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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 3001-3050
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JUST*IF*I-ALL ONE PEOPLE-For Those in Favour ★★ (2017-10-18 23:20:29)
気持ち良さげに吹き鳴らされるハーモニカと
軽快に踊るピアノ、歯切れ良く刻まれるGとリズムに
思わず体が動き出すロック・チューン。
ノリノリの曲調ながら、どこかさらっと都会的で
クールな雰囲気を湛えている辺りがこのバンドらしさか。
JUST*IF*I-ALL ONE PEOPLE-The Reprise ★★★ (2017-10-18 23:29:15)
アルバムの最後に置かれた13分以上に及ぶ大作ナンバー。
マイク・レノのソウル全開な歌いっぷりを筆頭に
長さをまるで感じさせないが、といってもプログレ・テイストや
様式美メタル的な起承転結は仕込まれていない。
リハーサルなしの一発勝負でレコーディングされていて、メンバー曰く
「自然に溢れ出た、直接的な、瞬間的な、感情の表現であり、
この曲は全くのライブであり、編集されていない」とのこと。
だとしたら、大したもんだなぁ!と。
Jagged Edge UK-Fuel for Your Soul ★★ (2021-02-15 23:24:41)
バンド名で検索を掛けるとアメリカのR&Bグループばかりが引っ掛かってきますが、こちらは英国の4人組。バーニー・トーメに師事し、10代の頃から次世代のギター・ヒーロー候補として注目を集めていたというマイク・グレイと、TOKYO BLADEの主要メンバーとして知られるアンディ・ロビンス(B)はイギリス出身、現在はソロ・バンドを率いて活動中のマッティ・アルフォンゼッティ(Vo)はスウェーデン出身、それにイタリア人のドラマーという国際色豊かな面子からなるJAGGED EDGEが、デビューEP『TROUBLE』(’89年)に続いて'90年に発表した1stフル・アルバム。
原点回帰ブームがHR/HMシーンを席巻していた時節柄、彼らが聴かせてくれるのもやはり、声質がカル・スワン似のマッティの歌唱と、出しゃばり過ぎず、さりとて後ろへ下がり過ぎもしないマイクのツボを押さえたGプレイが光る、ブルージー
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Jagged Edge UK-Fuel for Your Soul-Out in the Cold ★★★ (2021-02-17 00:10:29)
フックに富むメロディに彩られた哀愁のメロハー。
ブルーズ色が殆ど感じられない、本編中においては
例外的ともいえる仕上がりですが、でもこれが良い曲なんですわ。
何だったらこのノリでアルバム1枚作って欲しかったと思うぐらいに。
マッティのソウルフルなVoと、マイクの歌心を感じさせる
Gプレイも耳を惹きます。
Janstate (2013-12-25 23:10:49)
'92年にイギリス、ノース・デヴォンはバーンスティブルにて、クライヴ・ジャン・バーネイジ(Vo、G)とデイヴ・ニール(B)を中心に結成。
最初に制作したデモテープがMETAL HAMMER誌でそれなりの評価を受けたことを切っ掛けにして、ラインナップを完成させると、同年暮れには早くもデビュー・アルバム『SHOT TO PIECES』を自主制作。
JETHRO TULLのマーティン・バレが所有するスタジオでレコーディング(マーティンもサックスでゲスト参加)が行われた同作は、'93年にはゼロ・コーポレーションとの契約を経て日本でもリリースされた。
Janstate-Shot to Pieces ★★ (2013-12-25 23:12:04)
'93年~'94年頃といえば、ホストにハマったOLの如くゼロ・コーポレーションに湯水のようにお金を貢ぎまくっていた時期なのですが、そうした流れの中で購入したのが、イギリスはノース・デヴォン出身の5人組が'93年に発表したこの1stアルバム。(というか唯一作)
