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Fatal Attraction (2017-10-25 00:38:07)
DEEP PURPLEからBEATLES、更にはEAGLES等のAOR/産業ロックまで、幅広いジャンルを愛するメンバー達の「破滅的な出会い」(FATAL ATTRACTION)により80年代末期にスウェーデンはストックホルムにて結成された、Key奏者を含む5人組。
幾つかのコンピレーションCDに参加した後、’96年に1st『END OF REGULATION TIME』でデビュー。同作はSOUND TREASUREを通じて日本盤もリリースされた。
'03年には2nd『SIMPLICITY RULES』を発表するも、’04年にバンドは解散してしまった模様。
Fatal Attraction-End of Regulation Time ★★★ (2017-10-25 00:42:07)
バンドについては殆ど何も知らんのですが(他グループで活動していたりするメンバーがいるわけでもなし)。中古盤屋で安く売り出されているのを見つけたのと、《北欧より届いた夢幻の調べ――》なるこっちの食指をそそる帯惹句、あと国内盤の解説を平野和祥氏が書いてることに興味を惹かれて、「まぁ酷い作品ってことはないだろう」と試しに購入してみたらこれが大当たりだった…というスウェーデンの5人組が'96年に発表した1stアルバム。
基本的な音楽性は、北欧産らしい透明感と哀感を宿したハードポップ。そこにプログレ・タッチのKeyワークやドラマティックな曲展開等の凝ったアレンジの数々、更にはほぼ全編に亘りフィーチュアされているストリングス(本物)が加わることで、クラシカルな気品も漂わす、このバンド独自のサウンドの醸成に成功しています。OPナンバー①を初めて聴いた時に思い浮かんだのは「北欧版NEW ENGLA
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Fatal Attraction-End of Regulation Time-Message from the Past ★★★ (2017-10-25 01:49:37)
ハーモニーが立体的に舞い、
曲展開は華麗にしてドラマティック、
尚且つメロディは北欧メタルらしい冷ややか哀感を宿しているという
まさに北欧版NEW ENGLANDと評したくなる名曲であります。
後に続く“THE CURSE OF Mr. FUTURE”と“GOOD TIMES, BAD TIMES”の
2曲と併せて一つの組曲としてお楽しみください。
Firehouse 3-I Live My Life for You ★★★ (2016-10-01 09:04:38)
優し気な曲調のバラードで、FIREHOUSEのバラードとしては
並みの出来かなぁとか思っていたのですが、
日本で収録されたライブ・バージョンを聴いて、いや素晴らしい!と。
楽曲の良さだけでなく、リズム隊だけの援護でコーラス部分を
見事に大合唱する観客に感動。
あんな長い歌詞、英語バカな自分にゃよう歌えませんよ。
Freefall-Rebel Hard ★★★ (2021-10-07 01:01:58)
東京サマーランドに設置されていた今はなき絶叫アトラクションみたいなバンド名を名乗るのは、マイク(Vo、B)とクリス(G)のジョーンズ兄弟により結成されたイギリス発のメロディアスHRプロジェクト。本作は80年代半ばから国内のパブやクラブを回って腕を磨いてきたという彼ら(ライブを演る際には、ここに更にもう一人の兄弟であるドラマー、ティム・ジョーンズが加わるらしい)が、'96年に満を持して発表した1stアルバム。
‘96年といえば、猛威を振るうダーク&ヘヴィのトレンドで欧米のHR/HMシーンが塗り潰されていた頃合いですが、本作に託されているのはそこに差し込む一筋の光明の如き、英国的…というよりは寧ろアメリカンな開放的キャッチネスを湛えたメロディ、厚めに盛られたボーカル・ハーモニー、そして要所で「おっ」と耳惹くフラッシーなソロを繰り出すテクニカルなGプレイ等々に彩られた80年代風味満点の華
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GALACTIC COWBOYS-Galactic Cowboys ★★ (2006-06-28 20:21:00)
GCの代表作を2nd「SPACE IN YOUR FACE」とする意見に異論はない(寧ろ賛成だ)が、
個人的に、彼らのアルバムの中で最も気に入っているのは、'91年発表のこのデビュー作だったりする。
アグレッシブなリフ&リズムの上に乗っかる、浮遊感漂う歌メロと、美麗なボーカル・ハーモニーの妙・・・という
個性的なスタイルは既に完成されているのだが、それを美しく彩るメロディの質が「ポップ」「キャッチー」「ソウルフル」な
2nd以降とは異なっていて、ポップでキャッチーなのは間違いないのだけど、もう少し叙情的で哀感が強く演出されている
(ように感じられる)のがその理由。言うなれば、GCの前身バンドAWFUL TRUTHの音楽性に最も近い感じ?
