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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 2201-2250
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GERMAN ROCK PROJECT ★★ (2008-12-30 11:33:00)
ジャーマン・メタル・シーンのミュージシャン達がレーベルの垣根を越えて、
「HM/HRを暴力的なモノと決め付け、スポイルしていく傾向にあるTVメディアに抗議する」
目的で集結したプロジェクト。
'91年にシングル『LET LOVE CONQUER THE WORLD』を発表。参加バンドは、
AXEL RUDI PELL、CASANOVA、CHROMING ROSE、CORACKO、CROSSROADS、DARXON、
DOMAIN、DORO、EZ LIVIN'、GAMMA RAY、GREAT BIG KISSES、HEADHUNTER、HEAVENS GATE、HOLY MOSES、
JOAL、LETTER X、LOUD&DIE、ASTROS、MEKONG DELTA、OONA、PINK CREAM 69、PYRACANDA、RAGE、ROKO、
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GERMAN ROCK PROJECT-Let Love Conquer the World ★★ (2008-12-30 11:35:00)
30名以上に及ぶジャーマン・メタル・シーンのミュージシャン達が、「ヘヴィ・メタルは暴力的と決めつけ、
スポイルしていく傾向にあるTVメディアに対して抗議する」目的で集結した、ジャーマン・メタル版USA FOR AMERICA・・・
というかHEAR'N AIDなプロジェクト、GERMAN ROCK PROJECT。
本作は'91年に発表されたシングルで、トム・ハーゲンとグドラン・ラオスが作詞/作曲を手掛けたバラード
“LET LOVE CONQUER THE WORLD"のバージョン違い3曲を収録。このうち「METALバージョン」では、
14人のシンガーと共に、総勢18人のギタリスト達がリレー方式でGソロの熱演を繰り広げている。
かの名曲“STARS"と比べてしまうと、参加人数の割りにギタリストのキャラ立ちがイマイチとか(まぁ無理もない)、
大ら
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GERMAN ROCK PROJECT-Let Love Conquer the World-Let Love Conquer the World ★★ (2008-12-30 11:42:01)
正直な話、突出して出来の良いバラードというわけではないし、
この中になら、もっと良い曲が書ける人は幾らでもいたのでは?
と思わなくもないが、とは言え、やはりこれだけ豪華な面子
(ジャーマン・メタル・ファンにとって)が一堂に会して
リレーVoやGソロの共演を繰り広げてくれると、
それだけでテンションは上がるというもの。
GIANT-Last of the Runaways ★★★ (2011-05-08 18:21:54)
今やミュージシャンとしてよりもプロデューサー業の方で有名になった感のあるダン・ハフ(Vo、G)が、弟のデヴィッド・ハフ(Ds)らと共に結成したGIANTが'89年に発表し、スマッシュ・ヒット作ともなった1stアルバム。
洗練されたメロディを、透明感溢れる演奏に乗せて聴かせてくれるAOR/産業ロック寄りの音楽性を基本に、そこへ大陸のバンドらしい骨の太さと、ほんのりブルージーな味わいを加えて仕上げたメロディアスHRサウンドが本作の魅力で、個人的には「一聴でハート鷲掴み!」と言うよりも、何度も聴きこむ事によって丹念に組み立てられたメロディの魅力や、木目細かいアレンジの妙がじっくりと沁みてくるタイプのように思えるが、どっちだろうが質の高い作品である事に違いはない。
取り分け、ダン・ハフの歌心溢れるVoとGの実力は突出しており、バンドの代表曲たる哀愁に満ちたヒット・バラード⑤を筆頭に、
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GIANT-Promise Land ★★★ (2023-08-31 00:53:56)
「GIANT復活。10年ぶり3度目」と書くと何となく高校野球っぽい。3rd『Ⅲ』(’00年)発表後、長らくの不在が続いていたダンとデヴィッドのハフ兄弟率いるメロハーの名門GIANTが、'10年にFRONTIERS RECORDSから発表したカムバック作。通算4作目。