日本のみでCD化された作品ゆえ、ゼロからリリースされた中古盤がそれなりのプレミア価格で取引されている本作ですが、内容に関して正直に申さば、詰めの甘いプロダクションといい、フックに乏しい楽曲といい、「地味」の一言に尽きます。煮え切らない作風こそ英国バンドの証!と好意的に評価することも可能とはいえ、まぁ退屈な①が始まった時は「イモ引いた・・・」と購入したことを後悔しそうになりましたよ。
しかし、テクニック的には決して上手くはないものの、泣きを含んだ声質が涙腺を刺激するシンガーの歌唱や、いかにもヨーロピアンな翳りを湛えたメロデ
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Janstate-Shot to Pieces-C.u. in Heaven ★★★ (2013-12-26 23:49:13)
ドラマティックな泣きのバラード。
Voは決して上手くないのですが、声質自体が
泣いているので、この手のエモーショナルな
楽曲を歌わせると効果的にメロディの哀愁を
増幅してくれています。
Janstate-Shot to Pieces-Rising up ★★ (2013-12-26 23:46:10)
ヘヴィ・メタリックなGリフと疾走するリズムの上で
湿気ったメロディを熱唱するヘタウマVoと
それなりにドラマティックに絡み合うツインGとが
乗っかる様が、まさしく「ザ・ブリティッシュ」な1曲。
Jerome Mazza-Outlaw Son ★★★ (2022-12-27 00:08:32)
ジェローム・マッツァをご存知でしょうか?名前を聞いて「デニス・キャメロン率いるクリスチャン・メタル・バンドANGELICAの2ndで歌ってた人でしょ」とスラスラ出て来た貴方はかなり年季の入ったHR/HMリスナーとお見受け致します。本作はその彼がESCAPE MUSICから'18年に発表した2枚目のソロ・アルバムに当たる作品。ロック色皆無の1stソロは日本盤リリースなしでしたが、今回はキャッチーなメロディから躍動感溢れる曲調まで、ANGELICA時代にも通じるハイクオリティなメロディアスHRサウンドが詰まっており、めでたくRUBICON MUSICから国内盤の発売も実現しています。
本作においてブレーン役を担うのは、ジェロームとはスティーヴ・ウォルシュ(KANSAS)のソロ・アルバム『BLACK BUTTERFLY』(’17年)制作時に縁を結んだ「北欧のメロハー請負人」ことトミー・デ
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Jerome Mazza-Outlaw Son-Neverland ★★★ (2022-12-28 00:08:51)
アップテンポの曲調に、ジェロームの伸びやかなVoによって
謳われる爽快感溢れるメロディと、アルバムの
オープニング・ナンバーとして100点満点の働きぶりを
聴かせてくれる逸品です。
Jester (2019-06-08 00:19:14)
アメリカと国境を接する街、カナダはオンタリオ州ウィンザーにて結成。
JOURNEY、BOSTON、RUSH、SAGAといった先輩バンドからの影響を糧に音楽性を磨き上げ、
4曲入りデモテープ『LAST LAUGH』を制作した後、’94年にMEGAROCK RECORDSから
1st『ITS TIME』を発表してデビュー。同作はゼロ・コーポレーションから日本盤も発売されている。
情報が少ないバンドゆえその後の消息は判然としないものの、
恐らく本作1枚きりで消滅してしまったものと思われる。
Jester-Its Time ★★★ (2019-06-08 00:20:54)
カナダはオンタリオ州ウィンザー出身の4人組が、'94年に発表した1stアルバム。(恐らく唯一作)