スパニッシュ風のアコギやら、カントリー調のハーモニカやら、スラッシーな疾走パートやら、
色々な要素をギュッと詰
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GALACTIC COWBOYS-Galactic Cowboys-I'm Not Amused ★★★ (2007-04-14 21:39:32)
1stのOPナンバー。スラッシーなリフ&リズムの上に乗っかる
歌メロとVoハーモニーは非常にポップでキャッチーという
このミスマッチ感。スパニッシュ風味にブルーズ風味に
カントリー風味にプログレ風味と、
様々な要素をごった煮してドラマチックに仕上げた
これぞGALACTIC COWBOYS!な名曲。
GALAXY (2012-01-26 05:27:48)
母体となるバンドの誕生はソビエト連邦時代('81年頃)まで遡るというベテランHRバンド。正式名称はGALAXY GROUP。日本盤だと「ガラクチカ」表記でしたっけね。
'88年に1stアルバム『В Атмосфере Гласности』を発表してデビューを飾り、同時期のロシアン・メタルの盛り上がりの波に乗ってアメリカ進出も狙ったようだがが、結局は上手く運ばなかったらしい。
'91年にインディー・レーベルから全曲英詞で歌ったセルフ・タイトルの2ndアルバムを発表。ハイレベルな叙情HRサウンドが詰め込まれた素晴しい内容とCDのプレス枚数の少なさから、現在では同作はかなりのプレミア価格で取引されている模様。
尚バンドは今も存続しており、'11年には『GALAXY』から発表20周年を記念するアニバーサリーEP『Последний Летний День』をリリースしている。
GALAXY-GALAXY ★★★ (2012-01-26 05:29:01)
今から20年前ほど前に、西新宿のCD屋でDOMAINのベスト盤と一緒に購入した事をいやに鮮明に覚えている、ロシアはモスクワ出身のHRバンドが'91年に発表した2ndアルバム。
線は細いが泣きをたっぷりと含んだ歌声が魅力のVo、時にネオクラシカルなフレーズも紡ぐG、ゆるふわ系とは一線を画すメリハリの効いたビートを刻むリズム隊、それに水晶細工の如き繊細さと透明感を演出するKeyらによって形作られる叙情HRサウンドは、淡い色彩で描かれたファンタジックなジャケット・アートワークがそのまま音となって抜け出して来たかのような美しさ。
全曲が英詞で綴られた楽曲からも(薄っぺらい録音状態を除けば)イモっぽさは殆ど感じられず、ロシアン・メタルと言うよりも一線級の北欧メタルに近しい作風かな?と。
捨て曲/埋め曲の類は一つも見当たらない比類なき完成度を誇る本編ですが、取り分け、哀愁と美旋律が
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GALAXY-GALAXY-JULIE ★★★ (2012-01-27 23:02:58)
ネオクラシカルなフレーズを連発するGや、
そのGとKeyの絡み具合など、イングヴェイからの
影響が感じられるネオクラ様式美チューン。
線は細いが魅力的な歌メロを構築するVoが
ここでも存在感を発揮していますね。
GALAXY-GALAXY-LADY MUSIC ★★★ (2012-01-27 23:05:47)
力強く、ドラマティックにアルバム後半の
山場を飾る本編でも指折りの名曲。
痒い所に手の届く歌メロを、猛烈な悲哀を
発散しながら歌い上げるVoの存在が
光りまくりの1曲で、聴く度にしみじみと
「良いシンガーだなぁ」と感心させられます。
GALAXY-GALAXY-SWEET ROSANNA ★★★ (2012-01-26 22:23:14)
どっぷりとセンチメンタルな気分に浸れる
美しくも切なさを満載にした叙情ナンバー。
邦題は“可愛いロザンナ”。