プロデューサー業で多忙なダン・ハフは残念ながらパーマネントなメンバーからは身を引いてしまいましたが、曲作りとGプレイで引き続きバンドに貢献。また新メンバーとして加わった、この時期様々なバンド/プロジェクトで歌っていた仕事人テリー・ブロック(Vo)と、元MDDIEVAL STEEL(!)で、現在はWINGERに在籍するジョン・ロス(G)が彼の抜けた穴を埋めて余りあるパフォーマンスを発揮してくれています。(余談ながらこの二人が組んだROTH/BROCK PROJECTの作品もメロディアスHRの好盤でお薦め)
これだけ
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GIANT-Shifting Time ★★★ (2022-10-05 23:14:57)
名バラード“I’LL SEE YOU IN MY DREAMS”をスマッシュ・ヒットさせ、2枚のアルバムを残して解散したメロディアスHRバンドGIANT。90年代以降は復活と休眠を繰り返していた彼らがFRONTIERS RECORDSの仕切りで3度目の帰還を果たして'22年にリリースした、通算では5枚目となるアルバムがこちら。
オリメンのデヴィッド・ハフ(G)とマイク・ブリグナーディ(B)は健在ながら、売れっ子プロデューサーとして多忙な日々を送るダン・ハフは今回も不参加で、その穴を埋めるのはFRONTIERS RECORDSの必殺仕事人アレッサンドロ・デル・ヴェッキオ。シンガーはテリー・ブロックに代わって同レーベル一押しの逸材ケント・ヒッリ(PERFECT PLAN)が担当しています。正直なところ、顔触れ的にもサウンド的にも「GIANTの新作」っつーよりは「良くプロデュースされたF
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GIANT-Shifting Time-I Walk Alone ★★★ (2022-10-06 23:38:26)
アルバムのラストに置かれた、ケント・ヒッリの熱唱が
感動を際立たせる泣きの名バラード。
このメロディの哀愁っぷりはGIANTというより
完全にアレッサンドロ・デル・ヴェッキオの世界ですが
良い曲は良い曲。個人的には今年度のベスト・チューン候補ですよ。
GIANT-Time to Burn ★★★ (2019-02-28 22:48:25)
ダン・ハフ(Vo、G)と言えば、歌もギターもエモーショナル、曲作りに冴えを発揮し、現在はロック/カントリー分野で引く手数多のプロデューサーとして名を馳せる傑物。その彼が弟のデヴィッド・ハフ(B)、アラン・パスカ(Key)ら、名うてのセッション・ミュージシャン達と結成したGIANTが、1st『LAST OF THE RUNAWAY』のスマッシュ・ヒット後EPIC RECORDSへと移籍して、'92年に発表した2ndアルバムがこちら。
折からのグランジ・ブームに巻き込まれ、セールス的には不本意な結果に終わってしまったと聞く本作ですが、高度な演奏技術と卓越したアレンジ・センスをキャッチーで分かり易い楽曲作りのためにに惜しみなく注ぎ込んだ、ほんのりブルージーな香り漂うメロディック・ロック・サウンドは、傑作だった前作にだって引けを取らない充実っぷり。
90年代という時節柄、メロディの透
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GIANT-Time to Burn-Chained ★★★ (2019-03-03 10:32:54)
ほんのりブルージーな薫りも漂わせつつ
7分以上に及ぶドラマティックな曲展開と
中間部で奏でられる神秘的なメロディや
弾きまくるダン・ハフのGプレイ等を聴いていると
GIANT版“STAGAZER”的な形容もチラリと脳裏をよぎります。
GIANT-Time to Burn-Lost in Paradise ★★★ (2019-03-03 10:48:44)
名曲“STAY”の後に、この名バラードが続いた時点で、
自分の中で『TIME TO BURN』の名盤評価が確定しましたね。
悲哀に満ちたメロディ、「エモーショナルとはこういうことだ!」
と言わんばかりに、歌とギターに魂込めるダン・ハフの
パフォーマンスに圧倒されてしまいます。
GIANT-Time to Burn-Stay ★★★ (2019-03-03 10:37:30)
抑え気味のヴァースから、パッと花開くようなキャッチーなコーラスへと
繋がる展開が非常に秀逸。曲調はポップで洗練されていますが
そこにダン・ハフの粘っこくエモーショナルなVoとGが乗っかることで
GIANTならではの魅力を放つ名曲が一丁上がり。
バンドがこれをリーダートラックに選んだ気持ちがよくわかります。
GILLAN-Double Trouble ★★ (2013-07-06 08:50:35)
メンバー・チェンジという事件があったものの、前作『FUTURE SHOCK』から僅か半年のインターバルで発表された4thアルバム。『DOUBLE TROUBLE』なるタイトルは、ライブ盤との2枚組という本作の変則仕様に引っ掛けてあるのでしょうか?