国内盤はゼロ・コーポレーションからの発売。かつてゼロのカタログをコンプリートすべくレーベル買いを実行していた時期もあった身としては、本作の存在を全く関知していなかったことに少なからずショックを受けたのですが、インターネットが発達した現在ですら、調べてみても素性に関しては情報が少ないバンドゆえ、「どうせ大したことない内容なんだろ?あん?」と上から目線のオラついた態度で本作に挑んだところ、いやこれが非常に歯応えの感じられる作品で、逆に「舐めてて申し訳ありませんでした」とこっちがシメられる羽目になってしまったという。
音の方はほんのりプログレ風味も漂うメロディアスHR。明る過ぎず暗過ぎないサウンドはまさにカナディアン・メロハーの面目躍如といったところで、楽器陣は安定したテクニックを有し
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Jordan Jordanov-Angel's Touch ★★★ (2022-02-02 23:38:35)
最近自分の中でヨラン・エドマン再評価の波が来ていまして、リアル・タイムでは買い逃していたアルバムを色々とチェックし直したりしているのですが、その流れの中で入手したのが、ブルガリア出身のギタリスト、ヨルダン・ヨルダノフなる御仁が'21年に発表したこのソロ・アルバム。邦題は『天使のてざわり』。
CDショップの推薦コメントに書かれていた「アコースティック・ギター」「ピアノ」「東欧出身」というポイントに惹かれ、何の予備知識もなしにジャケ買いを敢行してしまったのですが、いやこれが買って大正解。ピアノとアコギを主楽器とする、しっとりサウンドにヘヴィ・メタリックなアグレッションや疾走感は皆無なれど、その分東欧のアーティストならではのどこか物悲しさを帯びたメロディ・センスと、そしてゲストVoとして本編に全面参加しているヨラン・エドマンのソウルフルな歌声がじっくりと堪能できるという塩梅。様式美ナンバ
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Jordan Jordanov-Angel's Touch-Angel's Touch ★★★ (2022-02-04 00:15:04)
儚げに奏でられるピアノ、哀切なストリングスの調べ、
ひんやりと憂いを湛えたメロディを切々と歌い上げる
ヨラン・エドマンの美声がお互いを引き立て合う逸品です。
J・A・シーザー-国境巡礼歌 ★★★ (2022-08-25 23:27:10)
故・寺山修司が率いた、演劇実験室こと天井桟敷の音楽担当として世に出たJ.A.シーザーが’73年に発表したオリジナル・アルバムであり、彼のバンド「悪魔の家」や天井桟敷所属の俳優たちの協力(演出・構成は寺山修司が担当)を得て、日本青年館で行われたソロ・リサイタルの模様を収録したライブ・アルバムでもある一作。
前衛!アングラ!アバンギャルド!なイメージから尻込みしてしまい、長いことスルーし続けてきたのですが、実はアニメ作品のスコアを手掛けていたり、海外で高く評価されているとの記事を目にして(CATHEDRALのリー・ドリアンも絶賛してましたね)徐々に興味が高まり本作を手に取ってみれば、その唯一無二な音世界――無理くり例えるなら人間椅子と芸能山城組が悪魔合体したような感じとでも申しましょうか――に圧倒されまくったという。
暗く情念に満ちたメロディ、呪術的に繰り返されるドゥーム・メタリ
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KANE ROBERTS-Kane Roberts ★★★ (2022-03-03 01:31:42)
嘘か誠か、出演したライブハウスで客と乱闘を繰り広げていたら、偶然その場に居合わせたアリス・クーパーに気に入られ、そのまま彼のバンドの一員としてデビューを飾ることとなったという80年代感溢れるシンデレラ(にしてはゴツ過ぎますが)エピソードの持ち主、ROCK’N ROLL RAMBOことケイン・ロバーツが'86年に発表した1stソロ・アルバム。
「アサルト・ライフル魔改造ギターをドヤ顔で掲げる筋骨隆々な長髪マッチョ(ケイン本人)」というバカ負けするインパクト抜群のジャケットだけ見ると、「俺の武器はギター」とか言いながら物理的にギターで相手をブン殴っていそうな感じですが、実際にここで聴けるのは繊細な手つきでカッチリ組み立てられたメロディックHRサウンド。キャッチーなメロディに美しいボーカル・ハーモニー、そして構築感すら漂わすGプレイといい、見た目と託された音のギャップのデカさに二度ビック