胸を締め付ける繊細な情感を湛えた
パフォーマンスを聴かせてくれるGとVoの
泣きっぷりはお見事の一言に尽きます。
この名曲の存在を持って、GALAXYの名は
私の胸にしかと刻まれましたよ。
GALNERYUS-Angel of Salvation ★★ (2012-11-07 22:45:20)
小野正利(Vo)加入以降も順調にアルバム・リリースを重ねて本作で早くも8枚目に到達。
テクニック的にも表現者としてもハイレベルな実力派が集まったバンドゆえ、今更アルバムの質がガクッと下がることは考え難く、今回も小野の唯一無二のハイトーンVoと、鮮烈な速弾きからクラシカル/泣きのフレージングまでエモーショナルにこなすSYUのGプレイを両翼に、そこへテクニカルなYUHKIのKeyも加えて、スピーディに、メロディアスに、ドラマティックに羽ばたくシンフォニックなHMサウンドの飛翔感には一点の曇りもありません。
前作収録の名曲“NO MORE TEARS”のような聴き手から涙を搾り取るバラードが見当たらない本編は、代わりに楽曲が一層壮麗且つシンフォニックに、メロディック・パワー・メタル風味の強化が図られている印象。劇的極まりないイントロだけで満腹感が味わえる①②、朗々としたサビメロがも
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GALNERYUS-Phoenix Rising ★★★ (2011-10-21 22:53:17)
前作『RESUTTRCTION』は非常に楽しませて頂いたアルバムだったのだが、一方でGALNERYUSと小野正利の組み合わせにイマイチ脈絡が感じられなかったため、「1枚限りで終わっちゃうんじゃねぇの?このタッグ」との疑念が拭いきれずにいたのですが、無事、こうして2作目(7th)をリリースしてくれて先ずは一安心。しかも内容の方も前作に劣らぬ高品質さとあっては、最早何も言う事はありません。
ハイテクニックを駆使して縦横無尽に駆け巡る楽器陣、そして屹立する小野のクリアなハイトーンによって生み出される、独特の高揚感と飛翔感を湛えたドラマティックなメロパワ・チューンの数々は相変わらずの素晴しさを誇るが(ハイライトは⑦かな)、今回、それ以上に心打たれたのは日本語詞で歌われる③や⑧といったJ-POP風味も感じられるタイプの楽曲。特に後者は小野のポップ・シンガーとしてのキャリアが存分に活かされた切
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GALNERYUS-Phoenix Rising-Future Never Dies ★★★ (2011-10-21 23:06:36)
ガチガチにメタリックなハイテク全開のアグレッシブな曲調と
J-POP風味の爽快なポップ・フィーリングを湛えたメロディの
組み合わせがユニークな味わい。
この曲は日本語詞で正解ですね。
GALNERYUS-Phoenix Rising-No More Tears ★★★ (2011-10-21 22:59:40)
この1曲を聴くためだけにでもアルバムを買う価値はあった!
と、思わず聴きながら天を仰ぎ見てしまった絶品のバラード。
“YOU’RE MY ONLY”を数倍ドラマティックにしたような曲調で
日本語詞ゆえ小野の歌唱も一層ダイレクト且つエモーショナルに
迫ってきます。
Gとヴァイオリン、そして小野のVoが泣きまくる余りに切なくも
美しいサビメロに思わず絶句。沁みるわー。
GALNERYUS-Resurrection ★★ (2010-07-04 23:03:00)
何ゆえ小野正利がGALNERYUSに加入したのかは知る由もないが、FORTBRAGG以来、十数年振りに
本格派HMバンドの一員となった彼が自慢の喉を披露してくれるというならば、こりゃ聴かずにおらいでか!