生粋のロックンローラー、バーニー・トーメから、「リッチー・ブラックモアのそっくりさん」改め「赤いリッチー」ことヤニック・ガーズにギタリストが交代。これに伴いサウンドの方も、奔放で刹那的な疾走感が大きく後退し、よりカッチリとまとめ上げられた、整合性重視のスタイルへと軌道修正が図られています。(ヤニックが曲作りに本格参戦するのは次作からですが)
どこか淡々と歌うギランのVoと、洗練すら感じさせる曲調が異色の“NIHTMARE”みたいな、従来のGILLAN節からすると浮いてる楽曲も散見され(悪い曲ではありませんが)、疾走ナンバー不在の本編
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GILLAN-Double Trouble-Born to Kill ★★★ (2013-07-07 21:16:01)
ギランのVoとKeyによる叙情的な第一部
そこに全楽器が加わる第二部
GILLANらしく疾走する第三部
クライマックスへ向けて上り詰めていく第四部・・・と
10分近くに及ぶランニング・タイムの中で
起承転結がドラマティックに決まった
アルバムのハイライトを飾る名曲。
GILLAN-Double Trouble-Men of War ★★ (2013-07-07 21:09:57)
曲調は結構ポップ寄りなんですが
そこに青筋立ちまくりなギランのシャウトと
空気を読まないコリン・タウンズのKeyソロが
絡むことで、何やら摩訶不思議なインパクトを
残すことに成功しています。
GILLAN-Future Shock ★★★ (2013-07-03 21:33:44)
イアン・ギランに対しては、長らく「リッチーを煩わせる厄介者」という(相当に偏った)悪印象を抱えていたのですが、そのような彼に対する過小評価はGILLAN時代のアルバムを体験することによって、遥か彼方へと吹っ飛ばされることになりました。
全英チャート№1の座に輝いた本作(3rd)は、GILLANとNWOBHMを語る上で欠かすことのできない重要作(ジャケットからは想像し難いですけどね/笑)。前2作に比べると破天荒さが幾分薄まりを見せてはいるものの、ワイルドに唸りを上げるバーニー・トーメのG、フラッシーなKeyワークでサウンドを華麗に彩るコリン・タウンズ、スピーディ且つラウドに疾走するジョン・マッコイ&ミック・アンダーウッドのリズム隊・・・と、プレイもアピアランスも個性的な一癖も二癖もある連中を、バンドとして堂々まとめ上げるギランのカリスマ性は、一層研ぎ澄まされて絶好調。
楽器陣が
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GILLAN-Future Shock-Bite the Bullet ★★★ (2013-07-04 23:06:37)
GとKeyとリズム隊が汗と火花を散らしながら
絡み合い、ノリの良さと緊迫感を併せ持って疾走する
アルバムのハイライト・ナンバーの一つ。
バーニー・トーメの華のあるGプレイも聴き所で
この頃の彼は間違いなくギター・ヒーローの資格を
有していたように思います。
GILLAN-Future Shock-Future Shock ★★ (2013-07-04 22:46:45)
SFとはどう見ても無縁なGILLANが、
コリン・タウンズの煌びやかなKeyソロだけで
サイバーパンクを主張する上げ底仕様ですが(笑)
アルバムのOPを飾るに相応しい、高揚感溢れる
HRナンバーであることは間違いありません。
GILLAN-Future Shock-If I Sing Softly ★★★ (2013-07-04 23:13:43)
ブリティッシュHRならではの憂いと劇的さを
有するドラマティックなナンバー。
有名なロックンロール曲のカヴァー6曲目から、
ヘヴィ・メタリックな疾走チューン7曲目、
そして、この名曲へと繋がっていく展開も絶妙で、