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KANE ROBERTS-Kane Roberts-Too Much (For Anyone to Touch) ★★★ (2022-03-03 23:45:28)
ゴリゴリにマッチョな外見とは裏腹に
哀愁を帯びたメロディから、キャッチーなコーラス、
美麗なボーカル・ハーモニー、練られたGソロに至るまで
各パーツが実に繊細に組み上げられている名曲。
KANE ROBERTS-Kane Roberts-Women on the Edge of Love ★★★ (2022-03-03 23:55:32)
共作者としてロビー・デュプリーの名前もクレジット。
キャッチーなコーラスが耳を捉える
洗練された哀愁のハードポップ・ナンバー。
肉体はオイルでテッカテカですが、手掛ける楽曲は
脂っこさとは無縁。耳にスッと沁み込んでくる
消化の良い名曲に仕上がっています。
KANE ROBERTS-Saints and Sinners ★★★ (2016-12-26 23:40:06)
驚異の秘密兵器「実銃改造マシンガン・ギター」と、「筋肉モリモリ、マッチョマンの変態だ」(by映画『コマンドー』)風味にパンプアップされた肉体美を誇示したジャケットで、HR/HMリスナーをドン引き…じゃなくて度肝を抜いた元アリス・クーパー・バンドのギタリスト、ケイン・ロバーツが'90年に発表した2ndアルバム。
大向こうから「切れてる切れてる!」「ナイスバルク!」と掛け声がかかりそうなボディビルの写真集状態だった前作のアートワークが色物扱いされたことで我に返ったのか、今回はジャケ写がまともになっちゃっていて、ホッとしたような物足りないような…。まぁ少なくとも音楽性に関しちゃこっちのデザインの方が相応しいとは思いますけども。
ともあれ、ヒット・ポテンシャルに富むポップでキャッチーなメロディック・ロックという、セルフ・タイトルのデビュー作で聴かせてくれた基本路線は本作でも堅持されて
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KANE ROBERTS-Saints and Sinners-Fighter ★★★ (2016-12-27 23:11:49)
勉強、残業、筋トレ等々…「あともうひと踏ん張り!」が必要な時に流すと
沸々と力を湧き上がらせる曲調&歌詞とが相俟って効果覿面。
80年代のスポ根ドラマ/映画の主題歌に採用されていても
おかしくない爽やかさが魅力の名曲です。
KANE ROBERTS-Saints and Sinners-Rebel Heart ★★★ (2016-12-27 23:05:18)
「ギターを抱いたランボー」的イメージからはかけ離れた
痒い所に手が届くメロディック・ロック・チューンの名曲。
分厚いコーラスと高揚感に包まれたサビメロのフックの効き具合、
何よりそれを熱唱するケイン・ロバーツのVoと、
終盤の彼自身によるGソロが楽曲を劇的に盛り上げてくれます。
KANSAS-Audio-Visions ★★ (2008-12-21 21:07:00)
スティーヴ・ウォルシュ在籍時代最後の作品となった、'80年発表の8thアルバム。
80年代に入り、JOURNEYやSTIX、BOSTONといった同期バンドの成功に触発されたのか、ファンタジー色が失せた
即物的なジャケット・アートワーク(正直、かなりのダメジャケ)といい、曲展開がシンプルに整理され、
キャッチーなコーラス・ワークが強化された楽曲の数々といい、モダンな産業ロック方向へと大きく舵を切った本作は、
前作との間にケリー・リヴグレンとスティーヴ・ウォルシュのソロ・アルバムを挟んでいるせいか、ケリー作のプログレ路線と、
スティーヴ作のロックンロール路線とに、収録曲のタイプがハッキリと分かれてしまっているのが特徴と言えるかも。
個人的には、キャッチネスと重量感を兼ね備えたOPナンバー①、泣きの名バラード③、劇的な⑤、流麗且つ軽やかな⑧といった