と慌てて購入に走ったGALNERYUSの6thアルバム。で、結論から述べさせて貰うとこれが非常に素晴しかった。
このバンドの事は「ギター・ヒーローを擁するバタ臭い様式美系HMバンド」だとばかり思っていたのだが、
どっこい本作で聴くことが出来るのは、時にJ-POP的なポップ・センスも垣間見えるメロディック・メタル。
それでもクオリティは十分に高いうえに、この路線だからこそ、長らくポップ・シンガーとして
キャリアを積んできた小野の歌唱もズバリはまっている。声域/声量/表現力の豊かさはFORTBRAGG時代の比ではなく、
何より、澱みなく真っ直ぐに伸び
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GALNERYUS-VETELGYUS ★★★ (2016-01-07 23:04:32)
8th『ANGEL OF SALVATION』が、メロパワ色を強め大作方向に振った作風が必ずしもストライクゾーンど真ん中とは言い難かった為(好きだけどね)、何となく気乗りせずに購入をズルズル後回しにしてしまっていた'14年発表の9thアルバム。
6分越えの楽曲が半数を占め、収録時間も70分オーバーの超過ボリュームと知った時はゲップの一つも出そうになりましたが、ところがどっこい。GALNERYUS印の名曲①~②によって力強い疾走感と飛翔感を伴い幕を開ける本作は、テクニカルな演奏の応酬が演出する緊張感とカタルシス、ドラマティックな曲展開を際立たせるシンフォニックなアレンジ、そして「単に高い声が出る」とかいう次元を遥かブッちぎり、聴く者の心胆を奮い立たせてくれるような高揚感に満ちた小野正利の歌唱を基軸に畳み込む楽曲群のお陰で、本編の長大さに反し、退屈を覚える暇は皆無。気が付けば当初感じて
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GALNERYUS-VETELGYUS-ENDLESS STORY ★★★ (2016-01-09 00:32:01)
9thアルバムOPナンバーにしてハイライト。
聴いているだけで沸々と腹の底から力が湧き上がってくるような
高揚感に満ちた曲調を、小野正利の強力無比なハイトーンVoと
SYUの縦横無尽に駆け巡るGプレイが援護射撃するのですから
これで素晴らしい仕上がりにならないわけがない!と。
GALNERYUS-VETELGYUS-SECRET LOVE ★★★ (2016-01-09 00:37:34)
キャッチーなポップ・センスも垣間見える
GALNERYUSの曲作りのセンスの良さが発揮された
メロディアスなHRナンバーの名曲。
楽曲に優美な感触を加味してくれる
YUHKIの鍵盤プレイが秀逸。
GAME OVER (2014-06-16 23:43:38)
イタリアのフェラーラを拠点に、'08年に結成された新人スラッシュ・メタル・バンド。
'09年に4曲入りデモと、デビューEP『HEAVY DANCE』を制作。更に'12年に1stフル『FOR HUMANITY』を発表すると、アルバムをフォローするためイタリア中をツアー(小規模ながら国外も周った様子)。
そして'14年には、新たにSCARLET RECORDSと契約を交わしたバンドの2ndフル・アルバム『BURST INTO THE QUIET』のリリースが決まっている。
GAME OVER-Burst Into the Quiet ★★★ (2014-11-27 22:38:29)
デビュー作が好評をもって迎えられたマカロニ・スラッシャー5人組、'14年発表の2ndアルバム。
熱血シャウト型Voと荒っぽく炸裂する体育会系コーラス、好戦的Gリフを手数多く刻む一方で、正統派HM由来のユニゾン・プレイも目まぐるしくこなすツインG、それらを乗せてアクセルべた踏みで突っ走るリズム・・・と、オールドスクールここに極まれり!なスラッシュ・サウンドには今回も一点の曇りもなし。
加えて、音質の向上から、ラフさが薄れてよりタイト且つソリッドに鍛え上げられた楽曲まで、1stアルバムで出されていた宿題にきっちりと答えを出している点も素晴らしい。漫画家志望の中学生男子の習作みたいだったアートワークも格段のクオリティUPを遂げていますよ。
ぶっちゃけるとGリフのカッコ良さに関しては、前作の方に軍配が上がるかな・・・?とか思わなくもないのですが、それでも、後半に向けてズンドコ加
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GAME OVER-Burst Into the Quiet-C.H.U.C.K. ★★ (2014-11-30 00:14:24)