GILLANというバンドの音楽的振幅の広さに
気持ち良く翻弄されてしまいます。
GILLAN-Future Shock-New Orleans ★★★ (2013-07-04 23:40:50)
誰でも一度は耳にしたことがあるであろう
ロックンロールのスタンダード・ナンバーのカヴァー。
ハマッてるのは当然ですが、メンバー全員が
楽しそうに演奏してるのが伝わってくるのがまた素晴しい。
個人的には、タウンズのゴキゲンなピアノ・ソロだけで
ご飯3杯はいけますよ。
GILLAN-Future Shock-No Laughing in Heaven ★★★ (2013-07-04 23:00:02)
香具師の口上を聞いているような
「立て板に水」状態で流暢にまくしたてる
速射Voに圧倒されまくり。
やっぱ凄いシンガーですよ、この人は。
歌というよりはラップに近いのですが
芝居っ気や茶目っ気たっぷりなのが
また独自の味わいを感じさせてくれます。
GILLAN-Glory Road ★★★ (2013-07-01 07:35:00)
全英チャート・トップ10に食い込むヒットとなった『Mr. UNIVERSE』の好評を受けて、'80年に矢継ぎ早に発表された2ndアルバム。
バーニー・トーメ(G)やジョン・マッコイ(B)らも積極的に曲作りに関与するようになった結果、「バンドらしさ」が強化。要所に配された疾走ナンバーや、先行シングル“SLEEPING ON THE JOB”といったイキの良い楽曲が、70年代HRスタイルに別れを告げ、騒々しくハジける本編の「80年代型HMテイスト」を盛り上げます。
ヨーロッパ的な暗さや重さよりも、イアン・ギランのカラッと陽性な歌声を活かした、ワイルドで豪快なノリの良さを前面に押し出す一方、重厚且つドラマティックな“ON THE ROCKS”、B主導でヘヴィに沈み込んでいくような“NERVOUS”もあったりと、この「何でもあり」な感覚がGILLANの魅力でしょうか。アドリブ全開のギ
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GILLAN-Glory Road-Are You Sure? ★★ (2013-07-02 21:51:06)
ぶっちゃけ疾走曲のインパクトは前作程じゃなく、
それ以外のタイプの楽曲の方が光り輝いる『GLORY ROAD』。
この曲はギランの歌メロの良さが特筆モノで
後年はリッチーに「魅力的な歌メロが書けない」とか
ボロクソ言われてましたが、いやいや。
カッコイイ歌メロ作ってますよ。
GILLAN-Glory Road-If You Believe Me ★★★ (2013-07-02 22:08:11)
広く開いた音の隙間を、自由自在に埋めていく
ギランのVoがとにかく圧巻。高い声が出るとか、
音程が正確といったテクニックだけでは決して到達し得ない
ギランの「シンガー力」の高さに感服。
その彼と真っ向ぶつかり合う、コリン・タウンズの
鍵盤捌きにも勿論痺れまくりですよ。
GILLAN-Glory Road-Nervous ★★ (2013-07-02 22:17:36)
疾走曲のイメージが強いGILLANにあって
珍しくジョン・マッコイの重たげなBに導かれてスタート。
まるで、後にギランがBLACK SABBATHに
加入することを予期していたかのような
ヘヴィ・チューン・・・と言ったら言い過ぎですかね。
GILLAN-Glory Road-On the Rocks ★★★ (2013-07-02 21:55:41)
Keyが繰り返し奏でる荘厳なフレーズと、
一瞬のブレイクの後、テンポ・アップして
GとKeyがユニゾンするパートの劇的なカッコ良さは
「これぞブリティッシュHR」といった趣き。
文句なしでアルバムのハイライト・ナンバー。
GILLAN-Magic ★★ (2013-07-08 22:19:56)