ケ
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KANSAS-Audio-Visions-Don't Open Your Eyes ★★★ (2008-12-21 21:16:52)
スティーヴ・ウォルシュに由来するタイトなロックンロール・テイストと、
ケリー・リヴグレンのプログレ志向が見事に融合を果たした、
劇的且つ疾走感に溢れた8thアルバムのハイライト・ナンバー。
前作以降、影が薄くなる一方だったロビィ・スタインハートが
久々に披露する、攻めの姿勢のヴァイオリン・ワークも聴きモノかと。
KANSAS-Audio-Visions-Hold On ★★★ (2008-12-21 21:13:12)
“THE WALL"と双璧を為す、KANSAS屈指の泣きの名バラード。
哀愁が滲み出す絶品のVoによって歌われる
余りに切ないサビメロと、渋く泣くG、
そして艶やかなヴァイオリンの音色に思わず胸キュン。
KANSAS-Audio-Visions-No One Together ★★★ (2008-12-21 21:22:00)
「あ~、KANSASだなぁ」とシミジミと聴き惚れる、
ポップでキャッチーな叙情メロディが華麗に舞う名曲。
『暗黒への曳航』辺りに収録されていてもおかしくない
溌剌と展開される、綿密に構築された曲展開の妙は
まさにこれぞKANSAS!といった感じ。
KANSAS-Drastic Measures ★★ (2024-04-11 00:28:27)
バンドの看板でもあったバイオリン奏者ロビー・スタインハートの去ったKANSASが、'83年に発表したジョン・エレファンテ加入2作目となる9thアルバム。
前作収録の名曲“PLAY THE GAME TONIGHT”のスマッシュ・ヒットに気を良くしたレコード会社の「もっとコマーシャルなアルバム作らんかい」との圧力により、曲作りの主導権がケリー・リヴグレン(G)から、フロントマンたるジョンと、彼の兄でプロデューサー/コンポーザーとして鳴らすディノ・エレファンテに移行。それに伴い、ニール・カーノンが手掛けた乾いた音作りといい、シンセを大々的にフィーチュアしてメロディから湿り気が、曲展開からはプログレ色が減じられた楽曲といい、今作は(まさしくアルバム・タイトルが示す通り)大胆な作風の刷新が図られた仕上がりとなっています。
正直、スティーヴ・ウォルシュ在籍時代のKANSASサウンドを期
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KANSAS-Drastic Measures-Don't Take Your Love Away ★★★ (2024-04-15 23:33:04)
明るくポップな仕上がりの『DRASTIC MEASURES』の中にあって
哀愁を帯びたメロディ、メリハリの効いた曲展開等々
プログレ・ハード路線の面影を残した名曲です。
これをディノ&ジョン・エレファンテが手掛けているのですから
やはりこの兄弟の作曲センスは傑出していますよ。
KANSAS-Kansas ★★ (2008-11-23 23:35:00)
JOURNEY、STIX、BOSTONと並ぶ「アメリカン・プログレ・ハード四天王」の一角にして、ヴァイオリンをフィーチュアした
ハードロック・バンドの代名詞とでも言うべきKANSASが、'74年に発表した記念すべき1stアルバム。
代表作&出世作の4th『LEFTOVERTURE』辺りと比較すると、この頃はまだプログレ風味はそれ程でもなく、ハードでソリッドな①や、
身体がスウィングする②、初期URIAH HEEPを思わせる④といった楽曲に代表されるように、どちらかと言えばそのサウンドは
ブリティッシュHRからの影響が色濃く感じられる、ストレートな仕上がり。(しかもコレがカッコいいんだ)
とは言え、ロビィ・スタインハートが奏でる、「攻め」の姿勢を持ったヴァイオリンを前面に押し出したサウンドは
既に十分過ぎるほど個性的で、何より、後の作品よりも明らかにヴァ
