。
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