表向きの理由は「ギランの喉に出来たポリープの治療のため」、実際は「DEEP PURPLE再結成に向けての布石」からGILLANのラスト作となってしまった'82年発表の5thアルバム。
ヤニック・ガーズ(G)が曲作りに本格参戦したこともあって、てっきりヘヴィ・メタリックな作風で攻めて来るものと思ったら、意外や、キャッチーに弾む“LONG GONE”や、哀愁漂う伸びやかなメロハー・チューン“LIVING A LIE”といったこれまでになくポップな楽曲を収録。基本的に本作は、前のめりな豪快さよりも整合性を重視していた前作『DOUBLE TROUBLE』のスタイルをそのまま受け継いでいました。
尤も、「とにかく時間がないのでちゃっちゃと作りました」的な粗さも目立った(トーメのペンによる楽曲も収録されていた)『DOUBLE~』に比べると、しっかりと煮詰められている印象で、何よりOPを飾
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GILLAN-Magic-Demon Driver ★★★ (2013-07-09 22:31:51)
邦題は“悪魔の暴走”ですが、
疾走ナンバーではなく(疾走パートもありますが)、
8分近くに及ぶ長尺を、カラフルに、シアトリカルに、
ドラマティックに聴かせきる大作ナンバー。
変幻自在な歌声を披露する、ギランのシンガーとしての
技量も聴き所。
GILLAN-Magic-Living a Lie ★★ (2013-07-09 22:52:33)
アルバムのポップ・サイド寄りに位置する
哀愁に満ちたメロディアスHRチューン。
ギランは、力の入ったシャウトもいいですが
こうした楽曲で聴ける、肩の力を抜いた
伸びやかな歌声も非常に魅力的です。
GILLAN-Magic-Long Gone ★★★ (2013-07-09 22:45:27)
VAN HALENの“JUMP”の元ネタとも噂される
屈託なく明るく弾むキャッチーなナンバー。
確かにポップですが、個人的にはアルバムでも
1、2を争うぐらいお気に入りな名曲です。
GILLAN-Magic-What's the Matter ★★ (2013-07-09 22:38:36)
ギランのシャウト一発、
ソリッドなGリフと共に滑り出す疾走ナンバー。
トーメ時代のような前のめり感はありませんが、
より80年代らしいヘヴィ・メタリックな仕上がりです。
GILLAN-Mr. Universe ★★★ (2013-06-29 01:04:30)
GILLANが'79年に発表した本1stフル・アルバムは、アートワークこそAORシンガーのソロ作品のようでHR/HM的な凄みはゼロですが、内容の方はと言えば、これがイアン・ギランのDEEP PURPLE脱退後の試行錯誤を断ち切り、開き直ったかの如くアグレッシブなサウンドがギュウ詰めで最高にエキサイティング。
NWOBHMの隆盛と歩調を併せるかのように突っ込み気味に疾走する“SECRET OF THE DANCE”や“ROLLER”“MESSAGE IN A BOTTOLE”といったスピード・ナンバーの数々は、「ヘヴィ・メタル」と表現しても全く差し支えのないハッちゃけぶりが魅力。
またKey奏者コリン・タウンズの存在が、ギランの強烈なシャウト、バーニー・トーメの豪快なGプレイとタメを張る程に目立ちまくっているのも個人的には嬉しいところです(作曲面でも大きく貢献)。“SHE TE
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GILLAN-Mr. Universe-Fighting Man ★★★ (2013-06-29 22:32:30)
アルバムのクライマックスを飾る泣きの名曲。
哀愁に満ちたフレーズを紡ぐトーメのG、
タウンズのKey、そして何と言っても白眉は
ギランのVo。エンディングの激情迸るシャウトは
涙なしには聴けませんよ!