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KANSAS-Kansas-Journey From Mariabronn ★★★ (2008-11-24 01:05:26)
初期KANSAS屈指の名曲。とても30年以上昔の楽曲とは思えぬ、
この劇的さは一体どうしたことか。
DREAM THEATER辺りのファンで、この曲を聴いたことのない人は
人生損してますよ!と断言したくなるぐらいお気に入りの1曲。
KANSAS-Leftoverture ★★ (2008-11-30 00:34:00)
プログレッシブ・ロックならではのインテリジェンスと、大衆性(ポップさ)が高いレベルで融合を果たした、
KANSASの最高傑作にして、アメリカン・プログレ・ハード史上に燦然と輝く名盤として名高い
(『永遠の序曲』という邦題も美しい)、'76年発表の4thアルバム。
前作まで根強く残っていたロックンロール色(ノリで押すタイプの楽曲)が一掃され、起承転結がバッチリと決まった
劇的な楽曲群で全編が固められた本作は、しみじみと泣く珠玉の名バラード②、ヴァイオリン大活躍のドラマティックな④、
卓越したアレンジ能力の高さが堪能できる⑦、そしてラストに鎮座まします、KANSASの全てが注ぎ込まれた
彼らのプログレ・サイドを代表する“超大作"⑧といった、バンド屈指の名曲中の名曲たちがズラリ並ぶ。
全米チャート11位にランクインを果たした大ヒット曲①が、この中に並ぶ
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KANSAS-Leftoverture-Cheyenne Anthem ★★★ (2008-11-30 22:45:16)
“黙示録"との邦題の付けられた、KANSASの卓越した
アレンジ能力の高さが堪能できる名曲。
多彩な表情を見せる、プログレッシブでドラマティックな曲展開は
7分近くに及ぶ長尺を、全くそう感じさせる事なく聴かせきる。
中盤の賛美歌風のアレンジや、オペラティックな女性Voが
良いアクセントとなっています。
KANSAS-Leftoverture-Magnum Opus: a. Father Padilla Meets the Perfect Gnat; b. Howling at the Moon; c. Man Overboard; d. Industry On Parade; e. Release the Beavers; f. Gnat Attack ★★★ (2008-11-30 22:49:33)
スケールの大きなイントロを聴いただけで「名曲!」と
太鼓判が押せる、KANSASのプログレ・サイドを代表する“超大作"。
ハイテクニックの応酬が生むスリル、卓越したアレンジ能力、
劇的極まりない曲展開、そして何よりプログレ的な難解さを
全く感じさせない、キャッチーで取っ付き易い叙情メロディ・・・
まさにKANSASというバンドの魅力の全部入りの1曲。
KANSAS-Leftoverture-Miracles out of Nowhere ★★★ (2008-11-30 22:36:19)
くにゃっとしたKeyのイントロからスタートする、
4thアルバムのハイライト・チューンの1つ。
プログレッシブ・ロック然とした、緩急自在のドラマティックな
曲展開が聴き所なれど、楽曲の中心に据えられているのは
スティーヴ・ウォルシュのVo(叙情メロディ)なため、難解さは皆無。
KANSAS-Leftoverture-Questions of my Childhood ★★ (2008-11-30 22:39:16)
ポップな躍動感に満ちた、爽快感溢れる名曲。
こうした親しみ易いナンバーを書けるのも、KANSASの強みですね。
KANSAS-Leftoverture-The Wall (Conclusion) ★★★ (2008-11-30 22:26:38)
KANSASの数ある名曲の中でも、
最も強烈な「泣き」を発散する珠玉の名バラード。
哀愁に満ちたヴァイオリンの旋律、エモーショナルなVo、
センチメンタルなKey、しみじみと泣くG、劇的な曲展開・・・
すべてが堪らなく美しく、そしてドラマティック。