ちょいとRIOTの名曲“THUNDERSTEEL”を思わす
俊敏なGリフからスタートするスラッシュ・ナンバー。
地獄のヒーローことチャック・ノリスについて歌っていて
「チャック・ノリス・ファクト」を思わす歌詞が楽しい。
ノリ良く好戦的な曲調もカッコイイ。
GAME OVER-Claiming Supremacy ★★★ (2018-02-05 23:37:17)
順調にアルバム・リリースを重ねる5人組マカロニ・スラッシャー、’17年発表の4th。前作『CRIMES AGAINST REALITY』の感想を書き込んだ際に「日本盤が出ない」ことを愚痴ったら、その願いが天に届いたわけでもないでしょうが、今回初の国内盤発売が実現。愚痴ってみるもんだなぁと。まんじゅう怖い。
内容については、レコード会社に国内盤発売を決意させただけあって、流石のクオリティ。イントロで十分に焦らしてからファスト&フューリアスな突進へとシフトする冒頭①②の流れだけで、スラッシュ愛好家の皆様が握り拳を振り上げる姿が目に浮かびましたよ(幻覚)。チャック・ノリスについて歌ってたようなバカスラッシュ感はすっかり影を潜め、徐々に明確になりつつあったシリアス且つテクニカルなアプローチは、本作でも継続。例えば⑤⑥を筆頭に、全編に亘って弾きまくるツインGを軸に、押しと引き/緩急を纏って目
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GAME OVER-Claiming Supremacy-Show Me What You Got ★★★ (2018-02-06 00:05:30)
3分と、スカッとタイトにまとめられたランニング・タイムを
ドカスカとストレート且つ豪快に走り倒すスラッシュ・ナンバー。
印象的に閃くGソロと、実は結構メロディを追いかけている
Voの効果もあってかパワーメタリックな感触も無きにしも非ず。
…いや、でもこの喧しさはやっぱりスラッシュ・メタル的。
GAME OVER-Claiming Supremacy-Two Steps into the Shadows ★★★ (2018-02-06 00:10:33)
勇壮なイントロダクションを蹴破って
ドッカンドッカン騒々しく激走を開始。
アルバムに対する期待感を一気に最大限まで引き上げるという
OPナンバーとしての責務を十二分に果たしている逸品。
GAME OVER-Crimes Against Reality ★★★ (2016-08-17 23:17:10)
マカロニ・スラッシャーの三作目(’16年発表)。ぼちぼち国内盤リリースがあるかも?と期待していたのですが、全くその兆候が見られないので仕方なく輸入盤を購入。日本じゃ早くもNWOTMブームが沈静化してしまった現状を突きつけられるようで世知辛い限り…。
という不景気な話はさておき。劇的なインスト曲①を枕にスタートする②と、その勢いを更に加速させる③という痛快なスラッシュ・ソングの連打を挨拶代わりに、エネルギッシュなシャウトVo、切れとフックを兼ね備えたリフ・ワーク~構築度高めのソロ・パートまで威勢よくこなすツインG、突っ込み気味に駆け巡るリズム隊etc.と、国内盤の発売は実現せずとも、研ぎ澄まされたGAME OVER流スラッシュ・サウンドには一点の曇りもなし!と。
尤も「ANOTHER DOSE OF THRAH!」とか歌ってた頃に比べると、バカバカしいまでのハジケっぷりや、Gリ
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GAME OVER-For Humanity ★★★ (2014-06-16 23:46:54)
そのまんまなバンド名や、秒速スラッシュ・ソングも収録する構成等にはNUCLEAR ASSAULTの影がチラつきますが、実のところ音楽性自体にNUCLEAR ASSAULTっぽさは然程でもなく。
硬派に歌うVoにピロピロ縦横無尽に駆け巡るツイン・リードGを乗せて、聴き手を挑発するオラオラ係数高めのGリフと、直線的に突っ走る硬質なリズムとが、ルーツが正統派HMにあることを物語りながら押せ押せに畳み掛けるスラッシュ・サウンドは、初期EXODUSを筆頭に(メンバーがTシャツ着用の)初期ANTHRAX、FORBIDDENといった様々な先輩バンド群からの影響を屈託なく露わにした、実に新世代スラッシャーらしい仕上がり。スラッシュ愛とホラー映画愛を臆面もなく謳い上げた歌詞も、微笑ましいぐらいにそれっぽい。