GILLAN-Mr. Universe-Mr. Universe ★★★ (2013-06-29 23:02:23)
トメさんによるジャムっぽいパートを組み込みつつ
疾走するアルバム表題曲。A面はホント名曲ばかりだなぁ。
楽曲のスピード感を高めるコリン・タウンズの
KEYの速弾き、そしてエンディング間際の
喉から血ぃ吐いてそうなギランのシャウトの
カッコ良さは異常。
GILLAN-Mr. Universe-Roller ★★★ (2013-06-29 22:52:37)
ワイルドに切り込んでくるGリフ
ラウドにブチかまされるリズム、
轟音を引き裂いて突き抜けてくるギランのVoが
尋常ならざるテンションを伴ってぶつかり合う
完全に「ヘヴィ・メタル」なスピード・ナンバー。
GILLAN-Mr. Universe-Secret of the Dance ★★★ (2013-06-29 22:45:40)
NWOBHMの隆盛を予期したかのような
前のめりなスピード・ナンバー。
ハイテンションに畳み掛けるギランのVoが
楽曲を貫く疾走感を更に倍化させています。
Keyによるインスト曲“SECOND SIGHT”から
繋がっていく曲展開も効果的。
GILLAN-Mr. Universe-She Tears Me Down ★★★ (2013-06-29 22:38:06)
哀愁に満ちたメロディ、
Keyがリード楽器の役割を果たし、
プログレ風味薫る曲展開など
コリン・タウンズの才能が光る逸品。
このタイプの楽曲が聴かれるのは、
GILLANのアルバムでは本作ぐらいか?
GILLAN-On the Rocks ★★★ (2018-11-14 23:26:21)
‘81年6月、バーニー・トーメ(G)脱退5日前に、GILLANがドイツのアーヘンで行ったライブの模様を収めた実況録音盤。中古屋で見かけて「へー、こんなん商品化されてたんだ」と思わず興味に駆られて購入してしまいました。
ライン録りなのか、オーディエンスの歓声が殆ど入っておらず、また本来ショウのOPを飾っていスピード・ナンバー“UNCHAIN YOUR BRAIN”が録音上の不備で未収録という痛恨のミステイクが惜しい作りながら、代表作『FUTURE SHOCK』(’81年)を発表し、脂の乗り切っていた時期のGILLANのライブゆえ、楽曲も演奏も火が出るぐらいにホットでスリリング。「パンク世代のジミ・ヘン」トーメのGは脱退直前とは思えぬテンションの高さですし、何より圧巻なのが、プレイにしろアピアランスにしろ一癖も二癖もある個性派揃いの面子をがっちり従えて、1曲目からキレキレの歌声をブッ込
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GIRL-Sheer Greed ★★ (2017-02-15 23:07:51)
「NWOBHM四天王」という肩書と、DEF LEPPRADのフィル・コリン(G)やL.A. GUNSのフィリップ・ルイス(Vo)、後にゼロ・コーポレーションからSHEER GREED名義でアルバムを発表したりしていたジェリー・ラフィー(G)らが嘗て在籍していたバンドという点に興味を引かれて購入に踏み切った、GIRLのデビュー作(’80年発表)。
当時「NWOBHMそのものな音を期待しないように」と散々忠告されていたにも関らず、「またまた、そんな謙遜しちゃってぇ。腐っても四天王なんでしょ?」と全く聞き入れずに購入。その挙句本作で聴かれるラフでスリージーなロックンロール寄りのサウンドに対し、「全然NWOBHMっぽくねぇじゃん!」と勝手に立腹して、速攻で盤を売り払ってしまった青い思い出が蘇ります。そもそもメンバーの面子的に(あとジャケットを飾るアー写のグラマラスなルックスからして)ストレ
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GIRL-Sheer Greed-Hollywood Tease ★★★ (2017-02-15 23:50:52)