KANSAS-Masque ★★ (2008-11-27 00:24:00)
THE MARSHAL TUCKER BAND、ALLMAN BROTHERS BAND、THE OUTLAWSやDIXIE DREGSD等、サザン・ロック系アーティストとの仕事で
知られる画家、ジェイソン・フローノイ・ホームスの手による「騙し絵」風味のジャケット・アートワークも秀逸な、'76年発表の3rdアルバム。
スティーヴ・ウォルシュ主導のロックンロール・ソングと、ケリー・リヴグレン主導のドラマティックな楽曲の
2本立てからなる作風は、基本的に前作『SONG FOR AMERICA』と同一路線ながら、今回は更に曲展開が複雑に、アレンジも
細部まで綿密に練り上げられていて、プログレッシブ・ロック風味が大幅に増量。個人的に、KANSASと聞いて想起するサウンドは、
本作をもって確立された感あり。(この方向性を更に突き詰めたのが、最高傑作と言われる次作『LE
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KANSAS-Masque-Icarus - Borne on the Wings of Steel ★★★ (2008-11-27 22:44:27)
ヴァイオリンとピアノによるリリカルなイントロに始まり、
力強く羽ばたきながら舞い上がって行くかの如き曲調が堪らなく
ドラマティックな、3rdアルバムのハイライト・チューン。
細部まで凝りまくったアレンジは、まさに「プログレッシブ・ロック」。
KANSAS-Masque-Mysteries and Mayhem ★★ (2008-11-27 22:50:27)
ランニング・タイムはコンパクトにまとめられているが、
曲展開は非常に多彩でダイナミック。
スピーディでアグレッシブ、そしてプログレッシブなHRナンバー。
フェード・アウトで終わってしまう構成が何とも勿体無い。
KANSAS-Masque-The Pinnacle ★★★ (2008-11-27 22:53:47)
歌に入る前の一捻り、壮大なスケール感、凝りまくった曲展開と
アレンジの妙、そして美しいメロディ・・・
切なさの滲み出すヴァイオリンの音色と、スティーヴ・ウォルシュの
絶品の歌声が胸を締め付ける名曲。大作だが、そうと感じさせない構成の見事さよ。
KANSAS-Monolith ★★ (2008-12-21 00:20:00)
全米チャート最高第10位にランクインを果たし、一般的に、KANSAS黄金時代最後の作品とされる、
'79年発表の7thアルバム。(邦題は『モノリスの謎』)
コンセプト・アルバムというアイデアや、プログレッシブ・ロック然としたファンタジックなジャケット・アートワークに
反して、前作『POINT OF NO RETURN』よりも一層歌モノ化に拍車が掛かった内容に仕上がっている本作。
大作主義は更に薄まり、楽曲もコンパクトにまとめられているが、相変わらず細部に至るまで綿密に練り込まれた曲展開や
アレンジの数々、そして、フックに富むキャッチーなメロディ作りのセンスに全く鈍りが見られないため、
それもマイナスにはなっていない。というか寧ろポップになった分、メロディの素晴しさが益々引き立った印象すらある。
特に、スティーヴ・ウォルシュが情感豊かに歌い上げる泣
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KANSAS-Monolith-Angels Have Fallen ★★★ (2008-12-21 00:36:49)
7thアルバム収録曲の中にあって、
初期プログレ路線の面影を強く残した名曲。
タメを効かせてドラマティックに盛り上がっていくサビに
思わず身悶えしたくなる1曲。
ロビィ・スタインハートのヴァイオリンもナイス・アシスト。
KANSAS-Monolith-On the Other Side ★★★ (2008-12-21 00:28:07)
イントロの時点で既に泣ける、コブシの効いたOPナンバー。
この時期のKANSASの楽曲は、徐々にポップ化が進行しつつあったわけだが、
この曲が発散する哀愁は“THE WALL"に迫る泣きっぷり。