Gが派手に弾きまくりながらも構築感を失わないイタリアンなメロディ・センス、全編がスピー
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GAME OVER-For Humanity-Another Dose of Thrash ★★★ (2014-06-17 22:58:37)
「レッツゴー!」の掛け声と共に威勢良く
駆け出すスピード・メタリックなGリフ、
挑みかかるように荒っぽく歌うVo、
ピロピロ派手に疾走するGソロ・・・と
一発でハート鷲掴みなアルバム屈指の
かっこ良さを誇る名曲です。
GARY MOORE-Live at the Marquee ★★★ (2020-06-01 23:59:04)
悪名高いJET RECORDSとの契約解消を目的に’80年11月にマーキーでレコーディングされたライブ盤。危うくお蔵入りしかけましたが'83年に正式リリース。ただレーベル消滅に伴い権利関係が不明瞭になったためCD化には更に10年近い歳月を要しています。
録音時の顔触れはゲイリー・ムーア(G)、ケニー・ドリスコール(Vo)、アンディ・パイル(B)、ドン・エイリー(Key)、トミー・アルドリッヂ(Ds)という布陣。80年代の人気作発表以前ということで、セットリスト的には少々地味に映るかもしれませんが、それを補うようにメンバーがハッスルハッスル(死語)。とりわけ、RAINBOW時代とは印象の異なる攻撃的な演奏を繰り出すドン・エイリーと、長い手足を活かしてパワフルなドラミングで畳み掛けるトミー・アルドリッヂが、ゲイリーから主役の座を奪い取らんと刻み込む白熱の楽器バトルは本作の大きな聴きどこ
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GASKIN-End of the World ★★★ (2015-01-06 23:15:06)
ポール・ガスキン率いる英国はノース・リンカンシャー州スカンソープ出身のトリオが'81年に発表した1stアルバム。
NWOBHM史に名を残す名盤だけに、90年代に国内盤がCD化された際にゃ速攻買いに走りましたが、その時の感想は「・・・なんか思ってたのと違う」と。アクの薄いシンガーの歌唱や、プログレ方面からの影響を伺わせる整合性重視の楽曲構築術が、ザ・NWOBHM!ってな荒々しいサウンドを期待していた身には物足りなく感じられ、大して聴き込むことなく手放してまいました。で二束三文で買い叩かれた数年後に、本作がプレミア価格で取引されてるようになった時にゃ悔しさ倍増でしたね。
それはともかく。時を経た現在なら本作の魅力が良く判る。薄味なシンガーの歌唱は、だからこそ厚く重ねられたハーモニーに違和感なく溶け込み、その威力を倍化。チリチリした音色で刻まれるGリフから、手数多めのプレイで音の隙
…続き
GASKIN-End of the World-Burning Alive ★★★ (2015-01-10 18:51:46)
実にNWOBHMらしい疾走感溢れる曲調ですが
分厚いコーラスと薄曇りの哀愁を帯びたメロディが
醸し出すサビメロの透明感は、GASKINならでは。
GASKIN-End of the World-Despiser ★★★ (2015-01-10 19:09:52)
マサ伊藤、イチオシの名曲。
キメがビシバシ入る曲展開やアレンジは
プレグレ方面からの影響がほんのり。
やたらめったらにテンションの高い楽器陣に対し、
やる気があるんだかないんだか、
気だるげな熱唱を披露するVoとのギャップも面白い。
GASKIN-End of the World-Handful of Reasons ★★★ (2015-01-10 18:57:11)
アートワークの情景が目に浮かぶような
7分に及ぶ大作ナンバー。
VoとKeyのみの侘しく叙情的な前半から、
全楽器が加わってドラマティックに盛り上がる後半へと
移行していく曲展開は、元祖「プログレ・メタル」の
面目躍如といったところでしょうか。
GASKIN-Stand Or Fall ★★★ (2020-03-27 00:57:30)
NWOBHMの名物バンドGASKINが今年5月に来日するという。しかもDEMONと一緒に。何その嬉しい組み合わせ!と身を前に乗り出しつつも、それまでにコロナウィルス騒動は終息してくれのか?公演中止にならんといいなぁと、情緒不安定気味にテンションを乱高下させている今日この頃。何はともあれ来日に備えてGASKINが'00年に唐突に発表した3rdアルバムを引っ張り出してきました。