NWOBHMの鬼っ子的存在だったGIRLのデビュー作に収められた
これまた鬼っ子的存在の名曲。
アルバム全体をNWOBHMで括るには無理がありますが
(またメンバーもそんなことはこれっぽっちも望んでない)
特別速いわけではないものの、疾走感に溢れたメタリックな
リフ&リズムといい、弾きまくるGといい、独特の声質を駆使して
ヘタウマ・シャウトを響かせるVoといい、
この名曲に関しちゃ堂々HMの範疇で語り継げるカッコ良さ。
GIRLSCHOOL-Demolition ★★ (2012-04-12 07:17:54)
テイチクから国内盤CDが再発された際「まぁNWOBHMを代表するバンドだし、勉強しておくかな」ぐらいの資料的価値重視で購入した作品でしたが、実際に聴いてみて、HMのエッジとパンキッシュなノリの良さを併せ持った(バンド曰く「ニューウェーブと呼ぶには重く、HMと呼ぶにはあまりにパンク」)なサウンドの問答無用のカッコ良さにノックアウトされてしまいましたよ。
案外キュートな(?)歌声とハスっぱなコーラス、豪快にかき鳴らされるGリフにタイトで埃っぽいリズムとがワイルドに押し出してくる、MOTORHEAD直系ロックンロール・サウンドで媚や虚飾を排除したスケ番チックな骨の太さを提示する一方、必要以上に男勝りたらんとする力みや気負いを感じさせない自然体なバランス感覚も上々で、何よりGUNの名曲“RACE WITH THE DEVIL”の見事な料理っぷりからも分かるように、メロディがいかにも英国的な
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GIRLSCHOOL-Demolition-Demolition Boys ★★★ (2012-04-13 21:59:41)
シンプルゆえに強い求心力を発する
Gリフとリズム、それにハスっぱなVoと
コーラスのコンビネーション、
そして無頼漢溢れるGソロを聴いていると
無性に頭を振りたくて仕方なくなります。
ガールズロック?いやいやスケ番メタルですよ。
GIRLSCHOOL-Demolition-Emergency ★★★ (2012-04-13 22:25:29)
GとBが刻むリフが、まさしくタイトル通りの
切迫感を演出するアルバム後半のハイライト・ナンバー。
一緒に歌いたくなるキャッチーなサビメロも秀逸です。
GIRLSCHOOL-Demolition-Race With the Devil ★★★ (2012-04-13 22:19:27)
ポール&エイドリアンのガーヴィッツ兄弟率いる
GUNが大ヒットさせた元祖HM的なカッコ良さに
満ち溢れた名曲の好カヴァー。
勢いだけじゃないケリー・ジョンソン(G)の
確かな実力が伝わって来る楽曲でもあります。
GIRLSCHOOL-Hit and Run ★★★ (2018-08-26 23:49:52)
野郎率90%越えのNWOBHM工業高校で総番レミー先輩から薫陶を受け、学内に睨みを利かせたスケ番軍団ことGIRLSCHOOLが、'81年に発表した2ndアルバムがこちら。
「所詮は女」と舐めて掛かる輩のケツの穴に腕突っ込んで奥歯ガタガタ言わさんとするパンキッシュな荒くれ感を十二分に漲らせつつ、Gリフは切れ味の鋭さを増し、リズムはよりダイナミック、ハスッぱに歌われるメロディは一層キャッチー&メロディアスに…と、演奏に厚みが出て、勢いだけに頼らないミュージシャンとしての成長ぶりもアピールする本作は、グッと整合性を高めたヘヴィ・メタリックなサウンドが提示されています。
気合一発、OPを威勢よく駆け抜ける①、土煙巻き上げて突っ走る③、オラオラとケツを蹴り飛ばされるような④、荒々しくも印象的なリフレインを持つ⑧といった疾走ナンバーを要所に配し、その合間に英国風味の湿り気を漂わせた②⑤⑦
…続き
GIRLSCHOOL-Hit and Run-Yeah Right ★★★ (2018-08-27 23:10:05)