それでいてベタついた印象がないのもKANSASならでは。
KANSAS-Monolith-People of the South Wind ★★ (2008-12-21 00:33:04)
シングル・カットされ全米シングル・チャート第23位を
記録した、軽快に弾むポップ・チューン。
サビメロから滲み出すどこか寂寥感を湛えた哀愁と、
神秘的な歌詞も秀逸。
KANSAS-Point of Know Return ★★ (2008-12-06 01:31:00)
全米チャート4位に食い込む大ヒットを飛ばし、プラチナ・ディスクを獲得と、4th『LEFTOVERTURE』と並んでKANSASの
絶頂期を飾る名盤としてファンから高い評価を得る、'78年発表の5thアルバム。(邦題は『暗黒への曳航』)
Voの熱唱が映える、KANSASのポップ・サイドを代表するキャッチーな名曲①や、全米チャート最高第6位にランクインを
果たした叙情的なアコースティック・バラード⑦を収録する等、スティーヴ・ウォルシュの「歌」を中心に据えた作風は、
前作に比べるとややコンパクトにまとまっている印象だが、収録曲は細部に至るまで綿密に作り込まれていて
密度が半端なく濃いため、物足りなさは皆無。何より、ポップに始まり、後半へ進むにつれてドラマティックに
盛り上がっていく本編の構成が、非常に考え抜かれていて素晴しいったらありゃしない。
プログ
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KANSAS-Point of Know Return-Closet Chronicles ★★★ (2008-12-06 17:19:09)
温かみに溢れた叙情メロディと、スケールの大きな、
構築美に満ちた曲展開が魅力のドラマティックな名曲。
↑上で別の方々が仰るとおり、ヨーロッパの童話テイストを
感じさせる歌詞が非常に秀逸。
KANSAS-Point of Know Return-Dust in the Wind ★★★ (2008-12-06 17:06:21)
切なさと郷愁を誘う美しいメロディと曲調が、
まさに「すべては風の中に」という邦題にドンピシャでハマる、
アコースティック・バラードの名曲。
ヴァイオリンの哀愁の調べが胸に沁みますな~
KANSAS-Point of Know Return-Hopelessly Human ★★★ (2008-12-06 17:28:50)
5thアルバムのラストをドラマティックに締め括る、
7分以上に及ぶ大作ナンバー。
山あり谷ありの曲展開に、泣きのG、流麗なKey、ダイナミックな
リズム隊が綿密に絡み合う凝りまくったアレンジの数々と、
本編随一のプログレッシブ・ロック度の高さを誇る一方、
スティーヴ・ウォルシュの歌うメロディは非常に親しみ易く、
難解さは皆無。悲哀に満ちたメロディを豊かに紡ぎ出す、
ヴァイオリンの活躍っぷりが素晴しいったら。
KANSAS-Point of Know Return-Lightning's Hand ★★ (2008-12-06 17:14:30)
「稲妻の戦士」という邦題が表すとおり、
5thアルバムの中でも一際ハードなロック・ナンバー。
主役は勿論、鋭く切り込んで来るフィル・イハートのGプレイ!
KANSAS-Point of Know Return-Nobody's Home ★★★ (2008-12-06 17:22:34)
ドラマティック極まりないイントロ部分だけで完璧にノックアウトされてしまう、
5thアルバムの終盤の盛り上がりを支える名曲。
涙腺をビシバシと刺激しまくる、エモーショナルな演奏を炸裂させる
ロビィ・スタインハートのヴァイオリンの素晴しさは、まさに圧巻。
KANSAS-Point of Know Return-Paradox ★★★ (2008-12-06 17:11:07)
曲調はポップだが、アレンジは綿密に作り込まれていて、
まさにKANSASにしか作り得ない名曲。
楽曲のスリルを高める、ヴァイオリンの良い仕事っぷりにも注目。
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