実態としては純然たる新作ではなく、GASKIN再始動に合わせて未発表曲を発掘したお蔵入り音源集らしいのですが、生憎と自分は当時輸入盤の方を購入してしまったため、本作収録曲がいつ頃書かれたものなのかは不明。しかし、どこか透明感を宿した哀愁のメロディといい、ヘタウマ…いやいや実に味わい深いポールのもっさりブリティッシュ・ボイスといい、ここに託されているのは紛うかたなきGASKINサウンド。1stにあったプログレ風味
…続き
GASKIN-Stand Or Fall-The Man is Back ★★★ (2020-03-29 02:20:36)
RAINBOWの“SPOTLIGHT KIDS”を倍速化したようなスピード・ナンバー。
アルバムの掴みに持ってこいのカッコ良さで、
歌だけでなくGソロでもポール・ガスキンが
健在ぶりをアピールしてくれています。
GASTANK-Dead Song ★★★ (2019-01-07 23:54:03)
国内のメタル/パンク・バンドはもとより、X、DEAD END、黒夢といったビジュアル系バンドにも影響を与えたことで知られるGASTUNKが'85年に発表した1stアルバム。
名をGASTANKと改めたメジャー・デビュー後は、急速に楽曲のメロディアス化を推し進めていくこととなる彼らですが、カオティックな序曲①にて立ち上がり破壊的な②へと繋ぐ本作において披露されているのは、ハードコア/パンク成分とHM成分が激しく拮抗するサウンド。であればこそ、シャウトと歌い上げを目まぐるしく使い分けるBAKIのVo、攻撃的にのたうち廻るBABYのB、切れ味鋭くメロディックに駆け巡るTATSUのGといった、各セクションの個性的なパフォーマンスが一層際立ちます。
轟然と唸りを上げるBがリード楽器の役割を担って突っ走る④や⑤といった直線的なアグレッションを撒き散らかす楽曲が存在感を放つ一方、バンドの活
…続き
GASTANK-Dead Song-Dead Song ★★★ (2019-01-09 00:02:23)
HEARTFUL MELODY~♪
前曲までは散々コワモテなアグレッションを発散していた
Voや楽器陣が、一転してこの曲では激情むき出しで
エモーショナルに泣かせに掛かる。
そのギャップにやられてしまいましたね。
GASTANK-Dead Song-Fastest Dream ★★★ (2019-01-08 23:51:59)
唸りを上げる豪快な暴れっぷりが耳惹くBと
直線的に突っ走るDsというハードコア/パンキッシュなリズムの上に
憂いを帯びた(正統派ヘヴィ・メタリックともいえる)歌メロと
Gソロが乗っかるという取り合わせの妙が非常に美味。
GASTANK-Dead Song-The Eyes ★★★ (2019-01-08 23:57:18)
主張の強いアタッキーなB、
せかせかと前のめりで性急な疾走感、
歌メロは吐き捨てスタイルながらメロディアスで
Gソロは最高にドラマティック…
初めて聴いた時は「IRON MAIDEN?」と思いましたよ。
アルバムでも1、2を争う名曲ではないでしょうか。
GATES OF ISHTAR-At Dusk and Forever ★★ (2009-03-20 20:09:00)
数年前、引越しに伴う金欠とCDの収納スペース不足から、メロデス系の作品の大半を手放してしまったのだが、
SADISTの『ABOVE THE LIGHT』とかEBONY TEARSの『眠れぬ夜の物語』とか、大のお気に入りだったために
売っ払う事が出来ず手元に残した作品も幾つかあって、GATES OF ISHTARが'98年にリリースした、
ファンの間では彼らの最高傑作と評価の高いこの3rdアルバムも、そうした作品の1つだった。
DRUM GODこと、名手オスカー・カールソンの切れ味鋭いドラミングに牽引される形で、強力なフックを備えたGリフと
悲哀に満ちたメロディが、デス/スラッシュ・メタリックなアグレッションを撒き散らしながら激走する楽曲の数々は、
全9曲、荘厳且つドラマティックなインスト曲⑨を除くほぼ全編が、タイトなスピード・ナンバーで固められ、
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GATES OF ISHTAR-At Dusk and Forever-Battles to Come ★★★ (2009-03-20 20:16:15)
デス・メタルというよりも、スラッシュ・メタルっぽい名曲。
ドラムの音が前に出過ぎた、バランスの悪い音作りが玉に瑕な
本作だが、この曲においてはそれがプラスに作用。
オスカー・カールソンの鬼のようなバスドラの刻みっぷりが
とにかく圧巻としか!