反抗的なアティテュードと、甘く親しみ易いメロディが同居して
キャッチーに駆け抜けるGIRLSCHOOLならではの名曲。
ライブじゃさぞかし盛り上がったことでしょう。
PVには故フィルシー“アニマル”テイラーがゲスト出演、愉快な演技を披露してくれています。
GIRLSCHOOL-Play Dirty ★★★ (2016-08-07 09:04:05)
ケリー・ジョンソン(G)在籍時代、最後の作品となった’83年発表の4thアルバム。
GIRLSCHOOLと言えば「MOTORHEADの妹分」との評判と、それを裏付けるかの如き破天荒でパンキッシュな初期作のサウンドが強烈なインパクトを放っていたので、初めて本作を聴いた時は、のっけから大胆にKeyを取り入れてハーモニーも増量。ミッドテンポの楽曲を中心に、DEF LEPPARDばりに洗練された小奇麗なアレンジを身に纏うポップでメロディアスなサウンドの変化にビックリ仰天。思わず「マジっすか?」とジャケットで睨みを効かせる姐さん方の顔を二度見してしまいましたよ。まるで工業高校のスケ番が、女子高への転校を切っ掛けにしれっと普通の女の子デビューを飾ったのを目撃してしまった気分というか…。いや、勿論⑤や⑩のような疾走ナンバーも収められてはいるのですが、どっちも「アグレッシブ」というよりは「軽快」と
…続き
GIRLSCHOOL-Play Dirty-Going Under ★★★ (2016-08-08 23:39:05)
初めて聴いた時は、初期GIRLSSCHOOLしか知らなかった身ゆえ
シンセによるイントロと、哀愁に満ちたメロディを
リラックスして歌い上げるケリー・ジョンソンのVoに
「?!」となってしまいましたね。
が、リピート再生しているうちに、じわじわ「聴かせる」楽曲自体の
魅力が浸透。今じゃ星三つ級の大好きぶりですよ。
GIRLSCHOOL-Play Dirty-High 'N' Dry ★★★ (2016-08-08 23:43:29)
タイトルがDEF LEPPARDっぽいですが、洗練を感じさせる
楽曲自体も相当にDEF LEPPARDを意識していそうな仕上がり。
初期のような尖がり感は皆無ですが、キャッチーなメロディから
よく歌うG、メロディアスに歌い上げるVoまで
実に心地よく浸れる哀愁のハードポップ・チューン。
これははこれで十分魅力的です。
GIRLSCHOOL-Screaming Blue Murder ★★★ (2019-12-23 00:05:10)
先頃来日公演も敢行した、NWOBHMが誇るご長寿ガールズ・ロック・バンド…なんて書いたらケツを蹴っ飛ばされそうなGIRLSCHOOLが、Bをイーニッド・ウィリアムズからジレン“ジル”ウェストンにチェンジして'84年に発表した3rdフル・アルバム。
前2作の成功を糧に、更なる幅広いリスナー層へアピールするべくバラエティ豊かな曲作りが試みられている本作は、パンキッシュな炸裂感や疾走感を抑制。これまで無造作に撒き散らかされていたエネルギーに指向性を持たせて、整合性を高める方向に集約することで、HR然としたキャッチー&メロディアスな魅力の底上げが図られています。
明確に「叩きつける」よりも「聴かせる」ことを重視した仕上がりの楽曲は、破天荒さが薄まった分全体的に小粒な感は否めないものの、この完成度の高さには間違いなく唸らされるもの有り。本作をもって彼女たちがミュージシャンとして更なる成
…続き
GIRLSCHOOL-Screaming Blue Murder-Don't Call It Love ★★★ (2019-12-23 23:53:48)
練られたGフレーズから、哀愁を湛えてキャッチーな歌メロまで
勢い任せではない構築美を感じさせる仕上がり。
バンドの作曲能力の成長がしかと刻まれた名曲です。
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