GENERATION RADIO-Generation Radio ★★★ (2023-01-10 07:31:01)
FRONTIERS RECORDSが新たに送り出してきたスーパー・プロジェクト、GENERATION RADIOが'22年に発表した1stアルバム。
構成メンバーは、RASCAL FRATSのブレーンとしてカントリー・ミュージック・シーンを主戦場に活躍してきたジェイ・デマーカス(Vo、Key)、CHICAGOの2代目フロントマンとして知られるジェイソン・シェフ(Vo、B)、それに現JOURNEYの歌うドラマーことディーン・カストロノヴォ(Vo、Ds)といった面々。ベテラン揃いの布陣だけにハズレ作品にはならないという圧倒的安心感が心強い一方、ふわっと流れていくだけの毒にも薬にもならないAOR/産業ロック・アルバムだったらどうしようという一抹の不安も拭いきれずにいたのですが、流石にチャート上位にヒット曲をいくつも送り込んで来たジェイ・デマーカスが才能と人脈を活用して腕を振るっているだけ
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GENERATION RADIO-Generation Radio-All Night to Get There ★★★ (2023-01-11 23:46:26)
爽やかでキャッチー、そして切なくもあるという
絵にかいたような胸キュン・ナンバー。
書下ろしの新曲ではなく、RASCAL RLATS時代のヒット曲の
セルフ・カバーらしいので、聴き比べてみるのも一興かと。
GENERATION RADIO-Generation Radio-I Hope You Find It ★★★ (2023-01-11 23:50:46)
オリジナルはマイリー・サイラスが主演した映画『LAST SONG』の主題歌。
哀愁を帯びたメロディとストリングス・アレンジが胸を打つバラードで、
ここではジェイソン・シェフが流石の上手さで見事に歌いこなしています。
GENESIS-Trespass ★★★ (2021-08-10 00:48:33)
IRON MAIDENのスティーヴ・ハリスが影響を受けたバンドとして名前を挙げていたことが切っ掛けで、ボンクラ・メタラーたる我が身も興味を引かれたイギリスのプログレッシブ・ロック・バンドGENESIS。本作は彼らが所属レーベルを替えて出直しを図るべく’70年に発表した2ndアルバム(邦題は『侵入』)。
入口がIRON MAIDENだけに、『創世記』なるカッチョイイ邦題に惹かれて最初に手を出した1stは素朴なフォーク・ロック寄りの作風であまりピンと来なかったのですが、ピーター・ガブリエルの繊細な表現力が冴えるVoと、クラシカルな気品を楽曲に付与するKeyの活躍に彩られ、静と動のメリハリが効かされたドラマティックな曲展開等々、サウンドが各段にプログレッシブ・ロック然とした色合いを強めた本作は、弱火でコトコト沸騰させていくようなOPナンバー①で早くもハートを掴まれてしまいましたよ。
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GENESIS-Trespass-White Mountain ★★★ (2021-08-11 01:42:41)
侘し気なイントロを経て、物悲しいメロディを振りまきながら
駆け抜けていく抒情HRナンバー。静と動の起伏に富む曲展開と
ピーター・ガブリエルの繊細な歌声が楽曲のドラマ性を
より一層引き立ててくれています。あまり顧みられる機会のない
2ndアルバムにこれほどの名曲が隠れていようとは…。
GENOCIDE NIPPON-Black Sanctuary ★★ (2012-03-16 07:09:37)
福井県出身の5人組が、'88年に海外のレコード会社から発表した1stフル・アルバム。当時はシンプルに《GENOCIDE》名義のリリースで、BURRN!!誌なんかでは(国内バンドのページではなく)輸入盤レビューのページで取り上げらていて「お、なんかそれってカッコイイ」と思った本作。
オカルト臭が充満するサタニック・メタル・サウンドは、他の方々が仰られている通りSABBRABELLSなんかを想起させますが、個人的に初めて聴いた時に思い出したのは、爬虫類的なファルセットのハイトーンを操るシンガーの存在もあってMERCYFUL FATEとKING DIAMONDでした。あと初期聖飢魔Ⅱをもっとヘヴィ&シリアスにしたような感じもあるかな?
このキング・ダイアモンド風のVoは好き嫌いが分かれるところで、実際、それが理由で雑誌等では批判もされていましたが、70年代HR風バラードの大作④を聴
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GENOCIDE NIPPON-Black Sanctuary-A Bullet in the Wrong Heart ★★★ (2012-03-16 21:30:38)
個人的にはアルバムで最も愛聴している名曲。
重たく刻まれるGリフ、特徴的なファルセット・ボイスで
シアトリカルに歌うVo、そして日本人らしい木目細かい
構築感に満ちたドラマティックなGソロ・・・
長尺を全くそうと感じさせない曲展開の妙に痺れます。
GENOCIDE NIPPON-Black Sanctuary-Landscape of Life ★★★ (2012-03-17 06:15:31)
サタニックな雰囲気漂う本編にあって
『運命の翼』の頃のJUDAS PRIESTにも通じる
このダークなバラードの美しさは一層の輝きを放っています。
朗々歌い上げるVo、泣きの入った物悲しい旋律を
情感豊かに紡ぐG、どちらのパフォーマンスもお見事。
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